JP3096028U - 多機能バンダナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】バンダナの有する特性を生かし、エプロンとし
て使用することを課題とする。 【解決手段】考案になる多機能バンダナは、バンダナと
３本の紐によって構成される。第１の隅部に左右２箇所
ならびに第２および第３の隅部にそれぞれ１箇所に装着
した止め具を有する布地体と、端部に装着した第１の止
め具と他の端部に２個の第２の止め具を有する第１の紐
体と、端部に装着した１個の止め具を有する第２の紐体
とを具備するバンダナにおいて、前記布地体の第１の隅
部に装着した左の止め具に前記第１の紐体の１の止め具
を押着し、第１の隅部に装着した右の止め具に前記第１
の紐体の第２の任意の止め具を押着し、前記第１の紐体
を輪状に形成し、前記布地体の第２および第３の隅部に
装着した止め具に前記第２の紐体の止め具を押着してな
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、バンダナに関するものである。詳しくは、バンダナにひもを装着し て、多機能化したバンダナに関する。 【０００２】 【従来の技術】 バンダナは、スカーフ、鉢巻、首巻、壁掛け、包装など広く多方面に使われて いる。バンダナ自身は、プリントされる模様が好まれるばかりでなく、素材の触 感も使用範囲を広げる本質的な特性を持っているからである。 一方、エプロンは、さまざまな形状、材質のものが広く使われているが、バン ダナをエプロンに利用しようとする考案はなされていない。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする問題点は、バンダナの有する特性を生かし、エプロンとして 使用することを課題とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 この課題を解決するために具現化した考案は、 第１の隅部に左右２箇所ならびに第２および第３の隅部にそれぞれ１箇所に装着 した止め具を有する１枚の布地体と、 端部に装着した第１の止め具と他の端部に２個の第２の止め具を有する第１の紐 体１本と、 端部に装着した１個の止め具を有する第２の紐体２本と を具備する多機能バンダナにおいて、 前記布地体の第１の隅部に装着した左の止め具に前記第１の紐体の第１の止め具 を押着し、第１の隅部に装着した右の止め具に前記第１の紐体の２個の第２の止 め具の何れか１つの止め具を押着して、前記第１の紐体を輪状に形成し、 前記布地体の第２および第３の隅部に装着した止め具に個別に前記第２の紐体の 止め具を押着してなることを特徴とする。 【０００５】 【考案の実施の形態】 本考案の多機能バンダナは、バンダナと３本の紐によって構成される。 【０００６】 【実施例１】 図１は、本考案の多機能バンダナの一例とするエプロンの平面図および背面図 である。エプロン１は、布地体２と紐３、４よりなる。布地体２は、模様がプリ ントされ、生地は木綿であり、大きさは４００ｍｍ×４００ｍｍのバンダナであ る。紐３は、長さ５００ｍｍ、幅２０ｍｍ、紐４は、長さ４００ｍｍ、幅２０ｍ ｍで、生地はいずれも木綿である。本明細書に記載の止め具は、ベルクロであり 、雄雌一対になっている。（ベルクロは、ベルクロ インダストリーズ ベスロ ーテン フェンノートチャップの登録商標である。） 【０００７】 図２（ｂ）は、布地体２の背面図である。図２（ａ）は、図２（ｂ）のＡ部拡 大図である。図２（ａ）示すように、布地体２の第１の隅部から１５０ｍｍの位 置において、周辺より３０ｍｍのい位置に、雌のベルクロ５ａ、５ｂを縫着また は接着する。雌のベルクロ５ａ、５ｂの生地の色は問わないが、ピンクがのぞま しい。 【０００８】 図２（ｂ）に示すように、布地体２の第２、第３の隅部からそれぞれ２０ｍｍ の位置に、雌のベルクロ５ｃ、５ｄを縫着または接着する。雌のベルクロ５ｃ、 ５ｄの生地の色は問わないが、白が望ましい。 【０００９】 図３（ａ）は、紐体３の平面図であり、図３（ｂ）は、紐体４の平面図である。 紐体３は、幅２０ｍｍ、長さ５００ｍｍであり、端部に雄のベルクロ６ａを、他 の端部に雄のベルクロ６ｃと端部より７０ｍｍの位置に雄のベルクロ６ｂを縫着 または接着する。雄のベルクロ６ａ、６ｂ、６ｃの生地の色は問わないが、ピン クが望ましい。紐体４は、幅２０ｍｍ、長さ４００ｍｍでえあり、端部に雄のベ ルクロ６ｄを縫着または接着する。雄のベルクロ６ｄの生地の色は問わないが、 白が望ましい。 【００１０】 図１および図２に示すように、布地体２の第１の隅部にあるベルクロ５ａに、 紐体３のベルクロ６ａを押着し、布地体２の第１の隅部にあるベルクロ５ｂに、 紐体３のベルクロ６ｂまたは６ｃを押着して、紐体３を輪状に形成して、エプロ ンの首周り掛けとなし、布地体２の第２および第３の隅部にあるベルクロ５ｃ、 ５ｄに、それぞれ紐体４のベルクロ６ｄを押着して、背中側結び用となす。 【００１１】 多機能バンダナをエプロンとして着用する場合は、布地体２を胸にあてがい、 紐３のなす輪を首に回し掛けし、次ぎに、両方の紐４を背中で交差するように結 ぶ。 【００１２】 図示されていないが、本明細書記載の止め具は、ボタンとボタンホールの組み 合わせでもよい。この場合、図２の５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄの位置に雄のベルク ロに代えて、ボタンホールとし、図３の６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄの位置に雄のベ ルクロに代えて、ボタンとする。 【００１３】 図４は、商品化のためのパッケージの一例を示す。袋８は、透明のプラスチッ ク製であり、上部に商品名を記載したラベル７を貼り付ける。エプロン１を６つ 折りにして、袋８に収納し、封じた上に前記ラベルを貼り付ける。 【００１４】 【実施例２】 図５は、ポケット付きエプロンの平面図および背面図である。矢印５１は、完 成したポケット部を現す。図６（ｂ）は、多機能バンダナをポケット付きエプロ ンとして、使用する場合の作成手順を示す説明図である。図６（ａ）は、折りた たんだのちの平面図であり、図６（ｃ）は、折りたたんだのちの背面図であり、 図６において、布地体２を折りこみ線６１，６２，６３に従って順次におりこむ 。 【００１５】 多機能バンダナをポケット付きエプロンとして着用する場合は、図６に従って 、折りこんだ布地体２を胸にあてがい、紐３のなす輪を首に回し掛けし、次ぎに 、両方の紐４を背中で交差するように結ぶ。 【００１６】 【考案の効果】 本考案の多機能バンダナは、着脱自由に紐を装着することにより、単にバンダ ナとして、使えるのみならず、エプロンとしてまた、ポケット付きエプロンとし て、利用範囲の広いバンダナを提供できるようになった。

【図面の簡単な説明】 【図１】エプロンの平面図および背面図である。 【図２】（ａ）布地体のＡ部拡大図（ｂ）布地体の平面
図である。 【図３】（ａ）紐体３の平面図であり、（ｂ）紐体４の
平面図である。 【図４】収納袋に収納した図である。 【図５】ポケット付きエプロンの平面図と背面図であ
る。 【図６】ポケット付きエプロンの平面図と背面図と作成
手順を示す説明図である 【符号の説明】 １ エプロン ２ 布地体 ３ 紐 ４ 紐 ５ 雌止め具 ６ 雄止め具 ７ ラベル ８ 収納袋

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】第１の隅部に左右２箇所ならびに第２およ
   び第３の隅部にそれぞれ１箇所に装着した止め具を有す
   る１枚の布地体と、端部に装着した第１の止め具と他の
   端部に２個の第２の止め具を有する第１の紐体１本と、
   端部に装着した１個の止め具を有する第２の紐体２本と
   を具備する多機能バンダナにおいて、前記布地体の第１
   の隅部に装着した左の止め具に前記第１の紐体の第１止
   め具を押着し、第１の隅部に装着した右の止め具に前記
   第１の紐体の２個の第２の止め具の何れか１つの止め具
   を押着して、前記第１の紐体を輪状に形成し、前記布地
   体の第２および第３の隅部に装着した止め具に個別に前
   記第２の紐体の止め具を押着してなる多機能バンダナ。