JP3098294U - コーキングガン - Google Patents
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Abstract
【課題】グリップ部を滑りにくくしたコーキングガンを提供する。
【解決手段】コーキングガンにおいて、合成樹脂で形成されるグリップ部10の手の触れる表面部分にエラストマーからなる滑り止め部12を設けた。滑り止め部は、グリップ部の固定部10Aと可動部10Bの双方又は一方に設けることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】コーキングガンにおいて、合成樹脂で形成されるグリップ部10の手の触れる表面部分にエラストマーからなる滑り止め部12を設けた。滑り止め部は、グリップ部の固定部10Aと可動部10Bの双方又は一方に設けることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コーキングガンに関し、特にそのグリップ部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築工事などでシーリング剤を充填するために、いわゆるカートリッジ型コーキングガンや、吸入型コーキングガンが用いられる。かかるコーキングガンでは、グリップ部を手で握りしめることにより、シーリング剤の充填されているカートリッジや吸入部を圧縮して充填動作を行うよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかるコーキングガンのグリップ部は合成樹脂で形成されているため操作者が手に汗をかくと、滑りやすくなり、的確な操作が困難となることがあった。
【0004】
したがって、本考案は、グリップ部を滑りにくくしたコーキングガンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、合成樹脂で形成されるグリップ部の表面にエラストマーからなる滑り止め部を設けたものである。
【0006】
すなわち本考案によれば、充填剤を保持する手段と、
合成樹脂製のグリップ部と、
前記グリップ部の動作に応じて前記充填剤を圧縮する手段とを、
有するコーキングガンにおいて、
前記グリップ部の表面にエラストマーからなる滑り止め部を設けたことを特徴とするコーキングガンが提供される。
【0007】
また前記グリップ部と前記滑り止め部が二重成型又はインサート成型により構成されていることは、本考案の好ましい態様である。また、前記滑り止め部が前記グリップ部の表面に形成された斑点状の複数の部分からなることは、本考案の好ましい態様である。さらに、前記滑り止め部が、前記グリップ部に対して融着するとともに、前記グリップ部を抱き込む形で取り付けられていることは、本考案の好ましい態様である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施の形態について説明する。図1は本考案に係るコーキングガンの好ましい実施の形態の部分側面図である。すなわち、図1は、コーキングガンの先端部と後端部を一部省略して示している。このコーキングガンは、カートリッジ(図示省略)を搭載する本体部14と、本体部14の後端近傍の下方に設けられているグリップ部10とを有する。グリップ部10は、固定部10Aと可動部10Bとを有している。可動部10Bは、固定部10Aに対して揺動可能に取り付けられ、使用者が一方の手で固定部10Aと可動部10Bを握ったとき、可動部10Bが固定部10Aに引き寄せられることにより、カートリッジを圧縮するよう構成されている。上記構成は、従来のコーキングガンと同様である。本考案のコーキングガンでは、上記従来の構成に加えて、グリップ部10の手の触れる部分にエラストマーからなる滑り止め部12を付加している。
【0009】
本実施の形態では、滑り止め部12は、斑点状の複数の部分として設けられている。この滑り止め部12は、グリップ部10を合成樹脂で成型する際に二重成型(二色成型ともいう)又はインサート成型により付着させることができる。具体的には、グリップ部10は、ポリカーボネイトや、ポリアミドなどで構成され、その表面の一部にエラストマーからなる滑り止め部12が配されている。エラストマーとしては、スチレン系、ブタジエン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリウレタン系のものを用いることができる。
【0010】
二重成型の場合は、1台の成型機に2基の射出機能を持たせ、1次成型及び2次成型を1台の成型機で2種の材料により順次成型する。なお、二重成型に代えて、インサート成型を行うことも可能である。インサート成型の場合は、まず1次成型の製品を成型し、その後その成型品を金型にはめ込んだ状態で2次成型を行う。すなわち、グリップ部10を先に成型し、次いで滑り止め部12を成型する。なお、1次成型時より2次成型時の樹脂の温度は低く設定される。
【0011】
グリップ部10を構成する固定部10Aと可動部10Bの双方に滑り止め部12を設けることができるが、図1に示した例では、滑り止め部12は固定部10Aにのみ設けられていて、可動部10Bの表面にはそれ自体を構成する樹脂により凸部16を形成している。図2は、固定部10Aの断面を示す断面図である。図2に示すように、エラストマーからなる滑り止め部12は、二重成型により、グリップ部10の固定部10Aに対して融着するとともに、固定部10Aを抱き込む形で取り付けられているので、剥離するおそれがない。
【0012】
このように構成された本考案にかかるコーキングガンは、そのグリップ部10の手の触れる部分にエラストマーからなる滑り止め部12が設けられているので、操作者がコーキングガンを操作する際に、汗などで手がすべることがなく、コーキングガンを確実に操作することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、コーキングガンのグリップ部にエラストマーからなる滑り止め部を設けたので、操作者の手に汗がにじんだりしても、滑りを効果的に防止することができ、作業上の支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコーキングガンの部分側面図である。
【図2】図1中のグリップ部の固定部の断面図である。
【符号の説明】
10 グリップ部
10A 固定部
10B 可動部
12 滑り止め部
14 本体部
16 凸部
【考案の属する技術分野】
本考案は、コーキングガンに関し、特にそのグリップ部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築工事などでシーリング剤を充填するために、いわゆるカートリッジ型コーキングガンや、吸入型コーキングガンが用いられる。かかるコーキングガンでは、グリップ部を手で握りしめることにより、シーリング剤の充填されているカートリッジや吸入部を圧縮して充填動作を行うよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかるコーキングガンのグリップ部は合成樹脂で形成されているため操作者が手に汗をかくと、滑りやすくなり、的確な操作が困難となることがあった。
【0004】
したがって、本考案は、グリップ部を滑りにくくしたコーキングガンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、合成樹脂で形成されるグリップ部の表面にエラストマーからなる滑り止め部を設けたものである。
【0006】
すなわち本考案によれば、充填剤を保持する手段と、
合成樹脂製のグリップ部と、
前記グリップ部の動作に応じて前記充填剤を圧縮する手段とを、
有するコーキングガンにおいて、
前記グリップ部の表面にエラストマーからなる滑り止め部を設けたことを特徴とするコーキングガンが提供される。
【0007】
また前記グリップ部と前記滑り止め部が二重成型又はインサート成型により構成されていることは、本考案の好ましい態様である。また、前記滑り止め部が前記グリップ部の表面に形成された斑点状の複数の部分からなることは、本考案の好ましい態様である。さらに、前記滑り止め部が、前記グリップ部に対して融着するとともに、前記グリップ部を抱き込む形で取り付けられていることは、本考案の好ましい態様である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施の形態について説明する。図1は本考案に係るコーキングガンの好ましい実施の形態の部分側面図である。すなわち、図1は、コーキングガンの先端部と後端部を一部省略して示している。このコーキングガンは、カートリッジ(図示省略)を搭載する本体部14と、本体部14の後端近傍の下方に設けられているグリップ部10とを有する。グリップ部10は、固定部10Aと可動部10Bとを有している。可動部10Bは、固定部10Aに対して揺動可能に取り付けられ、使用者が一方の手で固定部10Aと可動部10Bを握ったとき、可動部10Bが固定部10Aに引き寄せられることにより、カートリッジを圧縮するよう構成されている。上記構成は、従来のコーキングガンと同様である。本考案のコーキングガンでは、上記従来の構成に加えて、グリップ部10の手の触れる部分にエラストマーからなる滑り止め部12を付加している。
【0009】
本実施の形態では、滑り止め部12は、斑点状の複数の部分として設けられている。この滑り止め部12は、グリップ部10を合成樹脂で成型する際に二重成型(二色成型ともいう)又はインサート成型により付着させることができる。具体的には、グリップ部10は、ポリカーボネイトや、ポリアミドなどで構成され、その表面の一部にエラストマーからなる滑り止め部12が配されている。エラストマーとしては、スチレン系、ブタジエン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリウレタン系のものを用いることができる。
【0010】
二重成型の場合は、1台の成型機に2基の射出機能を持たせ、1次成型及び2次成型を1台の成型機で2種の材料により順次成型する。なお、二重成型に代えて、インサート成型を行うことも可能である。インサート成型の場合は、まず1次成型の製品を成型し、その後その成型品を金型にはめ込んだ状態で2次成型を行う。すなわち、グリップ部10を先に成型し、次いで滑り止め部12を成型する。なお、1次成型時より2次成型時の樹脂の温度は低く設定される。
【0011】
グリップ部10を構成する固定部10Aと可動部10Bの双方に滑り止め部12を設けることができるが、図1に示した例では、滑り止め部12は固定部10Aにのみ設けられていて、可動部10Bの表面にはそれ自体を構成する樹脂により凸部16を形成している。図2は、固定部10Aの断面を示す断面図である。図2に示すように、エラストマーからなる滑り止め部12は、二重成型により、グリップ部10の固定部10Aに対して融着するとともに、固定部10Aを抱き込む形で取り付けられているので、剥離するおそれがない。
【0012】
このように構成された本考案にかかるコーキングガンは、そのグリップ部10の手の触れる部分にエラストマーからなる滑り止め部12が設けられているので、操作者がコーキングガンを操作する際に、汗などで手がすべることがなく、コーキングガンを確実に操作することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、コーキングガンのグリップ部にエラストマーからなる滑り止め部を設けたので、操作者の手に汗がにじんだりしても、滑りを効果的に防止することができ、作業上の支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコーキングガンの部分側面図である。
【図2】図1中のグリップ部の固定部の断面図である。
【符号の説明】
10 グリップ部
10A 固定部
10B 可動部
12 滑り止め部
14 本体部
16 凸部
Claims (5)
- 充填剤を保持する手段と、
合成樹脂製のグリップ部と、
前記グリップ部の動作に応じて前記充填剤を圧縮する手段とを、
有するコーキングガンにおいて、
前記グリップ部の表面にエラストマーからなる滑り止め部を設けたことを特徴とするコーキングガン。 - 前記グリップ部と前記滑り止め部が二重成型により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコーキングガン。
- 前記グリップ部と前記滑り止め部がインサート成型により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコーキングガン。
- 前記滑り止め部が前記グリップ部の表面に形成された斑点状の複数の部分からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のコーキングガン。
- 前記滑り止め部が、前記グリップ部に対して融着するとともに、前記グリップ部を抱き込む形で取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のコーキングガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003213U JP3098294U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | コーキングガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003213U JP3098294U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | コーキングガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098294U true JP3098294U (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=43252054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003213U Expired - Fee Related JP3098294U (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | コーキングガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098294U (ja) |
-
2003
- 2003-06-03 JP JP2003003213U patent/JP3098294U/ja not_active Expired - Fee Related
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