JP3097811B2 - スレーブ機器の電源供給回路 - Google Patents
スレーブ機器の電源供給回路Info
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- JP3097811B2 JP3097811B2 JP06302118A JP30211894A JP3097811B2 JP 3097811 B2 JP3097811 B2 JP 3097811B2 JP 06302118 A JP06302118 A JP 06302118A JP 30211894 A JP30211894 A JP 30211894A JP 3097811 B2 JP3097811 B2 JP 3097811B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スレーブ機器の電源供
給回路に係わり、特に、パーソナルコンピュータ(パソ
コン)等のホスト制御機器に設けられたインターフェー
スの制御線及び信号線とバーコードスキャナ等のスレー
ブ機器の電源端子との間に接続配置され、制御線及び信
号線に導出される電圧極性に係わりなく、スレーブ機器
の電源端子に安定した動作電圧を供給するスレーブ機器
の電源供給回路に関する。
給回路に係わり、特に、パーソナルコンピュータ(パソ
コン)等のホスト制御機器に設けられたインターフェー
スの制御線及び信号線とバーコードスキャナ等のスレー
ブ機器の電源端子との間に接続配置され、制御線及び信
号線に導出される電圧極性に係わりなく、スレーブ機器
の電源端子に安定した動作電圧を供給するスレーブ機器
の電源供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パソコンに用いられているRS
232C型インターフェイスには、2つの制御線RT
S、DTRの導出ピンと、2つの信号線TXD、RXD
の導出ピンが設けられている。そして、RS232C型
インターフェイスは、回線が開いているときに、2つの
制御線RTS、DTRにハイレベル(正電圧)を出力
し、回線が閉じているときに、2つの制御線RTS、D
TRにローレベル(負電圧)を出力する。また、信号出
力がないときに、信号線TXD、RXDにローレベル
(負電圧)を出力し、信号出力があるときに、信号に応
じて信号線TXD、RXDにハイレベル(正電圧)とロ
ーレベル(負電圧)を交互に出力する。
232C型インターフェイスには、2つの制御線RT
S、DTRの導出ピンと、2つの信号線TXD、RXD
の導出ピンが設けられている。そして、RS232C型
インターフェイスは、回線が開いているときに、2つの
制御線RTS、DTRにハイレベル(正電圧)を出力
し、回線が閉じているときに、2つの制御線RTS、D
TRにローレベル(負電圧)を出力する。また、信号出
力がないときに、信号線TXD、RXDにローレベル
(負電圧)を出力し、信号出力があるときに、信号に応
じて信号線TXD、RXDにハイレベル(正電圧)とロ
ーレベル(負電圧)を交互に出力する。
【0003】従来、RS232C型インターフェイスの
制御線及び信号線に得られた電圧を電源として動作する
パソコンのスレーブ機器としては、シリアルマウスが知
られている。シリアルマウスは、RS232C型インタ
ーフェイスの制御線及び信号線に正電圧が得られたと
き、この正電圧を動作電源として用い、外部電源を別途
設けることなしに、シリアルマウスを動作させるように
しているものである。
制御線及び信号線に得られた電圧を電源として動作する
パソコンのスレーブ機器としては、シリアルマウスが知
られている。シリアルマウスは、RS232C型インタ
ーフェイスの制御線及び信号線に正電圧が得られたと
き、この正電圧を動作電源として用い、外部電源を別途
設けることなしに、シリアルマウスを動作させるように
しているものである。
【0004】ところで、シリアルマウスは、内部で消費
される電流が10mA以下の微小電力消費機器であるた
め、RS232C型インターフェイスの制御線及び信号
線に得られる正電圧を用いることが可能になるものであ
るが、同じパソコンのスレーブ機器であるバーコードス
キャナの場合には、内部で消費される電流が40mA乃
至100mA程度になるので、RS232C型インター
フェイスの制御線及び信号線に得られる正電圧を用いる
ことができない。このため、バーコードスキャナを用い
る場合は、バーコードスキャナにAC(交流)アダプタ
ーを接続し、商用交流電圧100VをACアダプターに
よって低電圧直流に変換し、この低電圧直流でバーコー
ドスキャナを動作させるようにしていた。
される電流が10mA以下の微小電力消費機器であるた
め、RS232C型インターフェイスの制御線及び信号
線に得られる正電圧を用いることが可能になるものであ
るが、同じパソコンのスレーブ機器であるバーコードス
キャナの場合には、内部で消費される電流が40mA乃
至100mA程度になるので、RS232C型インター
フェイスの制御線及び信号線に得られる正電圧を用いる
ことができない。このため、バーコードスキャナを用い
る場合は、バーコードスキャナにAC(交流)アダプタ
ーを接続し、商用交流電圧100VをACアダプターに
よって低電圧直流に変換し、この低電圧直流でバーコー
ドスキャナを動作させるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バーコードスキャナを
ACアダプターによって動作させる場合、バーコードス
キャナの電源の配線が煩雑になるばかりか、場合によっ
ては、バーコードスキャナよりもACアダプターの容積
が大きくなったり、バーコードスキャナよりもACアダ
プターの重量が重くなったりし、バーコードスキャナを
動作させる上で、ACアダプターは極めて邪魔なもので
あるという問題がある。
ACアダプターによって動作させる場合、バーコードス
キャナの電源の配線が煩雑になるばかりか、場合によっ
ては、バーコードスキャナよりもACアダプターの容積
が大きくなったり、バーコードスキャナよりもACアダ
プターの重量が重くなったりし、バーコードスキャナを
動作させる上で、ACアダプターは極めて邪魔なもので
あるという問題がある。
【0006】また、ノート型パソコンのような携帯用パ
ソコンにおいては、パソコン自体を電池で動作させてい
るため、全く商用交流電圧100Vが用いられない場合
もある。このようなときは、バーコードスキャナの電源
にACアダプターを介して商用交流電圧100Vを用い
ることができないので、バーコードスキャナの電源とし
て別途電池を用意しなければならず、使い勝手に難があ
るという問題もある。
ソコンにおいては、パソコン自体を電池で動作させてい
るため、全く商用交流電圧100Vが用いられない場合
もある。このようなときは、バーコードスキャナの電源
にACアダプターを介して商用交流電圧100Vを用い
ることができないので、バーコードスキャナの電源とし
て別途電池を用意しなければならず、使い勝手に難があ
るという問題もある。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、比較的電力消費の大きなスレーブ機器に対
しても、ホスト制御機器のインターフェイスから所要の
電源を供給することが可能なスレーブ機器の電源供給回
路を提供することにある。
その目的は、比較的電力消費の大きなスレーブ機器に対
しても、ホスト制御機器のインターフェイスから所要の
電源を供給することが可能なスレーブ機器の電源供給回
路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ホスト制御機器に配置されたインターフ
ェイスの制御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子と
の間に設けられ、前記制御線及び信号線から導出される
一方極性の電圧または他方極性の電圧を同極性に整流加
算する整流加算回路と、前記整流加算回路の出力を充電
する充電回路と、前記充電回路の充電電圧を検出し、前
記充電電圧が所定値以上のときに検出出力を発生する電
圧検出回路と、前記充電回路の出力側に直列接続され、
前記電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉が制御
される開閉回路と、前記開閉回路の出力側に配置され、
前記スレーブ機器に供給する電源電圧を安定化する定電
圧回路とを備える第1の手段を具備する。
に、本発明は、ホスト制御機器に配置されたインターフ
ェイスの制御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子と
の間に設けられ、前記制御線及び信号線から導出される
一方極性の電圧または他方極性の電圧を同極性に整流加
算する整流加算回路と、前記整流加算回路の出力を充電
する充電回路と、前記充電回路の充電電圧を検出し、前
記充電電圧が所定値以上のときに検出出力を発生する電
圧検出回路と、前記充電回路の出力側に直列接続され、
前記電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉が制御
される開閉回路と、前記開閉回路の出力側に配置され、
前記スレーブ機器に供給する電源電圧を安定化する定電
圧回路とを備える第1の手段を具備する。
【0009】また、前記目的を達成するために、本発明
は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイスの制
御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子との間に設け
られ、前記制御線及び信号線から出力される一方極性の
電力または他方極性の電力を同極性に整流加算する整流
加算回路と、前記整流加算回路の出力を定電流回路を介
して充電する二次電池回路と、前記定電流回路の定電流
値を設定する電流値設定回路と、前記二次電池回路の充
放電を検出する充放電検出回路と、前記二次電池回路の
充電電圧を検出し、前記充電電圧が所定値以上のときに
検出出力を発生する電圧検出回路と、前記二次電池回路
の出力と前記スレーブ機器との間に直列接続され、前記
電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉が制御され
る開閉回路とを備え、前記電流値設定回路は、前記充放
電検出回路の出力及び前記電圧検出回路の検出出力によ
りその定電流設定値が調整される第2の手段を具備す
る。
は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイスの制
御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子との間に設け
られ、前記制御線及び信号線から出力される一方極性の
電力または他方極性の電力を同極性に整流加算する整流
加算回路と、前記整流加算回路の出力を定電流回路を介
して充電する二次電池回路と、前記定電流回路の定電流
値を設定する電流値設定回路と、前記二次電池回路の充
放電を検出する充放電検出回路と、前記二次電池回路の
充電電圧を検出し、前記充電電圧が所定値以上のときに
検出出力を発生する電圧検出回路と、前記二次電池回路
の出力と前記スレーブ機器との間に直列接続され、前記
電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉が制御され
る開閉回路とを備え、前記電流値設定回路は、前記充放
電検出回路の出力及び前記電圧検出回路の検出出力によ
りその定電流設定値が調整される第2の手段を具備す
る。
【0010】
【作用】前記第1の手段によれば、始めに、整流加算回
路は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイスの
制御線及び信号線に導出される一方極性の電圧または他
方極性の電圧を同極性になるように整流加算して1極性
の直流電圧を発生する。次いで、充電回路は、整流加算
により得られた直流電圧を充電する。続いて、電圧検出
回路は、充電回路の充電電圧を検出し、その充電電圧が
所定値以上であったときに検出出力を発生する。さら
に、開閉回路は、電圧検出回路から検出出力が出力され
たときに閉じ、それ以外のときに開くように制御され、
閉成時に充電回路の充電電圧を次続の定電圧回路に供給
する。最後に、定電圧回路は、開閉回路から供給された
電圧を安定化し、スレーブ機器に電源電圧として供給す
る。
路は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイスの
制御線及び信号線に導出される一方極性の電圧または他
方極性の電圧を同極性になるように整流加算して1極性
の直流電圧を発生する。次いで、充電回路は、整流加算
により得られた直流電圧を充電する。続いて、電圧検出
回路は、充電回路の充電電圧を検出し、その充電電圧が
所定値以上であったときに検出出力を発生する。さら
に、開閉回路は、電圧検出回路から検出出力が出力され
たときに閉じ、それ以外のときに開くように制御され、
閉成時に充電回路の充電電圧を次続の定電圧回路に供給
する。最後に、定電圧回路は、開閉回路から供給された
電圧を安定化し、スレーブ機器に電源電圧として供給す
る。
【0011】このように、前記第1の手段によれば、イ
ンターフェイスの制御線及び信号線に導出された正電圧
または負電圧は常時充電回路に充電されるようになり、
かつ、充電回路の充電電圧が所定値以上のときだけ、ス
レーブ機器に電源電圧として供給されるので、バーコー
ドスキャナのようにスレーブ機器の消費電力が比較的大
きなものであっても、ACアダプターや専用の電池を用
いることなしに、ホスト制御機器に配置されたインター
フェイスの制御線及び信号線に導出される電圧を電源電
圧として利用することが可能になり、携帯性に優れ、接
続が簡単なスレーブ機器の電源供給回路を得ることがで
きる。
ンターフェイスの制御線及び信号線に導出された正電圧
または負電圧は常時充電回路に充電されるようになり、
かつ、充電回路の充電電圧が所定値以上のときだけ、ス
レーブ機器に電源電圧として供給されるので、バーコー
ドスキャナのようにスレーブ機器の消費電力が比較的大
きなものであっても、ACアダプターや専用の電池を用
いることなしに、ホスト制御機器に配置されたインター
フェイスの制御線及び信号線に導出される電圧を電源電
圧として利用することが可能になり、携帯性に優れ、接
続が簡単なスレーブ機器の電源供給回路を得ることがで
きる。
【0012】前記第2の手段によれば、始めに、整流加
算回路は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイ
スの制御線及び信号線に導出される一方極性の電圧また
は他方極性の電圧を同極性になるように整流加算して1
極性の直流電圧を発生する。次いで、定電流回路は、電
流値設定回路の制御に基づき、整流加算により得られた
直流を定電流の形で次続の二次電池回路に供給する。二
次電池回路は、定電流回路から供給される定電流によっ
て充電され、一方、スレーブ機器の動作時に適宜放電さ
れる。この場合、電圧検出回路は、二次充電回路の充電
電圧を検出し、その充電電圧が所定値以上であったとき
に検出出力を発生する。さらに、開閉回路は、電圧検出
回路から検出出力が得られたときだけ閉じ、検出出力が
得られないときに開くように制御され、閉成時に二次充
電回路の充電電圧をスレーブ機器に電源電圧として供給
する。なお、電流値設定回路は、二次電池回路の充放電
検出回路から得られる出力及び電圧検出回路から得られ
る検出出力に応じてその定電流設定値が調整されるもの
である。
算回路は、ホスト制御機器に配置されたインターフェイ
スの制御線及び信号線に導出される一方極性の電圧また
は他方極性の電圧を同極性になるように整流加算して1
極性の直流電圧を発生する。次いで、定電流回路は、電
流値設定回路の制御に基づき、整流加算により得られた
直流を定電流の形で次続の二次電池回路に供給する。二
次電池回路は、定電流回路から供給される定電流によっ
て充電され、一方、スレーブ機器の動作時に適宜放電さ
れる。この場合、電圧検出回路は、二次充電回路の充電
電圧を検出し、その充電電圧が所定値以上であったとき
に検出出力を発生する。さらに、開閉回路は、電圧検出
回路から検出出力が得られたときだけ閉じ、検出出力が
得られないときに開くように制御され、閉成時に二次充
電回路の充電電圧をスレーブ機器に電源電圧として供給
する。なお、電流値設定回路は、二次電池回路の充放電
検出回路から得られる出力及び電圧検出回路から得られ
る検出出力に応じてその定電流設定値が調整されるもの
である。
【0013】このように、前記第2の手段によれば、イ
ンターフェイスの制御線及び信号線に導出された正電圧
または負電圧が常時二次電池回路に充電されるようにな
り、かつ、二次電池回路の充電電圧が所定値以上のとき
だけ、スレーブ機器に電源電圧として供給され、その上
に、二次電池回路の充電速度は、二次電池回路の充電状
態及び充電電圧に応じて変更されるので、バーコードス
キャナのようにスレーブ機器の消費電力が比較的大きな
ものであっても、ACアダプターや専用の電池を用いる
ことなしに、ホスト制御機器に配置されたインターフェ
イスの制御線及び信号線に導出される電圧を電源電圧と
して利用することが可能になり、携帯性に優れ、接続が
簡単なスレーブ機器の電源供給回路を得ることができ
る。
ンターフェイスの制御線及び信号線に導出された正電圧
または負電圧が常時二次電池回路に充電されるようにな
り、かつ、二次電池回路の充電電圧が所定値以上のとき
だけ、スレーブ機器に電源電圧として供給され、その上
に、二次電池回路の充電速度は、二次電池回路の充電状
態及び充電電圧に応じて変更されるので、バーコードス
キャナのようにスレーブ機器の消費電力が比較的大きな
ものであっても、ACアダプターや専用の電池を用いる
ことなしに、ホスト制御機器に配置されたインターフェ
イスの制御線及び信号線に導出される電圧を電源電圧と
して利用することが可能になり、携帯性に優れ、接続が
簡単なスレーブ機器の電源供給回路を得ることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0015】図1は、本発明によるスレーブ機器の電源
供給回路の第1の実施例を示すブロック構成図であっ
て、ホスト制御装置にパソコンが、ホスト制御装置に配
置のインターフェイスにRS232C型インターフェイ
スがそれぞれ用いられ、スレーブ機器にバーコードスキ
ャナが用いられた例を示すものである。
供給回路の第1の実施例を示すブロック構成図であっ
て、ホスト制御装置にパソコンが、ホスト制御装置に配
置のインターフェイスにRS232C型インターフェイ
スがそれぞれ用いられ、スレーブ機器にバーコードスキ
ャナが用いられた例を示すものである。
【0016】図1に示されるように、RS232C型イ
ンターフェイス1は、パソコン(ホスト制御装置)内に
配置され、複数のピン(図示なし)からそれぞれ第1の
制御線10C1、第2の制御線10C2、第1の信号線10
S1、第2の信号線10S2が導出される。バーコードスキ
ャナ(スレーブ機器)2は、複数のピン(図示なし)に
それぞれ電源線11、第1の制御線10C1、第1の信号
線10S1、第2の信号線10S2が接続される。電力供給
装置3は、整流回路部4と、極性反転回路5と、バッフ
ァ用ダイオード5aと、電気2重層コンデンサ等からな
る大容量コンデンサ(充電回路)6と、電圧検出回路7
と、スイッチング回路(開閉回路)8と、定電圧回路9
とで構成される。この中で、整流回路部4は、第1乃至
第3のダイオード、好ましくは第1乃至第3のショット
キーバリアダイオード41 乃至4 3 からなる第1組の整
流回路4aと、第4乃至第6のダイオード、好ましくは
第4乃至第6のショットキーバリアダイオード44 乃至
46 からなる第2組の整流回路4bとで構成され、整流
回路部4及び極性反転回路5、それにバッファ用ダイオ
ード5aは、整流加算回路を構成している。
ンターフェイス1は、パソコン(ホスト制御装置)内に
配置され、複数のピン(図示なし)からそれぞれ第1の
制御線10C1、第2の制御線10C2、第1の信号線10
S1、第2の信号線10S2が導出される。バーコードスキ
ャナ(スレーブ機器)2は、複数のピン(図示なし)に
それぞれ電源線11、第1の制御線10C1、第1の信号
線10S1、第2の信号線10S2が接続される。電力供給
装置3は、整流回路部4と、極性反転回路5と、バッフ
ァ用ダイオード5aと、電気2重層コンデンサ等からな
る大容量コンデンサ(充電回路)6と、電圧検出回路7
と、スイッチング回路(開閉回路)8と、定電圧回路9
とで構成される。この中で、整流回路部4は、第1乃至
第3のダイオード、好ましくは第1乃至第3のショット
キーバリアダイオード41 乃至4 3 からなる第1組の整
流回路4aと、第4乃至第6のダイオード、好ましくは
第4乃至第6のショットキーバリアダイオード44 乃至
46 からなる第2組の整流回路4bとで構成され、整流
回路部4及び極性反転回路5、それにバッファ用ダイオ
ード5aは、整流加算回路を構成している。
【0017】そして、第1組の整流回路4aにおいて、
第1のダイオード41 のアノードは第1の制御線10C1
に、第2のダイオード42 のアノードは第2の制御線1
0C2に、第3のダイオード43 のアノードは第1の信号
線10S1にそれぞれ接続され、第1乃至第3のダイオー
ド41 乃至43 のカソードは共通接続され、加算点M
(大容量コンデンサ6の一端)に接続される。第2組の
整流回路4bにおいて、第4のダイオード44 のカソー
ドは第1の制御線10C1に、第5のダイオード45 のカ
ソードは第2の制御線10C2に、第6のダイオード46
のカソードは第1の信号線10S1にそれぞれ接続され、
第4乃至第6のダイオード44 乃至46 のアノードは共
通接続され、極性反転回路5の入力に接続される。極性
反転回路5は、出力に直列にバッファ用ダイオード5a
のアノードが接続され、そのカソードは加算点M(大容
量コンデンサ6の一端)に接続される。大容量コンデン
サ6は、加算点Mに対して分路接続されるもので、一端
が加算点Mに、他端が接地点にそれぞれ接続される。電
圧検出回路7は、入力が加算点M(大容量コンデンサ6
の一端)に、出力がスイッチング回路8の制御端子にそ
れぞれ接続される。スイッチング回路8は、入力が加算
点M(大容量コンデンサ6の一端)に、出力がの定電圧
回路9の入力にそれぞれ接続される。定電圧回路9の出
力は電源線11に接続される。
第1のダイオード41 のアノードは第1の制御線10C1
に、第2のダイオード42 のアノードは第2の制御線1
0C2に、第3のダイオード43 のアノードは第1の信号
線10S1にそれぞれ接続され、第1乃至第3のダイオー
ド41 乃至43 のカソードは共通接続され、加算点M
(大容量コンデンサ6の一端)に接続される。第2組の
整流回路4bにおいて、第4のダイオード44 のカソー
ドは第1の制御線10C1に、第5のダイオード45 のカ
ソードは第2の制御線10C2に、第6のダイオード46
のカソードは第1の信号線10S1にそれぞれ接続され、
第4乃至第6のダイオード44 乃至46 のアノードは共
通接続され、極性反転回路5の入力に接続される。極性
反転回路5は、出力に直列にバッファ用ダイオード5a
のアノードが接続され、そのカソードは加算点M(大容
量コンデンサ6の一端)に接続される。大容量コンデン
サ6は、加算点Mに対して分路接続されるもので、一端
が加算点Mに、他端が接地点にそれぞれ接続される。電
圧検出回路7は、入力が加算点M(大容量コンデンサ6
の一端)に、出力がスイッチング回路8の制御端子にそ
れぞれ接続される。スイッチング回路8は、入力が加算
点M(大容量コンデンサ6の一端)に、出力がの定電圧
回路9の入力にそれぞれ接続される。定電圧回路9の出
力は電源線11に接続される。
【0018】前記構成による第1の実施例のスレーブ機
器の電源供給回路3は、次のように動作する。
器の電源供給回路3は、次のように動作する。
【0019】いま、パソコンに配置されたRS232C
型インターフェイス1の第1の制御線10C1に正電圧が
導出された場合、この正電圧は第1組の整流回路4aの
第1のダイオード41 を介して正電圧として加算点M及
び大容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデンサ6
が正電圧で充電される。一方、第1の制御線10C1に負
電圧が導出された場合、この負電圧は第2組の整流回路
4bの第4のダイオード44 を介して極性反転回路5に
供給され、そこで電圧の極性が反転されて正電圧にな
り、この正電圧がバッファ用ダイオード5aを介して加
算点M及び大容量コンデンサ6に供給され、同様に、大
容量コンデンサ6が正電圧で充電される。また、RS2
32C型インターフェイス1の第2の制御線10C2に正
電圧が導出された場合、この正電圧は第1組の整流回路
4aの第2のダイオード42 を介して正電圧として加算
点M及び大容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデ
ンサ6がこの正電圧で充電される。一方、第2の制御線
10C2に負電圧が導出された場合、この負電圧は第2組
の整流回路4bの第5のダイオード45 を介して極性反
転回路5に供給され、そこで電圧の極性が反転されて正
電圧になり、この正電圧がバッファ用ダイオード5aを
介して加算点M及び大容量コンデンサ6に供給され、同
様に、大容量コンデンサ6が正電圧で充電される。さら
に、RS232C型インターフェイス1の第1の信号線
10S1に信号が導出され、その信号の極性が正極性であ
る場合、この正極性電圧は第1組の整流回路4aの第3
のダイオード43 を介して正電圧として加算点M及び大
容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデンサ6がこ
の正電圧で充電される。一方、第1の信号線10S1に信
号が導出され、その信号の極性が負極性である場合、こ
の負極性電圧は第2組の整流回路4bの第6のダイオー
ド46 を介して極性反転回路5に供給され、そこで電圧
の極性が反転されて正電圧になり、この正電圧がバッフ
ァ用ダイオード5aを介して加算点M及び大容量コンデ
ンサ6に供給され、前と同様に、大容量コンデンサ6が
正電圧で充電される。このように、第1及び第2の制御
線10C1、10C2及び第1の信号線10S1にいずれの極
性の電圧または信号が導出されたとしても、その電圧の
大きさまたは信号振幅に対応した正電圧が大容量コンデ
ンサ6に供給され、大容量コンデンサ6がこの正電圧で
充電されるようになる。このとき、バーコードスキャナ
2が動作しておらず、大容量コンデンサ6から放電電流
が取り出されないとき、大容量コンデンサ6は、第1及
び第2の制御線10C1、10C2の電圧の最大値または第
1の信号線10S1の信号振幅の最大値に見合った値の正
電圧が充電される。
型インターフェイス1の第1の制御線10C1に正電圧が
導出された場合、この正電圧は第1組の整流回路4aの
第1のダイオード41 を介して正電圧として加算点M及
び大容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデンサ6
が正電圧で充電される。一方、第1の制御線10C1に負
電圧が導出された場合、この負電圧は第2組の整流回路
4bの第4のダイオード44 を介して極性反転回路5に
供給され、そこで電圧の極性が反転されて正電圧にな
り、この正電圧がバッファ用ダイオード5aを介して加
算点M及び大容量コンデンサ6に供給され、同様に、大
容量コンデンサ6が正電圧で充電される。また、RS2
32C型インターフェイス1の第2の制御線10C2に正
電圧が導出された場合、この正電圧は第1組の整流回路
4aの第2のダイオード42 を介して正電圧として加算
点M及び大容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデ
ンサ6がこの正電圧で充電される。一方、第2の制御線
10C2に負電圧が導出された場合、この負電圧は第2組
の整流回路4bの第5のダイオード45 を介して極性反
転回路5に供給され、そこで電圧の極性が反転されて正
電圧になり、この正電圧がバッファ用ダイオード5aを
介して加算点M及び大容量コンデンサ6に供給され、同
様に、大容量コンデンサ6が正電圧で充電される。さら
に、RS232C型インターフェイス1の第1の信号線
10S1に信号が導出され、その信号の極性が正極性であ
る場合、この正極性電圧は第1組の整流回路4aの第3
のダイオード43 を介して正電圧として加算点M及び大
容量コンデンサ6に供給され、大容量コンデンサ6がこ
の正電圧で充電される。一方、第1の信号線10S1に信
号が導出され、その信号の極性が負極性である場合、こ
の負極性電圧は第2組の整流回路4bの第6のダイオー
ド46 を介して極性反転回路5に供給され、そこで電圧
の極性が反転されて正電圧になり、この正電圧がバッフ
ァ用ダイオード5aを介して加算点M及び大容量コンデ
ンサ6に供給され、前と同様に、大容量コンデンサ6が
正電圧で充電される。このように、第1及び第2の制御
線10C1、10C2及び第1の信号線10S1にいずれの極
性の電圧または信号が導出されたとしても、その電圧の
大きさまたは信号振幅に対応した正電圧が大容量コンデ
ンサ6に供給され、大容量コンデンサ6がこの正電圧で
充電されるようになる。このとき、バーコードスキャナ
2が動作しておらず、大容量コンデンサ6から放電電流
が取り出されないとき、大容量コンデンサ6は、第1及
び第2の制御線10C1、10C2の電圧の最大値または第
1の信号線10S1の信号振幅の最大値に見合った値の正
電圧が充電される。
【0020】大容量コンデンサ6に充電された正電圧
は、電圧検出回路7及びスイッチング回路8にそれぞれ
供給される。この場合に、電圧検出回路7は、その正電
圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えて
いる場合に検出出力を発生し、この検出出力がスイッチ
ング回路8の制御端子に供給される。スイッチング回路
8は、制御端子に検出出力が供給されると、回路を閉
じ、大容量コンデンサ6の正電圧を定電圧回路9に供給
する。定電圧回路9は、供給された正電圧の電圧値を安
定化させ、安定させた正電圧を電源線11を介してバー
コードスキャナ2に電源電圧として供給する。このと
き、バーコードスキャナ2が動作状態にあったとすれ
ば、大容量コンデンサ6に充電される正電圧よりも、大
容量コンデンサ6から放電される正電圧の方が多くな
り、大容量コンデンサ6の正電圧の値は順次低下するよ
うになる。そして、電圧検出回路7は、大容量コンデン
サ6の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電
圧よりも低下したことを検出した場合、それまで出力し
ていた検出出力の発生を停止するので、スイッチング回
路8の制御端子に検出出力が供給されなくなり、スイッ
チング回路8が開かれる。このため、大容量コンデンサ
6の正電圧はスイッチング回路8で阻止されてバーコー
ドスキャナ2に供給されず、バーコードスキャナ2の動
作が停止されるので、バーコードスキャナ2で電力が消
費されることはない。かかる状態のとき、大容量コンデ
ンサ6の充電が続き、再び、大容量コンデンサ6の正電
圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超える
と、電圧検出回路7から出力される検出出力によりスイ
ッチング回路8が閉じるので、バーコードスキャナ2に
電源電圧が供給され、バーコードスキャナ2は動作可能
な状態になる。この場合、バーコードスキャナ2は、断
続的に動作するので、大容量コンデンサ6の充電と放電
が交互に繰り返されることになる。
は、電圧検出回路7及びスイッチング回路8にそれぞれ
供給される。この場合に、電圧検出回路7は、その正電
圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えて
いる場合に検出出力を発生し、この検出出力がスイッチ
ング回路8の制御端子に供給される。スイッチング回路
8は、制御端子に検出出力が供給されると、回路を閉
じ、大容量コンデンサ6の正電圧を定電圧回路9に供給
する。定電圧回路9は、供給された正電圧の電圧値を安
定化させ、安定させた正電圧を電源線11を介してバー
コードスキャナ2に電源電圧として供給する。このと
き、バーコードスキャナ2が動作状態にあったとすれ
ば、大容量コンデンサ6に充電される正電圧よりも、大
容量コンデンサ6から放電される正電圧の方が多くな
り、大容量コンデンサ6の正電圧の値は順次低下するよ
うになる。そして、電圧検出回路7は、大容量コンデン
サ6の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電
圧よりも低下したことを検出した場合、それまで出力し
ていた検出出力の発生を停止するので、スイッチング回
路8の制御端子に検出出力が供給されなくなり、スイッ
チング回路8が開かれる。このため、大容量コンデンサ
6の正電圧はスイッチング回路8で阻止されてバーコー
ドスキャナ2に供給されず、バーコードスキャナ2の動
作が停止されるので、バーコードスキャナ2で電力が消
費されることはない。かかる状態のとき、大容量コンデ
ンサ6の充電が続き、再び、大容量コンデンサ6の正電
圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超える
と、電圧検出回路7から出力される検出出力によりスイ
ッチング回路8が閉じるので、バーコードスキャナ2に
電源電圧が供給され、バーコードスキャナ2は動作可能
な状態になる。この場合、バーコードスキャナ2は、断
続的に動作するので、大容量コンデンサ6の充電と放電
が交互に繰り返されることになる。
【0021】一方、パソコンの電源が切られると、RS
232C型インターフェイス1の第1の制御線10C1及
び第2の制御線10C2から導出される電圧は接地電圧
(0V)になり、第1の信号線10S1から導出される信
号振幅も接地電圧(0V)になる。このとき、大容量コ
ンデンサ6の正電圧の値は、バーコードスキャナ2にお
ける電流消費によって徐々に低下するようになるが、そ
の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧よりも低下
すると、電圧検出回路7から出力されていた検出出力の
発生が停止し、スイッチング回路8が開かれるので、バ
ーコードスキャナ2に電源電圧が供給されなくなる。こ
のため、大容量コンデンサ6の正電圧の値は、バーコー
ドスキャナ2の動作可能電圧よりも僅かに低い電圧に保
持された状態になっており、また、電圧検出回路7は、
非常に小さい電流、例えば、数μAで動作するように構
成されているので、次にパソコンの電源が投入されたと
き、大容量コンデンサ6は極めて短い時間内にバーコー
ドスキャナ2の動作可能な電圧まで充電され、このスレ
ーブ機器の電源供給回路3を正常動作させることが可能
になる。
232C型インターフェイス1の第1の制御線10C1及
び第2の制御線10C2から導出される電圧は接地電圧
(0V)になり、第1の信号線10S1から導出される信
号振幅も接地電圧(0V)になる。このとき、大容量コ
ンデンサ6の正電圧の値は、バーコードスキャナ2にお
ける電流消費によって徐々に低下するようになるが、そ
の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧よりも低下
すると、電圧検出回路7から出力されていた検出出力の
発生が停止し、スイッチング回路8が開かれるので、バ
ーコードスキャナ2に電源電圧が供給されなくなる。こ
のため、大容量コンデンサ6の正電圧の値は、バーコー
ドスキャナ2の動作可能電圧よりも僅かに低い電圧に保
持された状態になっており、また、電圧検出回路7は、
非常に小さい電流、例えば、数μAで動作するように構
成されているので、次にパソコンの電源が投入されたと
き、大容量コンデンサ6は極めて短い時間内にバーコー
ドスキャナ2の動作可能な電圧まで充電され、このスレ
ーブ機器の電源供給回路3を正常動作させることが可能
になる。
【0022】このように、第1の実施例によれば、イン
ターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10C2
に導出された電圧及び第1の信号線10S1に導出された
信号により、常時、大容量コンデンサ6に正電圧が充電
されるようになり、かつ、大容量コンデンサ6の正電圧
の値がバーコードスキャナ2の動作可能な電圧のときだ
け、その正電圧がバーコードスキャナ2に電源電圧とし
て供給されるので、バーコードスキャナ2のように消費
電力が比較的大きなものであっても、ACアダプターや
専用の電池を用いることなしに、パソコンに配置された
RS232C型インターフェイス1のの第1及び第2の
制御線10C1、10C2に導出された電圧及び第1の信号
線10S1に導出された信号を電源電圧として利用するこ
とが可能になり、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ
機器の電源供給回路が得られる。
ターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10C2
に導出された電圧及び第1の信号線10S1に導出された
信号により、常時、大容量コンデンサ6に正電圧が充電
されるようになり、かつ、大容量コンデンサ6の正電圧
の値がバーコードスキャナ2の動作可能な電圧のときだ
け、その正電圧がバーコードスキャナ2に電源電圧とし
て供給されるので、バーコードスキャナ2のように消費
電力が比較的大きなものであっても、ACアダプターや
専用の電池を用いることなしに、パソコンに配置された
RS232C型インターフェイス1のの第1及び第2の
制御線10C1、10C2に導出された電圧及び第1の信号
線10S1に導出された信号を電源電圧として利用するこ
とが可能になり、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ
機器の電源供給回路が得られる。
【0023】次に、図2は、本発明によるスレーブ機器
の電源供給回路の第2の実施例を示すブロック構成図で
あって、第1の実施例と同様に、ホスト制御装置にパソ
コンが、ホスト制御装置に配置のインターフェイスにR
S232C型インターフェイスがそれぞれ用いられ、ス
レーブ機器にバーコードスキャナが用いられた例を示す
ものである。
の電源供給回路の第2の実施例を示すブロック構成図で
あって、第1の実施例と同様に、ホスト制御装置にパソ
コンが、ホスト制御装置に配置のインターフェイスにR
S232C型インターフェイスがそれぞれ用いられ、ス
レーブ機器にバーコードスキャナが用いられた例を示す
ものである。
【0024】この第2の実施例と前記第1の実施例との
構成の違いは、第1の実施例においては、加算点Mとス
イッチング回路8の入力との間に、大容量コンデンサ6
が分路接続されているのに対し、第2の実施例において
は、加算点Mとスイッチング回路8の入力との間に、定
電流回路12と、二次電池13と、電流値設定回路14
と、充放電検出回路15とが接続されている点、及び、
第1の実施例は、スイッチング回路8の出力と電源線1
1との間に定電圧回路9が接続されているのに対し、第
2の実施例は、スイッチング回路8の出力と電源線11
とが直接接続されている点だけであって、その他に、第
2の実施例と第1の実施例との間に構成上の違いはな
い。
構成の違いは、第1の実施例においては、加算点Mとス
イッチング回路8の入力との間に、大容量コンデンサ6
が分路接続されているのに対し、第2の実施例において
は、加算点Mとスイッチング回路8の入力との間に、定
電流回路12と、二次電池13と、電流値設定回路14
と、充放電検出回路15とが接続されている点、及び、
第1の実施例は、スイッチング回路8の出力と電源線1
1との間に定電圧回路9が接続されているのに対し、第
2の実施例は、スイッチング回路8の出力と電源線11
とが直接接続されている点だけであって、その他に、第
2の実施例と第1の実施例との間に構成上の違いはな
い。
【0025】第2の実施例において、定電流回路12
は、入力が加算点Mに、出力が二次電池13にそれぞれ
接続され、二次電池13は電圧検出回路7の入力及びス
イッチング回路8の入力にそれぞれ接続される。電流値
設定回路14は、定電流回路12を流れる定電流値の設
定を行うもので、入力が電圧検出回路7の出力及び充放
電検出回路15の出力に接続され、出力が定電流回路1
2に接続される。充放電検出回路15は、入力が二次電
池13に接続される。この場合、二次電池13として
は、例えば、ニッケル・カドミウム(ニッカド)電池、
ニッケル水素電池が用いられる。
は、入力が加算点Mに、出力が二次電池13にそれぞれ
接続され、二次電池13は電圧検出回路7の入力及びス
イッチング回路8の入力にそれぞれ接続される。電流値
設定回路14は、定電流回路12を流れる定電流値の設
定を行うもので、入力が電圧検出回路7の出力及び充放
電検出回路15の出力に接続され、出力が定電流回路1
2に接続される。充放電検出回路15は、入力が二次電
池13に接続される。この場合、二次電池13として
は、例えば、ニッケル・カドミウム(ニッカド)電池、
ニッケル水素電池が用いられる。
【0026】前記構成による第2の実施例のスレーブ機
器の電源供給回路3は、次のように動作する。ただし、
加算点Mに正電圧が導出されるまでの動作は、既に述べ
た第1の実施例の動作と同じであるので、この点の動作
説明については省略する。
器の電源供給回路3は、次のように動作する。ただし、
加算点Mに正電圧が導出されるまでの動作は、既に述べ
た第1の実施例の動作と同じであるので、この点の動作
説明については省略する。
【0027】加算点Mに導出された正電圧は、定電流回
路12を経て二次電池13に供給され、二次電池13を
順次充電する。この場合に、定電流回路12を流れる定
電流の大きさは、後述するように電流値設定回路14に
よって設定される。次いで、電圧検出回路7は、二次電
池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能
電圧を超えている場合に検出出力を発生し、この検出出
力がスイッチング回路8の制御端子に供給される。スイ
ッチング回路8は、制御端子に検出出力が供給される
と、回路を閉じ、二次電池13の正電圧をバーコードス
キャナ2に直接電源電圧として供給する。そして、バー
コードスキャナ2が動作状態にあったとすれば、二次電
池13に充電される正電圧よりも、二次電池13から放
電される正電圧の方が多くなり、二次電池13の正電圧
の値は順次低下するようになる。電圧検出回路7は、二
次電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作
可能電圧よりも低下したことを検出した場合、即ち、二
次電池13の過放電を検出した場合、それまで出力して
いた検出出力の発生を停止するので、スイッチング回路
8の制御端子に検出出力が供給されなくなり、スイッチ
ング回路8が開かれる。このため、二次電池13の正電
圧はスイッチング回路8で阻止されてバーコードスキャ
ナ2に供給されず、バーコードスキャナ2の動作が停止
されるので、バーコードスキャナ2で電力が消費され
ず、これ以上二次電池13が放電することがない。かか
る状態のとき、二次電池13の充電が続き、再び、二次
電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可
能電圧を超えると、即ち、二次電池13の過放電状態が
回避されると、電圧検出回路7から出力される検出出力
によりスイッチング回路8が閉じるので、バーコードス
キャナ2に電源電圧が供給され、バーコードスキャナ2
は動作可能な状態になる。なお、バーコードスキャナ2
は、通常断続的に動作するので、二次電池13の充電と
放電が交互に繰り返されることになる。
路12を経て二次電池13に供給され、二次電池13を
順次充電する。この場合に、定電流回路12を流れる定
電流の大きさは、後述するように電流値設定回路14に
よって設定される。次いで、電圧検出回路7は、二次電
池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能
電圧を超えている場合に検出出力を発生し、この検出出
力がスイッチング回路8の制御端子に供給される。スイ
ッチング回路8は、制御端子に検出出力が供給される
と、回路を閉じ、二次電池13の正電圧をバーコードス
キャナ2に直接電源電圧として供給する。そして、バー
コードスキャナ2が動作状態にあったとすれば、二次電
池13に充電される正電圧よりも、二次電池13から放
電される正電圧の方が多くなり、二次電池13の正電圧
の値は順次低下するようになる。電圧検出回路7は、二
次電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作
可能電圧よりも低下したことを検出した場合、即ち、二
次電池13の過放電を検出した場合、それまで出力して
いた検出出力の発生を停止するので、スイッチング回路
8の制御端子に検出出力が供給されなくなり、スイッチ
ング回路8が開かれる。このため、二次電池13の正電
圧はスイッチング回路8で阻止されてバーコードスキャ
ナ2に供給されず、バーコードスキャナ2の動作が停止
されるので、バーコードスキャナ2で電力が消費され
ず、これ以上二次電池13が放電することがない。かか
る状態のとき、二次電池13の充電が続き、再び、二次
電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可
能電圧を超えると、即ち、二次電池13の過放電状態が
回避されると、電圧検出回路7から出力される検出出力
によりスイッチング回路8が閉じるので、バーコードス
キャナ2に電源電圧が供給され、バーコードスキャナ2
は動作可能な状態になる。なお、バーコードスキャナ2
は、通常断続的に動作するので、二次電池13の充電と
放電が交互に繰り返されることになる。
【0028】第2の実施例において、充放電検出回路1
5は、二次電池13が充電状態にあるかまたは放電状態
にあるか否かを検出し、この充電検出出力または放電検
出出力を電流値設定回路14に供給する。同時に、電圧
検出回路7も検出出力を電流値設定回路14に供給す
る。そして、電流値設定回路14は、二次電池13が充
電状態にあって、その正電圧の値がバーコードスキャナ
2の動作可能電圧を超えている場合、即ち、充放電検出
回路15から充電検出出力が供給され、かつ、電圧検出
回路7から検出出力が供給されているとき、二次電池1
3の過充電を避けるために、定電流回路12を流れる定
電流の値が小さくなるように設定する。また、電流値設
定回路14は、二次電池13が充電状態にあっても、そ
の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧以
下である場合、即ち、充放電検出回路15から充電検出
出力が供給され、かつ、電圧検出回路7から検出出力が
供給されないとき、二次電池13を短時間で充電させる
ために、定電流回路12を流れる定電流の値が大きくな
るように設定する。さらに、電流値設定回路14は、二
次電池13が放電状態にある場合、その正電圧の値がバ
ーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えているか否か
に係わらず、即ち、充放電検出回路15から放電検出出
力が供給されているとき、二次電池13の電力消耗を抑
えるために、定電流回路12を流れる定電流の値が大き
くなるように設定する。
5は、二次電池13が充電状態にあるかまたは放電状態
にあるか否かを検出し、この充電検出出力または放電検
出出力を電流値設定回路14に供給する。同時に、電圧
検出回路7も検出出力を電流値設定回路14に供給す
る。そして、電流値設定回路14は、二次電池13が充
電状態にあって、その正電圧の値がバーコードスキャナ
2の動作可能電圧を超えている場合、即ち、充放電検出
回路15から充電検出出力が供給され、かつ、電圧検出
回路7から検出出力が供給されているとき、二次電池1
3の過充電を避けるために、定電流回路12を流れる定
電流の値が小さくなるように設定する。また、電流値設
定回路14は、二次電池13が充電状態にあっても、そ
の正電圧の値がバーコードスキャナ2の動作可能電圧以
下である場合、即ち、充放電検出回路15から充電検出
出力が供給され、かつ、電圧検出回路7から検出出力が
供給されないとき、二次電池13を短時間で充電させる
ために、定電流回路12を流れる定電流の値が大きくな
るように設定する。さらに、電流値設定回路14は、二
次電池13が放電状態にある場合、その正電圧の値がバ
ーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えているか否か
に係わらず、即ち、充放電検出回路15から放電検出出
力が供給されているとき、二次電池13の電力消耗を抑
えるために、定電流回路12を流れる定電流の値が大き
くなるように設定する。
【0029】この第2の実施例においても、パソコンの
電源が切られると、RS232C型インターフェイス1
の第1の制御線10C1及び第2の制御線10C2から導出
される電圧は接地電圧(0V)になり、第1の信号線1
0S1から導出される信号振幅も接地電圧(0V)にな
る。このとき、二次電池13の正電圧の値は、バーコー
ドスキャナ2における電流消費によって徐々に低下する
ようになるが、その値がバーコードスキャナ2の動作可
能電圧よりも低下すると、電圧検出回路7から出力され
ていた検出出力の発生が停止し、スイッチング回路8が
開かれるので、バーコードスキャナ2に電源電圧が供給
されなくなる。このため、二次電池13の正電圧の値
は、バーコードスキャナ2の動作可能電圧よりも僅かに
低い電圧に保持された状態になり、二次電池13におけ
る過放電状態の発生を避けることができる。また、次に
パソコンの電源が投入されたとき、第1の実施例と同様
に、二次電池13は、極めて短い時間内にバーコードス
キャナ2の動作可能な電圧まで充電されるので、このス
レーブ機器の電源供給回路3を正常動作させることが可
能になる。
電源が切られると、RS232C型インターフェイス1
の第1の制御線10C1及び第2の制御線10C2から導出
される電圧は接地電圧(0V)になり、第1の信号線1
0S1から導出される信号振幅も接地電圧(0V)にな
る。このとき、二次電池13の正電圧の値は、バーコー
ドスキャナ2における電流消費によって徐々に低下する
ようになるが、その値がバーコードスキャナ2の動作可
能電圧よりも低下すると、電圧検出回路7から出力され
ていた検出出力の発生が停止し、スイッチング回路8が
開かれるので、バーコードスキャナ2に電源電圧が供給
されなくなる。このため、二次電池13の正電圧の値
は、バーコードスキャナ2の動作可能電圧よりも僅かに
低い電圧に保持された状態になり、二次電池13におけ
る過放電状態の発生を避けることができる。また、次に
パソコンの電源が投入されたとき、第1の実施例と同様
に、二次電池13は、極めて短い時間内にバーコードス
キャナ2の動作可能な電圧まで充電されるので、このス
レーブ機器の電源供給回路3を正常動作させることが可
能になる。
【0030】このように、第2の実施例によれば、イン
ターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10C2
に導出された電圧及び第1の信号線10S1に導出された
信号により、常時、二次電池13に正電圧が充電される
ようになり、かつ、二次電池13の正電圧の値がバーコ
ードスキャナ2の動作可能な電圧のときだけ、その正電
圧がバーコードスキャナ2に電源電圧として供給される
ので、バーコードスキャナ2のように消費電力が比較的
大きなものであっても、ACアダプターや専用の電池を
用いることなしに、パソコンに配置されたRS232C
型インターフェイス1のの第1及び第2の制御線1
0C1、10C2に導出された電圧及び第1の信号線10S1
に導出された信号を電源電圧として利用することが可能
になり、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ機器の電
源供給回路が得られる。
ターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10C2
に導出された電圧及び第1の信号線10S1に導出された
信号により、常時、二次電池13に正電圧が充電される
ようになり、かつ、二次電池13の正電圧の値がバーコ
ードスキャナ2の動作可能な電圧のときだけ、その正電
圧がバーコードスキャナ2に電源電圧として供給される
ので、バーコードスキャナ2のように消費電力が比較的
大きなものであっても、ACアダプターや専用の電池を
用いることなしに、パソコンに配置されたRS232C
型インターフェイス1のの第1及び第2の制御線1
0C1、10C2に導出された電圧及び第1の信号線10S1
に導出された信号を電源電圧として利用することが可能
になり、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ機器の電
源供給回路が得られる。
【0031】また、第2の実施例によれば、二次電池1
3の充電速度は、二次電池13が充電状態にあるか、放
電状態にあるか、もしくは、二次電池13の正電圧の値
がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えているか
否かによって左右され、二次電池13の放電時及び/ま
たは二次電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2
の動作可能電圧以下であるときは、その充電速度が大き
くなり、それ以外のときは、その充電速度が小さくなる
ので、二次電池13の過放電または過充電の発生を避け
ることが可能なスレーブ機器の電源供給回路が得られ
る。
3の充電速度は、二次電池13が充電状態にあるか、放
電状態にあるか、もしくは、二次電池13の正電圧の値
がバーコードスキャナ2の動作可能電圧を超えているか
否かによって左右され、二次電池13の放電時及び/ま
たは二次電池13の正電圧の値がバーコードスキャナ2
の動作可能電圧以下であるときは、その充電速度が大き
くなり、それ以外のときは、その充電速度が小さくなる
ので、二次電池13の過放電または過充電の発生を避け
ることが可能なスレーブ機器の電源供給回路が得られ
る。
【0032】次いで、図3(a)、(b)は、第1及び
第2の実施例に用いられる極性反転回路5の構成の一例
を示す回路構成図及び動作波形図であって、図3(a)
は回路構成図、図3(b)は動作波形図である。
第2の実施例に用いられる極性反転回路5の構成の一例
を示す回路構成図及び動作波形図であって、図3(a)
は回路構成図、図3(b)は動作波形図である。
【0033】図3(a)に示されように、入力端子22
は発振回路16の負側電源端子及びバッファ17a、イ
ンバータ(ロジック回路)17bの各負側電源端子に接
続される。発振回路16の出力はバッファ17aの入力
端子及びインバータ17bの入力端子に接続される。バ
ッファ17aの出力は結合キャパシタ18aを介して直
列接続ダイオード19aのアノード及び分路接続ダイオ
ード20aのカソードに接続され、インバータ17bの
出力は結合キャパシタ18bを介して直列接続ダイオー
ド19bのアノード及び分路接続ダイオード20bのカ
ソードに接続される。直列接続ダイオード19aのカソ
ード及び直列接続ダイオード19bのカソードは共通に
出力端子23及び平滑コンデンサ21の一端に接続さ
れ、分路接続ダイオード20aのアノード、分路接続ダ
イオード20bのアノード、平滑コンデンサ21の他端
は、共通に接地接続される。また、入力端子21は第2
組の整流回路4bの出力側に接続され、出力端子23は
バッファ用ダイオード5aのアノードに接続される。
は発振回路16の負側電源端子及びバッファ17a、イ
ンバータ(ロジック回路)17bの各負側電源端子に接
続される。発振回路16の出力はバッファ17aの入力
端子及びインバータ17bの入力端子に接続される。バ
ッファ17aの出力は結合キャパシタ18aを介して直
列接続ダイオード19aのアノード及び分路接続ダイオ
ード20aのカソードに接続され、インバータ17bの
出力は結合キャパシタ18bを介して直列接続ダイオー
ド19bのアノード及び分路接続ダイオード20bのカ
ソードに接続される。直列接続ダイオード19aのカソ
ード及び直列接続ダイオード19bのカソードは共通に
出力端子23及び平滑コンデンサ21の一端に接続さ
れ、分路接続ダイオード20aのアノード、分路接続ダ
イオード20bのアノード、平滑コンデンサ21の他端
は、共通に接地接続される。また、入力端子21は第2
組の整流回路4bの出力側に接続され、出力端子23は
バッファ用ダイオード5aのアノードに接続される。
【0034】前記構成において、第2組の整流回路4b
から入力端子21に直流負電圧−Vが供給されると、発
振回路16及びバッファ17a、インバータ17bにそ
れぞれ電源電圧が供給され、発振回路16及びバッファ
17a、インバータ17bが動作状態になる。このと
き、発振回路16が発振状態になって、発振回路16か
ら方形波信号が出力され、この方形波信号はバッファ1
7a、インバータ17bに供給される。次いで、バッフ
ァ17aは、方形波信号を非反転増幅し、点イに図3
(b)に示される第1極性の方形波信号を出力し、一
方、インバータ17bは、方形波信号を反転増幅し、点
ロに図3(b)に示される第2極性の方形波信号を出力
する。続いて、第1極性の方形波信号は、結合コンデン
サ18aを経て直列接続ダイオード19a及び分路接続
ダイオード20aに供給され、同時に、第2極性の方形
波信号も、結合コンデンサ18bを経て直列接続ダイオ
ード19b及び分路接続ダイオード20bに供給され、
その結果、点ハに図3(b)に示される直流正電圧+V
が得られる。この直流正電圧+Vは、平滑コンデンサ2
1に充電されるとともに、出力端子23から次続のバッ
ファ用ダイオード5aに供給される。
から入力端子21に直流負電圧−Vが供給されると、発
振回路16及びバッファ17a、インバータ17bにそ
れぞれ電源電圧が供給され、発振回路16及びバッファ
17a、インバータ17bが動作状態になる。このと
き、発振回路16が発振状態になって、発振回路16か
ら方形波信号が出力され、この方形波信号はバッファ1
7a、インバータ17bに供給される。次いで、バッフ
ァ17aは、方形波信号を非反転増幅し、点イに図3
(b)に示される第1極性の方形波信号を出力し、一
方、インバータ17bは、方形波信号を反転増幅し、点
ロに図3(b)に示される第2極性の方形波信号を出力
する。続いて、第1極性の方形波信号は、結合コンデン
サ18aを経て直列接続ダイオード19a及び分路接続
ダイオード20aに供給され、同時に、第2極性の方形
波信号も、結合コンデンサ18bを経て直列接続ダイオ
ード19b及び分路接続ダイオード20bに供給され、
その結果、点ハに図3(b)に示される直流正電圧+V
が得られる。この直流正電圧+Vは、平滑コンデンサ2
1に充電されるとともに、出力端子23から次続のバッ
ファ用ダイオード5aに供給される。
【0035】この場合、本例の極性反転回路5は、出力
端子23から導出される電流が増大しても、単に、直流
正電圧+Vの絶対レベルが低下するだけで、直流正電圧
+V内のリップル変動分が増えることはない。
端子23から導出される電流が増大しても、単に、直流
正電圧+Vの絶対レベルが低下するだけで、直流正電圧
+V内のリップル変動分が増えることはない。
【0036】なお、第1及び第2の実施例においては、
ホスト制御機器がパソコンであり、ホスト制御機器に配
置のインターフェイスがRS232C型インターフェイ
スであり、かつ、スレーブ機器がバーコードスキャナで
ある場合を例に挙げて説明したが、本発明によるホスト
制御機器、インターフェイス及びスレーブ機器は、それ
らのものに限定されるものではなく、他の類似のものに
同様に適用可能であることは勿論である。
ホスト制御機器がパソコンであり、ホスト制御機器に配
置のインターフェイスがRS232C型インターフェイ
スであり、かつ、スレーブ機器がバーコードスキャナで
ある場合を例に挙げて説明したが、本発明によるホスト
制御機器、インターフェイス及びスレーブ機器は、それ
らのものに限定されるものではなく、他の類似のものに
同様に適用可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1乃
至2に記載の発明によれば、インターフェイス1の第1
及び第2の制御線10C1、10C2及び第1の信号線10
S1に導出された正電圧または負電圧が常時充電回路6に
充電されるようになり、かつ、充電回路6の充電電圧が
所定値以上のときだけ、スレーブ機器2に電源電圧とし
て供給されるので、バーコードスキャナのようにスレー
ブ機器2の消費電力が比較的大きなものであっても、A
Cアダプターや専用の電池を用いることなしに、ホスト
制御機器に配置されたインターフェイス1の第1及び第
2の制御線10C1、10C2及び第1の信号線10S1に導
出される電圧を電源電圧として利用することが可能にな
り、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ機器の電源供
給回路を得ることができるという効果がある。
至2に記載の発明によれば、インターフェイス1の第1
及び第2の制御線10C1、10C2及び第1の信号線10
S1に導出された正電圧または負電圧が常時充電回路6に
充電されるようになり、かつ、充電回路6の充電電圧が
所定値以上のときだけ、スレーブ機器2に電源電圧とし
て供給されるので、バーコードスキャナのようにスレー
ブ機器2の消費電力が比較的大きなものであっても、A
Cアダプターや専用の電池を用いることなしに、ホスト
制御機器に配置されたインターフェイス1の第1及び第
2の制御線10C1、10C2及び第1の信号線10S1に導
出される電圧を電源電圧として利用することが可能にな
り、携帯性に優れ、接続が簡単なスレーブ機器の電源供
給回路を得ることができるという効果がある。
【0038】請求項3乃至4に記載の発明によれば、イ
ンターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10
C2及び第1の信号線10S1に導出された正電圧または負
電圧が常時二次電池回路13に充電されるようになり、
かつ、二次電池回路13の充電電圧が所定値以上のとき
だけ、スレーブ機器2に電源電圧として供給され、その
上に、二次電池回路13の充電速度が二次電池回路13
の充電状態及び充電電圧に応じて変更されるので、バー
コードスキャナのようにスレーブ機器2の消費電力が比
較的大きなものであっても、ACアダプターや専用の電
池を用いることなしに、ホスト制御機器に配置されたイ
ンターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10
C2及び第1の信号線10S1に導出される電圧を電源電圧
として利用することが可能になり、携帯性に優れ、接続
が簡単なスレーブ機器2の電源供給回路を得ることがで
きるという効果がある。
ンターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10
C2及び第1の信号線10S1に導出された正電圧または負
電圧が常時二次電池回路13に充電されるようになり、
かつ、二次電池回路13の充電電圧が所定値以上のとき
だけ、スレーブ機器2に電源電圧として供給され、その
上に、二次電池回路13の充電速度が二次電池回路13
の充電状態及び充電電圧に応じて変更されるので、バー
コードスキャナのようにスレーブ機器2の消費電力が比
較的大きなものであっても、ACアダプターや専用の電
池を用いることなしに、ホスト制御機器に配置されたイ
ンターフェイス1の第1及び第2の制御線10C1、10
C2及び第1の信号線10S1に導出される電圧を電源電圧
として利用することが可能になり、携帯性に優れ、接続
が簡単なスレーブ機器2の電源供給回路を得ることがで
きるという効果がある。
【図1】本発明によるスレーブ機器の電源供給回路の第
1の実施例を示すブロック構成図である。
1の実施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明によるスレーブ機器の電源供給回路の第
2の実施例を示すブロック構成図である。
2の実施例を示すブロック構成図である。
【図3】図1及び図2に図示の各実施例に用いられる極
性反転回路の一例を示す回路構成図である。
性反転回路の一例を示す回路構成図である。
1 RS232C型インターフェイス(インターフェイ
ス) 2 バーコードスキャナ(スレーブ機器) 3 スレーブ機器の電源供給回路 4 整流回路部 4a 第1組の整流回路 4b 第2組の整流回路 41 乃至46 第1乃至第6のダイオード 5 極性反転回路 5a バッファ用ダイオード 6 大容量コンデンサ(充電回路) 7 電圧検出回路 8 スイッチング回路(開閉回路) 9 定電圧回路 10C1 第1の制御線 10C2 第2の制御線 10S1 第1の信号線 11 電源線 12 定電流回路 13 二次電池(二次電池回路) 14 電流値設定回路 15 充放電検出回路 16 発振回路 17a バッファ 17b インバータ(ロジック回路) 18a、18b 結合コンデンサ 19a、19b 直列接続ダイオード 20a、20b 分路接続ダイオード 21 平滑コンデンサ 22 入力端子 23 出力端子
ス) 2 バーコードスキャナ(スレーブ機器) 3 スレーブ機器の電源供給回路 4 整流回路部 4a 第1組の整流回路 4b 第2組の整流回路 41 乃至46 第1乃至第6のダイオード 5 極性反転回路 5a バッファ用ダイオード 6 大容量コンデンサ(充電回路) 7 電圧検出回路 8 スイッチング回路(開閉回路) 9 定電圧回路 10C1 第1の制御線 10C2 第2の制御線 10S1 第1の信号線 11 電源線 12 定電流回路 13 二次電池(二次電池回路) 14 電流値設定回路 15 充放電検出回路 16 発振回路 17a バッファ 17b インバータ(ロジック回路) 18a、18b 結合コンデンサ 19a、19b 直列接続ダイオード 20a、20b 分路接続ダイオード 21 平滑コンデンサ 22 入力端子 23 出力端子
Claims (5)
- 【請求項1】 ホスト制御機器に配置されたインターフ
ェイスの制御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子と
の間に設けられ、前記制御線及び信号線から導出される
一方極性の電圧または他方極性の電圧を同極性に整流加
算する整流加算回路と、前記整流加算回路の出力を充電
する充電回路と、前記充電回路の充電電圧を検出し、前
記充電電圧が所定値以上のときに検出出力を発生する電
圧検出回路と、前記充電回路の出力側に直列接続され、
前記電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉が制御
される開閉回路と、前記開閉回路の出力側に配置され、
前記スレーブ機器に供給する電源電圧を安定化する定電
圧回路とを備えていることを特徴とするスレーブ機器の
電源供給回路。 - 【請求項2】 前記充電回路は、大容量コンデンサであ
ることを特徴とする請求項1に記載のスレーブ機器の電
源供給回路。 - 【請求項3】 ホスト制御機器に配置されたインターフ
ェイスの制御線及び信号線とスレーブ機器の電源端子と
の間に設けられ、前記制御線及び信号線から出力される
一方極性の電力または他方極性の電力を同極性に整流加
算する整流加算回路と、前記整流加算回路の出力を定電
流回路を介して充電する二次電池回路と、前記定電流回
路の定電流値を設定する電流値設定回路と、前記二次電
池回路の充放電を検出する充放電検出回路と、前記二次
電池回路の充電電圧を検出し、前記充電電圧が所定値以
上のときに検出出力を発生する電圧検出回路と、前記二
次電池回路の出力と前記スレーブ機器との間に直列接続
され、前記電圧検出回路の検出出力の有無に応じて開閉
が制御される開閉回路とを備え、前記電流値設定回路
は、前記充放電検出回路の出力及び前記電圧検出回路の
検出出力によりその定電流設定値が調整されることを特
徴とするスレーブ機器の電源供給回路。 - 【請求項4】 前記二次電池回路は、ニッケル・カドミ
ウム電池、ニッケル水素電池のいずれかであることを特
徴とする請求項3に記載のスレーブ機器の電源供給回
路。 - 【請求項5】 前記整流加算回路は、互いに逆極性にな
るように接続された2組の整流回路と、一方の組の整流
回路に直列接続された極性反転回路とを有することを特
徴とする請求項1もしくは3のいずれかに記載のスレー
ブ機器の電源供給回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06302118A JP3097811B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | スレーブ機器の電源供給回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06302118A JP3097811B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | スレーブ機器の電源供給回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08161090A JPH08161090A (ja) | 1996-06-21 |
JP3097811B2 true JP3097811B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17905154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06302118A Expired - Fee Related JP3097811B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | スレーブ機器の電源供給回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097811B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001080396A1 (fr) * | 2000-04-13 | 2001-10-25 | Makita Corporation | Adaptateur pour chargeur de batterie |
JP2011012994A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | A & D Co Ltd | データを出力する装置から電源の供給を受けるデータ記録装置及び同装置のデータ記録方法。 |
JP2018037934A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 株式会社シーピーアイテクノロジーズ | 無線通信装置 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP06302118A patent/JP3097811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08161090A (ja) | 1996-06-21 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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