JP3098051U - 医療用照明器具 - Google Patents

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株式会社精工タカネ
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Abstract

【課題】診療部位や診療部位までの照射距離が変更となっても調整の操作を行うことなく常に診療者の視線と略同一方向へ光を照射して必要な箇所を確実に照明する。
【解決手段】診療者の頭部に装着する装着部材1に診療者の視野前方を照射する投光器3を設け、患者の診療部位を照明しながら診療できるようにした医療用照明器具において、前記装着部材1を診療者の頭部に装着した際に投光器3をそのランプボックス3mが診療者の両眼間に配置されるように設け、診療者の視線と略同一方向へ光を照射できるようにした。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、医療分野において診療者が頭部に装着して患者の診療部位を照明しながら診療できるようにする医療用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、診療者が患者の診療部位を照明しながら診察や治療を行うために、長さや角度が調整自在なアームの先端に電球を組み込んだ照明器具がある。しかし、この照明器具は使用前に照明方向を調整する操作が必要で、しかも診療中に照射方向を変更する際は診療器具を一旦置いて操作するか助手が操作することになり、両手が使えない問題があった。
【0003】
また、診療者の頭部に装着するヘッドバンド等の装着部材に診療者の頭上又は額面部から視野前方を照射する電球を取り付けた照明器具もある。しかしながら、この照明器具は光源が診療者の頭上又は額面部に有しているから、照射方向が必ずしも診療者の視線とは一致しておらず、使用の都度照射方向の調整が必要であった。
【0004】
一方、光源の照射方向を診療者の視線と略同一にできる照明器具も提案されている(例えば特許文献1参照)。この装置は診療者の両眼の側部に光源を取り付け、各光源の照射光が視野前方で交叉するように照射角度が設定されたものである。しかしながら、この照明器具も診療部位までの距離が変化する度に照射角度の再調整が必要であった。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第3022512号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、診療部位や照射距離が変更されても再調整を行うことなく常に診療者の視線と略同一方向へ照射できるようにした医療用照明器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 診療者の頭部に装着する装着部材に投光器を装着時に診療者の両眼間の中間となる位置に設け、診療者の視線と略同一方向へ光を照射できるようにした医療用照明器具
2) 投光器を診療者の視野外へ離退可能に装着部材に設けた前記1)記載の医療用照明器具
3) 投光器を装着部材の中央正面に回動可能に軸支し、しかも投光器の投光部分を回動軸より距離をおいた箇所に配設し、使用時は投光器を下向きに回動させて投光部分を診療者の両眼間に配置できるようにし、未使用時は投光器を横向きに回動させて診療者の視野外へ離退できるようにした前記2)記載の医療用照明器具
4) 投光器を両眼間に配置した状態で投光器へ通電するスイッチ部を設けた前記2)又は3)記載の医療用照明器具
5) 投光器にその電源の電池を一体的に設けた前記1)〜4)いずれか記載の医療用照明器具
6) 投光器の投光部分をその照射方向を上下に調整可能にした前記1)〜5)いずれか記載の医療用照明器具
7) 装着部材が診療者の頭部外周に挿着するベルトで、頭部の大きさに応じて締め付けを調整可能にした前記1)〜6)いずれか記載の医療用照明器具
にある。
【0008】
【作用】
本考案によれば、装着部材を診療者の頭部に装着した際に投光器が診療者の両眼間に配置されるように設けたことで、常に診療者の視線と略同一方向へ光が照射され、診療部位や距離が変化しても診療者が診療部位へ顔を向けるのみで常に必要な箇所を確実に照明できるようになる。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案では、投光器を診療者の視野外へ離退可能に装着部材に設けると、未使用時に視野の邪魔にならず頭部から外す手間も不要となる。投光器の離退は、投光器を装着部材の中央正面に投光部分と距離をおいた箇所で回動可能に軸支し、使用時は投光器を下向きに回動させて投光部分を診療者の両眼間に配置できるようにし、未使用時は投光器を横向きに回動させて診療者の視野外へ離退できるようにした構成がシンプルで操作が容易となり好ましい。この投光器を両眼間に配置した状態で投光器へ通電するスイッチ部を設けると、投光器自身がスイッチとなり、レバーやボタン等のスイッチ部品を不要にして低コスト化を図ることができる。
【0010】
また、投光器には電池等の電源を一体的に設けると、コードレスとなり移動が容易となって使い易い器具となる。また、投光器の投光部分をその照射方向を上下に微調整可能にしてもよい。さらに、装着部材としては診療者の頭部外周に装着する安価なベルトが用いられ、頭部の大きさに応じて締め付けを調整可能にするとよい。以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は実施例の医療用照明器具の装着状態を示す斜視図、図2は実施例の投光器の説明図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は実施例の装着部材の説明図、図6は実施例のスイッチの切換を示す説明図、図7は実施例の医療用照明器具の使用状態を示す説明図である。
【0012】
図中、1は装着部材であって、プラスチック製の細長のベルトからなり、環状となるように両端を重ねて押え片を備えたベルト金具1aとベルト金具1bでそれぞれ固定し、各ベルト金具1a,1bを反対方向へスライドさせることで装着径を任意に変更できるようにしている。
【0013】
図中、2はベース板であって、所定厚みを有した板状で、片側を薄肉化して段差2aを形成し、装着部材1の視野前方側の板面に固着している。2bは後述の投光器の固定ピンが嵌挿するガイド溝である。
【0014】
図中、3は投光器であって、電池穴3aを2箇所備えた電池ボックス3bをベース板2に回転シャフト3cで回動自在に軸支し、各電池穴3aの奥部にスイッチ端子3d,3eを接点3f,3gが上下に配置されるように取り付け、接点3gの下方にスイッチピン3hを上下動自在に設け、電池ボックス3bの開口側に固定ピン3iをガイド溝2bに嵌挿させて設け、電池ボックス3bの開口に端子3jを2箇所取り付けたフタ3kを開閉可能に軸支し、フタ3kに電球と集光レンズを組み込んだランプボックス3mを角度調整自在に軸支し、フタ3kの側部にフタ3kを閉止させる固定片3nを設けている。
【0015】
本実施例の医療用照明器具は、図1に示すように装着部材1を診療者の頭部の外径に合わせて装着径を調整し、頭部に挿着する。未使用時は図6(a),図7(a)に示すように投光器3を横方向に回動させ、この状態ではスイッチピン3hがベース板2と接していないから接点3f,3gが離隔しており、通電がOFFとなっている。
【0016】
使用時は図6(b),図7(b)に示すように投光器3を縦方向に回動させ、この状態ではスイッチピン3hがベース板2の段差2aと接することで電池ボックス3b内へ挿入されて接点3f,3g同士を当接させ、通電がONとなってランプボックス3mが視野前方を照明する。
【0017】
本実施例はこのように構成したから、使用時にランプボックス3mを診療者の両眼の間に且つ視線と略同一高さに配置するようにしたことで、常に診療者の視線と略同一方向へ光が照射されて診療部位が確実に照明される。診療中に診療部位や診療部位までの照射距離が変化しても、診療者は顔を診療部位へ向けるだけで常に必要な箇所が確実に照明され、調整操作を一切必要としない。
【0018】
また、未使用時は投光器3を横方向へ回動させることで診療者の視野外へ離退でき、照明を必要としない診療その他作業時に視野を邪魔しない。また、その投光器3の回動でランプボックス3mへの通電のON,OFFを切換するスイッチ機能を兼用させたことで、ボタンやレバー等のスイッチ部品を削減でき、小型軽量低コストの器具となった。さらに、使用後は頭部から外して装着部材1を縮径させれば、コンパクトな形態となってポケット等に収納して容易に持ち運びも可能となる。
【0019】
図8,9に示すのは投光器を上下スライド自在に設けた実施例の医療用照明器具の他の例である。図8は実施例の他の例の投光器の平面図、図9は実施例の他の例の医療用照明器具の使用状態を示す説明図である。図中、4はベース板、4aはガイド溝、5は摺動部である。
【0020】
実施例の他の例では、図8に示すようにガイド溝4aが縦方向に形成されたベース板4を装着部材1の視野前方の側面に固着し、電池ボックス3bの背面に取り付けた摺動部5をガイド溝4aに嵌入して投光器3を上下スライド自在に取り付けている。未使用時は図9(a)に示すように投光器3を上方へスライドさせて離退させ、使用時に投光器3を下方へスライドさせてランプボックス3mを両眼間に配置して照明する。その他、符号、構成は実施例と同じである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば診療部位や診療部位までの照射距離が変更となっても調整の操作を行うことなく常に診療者の視線と略同一方向へ光を照射して必要な箇所を確実に照明し得る低コストで使い易い医療用照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の医療用照明器具の装着状態を示す斜視図である。
【図2】実施例の投光器の説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】実施例の装着部材の説明図である。
【図6】実施例のスイッチの切換を示す説明図である。
【図7】実施例の医療用照明器具の使用状態を示す説明図である。
【図8】実施例の他の例の投光器の平面図である。
【図9】実施例の他の例の医療用照明器具の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装着部材
1a,1b ベルト金具
2 ベース板
2a 段差
2b ガイド溝
3 投光器
3a 電池穴
3b 電池ボックス
3c 回転シャフト
3d,3e スイッチ端子
3f,3g 接点
3h スイッチピン
3i 固定ピン
3j 端子
3k フタ
3m ランプボックス
3n 固定片
4 ベース板
4a ガイド溝
5 摺動部
B 電池

Claims (7)

  1. 診療者の頭部に装着する装着部材に投光器を装着時に診療者の両眼間の中間となる位置に設け、診療者の視線と略同一方向へ光を照射できるようにした医療用照明器具。
  2. 投光器を診療者の視野外へ離退可能に装着部材に設けた請求項1記載の医療用照明器具。
  3. 投光器を装着部材の中央正面に回動可能に軸支し、しかも投光器の投光部分を回動軸より距離をおいた箇所に配設し、使用時は投光器を下向きに回動させて投光部分を診療者の両眼間に配置できるようにし、未使用時は投光器を横向きに回動させて診療者の視野外へ離退できるようにした請求項2記載の医療用照明器具。
  4. 投光器を両眼間に配置した状態で投光器へ通電するスイッチ部を設けた請求項2又は3記載の医療用照明器具。
  5. 投光器にその電源の電池を一体的に設けた請求項1〜4いずれか記載の医療用照明器具。
  6. 投光器の投光部分をその照射方向を上下に調整可能にした請求項1〜5いずれか記載の医療用照明器具。
  7. 装着部材が診療者の頭部外周に挿着するベルトで、頭部の大きさに応じて締め付けを調整可能にした請求項1〜6いずれか記載の医療用照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010007785A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 合同会社ジャパン・メディカル・クリエーティブ 照明装置
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