JP3095275B2 - リポコルチンに対する抗体の測定方法 - Google Patents

リポコルチンに対する抗体の測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は種の体液中のリポコルチン(アネ
ッキシン(annexin))に対する抗体の測定方法に関し、こ
の方法は固相に結合させたリポコルチン系のタンパク
質、およびこの種の免疫グロブリンの単一クラスまたは
複数クラスを指向する標識付けした生親和性結合パート
ナーを使用する。
【0002】自己免疫に基づく炎症障害はしばしば免疫
系の異常制御を伴い、その結果自己抗体が生成するが、
それが原因で障害の病因に結び付くことはない。この種
の第二の自己抗体の診断への使用は種々な診断に対して
可能である。しかしながら、第二の自己抗体は一方で副
作用を起こすことがあり、その治療が重大事である。従
って、補体結合と続いて起こる補体の活性化を伴う細胞
表面への免疫複合体の付着は血管壁の血管炎、心筋の心
炎および腎細管における糸毬体腎炎の原因となる。
【0003】リポコルチン系のタンパク質に対するこの
種類の第二の自己抗体はリウマチ様障害(全身紅斑性狼
瘡、リウマチ様関節炎および皮膚筋炎)に記述されてい
る(Hirata, F 等、Proc. Natl. Acad. Sci. USA(19
81年)78巻、3190〜3194ページ)。
【0004】このリポコルチン系は現在6つの極めてよ
く特徴が判っているタンパク質からなり、それらはPP
4、PP4−X、PAPIII、p68、リポコルチンI
およびIIと呼称する(または新しい命名法によればリポ
コルチンまたはアネッキシンV、IV、III、VI、Iおよ
びIIと称する)。リポコルチンは特にアラキドン酸の遊
離、従って炎症の仲介物質の供給を制御し、すなわちリ
ポコルチンは抗炎症効果を持つ。
【0005】これらのタンパク質はリーダー配列を持た
ないから、特に内部細胞では比較的高濃度で検出される
が体液中では痕跡量である。しかしながら、リポコルチ
ンは細胞表面にも存在し、それらが細胞外抗炎症効果を
持ち得ることも示された。
【0006】しかしながら、慢性的炎症の場合リポコル
チンに対する自己抗体が生成し、この結果次にコルチコ
イド耐性が起こる危険がある。従って、リポコルチンに
対する自己抗体の測定は治療の種類の選択特に長期のコ
ルチコイドの使用の決定のための重要な基準になるはず
である。
【0007】ELISAを使用する血清中のリポコルチ
ンIに対する自己抗体の測定方法が開示されている(Gou
lding等、Ann. Rheum. Dis. (1989年)48巻、84
3〜850ページ)。しかしながらこの方法は大きな欠
点を持つ。例えば、一方でリポコルチン系の1つのタン
パク質(リポコルチンI)に対する抗体のみが検出され
る。他方で感度が低くそしてバックグラウンドが通常の
被験者の血清中の非特異的結合により極めて高く、従っ
て特にIgGクラスの自己抗体がほとんど検出されな
い。最後に、指定された患者群において精密に予想しな
ければならないリウマチ様因子を含む血清を正しく測定
することを実証し得なかった。このゆえに本方法の臨床
的な通常の選別試験法としての適性は低い。
【0008】従ってこれらのリポコルチンタンパク質に
対する抗体の同定のため容易に実行される迅速な免疫学
的方法を開発することが目的であった。
【0009】ヘテロジニアス・イムノアッセイ(hetero
geneousimmunoassay)におけるリポコルチンで被覆した
固相への抗体の非特異的結合とリウマチ様因子の影響は
適当な被覆タンパク質と方法、および試料緩衝剤および
複合体緩衝剤の選択により大きく減少させ得ることを見
出した。信頼できる診断情報はすべてのリポコルチンに
対する抗体の存在を試験する場合のみ期待することがで
きる。
【0010】従って本発明は既知のリポコルチンの混合
物を固相に結合させた生親和性結合パートナーとして使
用するリポコルチンに対する抗体の測定のためのヘテロ
ジニアス・イムノアッセイに関する。
【0011】ヘテロジニアス・エンザイム・イムノアッ
セイはそれ自体当業者に公知である。それらは抗原と抗
体を検出することができ、そして付加的例えばサンドウ
イッチ・イムノアッセイ、または競争的であることがで
きる。
【0012】結合させた被検物質の検出に使用する生親
和性結合パートナーは例えば放射性同位元素、蛍光また
は化学ルミネッセンス物質、または好ましくは酵素で標
識付けして公知の方法で結合を検出する。
【0013】エンザイム・イムノアッセイの標識用酵素
は文献で公知のそれであり、そして好ましくはアルカリ
・ホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼおよびセイヨ
ウワサビペルオキシダーゼが使用されるが、特に好まし
いのはセイヨウワサビペルオキシダーゼである。
【0014】ヘテロジニアス・エンザイム・イムノアッ
セイ用固相はそれ自体当業者に公知であり、そして好ま
しくは成型した物品例えばシート状試験用要素であっ
て、その固相が素地の形態例えば織物または膜フィルタ
ー、または網状の管、ウエル、ビーズ、星形の物などお
よび微粒子(粒子サイズ<1,000nm)例えばラテッ
クス粒子および磁気誘引性粒子を使用する。この点で特
に好ましいのはミクロ力価測定板のウエル、ラテックス
粒子および磁気誘引性粒子である。ミクロ力価測定板が
極めて特に好ましい。固相用材料は当業者に公知であ
る。
【0015】固相上の結合パートナーとしてヒト由来の
リポコルチン系のタンパク質(例えばRoemisch等、Bio
l. Chem. Hoppe-Seyler(1990年)371巻、38
3〜388ページに記述されている)を使用するのが好
ましい。同じく使用できる結合パートナーは遺伝子工学
により調製し、原核または真核細胞で発現させたリポコ
ルチンである(例えばRoemisch等、Biochem. J. (19
90年)272巻、223〜229ページ参照)。
【0016】ヘテロジニアス・イムノアッセイを実行す
る場合、それ自体当業者に公知の種々の溶液が特に洗浄
および希釈用に使用され、そしてこれらは特に緩衝剤、
界面活性剤および中性タンパク質を含む。これらの物質
は関連するすべての洗浄工程を含む被覆に使用する溶液
にも使用される。
【0017】エンザイム・イムノアッセイに使用する緩
衝系も当業者に公知である。各々の場合使用する緩衝系
の性質は得られるpHによることも当業者に知られてい
る。
【0018】ヘテロジニアス・エンザイム・イムノアッ
セイ用溶液に使用する界面活性剤は当業者に公知のよう
なものであり(例えばVoller, A 等、Bull. World Heal
th Organ. (1976年)53巻、55〜65ペー
ジ)、そして好ましくは非イオン性および双イオン性界
面活性剤が使用され、ポリオキシエチレンが特に好まし
く、RTween 20が極めて特に好ましい。
【0019】エンザイム・イムノアッセイに使用する中
性タンパク質は当業者に公知であり、好ましく使用され
る例は血清アルブミン、ゼラチン、化学的に変性させた
ゼラチン例えばポリゼリン(polygeline)、および乳タン
パク質例えばラクトフェリン(lactoferrin)であり、そ
してヒトまたはウシ血清アルブミン、ポリゼリンとラク
トフェリンが特に好ましく、ポリゼリンとラクトフェリ
ンが極めて特に好ましい。
【0020】さらに、本発明はリポコルチンに対する抗
体を測定するためのヘテロジニアス・イムノアッセイ用
固相を被覆する方法に関し、この場合被覆はリポコルチ
ン系の単一のタンパク質またはタンパク質の混合物を使
用し、pH5〜10好ましくはpH5〜7特に好ましく
はpH5.5で実行する。
【0021】正常な試料に対する病的な試料のシグナル
の比率を最適化させるためpHと2価カチオン添加の特
定の組合せを選択するのが好ましい。この点で好ましい
のは、固相の被覆を2価カチオン特にCa2+の好ましく
は0.1〜100ミリモル/リットル特に好ましくは1
〜10ミリモル/リットルの存在下でpH5〜10の範
囲に緩衝化させたリポコルチン系のタンパク質の溶液を
使用して実行する方法である。
【0022】リポコルチン系のタンパク質を単一または
群で適用するのが適当である場合固相を分離し、次いで
これを試料と別にまたは一緒にインキュベートすること
が可能である。
【0023】好ましい方法は既に述べたように、固相の
被覆を吸着または共有結合により固相に結合する抗体に
結合させることにより実行することを含み、その抗体
を、リポコルチンに対する抗体を測定するべき体液が由
来する種と異なる種に由来させることにより、体液から
吸着する抗体の標識付けに使用する第二の抗体との交差
反応を回避することが必要である。
【0024】この第二の抗体の特性はそれが試料中の抗
体と作用するが、被覆用に選んだ抗体またはリポコルチ
ンと反応しないように選択されなければならない。ヒト
血清中のリポコルチンに対する抗体の測定を意図する場
合、ヒト抗体に対する抗体が適当である。抗体がモノク
ローナルまたはポリクローナルであるかは本発明にとっ
て重要ではない。被覆に使用したリポコルチンと交差反
応しないことが重要である。
【0025】この条件は同一種からの抗体とリポコルチ
ンを使用することにより最も簡単に満たされる。さら
に、標識付けに使用した抗体と被覆に使用した抗体との
非特異的反応は適当な緩衝媒質を選択することにより減
少させることができ、この場合前記緩衝媒質は好ましく
は緩衝物質および添加物例えば洗剤およびタンパク質の
他に特に好ましくは標識付けに使用した抗体が得られた
のと同じ種に由来し、そして被覆に使用した抗原と反応
しない抗体を含む。
【0026】この最適化に関連して、次に固相を当業者
に公知の作用剤、好ましくはウシ血清アルブミンを用い
て好ましい方法により被覆する。
【0027】標識付けした結合パートナーは免疫グロブ
リンクラスの個々の群を指向する抗体であることができ
る。好ましい方法は標識付けした結合パートナーがIg
G、IgMまたはIgGとIgMの重鎖を指向する抗体
であるそれである。
【0028】これらの抗体は、好ましくは体液が由来す
る種ではない種を試験するべき種の免疫グロブリンで免
疫することにより得、そして当業者に公知の方法により
標識付けするのが好ましい。
【0029】本発明は試験するべき体液を緩衝媒質で希
釈する方法にも関し、前記緩衝媒質は好ましくは体液中
に含まれる如何なるリウマチ様因子のこの体液中におけ
る抗体との結合も抑制する試薬を含む。
【0030】ヒト体液を研究に使用する場合、リポコル
チンに対する抗体測定の特定の方法においては、高濃度
のリウマチ様因子(ヒト抗ヒトIgG抗体)および表面
に被覆したリポコルチン(1つまたは複数)を指向する
高濃度のIgG画分の抗体を持つIgM画分または全イ
ムノグロブリン画分の試料を緩衝媒質中で希釈すること
が可能であり、この緩衝媒質はこれらのリウマチ様因子
を吸着するに適当な抗体を含み、そしてもはやリポコル
チンに吸着されるIgG画分の抗体と反応することがで
きない。
【0031】この目的のための緩衝媒質への添加物とし
て好ましくはウサギ抗ヒツジ赤血球抗体のグロブリン画
分が使用される。
【0032】本発明の測定方法の好ましい態様は次の通
りである。
【0033】ミクロ力価測定板のウエルをリポコルチン
PP4、PP4−X、PAPIII、リポコルチンIおよ
びリポコルチンIIの混合物の緩衝溶液で、0.1〜10
0ミリモル/リットル好ましくは1〜10ミリモル/リ
ットル特に好ましくは5ミリモル/リットルのCaCl
2の存在下でpH5〜7で被覆する。続いてウシ血清ア
ルブミンによる被覆を実行する。被覆した力価測定板を
乾燥し、そして適当な条件下例えばプラスチック被覆ア
ルミニウム箔で密封して長期間活性を失うことなく保存
することができる。被覆するには試料または対照血清を
ウエルにピペットで注入し、そして一定時間インキュベ
ーション後再び吸引排出する。
【0034】固相上に固定化させた抗体を測定するた
め、ペルオキシダーゼ抗体(IgGおよび/またはIg
M)複合体をピペットで添加し、さらに一定時間インキ
ュベーション後吸引排出する。結合した複合体を光度測
定法により測定するため、基質溶液(例えばOPDまた
はTMB)をピペットで添加し、一定時間インキュベー
ション後硫酸で反応を停止させる。吸光度を光度計で測
定する。各々の場合吸引排出に引き続いて1回または複
数回の洗浄工程を置くことができる。
【0035】他に好ましい態様においては、超常磁性粒
子を固相として使用し、そして化学ルミネッセンス標識
例えばEP 0 330 050に記述されたようなそれ
を検出系に使用する。
【0036】実施例に示す態様が特に好ましい。特許請
求の範囲も開示の一部分を形成する。
【0037】次の実施例は単に本発明を例示するための
ものであり、それを限定するものではない。
【0038】実施例1 ミクロ力価測定板のリポコルチンによる被覆および正常
なドナーのプールからの血清と血漿との反応に対する種
々な条件の影響 リポコルチンPP4(リポコルチンはRoemisch等、Bio
l. Chem. Hoppe-Seyler(1990年)371巻、383〜388ページ
の方法により調製した)を次の緩衝系:0.01モル/
リットルの酢酸緩衝液(pH5.5)、0.01モル/リ
ットルのHEPES(N−(2−ヒドロキシエチル)ピ
ペラジン−N′−〔2−エタンスルホン酸〕)(pH
7.5)に5mg/リットルの濃度に溶解した。この溶液
をEDTA(エチレンジアミン四酢酸)またはCaCl
2と0.005モル/リットルの濃度に混合した。0.1
25mlをミクロ力価測定板(Nuncより供給された)の各
ウエルに添加した。一晩インキュベーションし、次いで
0.05モル/リットルのトリス/HCl緩衝液(pH
7.4)で数回洗浄し、そしてミクロ力価測定板を室温
でシリカゲル乾燥器で乾燥した。乾燥後、後の使用のた
めアルミニウム被覆プラスチックバック中で空気および
湿気の侵入がないように密封した。
【0039】正常なドナーのプールからのヒト血漿と血
清をトリス緩衝液(ウシ血清アルブミン1%(w/w)、Tw
een 20:0.5%(w/w)およびNaCl 0.045モ
ル/リットルを含む0.05モル/リットル トリス(p
H7.4))で1:5、1:10および1:20に希釈
した。先に希釈した試料の0.1mlをミクロ力価測定板
のリポコルチン被覆ウエルにピペットで添加し、室温で
1時間インキュベートした。次いで溶液を吸引排出し、
緩衝液(例えばBehringwerkeの洗浄用緩衝液Enzygnos
t、整理番号OSNK)で3回洗浄した。次いで上記ト
リス緩衝液で1:51に希釈した抗体複合体(例えばBe
hringwerke社の抗ヒトIgGペルオキシダーゼ複合体、
バッチ番号63 AP 002 A;または抗ヒトIgM
ペルオキシダーゼ複合体、バッチ番号88041 A)
の0.1mlを各ウエルにピペットで添加し、室温で1時
間インキュベートした。もう一度3回洗浄を行い、そし
て0.1mlの基質溶液(例えばo−フェニレンジアミン
基質溶液、Behringwerke社、整理番号OSNK)を各ウ
エルに導入した。室温で30分後反応を各々1mlの0.
5規定硫酸で停止し、490nmの吸光度を630nmの参
考波長と比較してELISA光度計(例えばTitertekが
供給)で測定した。
【0040】血清と血漿中のIgGおよびIgM測定に
おいて種々な被覆条件下で測定した吸光度をそれぞれ図
1および2に示す。ヒト抗体はIgGおよびIgM型の
いずれも上で詳述したすべての被覆条件でリポコルチン
被覆板上の正常なドナーからの血清と血漿中で検出可能
であることを証明している。使用した試料の希釈の増加
と同時のシグナルの減少はこれが複合体の非特異的結合
に対してではなく、試料のIgGとIgMの吸着に寄与
し得ることを示す。このシグナルを以後バックグラウン
ドと称するが、選択した実験条件下で血清におけるより
血漿においてより明白であり、そしてIgM型の抗体で
IgG型のそれより高かった。この実施例においては、
IgG測定用およびIgM測定用バックグラウンドは常
に中性被覆系におけるより酸性被覆系において低かっ
た。2価カチオン(例えばCa2+)の存在下で被覆する
ことにより酸性媒質におけるバックグラウンドをさらに
下げることが可能であった。
【0041】実施例2 リポコルチン被覆ミクロ力価測定板のその後の被覆およ
びバックグラウンド・シグナルへの影響 ミクロ力価測定板をリポコルチンIとIIの混合物(それ
ぞれ5および1.25mg/リットル)で実施例1に記述
されたようにpH5.5、7.5および9.5で0.005
モル/リットルのCaCl2を添加して被覆した。0.0
5モル/リットルのトリス/HCl緩衝液(pH7.
4)で数回洗浄後、リポコルチン被覆に使用した緩衝液
中次のタンパク質:ウシ血清アルブミン、オボアルブミ
ン、ゼラチンの1%(w/w)溶液、ウシ胎児血清、および
0.1%ウサギIgGおよびタンパク質を添加しない被
覆用緩衝液の0.125mlを各ウエルにピペットで添加
した。室温で3時間インキュベーション後ミクロ力価測
定板を実施例1に記述のように数回洗浄し乾燥した。バ
ックグラウンド・シグナルを実施例1に記述のように各
々の場合正常なドナーからのヒト血清のプールの1:1
0希釈液の0.1mlを使用して測定した。
【0042】表1の結果はバックグラウンド・シグナル
がIgG型およびIgM型抗体の測定のいずれの場合に
おいても後の被覆のために選択した被覆用緩衝剤とタン
パク質の性質により極めて実質的に減少させ得ることを
示している。この実施例において、ウシ血清アルブミン
がIgG型抗体の測定およびウシ血清アルブミンとウシ
胎児血清がIgM測定に特に適していることが判明し
た。
【0043】実施例3 測定シグナルの板の被覆の間の抗原濃度への依存 ミクロ力価測定板を酢酸緩衝液(0.01モル/リット
ル酢酸塩(pH5.5)、0.005モル/リットルCa
Cl2)中で次の濃度:39、78、156、313、
625、1250、2500および5000μg/リッ
トルのPP4とPP4−Xで被覆した。後の被覆を抗原
被覆に使用したのと同じ酢酸緩衝液中1%ウシ血清アル
ブミン溶液を使用して実施例2に記述されたように実行
した。板を洗浄し乾燥した後、正常なドナーのプールか
らのヒト血清および病的血清をトリス緩衝液(ウシ血清
アルブミン3%(w/w)、Tween 20:0.5%(w/w)お
よびNaCl 0.45モル/リットルを含む0.05モ
ル/リットル トリス(pH7.4))で1:20に希釈
した。IgG抗体測定に使用した病的血清は関節症性乾
癬患者の血清であり、そしてIgM抗体測定用は多形滲
出性紅斑患者のものであった。結合した抗体を実施例1
に記述のように測定した。
【0044】表2に詳述する結果は測定シグナルの絶対
的大きさの如何にかかわらず最大の反応を被覆の間のリ
ポコルチン濃度を適当に選択することにより得ることが
できることを実証している。この実施例で選択した実験
条件下で、対照と病的試料のシグナルの飽和は2mg/リ
ットルより大きいリポコルチン濃度で達成された。
【0045】実施例4 シグナル/バックグラウンド比への試料希釈に使用する
緩衝溶液の選択の影響 ミクロ力価測定板を実施例1に記述のようにpH5.5
の酢酸緩衝液中でPP4およびリポコルチンI/II混合
物で被覆し、次いで実施例2に記述のようにウシ血清ア
ルブミン溶液で被覆した。正常なドナーのプールからの
ヒト血清および全身紅斑性狼瘡の患者の血清をトリス緩
衝液(ウシ血清アルブミン3%(w/w)、Tween 20:
0.5%(w/w)およびNaCl 0.045モル/リット
ルを含む0.05モル/リットル トリス(pH7.
4))および種々な濃度のNaCl(0.045、0.
1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6および0.8モ
ル/リットル)中で1:20の比率で希釈した。IgG
型の結合抗体を実施例1に記述のように測定した。
【0046】表3に示す結果は試料希釈に使用する緩衝
溶液の組成(例えばNaClの添加)がバックグラウン
ド・シグナルの相当の減少につながり得るが、病的試料
のシグナルへの影響は少ないことを示している。これは
最適のシグナル/バックグラウンド比の達成を可能にす
る。この実施例においては最適値はPP4に対するIg
G型抗体の測定の場合約0.3モル/リットルの濃度の
NaClの添加により達せられ、リポコルチンIとリポ
コルチンIIの混合物の場合の最適値は約0.2モル/リ
ットルであった。従って、リポコルチンに対する抗体検
出のアッセイ系の最適化においては固相の被覆が重要で
あるのみならず、固相上における血清の希釈およびイン
キュベーション用の適当な緩衝液選択が重要な役割を果
たす。
【0047】実施例5 固相上におけるタンパク質への抗ヒト抗体−POD 複合体
の非特異的吸着の抑制 ミクロ力価測定板を実施例1に記述のようにpH5.5
の酢酸緩衝液中でPP4およびPP4−Xで被覆し、次
いで実施例2に記述のようにウシ血清アルブミン溶液で
被覆した。正常なドナーのプールからのヒト血清および
全身紅斑性狼瘡患者の血清(抗PP4測定用)および黒
色腫のそれ(抗PP4−X測定用)をトリス緩衝液(ウ
シ血清アルブミン3%(w/w)、Tween 20:0.5%(w
/w)および0.9%NaClを含む0.05モル/リット
ル トリス(pH7.4))中で1:10の比率で希釈し
た。実施例1に記述のPP4とPP4−Xに対する抗体
測定との違いは種々な濃度(0、0.01、0.02、
0.03および0.04%(w/w))のモノクローナル抗体
(例えばBehringwerke社、整理番号NTIDYO 80
/63)を添加したトリス緩衝液(ウシ血清アルブミン
1%(w/w)、Tween 20:0.5%(w/w)およびNaC
l 0.045モル/リットルを含む0.05モル/リッ
トル トリス(pH7.4))を抗hIgG−PODと抗
hIgM−POD複合体濃縮物の希釈に使用したことで
ある。
【0048】表4の結果は正常血清のプールおよび病的
血清のシグナルはいずれもマウスIgG(例えばBehrin
gwerke社のモノクローナル抗体、整理番号NTIDYO
80/63)の添加量の増加により減少することを証
明している。2区(病的/正常)の間の比率は抗PP4
測定においてはほぼ同一に留まるが、一方PP4−Xに
ついては絶対値が増加しており、これはおそらく純粋に
この場合正常血清における低いシグナルから計算するこ
とによるのであろう。従って、この実施例は固相上の複
合抗体とタンパク質との非特異的相互作用を複合体希釈
用媒質の添加物の適当な選択により抑制し得ることを示
している。
【0049】実施例6 リウマチ様因子によって起こる誤った陽性のIgM測定
の抑制 ミクロ力価測定板を実施例1に記述のようにpH5.5
の酢酸緩衝液中でPP4−Xで被覆し、次いで実施例2
に記述のようにウシ血清アルブミン溶液で被覆した。I
gGとIgM型の低力価(IgG−/IgM−)の抗P
P4−X抗体を持つヒト血清およびIgG型のみ高力価
(IgG+/−IgM−)またはIgM型のみ高力価
(IgG−/IgM+)のそれを実施例4に記述のよう
に試料緩衝液中で1:5の比率に予め希釈した。第一の
実験の取り組みにおいては、前もって希釈した血清をリ
ウマチ様因子を含む血清の等量と混合し、そして試料緩
衝液(例えばリウマチ様因子陽性対照BW 18683
C.No.12;125 IU/ml;Behringwerke Marburg)
中で種々な濃度に希釈した(リウマチ様血清の最終濃度
1:160、1:80、1:40、1:20、1:10
および1:5)。PP4−Xに対する抗体の含有量は実
施例1に記述したように、0.1mlのこれらの混合物中
の試料で測定した。
【0050】表5に示すリウマチ様因子を含む血清にお
ける測定を補正した結果はIgG型の高力価の抗体を持
つヒト血清において、これらのIgG抗体に結合する
「リウマチ様因子」(=抗ヒトIgG IgM抗体)は
IgM測定においても検出されることを示した。抗リポ
コルチンIgG抗体の力価が低い場合(「IgG
−」)、IgM測定は影響されず、そして抗リポコルチ
ンIgM抗体(「IgM−」または「IgM+」)の力
価と無関係である。
【0051】第二の実験においては、リウマチ様因子に
より誤った高いIgM力価を示す「IgG+/IgM
−」血清(表5参照)を上述のようにリウマチ様因子を
含む血清と混合した。「IgG+/IgM−」血清の最
終濃度は1:10、そしてRF血清のそれは1:20で
あった。希釈は実施例4に記述の試料緩衝液を用いて実
行し、これをウサギ抗ヒツジ赤血球抗体(例えばBehrin
gwerke社のRapitex試薬用Ambo-zeptor、No. 62 MH、
バッチ08)のγ−グロブリン画分の溶液と種々な割合
で混合した。IgM力価を上述のように測定した。
【0052】同じく表5に示す結果は、固相上でリウマ
チ様因子のIgGへの結合による誤った高いIgMの測
定は試料希釈に使用する媒質にγ−グロブリン画分の溶
液を添加することにより中和し得ることを示す。
【0053】実施例7 全リポコルチンで被覆した固相を使用する血清の選別 正常なドナーおよび自己免疫および/または炎症障害の
患者のヒト血清のパネルを実施例6に記述のように1:
10の希釈でリポコルチンに対するIgGとIgM型の
抗体を試験した。ミクロ力価測定板を実施例1に記述の
ようにPP4、PP4−X、PAPIII、p68および
リポコルチンI/II混合物、並びに全リポコルチン混合
物で5mg/リットル(リポコルチンII:1.25mg/リ
ットル)の濃度で被覆し、そしてその後実施例2に記述
のようにウシ血清アルブミンで被覆した。
【0054】114人の正常な血液ドナーの血清中のI
gGとIgM抗リポコルチン抗体の測定結果を表6に示
す。この表は対数的(ミリ吸光度による)に分けたクラ
スに属する測定値の頻度を示す。各分布の平均値と中央
値はよく一致するが、各被覆抗原により異なる。
【0055】自己免疫および/または炎症障害の患者の
試料123の内、69は上の各々の場合に測定した「正
常分布」の90%間隔より上のIgGまたはIgM型の
リポコルチンに対する抗体の力価を持つことを見出し
た。これらを以後「陽性」と称する。38人の患者はI
gG型の抗体を作り、25人の患者はIgM型のそれを
作り、これらは1つのリポコルチンとのみ反応した。特
異性はすべてのリポコルチンに分布していた(表7参
照)。これはすべてのリポコルチンと2つの抗体型に対
する包括的な選別によってのみ抗リポコルチン抗体によ
り引き起こされるリポコルチン機能の妨害を検出し得る
ことを示す。
【0056】43の陽性の試料についても全リポコルチ
ンで被覆したミクロ力価測定板で試験した。これにより
IgGで13/20およびIgM抗体で7/15の「陽
性率」であることが明らかになった(表7参照)。従っ
てこの実施例は全リポコルチンで被覆した固相が試料の
単一のリポコルチンおよび数種のリポコルチンに対する
IgGとIgMの抗体の選別の一般的方法として適当で
あることを証明している。
【0057】表1:正常なドナーのヒト血清のプールに
おけるIgGとIgM測定に対するリポコルチンI/II
で被覆したミクロ力価測定板の後の被覆の影響(実施例
2) ウシ血清アルブミン(BSA)、オボアルブミン(O
A)、ゼラチン(G)の1%溶液、ウシ胎児血清(FC
S)、および0.1%ウサギIgG(RI)およびタン
パク質無添加の被覆用緩衝液(−)をpH5.5、7.5お
よび9.5で後の被覆に使用した。血清は使用時緩衝液
で1:10に希釈した。測定値はミリ吸光度で表す。A
b=抗体のクラス
【0058】
【表1】
【0059】表2:正常な血液ドナー(N)と自己免疫障
害の患者(P)の血清の抗PP4および抗PP4−XのI
gGとIgM測定の被覆抗原の濃度への依存。測定値は
ミリ吸光度で表す(実施例3)。
【0060】
【表2】
【0061】表3:正常なドナーの血清のプール(正常
血清)および全身紅斑性狼瘡患者の血清(病的血清)の
PP4およびリポコルチンI/II混合物(L I/II)
に対するIgG型抗体の測定に対する試料希釈用緩衝液
中のNaClの影響。測定値はミリ吸光度で表す(実施
例4)。
【0062】
【表3】
【0063】表4:正常なドナーのヒト血清のプール
(正常血清)並びに全身紅斑性狼瘡患者(PP4)およ
び黒色腫患者(PP4−X)の血清(病的血清)のPP
4とPP4−Xに対するIgG抗体の測定に対する複合
体希釈用緩衝液中のモノクローナル抗体の影響。測定値
はミリ吸光度で表す(実施例5)。
【0064】
【表4】
【0065】表5:リウマチ様因子により引き起こされ
る誤った陽性のIgM測定の抑制。IgGとIgM型の
低力価(IgG−/IgM−)の抗体PP4−X抗体お
よびIgG型のみ高力価(IgG+/IgM−)または
IgM型のみ高力価(IgG−/IgM+)のそれを持
つ血清および試料緩衝液をリウマチ様因子を含むヒト血
清(125 IU/ml)の種々な量と混合した。無添加の
IgGとIgM測定、リウマチ様因子血清添加後、およ
びリウマチ様因子による誤った陽性反応を持つ血清への
種々な量のウサギのγ−グロブリン溶液の添加の場合の
IgM測定値を表示している。測定値はミリ吸光度で表
す(実施例6)。
【0066】
【表5】
【0067】表6:対数的(ミリ吸光度)に分けたクラ
スにおける正常なドナー(n=114)の血清のパネル
における単一のリポコルチンおよびリポコルチンの混合
物に対するIgGとIgM型の抗体の力価の分布の統計
的分析(実施例7)。
【0068】
【表6】
【0069】表7:自己免疫および/または炎症障害の
患者の血清におけるリポコルチンに対するIgGとIg
M型の抗体の発生。陽性に分類した試料はその抗体力価
が正常なドナーにおける測定値の特定の分布の90%間
隔の上にあるものとした(表6と7参照)。PP4−L
IIは全リポコルチン;L I/II=リポコルチンIとリ
ポコルチンIIの混合物で被覆したミクロ力価測定板にお
けるいくらかのこれら試料の研究の結果を示す(実施例
7)。 患者の総数:123 その内陽性の数(IgGおよび/またはIgM型):6
9 その内各々の場合における陽性の数:
【0070】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】正常なドナーのヒトクエン酸塩添加血漿のプー
ルにおけるIgGとIgM抗PP4抗体の測定に対する
PP4で被覆の間のpHとCa2+の添加の影響を示す
図。試料は緩衝系で1:5および1:20に希釈した。
【図2】正常なドナーのヒト血清のプールにおけるIg
GとIgM抗PP4抗体の測定に対するPP4で被覆の
間のpHとCa2+の添加の影響を示す図。試料は緩衝系
で1:5、1:10および1:20に希釈した。
フロントページの続き (56)参考文献 Annals of the Rhe umatic Diseases 48 (1989)p.843−850 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/53

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既知のリポコルチンI〜VIの混合物を固
    相に結合させた生親和性結合パートナーとして使用する
    ことからなるリポコルチンに対する抗体の測定のための
    ヘテロジニアス・イムノアッセイ。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのヒト抗体クラスに対す
    る抗体または抗体の混合物を標識付けした生親和性結合
    パートナーとして使用する請求項1記載のイムノアッセ
    イ。
  3. 【請求項3】 リポコルチンPP4、PP4−X、PA
    PIII、リポコルチンIおよびIIを固相上で生親和性結
    合パートナーとして使用する請求項1記載のイムノアッ
    セイ。
  4. 【請求項4】 固相上の結合パートナーがリポコルチン
    系のタンパク質であって、前記リポコルチン系のタンパ
    ク質はその中でこれらのタンパク質に対する抗体を測定
    するべき体液が得られるのと同じ種に由来する請求項1
    記載のイムノアッセイ。
  5. 【請求項5】 固相をリポコルチン系の1つまたは複数
    のタンパク質で、pH5〜10好ましくはpH5〜7特
    に好ましくはpH5.5で被覆する請求項1記載のイム
    ノアッセイ。
  6. 【請求項6】 固相をリポコルチン系のタンパク質で、
    2価のカチオン特に好ましくはCaCl2を添加して被
    覆する請求項5記載のイムノアッセイ。
  7. 【請求項7】 体液を、前記体液中で前記体液に含まれ
    るリウマチ様因子の抗体への結合を妨げる試薬、好まし
    くはこの場合ウサギ血清のγ−グロブリン画分特に好ま
    しくは前もってヒツジ赤血球に対して免疫したウサギの
    γ−グロブリンを含む緩衝媒質で希釈する請求項1記載
    のイムノアッセイ。
  8. 【請求項8】 標識付けした結合パートナーが単一の免
    疫グロブリンクラスまたは免疫グロブリンクラスの群を
    指向する抗体である請求項1記載のイムノアッセイ。
  9. 【請求項9】 標識付けした結合パートナーがIgG、
    IgMまたはIgGとIgMの重鎖を指向する抗体であ
    る請求項1記載のイムノアッセイ。
  10. 【請求項10】 標識付けが酵素好ましくはペルオキシ
    ダーゼである請求項1記載のイムノアッセイ。
  11. 【請求項11】 pH5〜10で、適当な場合2価のカ
    チオン例えばCa2+の存在下でリポコルチン系の単一の
    タンパク質またはタンパク質の混合物で被覆を行うこと
    からなるリポコルチンに対する抗体の測定のためのヘテ
    ロジニアス・イムノアッセイ用固相の被覆方法。
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