JP3098498U - 食器 - Google Patents

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佐々木 孝吉
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株式会社ささき
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Abstract

【課題】間伐材が持っている木肌を生かし、置物としても価値があり、実用性の高い食器を比較的簡単な加工で提供する。
【解決手段】外皮1aを残した外周1と、内部が凹状にくり抜かれた凹部2と、外周1と凹部2の間に平坦な淵部3が形成された本体部10と、本体部10の下面に形成された環状の脚部4と、からなり、本体部10の凹部2のへりの寸法は、脚部4の外周寸法より大きく形成されていることを特徴とする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、間伐材などを利用して木目を生かして積み重ねができ、しかも置物などにも利用することができる食器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、植林業において、良い材木を育てるためには植林後に間伐材を間引する必要があった。しかしながら、この間伐作業で発生する間伐材は建築材料としては中途半端であり、有効な活用がないために間伐材の処理ができず問題となっていた。そこで、この間伐を効率的に進め、間伐材を有効に利用するため、さまざまな試みなされてきた。これらの試みの中で、特開平7−124911号公報に示す間伐材の利用方法があった。
【0003】
この特開平7−124911号公報による間伐材の利用方法は、間伐材を複数本集めて年輪を変形させつつ加圧圧縮して、年輪模様を表すようにした集合材に成形し、この集合材を原材料として、各種の建築用構成部材、建築用開口部材、建築用内外装材室内生活用品、遊戯具、文具、工事用品等に再加工されるものであり、食器類にも使用可能であることが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平7−124911号公報における間伐材の利用方法は、食器類にも使用可能であることが開示されていても、あくまでその原材料としての使用であり、具体的な食器の種類や形状、或いは食器に加工する具体的な方法などは開示されていなかった。
また、上述した材料は、間伐材の年輪を生かした材料であるが、木の皮を削り取ったものであり、決して外皮の肌を生かすものではなく、木の元の形状などは全く関係なくなり、木の性質を十分生かすものではなかった。
さらに、上述した材料は、加圧圧縮して集合材としているので、その加工には大型の加圧用の機械や接着するための大がかりな設備を必要とし、個人的に簡単にできる内容ではなかった。
【0004】
本考案は、上述した従来の間伐材の問題点を解決し、その利用を図るために、間伐材が持っている木肌を生かし、置物としても価値があり、実用性の高い食器を比較的簡単な加工で提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、外皮を残した外周と、内部が凹状にくり抜かれた凹部と、前記外周と前記凹部の間に平坦な淵部が形成された本体部と、前記本体部の下面に形成された環状の脚部と、からなり、前記本体部の凹部のへりの寸法は、記脚部の外周寸法より大きく形成されていることを特徴とするものである。
上記のように構成すれば、間伐材を簡単に加工して食器として利用することができるとともに、木肌を生かした置物などとしても使用することができるので、間伐材を有効に利用することが可能となる。
【0006】
また、本考案にかかる食器の凹部の底には、小穴の汁だまりが形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、スープなどを飲む場合にも、残ったスープは汁溜まりに溜まるてで、スプーンなどをすくうことができ、スープなどを無駄にすることがない。
【0007】
また、本考案にかかる食器の淵部には、割れ止め用の金属製リングが埋め込まれていることを特徴としている。
上記構成によれば、生乾きの状態で所定の形状に加工しても、加工後の乾燥課程においても割れることはなく、安定した品質を保つことが可能となる。
【0008】
また、本考案にかかる食器の脚部の少なくとも一か所には、切欠部が形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、食器の使用時において濡れた場所などに置いた場合にも、滑ることがなく安定して使用できる。
【0009】
さらに、本考案にかかる食器の外周の木目模様は、食器を積み重ねた場合にほぼ連続していることを特徴とするものである。
上記構成によれば、食器を積み重ねた状態があたかも一本の木のように見えるので、見栄えが良く置物や飾り物などとしても使用できるものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案に係る食器の実施の形態を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の食器を積み重ねた状態を示す断面図、図4は図1の食器を加工する工程を説明する説明図、図5は図1の食器を加工する工程を説明する説明図である。
【0011】
本考案の食器Aは、図1に示すように、外皮1aを残した外周1と、内部が凹状にくり抜かれた凹部2と、前記外周1と前記凹部2の間に平坦な淵部3が形成された本体部10と、前記本体部10の下面に形成された環状の脚部4と、から構成されている。また、前記凹部2の底には小穴の汁だまり2aが形成されており、前記淵部3には割れ止め用の金属リング5が埋め込まれている。そして、脚部4には周囲の一か所に切欠4aが形成されている。
【0012】
また、本考案の食器Aは、図2に示すように、本体部10の凹部2のへりの寸法a1は、脚部の外周寸法b1より大きく形成されている。そのため、図3に示すように、この食器Aは、積み重ねた場合に脚部4が凹部2に入り込むので、上下の食器A,Aの本体部10と本体部10が密着し、外皮1aの木目模様がほぼ連続し、あたかも一本の木材のように見えるものである。
【0013】
この本体部10の凹部2の底に形成された汁だまり2aは、スーフーなどが残った場合にこの汁だまり2aに溜めるもので、これをスプーンなどで掬い取ることができるので、スープが無駄にならないものである。
【0014】
また、淵部3に埋め込まれた割れ止め用の金属リング5は、ステンレスなどの錆びにくい金属から環状に加工されたものである。この金属リング5を淵部3に埋め込むことにより、食器Aを加工後に発生する材料の収縮に耐えることが可能となり、割れの発生を防止できるものである。間伐材の水分の含有状態によっていは、本体部10の下部の段部にも金属リング6を埋め込んで、完璧に割れ発生を防止することができる。
【0015】
このように構成された食器Aの製造方法を説明する。
先ず、図4に示すように、間伐材の丸太を外周1の外皮1aを残した状態で、本体部10と脚部4の合計寸法(図2参照)のc1で輪切りにする。次いで、図5に示すように、本体部10の内部を削って凹部2を形成し、汁だまり2設ける。そして、本体部10の下部を削り環状の脚部4を形成し、切欠4aを形成する。さらに、図1または図2に示すように、割れ止め用の金属リング5を淵部3に埋め込み食器Aが完成する。
【0016】
このように構成された食器Aは、みそ汁用のお碗やスープ用の皿として使用することができ、実用性の高い食器となるものである。また、この食器Aは、積み重ねることにより、図7に示すように、あたかも一本の木のように見えるので、置物などとしても使用することができ、趣味性の高い食器とすることができる。また、この食器Aを加工するためには、一般に簡単に入手できる鋸やノミのような道具類でよく、特別な設備を必要としないものである。そのため。間伐材の利用が促進されるものである。
【0017】
また、図6に示す食器Bは、皿として使用するため、前述した食器Aより浅く、しかも広く形成したものである。この食器Bは、食器Aと同様に、外周が円形の木材より内部が凹状にくり抜かれた凹部12と、この凹部12と外周との間に平坦な淵部13が形成された本体部1と、前記本体部の下面に環状に形成された脚部14とを有している。また、汁だまりや割れ止め用の金属製リングは必要に応じて設けられる。このように構成された食器Bは、食器Aと同様に、実用性が高く、しかも趣味性の高い食器とすることができる。
【0018】
さらに、図7に示す食器Cは、間伐材より湯飲み茶碗に加工したものである。この食器Cは、本体部21の内部をくり抜いて凹部22を形成し、本体部21の下部に脚部24を形成したものである。この食器Cは、湯飲み茶碗として実用性を備えることは勿論のこと、この食器Cは、積み重ねて専用の台座26に脚部24を差し込んで固定し、しかも、専用の蓋25を被せて置物として飾っておくこともでき、趣味性の高い食器とすることもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は、外皮を残した外周と、内部が凹状にくり抜かれた凹部と、前記外周と前記凹部の間に平坦な淵部が形成された本体部と、前記本体部の下面に形成された環状の脚部と、からなり、前記本体部の凹部のへりの寸法は、記脚部の外周寸法より大きく形成されたことにより、実用性の優れた食器にすることができると共に、積み重ねて置くことにより、置物としての価値が高い食器にすることができるという優れた効果を奏するものである。
【0020】
また、本考案は、その加工において、特別な設備を必要とせず、一般の道具類にて比較的簡単に加工できるので、間伐材の利用が促進されるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る食器の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1の食器を積み重ねた状態を示す断面図である。
【図4】図1の食器を加工する工程の説明図である。
【図5】図1の食器を加工する工程の説明図である。
【図6】本考案に係る食器の実施例を示す斜視図である。
【図7】本考案に係る食器の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A   食器
B   食器
C   食器
1   外周
1a  外皮
2   凹部
2a  汁だまり
3   淵部
4   脚部
4a  切欠
5   金属リング
5   金属リング
10   本体部
11   本体部
12   凹部
14   脚部
21   本体部
22   凹部
24   脚部

Claims (5)

  1. 外皮を残した外周と、内部が凹状にくり抜かれた凹部と、前記外周と前記凹部の間に平坦な淵部が形成された本体部と、
    前記本体部の下面に形成された環状の脚部と、からなり、
    前記本体部の凹部のへりの寸法は、前記脚部の外周寸法より大きく形成されていることを特徴とする食器。
  2. 前記凹部の底には小穴の汁だまりが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食器。
  3. 前記淵部には割れ止め用の金属製リングが埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の食器。
  4. 前記脚部の少なくとも一か所には、下側よの切れ込んだ切欠が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食器。
  5. 前記外周の外皮の木目模様は、食器を積み重ねた場合にほぼ連続していることを特徴とする請求項1に記載の食器。
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