JP3097842U - ディスプレイ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造でディスプレイの角度を調整できるディスプレイ構造を提供する。
【解決手段】ベース中央の嵌合凹部中に凸柱を設け、凸柱の一側に位置決め凹部を設け、支柱底部を嵌合凹部に嵌合し、位置決めリブを設けて位置決め凹部まで延長し、支柱底端に耐摩擦ワッシャを設置し、チルト調整装置は固定ロッドの両端にヒンジセットを設けて構成し、固定ロッドを支柱上に固定し、両端には扁平状の位置決め軸を設け、ヒンジセットはブラケットに位置決め孔を設けて位置決め軸上に組み込み、位置決め孔の両端を外向きに扇形に拡張し、ブラケット上にはブラケットプレートを設けてディスプレイに固定できるようにし、位置決め軸のブラケットの両側にダンパーガスケットを組み込み、外側のダンパーガスケットの外側にスプリングガスケットと少なくとも一つのテンションガスケットを組み込み、ナットで位置決め軸端部にねじ込み設置したディスプレイ構造である。
【選択図】 図2
【解決手段】ベース中央の嵌合凹部中に凸柱を設け、凸柱の一側に位置決め凹部を設け、支柱底部を嵌合凹部に嵌合し、位置決めリブを設けて位置決め凹部まで延長し、支柱底端に耐摩擦ワッシャを設置し、チルト調整装置は固定ロッドの両端にヒンジセットを設けて構成し、固定ロッドを支柱上に固定し、両端には扁平状の位置決め軸を設け、ヒンジセットはブラケットに位置決め孔を設けて位置決め軸上に組み込み、位置決め孔の両端を外向きに扇形に拡張し、ブラケット上にはブラケットプレートを設けてディスプレイに固定できるようにし、位置決め軸のブラケットの両側にダンパーガスケットを組み込み、外側のダンパーガスケットの外側にスプリングガスケットと少なくとも一つのテンションガスケットを組み込み、ナットで位置決め軸端部にねじ込み設置したディスプレイ構造である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はディスプレイを支持してディスプレイの回転及びチルト角度の調節に供される液晶ディスプレイのスタンド構造に技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
現在、市場で一般に用いられている液晶ディスプレイ(LCD)の構造は、ディスプレイとスタンドの間にチルト調節機構と回転構造を設けて回転とチルト角度の調節を行う。回転構造は円盤状の前受け部と後受け部をスタンドの円形容室内に枢嵌し、且つスタンド上に支持部材を設けて後受け部の弧形の長孔中まで延長することにより、ディスプレイ回転角度を調節できるようにしている。チルト調節機構は固定アームと回転アームを具え、それぞれディスプレイ上と回転構造上に固定され、ヒンジセットを利用して固定アームと回転アームを連結し、更に回転アーム上に適当な長さの弧形レール溝を設け、固定アームとともに回転する位置決め部材から位置決めブロックをレール溝まで延長し、以上から、固定アーム回転時にレール溝の位置決めブロックに対する制限によってチルト角度調節の目的を達成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来公知の液晶ディスプレイ構造の回転構造は前受け部と後受け部からなり、後受け部上に弧形の長孔を設けるとともにスタンドに支持部材を設けることによって、回転角度調整を実現している。また、チルト調節機構は固定アーム、回転アーム、ヒンジセットからなり、回転アーム上に設置した弧形のレール溝と、固定アームとともに回転する位置決め部材とによってチルト角度を調節できるようにしている。
したがって、部品は非常に複雑多数で、部品の製造加工も手がかかるため、製造組立が困難になり、重量も重く製造コストも高いという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、簡素化された部品で、製造組立が簡便、及びコスト低減などの効果が得られるディスプレイ構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の考案は、ディスプレイを設け、該ディスプレイには角度を調整するチルト調節装置を設け、該チルト調節装置の固定ロッドの両端にヒンジセットを設置するともに、ディスプレイを支持するベースを設け、該ベースは嵌合凹部と位置決め凹部を有し、ベースに立設する支柱を設け、該支柱には位置決めリブを有し、該位置決めリブに前記ディスプレイのチルト調整装置のヒンジセットを結合し、該チルト調整装置の固定ロッドを前記支柱の一端に結合し、チルト調整装置と結合した支柱の反対側の一端をベースの嵌合凹部と結合し、支柱内の位置決めリブをベースの位置決め凹部まで延長してディスプレイのチルティング調節と回転の位置決めをすることを特徴とするディスプレイ構造である。
請求項2の考案は、前記支柱の底端に耐摩擦ワッシャを設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項3の考案は、前記チルト調整装置の固定ロッドは支柱に固定され、該固定ロッドの両端に扁平な位置決め軸を設け、前記ヒンジセットはブラケットを設け、該ブラケット上に位置決め穴を設けて位置決め軸上に組み込み、その位置決め穴の両端をそれぞれ外向きに扇形に拡張し、ブラケット上にブラケットプレートを設けてディスプレイを固定し、前記位置決め軸のブラケットの両側にダンパーガスケットを組み込み、外側のダンパーガスケットの外側にスプリングワッシャと少なくとも一つのテンションガスケットを組み込み、ナットによって位置決め軸端部にねじ込み設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項4の考案は、前記ディスプレイは背面にくぼみを儲け、該くぼみ底面に若干数のねじ孔を設けてボルトでチルト調整装置のブラケットをねじ固定できるようにし、且つ、くぼみ上にバックカバーをかぶせ、バックカバーの下部に若干数の開口部を設けて支柱及び若干のディスプレイ接続ケーブル或いは電源ケーブルを通せるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項5の考案は、前記ベースの嵌合凹部の凸柱中にベース底部まで貫通する貫通孔を設け、その底部にナットを設置し、支柱中に底部まで貫通するガイド孔を設け、ガイド孔に枢軸ボルトとワッシャを組み合わせて通すことによりベースのナットと締結できるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項6の考案は、前記支柱の頭頂部に突出して固定部を設け、該固定部上に若干数の固定ねじ孔を設け、前記チルト調整装置の前記固定ロッド中央底面に固定平面を設けて前記固定部上に当て、前記固定ロッドの両端近傍の二つの固定ボルトで固定部の固定ねじ孔にかしめ固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項7の考案は、前記ブラケット上にブラケットプレートを設け、若干数のねじによってディスプレイ背面に固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項8の考案は、前記ベース嵌合凹部中に凸柱を設け、該凸柱の周部一側に位置決め凹部を設けてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
したがって、上記各考案は、位置決めリブと位置決め凹部の組み合わせでディスプレイの回転角度が調整でき、チルト調整装置の位置決め軸と扇形の位置決め孔との組み合わせでディスプレイのチルト角度が調節でき、このため部品の簡素化、製造組立の簡便化、コスト低減する。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の好適な実施例を図に沿って説明する。
図1〜4に示すように、ディスプレイ構造は主に支柱でディスプレイ1を支持してディスプレイ1の回転とチルト角度の調整ができるようにしたものである。ディスプレイ1は、背面にくぼみ10を設け、くぼみ10底面には若干数のねじ孔11を設ける。くぼみ10上にバックカバー12を設け、バックカバー12の下部に所望数の開口部13を設ける。
【0006】
ディスプレイ1を支持するスタンド2は、ベース3の上面中央に嵌合凹部30を設け、嵌合凹部30の内部に凸柱31を設け、凸柱31上に貫通孔32を設けてベース3の底部まで貫通させ、底部にはナット33を固着する。凸柱31の前側周部に適当な長さの弧形位置決め凹部34を設ける。
スタンド2に立設する支柱4は、支柱4の底部を嵌合凹部30に嵌合し、底部の内壁に位置決めリブ40を設けて位置決め凹部34内まで延長する。
また、支柱4の底端面に環状溝41を設け、環状溝41内に耐摩擦ワッシャ42を設置する。支柱4の頭部に突出して固定部43を設け、固定部43上に固定ねじ孔44を若干設ける。支柱4内部に底部まで貫通するガイド孔45を設けて、枢軸ボルト46にガスケット47を組んでガイド孔45に通し、ベース3のナット33にかしめ固定する。
【0007】
ディスプレイ1と支柱4とを繋ぐチルト調整装置5は、固定ロッド50の両端にそれぞれヒンジセット51を設けて構成される。この固定ロッド50は中央底面に固定平面500を設けて固定部43の上面に当てて固定できるようにし、固定ロッド50の両端近傍の二つの固定ボルト501で支柱4の固定部43の固定ねじ孔にかしめ固定する。固定ロッド50の両端にそれぞれ扁平状の位置決め軸502を設ける。ヒンジセット51は、ブラケット510に位置決め孔511を設けて位置決め軸502に組み込めるようにし、位置決め孔511を中央からそれぞれ両端に向かって扇形に拡張する。またブラケット510にブラケットプレート512を設け、若干数のボルト513でディスプレイ1背面のねじ孔11に固定できるようにする。位置決め軸502上のブラケット510の両側にそれぞれダンパーガスケット514を組み込んで位置決めの摩擦力を増加し、外側のダンパーガスケット514の外側に更にスプリングガスケット515と少なくとも一つのテンションガスケット516を組み込み、ナット517を位置決め軸502の端部にねじ込み設置してヒンジセット51のゆるみを調節する。
【0008】
図5に示すように、本考案は支柱4をベース3の嵌合凹部30内に嵌合する構造設計により、ディスプレイ1をスタンド上で回転できるようにし、回転時には位置決めリブ40が位置決め凹部34の制限を受けるように設計してディスプレイ1が適当な回転角度でのみ動くようにする。
図6に示すように、本考案はディスプレイ1にともなって回転するブラケットの位置決め孔511の形状を中央から外に向かって扇形に拡張し、これに扁平状の位置決め軸502を組み合わせることにより振れる角度を制限し、ディスプレイ1のチルト角度を調節できるようにする。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、支柱4をベース3の嵌合凹部30中に嵌合し、支柱4上にチルト調整装置5を設置してディスプレイを連結するだけでディスプレイ1を左右及び上下の所定の角度に調整することができる。また、支柱4とスタンド2上の、位置決めリブ40と位置決め凹部34との組み合わせ、及びブラケット510の位置決め孔511の形状を中央から両端に向けてそれぞれ扇形に拡張し、これと扁平状の位置決め軸502との組み合わせにより、ディスプレイの回転及びチルト角度の制御ができるという効果が得られる。 以上により、構造は簡単で部品数を大幅に減少することができ、且つ、部品の製作加工も簡単であるため、製造組立が容易簡便、重量軽減、製造コスト低減などの効果が得られる。
また、支柱4底部の耐摩擦ワッシャ42により回転をスムーズにし、使用の寿命を延長できる。更に、チルト調整装置5はディスプレイの下方に位置するため、角度の調整に大きな力が必要でなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立体分解図である。
【図2】本考案のチルト調節装置とディスプレイの立体配置図である。
【図3】本考案の立体外観図である。
【図4】本考案の局部断面略図である。
【図5】本考案の回転動作略図である。
【図6】本考案のチルト動作略図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
10 くぼみ
11 ねじ孔
12 バックカバー
13 開口部
2 スタンド
3 ベース
30 嵌合凹部
31 凸柱
32 貫通孔
33 ナット
34 位置決め凹部
4 支柱
40 位置決めリブ
41 環状溝
42 耐摩擦ワッシャ
43 固定部
44 固定ねじ孔
45 ガイド孔
46 枢軸ボルト
47 ガスケット
5 チルト調節装置
50 固定ロッド
500 固定平面
501 固定ボルト
502 位置決め軸
51 ヒンジセット
510 ブラケット
511 位置決め孔
512 ブラケットプレート
513 ボルト
514 ダンパーガスケット
515 スプリングガスケット
516 テンションガスケット
517 ナット
【考案の属する技術分野】
本考案はディスプレイを支持してディスプレイの回転及びチルト角度の調節に供される液晶ディスプレイのスタンド構造に技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
現在、市場で一般に用いられている液晶ディスプレイ(LCD)の構造は、ディスプレイとスタンドの間にチルト調節機構と回転構造を設けて回転とチルト角度の調節を行う。回転構造は円盤状の前受け部と後受け部をスタンドの円形容室内に枢嵌し、且つスタンド上に支持部材を設けて後受け部の弧形の長孔中まで延長することにより、ディスプレイ回転角度を調節できるようにしている。チルト調節機構は固定アームと回転アームを具え、それぞれディスプレイ上と回転構造上に固定され、ヒンジセットを利用して固定アームと回転アームを連結し、更に回転アーム上に適当な長さの弧形レール溝を設け、固定アームとともに回転する位置決め部材から位置決めブロックをレール溝まで延長し、以上から、固定アーム回転時にレール溝の位置決めブロックに対する制限によってチルト角度調節の目的を達成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来公知の液晶ディスプレイ構造の回転構造は前受け部と後受け部からなり、後受け部上に弧形の長孔を設けるとともにスタンドに支持部材を設けることによって、回転角度調整を実現している。また、チルト調節機構は固定アーム、回転アーム、ヒンジセットからなり、回転アーム上に設置した弧形のレール溝と、固定アームとともに回転する位置決め部材とによってチルト角度を調節できるようにしている。
したがって、部品は非常に複雑多数で、部品の製造加工も手がかかるため、製造組立が困難になり、重量も重く製造コストも高いという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、簡素化された部品で、製造組立が簡便、及びコスト低減などの効果が得られるディスプレイ構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の考案は、ディスプレイを設け、該ディスプレイには角度を調整するチルト調節装置を設け、該チルト調節装置の固定ロッドの両端にヒンジセットを設置するともに、ディスプレイを支持するベースを設け、該ベースは嵌合凹部と位置決め凹部を有し、ベースに立設する支柱を設け、該支柱には位置決めリブを有し、該位置決めリブに前記ディスプレイのチルト調整装置のヒンジセットを結合し、該チルト調整装置の固定ロッドを前記支柱の一端に結合し、チルト調整装置と結合した支柱の反対側の一端をベースの嵌合凹部と結合し、支柱内の位置決めリブをベースの位置決め凹部まで延長してディスプレイのチルティング調節と回転の位置決めをすることを特徴とするディスプレイ構造である。
請求項2の考案は、前記支柱の底端に耐摩擦ワッシャを設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項3の考案は、前記チルト調整装置の固定ロッドは支柱に固定され、該固定ロッドの両端に扁平な位置決め軸を設け、前記ヒンジセットはブラケットを設け、該ブラケット上に位置決め穴を設けて位置決め軸上に組み込み、その位置決め穴の両端をそれぞれ外向きに扇形に拡張し、ブラケット上にブラケットプレートを設けてディスプレイを固定し、前記位置決め軸のブラケットの両側にダンパーガスケットを組み込み、外側のダンパーガスケットの外側にスプリングワッシャと少なくとも一つのテンションガスケットを組み込み、ナットによって位置決め軸端部にねじ込み設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項4の考案は、前記ディスプレイは背面にくぼみを儲け、該くぼみ底面に若干数のねじ孔を設けてボルトでチルト調整装置のブラケットをねじ固定できるようにし、且つ、くぼみ上にバックカバーをかぶせ、バックカバーの下部に若干数の開口部を設けて支柱及び若干のディスプレイ接続ケーブル或いは電源ケーブルを通せるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項5の考案は、前記ベースの嵌合凹部の凸柱中にベース底部まで貫通する貫通孔を設け、その底部にナットを設置し、支柱中に底部まで貫通するガイド孔を設け、ガイド孔に枢軸ボルトとワッシャを組み合わせて通すことによりベースのナットと締結できるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項6の考案は、前記支柱の頭頂部に突出して固定部を設け、該固定部上に若干数の固定ねじ孔を設け、前記チルト調整装置の前記固定ロッド中央底面に固定平面を設けて前記固定部上に当て、前記固定ロッドの両端近傍の二つの固定ボルトで固定部の固定ねじ孔にかしめ固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項7の考案は、前記ブラケット上にブラケットプレートを設け、若干数のねじによってディスプレイ背面に固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
請求項8の考案は、前記ベース嵌合凹部中に凸柱を設け、該凸柱の周部一側に位置決め凹部を設けてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造である。
したがって、上記各考案は、位置決めリブと位置決め凹部の組み合わせでディスプレイの回転角度が調整でき、チルト調整装置の位置決め軸と扇形の位置決め孔との組み合わせでディスプレイのチルト角度が調節でき、このため部品の簡素化、製造組立の簡便化、コスト低減する。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の好適な実施例を図に沿って説明する。
図1〜4に示すように、ディスプレイ構造は主に支柱でディスプレイ1を支持してディスプレイ1の回転とチルト角度の調整ができるようにしたものである。ディスプレイ1は、背面にくぼみ10を設け、くぼみ10底面には若干数のねじ孔11を設ける。くぼみ10上にバックカバー12を設け、バックカバー12の下部に所望数の開口部13を設ける。
【0006】
ディスプレイ1を支持するスタンド2は、ベース3の上面中央に嵌合凹部30を設け、嵌合凹部30の内部に凸柱31を設け、凸柱31上に貫通孔32を設けてベース3の底部まで貫通させ、底部にはナット33を固着する。凸柱31の前側周部に適当な長さの弧形位置決め凹部34を設ける。
スタンド2に立設する支柱4は、支柱4の底部を嵌合凹部30に嵌合し、底部の内壁に位置決めリブ40を設けて位置決め凹部34内まで延長する。
また、支柱4の底端面に環状溝41を設け、環状溝41内に耐摩擦ワッシャ42を設置する。支柱4の頭部に突出して固定部43を設け、固定部43上に固定ねじ孔44を若干設ける。支柱4内部に底部まで貫通するガイド孔45を設けて、枢軸ボルト46にガスケット47を組んでガイド孔45に通し、ベース3のナット33にかしめ固定する。
【0007】
ディスプレイ1と支柱4とを繋ぐチルト調整装置5は、固定ロッド50の両端にそれぞれヒンジセット51を設けて構成される。この固定ロッド50は中央底面に固定平面500を設けて固定部43の上面に当てて固定できるようにし、固定ロッド50の両端近傍の二つの固定ボルト501で支柱4の固定部43の固定ねじ孔にかしめ固定する。固定ロッド50の両端にそれぞれ扁平状の位置決め軸502を設ける。ヒンジセット51は、ブラケット510に位置決め孔511を設けて位置決め軸502に組み込めるようにし、位置決め孔511を中央からそれぞれ両端に向かって扇形に拡張する。またブラケット510にブラケットプレート512を設け、若干数のボルト513でディスプレイ1背面のねじ孔11に固定できるようにする。位置決め軸502上のブラケット510の両側にそれぞれダンパーガスケット514を組み込んで位置決めの摩擦力を増加し、外側のダンパーガスケット514の外側に更にスプリングガスケット515と少なくとも一つのテンションガスケット516を組み込み、ナット517を位置決め軸502の端部にねじ込み設置してヒンジセット51のゆるみを調節する。
【0008】
図5に示すように、本考案は支柱4をベース3の嵌合凹部30内に嵌合する構造設計により、ディスプレイ1をスタンド上で回転できるようにし、回転時には位置決めリブ40が位置決め凹部34の制限を受けるように設計してディスプレイ1が適当な回転角度でのみ動くようにする。
図6に示すように、本考案はディスプレイ1にともなって回転するブラケットの位置決め孔511の形状を中央から外に向かって扇形に拡張し、これに扁平状の位置決め軸502を組み合わせることにより振れる角度を制限し、ディスプレイ1のチルト角度を調節できるようにする。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、支柱4をベース3の嵌合凹部30中に嵌合し、支柱4上にチルト調整装置5を設置してディスプレイを連結するだけでディスプレイ1を左右及び上下の所定の角度に調整することができる。また、支柱4とスタンド2上の、位置決めリブ40と位置決め凹部34との組み合わせ、及びブラケット510の位置決め孔511の形状を中央から両端に向けてそれぞれ扇形に拡張し、これと扁平状の位置決め軸502との組み合わせにより、ディスプレイの回転及びチルト角度の制御ができるという効果が得られる。 以上により、構造は簡単で部品数を大幅に減少することができ、且つ、部品の製作加工も簡単であるため、製造組立が容易簡便、重量軽減、製造コスト低減などの効果が得られる。
また、支柱4底部の耐摩擦ワッシャ42により回転をスムーズにし、使用の寿命を延長できる。更に、チルト調整装置5はディスプレイの下方に位置するため、角度の調整に大きな力が必要でなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立体分解図である。
【図2】本考案のチルト調節装置とディスプレイの立体配置図である。
【図3】本考案の立体外観図である。
【図4】本考案の局部断面略図である。
【図5】本考案の回転動作略図である。
【図6】本考案のチルト動作略図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
10 くぼみ
11 ねじ孔
12 バックカバー
13 開口部
2 スタンド
3 ベース
30 嵌合凹部
31 凸柱
32 貫通孔
33 ナット
34 位置決め凹部
4 支柱
40 位置決めリブ
41 環状溝
42 耐摩擦ワッシャ
43 固定部
44 固定ねじ孔
45 ガイド孔
46 枢軸ボルト
47 ガスケット
5 チルト調節装置
50 固定ロッド
500 固定平面
501 固定ボルト
502 位置決め軸
51 ヒンジセット
510 ブラケット
511 位置決め孔
512 ブラケットプレート
513 ボルト
514 ダンパーガスケット
515 スプリングガスケット
516 テンションガスケット
517 ナット
Claims (8)
- ディスプレイを設け、該ディスプレイには角度を調整するチルト調節装置を設け、該チルト調節装置の固定ロッドの両端にヒンジセットを設置するともに、 ディスプレイを支持するベースを設け、該ベースは嵌合凹部と位置決め凹部を有し、ベースに立設する支柱を設け、該支柱には位置決めリブを有し、該位置決めリブに前記ディスプレイのチルト調整装置のヒンジセットを結合し、該チルト調整装置の固定ロッドを前記支柱の一端に結合し、チルト調整装置と結合した支柱の反対側の一端をベースの嵌合凹部と結合し、支柱内の位置決めリブをベースの位置決め凹部まで延長してディスプレイのチルティング調節と回転の位置決めをすることを特徴とするディスプレイ構造。
- 前記支柱の底端に耐摩擦ワッシャを設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記チルト調整装置の固定ロッドは支柱に固定され、該固定ロッドの両端に扁平な位置決め軸を設け、前記ヒンジセットはブラケットを設け、該ブラケット上に位置決め穴を設けて位置決め軸上に組み込み、その位置決め穴の両端をそれぞれ外向きに扇形に拡張し、ブラケット上にブラケットプレートを設けてディスプレイを固定し、前記位置決め軸のブラケットの両側にダンパーガスケットを組み込み、外側のダンパーガスケットの外側にスプリングワッシャと少なくとも一つのテンションガスケットを組み込み、ナットによって位置決め軸端部にねじ込み設置してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記ディスプレイは背面にくぼみを儲け、該くぼみ底面に若干数のねじ孔を設けてボルトでチルト調整装置のブラケットをねじ固定できるようにし、且つ、くぼみ上にバックカバーをかぶせ、バックカバーの下部に若干数の開口部を設けて支柱及び若干のディスプレイ接続ケーブル或いは電源ケーブルを通せるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記ベースの嵌合凹部の凸柱中にベース底部まで貫通する貫通孔を設け、その底部にナットを設置し、支柱中に底部まで貫通するガイド孔を設け、ガイド孔に枢軸ボルトとワッシャを組み合わせて通すことによりベースのナットと締結できるようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記支柱の頭頂部に突出して固定部を設け、該固定部上に若干数の固定ねじ孔を設け、前記チルト調整装置の前記固定ロッド中央底面に固定平面を設けて前記固定部上に当て、前記固定ロッドの両端近傍の二つの固定ボルトで固定部の固定ねじ孔にかしめ固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記ブラケット上にブラケットプレートを設け、若干数のねじによってディスプレイ背面に固定するようにしてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
- 前記ベース嵌合凹部中に凸柱を設け、該凸柱の周部一側に位置決め凹部を設けてなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003002763U JP3097842U (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | ディスプレイ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003002763U JP3097842U (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | ディスプレイ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3097842U true JP3097842U (ja) | 2004-02-12 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3097842U (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2236902A2 (en) | 2009-03-30 | 2010-10-06 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Image display apparatus provided with a support and housing assembly |
KR101581953B1 (ko) | 2009-06-24 | 2015-12-31 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 기기 |
JP2016105295A (ja) * | 2016-01-08 | 2016-06-09 | 能美防災株式会社 | 光電式分離型感知器 |
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