JP3098197U - 携帯電話の電線接続プラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した組み立て及び導接効果が達成される携帯電話の電線接続プラグを提供する。
【解決手段】プラグ本体1及び二つの端子2から構成される。プラグ本体1は矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝11が設けられている。各端子溝11には異なる幅の定位置段12、逃げ段13、狭い嵌め付け段14がそれぞれ形成されている。プラグ本体1の側部には両端子溝11を横向きに貫通する二つの電線孔16が設けられている。端子2には挟み持ち端21と差込端22の金属片とを有し、挟み持ち端21の中央には隙間23が設けられ両側には挟み片24が形成されている。挟み持ち端21の両側辺は端子溝11に対応して三段階の縮小構造が設けられている。それらをそれぞれプラグ本体1の端子溝11に差し込み、挟み片24で電線孔16中の電線30を挟み導通する。
【選択図】 図2
【解決手段】プラグ本体1及び二つの端子2から構成される。プラグ本体1は矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝11が設けられている。各端子溝11には異なる幅の定位置段12、逃げ段13、狭い嵌め付け段14がそれぞれ形成されている。プラグ本体1の側部には両端子溝11を横向きに貫通する二つの電線孔16が設けられている。端子2には挟み持ち端21と差込端22の金属片とを有し、挟み持ち端21の中央には隙間23が設けられ両側には挟み片24が形成されている。挟み持ち端21の両側辺は端子溝11に対応して三段階の縮小構造が設けられている。それらをそれぞれプラグ本体1の端子溝11に差し込み、挟み片24で電線孔16中の電線30を挟み導通する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯電話の電線接続プラグの構造改善設計に関するもので、特に携帯電話内部の振動モータまたはスピーカ等電子エレメントの電線端の接続プラグの構造を指し、そのプラグ本体と端子の構造及び組合せ関係を改善設計したものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の携帯電話にはスピーカ発声、マイク収音及び振動知らせ等の機能があり、それらはすべて電線で回路メイン・ボードへ接続しなければならない。振動知らせの機能を例として、それはモータ製造者が予め電線30及び端部接続プラグ10を含むモータを組み立て製造し、それから携帯電話製造者に提供してその接続プラグ10をメイン・ボード40の接続ソケット20に差し込み接続し(図11及び図12を参照ください)、これによって迅速に組み立て及び修理時の取り外しを便利にする効果が達成される。この内、振動モータの電線端の接続プラグ10の構造は絶縁質プラグ本体101及び二つの端子102から構成され、そのプラグ本体101の底端には二つの端子差込溝103が設けられて上端まで垂直に延伸し、かつ側部には二つ電線孔が設けられて端子差込溝103を貫通して電線30を通すことに供される。端子102は金属片であり、上端の中間には隙間104が設けられて両側には挟み片105が形成され、これによって端子102をプラグ本体101の端子差込溝103へ差し込んだ場合、二枚の挟み片105は電線30を挟み持ちして絶縁皮を破り、それによって組み立て及び電線接続構造が形成される。
【0003】
ところが、従来の接続プラグ10の端子102に電線30を差し込んで挟み持ちした場合、二枚の挟み片105は電線30の絶縁皮を破り始めて導線と接触して少々外へ張り出す現象が発生し(図13に示す如く)、かつ電線30の絶縁皮全体を破ってから収縮挟みして内部の導線と接触するので(図11に示す如く)、従来の接続プラグ10は二枚の挟み片105の幅を端子差込溝103よりかなり狭くし、それによって二枚の挟み片105の張り出しを許容する。その二枚の挟み片105が収縮して挟み持つと、端子差込溝103の側壁で挟み片105の外側を嵌め付けまたは挟み持ちすることができなくなり、端子102の上端両側に多くのスペースが残される(図11の矢印Aに示す如く)。そのために挟み片105が弾性疲労し、または使用時不注意に携帯電話を衝撃した場合、容易に電線30が離脱しまたは緩んでしまうことが起こり、接触不良によって修理しなければならないことになる。
【0004】
また、従来の接続プラグ10の端子102の構造には端子差込溝103と相互に嵌め付けられる構造が設けられておらず、緊密配合方式だけを運用して端子102を端子差込溝103内に固定しているので、使用時不注意に携帯電話を衝撃した場合、緩んでしまいまたは脱落する恐れがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、安定した組み立て及び導接効果が達成される携帯電話の電線接続プラグを提供することにある。
また、本考案の他の目的は、端子の安定して組み立てられ脱落が防止される携帯電話の電線接続プラグを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による携帯電話の電線接続プラグの設計はプラグ本体及び二つの端子から構成される。プラグ本体は矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝が設けられている。各端子溝の底端には幅のやや広い定位置段があり、中間には幅が次程度の逃げ段が設けられ、上端はやや狭い嵌め付け段が形成され、かつプラグ本体の側部には両端子溝を横向きに貫通する二つの電線孔が設けられている。端子の上段には挟み持ち端で下段には差込端の金属片があり、挟み持ち端の中央には隙間が設けられて両側に挟み片が形成され、かつ挟み持ち端の両側辺は端子溝に対応して三段階の縮小構造が設けられている。それらをそれぞれプラグ本体の端子溝に差し込み、二枚の挟み片で電線孔中の電線を挟み破れさせて導通し、三段階の縮小構造によって安定した組み立て効果が得られる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1及び図2に示す如く、本考案の実施例による『携帯電話の電線接続プラグ』の設計は携帯電話の内部の振動モータ、スピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端に応用される接続プラグであり、その接続プラグはプラグ本体1及び二つの端子2から構成される。その内、プラグ本体1(図3及び図4に示す如く)は、絶縁材を使って一体成形された矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝11が設けられる。各端子溝11の底段にはやや幅の広い定位置段12が設けられ、中間には幅が次程度の逃げ段13が設けられ、上段は幅の狭い嵌め付け段14が形成され、かつ逃げ段13と嵌め付け段14の連接箇所には斜め案内辺15が設けられ、かつプラグ本体1の側部には二つの電線孔16が設けられ、それぞれ両端子溝11を貫通して電線を通すことに供される。
【0008】
端子2(図5に示す如く)の上段には挟み持ち端21があり、下段には細い差込端22の金属片があり、挟み持ち端21の中央には上縁までに延伸する隙間23が設けられる。そのために挟み持ち端21の両側はそれぞれ挟み片24が形成され(図6及び図7に示す如く)、かつ両挟み片24の内縁の両側面にはそれぞれ切り込み25が設けられて鋭い切り口構造が形成される。また前記挟み持ち端21の両側辺は端子溝11に対応して三段階の縮小構造が設けられ、差し込み組み立て時に組み合わせられるようにし、かつ挟み持ち端21の両側辺選定個所にはそれぞれ突起26が設けられ(図2示す如く)、組み立て時は端子溝11の側壁に掛け付け固定することに供される。
【0009】
これにより(図2及び図9を参照ください)、両端子2をそれぞれプラグ本体1の底部から端子溝11の中に差し込み、挟み持ち端21中央の隙間23で予めプラグ本体1の電線孔16に差し込んである電線30を挟み持ち、かつ二枚の挟み片24の内側は電線30の絶縁皮を破って導線と接触し、並びに二枚の挟み片24は端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込まれ、嵌め付け段14の両側壁をもって二枚の挟み片24の外側辺を支え持ち、かつ突起26を端子溝11底部の定位置段12の両側壁に掛け付け、このようにして本実施例で行う携帯電話の電線接続プラグが構成される。
【0010】
本実施例は携帯電話の電線接続プラグの構造設計、特にそのプラグ本体1の端子溝11及び端子2の構造改善設計を運用し、端子2がそれぞれ前記プラグ本体1の端子溝11に差し込まれ(図8示す如く)、電線を破り挟み持ちした場合、それは端子溝11中間の逃げ段13の幅によって二枚の挟み片24に充分な外張りに必要なスペースを提供するので(図9示す如く)、端子2は容易に差し込み組み立てることができる。ところが二枚の挟み片24の内側縁が電線30の絶縁皮を破って収縮挟み付けまたは少々収縮挟み付けると、二枚の挟み片24は丁度端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込み、または更に端子2を押して上端の二枚の挟み片24が斜め案内辺15の案内を経て、緊密配合状に現れて端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込み、これによってその嵌め付け段14のやや狭い両側壁で挟み片24の外側を支え持ち、その二枚の挟み片24に弾性疲労が発生し、または衝撃によって電線30が脱落することが防げられ、更に進んで安定した組み立て及び導接効果を達成することができる。それゆえに、本実施例の構造形状及び組み立て状態の技術は前記従来の接続プラグ10よりも安定した電線30導接、組み立て等の効果が得られる。
【0011】
次に、本実施例の端子の2挟み持ち端21の両側辺突起26を端子溝11底部の定位置段12の両側壁に掛け刺す構造特徴を運用すれば、端子2とプラグ本体1の組合せを更に安定することができ、組み立てが完了した接続プラグと携帯電話のメイン・ボードのソケット20が互いに接続されれば(図10示す如く)、使用者が不注意して携帯電話を衝撃して脱落し、または不安定が起こることを避けることができる。
【0012】
ところがここで説明するべきことは、本考案は接続プラグの構造に関する改善設計であり、それゆえにそれの使用範囲は携帯電話の振動モータ、スピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端部に局限されなく、およそノートブック型コンピュータ、翻訳機またはPDA 等ポータブル電子用品または家電用品等は、すべて本考案の応用実施可能範囲であることを合わせて陳述いたします。
【0013】
上記をまとめると、本考案が行う『携帯電話の電線接続プラグ』の設計は確かに実用性と創意性があり、その技術手段の運用も斬新なもので、かつそれの効果と設計目的は符合するので、それは合理的で進歩的であることは至って明らかである。
【0014】
【考案の効果】
本考案の主な目的は携帯電話の電線接続プラグの設計を提供するもので、それは携帯電話内部の振動モータ、またはスピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端に応用される接続プラグの構造に対する改善設計であり、その接続プラグはプラグ本体及び二つの端子から構成され、そのプラグ本体の扁平状端子溝の底段にはやや幅の広い定位置段が設けられ、中間には幅が次程度の逃げ段が設けられ、上段は幅の狭い嵌め付け段が形成されてある。端子の上段には挟み持ち端があり、下段には差込端の金属片があり、挟み持ち端の中央には上縁までに延伸する隙間が設けられ、かつ挟み持ち端の両側辺は端子溝に対応して三段階の縮小構造が設けられてある。これにより、両端子をそれぞれプラグ本体の端子溝に差し込んで電線を挟み持ちすれば、それは端子溝中間の逃げ段の幅によって二枚の挟み片に充分な外張りに必要なスペースを提供することができ、かつ二枚の挟み片が電線の絶縁皮を破って収縮した場合、端子を押して挟み片が緊密配合に現れるようにして端子溝上端の嵌め付け段に差し込み、それによってその嵌め付け段のやや狭い両側壁で挟み片の外側を支え、その挟み片に弾性疲労が発生し、または衝撃によって電線が脱落することが防げられ、更に進んで安定した組み立て及び導接効果を達成することができる。
【0015】
本考案の次の目的は携帯電話の電線接続プラグの設計を提供するもので、その中、端子上段の挟み持ち端両側辺にはそれぞれ突起が設けられ、端子を端子溝に差し込み、突起を端子溝底部の定位置段の両側壁に掛け刺すことによって、端子の安定組み立て及び脱落防止の効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの構造を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの構造を示す断面図である。
【図3】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグ本体を示す正面断面図である。
【図4】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグ本体を示す側面断面図である。
【図5】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す概略図である。
【図6】本考案の別の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す正面断面図である。
【図7】本考案の別の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す側面断面図である。
【図8】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【図9】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【図10】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図11】従来の携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図12】従来の携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図13】従来の携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プラグ本体
11 端子溝
12 定位置段
13 逃げ段
14 嵌め付け段
15 斜め案内辺
16 電線孔
2 端子
21 挟み持ち端
22 差込端
23 隙間
24 挟み片
25 切り込み
26 突起
20 接続台
30 電線
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯電話の電線接続プラグの構造改善設計に関するもので、特に携帯電話内部の振動モータまたはスピーカ等電子エレメントの電線端の接続プラグの構造を指し、そのプラグ本体と端子の構造及び組合せ関係を改善設計したものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の携帯電話にはスピーカ発声、マイク収音及び振動知らせ等の機能があり、それらはすべて電線で回路メイン・ボードへ接続しなければならない。振動知らせの機能を例として、それはモータ製造者が予め電線30及び端部接続プラグ10を含むモータを組み立て製造し、それから携帯電話製造者に提供してその接続プラグ10をメイン・ボード40の接続ソケット20に差し込み接続し(図11及び図12を参照ください)、これによって迅速に組み立て及び修理時の取り外しを便利にする効果が達成される。この内、振動モータの電線端の接続プラグ10の構造は絶縁質プラグ本体101及び二つの端子102から構成され、そのプラグ本体101の底端には二つの端子差込溝103が設けられて上端まで垂直に延伸し、かつ側部には二つ電線孔が設けられて端子差込溝103を貫通して電線30を通すことに供される。端子102は金属片であり、上端の中間には隙間104が設けられて両側には挟み片105が形成され、これによって端子102をプラグ本体101の端子差込溝103へ差し込んだ場合、二枚の挟み片105は電線30を挟み持ちして絶縁皮を破り、それによって組み立て及び電線接続構造が形成される。
【0003】
ところが、従来の接続プラグ10の端子102に電線30を差し込んで挟み持ちした場合、二枚の挟み片105は電線30の絶縁皮を破り始めて導線と接触して少々外へ張り出す現象が発生し(図13に示す如く)、かつ電線30の絶縁皮全体を破ってから収縮挟みして内部の導線と接触するので(図11に示す如く)、従来の接続プラグ10は二枚の挟み片105の幅を端子差込溝103よりかなり狭くし、それによって二枚の挟み片105の張り出しを許容する。その二枚の挟み片105が収縮して挟み持つと、端子差込溝103の側壁で挟み片105の外側を嵌め付けまたは挟み持ちすることができなくなり、端子102の上端両側に多くのスペースが残される(図11の矢印Aに示す如く)。そのために挟み片105が弾性疲労し、または使用時不注意に携帯電話を衝撃した場合、容易に電線30が離脱しまたは緩んでしまうことが起こり、接触不良によって修理しなければならないことになる。
【0004】
また、従来の接続プラグ10の端子102の構造には端子差込溝103と相互に嵌め付けられる構造が設けられておらず、緊密配合方式だけを運用して端子102を端子差込溝103内に固定しているので、使用時不注意に携帯電話を衝撃した場合、緩んでしまいまたは脱落する恐れがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、安定した組み立て及び導接効果が達成される携帯電話の電線接続プラグを提供することにある。
また、本考案の他の目的は、端子の安定して組み立てられ脱落が防止される携帯電話の電線接続プラグを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による携帯電話の電線接続プラグの設計はプラグ本体及び二つの端子から構成される。プラグ本体は矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝が設けられている。各端子溝の底端には幅のやや広い定位置段があり、中間には幅が次程度の逃げ段が設けられ、上端はやや狭い嵌め付け段が形成され、かつプラグ本体の側部には両端子溝を横向きに貫通する二つの電線孔が設けられている。端子の上段には挟み持ち端で下段には差込端の金属片があり、挟み持ち端の中央には隙間が設けられて両側に挟み片が形成され、かつ挟み持ち端の両側辺は端子溝に対応して三段階の縮小構造が設けられている。それらをそれぞれプラグ本体の端子溝に差し込み、二枚の挟み片で電線孔中の電線を挟み破れさせて導通し、三段階の縮小構造によって安定した組み立て効果が得られる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1及び図2に示す如く、本考案の実施例による『携帯電話の電線接続プラグ』の設計は携帯電話の内部の振動モータ、スピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端に応用される接続プラグであり、その接続プラグはプラグ本体1及び二つの端子2から構成される。その内、プラグ本体1(図3及び図4に示す如く)は、絶縁材を使って一体成形された矩形の塊であり、底部には二つ扁平状の端子溝11が設けられる。各端子溝11の底段にはやや幅の広い定位置段12が設けられ、中間には幅が次程度の逃げ段13が設けられ、上段は幅の狭い嵌め付け段14が形成され、かつ逃げ段13と嵌め付け段14の連接箇所には斜め案内辺15が設けられ、かつプラグ本体1の側部には二つの電線孔16が設けられ、それぞれ両端子溝11を貫通して電線を通すことに供される。
【0008】
端子2(図5に示す如く)の上段には挟み持ち端21があり、下段には細い差込端22の金属片があり、挟み持ち端21の中央には上縁までに延伸する隙間23が設けられる。そのために挟み持ち端21の両側はそれぞれ挟み片24が形成され(図6及び図7に示す如く)、かつ両挟み片24の内縁の両側面にはそれぞれ切り込み25が設けられて鋭い切り口構造が形成される。また前記挟み持ち端21の両側辺は端子溝11に対応して三段階の縮小構造が設けられ、差し込み組み立て時に組み合わせられるようにし、かつ挟み持ち端21の両側辺選定個所にはそれぞれ突起26が設けられ(図2示す如く)、組み立て時は端子溝11の側壁に掛け付け固定することに供される。
【0009】
これにより(図2及び図9を参照ください)、両端子2をそれぞれプラグ本体1の底部から端子溝11の中に差し込み、挟み持ち端21中央の隙間23で予めプラグ本体1の電線孔16に差し込んである電線30を挟み持ち、かつ二枚の挟み片24の内側は電線30の絶縁皮を破って導線と接触し、並びに二枚の挟み片24は端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込まれ、嵌め付け段14の両側壁をもって二枚の挟み片24の外側辺を支え持ち、かつ突起26を端子溝11底部の定位置段12の両側壁に掛け付け、このようにして本実施例で行う携帯電話の電線接続プラグが構成される。
【0010】
本実施例は携帯電話の電線接続プラグの構造設計、特にそのプラグ本体1の端子溝11及び端子2の構造改善設計を運用し、端子2がそれぞれ前記プラグ本体1の端子溝11に差し込まれ(図8示す如く)、電線を破り挟み持ちした場合、それは端子溝11中間の逃げ段13の幅によって二枚の挟み片24に充分な外張りに必要なスペースを提供するので(図9示す如く)、端子2は容易に差し込み組み立てることができる。ところが二枚の挟み片24の内側縁が電線30の絶縁皮を破って収縮挟み付けまたは少々収縮挟み付けると、二枚の挟み片24は丁度端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込み、または更に端子2を押して上端の二枚の挟み片24が斜め案内辺15の案内を経て、緊密配合状に現れて端子溝11上端の嵌め付け段14に差し込み、これによってその嵌め付け段14のやや狭い両側壁で挟み片24の外側を支え持ち、その二枚の挟み片24に弾性疲労が発生し、または衝撃によって電線30が脱落することが防げられ、更に進んで安定した組み立て及び導接効果を達成することができる。それゆえに、本実施例の構造形状及び組み立て状態の技術は前記従来の接続プラグ10よりも安定した電線30導接、組み立て等の効果が得られる。
【0011】
次に、本実施例の端子の2挟み持ち端21の両側辺突起26を端子溝11底部の定位置段12の両側壁に掛け刺す構造特徴を運用すれば、端子2とプラグ本体1の組合せを更に安定することができ、組み立てが完了した接続プラグと携帯電話のメイン・ボードのソケット20が互いに接続されれば(図10示す如く)、使用者が不注意して携帯電話を衝撃して脱落し、または不安定が起こることを避けることができる。
【0012】
ところがここで説明するべきことは、本考案は接続プラグの構造に関する改善設計であり、それゆえにそれの使用範囲は携帯電話の振動モータ、スピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端部に局限されなく、およそノートブック型コンピュータ、翻訳機またはPDA 等ポータブル電子用品または家電用品等は、すべて本考案の応用実施可能範囲であることを合わせて陳述いたします。
【0013】
上記をまとめると、本考案が行う『携帯電話の電線接続プラグ』の設計は確かに実用性と創意性があり、その技術手段の運用も斬新なもので、かつそれの効果と設計目的は符合するので、それは合理的で進歩的であることは至って明らかである。
【0014】
【考案の効果】
本考案の主な目的は携帯電話の電線接続プラグの設計を提供するもので、それは携帯電話内部の振動モータ、またはスピーカまたはマイク等電子エレメントの電線端に応用される接続プラグの構造に対する改善設計であり、その接続プラグはプラグ本体及び二つの端子から構成され、そのプラグ本体の扁平状端子溝の底段にはやや幅の広い定位置段が設けられ、中間には幅が次程度の逃げ段が設けられ、上段は幅の狭い嵌め付け段が形成されてある。端子の上段には挟み持ち端があり、下段には差込端の金属片があり、挟み持ち端の中央には上縁までに延伸する隙間が設けられ、かつ挟み持ち端の両側辺は端子溝に対応して三段階の縮小構造が設けられてある。これにより、両端子をそれぞれプラグ本体の端子溝に差し込んで電線を挟み持ちすれば、それは端子溝中間の逃げ段の幅によって二枚の挟み片に充分な外張りに必要なスペースを提供することができ、かつ二枚の挟み片が電線の絶縁皮を破って収縮した場合、端子を押して挟み片が緊密配合に現れるようにして端子溝上端の嵌め付け段に差し込み、それによってその嵌め付け段のやや狭い両側壁で挟み片の外側を支え、その挟み片に弾性疲労が発生し、または衝撃によって電線が脱落することが防げられ、更に進んで安定した組み立て及び導接効果を達成することができる。
【0015】
本考案の次の目的は携帯電話の電線接続プラグの設計を提供するもので、その中、端子上段の挟み持ち端両側辺にはそれぞれ突起が設けられ、端子を端子溝に差し込み、突起を端子溝底部の定位置段の両側壁に掛け刺すことによって、端子の安定組み立て及び脱落防止の効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの構造を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの構造を示す断面図である。
【図3】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグ本体を示す正面断面図である。
【図4】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグ本体を示す側面断面図である。
【図5】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す概略図である。
【図6】本考案の別の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す正面断面図である。
【図7】本考案の別の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子を示す側面断面図である。
【図8】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【図9】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【図10】本考案の実施例による携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図11】従来の携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図12】従来の携帯電話の電線接続プラグと接続ソケットとの組合せを示す概略図である。
【図13】従来の携帯電話の電線接続プラグの端子の差込動作を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プラグ本体
11 端子溝
12 定位置段
13 逃げ段
14 嵌め付け段
15 斜め案内辺
16 電線孔
2 端子
21 挟み持ち端
22 差込端
23 隙間
24 挟み片
25 切り込み
26 突起
20 接続台
30 電線
Claims (3)
- 携帯電話の電線接続プラグであって、
少なくともプラグ本体及び二つの端子から構成され、
そのプラグ本体の底部には二つの扁平状の端子溝が設けられ、側部には二つ電線孔が設けられてそれぞれ両端子溝を貫通して電線を通すことに供され、
端子の上段には挟み持ち端があり、下段には差込端の金属片があり、かつ挟み持ち端の中間には上縁まで延伸する隙間が設けられ、そのために挟み持ち端の両側にはそれぞれ挟み片が形成されており、
そのプラグ本体の各端子溝の底段には幅のやや広い定位置段が設けられ、中間には幅が次程度の逃げ段が設けられ、上段は幅の狭い嵌め付け段が形成され、かつ逃げ段と嵌め付け段の連接箇所には斜めの案内辺が設けられ、
その端子の挟み持ち端の両側辺は端子溝に対応して数箇所縮小状の構造が設けられ、
これによって端子はプラグ本体の端子溝に差し込まれ、両挟み片は端子溝上端の嵌め付け段に差し込まれ、嵌め付け段の両側壁が両挟み片の外側辺を支え持つことを特徴とする携帯電話の電線接続プラグ。 - 端子の挟み持ち端の両側辺選定箇所にはそれぞれ突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話の電線接続プラグ。
- 端子の両挟み片の内縁の両側面にはそれぞれ切り込みが設けられ鋭い切り口構造が形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話の電線接続プラグ。
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