JP3094514U - フロースルー型リガンド検出装置 - Google Patents

フロースルー型リガンド検出装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時にデバイス下部にデバイス上部を前後
逆に取り付けてしまう取りつけミスを確実に防止するこ
とのできるフロースルー型リガンド検出装置を提供す
る。 【解決手段】 フィルター部材4と、フィルター部材4
を固定する枠3を備えたデバイス下部1と、デバイス下
部1の上部に設けられ開口部5を備えたデバイス上部2
とからなるフロースルー型リガンド検出装置において、
デバイス下部1へのデバイス上部2の取り付けミスを防
止する第1の突起11と第2の突起12を備えた。デバイス
下部1へのデバイス上部2の取りつけミスを確実に防止
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、目標のリガンドを簡便かつ正確に検出するためのフロースルー型リ ガンド検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特殊な設備、器具や技術を必要とせずに、目標のリガンドを簡便か つ正確に検出するためのフルースルー型リガンド検出装置として、例えば、特開 平3−118473号公報に開示されているものが知られている。この装置は、 底部と蓋とから構成される包囲体の内側にフィルタースタックを配置したもので あり、目標のリガンドを含むと思われる検体を蓋に設けられた開口部を経てフィ ルタースタックに導入し、リガンドを結合剤へ結合させ発色させるなどの処理を 行うことによって目標のリガンドを検出するものである。
【0003】 しかしながら、この装置は、底部と蓋から構成される包囲体の内側にフィルタ ースタックを配置したものであり、フィルタースタックの寸法が包囲体の内部よ りも小さい場合は、この装置を製造する際に、蓋に設けられた開口部がフィルタ ースタックの中央部に正確に位置するようにフィルタースタックの位置を合わせ なければならず、この位置がずれた場合には、正確なリガンドの検出ができなく なるという問題があった。一方、フィルタースタックの寸法を包囲体の内部と同 一寸法にすれば、この問題は解消できるものの、この場合、必要以上の大きさの フィルタースタックを用いることになり、フィルタースタックの材料が無駄にな るという問題があった。また、これらの問題を解消するために、包囲体の寸法を 小さくし、この寸法と同一のフィルタースタックを包囲体に収容することも考え られるが、この場合は、包囲体が小さすぎて取り扱いにくく、さらに、検体名な どを記載するスペースを確保できないといった問題があった。
【0004】 このような問題を解決するものとして、図5に示すようなフルースルー型リガ ンド検出装置が知られている。この図5は、底部たるデバイス下部101から蓋た るデバイス上部102を取り外したときの従来のフルースルー型リガンド検出装置 の上面図を示したものである。デバイス下部101の内側には略長方形の枠103が設 けられ、この枠103の中に枠103とほぼ同一寸法のフィルタースタックたるフィル ター部材104が収容されている。そして、デバイス上部102には開口部105が設け られ、さらに、この開口部105には検体を導入するための穴106を有するアダプタ ー107が載置されている。そして、デバイス下部101とデバイス上部102とを組み 合わせたときに開口部105がフィルター部材104のほぼ中央部に位置するように構 成されている。なお、デバイス上部102に検体名など記載するためのスペース108 を確保するために、開口部105はデバイス上部102の一端側に偏って配置されてい る。
【0005】 この構成によれば、デバイス下部101よりも寸法の小さい枠103にフィルター部 材104を収容したので、適切な検出を行うために必要十分な寸法のフィルター部 材104を枠103によって定位置に固定できるとともに、寸法が小さ過ぎずに取り扱 いやすいフルースルー型リガンド検出装置を提供できるものである。
【0006】 ところで、このフルースルー型リガンド検出装置は、デバイス上部102に検体 名を記載するためのスペース108を確保するために開口部105がデバイス上部102 の一端側に偏って配置されている。このため、製造時においてデバイス下部101 にデバイス上部102を取り付ける際に、誤って相互に前後逆に取り付けてしまい 、開口部105がフィルター部材104上の中央の適切な位置ではなく、フィルター部 材104の端部などの不適切な位置に配置されてしまう虞があった。フィルター部 材104上の適切な位置に開口部105が配置されなかった場合、正しい検査結果が得 られない不良品となってしまう。さらに、製造時にデバイス下部101とデバイス 上部102の向きを確認する作業が必要となり、作業性が悪いといった問題があっ た。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 そこで、本考案は、製造時にデバイス下部にデバイス上部を前後逆に取り付け てしまう取りつけミスを確実に防止することのできるフロースルー型リガンド検 出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のフロースルー型リガンド検出装置は、フィルター部材と、この フィルター部材を固定する枠を備えたデバイス下部と、このデバイス下部の上部 に設けられ開口部を備えたデバイス上部とからなるフロースルー型リガンド検出 装置において、前記デバイス下部への前記デバイス上部の取り付けミスを防止す る取り付けミス防止手段を備えたことを特徴とする。
【0009】 この構成によれば、デバイス下部へのデバイス上部の取りつけミスを確実に防 止することができる。
【0010】 請求項2記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1において、 前記開口部は、前記デバイス上部の一端側に偏って配置されたことを特徴とする 。
【0011】 この構成によれば、デバイス上部の他端側にスペースができ、このスペースに 検体名などの必要な情報を記載することができるので、便利である。
【0012】 請求項3記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1又は2にお いて、前記開口部が複数設けられたことを特徴とする。
【0013】 この構成によれば、同一の検体から、開口部の数に対応した数の、複数の異な るリガンドを一つの装置で検出することができる。
【0014】 請求項4記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1〜3のいず れか1項において、前記開口部に検体を導入する穴を有するアダプターを設けた ことを特徴とする。
【0015】 この構成によれば、検体のリガンド検出結果の判定を容易に行うことが可能と なる。
【0016】 請求項5記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1〜4のいず れか1項において、前記取り付けミス防止手段は、前記デバイス下部に設けられ た第1の突起と前記デバイス上部に設けられた第2の突起とからなることを特徴 とする。
【0017】 この構成によれば、前記デバイス下部と前記デバイス上部にそれぞれ第1の突 起と第2の突起を一体に形成できるので、取り付けミス防止手段を容易に設ける ことができる。
【0018】 請求項6記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5において、 前記デバイス下部への上記デバイス上部の取り付け方向が正しいときに前記第1 の突起と前記第2の突起が当接せず、前記デバイス下部への上記デバイス上部の 取り付け方向が正しくないときに前記第1の突起と前記第2の突起が当接するよ うに構成したことを特徴とする。
【0019】 この構成によれば、デバイス下部へのデバイス上部の取り付け方向が正しくな いときに第1の突起と第2の突起が当接して、デバイス下部へのデバイス上部の 取りつけミスを確実に防止することができる。
【0020】 請求項7記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5又は6にお いて、前記第1の突起は、前記枠の外側に設けられたことを特徴とする。
【0021】 この構成によれば、第1の突起がフィルター部材の取付けなどを妨げることが ない。
【0022】 請求項8記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5〜7のいず れか1項において、前記第1の突起は、前記枠と別体に形成されたことを特徴と する。
【0023】 この構成によれば、枠やデバイス下部の形状などに制約されることなく第1の 突起を設けることができる。
【0024】 請求項9記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5〜7のいず れか1項において、前記第1の突起は、前記枠と一体に形成されたことを特徴と する。
【0025】 この構成によれば、第1の突起を設けるための成形用金型の形状を単純にして デバイス下部の成形加工を簡素化することなどが可能になり、その結果、製造コ ストを削減させることができる。
【0026】
【考案の実施形態】
以下、本考案の実施形態を添付した図面を参照して説明する。
【0027】 図1〜図3は、本考案のフルースルー型リガンド検出装置(以下、装置と略す 。)の第一実施例を示し、1は装置の下部外郭をなすデバイス下部であり、2は 装置の上部外郭をなすデバイス上部である。デバイス下部1は、略長方形の底面 1aとこの底面1aの周縁部から略垂直に上方へ延設された側壁1bとを有する 容器状に形成され、側壁1bの内側には、略長方形の枠3が底面1aから垂直に 設けられている。
【0028】 この枠3の中には、枠3と底面1aに囲まれた空間とほぼ同一寸法のフィルタ ー部材4が収容され固定されている。このフィルター部材4は、メンブレンフィ ルターからなる膜部材4aと、この膜部材4aの下部に配置され液体吸収能力に 優れた吸収部材4bとから構成されている。
【0029】 一方、デバイス上部2は、デバイス下部1の形状に対応して上面2aとこの上 面2aから略垂直に下方へ延設された側壁2bとを有する蓋状に形成されている 。そして、デバイス上部2には略円形の2つの開口部5が設けられており、この 2つの開口部5には検体を導入するためのアダプター開口部6aと穴6を有する アダプター7が載置されている。なお、2種類のリガンドを同時に検出すること ができるように、デバイス上部2は2つの開口部5を備えている。また、開口部 5にはデバイス上部2から下方に向けて徐々に直径が小さくなるように斜設され た略円錐形状の内壁5aがデバイス上部2と一体に形成されており、アダプター 7はこの開口部5の形状に対応した形状に形成され、開口部5に取り外し自在に 設けられている。また、アダプター7の底部7aには、1つのアダプター開口部 6aについて菱形の穴6が1つずつ設けられている。
【0030】 そして、デバイス下部1の側壁1bの上端とデバイス上部2の側壁2bの下端 とを嵌合させることで、デバイス下部1とデバイス上部2とで装置の外郭をなす ように構成されている。また、デバイス下部1とデバイス上部2とを組み合わせ たときに開口部5がフィルター部材4のほぼ中央部に位置するように構成されて いる。なお、デバイス上部2に検体名など記載するためのスペース8を確保する ために、開口部5はデバイス上部2の一端側に偏って配置されている。したがっ て、枠3も開口部5にあわせて、デバイス下部3の一端側に偏って配置されてい る。このとき、開口部5の内壁5aの下端はフィルター部材4の上面を下方に向 かって押さえ込むようになっており、アダプター7の下端はフィルター部材4の 上面に接している。
【0031】 デバイス下部1とデバイス上部2には、それぞれ取り付けミス防止手段として の第1の突起11と第2の突起12が一体に設けられている。そして、製造時におい てデバイス下部1へデバイス上部2を取り付ける際に、その取り付け方向が正し いときに第1の突起11と前記第2の突起12が当接せず、デバイス下部1へのデバ イス上部2の取り付け方向が正しくないときに前記第1の突起11と前記第2の突 起12が当接するように構成されている。
【0032】 すなわち、図2を参照すると、第1の突起11はデバイス下部1の左端側におけ る枠3の外側に設けられている。そして、この第1の突起11は、底面1aから上 方に延びるように枠3と略同一の高さに、枠3とは別体に形成されている。一方 、第2の突起12はデバイス上部2の右端側に、上面2aから下方に延びるように 形成されている。そして、第1の突起11の上端は、第2の突起の下端よりも上方 に位置するように構成されている。
【0033】 次に、上記構成についてその作用を説明する。装置の組み立ての際には、デバ イス下部1の枠3内に吸収部材4bと膜部材4aを順に取り付ける。そして、デ バイス下部1の側壁1bにデバイス上部2の側壁2bを嵌合させて、デバイス下 部1とデバイス上部2を取り付ける。ここで、その取り付け方向が正しいときは 、第1の突起11と前記第2の突起12は当接せず、デバイス下部1にデバイス上部 2を正しく取り付けることができる。一方、デバイス下部1へのデバイス上部2 の取り付け方向が正しくないときには、前記第1の突起11と前記第2の突起12が 当接し、デバイス下部1の側壁1bの上端とデバイス上部2の側壁2bの下端と を嵌合させることができない。
【0034】 つぎに、リガンドがA型及びB型インフルエンザウイルスである場合を例にと り、装置の使用方法について説明する。まず、アダプター7の穴6を介して、2 つある開口部5のうちの一方に抗A型インフルエンザウイルス抗体を、他方に抗 B型インフルエンザウイルス抗体を、それぞれごく少量(約10μl)滴下し、 一定時間(例えば、10〜60分)放置し、膜部材4aに吸着、固定させる。
【0035】 そして、A型又はB型インフルエンザウイルスをリガンドとして含む虞のある 液体試料(約300μl)をアダプター7のアダプター開口部6aに滴下する。 液体試料中のリガンドと膜部材に固定された抗体とを十分に反応させるため、5 〜30秒放置する。
【0036】 つぎに、酵素で標識した抗A型又は抗B型インフルエンザウイルス抗体(約3 00μl)をアダプター開口部6aに滴下する。液が膜部材4aを通過して膜部 材4aの下方にある吸収部材4bに吸収されるまで一定時間(例えば、1〜10 分)放置する。
【0037】 その後、デバイス上部2からアダプター7を取り外す。そして、開口部5に洗 浄液を滴下し、未反応物を洗浄、除去する。つぎに、開口部5に酵素に対する基 質を滴下し、液が膜部材4aを通過して膜部材4aの下方にある吸収部材4bに 吸収されるまで一定時間(例えば、5〜20分)放置する。それぞれの開口部に おいて、目標リガンドを検出するアダプター7の穴6があった部分の膜部材4a の色調が変化した場合は、液体試料にA型又はB型インフルエンザウイルスが存 在するものと判断される。
【0038】 このように、本実施例の構成によれば、1つの装置で2つの異なるリガンドを 検出することができる。
【0039】 以上のように、前記第一実施例では、請求項1に対応して、フィルター部材4 と、このフィルター部材4を固定する枠3を備えたデバイス下部1と、このデバ イス下部1の上部に設けられ開口部5を備えたデバイス上部2とからなるフロー スルー型リガンド検出装置において、前記デバイス下部1への前記デバイス上部 2の取り付けミスを防止する取り付けミス防止手段たる第1の突起11と第2の突 起12を備えたので、デバイス下部1へのデバイス上部2の取りつけミスを確実に 防止することができる。
【0040】 また、請求項2に対応して、前記開口部5は、前記デバイス上部2の一端側に 偏って配置されたので、デバイス上部2の他端側にスペース8ができ、このスペ ース8に検体名などの必要な情報を記載することができるので、便利である。
【0041】 また、請求項3に対応して、前記開口部5が複数設けられたので、同一の検体 から、開口部5の数に対応した数の、複数の異なるリガンドを一つの装置で検出 することができる。
【0042】 また、請求項4に対応して、前記開口部5に検体を導入する穴6を有するアダ プター7を設けたので、検体のリガンド検出結果の判定を容易に行うことが可能 となる。
【0043】 また、請求項5に対応して、前記取り付けミス防止手段は、前記デバイス下部 1に設けられた第1の突起11と前記デバイス上部2に設けられた第2の突起12と からなるから、前記デバイス下部1と前記デバイス上部2にそれぞれ第1の突起 11と第2の突起12を一体に形成できるので、取り付けミス防止手段を容易に設け ることができる。
【0044】 また、請求項6に対応して、前記デバイス下部1への上記デバイス上部2の取 り付け方向が正しいときに前記第1の突起11と前記第2の突起12が当接せず、前 記デバイス下部1への上記デバイス上部2の取り付け方向が正しくないときに前 記第1の突起11と前記第2の突起12が当接するように構成したので、デバイス下 部1へのデバイス上部2の取り付け方向が正しくないときに第1の突起11と第2 の突起12が当接して、デバイス下部1へのデバイス上部2の取りつけミスを確実 に防止することができる。
【0045】 また、請求項7に対応して、前記第1の突起11は、前記枠3の外側に設けられ たので、第1の突起11がフィルター部材4の取付けなどを妨げることがない。
【0046】 また、請求項8に対応して、前記第1の突起11は、前記枠3と別体に形成され たので、枠3やデバイス下部1の形状などに制約されることなく第1の突起を設 けることができる。
【0047】 つぎに、図4に基づき、第二実施例について説明する。この第二実施例におい ては、第1の突起11'が枠3と一体に形成されている。それ以外は前記第一実施 例と同様の構成であるので、前記第一実施例と同一の符号を付し、その詳細な説 明を省略する。
【0048】 以上のように、前記第二実施例では、請求項9に対応して、前記第1の突起11 'は、前記枠と一体に形成されたので、第1の突起11'を設けるための成形用金型 の形状を単純にしてデバイス下部1の成形加工を簡素化することなどが可能にな り、その結果、製造コストを削減させることができる。
【0049】 尚、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 において、種々の変形実施が可能である。例えば、取り付けミス防止手段の形状 や位置などは、図示したものに限らない。
【0050】
【考案の効果】
請求項1記載のフロースルー型リガンド検出装置は、フィルター部材と、この フィルター部材を固定する枠を備えたデバイス下部と、このデバイス下部の上部 に設けられ開口部を備えたデバイス上部とからなるフロースルー型リガンド検出 装置において、前記デバイス下部への前記デバイス上部の取り付けミスを防止す る取り付けミス防止手段を備えたものであり、デバイス下部へのデバイス上部の 取りつけミスを確実に防止することができる。ひいては、作業性の向上を図るこ とができ、さらに、取り付けミスによる無駄な時間や無駄な経費をなくすことが できる。
【0051】 請求項2記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1において、 前記開口部は、前記デバイス上部の一端側に偏って配置されたものであり、デバ イス上部の他端側にスペースができるので、このスペースに検体名などの必要な 情報を記載することができ、便利である。
【0052】 請求項3記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1又は2にお いて、前記開口部が複数設けられたものであり、同一の検体から、開口部の数に 対応した数の、複数の異なるリガンドを一つの装置で検出することができる。
【0053】 請求項4記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1〜3のいず れか1項において、前記開口部に検体を導入する穴を有するアダプターを設けた ものであり、検体のリガンド検出結果の判定を容易に行うことが可能となる。
【0054】 請求項5記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項1〜4のいず れか1項において、前記取り付けミス防止手段は、前記デバイス下部に設けられ た第1の突起と前記デバイス上部に設けられた第2の突起とからなるものであり 、前記デバイス下部と前記デバイス上部にそれぞれ第1の突起と第2の突起を一 体に形成できるので、取り付けミス防止手段を容易に設けることができる。
【0055】 請求項6記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5において、 前記デバイス下部への上記デバイス上部の取り付け方向が正しいときに前記第1 の突起と前記第2の突起が当接せず、前記デバイス下部への上記デバイス上部の 取り付け方向が正しくないときに前記第1の突起と前記第2の突起が当接するよ うに構成したものであり、デバイス下部へのデバイス上部の取り付け方向が正し くないときに第1の突起と第2の突起が当接して、デバイス下部へのデバイス上 部の取りつけミスを確実に防止することができる。
【0056】 請求項7記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5又は6にお いて、前記第1の突起は、前記枠の外側に設けられたものであり、第1の突起が フィルター部材の取付けなどを妨げることがない。
【0057】 請求項8記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5〜7のいず れか1項において、前記第2の突起は、前記枠と別体に形成されたものであり、 枠やデバイス下部の形状などに制約されることなく第2の突起を設けることがで きる。
【0058】 請求項9記載のフロースルー型リガンド検出装置は、前記請求項5〜7のいず れか1項において、前記第2の突起は、前記枠と一体に形成されたものであり、 第2の突起を設けるための成形用金型の形状を単純にしてデバイス下部の成形加 工を簡素化することなどが可能になり、その結果、製造コストを削減させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示すフロースルー型リガ
ンド検出装置のデバイス下部とデバイス上部の上面図で
ある。
【図2】同上図1のA−A線における断面図である。
【図3】同上デバイス上部の底面図である。
【図4】本考案の第二実施例を示すフロースルー型リガ
ンド検出装置のデバイス下部の上面図である。
【図5】従来例のフロースルー型リガンド検出装置を示
すデバイス下部とデバイス上部の上面図である。
【符号の説明】
1 デバイス下部 2 デバイス上部 3 枠 4 フィルター部材 5 開口部 6 穴 7 アダプター 11,11' 第1の突起(取り付けミス防止手段) 12 第2の突起(取り付けミス防止手段)

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルター部材と、このフィルター部材
    を固定する枠を備えたデバイス下部と、このデバイス下
    部の上部に設けられ開口部を備えたデバイス上部とから
    なるフロースルー型リガンド検出装置において、前記デ
    バイス下部への前記デバイス上部の取り付けミスを防止
    する取り付けミス防止手段を備えたことを特徴とするフ
    ロースルー型リガンド検出装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記デバイス上部の一端
    側に偏って配置されたことを特徴とする請求項1記載の
    フロースルー型リガンド検出装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部が複数設けられたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のフロースルー型リガンド
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部に検体を導入する穴を有する
    アダプターを設けたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項記載のフロースルー型リガンド検出装置。
  5. 【請求項5】 前記取り付けミス防止手段は、前記デバ
    イス下部に設けられた第1の突起と前記デバイス上部に
    設けられた第2の突起とからなることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項記載のフロースルー型リガンド
    検出装置。
  6. 【請求項6】 前記デバイス下部への上記デバイス上部
    の取り付け方向が正しいときに前記第1の突起と前記第
    2の突起が当接せず、前記デバイス下部への上記デバイ
    ス上部の取り付け方向が正しくないときに前記第1の突
    起と前記第2の突起が当接するように構成したことを特
    徴とする請求項5記載のフロースルー型リガンド検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の突起は、前記枠の外側に設け
    られたことを特徴とする請求項5又は6に記載のフロー
    スルー型リガンド検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の突起は、前記枠と別体に形成
    されたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項記
    載のフロースルー型リガンド検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の突起は、前記枠と一体に形成
    されたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項記
    載のフロースルー型リガンド検出装置。
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