【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、２本の丸パイプや角パイプなどを十字状にクロスした状態に連結するパイプ連結具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
このように、２本の丸パイプや各パイプなどをクロス状態に連結するには、特開平１０−２３８５２０号公報などに記載のように、それぞれのパイプを別々に包囲し把持固定する金具を用意し、それぞれの金具同士を溶接で固定して一体化してあったり、互いに可動式に連結した構造が採用されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにそれぞれのパイプごとにパイプを包囲し把持固定する専用の金具を設け、それぞれの金具同士を連結しておく構造は、構造が複雑で、製造も困難なため、高価な製品となる。
【０００４】そのため、パイプ同士を簡単に連結し組み立てて簡易ハウス等を作ったり、建造物のパイプ製手摺りなどにテレビのアンテナを立てたりする場合のように、簡易な連結構造で足りる場合でも、高価なパイプ連結具を使用せざるを得ず、不経済である。
【０００５】また、それぞれのパイプごとに金具を把持固定する操作が必要なため、連結するパイプ同士の位置合わせが面倒であり、パイプ工事の専門技術家でないと、簡単に組立て使用できない、といった取り扱い上の不便もある。
【０００６】本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、２本のパイプをクロス状態に連結する際に、それぞれのパイプ専用の金具を用いる必要がなく、パイプ同士の位置合わせ等の操作も容易で、極めて簡単かつ安価なパイプ連結具を実現することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項１は、パイプを挿入する断面Ｕ字状部と、その両側に一体に形成した平板部を有するパイプ押さえを２個有しており、それぞれのパイプ押さえのＵ字状部にパイプを挿入してクロス状態にボルトナットで連結するためのボルト孔を前記平板部に４箇所に開けてあることを特徴とするパイプ連結具である。
【０００８】このように、パイプを挿入する断面Ｕ字状部と、その両側に一体に形成した平板部を有するパイプ押さえを２個有しており、それぞれのパイプ押さえのＵ字状部にパイプを挿入してクロス状態にボルトナットで連結するためのボルト孔を前記平板部に４箇所に開けてあるため、それぞれのパイプ連結具のＵ字状部に別々のパイプを挿入した状態で、それぞれのパイプ連結具の平板部にボルトを挿通してボルトナットで締めつけることによって、２本のパイプをクロス状態に連結できる。
【０００９】このとき、それぞれのパイプ押さえは、単独ではパイプを包囲して把持固定したりすることはできず、他方のパイプ押さえとボルトナットで連結することで始めて、自己のパイプを把持固定でき、かつ相手側のパイプと連結し固定できる。その結果、それぞれのパイプ押さえは、相手側のパイプ押さえとの共同作用で始めて自己のパイプも把持固定できるため、連結されるパイプ同士の位置合わせと締めつけ固定は同時に行われる。したがって、位置合わせしながら締めつけ固定が可能となり、操作に熟練を必要としない。断面Ｕ字状部の両側に平板部を一体に形成したシンプルな構成であり、その結果、成型する金型も単純な装置ですみ、安価に製造できるので、パイプ連結具の製造コストも安価になる。
【００１０】請求項２は、請求項１に記載のＵ字状部の開口部の開口幅がＵ字状部の内周の直径より小さくなる方向に両腕部を傾斜させてあることを特徴とするパイプ連結具である。
【００１１】このように、両腕部を傾斜させてあることで、Ｕ字状部の開口幅がＵ字状部の内径より小さい形状になっているため、それぞれのパイプ押さえにパイプを押し込む際に、パイプによってＵ字状部が押し拡げられる格好となる。その結果、このときの弾力でＵ字状部がパイプを把持することになるので、他方のパイプ押さえと連結してない状態でも、パイプ押さえがパイプに仮保持される状態となり、以後のパイプ押さえ同士の連結作業やパイプ同士の位置合わせが容易になる。
【００１２】請求項３は、請求項１に記載のＵ字状部の両腕部に、内側に突出する突起を部分的に又は全幅にわたって形成してあることを特徴とするパイプ連結具である。
【００１３】このように、前記のＵ字状部の両腕部に、内側に突出する突起を部分的に又は全幅にわたって形成してあるため、Ｕ字状部中に開口部からパイプを押し込むと、この突起を越えた時点で、パイプにＵ字状部と突起がＵ字状部の弾力で圧接するため、パイプはパイプ押さえから離脱不能となる。したがって、パイプ押さえが他方のパイプ押さえと連結されない状態でも、パイプに仮保持された状態を維持でき、以後のパイプ押さえ同士の連結操作やパイプ同士の位置合わせが容易になる。
【００１４】
【考案の実施の形態】
次に本考案によるパイプ連結具が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図１は一対のパイプ押さえの斜視図であり、左側のパイプ押さえ１と右側のパイプ押さえ２とが、互いにクロスした状態で使用される。
【００１５】すなわち、左側のパイプ押さえ１も右側のパイプ押さえ２も、金属
平板で折り曲げ成型されており、Ｕ字状部３と、該Ｕ字状部３の両側に一体に形成した平板部４、５とを有している。したがって、左側のパイプ押さえ１のＵ字状部３中に鎖線で示す鉛直方向のパイプＰ１を挿入し、右側のパイプ押さえ２のＵ字状部３中に鎖線で示す水平方向のパイプＰ２を挿入した状態で、左側のパイプ押さえ１の平板部４、５と右側のパイプ押さえ２の平板部４、５とを、ボルト孔にボルトを挿通してボルトナットで連結すると、図２のように、鉛直方向のパイプＰ１と水平方向のパイプＰ２とが互いにクロスした状態で連結される。
【００１６】ボルトナットで連結する際に、左側のパイプ押さえ１の平板部４、５のボルト孔Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄから右側のパイプ押さえ２の平板部４、５のボルト孔ａ、ｂ、ｃ、ｄ中に図２のボルトＢａ、Ｂｂ、Ｂｃ、Ｂｄを挿入した状態で、右側のパイプ押さえ２の平板部４、５の外側からナットＮａ、Ｎｂ、Ｎｃ、Ｎｄを螺合させて締めつけることになる。
【００１７】このようにして、縦横のパイプＰ１とＰ２とをクロス状態で連結した状態において、パイプＰ１、Ｐ２がパイプ押さえ１、２中で容易に回転できるようだと、パイプＰ１とＰ２とを互いに強固に連結したことにはならない。
【００１８】ところが実際には、パイプＰ１とＰ２とは、互いにクロス状態で接し合う位置で互いに強固に押しつけられ、しかもパイプＰ１、Ｐ２の反対側の半円筒部分が縦横方向のパイプ押さえ１、２の半円筒状の面で押さえつけられることによって、クロス状態に連結固定される。
【００１９】このように強固に連結固定できるには、図３のように、パイプ押さえ１、２のＵ字状部３の半円筒状部内面の直径ｄ３よりも、パイプ押さえ１、２中に入るパイプＰ１、Ｐ２の直径Ｄｐが幾分大きいことが必要となる。すなわち、「ｄ３＜Ｄｐ」である。「ｄ３＝Ｄｐ」だと、内部のパイプＰ１、Ｐ２をＵ字状部３中に強固に締めつけることができず、緩むことになり、パイプ同士の連結固定も不可能となる。
【００２０】このように、「ｄ３＜Ｄｐ」という条件の下で、図２のようにして対向するパイプ押さえ１、２の平板部４、５同士をボルトナットで締めつける際に、平板部４、５同士がパイプ押さえの弾力に抗して互いに接するまで変形することになる。その結果、パイプＰ１とＰ２がクロス状態に接する位置で互いに強固に押しつけ合い、しかもＵ字状部３の半円筒部が内部のパイプＰ１、Ｐ２の半分を押しつけるので、パイプＰ１とＰ２とはクロス状態に強固に連結固定される。
【００２１】したがって、互いに連結されるパイプＰ１とＰ２との位置合わせをしながら、同時に締めつけ固定を行なうことになる。そのため、従来のように、それぞれのパイプへの取付け固定と位置合わせを独立して交互に行なう必要はなく、パイプＰ１とＰ２との連結操作が簡便となり、特別の熟練を必要としない。
【００２２】図３では、Ｕ字状部３の両腕部６と７とは互いに平行状態になっているため、対向するパイプ押さえ同士を連結する前の状態では、Ｕ字状部３中から内部のパイプＰ１が簡単に離脱してしまい、連結作業がしにくい。これに対し、図４では、開口幅ＷがＵ字状部３の内径ｄ３より小さく形成されている。すなわち、両腕部６と７とは互いに平行状態ではなく、開口ｉ寄りほど間隔が次第に小さくなるように角度βだけ傾斜させてある。
【００２３】その結果、開口部ｉからパイプＰ１を強引に押し込むと、Ｕ字状部３の弾力でパイプＰ１を包囲し把持することになり、しかもＵ字状部３の内径ｄ３よりも開口幅Ｗが小さいので、パイプＰ１が容易に離脱することはない。したがって、パイプＰ１にパイプ押さえ１が保持されたままとなり、以後の連結作業が容易になる。
【００２４】図５では、Ｕ字状部３の両腕部６と７とは互いに平行状態になっているが、Ｕ字状部３の半円筒状の中心位置より開口ｉ寄りの位置に、内側に突出する突起８、９を形成してある。そして、この突起８、９とＵ字状部３の半円筒状内面で形成される内径ｄ３より、挿入されるパイプＰ１の外径を大きめの寸法にしておけば、パイプＰ１を開口ｉから強引に押し込むと、突起８、９を通過した時点で、パイプＰ１はＵ字状部３中にその弾力で把持されることになる。その結果、パイプＰ１にパイプ押さえ１が保持されたままとなり、以後の連結作業が容易になる。
【００２５】なお、この突起８、９は、両腕部６、７に部分的に１個又は複数個形成するだけで足りるが、両腕部６、７の全幅にわたって形成することもできる。以上、鉛直方向のパイプＰ１側のパイプ押さえ１を中心に説明したが、他方のパイプ押さえ２も同様な構成とすることは言うまでもない。鉛直方向のパイプ押さえ１は、左右対称形状をしているため、その左右を逆にして使用してもよい。また、水平方向のパイプ押さえ２は、上下対称形状をしているので、その上下を逆にして使用してもよい。
【００２６】そして、片方のパイプ押さえ１と他方のパイプ押さえ２に挿通されるパイプＰ１とＰ２とは、同じ太さであってもよいし、異なる太さであっても差し支えない。同じ太さの場合は、パイプ押さえ１と２とは同じ物を共用できるので、１種類で済むことになる。パイプの寸法は通常規格化されているので、パイプ押さえも一定寸法を量産しておける。また、連結されるパイプは、片方は丸パイプであるのに対し、他方は角パイプであってもよい。角パイプ同士のクロス状連結にも応用できることは言うまでもない。
【００２７】このパイプ連結具は、農業用その他のビニールハウスを施工したりするのに好適であり、またこのパイプ連結具でパイプの骨組みを組立て、その上からビニールシートやテントなどを被せることで、物置や駐車場、作業用の簡易小屋などを施工するのにも利用できる。このとき、ボルトの頭側にビニールシートやテントなどを被せれば、従来のような突起物が無いため、ビニールシートやテントなどが破れたりすることは格段と減少する。
【００２８】
【考案の効果】
請求項１のように、パイプを挿入する断面Ｕ字状部と、その両側に一体に形成した平板部を有するパイプ押さえを２個有しており、それぞれのパイプ押さえのＵ字状部にパイプを挿入してクロス状態にボルトナットで連結するためのボルト孔を前記平板部に４箇所に開けてあるため、それぞれのパイプ連結具のＵ字状部に別々のパイプを挿入した状態で、それぞれのパイプ連結具の平板部にボルトを挿通してボルトナットで締めつけることによって、２本のパイプをクロス状態に連結できる。
【００２９】このとき、それぞれのパイプ押さえは、単独ではパイプを包囲して把持固定したりすることはできず、他方のパイプ押さえとボルトナットで連結することで始めて、自己のパイプを把持固定でき、かつ相手側のパイプと連結し固定できる。その結果、それぞれのパイプ押さえは、相手側のパイプ押さえとの共同作用で始めて自己のパイプも把持固定できるため、連結されるパイプ同士の位置合わせと締めつけ固定は同時に行われる。したがって、位置合わせしながら締めつけ固定が可能となり、操作に熟練を必要としない。断面Ｕ字状部の両側に平板部を一体に形成したシンプルな構成であり、その結果、成型する金型も単純な装置ですみ、安価に製造できるので、パイプ連結具の製造コストも安価になる。
【００３０】請求項２のように、両腕部を傾斜させることで、Ｕ字状部の開口幅がＵ字状部の内径より小さい形状になっているため、それぞれのパイプ押さえにパイプを押し込む際に、パイプによってＵ字状部が押し拡げられる格好となる。その結果、このときの弾力でＵ字状部がパイプを把持することになるので、他方のパイプ押さえと連結してない状態でも、パイプ押さえがパイプに仮保持される状態となり、以後のパイプ押さえ同士の連結作業やパイプ同士の位置合わせが容易になる。
【００３１】請求項３のように、前記のＵ字状部の両腕部に、内側に突出する突起を部分的に又は全幅にわたって形成してあるため、Ｕ字状部中に開口部からパイプを押し込むと、この突起を越えた時点で、パイプにＵ字状部と突起がＵ字状部の弾力で圧接するので、パイプはパイプ押さえから離脱不能となる。したがって、パイプ押さえが他方のパイプ押さえと連結されない状態でも、パイプに仮保持された状態を維持でき、以後のパイプ押さえ同士の連結操作やパイプ同士の位置合わせが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一対のパイプ押さえの斜視図である。
【図２】一対のパイプ押さえで鉛直方向のパイプと水平方向のパイプがクロス状態に連結されている斜視図である。
【図３】パイプ押さえのＵ字状部の直径とパイプの外径との関係を示す平面図である。
【図４】Ｕ字状部の開口幅とパイプの外径との関係を示す平面図である。
【図５】Ｕ字状部の突起つき両腕部とパイプの外径との関係を示す平面図である。
【符号の説明】
１ 縦方向のパイプ押さえ
２ 水平方向のパイプ押さえ
Ｐ１ 縦方向のパイプ
Ｐ２ 水平方向のパイプ
３ Ｕ字状部
４・５ 平板部
ｄ３ Ｕ字状部の半円筒状部の内径
Ｄｐ パイプＰ１・Ｐ２の直径
６・７ 腕部
８・９ 突起[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a pipe connector for connecting two round pipes, a square pipe, and the like in a cross shape.
[0002]
[Prior art]
As described above, in order to connect two round pipes or each pipe in a cross state, a metal fitting for separately surrounding and holding and fixing each pipe is prepared as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-238520. In addition, a structure is adopted in which the respective fittings are fixed by welding and integrated, or a structure in which the fittings are movably connected to each other.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the structure of providing dedicated fittings to surround and fix the pipes for each pipe as described above and connecting the respective fittings is complicated and difficult to manufacture, so expensive products are required. Become.
[0004] Therefore, even when a simple connection structure is sufficient, such as when a simple house is made by connecting and assembling pipes easily, or when a television antenna is mounted on a handrail made of pipes of a building, etc. However, expensive pipe couplers must be used, which is uneconomical.
In addition, since it is necessary to perform an operation of gripping and fixing a metal fitting for each pipe, it is troublesome to position the connecting pipes with each other, and it is difficult to assemble and use the pipes unless a specialist in pipe construction is used. There is also the above inconvenience.
The technical problem of the present invention is to focus on such a problem, and when connecting two pipes in a cross state, it is not necessary to use a dedicated metal fitting for each of the pipes. Is to realize an extremely simple and inexpensive pipe coupler which is easy to operate.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The technical problem of the present invention is solved by the following means. Claim 1 has two pipe holders having a U-shaped section for inserting a pipe and flat plate parts integrally formed on both sides thereof, and inserts a pipe into the U-shaped part of each pipe holder. A bolt connecting means for connecting the bolts and nuts in a cross state at four locations in the flat plate portion.
As described above, there are two pipe holders each having a U-shaped section for inserting a pipe and a flat plate part integrally formed on both sides of the pipe holder. Are inserted into the cross section and bolt holes for connecting with bolts and nuts are formed in four places in the flat plate part. Therefore, in the state where separate pipes are inserted into the U-shaped part of each pipe connector, respectively. The two pipes can be connected in a cross state by inserting a bolt through the flat plate portion of the pipe connector and tightening it with a bolt nut.
At this time, each of the pipe retainers cannot surround and hold the pipe by itself, but can only grasp and fix its own pipe by being connected to the other pipe retainer with bolts and nuts. , And can be connected and fixed to the other pipe. As a result, each pipe holder can grasp and fix its own pipe only by the cooperative action with the counterpart pipe holder, so that the alignment and the tightening and fixing of the connected pipes are performed simultaneously. Therefore, it is possible to tighten and fix while aligning, and no skill is required for the operation. It has a simple structure in which flat parts are integrally formed on both sides of the U-shaped cross section. As a result, the mold to be molded requires only a simple device and can be manufactured at low cost, so that the manufacturing cost of the pipe connector is also low. Become.
According to a second aspect of the present invention, the arms are inclined so that the opening width of the opening of the U-shaped portion is smaller than the diameter of the inner periphery of the U-shaped portion. It is a pipe connector.
Since the arms are inclined so that the opening width of the U-shaped portion is smaller than the inner diameter of the U-shaped portion, when the pipes are pushed into the respective pipe holders, In addition, the U-shaped portion is pushed and expanded by the pipe. As a result, the U-shaped portion grips the pipe with the elasticity at this time, so that the pipe retainer is temporarily held by the pipe even when the pipe retainer is not connected to the other pipe retainer. Connection work between pipes and alignment between pipes are facilitated.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a pipe connector, wherein a protrusion protruding inward is formed partially or entirely on both arms of the U-shaped portion according to the first aspect. .
As described above, since the protrusion protruding inward is formed partially or over the entire width on both arms of the U-shaped portion, when the pipe is pushed into the U-shaped portion from the opening. At this point, the U-shaped part and the projection are pressed against the pipe by the elasticity of the U-shaped part, so that the pipe cannot be separated from the pipe holder. Therefore, even when the pipe retainer is not connected to the other pipe retainer, the state temporarily held by the pipe can be maintained, and the subsequent operation of connecting the pipe retainers and aligning the pipes becomes easier.
[0014]
[Embodiment of the invention]
Next, an embodiment of how the pipe connector according to the present invention is actually embodied will be described. FIG. 1 is a perspective view of a pair of pipe presses, and a left pipe press 1 and a right pipe press 2 are used in a crossed state.
That is, both the left pipe holder 1 and the right pipe holder 2 are formed by bending a metal flat plate, and have a U-shaped portion 3 and a flat plate portion 4 integrally formed on both sides of the U-shaped portion 3. , 5. Therefore, a vertical pipe P1 shown by a chain line is inserted into the U-shaped part 3 of the left pipe holder 1, and a horizontal pipe P2 shown by a chain line is inserted into the U-shaped part 3 of the right pipe holder 2. In this state, when the flat plate portions 4 and 5 of the left pipe press 1 and the flat plate portions 4 and 5 of the right pipe press 2 are connected to each other with bolts and bolts, as shown in FIG. The vertical pipe P1 and the horizontal pipe P2 are connected in a state of crossing each other.
When connecting with bolts and nuts, the bolt holes A, B, C and D of the plate portions 4 and 5 of the left pipe retainer 1 are connected to the bolt holes a and b of the plate portions 4 and 5 of the right pipe retainer 2. , C and d, the nuts Na, Nb, Nc and Nd are screwed from the outside of the flat plate portions 4 and 5 of the right pipe holder 2 with the bolts Ba, Bb, Bc and Bd of FIG. It will be tightened.
In this way, when the pipes P1 and P2 can be easily rotated in the pipe holders 1 and 2 in a state where the vertical and horizontal pipes P1 and P2 are connected in a cross state, the pipes P1 and P2 are connected. They are not firmly connected to each other.
In practice, however, the pipes P1 and P2 are strongly pressed against each other at a position where they are in contact with each other in a cross state, and the semi-cylindrical portions on the opposite sides of the pipes P1 and P2 are vertically and horizontally held by the pipe holders 1, 2 By being pressed down by the semi-cylindrical surface of the, it is connected and fixed in a cross state.
As shown in FIG. 3, in order to be able to firmly connect and fix the pipe holders 1, 2, the diameter of the inside of the semi-cylindrical part of the U-shaped part 3 of the pipe holders 1, 2 is smaller than the diameter d3 of the pipe holders 1, 2. It is necessary that the diameters Dp of the entering pipes P1, P2 are somewhat larger. That is, “d3 <Dp”. If “d3 = Dp”, the internal pipes P1 and P2 cannot be firmly tightened into the U-shaped portion 3, and will be loosened, making it impossible to connect and fix the pipes.
As described above, under the condition "d3 <Dp", when the flat plates 4, 5 of the opposed pipe retainers 1, 2 are tightened with the bolts and nuts as shown in FIG. 5 are deformed until they come into contact with each other against the elasticity of the pipe retainer. As a result, the pipes P1 and P2 are strongly pressed against each other at a position where they come into contact with each other in a cross state, and the half-cylindrical portion of the U-shaped portion 3 presses half of the internal pipes P1 and P2. It is firmly connected and fixed to the state.
Accordingly, while the pipes P1 and P2 connected to each other are aligned, the pipes P1 and P2 are simultaneously tightened and fixed. Therefore, unlike the related art, it is not necessary to alternately fix and fix the pipes to the respective pipes independently of each other, and the connecting operation between the pipes P1 and P2 is simplified, and no special skill is required.
In FIG. 3, the arms 6 and 7 of the U-shaped portion 3 are in parallel with each other. The internal pipe P1 is easily detached, and the connection work is difficult. On the other hand, in FIG. 4, the opening width W is formed smaller than the inner diameter d3 of the U-shaped portion 3. That is, the arms 6 and 7 are not parallel to each other, but are inclined by the angle β so that the distance gradually decreases toward the opening i.
As a result, when the pipe P1 is forcibly pushed through the opening i, the pipe P1 is surrounded and gripped by the elasticity of the U-shaped part 3, and the opening width is larger than the inner diameter d3 of the U-shaped part 3. Since W is small, the pipe P1 does not easily come off. Therefore, the pipe retainer 1 is still held by the pipe P1, and the subsequent connection work is facilitated.
In FIG. 5, the arms 6 and 7 of the U-shaped part 3 are in parallel with each other, but at a position closer to the opening i than the center position of the semi-cylindrical shape of the U-shaped part 3. Protrusions 8 and 9 projecting inward are formed. If the outer diameter of the inserted pipe P1 is made larger than the inner diameter d3 formed by the projections 8 and 9 and the semi-cylindrical inner surface of the U-shaped portion 3, the pipe P1 is forced from the opening i. When the pipe P1 passes through the projections 8 and 9, the pipe P1 is gripped in the U-shaped portion 3 by its elasticity. As a result, the pipe retainer 1 is still held by the pipe P1, and the subsequent connection work is facilitated.
It is sufficient to form only one or a plurality of projections 8 and 9 on both arms 6 and 7, but they may be formed over the entire width of both arms 6 and 7. As described above, the pipe holder 1 on the side of the pipe P1 in the vertical direction has been mainly described, but it goes without saying that the other pipe holder 2 has the same configuration. Since the pipe holder 1 in the vertical direction has a symmetrical shape, the right and left sides may be reversed. Further, since the pipe holder 2 in the horizontal direction has a vertically symmetrical shape, it may be used upside down.
The pipes P1 and P2 inserted into one pipe holder 1 and the other pipe holder 2 may have the same thickness or different thicknesses. In the case of the same thickness, the same material can be shared by the pipe retainers 1 and 2, so that only one type is required. Since the dimensions of pipes are usually standardized, a certain amount of pipe holders can be mass-produced. Further, one of the connected pipes may be a round pipe, while the other may be a square pipe. It goes without saying that the present invention can be applied to a cross-shaped connection between square pipes.
This pipe connecting device is suitable for constructing agricultural and other greenhouses. The pipe connecting device is used to assemble a pipe skeleton and cover a vinyl sheet or a tent from above. It can also be used to construct storage sheds, parking lots, and simple huts for work. At this time, if a plastic sheet or a tent is placed on the head side of the bolt, there is no projection as in the conventional art, and the breakage of the vinyl sheet or the tent is greatly reduced.
[0028]
[Effect of the invention]
As in claim 1, there are two pipe holders each having a U-shaped section for inserting a pipe and a flat plate part integrally formed on both sides of the pipe holder. Are inserted into the cross section and bolt holes for connecting with bolts and nuts are formed in four places in the flat plate part. Therefore, in the state where separate pipes are inserted into the U-shaped part of each pipe connector, respectively. The two pipes can be connected in a cross state by inserting a bolt through the flat plate portion of the pipe connector and tightening it with a bolt nut.
At this time, each pipe retainer cannot surround and hold the pipe by itself, and can only grasp and fix its own pipe by being connected to the other pipe retainer with bolts and nuts. , And can be connected and fixed to the other pipe. As a result, each pipe holder can grasp and fix its own pipe only by the cooperative action with the counterpart pipe holder, so that the alignment and the tightening and fixing of the connected pipes are performed simultaneously. Therefore, it is possible to tighten and fix while aligning, and no skill is required for the operation. It has a simple structure in which flat parts are integrally formed on both sides of the U-shaped cross section. As a result, the mold to be molded requires only a simple device and can be manufactured at low cost, so that the manufacturing cost of the pipe connector is also low. Become.
Since the opening width of the U-shaped portion is smaller than the inner diameter of the U-shaped portion by inclining both arms, the pipes are pushed into the respective pipe holders. At this time, the U-shaped portion is pushed and expanded by the pipe. As a result, the U-shaped portion grips the pipe with the elasticity at this time, so that the pipe retainer is temporarily held by the pipe even when the pipe retainer is not connected to the other pipe retainer. Connection work between pipes and alignment between pipes are facilitated.
According to the third aspect of the present invention, since the inwardly projecting projections are formed on both arms of the U-shaped portion partially or over the entire width, the pipe is formed in the U-shaped portion from the opening. When the U is pushed, the U-shaped portion and the projection are pressed against the pipe by the elasticity of the U-shaped portion at the time when the projection is exceeded, so that the pipe cannot be separated from the pipe holder. Therefore, even when the pipe retainer is not connected to the other pipe retainer, the state temporarily held by the pipe can be maintained, and the subsequent operation of connecting the pipe retainers and aligning the pipes becomes easier.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a pair of pipe holders.
FIG. 2 is a perspective view in which a vertical pipe and a horizontal pipe are connected in a cross state by a pair of pipe holders.
FIG. 3 is a plan view showing a relationship between a diameter of a U-shaped portion of the pipe holder and an outer diameter of the pipe.
FIG. 4 is a plan view showing a relationship between an opening width of a U-shaped portion and an outer diameter of a pipe.
FIG. 5 is a plan view showing the relationship between both arms with projections of a U-shaped portion and the outer diameter of a pipe.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vertical pipe holder 2 Horizontal pipe holder P1 Vertical pipe P2 Horizontal pipe 3 U-shaped part 4.5 flat plate part d3 Inner diameter Dp of semi-cylindrical part of U-shaped part of pipes P1 and P2 Diameter 6.7 Arm 8.9 Projection
