JP3095385U - 折り畳み式簡易ハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】針金等の簡易ハンガーよりは立体感が保て、し
かも、その上にマネキン着用の雰囲気が出され、又、シ
ョルダー部機能も充分であるようにし、使い勝手が充分
なハンガーを提供する。 【解決手段】ハンガー１において、ハンガー本体２は上
部両側にショルダー部４，４を有し、又、該ショルダー
部４，４の中間部に頭部７があるように該頭部７と一体
接続してネック部５が型抜きされて反転されて折り曲げ
の接続部６を介して反転して起立して正視するに該頭部
の表面に顔９が提示され、又、服の状態ではその裏面に
宣伝文１１が所定に提示されて、宣伝効果が充分である
ようにされる。 【効果】所定のハンガー機能が充分に果たされ、しかも
厚手の段ボール紙製である為に、服を着用する姿勢が立
体自在にされてその取り扱いはハンドリング性が良く、
メンテナンスコストもかからなくて済む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

スーパーマーケットやディスカウントストアや百貨店等の店舗の洋服売り場等 において、衣服を被せた状態の多数陳列するハンガーが極めて簡易であり、折り 畳み式自在にされている構造の技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の如くスーパーマーケットやディスカウントストアや百貨店等の洋服売り 場等に於いては衣服を被せた状態のマネキンや木製のハンガーが多数陳列されて いるのが一般的である。

【０００３】 しかしながら、該種在来態様のハンガーにおいてはその構造が立体的であり、 マネキンにしても木製合成樹脂製のハンガーにしても構造が極めて立体的であり 、しかも、その製造工程が極めて複雑で繁雑であり、結果的にコスト高になると いう不利点があり、したがって、洋服売り場等において陳列するに際しては、ロ ーテーションが効かず、しかも、配置的に損傷等が起こった場合には再生利用す るのは難しいという難点があり、又、修復再生するには極めて複雑な工程を要し 、運賃を含めてコスト高になるという不利点があった。

【０００４】 さりながら、例えば、ハンガーを１本等の針金タイプのショルダー部を形成し 、フックを兼ねて用いる簡易タイプが多く用いられるようになっているが、かか る簡易タイプのハンガーにあっては洋服を陳列するための陳列効果が如何にも安 っぽく見えて、商売には向かないというネックがあり、洋服との型合わせがマッ チングせず、又、広告の表示部位がなく、商品価値を損なうというネックがあっ た。

【０００５】

【考案の目的】

この出願の考案の目的は上述従来技術に基づく、スーパーマーケットやディス カウントストアや百貨店等に於ける洋服売り場等の簡易ハンガーの問題点を解決 すべき技術的課題とし、立体的でありながら、洋服に馴染んで宣伝効果を容易に 損なうことがないようにし、又、製造も低コストで出来、必要に充分にハンドリ ングに耐え得るようにして、流通産業における陳列技術利用分野に益する優れた 折り畳み式簡易ハンガーを提供せんとするものである。

【０００６】

【解決するための手段】

上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とするこの出願の考案の構 成は、前述課題を解決するために、ハンガー本体の上部両側にショルダー部が一 体的に延設形成され、該両ショルダー部の中間に頭部が介在されている折り畳み 式簡易ハンガーにおいて、上記ハンガー本体が厚手の紙体よりなり、而して、該 ハンガ−本体寄りネック部と該ネック部に一体的に接続する頭部が該ハンガー本 体に折り曲げ部を介して該ハンガー本体に対して折り曲げ自在に形成されている 様にし、上記ネック部と頭部がハンガー本体から離脱不能に型抜きされている様 にすることを基幹とし、更に又、上記ハンガー本体とネック部、及び、頭部が抗 菌処理されるようにし、更に、上記頭部の表面側に顔面が表示されるようにもし 、加えて、上記ハンガー本体と頭部の裏面に少なくとも一方に宣伝文が表示され るようにもし、更に加えて、上記ハンガー本体から本体の胴部に人物形状が相似 して形成されるようにし、そして、上記頭部にフック用穴が穿設されるようにも した技術的手段を講じたものであり、更にハンガー本体の上部にフックが一体的 に形成付設されるようにもした技術的手段を講じたものであり、而して該胴部の 下部にズボンやスカートを折り畳んで掛止するようにもした横長のスリットを形 成するようにもしたものである。

【０００７】

【作用】

而して、上述構成において、所定の段ボール紙等の厚手の厚紙を外形がマネキ ン等のショルダー部とハンガー本体に類似してモデルの人体に類似する胴部の形 状に形成して打ち抜き加工し、そして、該段ボール紙の厚紙のシートに頭部が両 側にショルダー部を延設形成して、該ハンガー本体の上部中央部にネック部と該 ネック部に一体の頭部を形成するべく、所定のカッターを介し、ネック部の上部 に立体自在な接続を形成し、該頭部の表面側には女性の顔等を所定に形成し、そ の裏面には適宜の宣伝文やパターン等を表示し、又、これに併せてハンガー本体 の表面側には所定の宣伝文やパターンを表示して所定の広告機構が発揮されるよ うにし、当該ハンガーの使用に際しては頭部とネック部を一体的に押して該ネッ ク部のハンガー本体に対する接続部を介して折り曲げして露呈するようにしてモ デルのマネキンがフックを被せているような雰囲気を充分に出し、当該衣服はハ ンガーのショルダー部に覆い被せて通常のマネキンやハンガーと同様な機能を発 揮させるようにし、その使用に際しては容易にハンドリングが出来、又、フック の当該ハンガーに対する着せ替え等は極めて容易に行え、しかも、ハンガー本体 、及び、ネック部、及び、頭部が抗菌処理されていることによりハンドリングに よる着せ替え操作等も衛生的な状態が充分に保てるようにし、所定のハンガーの 機能が充分に果たせるように低コストで使用が出来、又、当該ハンガーを交換す る等に際しての破損がし難く、メンテナンスコスト等もかからずに、済むように したものである。而して、ハンガー本体のショルダー部を打ち抜き成形するに際 してフックを一体的に形成して付設するようにし、容易にハンガー機能が達成出 来、又、胴部の下部にはズボンやスカート等を折り畳んで掛止するようにしたも のである。

【０００８】

【考案の実施しようとする形態】

次ぎのこの出願の考案の実施しようとする形態を１実施例の態様として図面に 基づいて説明すれば以下の通りである。

【０００９】 図１は１実施形態の説明図であり、１はこの出願の考案の要旨の中心を成すハ ンガーであり、全体的に１枚の厚手の段ボール紙２により所定のカッターを介し て打ち抜き成形されたようなものであり、ハンガー本体２の上部両側にはショル ダー部４，４が上端に於いては、湾曲の形状に当該段ボール紙の厚手を介して形 成されており、ハンガー本体２の上部には左右に延設されるショルダー部４，４ の中間部に位置して、ネック部５のその頂部に接続部６を有して形成されるよう にされており、又、該ネック部５に対しては所定の頭部７が一体的に接続されて 、該ネック部５と頭部７が胴部３との間インテグラルヒンジとしての接続部６を 有して適宜のカッターにより型抜き形成されて当該図１の（イ）に示す様に当該 頭部７とネック部５をハンガー本体２の表面８側から押すことにより折り曲げの 接続部６を介して反転されて、上方に折り曲げられて表面と裏面が逆転するよう にされている。又、ハンガー本体２の上部にハンガー本体打ち抜き成形時に図示 しないフックを一体的に形成して付設するようにし、そして胴部３の下部には図 示しない横長のスリットが形成されて図示しないズボンやスカートを折り畳んで 掛止するようにしたものである。

【００１０】 そして、表面には見た目がさながらマネキンと同一の表示効果があるように女 性の顔９等が折り畳み式に施されている。

【００１１】 又、該頭部７の上部にはフック用穴１０が穿設されている。

【００１２】 フック用穴１０が穿設されて所定のフックを介して洋服等を被せた状態でハン ガー１を所定に陳列することが出来るようにされている。

【００１３】 そして、該段ボール紙折り畳み式の裏面には図２の（ハ）に示す様なセールス 期間やプライス等が所定の宣伝文１１にされて表示されている。

【００１４】 そして、ハンガー１に対して衣服を洋服等の所定に着せ替えする時には頭部７ やネック部５をその状態のままにしておいて、ショルダー部４に対し衣服を所定 に着せ替えするようにすることが出来る。

【００１５】 この場合、ハンガー本体は厚手の段ボール紙からのなっているために厚みがか もしだされて単なる針金等の簡易ハンガーとはことなり、所定の人物が衣服を着 せる様な状態を提示することが出来る。

【００１６】 そして、そのまま衣服を被せたハンガーを陳列する場合には当該頭部７の裏面 が所定の宣伝文を露呈しているために、商品としての陳列宣伝効果が充分に果た せられるものである。

【００１７】 この場合当該ハンガー１に対し、衣服を被せた状態で陳列することにより頭部 ７とネック部５は反転して起き上がっているので、さながら、マネキンが衣服を 着て、ショーを行っているように見えて陳列効果は充分に発揮される。

【００１８】

【考案の効果】

この出願の考案によればマネキンに衣服を被せて陳列するという充分に陳列効 果があり、又、所定の厚手の段ボール紙でその素材が形成されているために、被 せる衣服もマネキンの体が衣服を纏っている雰囲気が充分にだせ、不安定な着せ 癖が出来ずに、商品価値を低下させることは無いという利点もある。

【００１９】 又、ハンガー本体に対し、頭部がそのネック部と一体的に立体自在に接続され て起立出来るために、マネキンが衣服を纏っているという陳列効果が充分に発揮 出来るという効果が奏される。

【００２０】 当該頭部が起き上がっている状態ではその表面にマネキンの顔が表示されてい ることにより実際のマネキンが洋服を着ているのと同じ様な宣伝効果が醸し出さ れる効果がある。

【００２１】 そして、衣服を着せて頭部がハンガー本体の下側部位にあるような状態では裏 面に宣伝文１１等が適宜に表示されているために宣伝機能も充分に果たすことが 出来るとう効果がある。

【００２２】 そして、基質的には本体や頭部やネック部が抗菌処理されているために、頻繁 に手触り等の着替え等のハンドリングに際しても衛生状態が充分に保てエコ商品 としてのハンガー機能が充分に果たせるという効果ある。

【００２３】 しかも、スーパーマーケットやディスカウントストアや百貨店等の卸業者等か らトラック等により数多くのハンガーを搬送するに際しても、マネキン等とは異 なり搬送状態が充分に保てるために、適宜の数量を保つことが出来、販売や陳列 が可能になるという優れた効果が奏される。

【００２４】 そして、その構造も一見して立体的ではあるもののそう大きな立体型ではない ために運搬や陳列の途中で損傷破壊等も生ぜず、商品価値を下げることもなく、 又、メンテナンス費用もかからないという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】１実施形態の説明図であり、（イ）はハンガー
の斜視図であり、（ロ）はその頭部の側面図であり、
（ハ）は段ボール紙の裏面図である。（ニ）はハンガー
本体の正面斜視図である。

【符号の説明】

２ ハンガー本体 ４ ショルダー部 ３ 胴部 ７ 頭部 ５ ネック部 ６ 接続部 ９ 顔 １１ 宣伝文部

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンガー本体の上部両側にショルダー部が
   一体的に延設形成され、該両ショルダー部の中間に頭部
   が介在されている折り畳み式簡易ハンガーにおいて、上
   記ハンガー本体が厚手の紙体よりなり、而して、該ハン
   ガ−本体寄りネック部と該ネック部に一体的に接続する
   頭部が該ハンガー本体に折り曲げ部を介して該ハンガー
   本体に対して折り曲げ自在に形成されていることを特徴
   とする折り畳み式簡易ハンガー。
2. 【請求項２】上記ネック部と頭部がハンガー本体から離
   脱不能に型抜きされていることを特徴とする請求項１記
   載の折り畳み式簡易ハンガー。
3. 【請求項３】上記ハンガー本体とネック部、及び、頭部
   が抗菌処理されていることを特徴とする請求項１記載の
   折り畳み式簡易ハンガー。
4. 【請求項４】上記頭部の表面側に顔面が表示されている
   ことを特徴とする請求項１記載の折り畳み式簡易ハンガ
   ー。
5. 【請求項５】上記ハンガー本体と頭部の裏面に少なくと
   も一方に宣伝文が表示されていることを特徴とする請求
   項１記載の折り畳み式簡易ハンガー。
6. 【請求項６】上記ハンガー本体から本体の胴部に人物形
   状が相似して形成されていることを特徴とする請求項１
   記載の折り畳み式簡易ハンガー。
7. 【請求項７】上記頭部にフック用穴が穿設されているこ
   とを特徴とする請求項１記載の折り畳み式簡易ハンガ
   ー。
8. 【請求項８】上記ネック部にフックが一体的に形成付設
   されていることを特徴とする請求項１記載の折り畳み式
   簡易ハンガー。
9. 【請求項９】上記ハンガー本体の胴部の下部にズボンや
   スカート等の折り畳み掛止用の横長のスリットが形成さ
   れていることを特徴とする請求項１記載の折り畳み式簡
   易ハンガー。