JP3096015B2 - 無線案内システム - Google Patents

無線案内システム

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JP3096015B2
JP3096015B2 JP09221330A JP22133097A JP3096015B2 JP 3096015 B2 JP3096015 B2 JP 3096015B2 JP 09221330 A JP09221330 A JP 09221330A JP 22133097 A JP22133097 A JP 22133097A JP 3096015 B2 JP3096015 B2 JP 3096015B2
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博 熊谷
広志 鳥井
直志 古川
豊 佐田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線案内システム、
特に博物館あるいは美術館などにおいて利用者に携帯受
信案内装置を貸与し、各案内エリアにて展示案内を誘導
無線通信を用いて行う無線案内システムの案内エリアの
限定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】博物館等において携帯受信案内装置によ
って展示案内を行うことは、館内を静粛に保ちながら利
用者に対して必要な案内をその都度供給することがで
き、特に、多数の言語から任意に案内言語を選択した
り、また展示物に応じて案内の内容を変更しやすい等の
利点があり広く普及している。このような携帯受信案内
装置は利用者に対して貸与され利用者と共に移動し、展
示物の周囲に近づいてあらかじめ定められた案内エリア
に入ったときに、対応する展示物の案内が携帯受信案内
装置から主として音声として出力される。この種の無線
通信を利用した案内システムでは電波あるいは赤外線に
よって案内エリアが限定され、展示物に対応して各案内
エリアで定められた案内が行われる。
【0003】古典的な案内システムでは、送信装置から
各案内エリアに合わせたメッセージが送信されていた。
この方式には、利用者が、各案内エリアにおいて途中か
ら案内メッセージを聴くことが多いという欠点があっ
た。このような欠点を解消するために、例えば特願平7
−72068号などにおいては、送信装置からは単にI
Dコードのみが送信されるシステムを提案している。こ
の改良された装置によれば、送信装置は単に案内エリア
に対応したIDコードのみを送信するのみである。一
方、携帯受信案内装置は、必要な案内エリアの案内メッ
セージがすべて記憶されたメモリを有しており、前記送
信されたIDコードによりこのメモリから対応する案内
メッセージを読み出しその都度利用者に提供する。この
改良された装置によれば、利用者は各案内エリアに入っ
たときに該当するメッセージを最初から聴くことがで
き、また案内エリアが変更されれば再びこの新たな案内
エリアに対応した案内メッセージを最初から聴くことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この改
良された装置によっても、それぞれの案内エリアの境界
が曖昧であると、利用者はそれぞれの展示物に適合した
案内を受けることができないという問題があった。特
に、電波によってエリア限定を行っている場合は、しば
しば隣接する複数の案内エリアのIDコードが混在する
こととなり利用者は隣の案内を聴いたりする不都合に直
面する。
【0005】従来においても、電波に代えて赤外線を用
い、赤外線の直進性を利用することによって案内エリア
を厳密に区画することが検討されていた。図5にその一
例を概略的に図示する。この図では、ある案内エリアに
IDコードaを送信する赤外線発光(送信)装置10が
設けられ、またこれに隣接した他の案内エリアにIDコ
ードbを送信する他の赤外線発光(送信)装置12が設
けられている。これによって、それぞれ案内エリアとし
て赤外線で区画された図示の各領域にIDコードa及び
IDコードbが送信されることとなる。従って、この装
置によれば、比較的小規模な案内エリアを屋内に設けた
場合に、各案内エリアを明確に区画できる。反面、案内
エリアが近接している場合や不整列な場合などには、必
ずしも、最適なエリア限定を行うことができない。ま
た、図5で示されるように、案内エリアの外縁部におい
ては赤外線受信案内装置14が両IDコードa及びbを
共に受信してしまう場合があり、従来の電波と同様、こ
のようなIDコードの混信を避けることができないとい
う問題があった。
【0006】本発明の目的は、前述したように案内エリ
アが狭くあるいは近接しているような場合にもエリア限
定を細かく行え的確な案内を提供できる無線案内システ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送信装置側では、各案内エリアを区画す
るようにそのアンテナ導体が敷設されたループアンテナ
を用い案内IDコードを送信し、一方携帯受信案内装置
は、ループアンテナが発生させた磁界と鎖交し誘導電流
が生じるようそのアンテナ導体が配設された受信アンテ
ナを用いて、案内コードを受信し、ループアンテナ内外
で磁界の向きの違いにより生じる案内IDコードの位相
反転を利用して、案内エリア内にいるか否かを判別し、
案内エリア内にいるときにはその案内エリアに対応する
案内メッセージを利用者に出力することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、案内エリア内では所定の
向きの磁界を受信でき従って所定の位相の案内IDコー
ドを受信できるため常に正しく対応する案内メッセージ
を選ぶことができる。逆に、ループアンテナで区画され
た案内エリアの外に出ると、磁界の向きの反転によって
その位相が反転した案内IDコード即ち反転案内IDコ
ードを受信することとなる。このような反転案内IDコ
ードは、案内メッセージと関連づけられている案内ID
コードと区別できるため、例えばエラー信号として処理
できる。従って、反転案内IDコードのみを検出したと
きにはメッセージの提供が停止される。また反転案内I
Dコードと他の正しい案内IDコードが同時に受信され
た場合には正しい案内IDコードに従ったメッセージの
みを利用者に提供することが可能となる。
【0009】図1には、本発明の原理が示されている。
送信装置に設けられたループアンテナの一部は符号20
として示され、このループアンテナ20内を矢印のよう
に電流が流れるとその周囲には磁界φが発生する。従っ
て、このループアンテナ20の左側(例えばループアン
テナ20の内側)と右側(同外側)では磁界の向きが反
転し、これらの領域においた誘導コイル22−1、22
−2にはそれぞれ逆方向の電圧が発生することとなる。
従って、携帯受信案内装置にてこの誘導コイルを受信ア
ンテナとして用い、磁界φと鎖交するように配置してあ
れば、この誘導コイルに発生する電圧の向きによって正
しい案内IDコードであるか反転案内IDコードである
かを認識することができる。従って前記ループアンテナ
20を案内エリアの床面、天井、壁面等に敷設すればこ
のループアンテナによって案内エリアを細かく区画する
ことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好適
な実施形態を説明する。
【0011】図2には、本発明に基づいて所定の案内路
床面にループアンテナ20が敷設された状態が示され、
このループアンテナ20によって案内エリアが区画され
る。そして、送信装置の送信部24からはこの案内エリ
アに対応した案内IDコード例えば(10110)がル
ープアンテナ20に供給される。本実施形態における携
帯受信案内装置は、図1に誘導コイルで示されている受
信アンテナ28を有しており、この受信アンテナ28は
前記ループアンテナ20の内部及び外部において異なる
信号を受信することとなる。即ち、ループアンテナ20
の内部においては、受信アンテナ28は送信部24から
送信されたとおりの信号(10110)を受信するが、
一方において、受信アンテナ28がループアンテナ20
の外部にいるときには受信アンテナの受信電圧極性の反
転によって反転案内IDコード即ち(01001)を受
信することとなる。従って、携帯受信案内装置では、正
しい位相の案内IDコードであった場合にはこれに対応
する案内メッセージを利用者に提供でき、これが反転案
内IDコードであった場合にはこれを無視することがで
きる。
【0012】図3に、案内エリアが近接している場合を
示す。このような場合には、受信アンテナは近接した案
内エリアからの複数の信号を受信することとなるが、本
実施形態によればこの混信した信号の中から正しい信号
のみを選択することができる。
【0013】即ち、十分近接配置されたループアンテナ
20−1、20−2により各送信部24−1、24−2
が異なる案内IDコードa、bを送信すると、それぞれ
ループアンテナ20−1、20−2の内部に存する受信
アンテナ28−1、28−2がそれぞれ両ループアンテ
ナからの信号を受信することがある。しかしながら、受
信アンテナ28−1が受信するのはIDコードaと、I
Dコードbの反転信号とであり、前述したように、携帯
受信案内装置は反転信号を無視することができるので、
IDコードaのみに対応した案内メッセージを利用者に
供給することができる。同様に、受信アンテナ20−2
はIDコードbと、IDコードaの反転信号とを受信
し、この状態ではIDコードbに対応したメッセージを
利用者に提供することができる。
【0014】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、案内路の床面にループアンテナを敷設して案内エリ
アを区画したことによって、エリア限定を細かく行うこ
とが可能となる。そして、前述したように送信部からは
前記ループアンテナに2値化組合せ信号(デジタル信
号)を案内IDコードとして供給するので、受信装置は
ループアンテナの内部と外部における電圧の極性の変化
によって案内IDコードと反転案内IDコードを確実に
識別可能に受信することが可能となる。
【0015】図4には、本発明を実施した無線案内シス
テムのブロック図が示されており、送信装置30にはI
D発生部32と前記送信部24そして送信部24に接続
され所定の案内エリアを区画するために案内路床面に敷
設されたループアンテナ20が設けられている。ID発
生部32は前述した各案内エリアに対応した2値化組合
せ信号を案内IDコードとして送信部24に供給し、こ
れによってループアンテナ20は所定の時間間隔で案内
IDコードに合わせた磁界を各案内エリアに生じさせる
ことができる。
【0016】一方、携帯受信案内装置40は前述した受
信アンテナ28を有し、ループアンテナ20によって生
じる磁界を検出してループアンテナ20の内部では案内
IDコードをそしてループアンテナ20の外部では反転
案内IDコードを受信することができる。
【0017】また、受信案内装置40には案内データ部
42が設けられており、この案内データ部42内にはす
べての案内エリアに設定された案内メッセージが記憶さ
れている。そして、受信アンテナ28で受信された案内
IDコードはID解読制御部44に送られ、案内IDコ
ードのみが取り出されて(即ち反転案内IDコードが無
視されて)案内データ部42からこの案内コードに対応
する案内メッセージを読み出す。ID解読制御部44は
反転案内IDコードを無視するので、前述したようにル
ープアンテナ20の外部においては案内メッセージを取
り出すことがない。このようにして案内データ部42か
ら取り出された案内メッセージは案内データ出力部46
から音声あるいは表示等のあらかじめ定められた形式で
利用者に出力することができる。
【0018】以上のようにして、本実施形態によれば、
ループアンテナの敷設によって必要な案内エリアを細か
く限定し、案内メッセージの混信等を生じさせることが
ないという利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば各
送信エリアを敷設したループアンテナによって区画し、
携帯受信案内装置はループアンテナを内部においては正
しい案内IDコードを受信し、一方ループアンテナの外
部においては反転案内IDコードを受信することによっ
て、案内エリアにおいてのみ正しい案内メッセージを利
用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するループアンテナと誘
導コイルとの相対的な関係を示す説明図である。
【図2】 本発明の好適な実施形態を示す説明図であ
る。
【図3】 本発明の好適な実施形態、特に案内エリアが
近接した状態を示す説明図である。
【図4】 本発明に係る無線案内システムの好適な実施
例を示すブロック構成図である。
【図5】 従来の赤外線を用いた案内システムを示す概
略図である。
【符号の説明】
20 ループアンテナ、24 送信部、28 受信アン
テナ、30 送信装置、32 ID発生部、40 携帯
受信案内装置、42 案内データ部、44 ID解読制
御部、46 案内データ出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 直志 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (72)発明者 佐田 豊 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−154322(JP,A) 特開 平7−38466(JP,A) 特開 平4−107794(JP,A) 特開 平7−170218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内路に沿って各案内エリアに設けられ
    所定の案内IDコードを送信する送信装置と、利用者が
    携帯して各案内エリアにてそれぞれの案内IDコードを
    受信しこの案内IDコードに対応した案内メッセージを
    利用者に出力する携帯受信案内装置と、 を含む無線案内システムにおいて、 送信装置は、各案内エリアを区画するようにそのアンテ
    ナ導体が敷設されたループアンテナを有し、 携帯受信案内装置は、ループアンテナが発生させた磁界
    を鎖交し誘電電流が生じるようそのアンテナ導体が配設
    された受信アンテナを有し、ループアンテナ内外での磁
    界の向きの違いにより生じる案内IDコードの位相反転
    を利用して、案内エリア内にいるか否かを判別し、案内
    エリア内にいるときにはその案内エリアに対応する案内
    メッセージを利用者に出力することを特徴とする無線案
    内システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、送信
    装置がループアンテナに供給するIDコードは2値化組
    合せ信号から成ることを特徴とする無線案内システム。
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JP3502271B2 (ja) * 1998-07-03 2004-03-02 株式会社デノン 再生装置
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RU2748381C1 (ru) * 2020-11-09 2021-05-25 Общество с ограниченной ответственностью «Радио Гид» Способ электронного сопровождения

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