JP3097075U - インターフェイス・カード取付装置 - Google Patents

Abstract

【課題】メイン・ユニット・ハウジングおよび保持板を含む、インターフェイス・カードの取付装置を提供すること。
【解決手段】メイン・ユニット・ハウジングは、少なくともインターフェイスに対応する縦開口部と縦開口部の上部に横開口部を備えるハウジング壁面を有し、横開口部はその下縁部から水平位置決め板を延ばし、ハウジング壁面はその内側が別の開口部上の結合板に取り付けられる。保持板は、横開口部に対応する大きさのＬ字形である。突起片を備えた緩衝板は、保持板の２つの上部横側部に配置されて、結合板と嵌合し、係合板はその底部から水平に延びる。インターフェイス・カードを、コンピュータの主基板上に配置されたソケットに挿入すると、インターフェイス・カードの横側部の取付板が、縦開口部を遮り、取付板の上部の折り曲げ板は位置決め板上に配置され、重ね結合される。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、インターフェイス・カード取付装置に関するものであり、さらに詳細には、インターフェイスをハウジングに取り付けた場合、コンピュータ・メイン・ユニットのハウジングに結合された保持板がこれにより、インターフェイスの取付板に迅速に結合することができる取付装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コンピュータ・メイン・ユニットは、使用の際必要により、他の周辺機器に取り付ける必要がある。インターフェイスの連結を例として挙げると、多くの場合使用される仕様は、ＰＣＩ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ　Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ　Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）、ＡＧＰ（Ａ　Ｇａｔｅｗａｙ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）およびＩＳＡ（Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ　Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ）であり、ＰＣＩが現在広く使われている。ＰＣＩ用適合インターフェイス・カードは、ネットワーク・カード、データ・カード、音響効果カード、画像取り込みカードなどである。
【０００３】
ユーザが選択し、設定するために、コンピュータの主基板は普通、インターフェイス・カード用ソケットを有する。したがって、メイン・ユニットのハウジングは、ソケットに対応する細長い開口部を備え、細長い開口部はそれぞれ使用前に緩衝板で遮られる。使用中、緩衝板を取り除き、開口部をそのままにしておく。インターフェイス・カードが主基板のソケットに挿入されると、インターフェイスは横側部に取付板を備えて、細長い開口部を遮る。これが、従来のコンピュータ・メイン・ユニットおよびそのハウジング内で行われた設計方法である。
【０００４】
しかし、インターフェイス・カードが主基板のソケットに強固に挿入されているかどうかによって、信号の信頼性および安定性が影響を受けて、コンピュータ動作に影響を及ぼすことは重要である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、メイン・ユニット・ハウジングおよび保持板を含む、インターフェイス・カードの取付装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
メイン・ユニット・ハウジングは、少なくともインターフェイスに対応する縦開口部と縦開口部の上部に横開口部を備えるハウジング壁面を有し、横開口部はその下縁部から水平位置決め板を延ばし、ハウジング壁面はその内側が別の開口部上の結合板に取り付けられる。保持板は、横開口部に対応する大きさのＬ字形である。突起片を備えた緩衝板は、保持板の２つの上部横側部に配置されて、結合板と嵌合し、係合板はその底部から水平に延びる。インターフェイス・カードを、コンピュータの主基板上に配置されたソケットに挿入すると、インターフェイス・カードの横側部の取付板が、縦開口部を遮り、取付板の上部の折り曲げ板は位置決め板上に配置され、重ね結合される。保持板が下向きに回転されて、緩衝板で横開口部を遮るとすぐに、係合板は折り曲げ板および位置決め板を同時に押圧する。
又、ハウジング壁面は底部に、取付板に対応するスリットを備えて、取付板の下側取付端部によって挿入されることが好適である。
又、２つ以上の第１の開口部および取付板を設けることができ、保持板は１つであってもよいことが好適である。
又、結合板は、ハウジング壁面の内部壁面に結合される平面板を有して、軸穴を備えたラグは、結合板の２つの横側部に設けられて、保持板の両側部で緩衝板上の突起片と嵌合し、したがって回転移動することが好適である。
又、保持板はその係合板に、その縁部まわりに下向き係合縁部を有して、位置決め板を覆うことが好適である。
さらに、位置決め板、取付板および係合板は、互いに位置合せして、共に締結するねじによって通過される係合穴、板リセスおよび板穴を有することが好適である。
【０００７】
【考案の実施の形態】
本考案は、以下の説明および添付の図面を参照することにより、より完全に理解することができる。図１から３を参照すると、本考案のインターフェイス・カードの取付装置は、メイン・ユニット・ハウジング１、インターフェイス・カード２、および保持板３を含む。
【０００８】
この場合、メイン・ユニット・ハウジング１が、主基板と少なくともインターフェイス・カード・ソケットを受ける細長い開口部１１を備えた関連記憶および／または読み取り装置を収容するために使用される。縦開口部１１は細長く、この実施形態では２つの縦開口部が設けられている。その上、インターフェイス・カード２はその取付板２２がハウジングの底部外側に延びることができるように、下側スリット１２が設けられ、取付板２２がこれを貫通する。横開口部１３は、スロット１１上に配置され、その下縁部は水平方向外側に延びる位置決め板１４を有する。結合板１５は、横開口部１３上のハウジングの内側壁面に固定され、例えば、結合板１５は、平面板１５１であってもよく、結合板１５は２つの横側部がそれぞれ、軸穴１５３を備えたラグ１５２下方に延びて、保持板３に連結される。位置決め板１４は、縦開口部１１に対応する、保持板３を締結するための係合穴１４１を備える。
【０００９】
インターフェイス・カード２は従来のものであり、外部端子が外側に連結されたネットワーク・カード、データ・カードなどであってもよい。インターフェイス・カードはその底部に、主基板Ａ上の予め設定された嵌合スロットＡ１に挿入される複数の連結ピン２１を有する。インターフェイス・カード２はその横縁部に、取付板２２を備え、取付板２２は長手方向開口部１１に対応する大きさである。インターフェイス・カード２はその下端部に、下側スリット１２に挿入されて、位置決めされる取付端部２２１を有し、その上部に位置決め板１４の上部に折り曲げ板２２２を形成し、それによって位置決め板１４と重ね結合する、水平外側湾曲部分を有する。さらに、折り曲げ板２２２は、その横側部に板リセス２２３を備える。
【００１０】
保持板３は、横開口部１３に対応する大きさのＬ字形である。保持板３は、垂直緩衝板３１を有し、その上側横側部から結合板１５に対応する突起片３１１を突出して、それぞれのラグ１５２の軸穴１５３と嵌合し、したがって保持板３は横開口部１３内に回転移動することができる。さらに、保持板３はその底部から水平係合板３２を延ばし、その縁部は下向き係合縁部３２１を有し、したがって位置決め板１４を覆うことができることが好ましい。その上、係合板３２は、係合穴１４１に対応する係合穴３２２を有し、したがってインターフェイス・カード２は、係合穴３２２、板リセス２２３および係合穴１４１を貫通し、位置決め板１４に締結されるねじにより、メイン・ユニット・ハウジングに固定して取り付けることができる。
【００１１】
図１から３を参照すると、連結ピン２１は主基板ＡのソケットＡ１に簡単に挿入され、インターフェイスはメイン・ユニットに組み付けられる。ちょうどこの時、取付端部２２１を備えたインターフェイス２の取付板２２は、取付板２２の下側取付端部２２１が下側スリット１２に挿入され、折り曲げ板２２２はその上部が、位置決め板１４に重ね結合されて、長手方向開口部１１を遮り、したがって板リセス２２３は係合穴１４１と位置合せすることができる。一方、保持板３は下向きに回転されて、係合板３２は折り曲げ板２２２上に配置され、重ね結合されて、係合縁部３２１は位置決め板１４を覆うことができる。最後に、ねじが、板穴３２２、板リセス２２３および係合穴１４１を貫通して、位置決め板に締結される。
【００１２】
本考案により、その下端部がフット・パッド上のメイン・ユニット・ハウジングの底部を貫通する、取付板が提供され、縦開口部を低くして、コンピュータ・メイン・ユニット・ハウジングの総高を低くすることが可能であることがわかる。さらに、保持板は横開口部を遮り、折り曲げ板および位置決め板を保持して、取付板が持ち上がるのを防止することができ、したがって主基板上のソケットから逃げる代わりに、インターフェイス・カードを定位置に保持することが可能である。したがって、インターフェイスの強度および信頼性を高めることができ、信号の安定性が確保される。
【００１３】
本考案を、好ましい実施形態に則して説明したが、添付の実用新案登録の範囲によって定義される本考案の精神から逸脱することなく、変更形態または変形形態を容易に行うことができることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案によるコンピュータ・メイン・ユニット・ハウジング（ローカル）およびインターフェイスの分解斜視図である。
【図２】組み立て後の図１のコンピュータ・メイン・ユニット・ハウジングおよびインターフェイスの断面図である。
【図３】本考案のコンピュータ・メイン・ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
１　メイン・ユニット・ハウジング
２　インターフェイス・カード
３　保持板
１１　開口部、スロット
１２　下側スリット
１３　横開口部
１４　位置決め板
１５　結合板
２１　連結ピン
２２　取付板
３１　垂直緩衝板
３２　水平係合板
１４１　係合穴
１５１　平面板
１５２　ラグ
１５３　軸穴
２２１　取付端部
２２２　折り曲げ板
２２３　板リセス
３１１　突起片
３２１　下向き係合縁部
３２２　係合穴、板穴
Ａ　主基板
Ａ１　嵌合スロット、ソケット

Claims (6)

1. 少なくともインターフェイスに対応する縦開口部と縦開口部の上部に横開口部を備えるハウジング壁面を有するメイン・ユニット・ハウジングであって、横開口部はその下縁部から水平位置決め板を延ばし、ハウジング壁面はその内部側面が別の開口部上の結合板に取り付けられる、メイン・ユニット・ハウジングと、
   横開口部に対応する大きさのＬ字形である保持板であって、２つの上側横側部に配置され、結合板に嵌合する突起片を備えた緩衝板を有し、その底部から水平に延びる係合板を有する保持板とを具備するインターフェイス・カードの取付装置において、
   インターフェイス・カードをコンピュータの主基板上に配置されたソケットに挿入したとき、インターフェイス・カードの横側部の取付板は縦開口部を遮り、取付板の上部の折り曲げ板は位置決め板上に配置され、重ね結合され、また保持板が下向きに回転されて、緩衝板で横開口部を遮るとすぐに、係合板は折り曲げ板および位置決め板を同時に押圧することを特徴とするインターフェイス・カード取付装置。
2. ハウジング壁面は底部に、取付板に対応するスリットを備えて、取付板の下側取付端部によって挿入されることを特徴とする請求項１に記載のインターフェイス・カードの取付装置。
3. ２つ以上の第１の開口部および取付板を設けることができ、保持板は１つであってもよいことを特徴とする請求項１に記載のインターフェイス・カードの取付装置。
4. 結合板は、ハウジング壁面の内部壁面に結合される平面板を有して、軸穴を備えたラグは、結合板の２つの横側部に設けられて、保持板の両側部で緩衝板上の突起片と嵌合し、したがって回転移動することを特徴とする請求項１に記載のインターフェイス・カードの取付装置。
5. 保持板はその係合板に、その縁部まわりに下向き係合縁部を有して、位置決め板を覆うことを特徴とする請求項１に記載のインターフェイス・カードの取付装置。
6. 位置決め板、取付板および係合板は、互いに位置合せして、共に締結するねじによって通過される係合穴、板リセスおよび板穴を有することを特徴とする請求項１に記載のインターフェイス・カードの取付装置。

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