JP3095533U - 花用包装材及び包装具並びに包装具スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、花束を保護し、持ち運び容易で
あって、壁などに掛け止め又は吊下げして装飾補助具と
することを目的としたものである。 【解決手段】 この考案は、透明な扇形フィルムにより
成型した截頭多角錐状の外装筒の内側に保形用の掛止リ
ングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付
口部蓋を固定し、前記外装筒の小径側へキャップを嵌装
したことを特徴とする花用包装具により目的を達成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、花束の包装、持ち運び及び展示を目的とした花用包装材及び包装 具に関する。さらに、包装用具を起立状態に保つことのできる包装具用スタンド に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、花束は、茎部及び花部を透明フィルム又は包装紙などで包装している。 また、テーパー状の外形を有する容器について、袋状の包装具が提案されている （実開平４−７４６３７号）。

【０００３】

【特許文献１】 実開平４−７４６３７号公報

【０００４】

【考案により解決しようとする課題】

前記従来の透明フィルム又は包装紙で包装する場合には、花の保護にならない のみならず、持ち運びにくい問題点があった。

【０００５】 また、前記公知の考案は、通常の手提げと同一であって、持ち運びには便利で あるが、その後、花束の保持には利用はできない問題点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、截頭多角錘状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して 扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装 筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆 う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせるよ うにした。これにより、常時は小容積に収納し得ると共に、組立・解体が自在と なって、包装具として使用する物は、小容積に多量の包装材を収納しておくこと ができる。従って、収納に特別の場所を必要とせず、包装紙などと同様に取り扱 うことができ、前記の問題点を解決することができた。

【０００７】 また、この考案の包装具は、組み立て時に錐状をなし、その小径側を下側にし て使用することがあるが、専用のスタンドを用いることにより、このような状態 でも包装具を起立させておくことができる。

【０００８】 即ち、この考案は、截頭多角錘状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連 設して扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前 記外装筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径 口を覆う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わ せることを特徴とする花用包装材である。

【０００９】 また、截頭多角錘状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して扇形を 形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装筒の形 状を保定するため掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆う把手付 口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせる花用包装用 材であって、前記外装筒は前記掛止突片を掛止する掛止孔を備え、前記掛止リン グは、外装筒の大径部内側及び中間部内側に嵌挿し、その掛止突片を前記外装筒 に設けた掛止孔に嵌入掛止することを特徴とする花用包装材である。

【００１０】 さらに、他の考案は、透明な扇形フィルムにより成型した截頭円錐状の外装筒 の内側に保形用の掛止リングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付 口部蓋を固定し、前記外装筒の小径側へキャップを嵌装したことを特徴とする花 用包装具であり、透明な扇形フィルムにより成型した截頭多角錘状の外装筒の内 側に保形用の掛止リングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付口部 蓋を固定し、前記外装筒の小径側に保定手段を備えたことを特徴とする花用包装 具である。

【００１１】 さらに、スタンドの考案は、側面に掛止部を有する錐形状の花用包装具の起立 状態を保つスタンドであって、接地面を有する接地脚部と、当該接地脚に立設し 、その先端部を前記掛止部に掛止させる支持柱を備えたことを特徴とする包装具 用スタンドである。

【００１２】 前記のように、使用前は包装材として分解収容できると共に、使用時に包装具 として組み立て、家庭などへ持ち帰り後は、前記包装具用スタンドを用いたり、 壁などへ掛けて、暫く装飾用に展示する際の容器として使用することができる。

【００１３】

【考案の実施の形態】

この考案は、截頭多角錘状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して 扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装 筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆 う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせて花 用包装材としたものである。

【００１４】 前記截頭多角錘状の外装筒は、截頭三角錘状、截頭四角錐状、截頭六角錘状等 、錐形であれば何角形であってもよい。また、必ずしも正多角錐でなくてもよい 。

【００１５】 前記キャップは円錐状、角錐状や、中央付近を凹形とした円板形状など、どの ような形状であってもよく、水密にすれば水を入れることもできる。水密を要し ない場合には、扇形フィルムの下部に掛止孔と、掛止片を設けて小径端がほどけ ないようにまとめることもできる。従って、円錐形キャップに代えてゴムバンド 又は接着テープなどを用いることもできる。

【００１６】 前記扇形フィルムは、通常透明又は半透明の合成樹脂フィルムを使用するが、 要は包装後も花束などが透視できること、持ち運びの際に花束を保護し、かつ取 扱い容易性（持ち易いなど）があることを必須要件とする。また、持ち帰り後、 壁掛け又は吊下げできれば一層好ましい。

【００１７】 更に、キャップを水密性にして、若干の水を入れておけば、切り花の場合であ っても、数日間以上鮮度を保つことができる。

【００１８】 また、截頭多角錘状の外装筒に組み立てた包装具を起立状態に保持しておくた めに、専用のスタンドを用いることができる。このスタンドは、接地面を有する 接地脚部と、当該接地脚に立設し、その先端部を前記掛止部に掛止させる支持柱 を備えた構成とすることができる。このスタンドを使用する場合、外装筒の外側 面に掛止突片を突出させて、当該掛止突片に前記支持柱を下側から支持させ、包 装具の起立状態を保つようにすることができる。

【００１９】 このような形式のスタンドは、多角錐状の外装筒を有する包装具だけでなく、 円錐形状の外装筒を有する包装具にも使用することができる。

【００２０】

【実施例】

この考案の実施例を図面に基づいて説明する。上部及び中間部へ掛止孔２、３ を設けた透明塩化ビニール製の扇形フィルム１と、前記掛止孔２、３と掛止でき る掛止突片４、５を設けた正六角形状の大リング６、小リング７と、前記扇形フ ィルム１により形成した外装筒１０の大径口８を覆う口部蓋９と、前記外装筒１ ０の小径側に嵌装する円錐形キャップ１１とを組み合わせて花用包装材としたも のである。

【００２１】 扇形フィルム１は、外装筒１０の截頭六角錐状の各側面形状である台形の側面 予定部１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、１ｅ、１ｆを連設して構成されている。各側面 予定部１ａ等の接続部には折目が入っている。なお、図１中、符号１ｇは、重ね 代である。

【００２２】 前記口部蓋９には、把手１２と、前記大リング６の掛止突片４と掛止する掛止 片１３、１３と、壁などへ吊下げる際に用いる掛け止め片１４が設けてある。

【００２３】 前記実施例の各包装材を組み立てるには、まず扇形フィルム１の掛止孔２、３ と、大、小リング６、７の掛止突片４、５とを嵌入掛止して、截頭六角錐状の外 装筒１０を形成し、ついで、花束１６を収容してから口部蓋９を取り付けて、円 錐形キャップ１１を嵌装する。前記口部蓋９の取付けは、前後してもよく、口部 蓋９の一部を予め取り付けておくこともできる。このようにしてこの考案の包装 具１５が完成する。

【００２４】 前記包装具１５内へ花束１６を収容し、把手１２を提げることにより、容易に 持ち運びができる。

【００２５】 包装具１５内へ花束１６を収容した状態で、包装具１５を起立させるためにス タンド２２を使用することができる。スタンド２２は、円形リング状の接地脚部 ２３から３本の支持柱２４、２４を立設して構成されており、小リングの掛止突 片５に設けた掛止孔５ａに支持柱２４、２４の先端部２４ａ、２４ａを嵌挿して 包装具１５を支持する（図５（ｂ））。

【００２６】 また、花束１６を包装した包装具１５は、図６（ａ）図示のように、そのまま 壁１７の釘１９に掛け止めすれば、部屋の装飾とすることができる。この場合に 、壁に固定した棚付リング１８を用いることもできる。また、卓２０に設置した スタンド２１の支持リング２２に嵌挿保持することもできる。包装具１５の上部 を切断し、花を露出させることもできる。

【００２７】 以上、この考案の好ましい実施の形態を添付図面を参照して説明したが、この 考案はかかる実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の 記載から把握される技術的範囲において種々な形態に変更可能である。

【００２８】 例えば、図７や図８に示したように截頭三角錐状の包装具２５、截頭四角錐状 の包装具２６とすることもできるし、他の角数の錘状の包装具とすることもでき る。

【００２９】 さらに、包装具の外装筒の形状は、厳密に截頭状であることが求められるもの ではなく、正多角錘でなくても、錐形をなすものであればよい。

【００３０】

【考案の効果】

この考案によれば、花束を透視できると共に、外形を保定して保護し、かつ持 ち運びを容易にできる効果がある。

【００３１】 また、包装材の場合には、小容積に多量に収納できると共に、容易に組み立て ることができる。またキャップに水を入れると、数日間鮮度を保つことができる 。

【００３２】 さらに、スタンドを用いることにより、花束を透視できるように起立した状態 で安定保持することができる。

【提出日】平成１５年３月２７日（２００３．３．２７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、花束の包装、持ち運び及び展示を目的とした花用包装材及び包装 具に関する。さらに、包装用具を起立状態に保つことのできる包装具用スタンド に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、花束は、茎部及び花部を透明フィルム又は包装紙などで包装している。 また、テーパー状の外形を有する容器について、袋状の包装具が提案されている （実開平４−７４６３７号）。

【０００３】

【特許文献１】 実開平４−７４６３７号公報

【０００４】

【考案により解決しようとする課題】

前記従来の透明フィルム又は包装紙で包装する場合には、花の保護にならない のみならず、持ち運びにくい問題点があった。

【０００５】 また、前記公知の考案は、通常の手提げと同一であって、持ち運びには便利で あるが、その後、花束の保持には利用はできない問題点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、截頭多角錐状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して 扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装 筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆 う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせるよ うにした。これにより、常時は小容積に収納し得ると共に、組立・解体が自在と なって、包装具として使用する物は、小容積に多量の包装材を収納しておくこと ができる。従って、収納に特別の場所を必要とせず、包装紙などと同様に取り扱 うことができ、前記の問題点を解決することができた。

【０００７】 また、この考案の包装具は、組み立て時に錐状をなし、その小径側を下側にし て使用することがあるが、専用のスタンドを用いることにより、このような状態 でも包装具を起立させておくことができる。

【０００８】 即ち、この考案は、截頭多角錐状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連 設して扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前 記外装筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径 口を覆う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わ せることを特徴とする花用包装材である。

【０００９】 また、截頭多角錐状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して扇形を 形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装筒の形 状を保定するため掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆う把手付 口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせる花用包装用 材であって、前記外装筒は前記掛止突片を掛止する掛止孔を備え、前記掛止リン グは、外装筒の大径部内側及び中間部内側に嵌挿し、その掛止突片を前記外装筒 に設けた掛止孔に嵌入掛止することを特徴とする花用包装材である。

【００１０】 さらに、他の考案は、透明な扇形フィルムにより成型した截頭円錐状の外装筒 の内側に保形用の掛止リングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付 口部蓋を固定し、前記外装筒の小径側へキャップを嵌装したことを特徴とする花 用包装具であり、透明な扇形フィルムにより成型した截頭多角錐状の外装筒の内 側に保形用の掛止リングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付口部 蓋を固定し、前記外装筒の小径側に保定手段を備えたことを特徴とする花用包装 具である。

【００１１】 更に他の考案は、包装具を起立状態に保つスタンドを備えた花用包装具であっ て、包装具は、透明な扇形フィルムにより成型した截頭多角錐状の外装筒の内側 に保形用の掛止リングを掛止すると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付口部蓋 を固定し、前記外装筒の小径側に、掛止孔を設けた保定手段を取り付けて構成し 、スタンドは、下部の接地脚部と、当該接地脚部に立設した支持柱とで構成し、 当該支持柱の先端部を前記包装具の保定手段の掛止孔に掛止して前記包装具に取 り付けたことを特徴とする花用包装具である。 前記のように、使用前は包装材として分解収容できると共に、使用時に包装具 として組み立て、家庭などへ持ち帰り後は、前記包装具用スタンドを用いたり、 壁などへ掛けて、暫く装飾用に展示する際の容器として使用することができる。

【００１２】

【考案の実施の形態】

この考案は、截頭多角錐状の各側面形状に対応した形状の透明板体を連設して 扇形を形成した前記截頭多角錐状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装 筒の形状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外装筒の大径口を覆 う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側へ嵌装するキャップとを組み合わせて花 用包装材としたものである。

【００１３】 前記截頭多角錐状の外装筒は、截頭三角錐状、截頭四角錐状、截頭六角錐状等 、錐形であれば何角形であってもよい。また、必ずしも正多角錐でなくてもよい 。

【００１４】 前記キャップは円錐状、角錐状や、中央付近を凹形とした円板形状など、どの ような形状であってもよく、水密にすれば水を入れることもできる。水密を要し ない場合には、扇形フィルムの下部に掛止孔と、掛止片を設けて小径端がほどけ ないようにまとめることもできる。従って、円錐形キャップに代えてゴムバンド 又は接着テープなどを用いることもできる。

【００１５】 前記扇形フィルムは、通常透明又は半透明の合成樹脂フィルムを使用するが、 要は包装後も花束などが透視できること、持ち運びの際に花束を保護し、かつ取 扱い容易性（持ち易いなど）があることを必須要件とする。また、持ち帰り後、 壁掛け又は吊下げできれば一層好ましい。

【００１６】 更に、キャップを水密性にして、若干の水を入れておけば、切り花の場合であ っても、数日間以上鮮度を保つことができる。

【００１７】 また、截頭多角錐状の外装筒に組み立てた包装具を起立状態に保持しておくた めに、専用のスタンドを用いることができる。このスタンドは、接地面を有する 接地脚部と、当該接地脚に立設し、その先端部を前記掛止部に掛止させる支持柱 を備えた構成とすることができる。このスタンドを使用する場合、外装筒の外側 面に掛止突片を突出させて、当該掛止突片に前記支持柱を下側から支持させ、包 装具の起立状態を保つようにすることができる。

【００１８】 このような形式のスタンドは、多角錐状の外装筒を有する包装具だけでなく、 円錐形状の外装筒を有する包装具にも使用することができる。

【００１９】

【実施例】

この考案の実施例を図面に基づいて説明する。上部及び中間部へ掛止孔２、３ を設けた透明塩化ビニール製の扇形フィルム１と、前記掛止孔２、３と掛止でき る掛止突片４、５を設けた正六角形状の大リング６、小リング７と、前記扇形フ ィルム１により形成した外装筒１０の大径口８を覆う口部蓋９と、前記外装筒１ ０の小径側に嵌装する円錐形キャップ１１とを組み合わせて花用包装材としたも のである。

【００２０】 扇形フィルム１は、外装筒１０の截頭六角錐状の各側面形状である台形の側面 予定部１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、１ｅ、１ｆを連設して構成されている。各側面 予定部１ａ等の接続部には折目が入っている。なお、図１中、符号１ｇは、重ね 代である。

【００２１】 前記口部蓋９には、把手１２と、前記大リング６の掛止突片４と掛止する掛止 片１３、１３と、壁などへ吊下げる際に用いる掛け止め片１４が設けてある。

【００２２】 前記実施例の各包装材を組み立てるには、まず扇形フィルム１の掛止孔２、３ と、大、小リング６、７の掛止突片４、５とを嵌入掛止して、截頭六角錐状の外 装筒１０を形成し、ついで、花束１６を収容してから口部蓋９を取り付けて、円 錐形キャップ１１を嵌装する。前記口部蓋９の取付けは、前後してもよく、口部 蓋９の一部を予め取り付けておくこともできる。このようにしてこの考案の包装 具１５が完成する。

【００２３】 前記包装具１５内へ花束１６を収容し、把手１２を提げることにより、容易に 持ち運びができる。

【００２４】 包装具１５内へ花束１６を収容した状態で、包装具１５を起立させるためにス タンド２２を使用することができる。スタンド２２は、円形リング状の接地脚部 ２３から３本の支持柱２４、２４を立設して構成されており、小リングの掛止突 片５に設けた掛止孔５ａに支持柱２４、２４の先端部２４ａ、２４ａを嵌挿して 包装具１５を支持する（図５（ｂ））。

【００２５】 また、花束１６を包装した包装具１５は、図６（ａ）図示のように、そのまま 壁１７の釘１９に掛け止めすれば、部屋の装飾とすることができる。この場合に 、壁に固定した棚付リング１８を用いることもできる。また、卓２０に設置した スタンド２１の支持リング２２に嵌挿保持することもできる。包装具１５の上部 を切断し、花を露出させることもできる。

【００２６】 以上、この考案の好ましい実施の形態を添付図面を参照して説明したが、この 考案はかかる実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の 記載から把握される技術的範囲において種々な形態に変更可能である。

【００２７】 例えば、図７や図８に示したように截頭三角錐状の包装具２５、截頭四角錐状 の包装具２６とすることもできるし、他の角数の錐状の包装具とすることもでき る。

【００２８】 さらに、包装具の外装筒の形状は、厳密に截頭状であることが求められるもの ではなく、正多角錐でなくても、錐形をなすものであればよい。

【００２９】

【考案の効果】

この考案によれば、花束を透視できると共に、外形を保定して保護し、かつ持 ち運びを容易にできる効果がある。

【００３０】 また、包装材の場合には、小容積に多量に収納できると共に、容易に組み立て ることができる。またキャップに水を入れると、数日間鮮度を保つことができる 。

【００３１】 さらに、スタンドを用いることにより、花束を透視できるように起立した状態 で安定保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の扇形フィルムの実施例の平面図。

【図２】（ａ）同じく掛止大リングの平面図。 （ｃ）同じく掛止小リングの平面図。

【図３】（ａ）同じく口部蓋の実施例の平面図。 （ｂ）同じく円錐形キャップの正面図。

【図４】同じく包装具の実施例の斜視図。

【図５】（ａ）同じくスタンドの実施例の斜視図。 （ｂ）同じくスタンドに包装具をセットした状態の正面
図。

【図６】（ａ）同じく壁掛け状態を示す図。 （ｂ）同じく卓上設置状態を示す図。

【図７】この考案の他の実施例の三角錘状の包装具の斜
視図。

【図８】同じく他の実施例の四角錘状の包装具の斜視
図。

【符号の説明】

１ 扇形フィルム ２、３ 掛止孔 ４、５ 掛止突片 ６ 大リング ７ 小リング ９ 口部蓋 １０ 外装筒 １１ 円錐形キャップ １５ 包装具 ２２ スタンド

【手続補正書】

【提出日】平成１５年３月２７日（２００３．３．２
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 花用包装材及び包装具並びに包装具ス
タンド

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の扇形フィルムの実施例の平面図。

【図２】（ａ） 同じく掛止大リングの平面図。 （ｃ） 同じく掛止小リングの平面図。

【図３】（ａ）同じく口部蓋の実施例の平面図。 （ｂ）同じく円錐形キャップの正面図。

【図４】 同じく包装具の実施例の斜視図。

【図５】（ａ）同じくスタンドの実施例の斜視図。 （ｂ）同じくスタンドに包装具をセットした状態の正面
図。

【図６】（ａ）同じく壁掛け状態を示す図。 （ｂ）同じく卓上設置状態を示す図。

【図７】 この考案の他の実施例の三角錐状の包装具の
斜視図。

【図８】 同じく他の実施例の四角錐状の包装具の斜視
図。

【符号の説明】 １ 扇形フィルム ２、３ 掛止孔 ４、５ 掛止突片 ６ 大リング ７ 小リング ９ 口部蓋 １０ 外装筒 １１ 円錐形キャップ １５ 包装具 ２２ スタンド

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 截頭多角錘状の各側面形状に対応した形
   状の透明板体を連設して扇形を形成した前記截頭多角錐
   状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装筒の形
   状を保定するための掛止突片付の掛止リングと、前記外
   装筒の大径口を覆う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径
   側へ嵌装するキャップとを組み合わせることを特徴とす
   る花用包装材。
2. 【請求項２】 截頭多角錘状の各側面形状に対応した形
   状の透明板体を連設して扇形を形成した前記截頭多角錐
   状の外装筒を形成する扇形フィルムと、前記外装筒の形
   状を保定するため掛止突片付の掛止リングと、前記外装
   筒の大径口を覆う把手付口部蓋と、前記外装筒の小径側
   へ嵌装するキャップとを組み合わせる花用包装用材であ
   って、前記外装筒は前記掛止突片を掛止する掛止孔を備
   え、前記掛止リングは、外装筒の大径部内側及び中間部
   内側に嵌挿し、その掛止突片を前記外装筒に設けた掛止
   孔に嵌入掛止することを特徴とする花用包装材。
3. 【請求項３】 透明な扇形フィルムにより成型した截頭
   多角錐状の外装筒の内側に保形用の掛止リングを掛止す
   ると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付口部蓋を固定
   し、前記外装筒の小径側へキャップを嵌装したことを特
   徴とする花用包装具。
4. 【請求項４】 透明な扇形フィルムにより成型した截頭
   多角錐状の外装筒の内側に保形用の掛止リングを掛止す
   ると共に、前記外装筒の大径口部へ把手付口部蓋を固定
   し、前記外装筒の小径側に保定手段を備えたことを特徴
   とする花用包装具。
5. 【請求項５】 側面に掛止部を有する錐状の花用包装具
   を起立状態に保つスタンドであって、下部の接地脚部
   と、当該接地脚部に立設し、その先端部を前記掛止部に
   掛止させる支持柱を備えたことを特徴とする包装具用ス
   タンド。