JP3094569U - パジャマの上着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 腕が上らないことが障害となって、上着を着
用時、アームホールが小さい為に、袖を通す事が困難な
こと。又、寝返りをした時に、身頃が身体に絡み付かな
いこと。 【解決手段】 肩線を無くし、背身頃をラグラン袖とし
て、前身頃を変型ラグラン袖にして、肩回りに縫い目を
無くして、身頃Ｆａ−Ｆｂ−Ｄ−Ｃａ Ｎａ−Ｕ間を切
り離し、袖身頃Ｎａ−Ｕ間に連結袖と身頃を、一体化し
たことを特徴とするパジャマの上着。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は主に、４０肩、５０肩、等で腕が自由にならない人、又入院患者が、着 用するパジャマの上着として、適合する。 【０００２】 【従来の技術】 従来パジャマの上着は、カッターシャツを、パジャマの上着として、デザインさ れていて居るだけで、機能のことを考えて裁断されていない。 （１）着用時に、アームホールが小さい為に、身体の不自由な人には、袖を通す 事が困難であること。 （２）又、寝姿勢機能を、設計していない為に、寝返りをした時に、身頃が身体 に、絡みつく事がある （１），（２），の問題点を解消できる、パジャマの上着の出現が要望されてい る。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、以上のような従来の要望点に鑑み、第１の目的は、小さいアームホー ルを、大きくする事。 第２の目的は、寝返りをした時に、身頃が身体に，絡み付かないことである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 本考案のパジャマの上着は、脇の下Ｃ−Ｃａを、３センチ繰り下げ、肩の縫い目 をなくしして、変形ラグラン袖とし、前身頃、Ｎａ−Ｕ間、普通のラグラン袖の 縫い目線を、Ｆｂ−Ｄ−Ｃａに移動させた。空白になった、前身頃Ｎａ−Ｆａ− Ｆｂ−Ｄ−Ｃａ−Ｎａ−Ｕ部分を、袖身頃Ｎａ−Ｕ間に、前身頃Ｎａ−Ｕ間を連 結させ袖と前身頃を、一体化させ、肩回りに縫い目が無い為に、アームホールに 、ゆとりが生じ、又前身頃が袖の部分と連結されている為に、寝返りの時も寝姿 勢に合った特徴ある裁断で、対処できる。 【０００５】 【考案実施の形態】 図１は、パジャマの上着の例を、概略的に示す。図１を参照に説明する。「右」 、「左」の用語は、説明の、便宜上着用状態における、 、着用者を基準にする。したがって、「右袖は、着用者の右腕の方」を意味する 。 １、は前身頃の左側 ２、は右前身頃である。３、は左袖 ４、は右袖 ５、は 上着丈 ６、は上衿 なお上着丈は、尻が隠れる程度、平均７５センチから８０センチ位の長さ。 【０００６】 【実施例】 図３の様に、身頃１と、袖３を、連結する事により、身頃と袖が、胸の部分で一 体化することで、寝姿勢の時に、体重が分散されるので、胸の部分に余分に集ま りがちなシワを袖がうまく、調整の役目をしてくれる。又図５のＣ−Ｃａをくり 下げたことで図４の大きめのアームホールが形成された。 【０００７】 【考案の効果】 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては、次に列挙するような効果が ある。 （１）着用時、袖通しが、スムーズである。 （２）寝返りをした時、身頃が身体に絡み付かない。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の平面正面図。 【図２】平面背面図。 【図３】身頃と袖の展開断面図。 【図４】内側から見たアームホール。 【図５】身頃 背 前身 製図。 【図６】袖 製図。 【符号の説明】 １．．．左前身頃 ２．．．右前身頃 ３．．．左袖
４．．．右袖 ５．．．上着丈 ６．．．上衿 （製図記号） Ｏ．．．背中心線 Ｂ．．．バスト線
Ｌ．．．着丈 Ｍ．．．衿ミツ Ｓ．．．背肩先
Ｎ．．．ネックポイント Ｅ．．．背巾線 Ｄ．．．脇巾線 Ｆ．．．フロント線
Ｃ．．．脇中心線 Ｕ．．．袖付け線 Ｎａ−Ｆ
ａ．．．衿ぐり線 Ｎａ−Ｕ．．．連結線 Ｆａ−Ｆｂ
−Ｄ−Ｃａ．．．切り替え線

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 肩線の縫い目を無くして脇の下を３セ
   ンチ繰り下げアームホールをやや大きめの形状に、形成
   させ、背身頃をラグラン袖として、前身頃を胸の位置で
   水平に切り替えて、身頃と袖を、一体化した変型ラグラ
   ン袖にしていることを特徴とする、パジャマの上着。