JP3097784U - 組合せ式開口ソケット - Google Patents
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Abstract
【課題】ソケットの駆動孔に多種の規格の作動面を設け、側辺には開口部を設け、多種の規格のナットに適用でき、かつ軸方向あるいは側面方向にナットを套設でき、複雑で狭い空間でも容易にナットを套設できるようにし、ナットおよび部品の取り外し、組付けを便利にする。
【解決手段】ソケット20は、側辺に開口部25を設けている。開口部25は上から下まで貫通している。ソケット20の駆動孔22は、異なる規格の作動面23を有している。作動面23は、大きさによって順に配列され多層構造を形成している。補助座30は、開口部25と適切な角度で隔てられソケット20の側面に枢設され、作用座31を有し、駆動棒40、41を套合して位置決めできる。
【選択図】 図2
【解決手段】ソケット20は、側辺に開口部25を設けている。開口部25は上から下まで貫通している。ソケット20の駆動孔22は、異なる規格の作動面23を有している。作動面23は、大きさによって順に配列され多層構造を形成している。補助座30は、開口部25と適切な角度で隔てられソケット20の側面に枢設され、作用座31を有し、駆動棒40、41を套合して位置決めできる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、組合せ式開口ソケットに関し、開口ソケットの割れ開口部の特性を利用して、多方向にナットを套設し直接主要部品を取り外すことができ、補助座は多種の駆動棒と組合せ可能であり、トルクを増加させ、取り外しが便利である組合せ式開口ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の伝統的なソケットは、だいたい1端に1個の駆動孔が設けられ、その周面には1個の作用部が形成され、該駆動孔の作用部は1個のナットを套設でき、該ソケットの作用部の別の1端には1個の駆動座が設けられ、該駆動座は1個の特定規格の駆動柱と組み合わさって互いに套合し、該駆動柱を手で握持することにより力を加える。しかし該ソケットの作用部および駆動座はすべて単一規格であり、使用者は各種規格のソケットを用意しなければならず、ナットの規格の種類に応じて、ソケットも同じだけ必要になる。よって使用者は数多くのソケットを携帯しなければならず、その体積は非常に大きく、またかさばって重く、使用者にとって不便である。
【0003】
その上、該ソケットは円柱形であり、軸方向に作用部および駆動座が設けられている。そのため、ナットにより固定されている部品を取り外す時、例えば水流を誘導する本体が1個の複雑な機器内に固定されている場合、該本体は1個のねじパイプに連結され、1個のナットで螺接固定され、該ねじパイプの別の1端にも1個のナットが螺接固定され、1個の水道管と連結されている。該ねじパイプ及び水道管を取り外す時、必ず先に水道管を取り外し、該ソケットを軸方向に該ナットに合わせ取り外し、別の手工具で別の1個の該ナットを取り外し、その後やっとねじパイプを取り外せる。しかし複雑な機器内では空間が狭く、さらにその他の部品に遮られ、複雑な管路あるいは構造において空間が小さいという制限があるため作業は用意ではなく、レンチ、工具等による施工は不便である。一般の伝統的なソケットは主要部品に連結されたその他の部品を先に1個ずつ取り外して、やっと主要部品を取り外せるが、この方法は時間がかかり、使用上非常に不便であるばかりでなく、従来製品の使用上の不便な点となっており、多くの欠点があり、業者による改善が待たれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な目的は、ソケットの駆動孔に多種の規格の作動面を設け、側辺には開口部を設け、多種の規格のナットに適用でき、かつ軸方向あるいは側面方向にナットを套設でき、複雑で狭い空間でも容易にナットを套設できるようにし、ナットおよび部品の取り外し、組付けを容易にする開口ソケットを提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、ソケット開口部の別の側に補助座を設け、駆動棒と嵌合させ、トルクを増加させ、ナットを取り外しやすい組合せ式開口ソケットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による組合せ式開口ソケットによると、1個のソケットの側辺に1個の割れ開口部が設けられ、該開口部は上から下まで貫通し、該ソケットの駆動孔は多数の異なる規格の作動面を有し、該作動面は規格の大きさによって順に配列され多層構造を形成し、サイズの異なるナットに適用される1個の開口ソケットと、該ソケットの側面に枢設され、該開口部と適切な角度で隔たっている1個の補助座であって、1個の作用座を有し、1個の駆動棒を套合して位置決め可能であり、適切な力点と支点との間の距離を形成し該補助座を回すことが可能であり、該開口ソケットを回す作業に便利な1個の補助座とを備えることを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の目的、および効果についてさらに深くご理解いただくために、以下のとおり2つの実施例と図面を提示します。
図2をご参照ください。本考案の開口ソケットの実施例であるが、これは1個の開口ソケット20および1個の補助座30より構成される。その内、図2に示すように、該ソケット20は金属一体成型により形成され、該ソケット20は概ね円柱形状を呈し、1個の貫通する駆動孔22を設け、該駆動孔22の内周には多数の規格の異なる作動面23を形成し、その作動面23と隣接する比較的小さい規格の作動面231との間には1個の段差24が形成されている。該作動面231の、段差24と別の1端には小さい内筒部が設けられ、1個の段差241が形成されている。該作動面23は規格の大きさによって順に配列され多層構造を形成し、サイズの異なるナットに適用できる。図3に示すように、該駆動孔22の作動面23は、大きい規格のナットに対応する内周直径d1を有する。該ソケット20の側辺には適切な幅hで割られた開口部25を設け、該開口部25は上から下まで貫通し、該開口部25が該駆動孔22の側辺と連通する構造である。また該開口部25の両側には2個の近接面251を設け、該近接面251は該作動面23に連結され、かつ対応して同軸心を取り囲んでいる。該開口部25の幅hは、該作動面23の大きい規格のナット26に対応する内周直径d1よりも小さい。該ナット26は対応する規格の1個のねじパイプ261と螺接され、該開口部25の幅hは該ねじパイプ261の外径よりも大きい。
【0007】
図2、3、4をご参照ください。該補助座30は、該ソケット20の側辺に固設され、該開口部25と180度隔たっている。本実施例の該補助座30と該ソケット20は一体成型で形成してもよい。該補助座30は1個の作用座31を有し、該作用座31は1個の四角形の作用孔32を有し、該作用孔32の片側には1個の比較的小さい面積の受け面33が形成され、該作用孔32は四角形の規格に対応する駆動柱33と互いに套設し、該ソケット20の駆動孔22の軸心に対応して力を加えられるようになっている。該作用孔32は、該ソケット20の駆動孔22の中心に対して適切な距離で隔たっている。
【0008】
図4、5をご参照ください。上述の構造により、本実施例は該ソケット20の開口部25が該駆動孔22の側辺と連通している構造であり、該開口部25の幅hが、該ナット26のねじパイプ261と対応する外径よりも大きく、該ソケット20の開口部25は直接側面から該ねじパイプ261外周を套設することができ、該ソケット20の駆動孔22が該ナット26を套設するのに便利であり、該ナット26の底側は該段差24に近接し位置決めされる。
【0009】
図5、6をご参照ください。該開口部25の幅hは、該作動面23のナット26に対応する内周直径d1よりも小さく、該駆動孔22は該ナット26を抱持し、該近接面251は該ナット26を遮り止めることができ、該ナット26が該開口部25から滑脱するのを防止する。本実施例の該作動面23、近接面251の組合せにより、該ナット26の外周各面を接近して取り囲むことができ、該ナット26の底側は該段差24に近接しており、該ナット26を安定して位置決めし、該ソケット20は安定して該ナット26を回し、緩めたり締め付けたりして使用できる。
【0010】
本実施例では、配管設備内の複雑な管路、あるいは内部空間が狭い比較的複雑な機械構造において、ねじパイプあるいはその他の部品を取り外す必要がなく、ねじパイプと連結される水道管を取り外す必要もない。例えば逆浸透膜浄水器について言えば、本実施例による該ソケット20の開口部25は該ナット26と螺接されているねじパイプ261の外周を横方向に套設し、内部空間が狭いという制限を受けず、該ソケット20の駆動孔22が直接該ナット26を套合でき、安定的かつ便利に取り外し、組付けの作業ができ、使用上非常に便利である。
【0011】
図5、6、7をご参照ください。該ねじパイプ261の別の1端に1個のナット262と螺接され連結される水道管は、該ナット262が比較的小さい規格の周面を有し、水道管の外周の直径は必然的に該ねじパイプ261の外周よりも小さい。同様に該ソケット20の開口部25は該ねじパイプ261と連結される水道管を横方向に套設し、該ソケット20の比較的小さい規格の該作動面231は該ナット262を套合し、その底面は該段差241に近接し位置決めされるので、安定的かつ便利に取り外し、組立の作業ができる。とりわけ該ナット26とねじパイプ261が連結し、水道管と接合している複雑な管路や、特に逆浸透の管路においては、その他の部品を取り外す必要がなく、該ソケット20はすべて側辺の該開口部25の特性を利用し、重要でない部品を巧みによけて、直接ナットを取り外せるので、連結管を取り外す時間を節約でき、作業効率を上げられる。固定位置の多い断層面を形成することにより異なるサイズを提供するナットの使用については、ナットが該段差24に安定して固定され、該作動面23上に套合されるので、該作動面23、近接面251の組合せにより、ナットの外周各面を接近して取り囲むことができ、ナットが変形したり滑脱したりすることがない。
【0012】
図5、7をご参照ください。該補助座30は該ソケット20の側辺に固設され、該補助座30は該開口ソケット20の駆動孔22に対応して、力点と支点間の距離を形成し、四角形の駆動棒40の端側を該補助座30の作用穴32に套設させ、使用者は小さい力で直接該駆動棒40を回すことができる。あるいはラチェットレンチを用いて該ソケット20を回してナットを緩めたり締め付けたりすることができ、非常に便利である。
【0013】
図8、9をご参照ください。本考案の第2の実施例である。その主要な構造は前述の実施例と同様であるが、相違点は以下の点にある。該ソケット20の側辺の、該開口部25と180度隔たった位置に1個の位置決め溝27を設け、該位置決め溝27の1端には1個の阻止端271が設けられている。該補助座30の側辺には1個の係止塊34を設け、該係止塊34は該位置決め溝27に套設され、該阻止端271に受け止められて位置決めされ、該ソケット20と該補助座30とは組み合わされ枢設固定される。該補助座30の作用座31は片側に1個の四角形の作用孔32’を設け、もう片側には1個の六角形の作用孔32”を設け、該作用孔32’、32”の間には1個の受け面33’が形成され、該六角形の駆動棒41あるいは四角形の駆動棒40を選択し、該作用孔32’、32”と対応させて套合使用できるようになっている。
【0014】
上述の構造により、本実施例の該ソケット20と該補助座30は使用者の必要に応じて、特定の規格の組合せを選択し、該補助座30側辺の係止塊34を該ソケット20の位置決め溝27に套設し、該阻止端271に受け止められて位置決めされ、該ソケット20と該補助座30は組み合わされ枢設固定される。また特定の規格の組合せで枢設固定されるので、使用者の現場での需要に対応できるだけでなく、多くの選択使用が可能になり、工事作業上便利である。
【0015】
図9、10をご参照ください。現在最もよく使用される四角形、六角形の規格の駆動棒40、41は、使用者がどちらか一方の規格を選択して使用できる。例えば六角形の駆動棒41しかない時、該六角形の駆動棒41を該作用孔32”と対応させて套合使用できるようになっている。また、該補助座30の該係止塊34を逆方向に該位置決め溝27と套設すれば、四角形の駆動棒40を選択し、該作用孔32’と対応させて套合使用できるようになっている。本実施例は該ソケット20と該補助座30が組み合わされ枢設固定されることを利用して、該六角形の駆動棒41あるいは四角形の駆動棒40を該作用孔32’、32”と対応させて套合使用できるようになっている。
【0016】
図11をご参照ください。本実施例の該ソケット20の駆動孔22は、現在の配管に使用されている特殊なナット、例えばプラスチックで形成され、周面にスペーサ265’が設けられているナット264’にも組み合わせることができる。該駆動孔22の作動面23の端側には所定の数の切欠き232’が設けられ、該駆動孔22が該ナット264’と套合すると、同時に該スペーサ265’と切欠き232’が対応して套合し、該ソケット20で該ナット264’を回して緩めたり締め付けたりでき、配管設備内の管路の工事における使用に便利である。
【0017】
上述したように、本考案の開口ソケットレンチは、ソケットの開口部の特性や、ソケット駆動孔における多種規格の作動面の利用により、配管部品をよけたり、また異なる規格のナットを套設して取り外し、組付けするのに便利である。補助座を利用して、多種の駆動棒を使用でき、トルクを増加させ、取り外すのに便利である。よって工業上の利用価値および考案の新規性を有し、実用新案の条件に合致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のソケットであって、ナットまたは部品を取り外す状態を示す概略図である。
【図2】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットであって、補助座との組み合わせを示す断面図である。
【図3】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットを示す平面概略図である。
【図4】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットの開口部がねじパイプを通過している状態を示す概略図である。
【図5】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットによりナットを套設し取り外す状態を示す概略図である。
【図6】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットによりナットを套設する状態を示す部分断面概略図である。
【図7】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットの開口部が水道管を通過し、ナット套設して取り外す状態を示す概略図である。
【図8】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座との組合せを示す断面図である。
【図9】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座とが四角形の駆動柱に組合わせられた状態を示す概略図である。
【図10】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座とが六角形の駆動柱に組合わせられた状態を示す概略図である。
【図11】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットの変形であって、配管にプラスチック製の特殊ナットを適用したものを示す概略図である。
【符号の説明】
20 ソケット
22 駆動孔
23 作動面
231 作動面
24 段差
241 段差
25 開口部
251 近接面
26 ナット
261 ねじパイプ
262 ナット
264’ ナット
265’ スペーサ
27 位置決め溝
271 阻止端
30 補助座
31 作用座
32 作用孔
33 受け面
32’ 作用孔
32’’ 作用孔
33’ 受け面
34 係止塊 40、41 駆動棒
【考案の属する技術分野】
本考案は、組合せ式開口ソケットに関し、開口ソケットの割れ開口部の特性を利用して、多方向にナットを套設し直接主要部品を取り外すことができ、補助座は多種の駆動棒と組合せ可能であり、トルクを増加させ、取り外しが便利である組合せ式開口ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の伝統的なソケットは、だいたい1端に1個の駆動孔が設けられ、その周面には1個の作用部が形成され、該駆動孔の作用部は1個のナットを套設でき、該ソケットの作用部の別の1端には1個の駆動座が設けられ、該駆動座は1個の特定規格の駆動柱と組み合わさって互いに套合し、該駆動柱を手で握持することにより力を加える。しかし該ソケットの作用部および駆動座はすべて単一規格であり、使用者は各種規格のソケットを用意しなければならず、ナットの規格の種類に応じて、ソケットも同じだけ必要になる。よって使用者は数多くのソケットを携帯しなければならず、その体積は非常に大きく、またかさばって重く、使用者にとって不便である。
【0003】
その上、該ソケットは円柱形であり、軸方向に作用部および駆動座が設けられている。そのため、ナットにより固定されている部品を取り外す時、例えば水流を誘導する本体が1個の複雑な機器内に固定されている場合、該本体は1個のねじパイプに連結され、1個のナットで螺接固定され、該ねじパイプの別の1端にも1個のナットが螺接固定され、1個の水道管と連結されている。該ねじパイプ及び水道管を取り外す時、必ず先に水道管を取り外し、該ソケットを軸方向に該ナットに合わせ取り外し、別の手工具で別の1個の該ナットを取り外し、その後やっとねじパイプを取り外せる。しかし複雑な機器内では空間が狭く、さらにその他の部品に遮られ、複雑な管路あるいは構造において空間が小さいという制限があるため作業は用意ではなく、レンチ、工具等による施工は不便である。一般の伝統的なソケットは主要部品に連結されたその他の部品を先に1個ずつ取り外して、やっと主要部品を取り外せるが、この方法は時間がかかり、使用上非常に不便であるばかりでなく、従来製品の使用上の不便な点となっており、多くの欠点があり、業者による改善が待たれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な目的は、ソケットの駆動孔に多種の規格の作動面を設け、側辺には開口部を設け、多種の規格のナットに適用でき、かつ軸方向あるいは側面方向にナットを套設でき、複雑で狭い空間でも容易にナットを套設できるようにし、ナットおよび部品の取り外し、組付けを容易にする開口ソケットを提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、ソケット開口部の別の側に補助座を設け、駆動棒と嵌合させ、トルクを増加させ、ナットを取り外しやすい組合せ式開口ソケットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による組合せ式開口ソケットによると、1個のソケットの側辺に1個の割れ開口部が設けられ、該開口部は上から下まで貫通し、該ソケットの駆動孔は多数の異なる規格の作動面を有し、該作動面は規格の大きさによって順に配列され多層構造を形成し、サイズの異なるナットに適用される1個の開口ソケットと、該ソケットの側面に枢設され、該開口部と適切な角度で隔たっている1個の補助座であって、1個の作用座を有し、1個の駆動棒を套合して位置決め可能であり、適切な力点と支点との間の距離を形成し該補助座を回すことが可能であり、該開口ソケットを回す作業に便利な1個の補助座とを備えることを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の目的、および効果についてさらに深くご理解いただくために、以下のとおり2つの実施例と図面を提示します。
図2をご参照ください。本考案の開口ソケットの実施例であるが、これは1個の開口ソケット20および1個の補助座30より構成される。その内、図2に示すように、該ソケット20は金属一体成型により形成され、該ソケット20は概ね円柱形状を呈し、1個の貫通する駆動孔22を設け、該駆動孔22の内周には多数の規格の異なる作動面23を形成し、その作動面23と隣接する比較的小さい規格の作動面231との間には1個の段差24が形成されている。該作動面231の、段差24と別の1端には小さい内筒部が設けられ、1個の段差241が形成されている。該作動面23は規格の大きさによって順に配列され多層構造を形成し、サイズの異なるナットに適用できる。図3に示すように、該駆動孔22の作動面23は、大きい規格のナットに対応する内周直径d1を有する。該ソケット20の側辺には適切な幅hで割られた開口部25を設け、該開口部25は上から下まで貫通し、該開口部25が該駆動孔22の側辺と連通する構造である。また該開口部25の両側には2個の近接面251を設け、該近接面251は該作動面23に連結され、かつ対応して同軸心を取り囲んでいる。該開口部25の幅hは、該作動面23の大きい規格のナット26に対応する内周直径d1よりも小さい。該ナット26は対応する規格の1個のねじパイプ261と螺接され、該開口部25の幅hは該ねじパイプ261の外径よりも大きい。
【0007】
図2、3、4をご参照ください。該補助座30は、該ソケット20の側辺に固設され、該開口部25と180度隔たっている。本実施例の該補助座30と該ソケット20は一体成型で形成してもよい。該補助座30は1個の作用座31を有し、該作用座31は1個の四角形の作用孔32を有し、該作用孔32の片側には1個の比較的小さい面積の受け面33が形成され、該作用孔32は四角形の規格に対応する駆動柱33と互いに套設し、該ソケット20の駆動孔22の軸心に対応して力を加えられるようになっている。該作用孔32は、該ソケット20の駆動孔22の中心に対して適切な距離で隔たっている。
【0008】
図4、5をご参照ください。上述の構造により、本実施例は該ソケット20の開口部25が該駆動孔22の側辺と連通している構造であり、該開口部25の幅hが、該ナット26のねじパイプ261と対応する外径よりも大きく、該ソケット20の開口部25は直接側面から該ねじパイプ261外周を套設することができ、該ソケット20の駆動孔22が該ナット26を套設するのに便利であり、該ナット26の底側は該段差24に近接し位置決めされる。
【0009】
図5、6をご参照ください。該開口部25の幅hは、該作動面23のナット26に対応する内周直径d1よりも小さく、該駆動孔22は該ナット26を抱持し、該近接面251は該ナット26を遮り止めることができ、該ナット26が該開口部25から滑脱するのを防止する。本実施例の該作動面23、近接面251の組合せにより、該ナット26の外周各面を接近して取り囲むことができ、該ナット26の底側は該段差24に近接しており、該ナット26を安定して位置決めし、該ソケット20は安定して該ナット26を回し、緩めたり締め付けたりして使用できる。
【0010】
本実施例では、配管設備内の複雑な管路、あるいは内部空間が狭い比較的複雑な機械構造において、ねじパイプあるいはその他の部品を取り外す必要がなく、ねじパイプと連結される水道管を取り外す必要もない。例えば逆浸透膜浄水器について言えば、本実施例による該ソケット20の開口部25は該ナット26と螺接されているねじパイプ261の外周を横方向に套設し、内部空間が狭いという制限を受けず、該ソケット20の駆動孔22が直接該ナット26を套合でき、安定的かつ便利に取り外し、組付けの作業ができ、使用上非常に便利である。
【0011】
図5、6、7をご参照ください。該ねじパイプ261の別の1端に1個のナット262と螺接され連結される水道管は、該ナット262が比較的小さい規格の周面を有し、水道管の外周の直径は必然的に該ねじパイプ261の外周よりも小さい。同様に該ソケット20の開口部25は該ねじパイプ261と連結される水道管を横方向に套設し、該ソケット20の比較的小さい規格の該作動面231は該ナット262を套合し、その底面は該段差241に近接し位置決めされるので、安定的かつ便利に取り外し、組立の作業ができる。とりわけ該ナット26とねじパイプ261が連結し、水道管と接合している複雑な管路や、特に逆浸透の管路においては、その他の部品を取り外す必要がなく、該ソケット20はすべて側辺の該開口部25の特性を利用し、重要でない部品を巧みによけて、直接ナットを取り外せるので、連結管を取り外す時間を節約でき、作業効率を上げられる。固定位置の多い断層面を形成することにより異なるサイズを提供するナットの使用については、ナットが該段差24に安定して固定され、該作動面23上に套合されるので、該作動面23、近接面251の組合せにより、ナットの外周各面を接近して取り囲むことができ、ナットが変形したり滑脱したりすることがない。
【0012】
図5、7をご参照ください。該補助座30は該ソケット20の側辺に固設され、該補助座30は該開口ソケット20の駆動孔22に対応して、力点と支点間の距離を形成し、四角形の駆動棒40の端側を該補助座30の作用穴32に套設させ、使用者は小さい力で直接該駆動棒40を回すことができる。あるいはラチェットレンチを用いて該ソケット20を回してナットを緩めたり締め付けたりすることができ、非常に便利である。
【0013】
図8、9をご参照ください。本考案の第2の実施例である。その主要な構造は前述の実施例と同様であるが、相違点は以下の点にある。該ソケット20の側辺の、該開口部25と180度隔たった位置に1個の位置決め溝27を設け、該位置決め溝27の1端には1個の阻止端271が設けられている。該補助座30の側辺には1個の係止塊34を設け、該係止塊34は該位置決め溝27に套設され、該阻止端271に受け止められて位置決めされ、該ソケット20と該補助座30とは組み合わされ枢設固定される。該補助座30の作用座31は片側に1個の四角形の作用孔32’を設け、もう片側には1個の六角形の作用孔32”を設け、該作用孔32’、32”の間には1個の受け面33’が形成され、該六角形の駆動棒41あるいは四角形の駆動棒40を選択し、該作用孔32’、32”と対応させて套合使用できるようになっている。
【0014】
上述の構造により、本実施例の該ソケット20と該補助座30は使用者の必要に応じて、特定の規格の組合せを選択し、該補助座30側辺の係止塊34を該ソケット20の位置決め溝27に套設し、該阻止端271に受け止められて位置決めされ、該ソケット20と該補助座30は組み合わされ枢設固定される。また特定の規格の組合せで枢設固定されるので、使用者の現場での需要に対応できるだけでなく、多くの選択使用が可能になり、工事作業上便利である。
【0015】
図9、10をご参照ください。現在最もよく使用される四角形、六角形の規格の駆動棒40、41は、使用者がどちらか一方の規格を選択して使用できる。例えば六角形の駆動棒41しかない時、該六角形の駆動棒41を該作用孔32”と対応させて套合使用できるようになっている。また、該補助座30の該係止塊34を逆方向に該位置決め溝27と套設すれば、四角形の駆動棒40を選択し、該作用孔32’と対応させて套合使用できるようになっている。本実施例は該ソケット20と該補助座30が組み合わされ枢設固定されることを利用して、該六角形の駆動棒41あるいは四角形の駆動棒40を該作用孔32’、32”と対応させて套合使用できるようになっている。
【0016】
図11をご参照ください。本実施例の該ソケット20の駆動孔22は、現在の配管に使用されている特殊なナット、例えばプラスチックで形成され、周面にスペーサ265’が設けられているナット264’にも組み合わせることができる。該駆動孔22の作動面23の端側には所定の数の切欠き232’が設けられ、該駆動孔22が該ナット264’と套合すると、同時に該スペーサ265’と切欠き232’が対応して套合し、該ソケット20で該ナット264’を回して緩めたり締め付けたりでき、配管設備内の管路の工事における使用に便利である。
【0017】
上述したように、本考案の開口ソケットレンチは、ソケットの開口部の特性や、ソケット駆動孔における多種規格の作動面の利用により、配管部品をよけたり、また異なる規格のナットを套設して取り外し、組付けするのに便利である。補助座を利用して、多種の駆動棒を使用でき、トルクを増加させ、取り外すのに便利である。よって工業上の利用価値および考案の新規性を有し、実用新案の条件に合致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のソケットであって、ナットまたは部品を取り外す状態を示す概略図である。
【図2】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットであって、補助座との組み合わせを示す断面図である。
【図3】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットを示す平面概略図である。
【図4】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットの開口部がねじパイプを通過している状態を示す概略図である。
【図5】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットによりナットを套設し取り外す状態を示す概略図である。
【図6】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットによりナットを套設する状態を示す部分断面概略図である。
【図7】本考案の第1実施例による組合せ式開口ソケットの開口部が水道管を通過し、ナット套設して取り外す状態を示す概略図である。
【図8】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座との組合せを示す断面図である。
【図9】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座とが四角形の駆動柱に組合わせられた状態を示す概略図である。
【図10】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットと補助座とが六角形の駆動柱に組合わせられた状態を示す概略図である。
【図11】本考案の第2実施例による組合せ式開口ソケットの変形であって、配管にプラスチック製の特殊ナットを適用したものを示す概略図である。
【符号の説明】
20 ソケット
22 駆動孔
23 作動面
231 作動面
24 段差
241 段差
25 開口部
251 近接面
26 ナット
261 ねじパイプ
262 ナット
264’ ナット
265’ スペーサ
27 位置決め溝
271 阻止端
30 補助座
31 作用座
32 作用孔
33 受け面
32’ 作用孔
32’’ 作用孔
33’ 受け面
34 係止塊 40、41 駆動棒
Claims (4)
- 1個のソケットの側辺に1個の割れ開口部が設けられ、該開口部は上から下まで貫通し、該ソケットの駆動孔は多数の異なる規格の作動面を有し、該作動面は規格の大きさによって順に配列され多層構造を形成し、サイズの異なるナットに適用される1個の開口ソケットと、
該ソケットの側面に枢設され、該開口部と適切な角度で隔たっている1個の補助座であって、1個の作用座を有し、1個の駆動棒を套合して位置決め可能であり、適切な力点と支点との間の距離を形成し該補助座を回すことが可能であり、該開口ソケットを回す作業に便利な1個の補助座と、
を備えることを特徴とする組合せ式開口ソケット。 - 該ソケットの駆動孔はその作動面と隣接する異なる規格の作動面との間に1個の段差を形成し、該段差はナットに近接して位置決めされ、取り外し作業がさらに便利であることを特徴とする請求項1記載の組合せ式開口ソケット。
- 該駆動孔の作動面が取り囲む最大直径は該ソケットの開口部の幅よりも大きく、該開口部の両側には2個の近接面が設けられ、該近接面は該作動面が取り囲んでいる中心と対応して同軸を呈し、該近接面はナットを抱持し遮り止め、滑脱を防止し、該作動面と該近接面とは組み合わさってナットの各面と近接し、安定的に該ナットを回転可能であることを特徴とする請求項1または2記載の組合せ式開口ソケット。
- 該ソケットの駆動孔はその最大規格の該作動面でナットを套設し、該ナットは1個の対応する規格のねじパイプと螺接され、該ソケットの開口部の幅は該ねじパイプの外径よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の組合せ式開口ソケット。
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