JP3093628B2 - 差動型増幅回路 - Google Patents

差動型増幅回路

Info

Publication number
JP3093628B2
JP3093628B2 JP08033866A JP3386696A JP3093628B2 JP 3093628 B2 JP3093628 B2 JP 3093628B2 JP 08033866 A JP08033866 A JP 08033866A JP 3386696 A JP3386696 A JP 3386696A JP 3093628 B2 JP3093628 B2 JP 3093628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect transistor
channel mos
mos field
gate electrode
differential amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08033866A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09232885A (ja
Inventor
茂 畠山
浩利 峯
勝己 本間
Original Assignee
日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 filed Critical 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
Priority to JP08033866A priority Critical patent/JP3093628B2/ja
Publication of JPH09232885A publication Critical patent/JPH09232885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093628B2 publication Critical patent/JP3093628B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動型増幅回路に
関し、特に、静止状態における電源電流を測定すること
により製造時の欠陥を検出できるようにしたCMOSト
ランジスタ構成のLSIに用いて有効な、CMOSトラ
ンジスタ構成の差動型演算増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの検査は、通常、完成したLSI
の動作を、設計段階で作成しておいたLSIの機能動作
のテストパターンと、LSIテスタで比較し、その比較
結果によってLSIの良否判定を行う。しかし、上記の
テストパターンだけでは製造工程中で発生する不良を検
出することが困難であることから、不良LSIの市場へ
の混入を絶滅できない。そこで一般には、上記のテスト
パターン以外に、製造工程で発生する不良を検出するた
めのテストパターンを新たに作成し、故障検出率を向上
させるようにしている。
【0003】しかし、近年、LSIの大規模化に伴って
トランジスタ数の増加が著しく、上記製造工程で発生す
る不良検出のためのテストが困難になってきている。す
なわち、テストパターンが膨大に大きくなり、テストパ
ターン作成に要する期間が長大化するのみならず、LS
Iテスタでの比較ができなくなりつつある。そこで最近
では、製造工程で発生する不良の検出をテストパターン
で行う代りに、静止状態のLSIにおける電源電流を測
定することで製造工程で発生する不良を検出する手法に
よって上記の問題に対処するようになってきた。この方
法はCMOSトランジスタ回路で構成されるLSIで
は、静止状態のときは電源電流が流れないということを
利用するものである。
【0004】上記の、電源電流の測定による不良検出の
方法について、一例として図4に示すCMOSトランジ
スタ構成の2入力NOR回路を用いて、説明する。図4
を参照して、この図に示すNOR回路において、出力点
(節点K41)が製造時に、例えば電源線1とショートし
たものとする。この場合、出力点K41と電源線1とは、
有限の抵抗値を持つ抵抗体8で接続されたと等価な状態
になる。この状態で、A入力端子41及びB入力端子4
2のそれぞれにハイレベルの信号が入力されると、直列
接続の二つのnMOSトランジスタN4A,N4Bが共にオ
ン状態になるので、電源線1とグランド線2との間に抵
抗体Rを通して貫通電流が流れ、電源電流が生じる。こ
のような、本来流れることのない電源電流を測定するこ
とで、ショート欠陥による故障を検出できる。
【0005】しかし、この方法でも、回路に入力される
信号によっては、故障を検出できない場合がある。再び
図4を参照して、例えば、図示される2入力NOR回路
において、A入力端子41,B入力端子42の少くとも
どちらか一方にロウレベル信号が入力されると、nMO
SトランジスタN41,N42のどちらか一方がオフ状態に
なる。従って、電源線1とグランド線2との間には貫通
電流が流れず、電源電流は生じない。その結果、たとえ
ショート欠陥が発生していたとしても、そのショート欠
陥を検出することはできないことになる。このような問
題を解決するために、電源電流の測定による製造時の不
良検出においては、さまざまなモードの不良を検出する
ために、入力端子に与える信号の状態を数回変更して電
源電流を測定するようにして、故障検出率を上げてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、差動型増幅
回路のように、CMOSトランジスタ構成であるにも拘
わらず回路に常時ある一定の電流が流れているような回
路を備えるLSIでは、上述の電源電流の測定によって
製造時の欠陥を検出する方法において、検出率を高める
ことができないことがある。以下に、その説明を行う。
【0007】図5は、CMOSトランジスタ構成の差動
型増幅回路の一例の回路図である。図5を参照して、先
ず、テスト端子6にハイレベルのテスト信号TEを入力
したものとする。この場合は、pMOSトランジスタP
0 がオン状態となる。そして、基準電圧端子5に与える
基準電圧VREF のレベルに対し、入力端子3に入力する
信号INのレベルを高、低のいずれにするかによって、
出力端子4から出力される信号OUTを、ハイレベル又
はロウレベルのいずれかにすることができる。従って、
この増幅回路の次段に、増幅出力OUTを入力とする論
理回路(図示せず)が接続されていても、その論理回路
への入力信号の論理状態を制御することは、可能であ
る。すなわち、上述の、電源電流を測定することによっ
て製造時の欠陥を検出する方法を採用したとき、検出率
を高めるために回路の論理状態を数回変更することが、
可能である。しかしながら、この場合、差動型増幅回路
の側の回路電流を考えると、この増幅回路では、基準電
圧端子5にハイレベルとロウレベルの中間の電位が与え
られるので、pMOSトランジスタP1 及びnMOSト
ランジスタN1 ,N2 ががオン状態となり、電源線1と
グランド線2との間に一定の電源電流が流れている。と
ころが、電源電流を測定することで製造時の欠陥を検出
する方法では、よく知られているように、或る一定の定
常電流が流れている状態で試験を実施した場合には測定
精度が低下してしまう。つまり、検出率が悪化してしま
うのである。
【0008】次に、テスト端子6への信号TEを、ロウ
レベルにしたものとする。この場合は、pMOSトラン
ジスタP0 がオフ状態になるので、電源線1とグランド
線2との間に電源電流は発生しない。従って、上に述べ
た場合に比べて、検出率が上がるであろうと期待され
る。しかしながら、この場合は、nMOSトランジスタ
56が常時オン状態になるので、出力信号OUTは常に
ハイレベルに固定されてしまう。その結果、この差動型
増幅回路の出力信号OUTを入力とする次段の論理回路
の論理状態を変えることができなくなって、この点で欠
陥の検出率が低下してしまうことになる。
【0009】つまり、CMOSトランジスタ構成の回路
を備えるLSIにおける、製造時の欠陥を電源電流を測
定することによって検出する方法では、検出率を高める
ためには、電源電流が確実にゼロであることと、回路の
論理状態を外部から変更可能であることとが欠かせない
のに対し、差動型増幅回路を含むLSIでは、電源電流
をゼロにできないか、又は、電源電流をゼロにした場合
には、次段以後の回路の論理状態を変更できなくなって
しまうので、検出率の向上は困難である。
【0010】従って、本発明は、CMOSトランジスタ
構成の差動型増幅回路において、差動型増幅回路の電源
電流を外部からゼロにすることが可能で、しかも、その
とき、差動型増幅回路の次段以後の回路への入力論理を
外部から変更可能であるようにすることを目的とするも
のである。
【0011】本発明に係る差動型増幅回路は、常時導通
可能状態にあるMOS型電界効果トランジスタを電流源
とするCMOSトランジスタ構成の差動型増幅部と、
記差動型増幅部が非活性状態にあるとき、差動型増幅部
の差動対を構成するMOS型電界効果トランジスタの一
部と協働して、前記差動型増幅部への入力信号を、前記
差動型増幅部における差動増幅動作を介さずに、信号出
力端子へ通過させる入力信号通過回路と、外部からの二
値信号に応じて、前記差動型増幅部及び前記入力信号通
過回路の活性、非活性の状態を、前記差動型増幅部と前
記入力信号通過回路とで互いに反対になるように制御す
る手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の幾つかの実施の形
態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
の第1の実施の形態による差動型増幅回路の、回路図で
ある。図1を参照して、pMOSトランジスタP0 は、
ソース電極を電源線1に接続し、ゲート電極をグランド
線2に接続して、常時オン状態にする。このpMOSト
ランジスタP0 のドレイン電極には、pMOSトランジ
スタP1 とnMOSトランジスタN1 及び、pMOSト
ランジスタP2 とnMOSトランジスタN2 が、差動対
で接続されている。pMOSトランジスタP1 のゲート
電極は基準電圧端子5に接続され、一方、pMOSトラ
ンジスタP2 のゲート電極は入力端子3に接続されてい
る。又、差動対を構成する二つのnMOSトランジスタ
1 ,N2 の共通接続されたゲート電極(節点K11)と
グランド端子2との間に、nMOSトランジスタN16
電流経路を成すように接続されている。このトランジス
タN16は、ゲート電極がテスト端子6に接続されてい
る。又、差動対の反転出力点(pMOSトランジスタP
2 のドレイン電極とnMOSトランジスタN2 のドレイ
ン電極との接続節点K12)には、インバータ7が接続さ
れている。反転出力点K12には又、二つのnMOSトラ
ンジスタN17,N18の直列接続回路が、グランド線2と
の間に電流経路をなすように接続されている。そして、
nMOSトランジスタN17のゲート電極は入力端子3に
接続され、一方、nMOSトランジスタN18のゲート電
極は、テスト端子6に接続されている。この差動型増幅
回路の出力端子は、インバータ7の出力点である。
【0013】このような構成の回路で、テスト端子6に
ロウレベルのテスト信号TEを入力すると、基準電圧端
子5に与えた基準電圧VREF のレベルに対し、入力端子
3に与えた信号INのレベルが高、低いずれであるかに
よって、出力信号OUTがハイレベル又はロウレベルに
変化する。すなわち、差動型増幅回路の通常の動作が行
われる。このときは、電源線1とグランド線2との間に
或る一定の定常電流が流れる。
【0014】次に、テスト端子6にハイレベルのテスト
信号TEを与えた場合を考える。このときは、nMOS
トランジスタN16,N18がオン状態になるので、差動対
のnMOSトランジスタN1 ,N2 はオフ状態になる。
又、基準電圧端子5にハイレベルの信号を入力すること
で、pMOSトランジスタP1 をオフ状態にする。その
結果、電源線1とグランド線2との間に、電流は流れな
くなる。一方、このとき、入力信号INをゲート入力と
するpMOSトランジスタP2 とnMOSトランジスタ
17とで等価的にインバータ回路が構成されるので、こ
のインバータ回路によって得られる信号が、出力のイン
バータ7を介して出力端子4から出力される。つまり、
入力端子3から出力端子4へ論理スルーとなり、入力信
号INをハイレベル又はロウレベルに変化させることに
よって、出力信号OUTをハイレベル又はロウレベルに
変化させることが可能になる。しかも、このとき、電源
線1とグランド線2との間に、電流は流れていない。
【0015】ここで、本発明の理解を容易にするため
に、参考例について説明する。本発明の参考例に係る
動型増幅回路の回路図を示す図2を参照して、この図に
示す差動型増幅回路では、pMOSトランジスタP0
ソース電極を電源線1に接続する。ゲート電極には、テ
スト端子6へのテスト信号TEがインバータ回路8によ
って反転された信号▽TE(▽は、反転を意味する上バ
ーの代用。以下、同じ)を入力する。ドレイン電極に
は、pMOSトランジスタP1 とnMOSトランジスタ
1 及び、pMOSトランジスタP2 とnMOSトラン
ジスタN2 が差動対で接続されている。pMOSトラン
ジスタP1 のゲート電極は基準電圧端子5に接続され,
pMOSトランジスタP2 のゲート電極は入力端子3に
接続されている。又、ゲート電極にテスト端子6への信
号TEが入力されるpMOSトランジスタと、ゲート電
極に反転テスト信号▽TEが入力されるnMOSトラン
ジスタとを並列接続して構成したトランスファゲート2
1が、ドレイン電極が入力端子3に接続されるようにし
て、設けられている。このトランスファゲート21のソ
ース電極は、2入力NOR回路22の一方の入力点に接
続されると共に、nMOSトランジスタN27のドレイン
電極に接続されている。nMOSトランジスタN27は、
ソース電極がグランド線に接続され、ゲート電極にテス
ト信号TEが入力される。前述の2入力NOR回路22
のもう一方の入力点は、差動対の反転出力点(pMOS
トランジスタP2 のドレイン電極とnMOSトランジス
タN2 のドレイン電極との接続節点K22)に接続されて
いる。差動対の反転出力点K22には、反転テスト信号▽
TEをゲート入力とするnMOSトランジスタN26が、
グランド線2との間に電流経路をなすように接続されて
いる。この差動型増幅回路の出力端子4は、NOR回路
22の出力点である。
【0016】このような構成の回路で、テスト端子6に
ハイレベルのテスト信号TEを入力すると、基準電圧端
子5に与えた基準電圧VREF のレベルに対し、入力端子
3に与えた信号INのレベルが高、低いずれであるかに
よって、出力信号OUTがハイレベル又はロウレベルに
変化する。すなわち、差動型増幅回路の通常の動作が行
われる。このときは、電源線1とグランド線2との間に
或る一定の定常電流が流れる。
【0017】次に、テスト端子6にロウレベルのテスト
信号TEを与えた場合を考える。このときは、pMOS
トランジスタP0 がオフ状態になるので、電源線1とグ
ランド線2との間に、電流は流れない。一方、このと
き、nMOSトランジスタN26がオン状態になるので、
2入力NOR回路22の片側の入力点は常にロウレベル
に固定される。つまり、NOR回路22の出力論理は、
もう一方の入力点の論理状態によって決まる。ここで、
nMOSトランジスタN27はロウレベルのテスト信号T
Eによってオフ状態にされているので、NOR回路22
の出力論理はトランスファゲート21のドレイン電極の
論理状態によって決まることになる。ところがこの場合
のトランスファゲート21は、pMOSトランジスタに
ロウレベルのテスト信号TEを与えられ、nMOSトラ
ンジスタにはハイレベルの反転テスト信号▽TEを与え
られてオン状態であるので、NOR回路22の出力論理
は、結局、入力信号INによって決ることになる。つま
り、入力端子3から出力端子4へ論理スルーとなり、入
力信号INをハイレベル又はロウレベルに変化させるこ
とによって、出力信号OUTをハイレベル又はロウレベ
ルに変化させることが可能になる。しかも、このとき、
電源線1とグランド線2との間に、電流は流れていな
い。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態による差
動型増幅回路の回路図を示す図3を参照して、この図に
示す差動型増幅回路では、pMOSトランジスタP0
は、そのソース電極を電源線1に接続し、ゲート電極を
グランド線2に接続して、常時オン状態にする。このp
MOSトランジスタP0 のドレイン電極には、pMOS
トランジスタP1 とnMOSトランジスタN1 及び、p
MOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2
が、差動対で接続されている。pMOSトランジスタP
1 のゲート電極は基準電圧端子5に接続され、一方、p
MOSトランジスタP2 のゲート電極は入力端子3に接
続されている。又、差動対を構成する二つのnMOSト
ランジスタN1 ,N2 の共通接続されたゲート電極(節
点K31)と入力端子3との間に、pMOSトランジスタ
36が電流経路をなすように接続されている。このトラ
ンジスタP36は、そのゲート電極にテスト信号TEが入
力されている。差動対の反転出力点(pMOSトランジ
スタP2 のドレイン電極とnMOSトランジスタN2
ドレイン電極との接続節点K32)には、インバータ7が
接続されている。この差動型増幅回路の出力端子は、イ
ンバータ7の出力点である。
【0019】このような構成の回路で、テスト端子6に
ハイレベルのテスト信号TEを入力すると、基準電圧端
子5に与えた基準電圧VREF のレベルに対し、入力端子
6に与えた信号INのレベルが高、低いずれであるかに
よって、出力信号OUTがハイレベル又はロウレベルに
変化する。すなわち、差動型増幅回路の通常の動作が行
われる。このときは、電源線1とグランド線2との間に
或る一定の定常電流が流れる。
【0020】次に、テスト端子6にロウレベルのテスト
信号TEを与えた場合を考える。このときは、pMOS
トランジスタP36がオン状態になる。又、基準電圧端子
5にハイレベルの信号を入力することで、pMOSトラ
ンジスタP1 をオフ状態にする。その結果、電源線1と
グランド線2との間に、電流は流れなくなる。一方、こ
のとき、入力信号INをゲート入力とするpMOSトラ
ンジスタP2 とnMOSトランジスタN2 とで等価的に
インバータ回路が構成されるので、このインバータ回路
によって得られる信号が、出力のインバータ7を介して
出力端子4から出力される。つまり、入力端子3から出
力端子4へ論理スルーとなり、入力信号INをハイレベ
ル又はロウレベルに変化させることによって、出力信号
OUTをハイレベル又はロウレベルに変化させることが
可能になる。しかも、このとき、電源線1とグランド線
2との間に、電流は流れていない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の差動型増
幅回路は、CMOSトランジスタ構成の差動型増幅部
と、その差動型増幅部への入力信号を、差動型増幅部に
おける差動増幅動作を介さずに、信号出力端子へ通過さ
せる入力信号通過回路と、外部からの二値信号に応じ
て、差動型増幅部及び前記入力信号通過回路の活性、非
活性の状態を、差動増幅部と入力信号通過回路とで互い
に反対になるように制御する手段とを備えている。
【0022】これにより本発明によれば、差動型増幅部
に流れる定常電流を停止させこの部分を非活性にして
も、次段の回路へは入力信号に応じた論理信号を入力す
ることができるので、本発明の差動型増幅回路をCMO
Sトランジスタ構成のLSIに搭載すれば、静止時の電
源電流を測定することによって製造時の欠陥を検出する
検査での故障検出率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による差動型増幅回
路の回路図である。
【図2】本発明の参考例に係る差動型増幅回路の回路図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による差動型増幅回
路の回路図である。
【図4】CMOSトランジスタ構成のLSIにおいて、
静止時の電源電流測定によって製造時の欠陥を検出する
方法の原理を説明するための図である。
【図5】従来のCMOSトランジスタ構成の差動型増幅
回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 電源線 2 グランド線 3 入力端子 4 出力端子 5 基準電圧端子 6 テスト端子 7,8 インバータ 21 トランスファゲート 22 NOR回路 40 論理回路 41,42 入力端子 43 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/092 H01L 27/08 321L H03K 19/00 19/0948 (72)発明者 本間 勝己 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403 番53 日本電気アイシーマイコンシステ ム株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−159727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/45 H03K 19/00 H03K 19/0948 G01R 31/28 H01L 27/04 H01L 27/092

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時導通可能状態にあるMOS型電界効
    果トランジスタを電流源とするCMOSトランジスタ構
    成の差動型増幅部と、前記差動型増幅部が非活性状態にあるとき、差動型増幅
    部の差動対を構成するMOS型電界効果トランジスタの
    一部と協働して、 前記差動型増幅部への入力信号を、前
    記差動型増幅部における差動増幅動作を介さずに、信号
    出力端子へ通過させる入力信号通過回路と、 外部からの二値信号に応じて、前記差動型増幅部及び前
    記入力信号通過回路の活性、非活性の状態を、前記差動
    型増幅部と前記入力信号通過回路とで互いに反対になる
    ように制御する手段とを備えることを特徴とする差動型
    増幅回路。
  2. 【請求項2】 常時導通可能状態にあるMOS型電界効
    果トランジスタを電流源とするCMOSトランジスタ構
    成の差動型増幅部と、 外部からの二値信号に応じて前記差動型増幅部を非活性
    化する手段と、 前記差動型増幅部が非活性状態のとき、その非活性状態
    にある差動型増幅部の差動対トランジスタの一方を能動
    素子の一つとして前記差動型増幅部への入力信号をゲー
    ト入力とする、CMOSトランジスタ構成のインバータ
    回路が形成されるように構成された回路とを備え、 前記差動型増幅部の信号出力点が、前記差動型増幅部が
    活性状態のときは差動増幅動作の結果の信号を出力し、
    前記差動型増幅部が非活性状態のときは差動型増幅部へ
    の入力信号を前記インバータ回路を介して出力するよう
    に切り替わる構成であることを特徴とする差動型増幅回
    路。
  3. 【請求項3】 ソース電極が高位電源線に接続されゲー
    ト電極が接地線に接続された電流源用のpチャネル型M
    OS型電界効果トランジスタと、それぞれのソース電極
    が共通接続されて前記電流源用のpチャネル型MOS型
    電界効果トランジスタのドレイン電極に接続された、差
    動対用の第1及び第2のpチャネル型MOS型電界効果
    トランジスタと、前記第1のpチャネル型MOS型電界
    効果トランジスタのドレイン電極と前記接地線との間に
    電流経路をなすように接続され、ゲート電極が前記第1
    のpチャネル型MOS型電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続された第1のnチャネル型MOS型電界効
    果トランジスタと、前記第2のpチャネル型MOS型電
    界効果トランジスタのドレイン電極と接地線との間に電
    流経路をなすように接続され、ゲート電極が前記第1の
    nチャネル型MOS型電界効果トランジスタのゲート電
    極に接続された第2のnチャネル型MOS型電界効果ト
    ランジスタとからなる差動型増幅部と、 前記第1及び第2のnチャネル型MOS型電界効果トラ
    ンジスタの共通接続されたゲート電極と前記接地線との
    間に電流経路をなすように接続された第3のnチャネル
    型MOS型電界効果トランジスタと、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのドレイン電極と前記接地線と
    の間に電流経路をなすように直列接続された第4及び第
    5のnチャネル型MOS型電界効果トランジスタとを備
    え、 前記差動型増幅部を構成する第1のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極に外部から基準電
    圧を与え、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極及び前記第4のn
    チャネル型MOS型電界効果トランジスタのゲート電極
    に、外部からの入力信号を入力し、 前記第3及び第5のnチャネル型MOS型電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極に、外部から二値のテスト信号を
    入力し、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのドレイン電極から外部への出
    力信号を取り出す構成の差動型増幅回路。
  4. 【請求項4】 ソース電極が高位電源線に接続されゲー
    ト電極が接地線に接続された電流源用のpチャネル型M
    OS型電界効果トランジスタと、それぞれのソース電極
    が共通接続されて前記電流源用のpチャネル型MOS型
    電界効果トランジスタのドレイン電極に接続された、差
    動対用の第1及び第2のpチャネル型MOS型電界効果
    トランジスタと、前記第1のpチャネル型MOS型電界
    効果トランジスタのドレイン電極と前記接地線との間に
    電流経路をなすように接続され、ゲート電極が前記第1
    のpチャネル型MOS型電界効果トランジスタのドレイ
    ン電極に接続された第1のnチャネル型MOS型電界効
    果トランジスタと、前記第2のpチャネル型MOS型電
    界効果トランジスタのドレイン電極と接地線との間に電
    流経路をなすように接続され、ゲート電極が前記第1の
    nチャネル型MOS型電界効果トランジスタのゲート電
    極に接続された第2のnチャネル型MOS型電界効果ト
    ランジスタとからなる差動型増幅部と、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極と第2のnチャネ
    ル型MOS型電界効果トランジスタのゲート電極との間
    に電流経路をなすように接続された第3のpチャネル型
    MOS型電界効果トランジスタとを備え、 前記差動型増幅部を構成する第1のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極に外部から基準電
    圧を与え、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極に外部からの入力
    信号を入力し、 前記第3のpチャネル型MOS型電界効果トランジスタ
    のゲート電極に外部から二値のテスト信号を入力し、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのドレイン電極から外部への出
    力信号を取り出す構成の差動型増幅回路。
  5. 【請求項5】 ソース電極が高位電源線に接続されゲー
    ト電極には外部から入力される二値のテスト信号の反転
    信号が入力される電流源用のpチャネル型MOS型電界
    効果トランジスタと、それぞれのソース電極が共通接続
    されて前記電流源用のpチャネル型MOS型電界効果ト
    ランジスタのドレイン電極に接続された、差動対用の第
    1及び第2のpチャネル型MOS型電界効果トランジス
    タと、前記第1のpチャネル型MOS型電界効果トラン
    ジスタのドレイン電極と接地線との間に電流経路をなす
    ように接続され、ゲート電極が前記第1のpチャネル型
    MOS型電界効果トランジスタのドレイン電極に接続さ
    れた第1のnチャネル型MOS型電界効果トランジスタ
    と、前記第2のpチャネル型MOS型電界効果トランジ
    スタのドレイン電極と前記接地線との間に電流経路をな
    すように接続され、ゲート電極が前記第1のnチャネル
    型MOS型電界効果トランジスタのゲート電極に接続さ
    れた第2のnチャネル型MOS型電界効果トランジスタ
    とからなる差動型増幅部と、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのドレイン電極を一方の入力点
    とする、CMOSトランジスタ構成の2入力NORゲー
    ト回路と、 前記NORゲート回路の一方の入力点と前記接地線との
    間に電流経路をなすように接続された第3のnチャネル
    型MOS型電界効果トランジスタと、 前記NORゲート回路の他方の入力点と前記接地線との
    間に電流経路をなすように接続された第4のnチャネル
    型MOS型電界効果トランジスタと、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極と前記NORゲー
    ト回路の他方の入力点との間に電流経路をなすように接
    続され、導通、非導通が前記テスト信号により制御され
    るトランスファゲートとを備え、 前記差動型増幅部を構成する第1のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極に外部から基準電
    圧を与え、 前記差動型増幅部を構成する第2のpチャネル型MOS
    型電界効果トランジスタのゲート電極に、外部からの入
    力信号を入力し、 前記第3のnチャネル型MOS型電界効果トランジスタ
    のゲート電極に、前記外部からのテスト信号の反転信号
    を入力し、 前記第4のnチャネル型MOS型電界効果トランジスタ
    のゲート電極に、外部からの前記テスト信号を入力し、 前記トランスファゲートの導通状態と、前記第4のnチ
    ャネル型MOS型電界効果トランジスタの導通状態とが
    互いに反対であるようにし、 前記NORゲート回路の出力点から外部への出力信号を
    取り出す構成の差動型増幅回路。
JP08033866A 1996-02-21 1996-02-21 差動型増幅回路 Expired - Fee Related JP3093628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08033866A JP3093628B2 (ja) 1996-02-21 1996-02-21 差動型増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08033866A JP3093628B2 (ja) 1996-02-21 1996-02-21 差動型増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09232885A JPH09232885A (ja) 1997-09-05
JP3093628B2 true JP3093628B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=12398436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08033866A Expired - Fee Related JP3093628B2 (ja) 1996-02-21 1996-02-21 差動型増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093628B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4807368B2 (ja) * 2008-03-17 2011-11-02 Tdk株式会社 光電流・電圧変換回路
JP4992838B2 (ja) * 2008-07-04 2012-08-08 株式会社デンソー オペアンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09232885A (ja) 1997-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100097073A1 (en) Methods And Apparatus For Testing Electronic Circuits
US4670675A (en) High gain sense amplifier for small current differential
JP2829924B2 (ja) 半導体記憶装置用マルチビットテスト回路
WO2000011486A1 (fr) Circuit integre a semi-conducteur
JP4200101B2 (ja) カスコードセンス増幅器及び列選択回路及び動作方法。
JP3157683B2 (ja) 半導体集積回路の静止時電流測定法、半導体集積回路
JP3093628B2 (ja) 差動型増幅回路
US5469076A (en) Static current testing apparatus and method for current steering logic (CSL)
JP4016854B2 (ja) 演算増幅回路を有する半導体装置
JP2009074850A (ja) 半導体集積回路の検査方法及び半導体集積回路
US6252417B1 (en) Fault identification by voltage potential signature
US6219808B1 (en) Semiconductor device capable of carrying out high speed fault detecting test
US5570036A (en) CMOS buffer circuit having power-down feature
JP2848441B2 (ja) Cmos半導体装置
KR100231430B1 (ko) 반도체 메모리소자의 데이터출력 버퍼회로
JP3189744B2 (ja) 半導体装置
JP2701780B2 (ja) 半導体集積回路
JP4992838B2 (ja) オペアンプ
JP2894090B2 (ja) 半導体装置
US20020180630A1 (en) Electronic volume circuit
JP5493540B2 (ja) 半導体装置
JPH0590940A (ja) 半導体集積回路
JP2022057234A (ja) 半導体装置、および半導体装置の試験方法
JPH0734312B2 (ja) センス回路
JP3076267B2 (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000704

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees