JP3097378B2 - 回転平膜分離装置 - Google Patents
回転平膜分離装置Info
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- JP3097378B2 JP3097378B2 JP05048678A JP4867893A JP3097378B2 JP 3097378 B2 JP3097378 B2 JP 3097378B2 JP 05048678 A JP05048678 A JP 05048678A JP 4867893 A JP4867893 A JP 4867893A JP 3097378 B2 JP3097378 B2 JP 3097378B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転平膜分離装置に係
り、特に、ケーシング内に円板状の濾過部材を回転自在
に設け、ケーシング内に供給される被処理原水を膜濾過
して被処理原水を浄化処理する回転平膜分離装置に関す
る。
り、特に、ケーシング内に円板状の濾過部材を回転自在
に設け、ケーシング内に供給される被処理原水を膜濾過
して被処理原水を浄化処理する回転平膜分離装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の回転平膜分離装置の場
合、被処理原水の汚泥等により目詰まりした円板状の膜
濾過部材の洗浄は、作業員がブラシ等で膜の外面をブラ
ッシングするか、または膜の外面に洗浄水を噴出させて
膜を洗浄する方法が行われていた。
合、被処理原水の汚泥等により目詰まりした円板状の膜
濾過部材の洗浄は、作業員がブラシ等で膜の外面をブラ
ッシングするか、または膜の外面に洗浄水を噴出させて
膜を洗浄する方法が行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
膜の洗浄方法は膜の外面からの洗浄である為、膜の目詰
まりが取れにくという欠点があった。この結果、膜の洗
浄が不十分になる為、膜の濾過性能が回復しにくく濾過
処理能力が小さくなる問題があった。また、ブラシでブ
ラシングする場合には膜を傷つける危険性があり、膜の
寿命を短くする欠点があった。更には、膜が目詰まりす
る度に人手により行う従来の洗浄は、作業員にとって大
きな負担になっていた。
膜の洗浄方法は膜の外面からの洗浄である為、膜の目詰
まりが取れにくという欠点があった。この結果、膜の洗
浄が不十分になる為、膜の濾過性能が回復しにくく濾過
処理能力が小さくなる問題があった。また、ブラシでブ
ラシングする場合には膜を傷つける危険性があり、膜の
寿命を短くする欠点があった。更には、膜が目詰まりす
る度に人手により行う従来の洗浄は、作業員にとって大
きな負担になっていた。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、膜の洗浄効果を高め、且つ膜を傷つけることな
く自動洗浄することができる回転平膜分離装置を提供す
ることを目的とする。
もので、膜の洗浄効果を高め、且つ膜を傷つけることな
く自動洗浄することができる回転平膜分離装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を解決す
る為に、円板状の複数の濾過部材を所定間隔で並設した
中空の集水回転軸を、ケーシングに回転自在に配設し、
前記ケーシング内に供給される被処理原水を前記濾過部
材で濾過して、該濾過水を濾過液引抜きポンプにより前
記集水回転軸を介して装置外に引き抜く回転平膜分離装
置に於いて、洗浄水貯留槽と、前記洗浄水貯留槽の洗浄
水を前記集水回転軸に供給する供給系路に設けられ、該
供給系路を開閉する弁部材と、を備え、前記濾過部材の
洗浄時には前記濾過液引抜きポンプを停止すると共に前
記弁部材を開き、前記濾過部材の回転する遠心力を利用
して前記洗浄水貯留槽の洗浄水を前記集水回転軸を介し
て前記濾過部材に吸引することを特徴とする。
る為に、円板状の複数の濾過部材を所定間隔で並設した
中空の集水回転軸を、ケーシングに回転自在に配設し、
前記ケーシング内に供給される被処理原水を前記濾過部
材で濾過して、該濾過水を濾過液引抜きポンプにより前
記集水回転軸を介して装置外に引き抜く回転平膜分離装
置に於いて、洗浄水貯留槽と、前記洗浄水貯留槽の洗浄
水を前記集水回転軸に供給する供給系路に設けられ、該
供給系路を開閉する弁部材と、を備え、前記濾過部材の
洗浄時には前記濾過液引抜きポンプを停止すると共に前
記弁部材を開き、前記濾過部材の回転する遠心力を利用
して前記洗浄水貯留槽の洗浄水を前記集水回転軸を介し
て前記濾過部材に吸引することを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明によれば、被処理原水の濾過時には、回
転する濾過部材で濾過された濾過水は集水回転軸内部に
導かれ、濾過水引抜きポンプにより装置外に引き抜かれ
る。そして、濾過時間の経過とともに濾過部材に目詰ま
り等が発生して濾過流量が低下したら、次のように濾過
部材を洗浄することができる。即ち、濾過水引抜きポン
プを停止して濾過水の引抜きの流れを止める。そして、
濾過部材を回転させたまま洗浄水供給系路の弁部材を開
き、洗浄水貯留槽と濾過部材とを連通させる。これによ
り、濾過部材が回転する遠心力を利用したポンプ作用に
より、洗浄水貯留槽の洗浄水は、洗浄水供給系路及び集
水回転軸を通って濾過部材に吸引される。従って、濾過
部材を逆洗することができるので、膜の目詰まりを効果
的に除去することができると共に、膜を傷めることもな
く自動洗浄できる。また、濾過部材の遠心力を利用して
洗浄水貯留槽の洗浄水を吸引するようにしたので、洗浄
の為の特別な動力装置を必要としない。
転する濾過部材で濾過された濾過水は集水回転軸内部に
導かれ、濾過水引抜きポンプにより装置外に引き抜かれ
る。そして、濾過時間の経過とともに濾過部材に目詰ま
り等が発生して濾過流量が低下したら、次のように濾過
部材を洗浄することができる。即ち、濾過水引抜きポン
プを停止して濾過水の引抜きの流れを止める。そして、
濾過部材を回転させたまま洗浄水供給系路の弁部材を開
き、洗浄水貯留槽と濾過部材とを連通させる。これによ
り、濾過部材が回転する遠心力を利用したポンプ作用に
より、洗浄水貯留槽の洗浄水は、洗浄水供給系路及び集
水回転軸を通って濾過部材に吸引される。従って、濾過
部材を逆洗することができるので、膜の目詰まりを効果
的に除去することができると共に、膜を傷めることもな
く自動洗浄できる。また、濾過部材の遠心力を利用して
洗浄水貯留槽の洗浄水を吸引するようにしたので、洗浄
の為の特別な動力装置を必要としない。
【０００７】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る回転平膜
分離装置の好ましい実施例について詳説する。図１は、
本発明の回転平膜分離装置を、生物化学処理と濾過処理
とを組み合わせた汚水処理システムに適用した構成図で
ある。図１に示すように、汚水処理システムは、生物化
学反応槽１０と本発明の回転平膜分離装置とで構成され
ている。
分離装置の好ましい実施例について詳説する。図１は、
本発明の回転平膜分離装置を、生物化学処理と濾過処理
とを組み合わせた汚水処理システムに適用した構成図で
ある。図１に示すように、汚水処理システムは、生物化
学反応槽１０と本発明の回転平膜分離装置とで構成され
ている。
【０００８】先ず、生物化学反応槽１０について説明す
ると、生物化学反応槽１０の内部は、仕切板１２により
嫌気処理室１４と好気処理室１６とに連通可能に分割さ
れ、嫌気処理室１４の底部近傍には水中攪拌機１８が設
けられ緩やかに攪拌しながら嫌気処理を行うようになっ
ている。一方、好気処理室１６の底部近傍にはブロアー
２０に連結された空気吐出管２２が設けられ、好気処理
室内の液を曝気するようになっている。また、生物化学
反応槽１０の上方には原水流入管２４が配設され、有機
性廃水が生物化学反応槽１０に流入するようになってい
る。また、生物化学反応槽１０の上部側壁からは生物処
理水配管２６が延び循環ポンプ２８を介して本発明の回
転平膜分離装置の構成要素である分離機３０のケーシン
グ３２に形成された取込口に繋がっている。また、ケー
シング３２底部に形成された排出口から戻り配管３４が
生物化学反応槽１０の上部まで延びていると共に、途中
から汚泥引抜管３６が分岐し、汚泥引抜管３６に汚泥用
バルブ３８が設けられている。
ると、生物化学反応槽１０の内部は、仕切板１２により
嫌気処理室１４と好気処理室１６とに連通可能に分割さ
れ、嫌気処理室１４の底部近傍には水中攪拌機１８が設
けられ緩やかに攪拌しながら嫌気処理を行うようになっ
ている。一方、好気処理室１６の底部近傍にはブロアー
２０に連結された空気吐出管２２が設けられ、好気処理
室内の液を曝気するようになっている。また、生物化学
反応槽１０の上方には原水流入管２４が配設され、有機
性廃水が生物化学反応槽１０に流入するようになってい
る。また、生物化学反応槽１０の上部側壁からは生物処
理水配管２６が延び循環ポンプ２８を介して本発明の回
転平膜分離装置の構成要素である分離機３０のケーシン
グ３２に形成された取込口に繋がっている。また、ケー
シング３２底部に形成された排出口から戻り配管３４が
生物化学反応槽１０の上部まで延びていると共に、途中
から汚泥引抜管３６が分岐し、汚泥引抜管３６に汚泥用
バルブ３８が設けられている。
【０００９】次に、本発明の回転平膜分離装置について
説明する。前記分離機３０のケーシング３２内には、複
数の濾過部材４０、４０…を所定間隔で並設（図１の裏
側に並設されている）した中空の集水回転軸４２、４２
が２本並列に設けられ、濾過部材４０同志が互いに交差
するように配置されている。また、濾過部材４０は、透
水性の円板状ディスクに精密濾過膜又は限外濾過膜が纏
着された構造を有し、濾過膜の外面からディスク内部に
濾過された濾過水は中空な集水回転軸４２に集水される
ようになっている。また、２本の集水回転軸４２、４２
の一端側（図１の裏側）は、図示しないモータに夫々連
結されており、集水回転軸４２を所定の回転速度で回転
させるようになっている。一方、集水回転軸４２の他端
側は、夫々の濾過水配管４４に繋がっている。また、前
記夫々の濾過水配管４４は、途中で合流した後、濾過水
引抜きポンプ４６に繋がり再び２方に分岐している。そ
して、分岐したうち、一方の濾過水配管４４は濾過水貯
留タンク４８に繋がり、他方の濾過水配管４４は濾過水
用バルブ５０を介して洗浄水貯留タンク５２に繋がって
いる。また、洗浄水貯留タンク５２には、洗浄水貯留タ
ンク５２の水位を検知するレベルスイッチ５４が設けら
れ、レベルスイッチ５４の信号が前記濾過水用バルブ５
０に入力されるようになっている。これにより、濾過水
は濾過水貯留タンク４８に供給される一方、洗浄水貯留
タンク５２は、貯留されている濾過水の水位が下がると
濾過水用バルブ５０が開いて濾過水が供給され、満杯に
なると濾過水用バルブ５０が閉じて濾過水の供給が停止
するようになっている。また、洗浄水貯留タンクは、そ
の底部から洗浄水用配管５８が洗浄水用バルブ５６を介
して前記濾過水配管４４の濾過水引抜きポンプ４６入口
側に繋がっている。
説明する。前記分離機３０のケーシング３２内には、複
数の濾過部材４０、４０…を所定間隔で並設（図１の裏
側に並設されている）した中空の集水回転軸４２、４２
が２本並列に設けられ、濾過部材４０同志が互いに交差
するように配置されている。また、濾過部材４０は、透
水性の円板状ディスクに精密濾過膜又は限外濾過膜が纏
着された構造を有し、濾過膜の外面からディスク内部に
濾過された濾過水は中空な集水回転軸４２に集水される
ようになっている。また、２本の集水回転軸４２、４２
の一端側（図１の裏側）は、図示しないモータに夫々連
結されており、集水回転軸４２を所定の回転速度で回転
させるようになっている。一方、集水回転軸４２の他端
側は、夫々の濾過水配管４４に繋がっている。また、前
記夫々の濾過水配管４４は、途中で合流した後、濾過水
引抜きポンプ４６に繋がり再び２方に分岐している。そ
して、分岐したうち、一方の濾過水配管４４は濾過水貯
留タンク４８に繋がり、他方の濾過水配管４４は濾過水
用バルブ５０を介して洗浄水貯留タンク５２に繋がって
いる。また、洗浄水貯留タンク５２には、洗浄水貯留タ
ンク５２の水位を検知するレベルスイッチ５４が設けら
れ、レベルスイッチ５４の信号が前記濾過水用バルブ５
０に入力されるようになっている。これにより、濾過水
は濾過水貯留タンク４８に供給される一方、洗浄水貯留
タンク５２は、貯留されている濾過水の水位が下がると
濾過水用バルブ５０が開いて濾過水が供給され、満杯に
なると濾過水用バルブ５０が閉じて濾過水の供給が停止
するようになっている。また、洗浄水貯留タンクは、そ
の底部から洗浄水用配管５８が洗浄水用バルブ５６を介
して前記濾過水配管４４の濾過水引抜きポンプ４６入口
側に繋がっている。
【００１０】次に、上記の如く構成された回転平膜分離
装置の作用について、本発明の回転平膜分離装置を前記
汚水処理システムに適用した例で説明する。先ず、本発
明の回転平膜分離装置の濾過処理時ついて説明する。前
準備として、集水回転軸４２のモータを作動させて濾過
部材４０を所定速度で回転させると共に、濾過水引抜き
ポンプ４６を作動させて濾過部材４０内部を負圧にして
おく。更に、濾過水用バルブ５０を開き、洗浄水用バル
ブ５６及び余剰汚泥バルブ３８を閉じておく。
装置の作用について、本発明の回転平膜分離装置を前記
汚水処理システムに適用した例で説明する。先ず、本発
明の回転平膜分離装置の濾過処理時ついて説明する。前
準備として、集水回転軸４２のモータを作動させて濾過
部材４０を所定速度で回転させると共に、濾過水引抜き
ポンプ４６を作動させて濾過部材４０内部を負圧にして
おく。更に、濾過水用バルブ５０を開き、洗浄水用バル
ブ５６及び余剰汚泥バルブ３８を閉じておく。
【００１１】この状態で、汚水処理システムを運転する
と、有機性物質を含む原水は、原水流入管２４から生物
化学反応槽１０に流入して、微生物による嫌気性処理及
び好気性処理の生物化学処理が施される。次に、生物化
学処理された処理水は、循環ポンプ２８により生物処理
水配管２６を通って分離機３０のケーシング３２内に送
水され、更に、戻り配管３４を通って再び生物化学反応
槽１０に戻る循環を行う。そして、この循環において、
前記処理水は回転する濾過部材４０で濾過され、濾過水
として集水回転軸４２内部に集水される。集水回転軸４
２内部に集水された濾過水は、濾過水引抜きポンプ４６
により濾過水配管４４を通って濾過水貯留タンク４８に
送水されると共に、洗浄水貯留タンク５２に送水され
る。洗浄水貯留タンク５２は満杯になると、レベルスイ
ッチ５４からの信号で濾過水用バルブ５０が閉じて濾過
水の供給が停止される。
と、有機性物質を含む原水は、原水流入管２４から生物
化学反応槽１０に流入して、微生物による嫌気性処理及
び好気性処理の生物化学処理が施される。次に、生物化
学処理された処理水は、循環ポンプ２８により生物処理
水配管２６を通って分離機３０のケーシング３２内に送
水され、更に、戻り配管３４を通って再び生物化学反応
槽１０に戻る循環を行う。そして、この循環において、
前記処理水は回転する濾過部材４０で濾過され、濾過水
として集水回転軸４２内部に集水される。集水回転軸４
２内部に集水された濾過水は、濾過水引抜きポンプ４６
により濾過水配管４４を通って濾過水貯留タンク４８に
送水されると共に、洗浄水貯留タンク５２に送水され
る。洗浄水貯留タンク５２は満杯になると、レベルスイ
ッチ５４からの信号で濾過水用バルブ５０が閉じて濾過
水の供給が停止される。
【００１２】次に、本発明の回転平膜分離装置の洗浄処
理時について説明する。上記濾過処理の経過とともに濾
過部材４０の膜外面に汚泥、ゴミ等が付着して、膜の目
詰まり等により濾過流量が低下したら、次のように濾過
部材４０を洗浄する。分離機３０の濾過部材４０を回転
させたまま濾過水引抜きポンプ４６を停止して濾過部材
４０内の負圧状態を解除すると共に、洗浄水用バルブ５
６を開けて洗浄水貯留タンク５２と濾過部材４０内とを
連通させる。これにより、濾過部材４０が回転する遠心
力を利用したポンプ作用により、洗浄水貯留タンク５２
に貯留されている洗浄水は、洗浄水用配管５８、濾過水
配管４４及び集水回転軸４２を通って濾過部材４０に吸
引され、濾過部材４０の内部から外部に洗浄水を吐出さ
せることができる。従って、濾過部材４０を逆洗するこ
とができるので、膜の目詰まりの原因となる汚泥、ゴミ
等を除去することができる。また、濾過部材４０の内部
から外部に向けて濾過水を吐出させる逆洗方式なので、
従来の洗浄方法のように、ブラシ等で膜をブラッシング
しなくても効果的に汚泥、ゴミ等を除去できる。従っ
て、膜を傷めることがないので、膜の寿命を延ばすこと
ができる。
理時について説明する。上記濾過処理の経過とともに濾
過部材４０の膜外面に汚泥、ゴミ等が付着して、膜の目
詰まり等により濾過流量が低下したら、次のように濾過
部材４０を洗浄する。分離機３０の濾過部材４０を回転
させたまま濾過水引抜きポンプ４６を停止して濾過部材
４０内の負圧状態を解除すると共に、洗浄水用バルブ５
６を開けて洗浄水貯留タンク５２と濾過部材４０内とを
連通させる。これにより、濾過部材４０が回転する遠心
力を利用したポンプ作用により、洗浄水貯留タンク５２
に貯留されている洗浄水は、洗浄水用配管５８、濾過水
配管４４及び集水回転軸４２を通って濾過部材４０に吸
引され、濾過部材４０の内部から外部に洗浄水を吐出さ
せることができる。従って、濾過部材４０を逆洗するこ
とができるので、膜の目詰まりの原因となる汚泥、ゴミ
等を除去することができる。また、濾過部材４０の内部
から外部に向けて濾過水を吐出させる逆洗方式なので、
従来の洗浄方法のように、ブラシ等で膜をブラッシング
しなくても効果的に汚泥、ゴミ等を除去できる。従っ
て、膜を傷めることがないので、膜の寿命を延ばすこと
ができる。
【００１３】また、従来の洗浄方法のように、人手によ
ることなく自動洗浄することができるので、作業員の負
担を軽減させることができる。更には、洗浄水貯留タン
ク５２の水を濾過部材４０の遠心力を利用して濾過部材
４０に吸引するようにしたので、洗浄の為の特別な動力
装置を必要としない。尚、循環ポンプ２８を止めてケー
シング３２内への原水の供給を止めると共に、余剰汚泥
配管３６からケーシング３２内の原水を抜いてケーシン
グ３２内を空にしてから逆洗すると、更に、洗浄効果を
高めることができる。
ることなく自動洗浄することができるので、作業員の負
担を軽減させることができる。更には、洗浄水貯留タン
ク５２の水を濾過部材４０の遠心力を利用して濾過部材
４０に吸引するようにしたので、洗浄の為の特別な動力
装置を必要としない。尚、循環ポンプ２８を止めてケー
シング３２内への原水の供給を止めると共に、余剰汚泥
配管３６からケーシング３２内の原水を抜いてケーシン
グ３２内を空にしてから逆洗すると、更に、洗浄効果を
高めることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転平膜
分離装置によれば、濾過部材が回転する遠心力を利用し
たポンプ作用により、洗浄水貯留槽の水を吸引して濾過
部材を逆洗するようにした。これにより、濾過部材の外
面に付着した汚泥、ゴミ等は、濾過部材内部から外部に
吐出する洗浄水により効果的に除去することができる。
分離装置によれば、濾過部材が回転する遠心力を利用し
たポンプ作用により、洗浄水貯留槽の水を吸引して濾過
部材を逆洗するようにした。これにより、濾過部材の外
面に付着した汚泥、ゴミ等は、濾過部材内部から外部に
吐出する洗浄水により効果的に除去することができる。
【００１５】また、従来のブラシ等による洗浄のように
膜を傷つけることがないので、膜の寿命を延ばすことが
できる。更には、従来の洗浄のように人手によらないの
で、作業員の負担を軽減することができる。
膜を傷つけることがないので、膜の寿命を延ばすことが
できる。更には、従来の洗浄のように人手によらないの
で、作業員の負担を軽減することができる。
【図１】本発明に係る回転平膜分離装置を適用した汚水
処理システムの構成図
処理システムの構成図
３２…ケーシング ３０…分離機 ３２…ケーシング ４０…濾過部材 ４２…集水回転軸 ４４…濾過水配管 ４６…濾過水引抜きポンプ ５２…洗浄水貯留タンク ５６…洗浄水用バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 63/16 B01D 63/08 B01D 65/02
Claims (1)
- 【請求項１】円板状の複数の濾過部材を所定間隔で並設
した中空の集水回転軸を、ケーシングに回転自在に配設
し、前記ケーシング内に供給される被処理原水を前記濾
過部材で濾過して、該濾過水を濾過液引抜きポンプによ
り前記集水回転軸を介して装置外に引き抜く回転平膜分
離装置に於いて、 洗浄水貯留槽と、 前記洗浄水貯留槽の洗浄水を前記集水回転軸に供給する
供給系路に設けられ、該供給系路を開閉する弁部材と、
を備え、前記濾過部材の洗浄時には前記濾過液引抜きポ
ンプを停止すると共に前記弁部材を開き、前記濾過部材
の回転する遠心力を利用して前記洗浄水貯留槽の洗浄水
を前記集水回転軸を介して前記濾過部材に吸引すること
を特徴とする回転平膜分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05048678A JP3097378B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 回転平膜分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05048678A JP3097378B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 回転平膜分離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238134A JPH06238134A (ja) | 1994-08-30 |
| JP3097378B2 true JP3097378B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=12809983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05048678A Expired - Fee Related JP3097378B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 回転平膜分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3097378B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348195B1 (ko) * | 1999-09-08 | 2002-08-10 | 노수홍 | 연속 역충격식 회전판 막 |
| WO2001051186A1 (de) * | 2000-01-13 | 2001-07-19 | Bucher-Guyer Ag | Verfahren und vorrichtung zum freimachen von durchflusswegen in filtrationsmodulen |
| DE102009010484A1 (de) | 2009-02-25 | 2010-08-26 | Gea Westfalia Separator Gmbh | Filtrationsverfahren und -vorrichtung |
| CN103041705B (zh) * | 2012-12-29 | 2015-07-22 | 上海安赐机械设备有限公司 | 催化剂回收与动态碟片式膜分离过程耦合的装置及方法 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP05048678A patent/JP3097378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06238134A (ja) | 1994-08-30 |
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