JP3094526B2 - 孔内物理検層用プローブの抑留防止装置 - Google Patents

孔内物理検層用プローブの抑留防止装置

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JP3094526B2 JP18758691A JP18758691A JP3094526B2 JP 3094526 B2 JP3094526 B2 JP 3094526B2 JP 18758691 A JP18758691 A JP 18758691A JP 18758691 A JP18758691 A JP 18758691A JP 3094526 B2 JP3094526 B2 JP 3094526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、孔井内の各深度にお
ける地質の物理的性質を測定するプローブの抑留防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルで吊ったプローブをボー
リング孔内に懸垂せしめ、動力により拡張するアームを
孔壁面に突っ張らせることでプローブを孔壁面に固定せ
しめ、孔内物理検層を行っている。プローブが昇降の
際、ケーシング端等で引掛からないようにするために、
プローブ上端部にはテーパ状又は半球面状としたプロー
ブキャップを取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】動力でアームを突っ張
らせると、プローブを孔壁面に対して強力に押付けて固
定できる利点がある反面、一旦、電源ケーブルの断線や
モータの故障が発生すると、アームの突張状態を解除で
きないため、プローブを孔内から抜き取れなくしてしま
った。同様なことは落下してきた小石等が上記プローブ
ヘッドの曲面を滑走してプローブと孔壁間に挟まること
によっても生じた。
【0004】本発明はかかる抑留事故を生じるおそれを
解消することができる孔内物理検層用プローブの抑留防
止装置を提供することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
ブルによって吊られるプローブにアーム拡開装置を装着
し、アームを拡開することで該プローブを孔壁面に押圧
可能とした孔内物理検層用プローブにおいて、上記アー
ムは、一端をプローブ側に回動自在に枢着し他端にボー
ルを遊嵌せる横孔を穿設した連結アームと、上記アーム
拡開装置の可動部材に取付けたステーが回動自在に枢着
し上記ボールの係止面であるテーパー部を形成したアー
ム外筒と、該アーム外筒に内装したスプリングによって
弾圧されて上記アーム外筒端に係止されるセンターロッ
ドとを、互いに摺動自在に嵌合するとともに、そのセン
ターロッドには上記ボールを内側に逃がすための異径部
を形成し、センターロッドに対する連結アームおよびア
ーム外筒の相対位置が変わったとき上記ボールの係止を
解放可能としたものである。また、請求項2の発明は、
プローブ外筒を延長して形成した受け口を設け、その受
け口には矢尻状に折曲形成した複数本の線状案内体を放
射状に立設したものである。
【0006】
【作 用】ケーブルの断線やモータの故障でアームが閉
じない場合には、ケーブルを少し引っ張り上げる。そう
すると、センターロッドに対する連結アームおよびアー
ム外筒の相対位置が変わり、センターロッドに形成した
異径部によりボールが内側に逃げることが可能となり、
ボールによる係止が解放されてアーム長さの伸長が可能
となる。アーム長さが伸長すると、アームは自動的に窄
まることになるから、プローブを孔内から取出せること
になる。
【0007】また、プローブ上端部に放射状に、矢尻状
に折曲形成した線状案内体を立設させていると、線状案
内体間の隙間は外側に向けて拡がるから、落石のうちプ
ローブ本体と孔壁間に挟まって問題を起こす大きさの小
石等は線状案内体上を滑落の間に該隙間からプローブ上
端部の受け口上に落下してしまう。従ってプローブ本体
と孔壁間を挟まらせなくする。
【0008】
【実施例】図1において、ケーブル2によって吊られる
プローブ1にアーム拡開装置3が装着されている。この
アーム拡開装置3は、プローブ1内の固定保持筒5に基
端部を回動自在に樞着したアーム4と、そのアーム4の
先端側に一端を回動自在に樞着し、他端は可動部材7に
回動自在に樞着したステー6と、上記固定保持筒5内に
装着した可動部材7の昇降装置8からなり、その昇降装
置8はモータ9で駆動されるギヤヘッド10の減速ネジ
出力軸11が可動部材7と螺合している。尚、固定保持
筒5と可動部材7はオイル封入のベローズ17で連結
し、深度が深いところでも内外圧力が自動的にバランス
されて円滑に開閉できるようにしている。
【0009】従来例と相違するのは、アーム4の構成で
ある。図2(A)を使って詳述すると、このアーム4
は、先端の三角錐状の接触子12a、細いロッド部分1
2b、太いロッド部分12c、その先端のテーパ部12
d、および細いロッド部分12eからなるセンターロッ
ド12;該センターロッド12の細いロッド部分12
e、テーパ部12dおよび太いロッド部分12cを挿通
自在とした中心孔13aを穿設する他、ボール14が遊
嵌する横孔13bを複数個円周方向に穿設している連結
アーム13;該連結アーム13を嵌合する細い筒状部分
15aに続くテーパ部15bを経て筒体部分15cとな
り、その筒体部分15cはセンターロッド12の細いロ
ッド部分12bと太いロッド部分12cを挿通自在とな
すとともにスプリング16を内蔵し、先端部には接触子
12aの受座15dが形成されているアーム外筒15;
の3部から構成されている。連結アーム13の基端側は
上記した固定保持筒5に回動自在に樞着される。アーム
外筒15は上記したステー6を回動自在に樞着し、ステ
ー6の他端は可動部材7に回動自在に樞着している。
【0010】通常時におけるセンターロッド12、連結
アーム13、アーム外筒15の三者の相互関係は、内蔵
したスプリング16の力を受けるセンターロッド12の
接触子12aがアーム外筒15の受座15dに当接し、
そのときのアーム外筒15のテーパ部15b内面には連
結アーム13に保持されているボール14が引っ掛かっ
て係止し、こうして三者は一体化している。従ってモー
タ9を駆動して可動部材7を下げると、ステー6を介し
アーム4は外側に拡開して接触子12aで孔壁面を押圧
するから、プローブ1は孔壁面に押しつけられ固定され
ることになる。図3のR1 は、この状態のときのアーム
4の長さを示した。
【0011】ケーブル2の断線やモータ9の故障でアー
ム4が突っ張ったままで窄まらないようなときには、地
上にあるケーブル巻上げ機(図示せず)でケーブル2を
少し引張り上げ、プローブ1を引上げる操作を加える。
このときのセンターロッド12、連結アーム13、アー
ム外筒15の三者の相互関係は、接触子12aは孔壁面
と接触したままであるためセンターロッド12はもとの
位置にあるけれども、連結アーム13と、その連結アー
ム13に保持されたボール14によりテーパ部15bが
係止されたアーム外筒15は一緒に引き上げられるか
ら、接触子12aは受座15dから離れ、スプリング1
6は圧縮度合いを増し、そのうちにアーム外筒15のテ
ーパ部15b内面に引っ掛かかっているボール14が、
センターロッド12のテーパ部12dを通過して細いロ
ッド部分12eに対向し、ボール14を内側に逃がす空
間が形成される(図2(B)参照)。こうしてボール1
4が内側に逃げ、センターロッド12の細径部12e外
面とアーム外筒15の細径部15a内面との間に入る
と、ボール14によるクランプは解除されるから、アー
ム外筒15はステー6で動けなくても、連結アーム13
は自由に変位できるようになる(図2(C)参照)。図
3のR2 は、上記のようにして伸びたアームの長さであ
る。
【0012】アームの長さR1 がR2 と長くなると、ス
テー6の長さrは一定であるから、図3の二点鎖線の如
く、アーム全体は矢印イのように自ずと閉じる方向に移
動するので、プローブ1の引上げ回収が可能になるので
ある。
【0013】上記のように孔壁面を押圧するアーム4の
拡開状態でケーブル2を引っ張り上げる使用法であるか
ら、プローブ1へのケーブル2の連結は確実でなければ
ならない。図1の例では、キャップ体18の内側に配設
した細長い鍔筒19の内孔から挿入しケーブル2を鍔筒
19から引き出したのち、ケーブル端部の保護カバー部
分を長手方向に切って鍔筒19下端部で折り返し、その
折り返し部分の外側をクランプ20でしっかり挟み付け
ている。また、鍔筒19の鍔面と、ハウジング側に固定
された部材21に取り付くキャップ体18との間にスプ
リング22を介装するとともに、鍔筒19外表面に形成
した縦溝23に、キャップ体18に止着した係合ノブ2
4が摺動自在に係合して、鍔筒19の弾性的懸垂支持が
なされている。
【0014】図1で、プローブ上端部には、プローブ外
筒を延長して形成した受け口を設け、その受け口には
尻状に折曲形成した複数本の線状案内体25が立設され
ている。この線状案内体25は、図4に示したように、
ケーブル2を中心としてその周囲に放射状に取り付いて
いる。このため、中心から外側に向けて隣との間隔が段
々と広がっている。従って落石のうちプローブ1と孔壁
間に挟まって問題を起こす大きさのものは、線状案内体
25に衝突して滑落する途中でプローブ1上端部の受け
口に落下し、プローブと孔壁間には行かなくさせる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、例えケーブルの断線やモータの故障でアームが
閉じない場合でも、ケーブルを少し引っ張り上げること
で窄まってくれるので、プローブが孔内から取出せない
といったことがない。
【0016】また、請求項2の発明によれば、矢尻状に
折曲形成した線状案内体をプローブ上端部に放射状に立
設するという簡単な構成で、落石のうちプローブ本体と
孔壁間に挟まって問題を起こす大きさの小石等は、線状
案内体上を滑落の間に、徐々に拡がる線状案内体間の隙
間からプローブ上端部の受け口上に落下してしまうの
で、プローブ本体と孔壁間での挟まりをなくする。併せ
てプローブの昇降を円滑にするセントライザーの機能も
奏せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる孔内物理検層用プローブの断面図
である。
【図2】(A)は図1のアーム構造を示す断面図であ
る。 (B)はアームが長くなっている状態を示す断面図であ
る。 (C)はアーム長が最大となった状態を示す断面図であ
る。
【図3】アームが長くなると閉じる働きを示す説明図で
ある。
【図4】図1の上方から見た平面図である。
【符号の説明】
1…プローブ 2…ケーブル 3…アーム拡開装置 4…アーム 5…固定保持筒 6…ステー 7…可動部材 8…昇降装置 9…モータ 10…ギヤヘッド 11…減速ネジ出力軸 12…センターロッド 13…連結アーム 14…ボール 15…アーム外筒 16…スプリング 25…線状案内体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルによって吊られるプローブにア
    ーム拡開装置を装着し、アームを拡開することで該プロ
    ーブを孔壁面に押圧可能とした孔内物理検層用プローブ
    において、上記アームは、一端をプローブ側に回動自在
    に枢着し他端にボールを遊嵌せる横孔を穿設した連結ア
    ームと、上記アーム拡開装置の可動部材に取付けたステ
    ーが回動自在に枢着し上記ボールの係止面であるテーパ
    ー部を形成したアーム外筒と、該アーム外筒に内装した
    スプリングによって弾圧されて上記アーム外筒端に係止
    されるセンターロッドとを、互いに摺動自在に嵌合する
    とともに、そのセンターロッドには上記ボールを内側に
    逃がすための異径部を形成し、センターロッドに対する
    連結アームおよびアーム外筒の相対位置が変わったとき
    上記ボールの係止を解放可能としたことを特徴とする孔
    内物理検層用プローブの抑留防止装置。
  2. 【請求項2】 ケーブル2によって吊られるプローブ1
    にアーム拡開装置3を装着し、アーム4を拡開収縮可能
    とした孔内物理検層用プローブにおいて、プローブ上端
    部にはプローブ外筒を延長して形成した受け口を設け、
    その受け口には矢尻状に折曲形成した複数本の線状案内
    体25を放射状に立設したことを特徴とする孔内物理検
    層用プローブ。
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CN107491139B (zh) * 2017-07-11 2024-02-23 中石化石油工程技术服务有限公司 一种管道内自调整驱动装置
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