JP3094586U - 吸液性マット - Google Patents

吸液性マット

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JP3094586U JP2002007810U JP2002007810U JP3094586U JP 3094586 U JP3094586 U JP 3094586U JP 2002007810 U JP2002007810 U JP 2002007810U JP 2002007810 U JP2002007810 U JP 2002007810U JP 3094586 U JP3094586 U JP 3094586U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷した表示が見やすい吸液性マットを提供す
る。 【解決手段】2枚の合成樹脂フィルムがラミネートさ
れ、積層方向に複数の貫通孔を有してなるフィルム層
と、吸液性を有する吸液層とが積層された吸液性マット
であって、前記フィルム層の上層フィルムは無色透明で
あり、下層フィルムは有色であり、上層フィルムの裏面
又は下層フィルムの表面に印刷を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、吸液性マットに関し、肉、魚、野菜等の生鮮食品や加工品等の食品 から浸出するドリップを食品から分離吸収するのに好適な吸液性マットである。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸液性マットとしては、木材パルプを素材とする吸水性のパルプ不織布 や合成繊維を素材とする吸油性の合繊不織布をそのまま単品で用いるものが知ら れている。
【0003】 また、食品から出るドリップを分離吸収すると共に、保存状態や見栄えをよく する複数層の吸収性マットがあり、例えば、実開平1−114578号公報に記 載されている。該公報には、吸水性および吸油性を有するシート状の吸湿部材の 両面に、有色のプラスチックフィルムをそれぞれ貼着するとともに、このプラス チックフィルムの少なくとも一方に複数の小孔を設けたことを特徴とする液体吸 収シートが記載されている。吸湿部材と食品との間がプラスチックフィルムで隔 離されているため、ドリップを分離でき、吸湿部材で吸収されたドリップが再び 食品に再付着するのを防止できる。また、プラスチックフィルムは有色であるの で、ドリップ吸収による吸湿部材の変色を隠すことができ、見栄えがよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような吸液性マットに印刷表示を施す場合は、プラスチックフィルムの表 面又は裏面に印刷を施せばよいが、しかしながら、プラスチックフィルムの裏面 に印刷すると、プラスチックフィルムが有色であるので、印刷表示が見えにくく 、印刷表示の色もプラスチックフィルムの色と混ざってしまい、印刷した表示そ のものを顕示させることができない。また、プラスチックフィルムの表面に印刷 を施すと、インクが直接食物と接触してしまい、食品に色が移ったり、食品につ いたインクを消費者が口に入れることになるので好ましくない。
【0005】 そこで、本考案は、上記に鑑み、印刷した表示が見やすい吸液性マットを提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、2枚の合成樹脂フィルムがラミネート され、積層方向に複数の貫通孔を有してなるフィルム層と、吸液性を有する吸液 層とが積層された吸液性マットであって、前記フィルム層の上層フィルムは無色 透明であり、上層フィルムの裏面の全面に印刷を施すことにより、上層フィルム の裏面全面を不透明とされたことを特徴とする吸液性マットである。
【0007】 フィルム層に用いる合成樹脂フィルムの素材としては、一般に用いられるフィ ルムでよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン 、ポリ塩化ビニル、セロファン等が挙げられる。また、二軸延伸フィルムを採用 すれば、フィルムに貫通孔を開けやすいので好ましい。
【0008】 フィルムに貫通孔を開ける方法は特に限定されるものではないが、例えば、熱 針で孔を開ける方法、放電加工により開ける方法等がある。なお、少なくともフ ィルム層に孔が開口されていればよく、フィルム層と吸液層とを積層して両者に 孔を開けるようにしても構わない。
【0009】 上層フィルムは、無色透明とされる。無色とは、色が無いことである。また、 上層フィルムの裏面の全面に印刷が施される。印刷のインクには、無色透明以外 の有色インクが使用され、可食性のものを用いるのが好ましい。全面に印刷する 形態としては、全面にインクがのっている状態であればよく、例えば、全面にベ タ塗り印刷のみを施してもよいし、または、文字や柄を印刷した後にその上から 全面にベタ塗り印刷を施してもよい。下層フィルムは、無色透明又は有色のいず れのフィルムを使用しても構わない。
【0010】 印刷の内容は特に限定されるものではないが、例えば、食品や販売会社の宣伝 、本吸液性マットの材質、「食べられません」等の表示、シソの葉等の添物の絵 等が挙げられる。「食べられません」等の表示をすれば、誤って消費者が口にす ることを防止でき、安全性を高めることができる。また、吸液性マットの材質、 素材等を表示すれば、廃棄時やリサイクル時の分別に役立つ。
【0011】 上層フィルムと下層フィルムをラミネートする方法としては、特に限定されな いが、ドライラミネート法、ウエットラミネート法、押し出しラミネート法、ホ ットメルトラミネート法、共押し出しラミネート法があり、いずれを採用しても 構わない。
【0012】 吸液層は、吸液性を有するものであればよく、例えば、紙、不織布、フィルム 、スポンジ等が挙げられる。より具体的には木材パルプ紙、レーヨン不織布、コ ットン不織布、エアーレイドパルプ不織布等が例示される。なお、吸液性とは吸 水性と吸油性の双方を含む概念である。
【0013】 フィルム層と吸液層とを積層させるには、両者を接着剤により接着させてもよ いし、吸液層の表面にフィルム層を溶融押し出しすることにより、フィルム層を 吸液層に熱溶着させてもよい。
【0014】 上記のような構成によると、フィルム層への印刷は上層フィルムの裏面に施さ れるので、印刷面と食品とが上層フィルムで隔離され、直接、印刷面が食品と接 触しない。したがって、食品への色移りを防止し、安全性を高めることができる 。また、上層フィルムの裏面に印刷を施しても、上層フィルムが無色透明である ので、印刷の内容をはっきりと顕示させることができる。また、上層フィルムの 裏面の全面が不透明となるように印刷を施すので、ドリップ吸収による吸液層の 着色が隠すことができ、見栄えがよい。
【0015】 また、フィルム層の上層フィルムを無色透明とし、下層フィルムを有色として、 上層フィルムの裏面又は下層フィルムの表面に印刷を施すようにしてもよい。有 色とは、色がついていることであり、透明の有無は限定されず、白色も含む。す なわち、有色とは、無色透明以外のものである。下層フィルムを有色とするには 、合成樹脂等の原料に白色顔料又は有色顔料を混合してもよいし、フィルムの表 面に白色顔料又は有色顔料からなる塗料を表面又は裏面に塗ってもよい。なお、 原料に充填剤(炭酸カルシウムや二酸化チタン)を配合して所望の不透明度を付 与するようにしても構わない。
【0016】 このような構成によると、印刷面が食品と接触しないので、食品への色移りを 防止し、安全性を高めることができる。また、上層フィルムが無色透明であるの で、印刷の内容をはっきりと顕示させることができると共に、下層フィルムが有 色であるので、ドリップ吸収による吸液層の着色が隠すことができ、見栄えがよ い。また、印刷をフィルムの全面に施す必要が無いので、工程が容易となる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本吸液性マットの 断面図、図2は本吸液性マットへ施す印刷の一例を表す図、図3は本吸液性マッ トの使用状態を示す図である。図1に示すように、本吸液性マット1は、不織布 からなる吸液層2の上面にフィルム層3a、3bが積層されて構成される。吸液 層2とフィルム層3a、3bとは、接着剤により接着されて積層される。
【0018】 吸液層2の不織布は、木材パルプ製のものが使用される。特に限定されるもの ではないが、目付量を40.0〜80.0g/m2、厚みを0.5mm〜1.5 mmとすれば、十分な吸収量が確保することができる。
【0019】 フィルム層3a、3bは、上層フィルム3aと下層フィルム3bとの2枚の合 成樹脂フィルムからなり、上層フィルム3aに下層フィルム3bがラミネートさ れ、積層方向に複数の貫通孔4が形成される。
【0020】 上層フィルム3aは、ポリプロピレン製の透明な二軸延伸フィルムからなり、 その裏面に水性インキにより、例えば図2に示すような表示の印刷5が施される 。下層フィルム3bは、チタンホワイトが配合されたポリプロピレン製の二軸延 伸フィルムからなる乳白色の有色フィルムである。なお、下層フィルム3bにパ ールフィルムを使用してもよい。上層フィルム3a及び下層フィルム3bの厚み は特に限定されるものではないが、上層フィルム3aは20μm、下層フィルム 3bは25μmとされる。なお、印刷5を上層フィルム3aでなく、下層フィル ム3bの表面に施してもよいし、両者に施してもよい。
【0021】 上記のように構成された吸液性マット1は、図3に示すように、食品トレイ6 の底部に敷設して使用され、この吸液性マット1の上に魚、肉などの生鮮食品7 が設置される。この構成によると、フィルム層3a、3bへの印刷は、上層フィ ルム3aの裏面に施されるので、印刷面5が食品と直接に接触しない。したがっ て、印刷インクが食品へ付着することによる色移りを防止でき、消費者の口に入 らないので安全性を高めることができる。
【0022】 また、上層フィルム3aの裏面又は下層フィルム3bの表面に印刷を施しても 、上層フィルム3aが無色透明であるので、印刷の内容をはっきりと顕示させる ことができる。また、下層フィルム3bが有色であるので、ドリップ吸収による 吸液層2の着色が隠すことができ、見栄えがよい。
【0023】 なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実 施形態では、下層フィルム3bに有色フィルムを用いたが、上層フィルム3aの 裏面の全面に印刷を施すことにより、上層フィルムの裏面全面を不透明とするよ うにしてもよい。例えば、上層フィルム3の裏面に、まず、柄を印刷し、次に、 全面にベタ塗りの印刷を施した後、下層フィルム3bをラミネートする。なお、 下層フィルム3bのラミネートは、下層フィルム3b自体を溶融押し出しして直 接上層フィルム3aにラミネートしてもよいし、上層フィルム3aと下層フィル ム3bとの間に接着剤等を介在させてラミネートするようにしてもよい。また、 下層フィルム3bは、有色フィルムであっても、無色透明のフィルムであっても よい。
【0024】 この構成によると、直接、印刷面が食品と接触しないので、食品への色移りを 防止し、安全性を高めることができる。また、上層フィルムの裏面に印刷を施し ても上層フィルムが無色透明であるので、印刷の内容をはっきりと顕示させるこ とができると共に、上層フィルムの裏面の全面に印刷を施すので、ドリップ吸収 による吸液層の着色が隠すことができ、見栄えがよい。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によると、本吸液性マットは、フィルム 層への印刷を上層フィルムの裏面又は下層フィルムの表面に施すので、印刷面と 食品とが上層フィルムで隔離され、直接、印刷面が食品と接触しない。したがっ て、食品への色移りを防止し、安全性を高めることができる。
【0026】 また、上層フィルムの裏面又は下層フィルムの表面に印刷を施しても、上層フ ィルムが無色透明であるので、印刷の内容をはっきりと顕示させることができる 。
【0027】 さらにまた、印刷を上層フィルムの裏面の全面に施すか、下層フィルムを有色 フィルムとしているので、ドリップ吸収による吸液層の着色が隠すことができ、 見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の吸液性マットの断面図
【図2】本吸液性マットへ施す印刷の一例を表す図
【図3】本吸液性マットの使用状態を示す図
【符号の説明】
1 吸液性マット 2 吸液層 3a 上層フィルム 3b 下層フィルム 4 貫通孔 5 印刷面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の合成樹脂フィルムがラミネートさ
    れ、積層方向に複数の貫通孔を有してなるフィルム層
    と、吸液性を有する吸液層とが積層された吸液性マット
    であって、前記フィルム層の上層フィルムは無色透明で
    あり、上層フィルムの裏面の全面に印刷を施すことによ
    り、上層フィルムの裏面全面を不透明としたことを特徴
    とする吸液性マット。
  2. 【請求項2】2枚の合成樹脂フィルムがラミネートさ
    れ、積層方向に複数の貫通孔を有してなるフィルム層
    と、吸液性を有する吸液層とが積層された吸液性マット
    であって、前記フィルム層の上層フィルムは無色透明で
    あり、下層フィルムは有色であり、上層フィルムの裏面
    又は下層フィルムの表面に印刷が施されたことを特徴と
    する吸液性マット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009096079A1 (ja) 2008-02-01 2009-08-06 Uni-Charm Corporation ドリップ吸収用シート
JP2011116457A (ja) * 2009-11-04 2011-06-16 Unicharm Corp 吸水体
JP2020128251A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 ユニ・チャーム株式会社 添物代用シート

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