JP3097315U - 防風用竹簀 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に、夏季において、防風林として植えられた松の苗木の根腐れを防止できる防風用竹簀の提供。
【解決手段】多数の竹1を上下方向に配される編み縄2を介して連続編みしてなる防風用竹簀であって、竹1の巾L1と隣接する竹1同士間に画成される空間3の巾L2とを1対0.75の関係に設定することにより、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【選択図】 図1
【解決手段】多数の竹1を上下方向に配される編み縄2を介して連続編みしてなる防風用竹簀であって、竹1の巾L1と隣接する竹1同士間に画成される空間3の巾L2とを1対0.75の関係に設定することにより、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に、海岸砂丘などに防風林として植えられた松の苗木を保護するために使用される防風用竹簀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種防風用竹簀は、具体的には図示しないが、所定寸法に切断された多数の割竹を上下方向に配される編み縄を介して簾編みしてなるもので、実際の使用に際しては、風向き等の自然条件を考慮した上で、海岸砂丘に支柱を介して設置されて、季節風から防風林として植えられた松の苗木が活着するまで保護するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来の防風用竹簀にあっては、割竹を簾編みする関係で、自ずと、隣接する割竹同士間に画成される空間が狭くなるので、冬季には、それ程問題となることはないが、特に、夏季には、空気の流通が悪くなって、松の苗木が根腐れを引き起こす大きな問題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、斯かる従来の防風用竹簀が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、多数の竹を上下方向に配される編み縄を介して連続編みしてなる防風用竹簀であって、竹の巾と隣接する竹同士間に画成される空間の巾とを1対0.75の関係に設定する構成を採用した。
【0005】
依って、本考案の防風用竹簀にあっては、空間率を1対0.75の関係に設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示する好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、当該実施の形態に係る防風用竹簀も、基本的には、従来と同様に、図1・図2に示す如く、所定寸法に切断された多数の割竹1を上下方向に配される編み縄2を介して連続編みしてなるものであるが、特徴とするところは、下記の構成を採用した点にある。
【0007】
即ち、本実施の形態にあっては、個々の割竹1の巾L1を1とした場合に、隣接する割竹1同士間に画成される空間3の巾L2を0.75の関係に設定して、この空間率で、竹簀全体を構成するものである。この為、本実施の形態の下では、従来のような簾編みを採用せずに、上記した1対0.75の空間率を得るために、竹簀を編む段階で、割竹1同士を繋ぐ編み縄2の部分に複数の縛り目2aを形成していくことにより、この縛り目2aの存在で0.75の空間率を決定するものとする。尚、編み縄2としては、自然風化が可能なテトロン縄を使用するものとする。
【0008】
又、上記した空間率を1対0.75に設定した理由は、多くの実験結果から得られたもので、空間3の巾L2を0.75以上とすると、空間3が比較的大きくなるので、空間3から風が流通し易くなって、冬季には、十分な防風効果が得られなくなり、逆に、空間3の巾L2を0.75以下とすると、冬季には防風効果が得られるとしても、今度は、空間3が比較的小さくなるので、空気の流通が悪くなって、夏季においては、松の苗木の根腐れを引き起こす恐れがあるからである。
【0009】
依って、本実施の形態に係る防風用竹簀を使用する場合にも、風向き等の自然条件を考慮した上で、海岸砂丘に支柱を介して設置して、季節風から防風林として植えられた松の苗木を保護することとなる訳であるが、空間率を1対0.75と設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できることとなる。
【0010】
尚、このような防風用竹簀は、松の苗木が活着するまでは必要であるから、それなりの耐用年数が必要となることは言うまでもないが、それ以降は、役目を終わることとなる。この為、編み縄2にテトロン縄を使用しているので、役目を終わった時点で編み縄2が風化するので、竹簀自体の撤去も容易となる。
【0011】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、空間率を1対0.75の関係に設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る防風用竹簀を示す要部正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 割竹(竹)
2 編み縄
2a 編み縄の縛り目
3 空間
L1 割竹の巾
L2 空間の巾
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に、海岸砂丘などに防風林として植えられた松の苗木を保護するために使用される防風用竹簀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種防風用竹簀は、具体的には図示しないが、所定寸法に切断された多数の割竹を上下方向に配される編み縄を介して簾編みしてなるもので、実際の使用に際しては、風向き等の自然条件を考慮した上で、海岸砂丘に支柱を介して設置されて、季節風から防風林として植えられた松の苗木が活着するまで保護するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来の防風用竹簀にあっては、割竹を簾編みする関係で、自ずと、隣接する割竹同士間に画成される空間が狭くなるので、冬季には、それ程問題となることはないが、特に、夏季には、空気の流通が悪くなって、松の苗木が根腐れを引き起こす大きな問題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、斯かる従来の防風用竹簀が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、多数の竹を上下方向に配される編み縄を介して連続編みしてなる防風用竹簀であって、竹の巾と隣接する竹同士間に画成される空間の巾とを1対0.75の関係に設定する構成を採用した。
【0005】
依って、本考案の防風用竹簀にあっては、空間率を1対0.75の関係に設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示する好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、当該実施の形態に係る防風用竹簀も、基本的には、従来と同様に、図1・図2に示す如く、所定寸法に切断された多数の割竹1を上下方向に配される編み縄2を介して連続編みしてなるものであるが、特徴とするところは、下記の構成を採用した点にある。
【0007】
即ち、本実施の形態にあっては、個々の割竹1の巾L1を1とした場合に、隣接する割竹1同士間に画成される空間3の巾L2を0.75の関係に設定して、この空間率で、竹簀全体を構成するものである。この為、本実施の形態の下では、従来のような簾編みを採用せずに、上記した1対0.75の空間率を得るために、竹簀を編む段階で、割竹1同士を繋ぐ編み縄2の部分に複数の縛り目2aを形成していくことにより、この縛り目2aの存在で0.75の空間率を決定するものとする。尚、編み縄2としては、自然風化が可能なテトロン縄を使用するものとする。
【0008】
又、上記した空間率を1対0.75に設定した理由は、多くの実験結果から得られたもので、空間3の巾L2を0.75以上とすると、空間3が比較的大きくなるので、空間3から風が流通し易くなって、冬季には、十分な防風効果が得られなくなり、逆に、空間3の巾L2を0.75以下とすると、冬季には防風効果が得られるとしても、今度は、空間3が比較的小さくなるので、空気の流通が悪くなって、夏季においては、松の苗木の根腐れを引き起こす恐れがあるからである。
【0009】
依って、本実施の形態に係る防風用竹簀を使用する場合にも、風向き等の自然条件を考慮した上で、海岸砂丘に支柱を介して設置して、季節風から防風林として植えられた松の苗木を保護することとなる訳であるが、空間率を1対0.75と設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できることとなる。
【0010】
尚、このような防風用竹簀は、松の苗木が活着するまでは必要であるから、それなりの耐用年数が必要となることは言うまでもないが、それ以降は、役目を終わることとなる。この為、編み縄2にテトロン縄を使用しているので、役目を終わった時点で編み縄2が風化するので、竹簀自体の撤去も容易となる。
【0011】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、空間率を1対0.75の関係に設定した関係で、冬季においては、松の苗木を季節風から有効に保護することができることは言うまでもないが、特に、夏季においては、上記空間率から、空気の適度の流通を確保できるので、松の苗木が根腐れを引き起こす心配が有効に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る防風用竹簀を示す要部正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 割竹(竹)
2 編み縄
2a 編み縄の縛り目
3 空間
L1 割竹の巾
L2 空間の巾
Claims (1)
- 多数の竹を上下方向に配される編み縄を介して連続編みしてなる防風用竹簀であって、竹の巾と隣接する竹同士間に画成される空間の巾とを1対0.75の関係に設定したことを特徴とする防風用竹簀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002230U JP3097315U (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 防風用竹簀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002230U JP3097315U (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 防風用竹簀 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097315U true JP3097315U (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=43251131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002230U Expired - Lifetime JP3097315U (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 防風用竹簀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097315U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052420A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Koichi Arima | 植生シート付き竹製網を用いた地山斜面の緑化保護工法 |
-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003002230U patent/JP3097315U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052420A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Koichi Arima | 植生シート付き竹製網を用いた地山斜面の緑化保護工法 |
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