JP3097724U - ウォームギア方式アジャスター付重量キャスター - Google Patents
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Abstract
【課題】機器を移動や据付の際にアジャスターの高低調節が容易にでき、重量の機器にも対応できるアジャスター付キャスターを提供することにある。
【解決手段】直接的に機器の重量が操作力に影響されないウォームギア14を内蔵した。また、重量用の機器では手動の調節を行うことは困難なため電動工具を用い機器の重量に左右されない容易な調節作業を行うことができるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】直接的に機器の重量が操作力に影響されないウォームギア14を内蔵した。また、重量用の機器では手動の調節を行うことは困難なため電動工具を用い機器の重量に左右されない容易な調節作業を行うことができるようにした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に産業用機器を対象とした機器の底面に設置され、必要なときに容易に移動でき、移動の後に目的の位置で機器を簡便に据え付けることができるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまで容易に移動や運搬できない機器に対して、機器の底面に簡易に移動できるようキャスターと、また機器が安定して作業できるように固定することができるアジャスターが取付けられていた。これらの移動と固定の切換はアジャスターのボルト部に押入されたナットを回転させねじ込みで高低調節を行っていた。これらを使ってキャスターとアジャスターが一枚のプレートに付属されている構造では、設置面が大きいため機器に設置しにくい上、アジャスターと機器を繋ぐための穴が必要となり、これを使用する際には条件が必要とされ、それに合わせた取付けを行っていた。
【0003】
アジャスター機構が付属したキャスターは、機器を移動する場合には、キャスターが着床する高さまでアジャスターを上げる調節をし、機器を固定する場合には、キャスターが床から離れる高さまでアジャスターを下げる調節を行っていた。この調節は、アジャスター機構の付いたキャスターが付属されている機器の重量に直接的に関わるため、機器の重量が重ければ重いほどアジャスターの高低調節のために付いているハンドルの歯車は重く人間の力では容易に調節することはできないため工具を用いてひと回りづつ調節を行っていた。このため、アジャスターの手動の調節は手間を要する問題であり、機器の設置場所の変更や移動は簡単にできない状況であった。
【0004】
また、レバーを踏み込むことでアジャスターが着床しキャスターが持ち上げられ、レバーを解除するとキャスターが着床しアジャスターが床から離れるといった簡単なレバー操作のアジャスター付キャスターもあるが、重量用の機器には適していなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、機器の移動や固定の際にアジャスターの高低調節が容易にでき、重量の機器にも対応できるアジャスター付キャスターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、直接的に機器の重量を操作力に影響されないウォームギアを内蔵した。また、重量用の機器では手動の調節を行うことは困難なため電動工具を用い機器の重量に左右されない容易な調節作業を行うことができるようにした。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施の形態を図面の基づき説明する。図1は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の部分断面図である。図2は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の平面図である。図3は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の側面図である。図4は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器固定時の部分断面図である。
【0008】
このキャスター1は、スチールボール2を介した玉ケース3がフォーク4とかしめられ天板5と接し旋回を自在とする。玉ケース3とフォーク4がかしめられたものを間にして、スチールボール6を介した中空玉押7と天板5がかしめられる。車輪8をホイルシャフト9に通し回転を自在としている。
【0009】
中空玉押6の中空部に軸10を通し、両端を留めねじ11で嵌合し、軸10の下端にアジャスター12を付属する。中空玉押6の下に機器の重量を受けても旋回ができるスラストベアリング13を設けキャスター1の安定を図る。軸10の中間部付近に軸10とウォームギア14をラジアルベアリング15で固定しウォームギア14の回転を補助する。
【0010】
実際、機器の移動や固定を行うときにはアジャスター12の高低調節で切換が可能となる。機器を移動する場合はアジャスター12をキャスター1が着床する位置まで浮かせなければならず、機器を固定する場合にはキャスター1をアジャスター12が着床する位置まで浮かせなければならない。このアジャスター12の高低調節はフォーク7端に設けられた差込口16に工具を差し込み手動で回し調節を行う。また今まで困難とされてきた重量機器でも電動工具を差し込むだけ調節可能とし、無理な力を必要としなくても誰でも容易に調節操作が行えるようになる。
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、機器の移動や固定の際にウォームギアを内蔵したアジャスター付キャスターにすれば、アジャスターの高低調節のために必要な操作力が小さくて済み容易に調節を行えるようになった。重量用の機器では手動での調節は困難なため電動工具を用い調節が行えるような差込口を設け、機器の移動や固定という目的に対して容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの移動時の部分断面図である。
【図2】本考案によるウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの移動時の平面図である。
【図3】本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の側面図である。
【図4】本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器固定時の部分断面図である。
【符号の説明】
1 キャスター
2 スチールボール
3 玉ケース
4 フォーク
5 天板
6 スチールボール
7 中空玉押
8 車輪
9 ホイルシャフト
10 軸
11 留めねじ
12 アジャスター
13 スラストベアリング
14 ウォームギア
15 ラジアルベアリング
16 差込口
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に産業用機器を対象とした機器の底面に設置され、必要なときに容易に移動でき、移動の後に目的の位置で機器を簡便に据え付けることができるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまで容易に移動や運搬できない機器に対して、機器の底面に簡易に移動できるようキャスターと、また機器が安定して作業できるように固定することができるアジャスターが取付けられていた。これらの移動と固定の切換はアジャスターのボルト部に押入されたナットを回転させねじ込みで高低調節を行っていた。これらを使ってキャスターとアジャスターが一枚のプレートに付属されている構造では、設置面が大きいため機器に設置しにくい上、アジャスターと機器を繋ぐための穴が必要となり、これを使用する際には条件が必要とされ、それに合わせた取付けを行っていた。
【0003】
アジャスター機構が付属したキャスターは、機器を移動する場合には、キャスターが着床する高さまでアジャスターを上げる調節をし、機器を固定する場合には、キャスターが床から離れる高さまでアジャスターを下げる調節を行っていた。この調節は、アジャスター機構の付いたキャスターが付属されている機器の重量に直接的に関わるため、機器の重量が重ければ重いほどアジャスターの高低調節のために付いているハンドルの歯車は重く人間の力では容易に調節することはできないため工具を用いてひと回りづつ調節を行っていた。このため、アジャスターの手動の調節は手間を要する問題であり、機器の設置場所の変更や移動は簡単にできない状況であった。
【0004】
また、レバーを踏み込むことでアジャスターが着床しキャスターが持ち上げられ、レバーを解除するとキャスターが着床しアジャスターが床から離れるといった簡単なレバー操作のアジャスター付キャスターもあるが、重量用の機器には適していなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、機器の移動や固定の際にアジャスターの高低調節が容易にでき、重量の機器にも対応できるアジャスター付キャスターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、直接的に機器の重量を操作力に影響されないウォームギアを内蔵した。また、重量用の機器では手動の調節を行うことは困難なため電動工具を用い機器の重量に左右されない容易な調節作業を行うことができるようにした。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施の形態を図面の基づき説明する。図1は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の部分断面図である。図2は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の平面図である。図3は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の側面図である。図4は本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器固定時の部分断面図である。
【0008】
このキャスター1は、スチールボール2を介した玉ケース3がフォーク4とかしめられ天板5と接し旋回を自在とする。玉ケース3とフォーク4がかしめられたものを間にして、スチールボール6を介した中空玉押7と天板5がかしめられる。車輪8をホイルシャフト9に通し回転を自在としている。
【0009】
中空玉押6の中空部に軸10を通し、両端を留めねじ11で嵌合し、軸10の下端にアジャスター12を付属する。中空玉押6の下に機器の重量を受けても旋回ができるスラストベアリング13を設けキャスター1の安定を図る。軸10の中間部付近に軸10とウォームギア14をラジアルベアリング15で固定しウォームギア14の回転を補助する。
【0010】
実際、機器の移動や固定を行うときにはアジャスター12の高低調節で切換が可能となる。機器を移動する場合はアジャスター12をキャスター1が着床する位置まで浮かせなければならず、機器を固定する場合にはキャスター1をアジャスター12が着床する位置まで浮かせなければならない。このアジャスター12の高低調節はフォーク7端に設けられた差込口16に工具を差し込み手動で回し調節を行う。また今まで困難とされてきた重量機器でも電動工具を差し込むだけ調節可能とし、無理な力を必要としなくても誰でも容易に調節操作が行えるようになる。
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、機器の移動や固定の際にウォームギアを内蔵したアジャスター付キャスターにすれば、アジャスターの高低調節のために必要な操作力が小さくて済み容易に調節を行えるようになった。重量用の機器では手動での調節は困難なため電動工具を用い調節が行えるような差込口を設け、機器の移動や固定という目的に対して容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの移動時の部分断面図である。
【図2】本考案によるウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの移動時の平面図である。
【図3】本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器移動時の側面図である。
【図4】本考案のウォームギア方式アジャスター付重量キャスターの機器固定時の部分断面図である。
【符号の説明】
1 キャスター
2 スチールボール
3 玉ケース
4 フォーク
5 天板
6 スチールボール
7 中空玉押
8 車輪
9 ホイルシャフト
10 軸
11 留めねじ
12 アジャスター
13 スラストベアリング
14 ウォームギア
15 ラジアルベアリング
16 差込口
Claims (1)
- 機器の底面に設置された機器の移動と固定を兼ねるアジャスター機構の付いたキャスターに於いて、アジャスターの高低調節の操作力が軽減できるウォームギアを内蔵し、その調節を手動のみならず電動工具を用いても行うことが可能なアジャスター付キャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002632U JP3097724U (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | ウォームギア方式アジャスター付重量キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002632U JP3097724U (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | ウォームギア方式アジャスター付重量キャスター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097724U true JP3097724U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002632U Expired - Fee Related JP3097724U (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | ウォームギア方式アジャスター付重量キャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097724U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049364A1 (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Parts Seiko Co., Ltd. | アジャスタ兼キャスタ装置、キャスタ装置およびアジャスタ装置 |
WO2018237270A1 (en) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | DoRodo, LLC | ADJUSTABLE PIVOT WHEEL ASSEMBLY |
KR102616692B1 (ko) * | 2023-08-25 | 2023-12-21 | 윤여선 | 고정장치가 구비된 바퀴장치 |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003002632U patent/JP3097724U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049364A1 (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Parts Seiko Co., Ltd. | アジャスタ兼キャスタ装置、キャスタ装置およびアジャスタ装置 |
WO2018237270A1 (en) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | DoRodo, LLC | ADJUSTABLE PIVOT WHEEL ASSEMBLY |
US10688826B2 (en) | 2017-06-22 | 2020-06-23 | DoRodo, LLC | Adjustable caster assembly |
KR102616692B1 (ko) * | 2023-08-25 | 2023-12-21 | 윤여선 | 고정장치가 구비된 바퀴장치 |
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