JP3098111U - 結束機における結束体の交換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、結束体を容易に交換できる結束機における結束体交換装置を提供する。
【解決手段】本考案の結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6と、前記バンドリール6から選択される結束体5を送り出すための結束体送り手段8、9、9a、19と、前記バンドリール6から選択される2の結束体5を圧着するための圧着手段16、17と、前記2の結束体5を溶融するためのヒータ20と、前記2の結束体5のうち一方の結束体5を切断するための切断手段21、22と、を具備する。
【選択図】 図5
【解決手段】本考案の結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6と、前記バンドリール6から選択される結束体5を送り出すための結束体送り手段8、9、9a、19と、前記バンドリール6から選択される2の結束体5を圧着するための圧着手段16、17と、前記2の結束体5を溶融するためのヒータ20と、前記2の結束体5のうち一方の結束体5を切断するための切断手段21、22と、を具備する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、全ての産業における梱包結束に関し、特にPPバンドを使用する結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】
PPバンドを使用する結束機(以下、「PPバンド結束機」と呼ぶ)は、PPバンド結束機本体に付属するリールホルダにPPバンドが巻き付けられたバンドリール(以下、「PPバンドリール」と呼ぶ)が取付けられて使用される。また、PPバンド結束機は、PPバンドを使い終わると一度全てのPPバンドをPPバンド結束機から引き出した後、リールホルダからPPバンドを使い切ったバンドリールを取り外し、新しいPPバンドリールを装着した後、再度、使用される。新しいPPバンドリールを装着したPPバンド結束機は、PPバンドの先端をガイドに従って送り込み、被結束物がない状態で数回空打ちを行い、PPバンドの先端が所定の位置に到達したことを確認した後、再度、使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特にオフセット輪転印刷業界では、4p、8p、16p、32p等の単位で印刷された印刷折丁の識別が製本工程で容易、且つ、乱丁を防止するため、印刷折丁毎にPPバンドの色を変えることが決まりになっている。そのため、ある折の印刷が完了するとPPバンドの残量に拘わらずPPバンドを指定の色に交換する作業が発生し、この作業が印刷オペレータにとって著しい負担となる問題が生じていた。
【0004】
さらに、製造ラインと直結しているPPバンド結束機の場合、通常、PPバンド結束機にPPバンドリールが内蔵されているためPPバンドを使い切った後のPPバンドリールの交換に手間取ったり、PPバンドリールの交換のために製造ラインが停止したり、PPバンドを使いきったことに気が付かないと製品が結束されないまま排出されたりするなどの問題が有り非効率的であった。
【0005】
そこで本考案は、結束体を容易に交換できる結束機における結束体の交換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本考案について説明する。なお、本考案の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本考案が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
本考案の結束機における結束体の交換装置(1A)は、複数の結束体(5)が巻き付けられたバンドリール(6)と、前記バンドリールから選択される結束体を送り出すための結束体送り手段(8、9、9a、19)と、前記バンドリールから選択される2の結束体を圧着するための圧着手段(16、17)と、前記2の結束体を溶融するためのヒータ(20)と、前記2の結束体のうち一方の結束体を切断するための切断手段(21、22)と、を具備することを特徴とする。
【0008】
さらに、具体的には、本考案の結束機における結束体の交換装置は、複数の結束体が巻き付けられたバンドリールを備えた結束機において、前記バンドリールから選択される1の結束体を使用している最中に他の結束体を送り出す結束体送り手段と、前記送り手段により送り出された他の結束体と前記1の結束体の一部を溶融するためのヒータと、前記ヒータにより溶融された箇所を圧着するための圧着手段と、前記圧着位置よりも下流側において前記1の結束体を切断するための切断手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、前記切断手段は、各バンドリールに設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、前記結束体の使用状態を検知する検知手段(11)を備え、前記結束体送り手段は、前記検知手段に基づいて制御されることを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案である結束機における結束体の交換装置に係る実施の形態について詳細に説明する。図1は結束体の交換装置の平面図、図2は結束体の交換装置の正面図、図3は結束体の交換装置の右側面図、図4は結束体の交換装置の他の実施形態である。また、図5〜図9は結束体の交換作業の状態を示し、図5は接合する結束体を所定位置に配置した状態図、図6は結束体の所定部を溶融している状態図、図7は圧着するとともに一方の結束体を切断した状態図、図8は圧着体を解放した状態図、図9は結束体の交換作業が終了した状態図である。なお、結束体とは、例えば製品を結束するためのバンドをいい、例えば、PPバンドである。なお、図4において、図1〜図3と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0012】
この結束体の交換装置1Aは、図1に示すように、複数のフレーム2、2、・・・、2で枠組みされた本体3と、その本体3に結束体5が巻き付けられたバンドリール6を保持する複数のリールホルダ7、7と、結束体5を後述する交換部15に搬送するための複数のガイドロール8、8と結束体5の表裏面から押圧しつつ回転させて結束体5を送り出すピンチローラ9、9、ピンチローラ9を駆動するモータ9a等から構成される結束体ガイド手段10と、結束体5の残量を検出するタッチセンサ部11、11と、複数のリールホルダ7から選択される2つの結束体5、5を圧着接合して結束体を交換する交換部15と、各部を制御する制御部(図示なし)と、を備えている。また、リールホルダ7は、図1〜図3に示すように、本体の上部に2つ、下部に2つの計4つ設けられている。また、本体3の底部には、移動可能なように四隅にキャスタ4、4、4、4を備えている。なお、図4に示すように、本体の上・中・下部にそれぞれ2つずつの計6つ設けるようにしてもよい。また、リールホルダ7に設けられるバンドリール6の結束体5は、同色であってもよいし、異色であってもよい。このリールホルダ7に設けられるバンドリール6の結束体5は、使用形態によって、その都度変更できる。また、タッチセンサ部11は、結束体5の使用状態(残量)を検出する検知手段として機能する。また、制御部は、結束体5の残量が残り少なくなると、ピンチローラ9によって他のリールホルダ7から結束体5を所定の位置に送り出す制御を行う。
【0013】
交換部15は、図5に示すように、結束体5の上下方向に設置される圧着体16、17と、結束体5を送り出す位置を定めるためのストッパ18と、結束体5を所定位置に導く複数のガイド19、19、・・・、19と、結束体5を溶融するためのヒータ20と、ストッパ18及びヒータ20を所定位置に移動するための駆動部(図示なし)と、結束体5を押圧して切断するための押圧部21と切断部22とを備える切断手段と、を具備している。押圧部21及び切断部22は、電磁弁を有し、その電磁弁によって先端が押し出される構造である。押圧部21は、先端によって結束体5をガイド19に押し当てて固定する。また、切断部22は、先端にカッターを備え、結束体5を切断する。また、圧着体16、17は2つの結束体を圧着接合する圧着手段として機能する。また、ガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19は、結束体を送り出すための結束体送り手段として機能する。また、ストッパ18は、結束体の先端部を圧着体16の下部又は上部に位置決めするための位置決め手段として機能する。また、切断手段は、各バンドリール6に、且つ該圧着手段の下流側に配置される。
【0014】
次に、結束体の交換作業について説明する。
【0015】
この結束体の交換装置1Aは、例えば、複数のリールホルダ7の中から選択される1つのリールホルダ7に設けられている1の結束体5が使用され使い切る際に、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7に設けられている他の結束体5の先端部を1の結束体5の最後尾端部と圧着して接合し、結束体5を交換するものである。なお、リールホルダ7の選択は予め使用するリールホルダ7の順番を設定しておいても良いし、オペレータ等によって任意に選択できるようにしてもよい。本説明においては、予め使用するリールホルダ7の順番が設定されており、制御部によって各部が制御されるものとして説明を行う。
【0016】
図5に示すように、使用中の結束体5が残り少なくなってくるとタッチセンサ部11によってその結束体5の使用量が検知され、結束体5が少量になると、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7が選択される。制御部は、選択されたリールホルダ7に設けられている結束体5の先端部をピンチローラ9により圧着体16、17の下部又は上部まで送る。その際、ストッパ18が圧着体16、17の下部又は上部に水平方向にスライドする。
【0017】
次に、図6に示すように、一時的に、結束体の交換装置を止め、ヒータ20が使用中の1の結束体5と選択された他の結束体との間に挿入される。次に、ヒータ20と1及び他の結束体5とが直接接するように圧着体16、17がそれぞれ上下方向に閉まるように動く。これにより、1及び他の結束体5とヒータ20とが接触する部分が溶融される。ヒータ20は、1及び他の結束体の間に挿入されてから所定の時間経過すると、ヒータ20は水平方向にスライド(駆動)する。
【0018】
次に、図7に示すように、圧着体16、17がそれぞれ更に上下方向に閉まり、1及び他の結束体5を圧着して接合する。また、圧着体16、17が1及び他の結束体5を圧着している間に1の結束体5をガイド19に押しつけるための結束体押さえ(押圧部21の先端)が、電磁弁により上方向に動くように制御され、1の結束体5を押圧するとともに、カッター(切断部21の先端)が、電磁弁により上方向に動くように制御され、1の結束体5を切断する。
【0019】
次に、図8に示すように、圧着体16、17がそれぞれ上下方向に開く。この時、今まで使用されていた結束体5は所定位置で切断されている。
【0020】
次に、図9に示すように、結束体の交換装置1Aを駆動し、結束体5の交換作業が終了する。
【0021】
その後、オペレータは、1の結束体5が設けられているバンドリール6をリールホルダ7から取り外し、新しい結束体5が設けられているバンドリール6をリールホルダ7に装着する。また、結束体5の先端はガイド19に沿ってピンチローラ9に到達するまで手動にて送り込む。
【0022】
また、この結束体の交換装置1Aは、例えば、複数のリールホルダ7の中から選択される1つのリールホルダ7に設けられている1の結束体5が使用されている状態で、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7に設けられている他の結束体5を1の結束体5と圧着して接合し、結束体5を交換するようにしてもよい。
【0023】
以上に説明したように、本考案の結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6と、複数のバンドリール6から選択される結束体5を送り出すための結束体送り手段としてのガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19と、前記バンドリール6から選択される2の結束体を圧着するための圧着体16、17と、前記2の結束体を溶融するためのヒータ20と、前記2の結束体のうち一方の結束体を切断するための切断手段としての押圧部21と切断部22と、を具備する。さらに、具体的には、結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6を備えた結束機において、複数のバンドリール6から選択される1の結束体を使用している最中に他の結束体を送り出す結束体送り手段としてのガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19と、前記送り手段により送り出された他の結束体と前記1の結束体の一部を溶融するためのヒータ20と、ヒータ20により溶融された箇所を圧着するための圧着体16、17と、圧着位置よりも下流側において前記1の結束体を切断するための切断手段としての押圧部21と切断部22と、を具備することを特徴とする。また、前記切断手段は、各バンドリール6に設けられていることを特徴とする。また、前記結束体5の使用状態を検知する検知手段としてのタッチセンサ部11を備え、前記結束体送り手段は、前記検知手段に基づいて制御される。
【0024】
このようにすれば、自動的に予備のリールから新しい結束体を送り出して使用中の結束体に新しい結束体を圧着接合して結束体を交換するので、結束体の交換作業におけるオペレータの負担が軽減できるとともに、製造効率を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案である結束体の交換装置の平面図である。
【図2】結束体の交換装置の正面図である。
【図3】結束体の交換装置の右側面図である。
【図4】結束体の交換装置の他の実施形態である。
【図5】結束体の交換作業の状態を示し、接合する結束体を所定位置に配置した状態図である。
【図6】結束体の交換作業の状態を示し、結束体の所定部を溶融している状態図である。
【図7】結束体の交換作業の状態を示し、圧着するとともに一方の結束体を切断した状態図である。
【図8】結束体の交換作業の状態を示し、圧着体を解放した状態図である。
【図9】結束体の交換作業の状態を示し、結束体の交換作業が終了した状態図である。
【符号の説明】
1A 結束体の交換装置
5 結束体
6 バンドリール
8 結束体送り手段(ガイドローラ)
9 結束体送り手段(ピンチローラ)
9a 結束体送り手段(モータ)
11 検知手段(タッチセンサ部)
16、17 圧着体
19 結束体送り手段(ガイド)
20 ヒータ
21 切断手段(押圧部)
22 切断手段(切断部)
【考案の属する技術分野】
本考案は、全ての産業における梱包結束に関し、特にPPバンドを使用する結束機に関する。
【0002】
【従来の技術】
PPバンドを使用する結束機(以下、「PPバンド結束機」と呼ぶ)は、PPバンド結束機本体に付属するリールホルダにPPバンドが巻き付けられたバンドリール(以下、「PPバンドリール」と呼ぶ)が取付けられて使用される。また、PPバンド結束機は、PPバンドを使い終わると一度全てのPPバンドをPPバンド結束機から引き出した後、リールホルダからPPバンドを使い切ったバンドリールを取り外し、新しいPPバンドリールを装着した後、再度、使用される。新しいPPバンドリールを装着したPPバンド結束機は、PPバンドの先端をガイドに従って送り込み、被結束物がない状態で数回空打ちを行い、PPバンドの先端が所定の位置に到達したことを確認した後、再度、使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特にオフセット輪転印刷業界では、4p、8p、16p、32p等の単位で印刷された印刷折丁の識別が製本工程で容易、且つ、乱丁を防止するため、印刷折丁毎にPPバンドの色を変えることが決まりになっている。そのため、ある折の印刷が完了するとPPバンドの残量に拘わらずPPバンドを指定の色に交換する作業が発生し、この作業が印刷オペレータにとって著しい負担となる問題が生じていた。
【0004】
さらに、製造ラインと直結しているPPバンド結束機の場合、通常、PPバンド結束機にPPバンドリールが内蔵されているためPPバンドを使い切った後のPPバンドリールの交換に手間取ったり、PPバンドリールの交換のために製造ラインが停止したり、PPバンドを使いきったことに気が付かないと製品が結束されないまま排出されたりするなどの問題が有り非効率的であった。
【0005】
そこで本考案は、結束体を容易に交換できる結束機における結束体の交換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本考案について説明する。なお、本考案の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本考案が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
本考案の結束機における結束体の交換装置(1A)は、複数の結束体(5)が巻き付けられたバンドリール(6)と、前記バンドリールから選択される結束体を送り出すための結束体送り手段(8、9、9a、19)と、前記バンドリールから選択される2の結束体を圧着するための圧着手段(16、17)と、前記2の結束体を溶融するためのヒータ(20)と、前記2の結束体のうち一方の結束体を切断するための切断手段(21、22)と、を具備することを特徴とする。
【0008】
さらに、具体的には、本考案の結束機における結束体の交換装置は、複数の結束体が巻き付けられたバンドリールを備えた結束機において、前記バンドリールから選択される1の結束体を使用している最中に他の結束体を送り出す結束体送り手段と、前記送り手段により送り出された他の結束体と前記1の結束体の一部を溶融するためのヒータと、前記ヒータにより溶融された箇所を圧着するための圧着手段と、前記圧着位置よりも下流側において前記1の結束体を切断するための切断手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、前記切断手段は、各バンドリールに設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、前記結束体の使用状態を検知する検知手段(11)を備え、前記結束体送り手段は、前記検知手段に基づいて制御されることを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案である結束機における結束体の交換装置に係る実施の形態について詳細に説明する。図1は結束体の交換装置の平面図、図2は結束体の交換装置の正面図、図3は結束体の交換装置の右側面図、図4は結束体の交換装置の他の実施形態である。また、図5〜図9は結束体の交換作業の状態を示し、図5は接合する結束体を所定位置に配置した状態図、図6は結束体の所定部を溶融している状態図、図7は圧着するとともに一方の結束体を切断した状態図、図8は圧着体を解放した状態図、図9は結束体の交換作業が終了した状態図である。なお、結束体とは、例えば製品を結束するためのバンドをいい、例えば、PPバンドである。なお、図4において、図1〜図3と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0012】
この結束体の交換装置1Aは、図1に示すように、複数のフレーム2、2、・・・、2で枠組みされた本体3と、その本体3に結束体5が巻き付けられたバンドリール6を保持する複数のリールホルダ7、7と、結束体5を後述する交換部15に搬送するための複数のガイドロール8、8と結束体5の表裏面から押圧しつつ回転させて結束体5を送り出すピンチローラ9、9、ピンチローラ9を駆動するモータ9a等から構成される結束体ガイド手段10と、結束体5の残量を検出するタッチセンサ部11、11と、複数のリールホルダ7から選択される2つの結束体5、5を圧着接合して結束体を交換する交換部15と、各部を制御する制御部(図示なし)と、を備えている。また、リールホルダ7は、図1〜図3に示すように、本体の上部に2つ、下部に2つの計4つ設けられている。また、本体3の底部には、移動可能なように四隅にキャスタ4、4、4、4を備えている。なお、図4に示すように、本体の上・中・下部にそれぞれ2つずつの計6つ設けるようにしてもよい。また、リールホルダ7に設けられるバンドリール6の結束体5は、同色であってもよいし、異色であってもよい。このリールホルダ7に設けられるバンドリール6の結束体5は、使用形態によって、その都度変更できる。また、タッチセンサ部11は、結束体5の使用状態(残量)を検出する検知手段として機能する。また、制御部は、結束体5の残量が残り少なくなると、ピンチローラ9によって他のリールホルダ7から結束体5を所定の位置に送り出す制御を行う。
【0013】
交換部15は、図5に示すように、結束体5の上下方向に設置される圧着体16、17と、結束体5を送り出す位置を定めるためのストッパ18と、結束体5を所定位置に導く複数のガイド19、19、・・・、19と、結束体5を溶融するためのヒータ20と、ストッパ18及びヒータ20を所定位置に移動するための駆動部(図示なし)と、結束体5を押圧して切断するための押圧部21と切断部22とを備える切断手段と、を具備している。押圧部21及び切断部22は、電磁弁を有し、その電磁弁によって先端が押し出される構造である。押圧部21は、先端によって結束体5をガイド19に押し当てて固定する。また、切断部22は、先端にカッターを備え、結束体5を切断する。また、圧着体16、17は2つの結束体を圧着接合する圧着手段として機能する。また、ガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19は、結束体を送り出すための結束体送り手段として機能する。また、ストッパ18は、結束体の先端部を圧着体16の下部又は上部に位置決めするための位置決め手段として機能する。また、切断手段は、各バンドリール6に、且つ該圧着手段の下流側に配置される。
【0014】
次に、結束体の交換作業について説明する。
【0015】
この結束体の交換装置1Aは、例えば、複数のリールホルダ7の中から選択される1つのリールホルダ7に設けられている1の結束体5が使用され使い切る際に、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7に設けられている他の結束体5の先端部を1の結束体5の最後尾端部と圧着して接合し、結束体5を交換するものである。なお、リールホルダ7の選択は予め使用するリールホルダ7の順番を設定しておいても良いし、オペレータ等によって任意に選択できるようにしてもよい。本説明においては、予め使用するリールホルダ7の順番が設定されており、制御部によって各部が制御されるものとして説明を行う。
【0016】
図5に示すように、使用中の結束体5が残り少なくなってくるとタッチセンサ部11によってその結束体5の使用量が検知され、結束体5が少量になると、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7が選択される。制御部は、選択されたリールホルダ7に設けられている結束体5の先端部をピンチローラ9により圧着体16、17の下部又は上部まで送る。その際、ストッパ18が圧着体16、17の下部又は上部に水平方向にスライドする。
【0017】
次に、図6に示すように、一時的に、結束体の交換装置を止め、ヒータ20が使用中の1の結束体5と選択された他の結束体との間に挿入される。次に、ヒータ20と1及び他の結束体5とが直接接するように圧着体16、17がそれぞれ上下方向に閉まるように動く。これにより、1及び他の結束体5とヒータ20とが接触する部分が溶融される。ヒータ20は、1及び他の結束体の間に挿入されてから所定の時間経過すると、ヒータ20は水平方向にスライド(駆動)する。
【0018】
次に、図7に示すように、圧着体16、17がそれぞれ更に上下方向に閉まり、1及び他の結束体5を圧着して接合する。また、圧着体16、17が1及び他の結束体5を圧着している間に1の結束体5をガイド19に押しつけるための結束体押さえ(押圧部21の先端)が、電磁弁により上方向に動くように制御され、1の結束体5を押圧するとともに、カッター(切断部21の先端)が、電磁弁により上方向に動くように制御され、1の結束体5を切断する。
【0019】
次に、図8に示すように、圧着体16、17がそれぞれ上下方向に開く。この時、今まで使用されていた結束体5は所定位置で切断されている。
【0020】
次に、図9に示すように、結束体の交換装置1Aを駆動し、結束体5の交換作業が終了する。
【0021】
その後、オペレータは、1の結束体5が設けられているバンドリール6をリールホルダ7から取り外し、新しい結束体5が設けられているバンドリール6をリールホルダ7に装着する。また、結束体5の先端はガイド19に沿ってピンチローラ9に到達するまで手動にて送り込む。
【0022】
また、この結束体の交換装置1Aは、例えば、複数のリールホルダ7の中から選択される1つのリールホルダ7に設けられている1の結束体5が使用されている状態で、他のリールホルダ7の中から1つのリールホルダ7に設けられている他の結束体5を1の結束体5と圧着して接合し、結束体5を交換するようにしてもよい。
【0023】
以上に説明したように、本考案の結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6と、複数のバンドリール6から選択される結束体5を送り出すための結束体送り手段としてのガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19と、前記バンドリール6から選択される2の結束体を圧着するための圧着体16、17と、前記2の結束体を溶融するためのヒータ20と、前記2の結束体のうち一方の結束体を切断するための切断手段としての押圧部21と切断部22と、を具備する。さらに、具体的には、結束機における結束体の交換装置1Aは、複数の結束体5が巻き付けられたバンドリール6を備えた結束機において、複数のバンドリール6から選択される1の結束体を使用している最中に他の結束体を送り出す結束体送り手段としてのガイドローラ8、ピンチローラ9、モータ9a、ガイド19と、前記送り手段により送り出された他の結束体と前記1の結束体の一部を溶融するためのヒータ20と、ヒータ20により溶融された箇所を圧着するための圧着体16、17と、圧着位置よりも下流側において前記1の結束体を切断するための切断手段としての押圧部21と切断部22と、を具備することを特徴とする。また、前記切断手段は、各バンドリール6に設けられていることを特徴とする。また、前記結束体5の使用状態を検知する検知手段としてのタッチセンサ部11を備え、前記結束体送り手段は、前記検知手段に基づいて制御される。
【0024】
このようにすれば、自動的に予備のリールから新しい結束体を送り出して使用中の結束体に新しい結束体を圧着接合して結束体を交換するので、結束体の交換作業におけるオペレータの負担が軽減できるとともに、製造効率を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案である結束体の交換装置の平面図である。
【図2】結束体の交換装置の正面図である。
【図3】結束体の交換装置の右側面図である。
【図4】結束体の交換装置の他の実施形態である。
【図5】結束体の交換作業の状態を示し、接合する結束体を所定位置に配置した状態図である。
【図6】結束体の交換作業の状態を示し、結束体の所定部を溶融している状態図である。
【図7】結束体の交換作業の状態を示し、圧着するとともに一方の結束体を切断した状態図である。
【図8】結束体の交換作業の状態を示し、圧着体を解放した状態図である。
【図9】結束体の交換作業の状態を示し、結束体の交換作業が終了した状態図である。
【符号の説明】
1A 結束体の交換装置
5 結束体
6 バンドリール
8 結束体送り手段(ガイドローラ)
9 結束体送り手段(ピンチローラ)
9a 結束体送り手段(モータ)
11 検知手段(タッチセンサ部)
16、17 圧着体
19 結束体送り手段(ガイド)
20 ヒータ
21 切断手段(押圧部)
22 切断手段(切断部)
Claims (4)
- 複数の結束体が巻き付けられたバンドリールと、
前記バンドリールから選択される結束体を送り出すための結束体送り手段と、
前記バンドリールから選択される2の結束体を圧着するための圧着手段と、
前記2の結束体を溶融するためのヒータと、
前記2の結束体のうち一方の結束体を切断するための切断手段と、
を具備することを特徴とする結束機における結束体の交換装置。 - 複数の結束体が巻き付けられたバンドリールを備えた結束機において、
前記バンドリールから選択される1の結束体を使用している最中に他の結束体を送り出す結束体送り手段と、
前記送り手段により送り出された他の結束体と前記1の結束体の一部を溶融するためのヒータと、
前記ヒータにより溶融された箇所を圧着するための圧着手段と、
前記圧着位置よりも下流側において前記1の結束体を切断するための切断手段と、
を具備することを特徴とする結束機における結束体の交換装置。 - 前記切断手段は、各バンドリールに設けられていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の結束機における結束体の交換装置。
- 前記結束体の使用状態を検知する検知手段を備え、
前記結束体送り手段は、前記検知手段に基づいて制御されることを特徴とする請求項1、又は2に記載の結束機における結束体の交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003051U JP3098111U (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 結束機における結束体の交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003003051U JP3098111U (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 結束機における結束体の交換装置 |
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JP3098111U true JP3098111U (ja) | 2004-02-19 |
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Family Applications (1)
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JP2003003051U Expired - Lifetime JP3098111U (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 結束機における結束体の交換装置 |
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JP (1) | JP3098111U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102263923B1 (ko) * | 2021-03-22 | 2021-06-11 | 대은엠비코(주) | 포장용 밴드 연결장치 및 그 연결방법 |
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2003
- 2003-05-27 JP JP2003003051U patent/JP3098111U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102263923B1 (ko) * | 2021-03-22 | 2021-06-11 | 대은엠비코(주) | 포장용 밴드 연결장치 및 그 연결방법 |
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