JP3094579U - 歩行感覚で乗れる携行型三輪自転車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 全体がコンパクトで構成され、走行が停止し
ても倒れず、超低速走行でもふらつかず、走行スピード
が人の歩く程度に押さえた機能は、歩行感覚で乗れ、人
と自転車が交錯する歩道街路公園等でも安全で人にやさ
しい携行型の三輪自転車を提供する。 【解決手段】 フロントフォーク１は、ハンドルバー４
の下方垂直方向へ２本に分岐し、そのほぼ中心部から双
方平行に湾曲する形状を有しその先端部に、前進のみ作
動するフリーホイールが内蔵された車軸に、足踏みペタ
ル２と大輪３が連結しており回転駆動できるように形成
され、フレーム５は湾曲状の形状でその中心上部に円筒
状の筒を設けその中に自在上下停止する高さ調整手段付
のサドル６を取り付け、この位置から後方下部にＹ字型
に斜め下方に伸びた２本のフレーム上部に携行用ハンド
ル７とその後方に物入れカゴ８を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、成人の正面投影幅より本体横幅外寸がコンパクトで構成され、走行 が停止しても倒れず、超低速走行でもふらつかず、走行スピードが人の歩く程度 に押さえられ歩行感覚で乗れ、人と自転車が交錯する歩道公園等でも安全で人に やさしい携行型三輪自転車に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 従来の自転車はある一定のスピードを出すことで走行を可能にしている利便さ は、走行する環境、場所を限定され、特に歩道内や行楽地において歩行者と衝突 転倒といった事故も考えられ、人にやさしくゆったり乗れる歩行感覚の携行型自 転車は少ない。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 市街地や歩道等人の歩ける場所ならどこでも歩行感覚で乗れ、軽量コンパクト の形状から携行も楽で、成人の正面投影幅より本体横幅外寸がコンパクトな形状 は、周りの通行人歩行者に脅威を与えず安全で、一段と楽しい健康的で軽便な三 輪自転車。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 上述目的を達成するために、走行方向を変えるハンドルバーは本体フレー前部 先端の円筒状支柱内を経由して自由に回転できるように形成され、フロントフォ ークは、ハンドルバーの下方垂直方向へ２本に分岐し、そのほぼ中心部から双方 平行に湾曲する形状を有しその先端部に、前進のみ作動するフリーホイールが内 蔵された車軸に、足踏みペタルと大輪が連結しており回転駆動できるように形成 され、フレームは湾曲状の形状でその中心上部に運転者が跨ぐ高さ調整機能付の サドルを取り付け、この位置から後方下部にＹ字型に斜め下方に伸びた２本のフ レーム上部に携行用ハンドルとその後方に物入れカゴを取り付け、該フレーム下 方先端左右にそれぞれ自在回転する小輪が連結されており、本体横幅外寸は成人 の正面投影幅よりコンパクトに形成された歩行感覚で乗れる携行型三輪自転車で ある。 【０００５】 【考案の実施の形態】 考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１から図３において、十分な強度を持った鋼製丸パイプのハンドルバー４は人 の荷重、路面から受ける衝撃に充分に耐える強度を持った鋼製丸パイプのフレー ム５の先端前部の円筒状の支柱内を経由し、自由回転できるように形成されその 下部には垂直方向へ、２本に分岐した鋼製フロントフォーク１が結合され、その 中心部から双方平行に湾曲する形状を有し、先端部に前進のみ作動するフリーホ イールが内蔵された車軸に鋼製または強化プラスチック製の足踏みペタル２が連 結されており、ゴムタイヤ仕様の大輪３が前記のペタル２に結合されている。フ レーム５は湾曲状の形状でその中心上部に円筒状の筒を設けその中に自在上下停 止できる高さ調整手段付サドル６を垂直に取り付け、この位置から後方下部にＹ 字型に斜め下方に伸びた２本のフレーム上部に握り易い形状の携行ハンドル７及 び袋状の物入れカゴ８を取り付け、該フレーム５下方先端に左右にそれぞれ自在 回転するゴムタイヤ仕様の小輪９を連結し、本体横幅外寸は成人の正面投影全幅 より下回ったコンパクトのサイズとし、フロントフォーク１は偏芯形状からハン ドルバー４を１８０度反転することで本体全長は約２０％短縮させ携行が楽に行 なえ、その他走行時の安全性からブレーキ、ベル、ライトを取着する形成で、さ らなる軽量化を考えアルミ製の材質を採用するか、強度耐久性コスト等を鑑み、 オール強化プラスチック材質の選択肢も含め、本体の突起部位の足踏みペタルや ハンドルバーを折りたたみ方式にして携行時のコンパクト化を図りデザイン、カ ラーリング、サイズ別によるアイテムをシリーズ化するものである。 【０００６】 【考案の効果】 本考案は上述のとうり構成されているので次に記載する効果を奏する。 【０００７】 本考案は、車輪の接地面が３点であることから、安定したポジションが得られ 超低速走行でもふらつかず、走行を停止しても倒立せず、ダイレクトに可動する 足踏みペタルには走行スピードをコントロールしやすく、フリーホイールが内蔵 された形成は走行中常時足踏みペタルを踏まなくても惰性で走行する事ができ、 歩行感覚で乗れ、人の歩ける場所ならどこでも使える効果があり人と自転車が交 錯する公園歩道等でも、安全で人にやさしく、歩行の苦手な人達や年配者の行動 範囲が広まり、自分の足で動く機能は健康的な新感覚の乗り物として効果を奏す る。 【０００８】 本体の横幅外寸は成人の正面投影全幅よりコンパクトな構造は、対面歩行者や 通行者と接触転倒といった事故は軽減され、携行用ハンドルは本体が軽量コンパ クトのことから、どこでも転がし引っ張っていけ、急坂、階段、電車バス、店舗 建物内等々街の中のバリアを越えて携行ができ、キャリヤバック兼用の物入れカ ゴは持ち回り品を収納し、片手が自由に使え外出が安全で楽しくできる。 【０００９】 本考案は、街のいたるところに在るバリアを越え、のんびりゆったり生きる市 井の生活者、広い観光リゾート地や自然公園をゆっくり観て歩くといった人間回 帰指向の社会的ニーズにマッチした新しい生き方を提案できる生活グッツとして 期待できる。 【００１０】 本考案に走行中は走行速度や上り坂に反応し駆動力が増減する電動モーターの 補助動力装置を別途取り付ければ、走行持続力や登坂能力が増加し、より利便性 が増し年配者や脚力の弱い人でも使用できる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の側面部からみた一例を示す要部立面図
である。 【図２】図１における後面部からみた要部立面図であ
る。 【図３】図１における上方からみた要部平面図である。 【符号の説明】 １ フロントフォーク ２ 足踏みペタル ３ 大輪 ４ ハンドルバー ５ フレーム ６ サドル ７ 携行用ハンドル ８ 物入れカゴ ９ 小輪

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ハンドルバー（４）はフレーム（５）の
   先端前部の円筒状支柱内を経由して自由に回転できるよ
   うに形成され、フロントフォーク（１）は、ハンドルバ
   ー（４）の下方垂直方向へ２本に分岐し、そのほぼ中心
   部から双方平行に湾曲する形状を有し、その先端部に、
   前進のみ作動するフリーホイールが内蔵された車軸に、
   足踏みペタル（２）と大輪（３）が連結して回転駆動で
   きるように形成され、フレーム（５）は湾曲状の形状で
   その中心上部に高さ調整手段付のサドル（６）を取り付
   け、この位置から後方下部にＹ字型に斜め下方に伸びた
   ２本のフレーム上部に携行用ハンドル（７）とその後方
   に物入れカゴ（８）を取り付け、該フレーム（５）下方
   先端左右にそれぞれ自在回転する小輪（９）が連結され
   ており、本体横幅外寸は成人の正面投影幅よりコンパク
   トに形成された歩行感覚で乗れる携行型三輪自転車。