JP3094567U - 美粧印刷面を有するプラスチックダンボール函 - Google Patents

美粧印刷面を有するプラスチックダンボール函

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博幸 歳原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デスプレイにも利用でき、印刷面が剥がれにく
く、再生利用に際し素材分別を必要としないプラスチッ
クダンボール函を提供する。 【解決手段】押出し一体成型の中空体プラスチックダン
ボール板の素材表面に、美粧印刷を施した合成樹脂フィ
ルムを接合した板材で函体を形成する。ダンボール板と
合成樹脂フィルムが函体の全面において均一の接着強度
で接合されている。ダンボール函のプラスチックダンボ
ール板、合成樹脂フィルム及び函体接合部のリベットを
同種の合成樹脂材料で構成する。合成樹脂フィルム面の
表面に透明な合成樹脂被膜層を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【001】
【考案の属する技術分野】
本考案は外表面の全面に鮮彩な美粧印刷フイルム面を有するプラスチックダン ボール函に関する。
【002】
【考案が解決しようとする課題】
プラスチックダンボール板を使用した函は軽くて丈夫で耐水性に優れているこ とから包装容器や運搬用通函として使用されている。 この種のプラスチックダンボール函は素材の地肌が剥き出しのため、美観に難 があった。このため、使用目的は専ら運搬用具や容器に限られ、使用しないとき に店頭などに積み上げて置くと美観を損なう。
【003】 また、この種のプラスチックダンボール函は、裏表2枚のプラスチックシート を多数のリブで結合したボードを使用するため、リブとリブ間の押圧抵抗が異な り、また、リブ間とリブの部分がわずかながら凹凸面になっている。このため、 表面に鮮明な印刷を施すことが困難であった。
【004】 従って、本考案の第1の目的は、容器としての機能だけでなく、デスプレイや 広告宣伝媒体としても利用できるプラスチックダンボール函を提供することにあ る。
【005】 ところで、プラスチックダンボール板の表面にシートやフイルムを接合する場 合、前記のようにリブ部分とリブ間部分の表面に凹凸があるため接合面に接合強 度むらがあり、フイルムが剥がれ易くなる傾向がある。
【006】 このため、本考案の第2の目的は、素材のリブ部分とリブ間部分の表面が均一 な接合強度を有する前記プラスチックダンボール函を提供することにある。
【007】 プラスチックダンボール函を廃棄処分して再生利用する場合、板材接合部を金 属製のリベットでかしめてある場合は分別作業に手間がかかる。また、プラスチ ックダンボール函の表面に別のプラスチックシートやフイルムを接合している場 合、合成樹脂の種類によってはダンボール本体とフイルムを分別して回収する必 要があり、分別作業が益々煩雑になる。
【008】 従って、本考案の第3の目的は廃棄処分の際に函の構成部材を分別する必要の ない前記プラスチックダンボール函を提供することにある。
【009】 本考案の第4の目的は、印刷表面の耐水性、耐摩耗性、耐候性を強めた前記プ ラスチックダンボール函を提供することにある。
【010】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本考案のプラスチックダンボール函は、押 出し一体成型の中空体プラスチックダンボールの素材表面に、美粧印刷を施した 合成樹脂シート又はフィルムを接合した板材を函体に形成し、函体の折り曲げ部 又は湾曲部を含む全表面に、前記美粧印刷シート又はフィルムが接合されている ことを特徴とする。
【011】 上記第2の目的を達成するために、本考案のプラスチックダンボール函は、押 出し一体成型の中空体プラスチックダンボールの素材表面に、美粧印刷を施した 合成樹脂シート又はフィルムを接合した板材で形成した函体からなり、前記リブ 部分の函体表面とリブ間の函体表面が均一の接着強度で接合されていることを特 徴とする。
【012】 上記第3の目的を達成するために、本考案のプラスチックダンボール函は、押 出し一体成型プラスチックダンボールの素材表面に、美粧印刷を施した合成樹脂 シート又はフィルムを接合した板材で形成した函体からなり、前記プラスチック ダンボール板、美粧印刷を施した合成樹脂フィルム及び函体接合部のリベットが 同種の合成樹脂材料からなることを特徴とする。
【013】 上記第4の目的は、上記プラスチックダンボール函において、美粧印刷を施し た合成樹脂シート又はフィルムの表面に透明な合成樹脂の被膜層を一体形成した ことを特徴とする。
【014】 プラスチックダンボール函及び合成樹脂フイルムの材質は、好ましくは、ポリ プロピレン樹脂を使用する。
【015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を説明する。 図1のプラスチックダンボール函1は、表裏2枚のプラスチック薄板2a、2 bが多数のリブ2cを介して接合されているプラスチックダンボール板2(図2 参照)を素材とする函体であり、材質は、軽量で強度・耐久性に富み、加工性の 良いポリプロピレンが好ましい。ここで、プラスチックダンボール板2とは、ポ リプロピレンなどの合成樹脂材料を、押出し一体成型で上記形状の中空体に形成 したものを意味する。
【016】 プラスチックダンボール函1はプラスチックダンボール板2の一部又は全面の 素材表面に、図1に示すような絵柄あるいは写真、文字等の印刷3を印刷したポ リプロピレンなどの合成樹脂シート又は合成樹脂フイルム4(以下、合成樹脂フ イルムという)が接合されている。
【017】 図3はプラスチックダンボール板2に接合される印刷合成樹脂フイルム4の一 例を示すもので、印刷3を施したフィルム本体4aの裏面に、好ましくはアクリ ル酸エステルを主材とする接着剤4bの貼面を施してあり、この接着剤4bを介 してプラスチックダンボール函1の素材板2面に接合するようになっている。
【018】 図4の実施例は、印刷合成樹脂フイルム4の印刷3面を含む表面をさらに別の 透明なプラスチック被膜層5で被覆したものである。 このプラスチク被膜層5はプラスチックフイルムを接着等で接合して形成して もよく、また合成樹脂のコーテイングや吹き付け等の手段で形成してもよい。
【019】 このように、被膜層5を形成することにより、印刷面の耐水性、耐候性及び耐 摩耗性が向上し、印刷が長期にわたって、鮮明に保持される。
【020】 本考案のプラスチックダンボール函1は、全面に予め印刷合成樹脂フイルム4 や被覆層5を接合(張り合わせ)したプラスチックダンボール板2をダンボール 函1の展開図に沿って打ち抜いたものを組み立ててもよく、また、函体に組み立 てたダンボール函1の所望の表面に、印刷合成樹脂フイルム4を接合してもよい 。
【021】 図の実施例はプラスチックダンボール函1の素材表面に、接着剤面を有する印 刷合成樹脂フイルム4を接着して接合する場合を例示したが、プラスチックダン ボール板2から成る函体の素材表面に接着剤などの接着面を形成し、この素材表 面に、接着剤を施してない印刷合成樹脂フイルム4を接合してもよい。さらには 、プラスチックダンボール函1の板素材表面に、接着剤のない印刷合成樹脂フイ ルム4を熱圧着などで接合してもよい。この場合は、プラスチックダンボール函 1と印刷合成樹脂フイルム4をポリプロピレン樹脂などの同じ素材を使用すると 強い接合面が得られ、長期使用しても剥離が生じにくい。
【022】 プラスチックダンボール板2は上記のように表裏2枚のプラスチックシート2 a、2b間を多数のリブ2cで結合したものであるため、リブ2c部分とリブ2 c、2c間の部分の押圧抵抗が異なり、また、リブ2c、2c間の板表面とリブ 2c部分の板表面はわずかながら凹凸面になっている。このため、プラスチック フイルム4を接合する場合に均一な接合強度になりにくく、とくに、リブ2c、 2c間の接合面が剥がれ易くなる。
【023】 そこで、本考案は、プラスチックダンボール板2にプラスチックフイルム4を 接合する際に、プラスチックダンボール板2面に置いたプラスチックフイルム4 面を、スポンジなどの弾力のある軟らかいもので弾圧しながらリブ2cの軸方向 へなでることにより、リブ2c、2c間のプラスチック板2とプラスチックフイ ルム4を密着させ、リブ2c部表面と同じ接着強度で接合させてある。
【024】 図は省略したが、プラスチックダンボール函1は、ダンボール板2を函体に形 成する際に、板材の接合部をリベットでかしめる場合がある。この場合、金属性 のリベットを使用するとダンボール函体1を廃棄処分して再利用する際にリベッ トを外して分別処理しなければならない。リベットは堅くかしめてあるのでこれ を取り外すことは容易でない。
【025】 さらに、最近は合成樹脂についても、再生処理条件の違いや有害合成樹脂を除 去する目的から合成樹脂を種類ごとに分別する必要性が提起されている。 このような場合、プラスチックダンボール板2からプラスチックフイルム4を 剥離することはきわめて困難である。
【026】 この問題を解決するために、本考案のプラスチックダンボール函1のより好ま しい実施例は、プラスチックダンボール板2と美粧印刷を施したプラスチックフ イルム4とリベットのすべての部材に同種の合成樹脂材料を使用し、再生利用の 際に、函1の解体や素材の分別を不要にしてある。 プラスチックフイルム4の上に別のプラスチック被覆層を設けた場合は、被覆 層も同種の合成樹脂材料を使用する。
【027】
【効果】
本考案はダンボール函に美粧印刷を施してあるので店頭などに置いても美観が 損なわれず、様々な印刷を施すことにより、容器としての本来の機能に加え、装 飾や広告、宣伝媒体としての付加価値が得られる。
【028】 プラスチックダボール板と印刷合成樹脂フイルムが前面にわたって均一の接合 強度で接着されているのでフイルムが剥れにくい。
【029】 プラスチックダンボール函を構成する各部材に同種の合成樹脂材料を使用する ことにより、再生利用の際に函の解体や分別が不要になる。
【030】 印刷を施した合成樹脂フイルムの上に別の合成樹脂被膜層を形成することによ り、印刷面が保護され、耐水性、耐摩耗性、耐侯性がよくなるので長期間にわた り鮮明な印刷面が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるプラスチックダンボール
函の一部切欠き透視図
【図2】プラスチックダンボール板の拡大断面図
【図3】印刷合成樹脂シートの拡大断面図
【図4】プラスチックダンボール函を構成する板の拡大
断面図
【図5】他の実施例のプラスチックダンボール函を構成
する板の拡大断面図
【符号の説明】
1…プラスチックダンボール函 2…プラスチックダンボール板 2a、2b…プラスチック薄板 2c…リブ 3…印刷 4…印刷合成樹脂フイルム 4a…フイルム本体 4b…接着剤 5…合成樹脂被膜層
【整理番号】UMS002―003
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月4日(2002.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 草田 彬成 東京都品川区大崎5−4−17−511 (72)考案者 牧村 創 千葉県市川市東菅野4−6−5

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出し一体成型の中空体プラスチックダン
    ボールの素材表面に、美粧印刷を施した合成樹脂シート
    又はフィルムを接合した板材を函体に形成し、函体の折
    り曲げ部又は湾曲部を含む全表面に、前記美粧印刷シー
    ト又はフィルムが接合されていることを特徴とするプラ
    スチックダンボール函
  2. 【請求項2】押出し一体成型の中空体プラスチックダン
    ボールの素材表面に、美粧印刷を施した合成樹脂シート
    又はフィルムを接合した板材で形成した函体からなり、
    前記リブ部分の函体表面とリブ間の函体表面が均一の接
    着強度で接合されていることを特徴とするプラスチック
    ダンボール函
  3. 【請求項3】押出し一体成型の中空体プラスチックダン
    ボールの素材表面に、美粧印刷を施した合成樹脂シート
    又はフィルムを接合した板材で形成した函体からなり、
    前記プラスチックダンボール板、美粧印刷を施した合成
    樹脂シート又はフィルム及び函体接合部のリベットが同
    種の合成樹脂材料からなることを特徴とするプラスチッ
    クダンボール函
  4. 【請求項4】美粧印刷を施した合成樹脂シート又はフィ
    ルム面の表面に透明な合成樹脂被膜層を一体形成した請
    求項1、2又は3記載のプラスチックダンボール函
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