JP3097280B2 - フィードバック式加工条件補正装置 - Google Patents
フィードバック式加工条件補正装置Info
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Description
情報をフィードバックして加工条件を補正する装置に関
するものであり、特にその補正精度を向上させる技術に
関するものである。
等の内円筒面,エンジンのクランクシャフトのジャーナ
ル面等の外円筒面等の加工部位をそれの実直径等の実寸
法が目標寸法に精度よく一致するように加工するため
に、インプロセス制御,ポストプロセス制御,ハイブリ
ッド制御等が使用される。
寸法を測定するインプロセス測定具を用い、それによる
測定寸法が目標寸法に達したときに一回の加工を終了さ
せる制御である。なお、インプロセス制御においては普
通、測定寸法が判定基準値(例えば、定寸点)に達した
ときに実寸法が目標寸法に達するとの前提を用い、測定
寸法と判定基準値との比較によって実寸法が目標寸法に
達したか否かの判定が間接に行われるようになってい
る。
の寸法を測定するポストプロセス測定具を用い、それに
よる測定寸法と目標寸法との差である寸法誤差をフィー
ドバックして加工具が次に使用すべき加工データ(例え
ば、NCデータ)を補正する制御である。なお、ここに
おける「ポストプロセス測定具」は、常に加工終了直後
の加工部位の寸法を測定する態様で使用されるとは限ら
ず、それより先に加工された加工部位(すなわち、複数
回前に加工済の加工部位)の寸法を測定する態様で使用
される場合もある。
制御とポストプロセス制御とを組み合わせた制御であ
る。ハイブリッド制御は普通、ポストプロセス制御にお
ける寸法誤差、すなわち、ポストプロセス測定具による
測定寸法に基づく加工後の寸法誤差をフィードバックし
て、インプロセス制御における目標寸法を実質的に補正
する制御とされる。なお、ここにおいて「目標寸法を実
質的に補正する」とは、目標寸法を直接に補正すること
のみならず、例えば前記判定基準値を補正することによ
って目標寸法を間接に補正することをも意味する。
トプロセス制御およびハイブリッド制御はいずれも、加
工後の加工部位の寸法誤差をフィードバックして加工具
の加工条件を補正する制御である。しかし、従来のポス
トプロセス制御も従来のハイブリッド制御も、寸法誤差
のみに基づいて加工条件としての、加工データ,判定基
準値等を補正するものであるため、その補正精度を高め
るにも限界があるという問題がある。加工条件の補正は
本来、加工部位の実寸法に影響を及ぼす要因をできる限
り多く勘案して行うべきものであるにもかかわらず、従
来のポストプロセス制御およびハイブリッド制御はいず
れも、寸法誤差しか勘案せずに加工条件を補正するから
である。
フィードバックして加工条件を補正する従来のフィード
バック式加工条件補正装置には、加工部位の実寸法に影
響を及ぼす要因を十分には勘案せずに加工条件を補正す
るため、その補正精度を十分には高めることができない
という問題があったのである。
して為されたものである。
に本発明の要旨は、複数のワークの各々に設定された少
なくとも1個の加工部位の各々を順に加工する加工具を
加工条件に従って制御する加工具制御手段に接続される
フィードバック式加工条件補正装置を、図1に示すよう
に、(a) 前記加工具による加工が終了した複数個の加工
部位について寸法を加工順序と同じ順序で測定すること
により、それら加工部位について寸法誤差を順に取得す
るとともに、取得した複数個の寸法誤差について変化傾
向を、それら寸法誤差がそれらの取得順序に対して変化
する際の傾きとして取得する寸法情報取得手段1と、
(b) 取得された寸法誤差と寸法誤差変化傾向とに基づい
て加工条件の補正値を寸法誤差が0に近づくように決定
し、その決定した補正値に基づいて加工条件を実質的に
補正する加工条件補正手段2であって、寸法誤差が負の
第1基準値より小さく、かつ、寸法誤差変化傾向が負の
第2基準値より小さい場合と、寸法誤差が正の第3基準
値より大きく、かつ、寸法誤差変化傾向が正の第4基準
値より大きい場合とにはそれぞれ、補正値が0に近づく
ように補正値を決定するものとを含むものとしたことに
ある。
条件補正装置(以下、単に本発明装置という)は、例え
ば、1個のワークに加工部位が1個だけ設定されてい
て、複数のワークの各々が順に同じ加工具により加工さ
れる場合や、1個のワークに加工部位が複数個設定さ
れていて、複数のワークの各々が順に、かつ、各ワーク
においては複数の加工部位の各々が順に同じ加工具によ
り加工される場合や、1個のワークに加工部位が複数
個設定されているが、複数のワークの各々が順に、か
つ、各ワークにおいては複数の加工部位がそれぞれ、互
いに異なる加工具により加工される場合などにも適用す
ることができる。なお、の場合には、その複数の加工
部位の各々について個々に加工条件の補正値を実際に決
定するようにして本発明を実施することは可能である
が、例えば、複数の加工部位が形も大きさも互いに一致
する場合には、それら加工部位の少なくとも1個につい
ては加工条件の補正値を実際に決定するが、それ以外の
加工部位については、その決定された補正値を流用する
ことによって補正値の実際の決定を省略するものとして
本発明を実施することもできる。
えば、直径が変化しないで真っ直ぐに延びる円筒面を有
してそこが加工部位とされるものや、直径が変化しなが
ら真っ直ぐに延びる円筒面を有してそこが加工部位とさ
れるものを選ぶことができる。前者の場合には、各円筒
面についてそれの直径が1個の寸法として測定されるの
が普通であるため、その1個の寸法が本発明における
「寸法」となる。これに対し、後者の場合には、円筒面
の各軸方向位置ごとに寸法が測定されるのが普通である
ため、各軸方向位置ごとの寸法が本発明における「寸
法」となる。
に補正する」とは、結果として加工具の加工状態が補正
されるようにすることを意味するのであって、加工条件
を直接に補正することのみならず、加工条件に関連する
パラメータを補正することによって加工条件を間接に補
正することをも意味する。
とができる。すなわち、例えば、前記寸法情報取得手段
1を、ポストプロセス測定具による測定寸法と目標寸法
との差を加工後の寸法誤差として取得し、さらにそれの
変化傾向(互いに異なる複数の加工部位間における変化
傾向)をも取得するものとし、かつ、前記加工条件補正
手段2を、それら加工後の寸法誤差と寸法誤差変化傾向
とをフィードバックして、加工条件としての加工データ
(例えば、NCデータ)を実質的に補正するものとする
ことによって、本発明をポストプロセス制御に適用する
ことができるのである。
ることもできる。すなわち、例えば、前記寸法情報取得
手段1を、ポストプロセス測定具による測定寸法と目標
寸法との差を加工後の寸法誤差として取得し、さらにそ
れの変化傾向(互いに異なる複数の加工部位間における
変化傾向)をも取得するものとし、かつ、前記加工条件
補正手段2を、それら加工後の寸法誤差と寸法誤差変化
傾向とをフィードバックして、加工条件としての、イン
プロセス測定具による測定寸法と比較されるべき判定基
準値を実質的に補正するものとすることによって、本発
明をハイブリッド制御に適用することもできるのであ
る。
ることもできる。 すなわち、例えば、前記寸法情報取得
手段1を、インプロセス測定具を加工終了後に作動させ
て寸法を測定させ、その測定寸法と目標寸法との差を加
工後の寸法誤差として取得し、さらにそれの変化傾向
(互いに異なる複数の加工部位間における変化傾向)を
も取得するものとし、かつ、前記加工条件補正手段2
を、それら加工後の寸法誤差と寸法誤差変化傾向とをフ
ィードバックして、加工条件としての、インプロセス測
定具による測定寸法と比較されるべき判定基準値を実質
的に補正するものとすることによって、本発明をインプ
ロセス制御に適用することもできるのである。
情報取得手段が、前記寸法誤差変化傾向を、前記取得し
た複数個の寸法誤差がそれらの取得順序に対して変化す
ることを近似的に表す一直線の傾きとして取得するもの
とされる。本発明の別の実施態様においては、前記寸法
情報取得手段が、前記寸法誤差変化傾向を、前記取得し
た複数個の寸法誤差の、それらの取得順序に対する最小
二乗回帰直線の傾きとして取得するものとされる。本発
明のさらに別の実施態様においては、前記加工条件補正
手段が、前記補正値を、常には、前記寸法誤差が負から
正に向かって増加するにつれて正から負に向かって減少
するとともに、寸法誤差が負である領域では前記寸法誤
差変化傾向が負から正に向かって増加するにつれて正か
ら0に向かって減少する一方、寸法誤差が正である領域
では寸法誤差変化傾向が負から正に向かって増加するに
つれて0から負に向かって減少するように決定するが、
寸法誤差が前記負の第1基準値より小さく、かつ、寸法
誤差変化傾向が前記負の第2基準値より小さい場合と、
寸法誤差が前記正の第3基準値より大きく、かつ、寸法
誤差変化傾向が前記正の第4基準値より大きい場合とに
はそれぞれ、0に近づくように決定するものとされる。
本発明のさらに別の実施態様においては、前記寸法情報
取得手段が、前記加工具による加工が終了したワークに
ついて今回測定された今回の測定寸法につき、その今回
の測定寸法と、そのワークより過去に加工されたワーク
についてその今回の測定寸法より過去に測定された過去
の測定寸法とに基づいて今回の移動平均値を取得し、取
得した今回の移動平均値の目標値からの誤差値を前記寸
法誤差として取得するものとされる。本発明のさらに別
の実施態様においては、前記加工条件補正手段が、前記
取得された寸法誤差と寸法誤差変化傾向とをそれぞれ互
いに独立した入力信号として用いることにより、前記加
工条件の補正値を出力信号として決定する制御系を含む
ものとされる。本発明のさらに別の実施態様において
は、前記加工条件補正手段が、前記加工条件の、前記取
得された寸法誤差と寸法誤差変化傾向とに対応する補正
値を、それら寸法誤差と寸法誤差変化傾向と補正値との
間に予め定められた関係に従って決定するものとされ
る。本発明のさらに別の実施態様は、(a) 複数のワーク
を順に加工する加工機と、(b) その加工機による加工中
に前記各ワークの寸法をインプロセス測定寸法として測
定するインプロセス測定具と、(c) 外部からの信号に基
づき、前記加工機による一回の加工を終了させる定寸点
をその加工機の加工条件として決定するとともに、前記
測定されたインプロセス測定寸法がその決定した定寸点
に達したときに前記加工機による一回の加工が終了する
ようにその加工機を制御する定寸装置と、(d) 前記加工
機による加工が終了した前記複数のワークについて寸法
をポストプロセス測定寸法として、加工順序と同じ順序
で測定するポストプロセス測定具とを含み、かつ、加工
機とポストプロセス測定具との間に、加工機による加工
が終了してポストプロセス測定具による寸法測定を待つ
待機ワークが少なくとも1個存在する加工システムに接
続されて使用されるフィードバック式加工条件補正装置
であって、前記ポストプロセス測定具により順に測定さ
れた複数個のポストプロセス測定寸法について順に、目
標寸法からの誤差である寸法誤差を取得するとともに、
取得した複数個の寸法誤差の変化傾向を、それら寸法誤
差がそれらの取得順序に対して変化する際の傾きとして
取得し、取得した寸法誤差と寸法誤差変化傾向とに基づ
いて前記定寸点を補正する制御装置を含むことを特徴と
するフィードバック式加工条件補正装置とすることがで
きる。本発明のさらに別の実施態様においては、前記寸
法情報取得手段が、前記加工具による加工が終了したワ
ークについて今回測定された今回の測定寸法につき、そ
の今回の測定寸法と、そのワークより過去に加工された
ワークについてその今回の測定寸法より過去に測定され
た過去の測定寸法とに基づいて今回の移動平均値を取得
し、取得した今回の移動平均値とそれより過去に取得し
た移動平均値とから、それら取得された複数個の移動平
均値がそれらの取得順序に対して変化する際の傾きを前
記寸法誤差変化傾向として取得するものとされる。本発
明のさらに別の実施態様においては、前記今回の移動平
均値が、その今回の移動平均値が取得されるべき複数個
の測定寸法の各々に重みをつけて平均することにより取
得されるものであり、かつ、その重みが、前記今回の測
定寸法と前 記過去の測定寸法との隣接間ばらつきが前記
今回の移動平均値から除去されるように設定される。
より、加工後において、各加工部位の寸法誤差とそれの
変化傾向とがそれぞれ寸法情報として取得され、加工条
件補正手段2により、取得された寸法誤差と寸法誤差変
化傾向とに基づいて加工条件の補正値が寸法誤差が0に
近づくように決定されるとともに、寸法誤差が負の第1
基準値より小さく、かつ、寸法誤差変化傾向が負の第2
基準値より小さい場合と、寸法誤差が正の第3基準値よ
り大きく、かつ、寸法誤差変化傾向が正の第4基準値よ
り大きい場合とにはそれぞれ、補正値が0に近づくよう
に補正値が決定される。
誤差のみならずそれの変化傾向にも基づいて加工条件が
補正されるため、加工条件が、ワークの実寸法に影響を
及ぼす要因との関係において従来より適正に補正される
こととなる。
えば、寸法誤差と寸法誤差変化傾向とに基づき、ファジ
ィ推論を用いて加工条件の補正値を決定するものとする
こともできる。ファジィ推論を用いれば、寸法誤差とそ
れの変化傾向と加工条件との間に存在すると経験的に認
識される規則、すなわち、いわゆる経験則を、それが線
形性を示すか非線形性を示すかを問わず、忠実に表現す
ることができてそれに従って加工条件の補正値を決定す
ることができる。したがって、この加工条件補正手段2
を採用する場合には、加工条件が加工に係る種々の要因
との関係において一層適正に補正されることとなる。た
だし、本発明はファジィ推論以外の制御理論、例えば、
PID制御理論や現代制御理論を用いて加工条件の補正
値を決定するものとして実施することも可能である。
を加工に係る種々の要因との関係において従来より適正
に補正することが可能となるため、それら要因とは無関
係にワークの寸法精度を比較的簡単に高めることが可能
となるという効果が得られる。さらに、本発明によれ
ば、寸法情報取得手段の取得値の精度が急にかつ大きく
低下した場合には、その取得値が無視されて前回までの
加工条件が今回も適当であるとして加工が行われるか
ら、寸法情報取得手段の取得値の精度低下の影響をそれ
ほど強く受けることなくワークの寸法精度を高く維持す
ることが可能となるという効果も得られる。
件の補正値を決定するものとして本発明を実施する場合
には、加工に係る経験則に忠実に従って加工条件が補正
されることとなるため、加工条件を加工に係る種々の要
因との関係において一層適正に補正することが可能とな
るという特有の効果が得られる。
本発明を適用する場合には、次のような特有の効果が得
られる。従来のポストプロセス制御には、加工具により
相前後して加工される2個の加工部位の寸法誤差の差、
すなわち、いわゆる隣接間ばらつきを小さく抑えること
が困難であるという問題がある。しかし、このポストプ
ロセス制御に本発明を適用すれば、隣接間ばらつきが小
さくなるようにも加工条件が補正されることとなる。そ
のため、従来のポストプロセス制御が持つ問題が解決さ
れ、ポストプロセス制御のインテリジェント化が可能と
なるという特有の効果が得られるのである。
ク式の定寸点補正装置を含む加工システムを図面に基づ
いて詳細に説明する。
複数個のシリンダボアを持つシリンダブロックを加工す
べきワークとし、かつ、各シリンダブロックの各シリン
ダボアの内円筒面を加工すべき加工穴として、その加工
穴をホーニングするために設けられている。すなわち、
本実施例においては、加工部位としての加工穴が複数個
ずつ設定されたワークが本発明における「ワーク」の一
態様なのである。
数のワークが一列に並んで搬送される搬送ライン(図に
おいて白抜きの矢印で表す)のある位置に、ホーンを加
工具として各ワークの各シリンダボアをホーニングする
加工機10が配置され、それの下流側のある位置に、ホ
ーニング加工されたワーク全部について各加工穴の内径
を計測する全数計測機14が配置されている。
(各ワークにおける加工穴の数と同数備え)、さらに、
各加工具を駆動する駆動装置も加工穴ごとに備えてい
る。各加工具のホーンの内部にインプロセス測定ヘッド
18(これが前記インプロセス測定具の一態様である)
が組み込まれている。各インプロセス測定ヘッド18は
ホーンと共に運動しながら、加工中に加工穴の内径をエ
アマイクロメータ方式により直接測定する。
の内径を電気マイクロメータ方式により直接測定するポ
ストプロセス測定ヘッド20(これが前記ポストプロセ
ス測定具の一態様である)を加工穴ごとに備えている。
とはそれぞれ定寸装置22に接続されている。全数計測
機14はコンピュータを主体とする制御装置28に接続
されている。この制御装置28は定寸装置22にも接続
され、さらに、データを保存する装置としてのデータバ
ンク32にも接続されている。
の複数の加工穴は互いに異なる加工具により同時に加工
され、それら加工穴の間では作動が共通するため、複数
の加工穴のうちの1個についての作動を代表的に説明す
ることとする。また、以下、加工機10,インプロセス
測定ヘッド18,定寸装置22,ポストプロセス測定ヘ
ッド20,制御装置28およびデータバンク32という
ときには、ある1個の加工穴に関連する部分を意味する
こととする。
れの定寸点が作業者によって較正される。具体的には、
目標寸法と同じ寸法に仕上げられたマスタワークがイン
プロセス測定ヘッド18により測定されている状態で、
定寸点を表す基準電圧が、インプロセス測定ヘッド18
からの出力電圧(測定寸法を表す)にちょうど一致して
両者の差がゼロとなるように、作業者によって較正され
る。そして、定寸装置22は、加工中の加工穴の内径を
インプロセス測定ヘッド18を介して逐次監視し、それ
による測定寸法が定寸点に達したときに実寸法が目標寸
法に達したと予想して、一回の加工を終了させる旨の制
御信号を加工機10(正確には、前記駆動装置)に対し
て出力する。さらに、この定寸装置22は、外部から定
寸点の補正値が入力されれば、それに応じて定寸点を補
正し、加工機10により加工された加工穴の内径が実際
に一定の公差内で収まるようにする。すなわち、本実施
例においては、定寸点が前記判定基準値の一態様であ
り、本発明における「加工条件」の一態様でもあるので
ある。
に対して出力するのが制御装置28である。制御装置2
8は、概略的に説明すれば、全数計測機14による加工
穴の測定値が測定データとして入力され、それに基づ
き、データバンク32を利用しつつ、ファジィ推論を用
いて定寸点の補正値を決定するものである。
ピュータのROMにおいて、図3のフローチャートで表
されるプログラムを予め記憶しており、そのプログラム
を実行することによって定寸点の補正値を決定するもの
である。
てファジィ推論のためのデータも予め記憶している。フ
ァジィ推論のためのデータは、(a) 推論プログラム,
(b) ポストプロセス測定ヘッド20による測定値Xと目
標値A0 との差である誤差値Rに関する複数のメンバー
シップ関数,(c) 誤差値Rの微分値T(後に〔005
3〕欄において詳述する)に関する複数のメンバーシッ
プ関数,(d) 定寸点の補正値Uに関する複数のメンバー
シップ関数,(e) それら誤差値R,微分値Tおよび補正
値U相互の関係を規定する複数のファジィルール等から
成っている。
かって増加するにつれて『NB』,『NM』,『N
S』,『ZO』,『PS』,『PM』および『PB』に
順に変化する7個のファジィラベルが用意されており、
それぞれのメンバーシップ関数は図4にグラフで表され
るようになっている。微分値Tについては、それが負か
ら正に向かって増加するにつれて『NB』,『NS』,
『ZO』,『PS』および『PB』に順に変化する5個
のファジィラベルが用意されており、それぞれのメンバ
ーシップ関数は図5にグラフで表されるようになってい
る。なお、同図において「T=tan θ」は、同図のグラ
フの横軸に微分値Tが取られていることと、後に〔00
53〕欄において詳述するように、微分値Tが最小二乗
回帰直線の傾きをθとした場合にtan θとして算出され
るものであることとを表している。補正値Uについて
は、それが負から正に向かって増加するにつれて『N
B』,『NM』,『NS』,『ZO』,『PS』,『P
M』および『PB』に順に変化する7個のファジィラベ
ルが用意されており、それぞれのメンバーシップ関数は
図6にグラフで表されるようになっている。なお、補正
値Uが増加すれば定寸点が高くなって加工穴が大径化さ
れ、逆に、補正値Uが減少すれば定寸点が低くなって加
工穴が小径化されることになる。
ようになっている。
づいて設計されている。インプロセス測定へッド18
は、加工に基づく振動や、ワークの加工歪みや、寸法測
定対象との温度不一致などが存在するという厳しい条件
の下で寸法を測定しなければならない。さらに、インプ
ロセス測定ヘッド18は、全数計測機14ほどには頻繁
に較正が行われず、また、加工穴の測定結果を電気信号
として出力するものであってその電気信号にはドリフト
が発生する。これらの事情から、インプロセス測定ヘッ
ド18は全数計測機14ほどには高い精度で寸法測定を
行うことができず、また、そのような原因に基づいてイ
ンプロセス測定ヘッド18からの出力信号に発生する誤
差は普通、比較的長い周期(大きなうねり)を持つ成分
である。
定ヘッド18自体が原因であるものが大半であるのが普
通であるが、全数計測機14自体が原因であるものなど
も存在する。
は、誤差値Rのファジィラベルが増加する(以下、単に
誤差値Rが増加するという。他のパラメータについても
同じとする)につれて補正値Uが減少するのはもちろ
ん、微分値Tが増加するにつれて補正値Uが減少するよ
うにも設計されている。
下、ファジィルール表という)において次のように表現
されている。すなわち、例えば、微分値Tが『NS』で
ある場合には、誤差値Rが増加するにつれて補正値Uが
『PB』,『PM』,『PS』,『ZO』,『NS』お
よび『NM』の順に減少することとして表現され、ま
た、誤差値Rが『NM』である場合には、微分値Tが
『NS』,『ZO』および『PS』の順に増加するにつ
れて補正値Uが『PM』から『PS』に減少することと
して表現されているのである。
情で故障することがあり、この場合にはそれの測定精度
が急にかつ大きく低下することになる。それにもかかわ
らずインプロセス測定ヘッド18からの出力信号を信頼
して補正値Uを決定すると、加工穴の実際の寸法精度が
許容公差範囲から逸脱してしまうおそれがある。
は、ポストプロセス測定ヘッド20による測定値Xが急
に減少してかなり小さくなった場合と、急に増加してか
なり大きくなった場合とにはそれぞれ、補正量Uが十分
に0に近づくように設計されている。このようにすれ
ば、インプロセス測定ヘッド18が故障した場合には、
それからの出力信号が無視されて前回までの定寸点が今
回も適当であると予想して加工が行われるから、インプ
ロセス測定ヘッド18の故障の影響をそれほど強く受け
ることなく加工穴の寸法精度を高く維持することが可能
となる。
ール表において次のように表現されている。すなわち、
誤差値Rが『NB』または『NM』であり、かつ、微分
値Tが『NB』である場合と、誤差値Rが『PM』また
は『PB』であり、かつ、微分値Tが『PB』である場
合とにはそれぞれ、補正値Uが『ZO』であることとし
て表現されているのである。
ップS1(以下、単にS1で表す。他のステップについ
ても同じとする)において、加工穴の内径の目標値
A0 ,後述の移動平均に係る定数ω,nmax 等のパラメ
ータ等が図示しない特定のメモリから入力される。続い
て、S2において、全数計測機14から今回の測定値X
i(i=0,1,・・・)が入力され、S3において、
データバンク32(図7参照)から、今回より先に取得
された複数の測定値Xi-1 ,Xi-2 ,・・・(以下、単
に過去の測定値Xという)が入力される。
今回の測定値Xi とに基づき、今回の測定値Xi からそ
れの隣接間ばらつき(短周期成分)を除去すべく、今回
の測定値Xi について移動平均値Pi が算出される。具
体的には、
において「ωi 」は今回の測定値Xi に係る重み係数、
「nmax」は過去の測定値Xの数をそれぞれ意味する。
測機14との間の搬送ライン上において、全数計測機1
4による計測を待つワークが存在する。このように待機
するワークの数は、全数計測機14に基づく寸法情報を
入力信号、定寸点の補正値Uを出力信号とする制御系に
おけるむだ時間を意味する。むだ時間の概念を具体的に
説明すれば、待機するワークの数が0である場合には、
全数計測機14は加工終了直後のワークの寸法を測定す
ることになるから、むだ時間が1となるのに対し、待機
するワークの数がY(>0)である場合には、全数計測
機14は、加工機10により(Y+1)回前に加工され
たワークの寸法を測定することになるから、むだ時間が
(Y+1)となる。
ークの数が19個とされてむだ時間が20とされてお
り、その値に応じて上記重み係数ωi の各値および数n
max の値もファジィルールおよびメンバーシップ関数の
特性も予め設定されている。
に現に保存されている測定値Xの数がnmax に達しない
間は、今回の測定値Xi がそのまま今回の移動平均値P
i とされるようになっている。移動平均値Pi の算出に
必要な過去の測定値X全部が未だ揃っていないからであ
る。
表される複数の測定値Xi については、同図(b) にグラ
フで表される複数の移動平均値Pi が算出されることに
なる。
今回の移動平均値Pi の目標値A0からの誤差値Ri が
算出される。続いて、S6において、データバンク32
から過去m(≧2)回分の移動平均値Pが入力され、そ
れらと今回の移動平均値Piとから最小二乗回帰直線が
算出され、それの微分値Ti (すなわち、その算出され
た最小二乗回帰直線の傾きをθ(ラジアン)とした場合
のtan θ)が算出される。
ク32に現に保存されている移動平均値Pの数がmに達
しない間は、今回の微分値Ti が0とされるようになっ
ている。微分値Ti の算出に必要な過去の移動平均値P
全部が未だ揃っていないからである。
について1個ずつ取得される測定値Xi が本発明におけ
る「寸法」の一態様であり、誤差値Ri が「寸法誤差」
の一態様であり、微分値Ti が「変化傾向」の一態様な
のである。ただし、正確には、今回の測定値Xi の目標
値A0 からの外れ量が「寸法誤差」とされているのでは
なく、今回の移動平均値Pi の目標値A0 からの外れ量
が「寸法誤差」とされているのであるから、今回の移動
平均値Pi が本発明における「寸法」の一態様であると
考えることもできる。
値Ti とが算出されたならば、S7において、それらに
基づき、ファジィ推論を用いて補正値Ui が算出され
る。なお、この算出手法については周知であり、また、
本発明を理解する上で不可欠なものではないため、説明
を省略する。
がデータバンク32に保存され、S9において、今回の
移動平均値Pi も保存され、S10において、今回の補
正値Ui も保存され、S11において、その今回の補正
値Ui が定寸装置22に対して出力される。以上で本プ
ログラムの一回の実行が終了し、続いてS2以下のステ
ップにおいて次回の実行が行われる。
Rのみならず微分値Tをも勘案して補正値Uが決定され
るため、前述の、インプロセス測定ヘッド18の信号ド
リフト等に基づく測定誤差,故障等の外乱とは無関係
に、加工穴の直径を精度よく加工することが可能となる
という効果が得られる。
られる。本出願人は、本実施例の性能を確認するために
次のようなシミュレーションを行った。すなわち、実際
の複数の測定値Xi に基づき、誤差値Ri と微分値Ti
とからファジィ推論を用いて補正値Ui を決定して擬似
的に加工を行うシミュレーションを行ったのである。さ
らに、本実施例との比較のために、誤差値Ri と微分値
Ti と積分値(過去の測定値Xの和)とをそれらの積と
してフィードバックするPID制御を用いて補正値Ui
を決定して擬似的に加工を行うシミュレーションも行っ
た。
数の測定値Xは図9に、比較例のシミュレーション結果
である複数の測定値Xは図10にそれぞれグラフで表
す。なお、それらグラフにおいては、各シミュレーショ
ン結果である複数の測定値Xの3シグマ限界の幅が「目
標値との差」として表されている。それらグラフから明
らかなように、本実施例の方が比較例より、測定値Xの
3シグマ限界の幅がむだ時間長さ全体において狭くな
り、加工穴の寸法精度が安定するという効果も得られ
る。
前に使用していた加工システム、すなわち、加工機1
0,インプロセス測定ヘッド18,定寸装置22,全数
計測機14等を主体とするものに対して、設置が比較的
簡単かつ安価な制御装置28,データバンク32,通信
ケーブル等を付加することによって本発明を実施するも
のである。このように、本実施例は、加工機10等の主
要なハードはそのままにして、ソフトで定寸精度を向上
させるものであるため、本発明を簡単かつ安価に実施す
ることができるという効果も得られる。
置に配置されてそこから寸法不良のワークが次の工程に
流出するのを防止することを主な目的とするものであっ
て、ポストプロセス制御に専用のポストプロセス測定具
とはやや性格を異にする。しかし、加工後のワークの寸
法を測定する点では共通するため、本実施例において
は、既存の全数計測機14をポストプロセス測定具とし
て流用することによりフィードバック式の定寸点補正が
行われるようになっている。つまり、全数計測機14に
加えてポストプロセス測定具を用いることによって本発
明を実施することは可能なのであるが、本実施例におい
ては、全数計測機14の測定結果を有効に活用すること
によってフィードバック式の定寸点補正が可能とされて
いるのであり、このことによっても、本発明の実施にか
かる負担が軽減されるという効果が得られる。
が、シリンダボア等のようにそれに別の部品が隙間なく
嵌合されるべきものである場合には、加工穴の寸法精度
と嵌合相手の寸法精度との関係が適当であることが要求
される。つまり、この場合には、加工穴の寸法精度と嵌
合相手の寸法精度とが合致することが要求されるのであ
る。従来の加工システムでは、加工穴の寸法精度のばら
つきをそれほど小さく抑えることができない。そのた
め、その対策として、加工穴を実際の寸法精度に応じて
複数のランクに分け、また、それに対応して嵌合相手も
実際の寸法精度に応じて複数のランクに分け、合致する
ランクに属するワークと嵌合相手とを選び出して互いに
組み合わせることが行われている。そのため、ランクを
識別するために加工穴周辺に刻印する装置,その刻印を
読み取る装置,その刻印に応じて加工穴を選別する装
置,選別されたワークを保管する棚等が不可欠であっ
た。しかし、本実施例においては、加工穴の寸法精度の
ばらつきを十分に抑制することができるため、ランク分
けが不要になるか、必要であるとしてもそのランクの数
が少なくて済むため、ランク分けにかかる費用,手間,
スペース等が完全にまたは部分的に省略できるという効
果も得られる。
においては、定寸装置22が本発明における「加工具制
御手段」の一態様を構成し、制御装置28のうち、図3
のS1〜S6,S8およびS9を実行する部分が全数計
測機14と共同して「寸法情報取得手段」の一態様を構
成し、制御装置28のうち、同図のS7,S10および
S11を実行する部分が「加工条件補正手段」の一態様
を構成しているのである。また、本実施例においては、
〔0044〕欄の記載ならびに図4および図5の記載を
考慮し、さらに、各ファジィラベルのメンバーシップ関
数の特性をも考慮すれば、−4(μm)が「負の第1基
準値」の一例、−0.1が「負の第2基準値」の一例、
4(μm)が「正の第3基準値」の一例、0.1が「正
の第4基準値」の一例であると考えることができる。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様で実施するこ
とが可能である。
テップを追加することが可能である。すなわち、微分値
Tの絶対値がしきい値を1回または連続して複数回超え
たならば、インプロセス測定ヘッド18が故障している
可能性があると判定して、その旨を作業者に警告するス
テップを追加することが可能なのである。このようにす
れば、作業者がいちいちインプロセス測定ヘッド18の
故障の有無を診断することなく、故障を簡単かつ早期に
検出してそれに対する早期対策が可能になるという効果
が得られる。
ば、複数個の測定値Xi がデータバンク32に保存され
ていることを有効に活用すべく、今回の測定値Xi と前
回の測定値Xi-1 との差、すなわち、隣接間ばらつきを
算出し、それに基づいてインプロセス測定ヘッド18の
故障を検出するステップに変更することも可能である。
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で本発明を実施することが可能である。
る。
寸点補正装置を含む加工システムの構成を示す図であ
る。
に記憶されているプログラムを示すフローチャートであ
る。
Rに関して記憶されている複数のメンバーシップ関数を
示すグラフである。
Tに関して記憶されている複数のメンバーシップ関数を
示すグラフである。
Uに関して記憶されている複数のメンバーシップ関数を
示すグラフである。
の構成を概念的に示す図である。
いて取得された移動平均値をそれぞれ示すグラフであ
る。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のワークの各々に設定された少なく
とも1個の加工部位の各々を順に加工する加工具を加工
条件に従って制御する加工具制御手段に接続され、 (a) 前記加工具による加工が終了した複数個の加工部位
について寸法を加工順序と同じ順序で測定することによ
り、それら加工部位について寸法誤差を順に取得すると
ともに、取得した複数個の寸法誤差について変化傾向
を、それら寸法誤差がそれらの取得順序に対して変化す
る際の傾きとして取得する寸法情報取得手段と、 (b) 取得された寸法誤差と寸法誤差変化傾向とに基づい
て前記加工条件の補正値を寸法誤差が0に近づくように
決定し、その決定した補正値に基づいて加工条件を実質
的に補正する加工条件補正手段であって、寸法誤差が負
の第1基準値より小さく、かつ、寸法誤差変化傾向が負
の第2基準値より小さい場合と、寸法誤差が正の第3基
準値より大きく、かつ、寸法誤差変化傾向が正の第4基
準値より大きい場合とにはそれぞれ、補正値が0に近づ
くように補正値を決定するものとを含むことを特徴とす
るフィードバック式加工条件補正装置。 - 【請求項2】 前記加工条件補正手段が、前記補正値
を、常には、前記寸法誤差が負から正に向かって増加す
るにつれて正から負に向かって減少するとともに、寸法
誤差が負である領域では前記寸法誤差変化傾向が負から
正に向かって増加するにつれて正から0に向かって減少
する一方、寸法誤差が正である領域では寸法誤差変化傾
向が負から正に向かって増加するにつれて0から負に向
かって減少するように決定するが、寸法誤差が前記負の
第1基準値より小さく、かつ、寸法誤差変化傾向が前記
負の第2基準値より小さい場合と、寸法誤差が前記正の
第3基準値より大きく、かつ、寸法誤差変化傾向が前記
正の第4基準値より大きい場合とにはそれぞれ、0に近
づくように決定するものである請求項1に記載のフィー
ドバック式加工条件補正装置。 - 【請求項3】 前記寸法情報取得手段が、前記加工具に
よる加工が終了したワークについて今回測定された今回
の測定寸法につき、その今回の測定寸法と、そのワーク
より過去に加工されたワークについてその今回の測定寸
法より過去に測定された過去の測定寸法とに基づいて今
回の移動平均値を取得し、取得した今回の移動平均値の
目標値からの誤差値を前記寸法誤差として取得するもの
である請求項1または2に記載のフィードバック式加工
条件補正装置。 - 【請求項4】 前記寸法情報取得手段が、前記加工具に
よる加工が終了したワークについて今回測定された今回
の測定寸法につき、その今回の測定寸法と、そのワーク
より過去に加工されたワークについてその今回の測定寸
法より過去に測定された過去の測定寸法とに基づいて今
回の移動平均値を取得し、取得した今回の移動平均値と
それより過去に取得した移動平均値とから、それら取得
された複数個の移動平均値がそれらの取得順序に対して
変化する際の傾きを前記寸法誤差変化傾向として取得す
るものである請求項1ないし3のいずれかに記載のフィ
ードバック式加工条件補正装置。 - 【請求項5】 前記今回の移動平均値が、その今回の移
動平均値が取得されるべき複数個の測定寸法の各々に重
みをつけて平均することにより取得されるものであり、
かつ、その重みが、前記今回の測定寸法と前記過去の測
定寸法との隣接間ばらつきが前記今回の移動平均値から
除去されるように設定されるものである請求項3または
4に記載のフィードバック式加工条件補正装置。
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EP93301006A EP0556049B1 (en) | 1992-02-14 | 1993-02-11 | A working system and method for improving dimensional accuracy of processed workpieces |
DE69321005T DE69321005T2 (de) | 1992-02-14 | 1993-02-11 | Bearbeitungs-System und -Verfahren zur Verbesserung der Abmessungsgenauigkeit bearbeiteter Werkstücke |
CA002089335A CA2089335C (en) | 1992-02-14 | 1993-02-11 | Apparatus and method for feedback-adjusting working condition for improving dimensional accuracy of processed workpieces |
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AU45685/96A AU683788B2 (en) | 1992-02-14 | 1996-02-22 | Apparatus and method for feedback-adjusting working condition for improving dimensional accuracy of processed workpieces |
US09/819,070 US6999846B2 (en) | 1992-02-14 | 2001-01-08 | Apparatus and method for feedback-adjusting working condition for improving dimensional accuracy of processed workpieces |
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Publications (2)
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JPH05224715A JPH05224715A (ja) | 1993-09-03 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04061305A Expired - Lifetime JP3097280B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | フィードバック式加工条件補正装置 |
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JP2000317775A (ja) | 1999-04-28 | 2000-11-21 | Mitsutoyo Corp | 加工システム |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP04061305A patent/JP3097280B2/ja not_active Expired - Lifetime
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