JP3093596U - 万華鏡ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 万華鏡ランプの提供。 【解決手段】 底座と万華鏡で組成され、底座はケース
体とされ、その上面に透明容器が設けられ、該透明容器
内に液体と懸浮物が封入され、並びに透明容器の底部に
対応する底座内にバルブが取り付けられている。万華鏡
内にはプリズムが取り付けられ、且つ万華鏡の底端が底
座上の透明容器に向けられている。以上の構造により、
底座上の透明容器が底部のバルブにより加熱されて、透
明容器内の液体に対流が発生し、透明容器内の懸浮物が
液体に伴い流動し、これにより万華鏡を覗く時、透明容
器内の流動懸浮物が発生しプリズムが反射する変化に富
んだ画像を見ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の万華鏡ランプに係り、特に、底座と万華鏡で組成され、底座上 に透明容器が設けられ、該透明容器内に液体と懸浮物が封入され、並びに透明容 器の底部に対応する底座内にバルブが取り付けられ、バルブの加熱により、透明 容器内の液体に対流が発生し、透明容器内の懸浮物が液体に伴い流動し、これに より万華鏡を覗く時、透明容器内の流動懸浮物が発生しプリズムが反射する変化 に富んだ画像を見ることができる、万華鏡ランプに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に万華鏡は、筒体内に三つの鏡で組成されたプロズムが設けられ、並びに 筒体内に色紙やスパンコールが入れられ、筒体を転がして色紙やスパンコールを 動かし、その画像をプリズムで反射させて画像の変化を形成させる。

【０００３】 しかし周知の万華鏡は単調で面白みに欠け、変化に乏しく、且つ手で回転させ なければならないため使用鑑賞に不便である。

【０００４】 さらに、万華鏡を鑑賞する時は、万華鏡の底端を光のある場所或いは角度に向 けて、光線を万華鏡の底端より進入させなければ万華鏡内を転がる色紙やスパン コールの画像を見ることができない。光線不足の情況では、発生する画像は鮮や かな色彩を発生することができず、ゆえに期待された効果を達成できない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種の万華鏡ランプを提供することにあり、それは、 底座と万華鏡で組成され、底座上に透明容器が設けられ、該透明容器内に液体と 懸浮物が封入され、並びに透明容器の底部に対応する底座内にバルブが取り付け られ、バルブの加熱により、透明容器内の液体に対流が発生し、透明容器内の懸 浮物が液体に伴い流動し、これにより万華鏡を覗く時、透明容器内の流動懸浮物 が発生しプリズムが反射する変化に富んだ画像を見ることができる、万華鏡ラン プであるものとする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、底座とされ、ケース体であり、その上に透明容器が設けら れ、該透明容器内に液体と懸浮物が封入され、並びに透明容器の底部に対応する 底座内にバルブが取り付けられた、上記底座と、 万華鏡とされ、ホルダで底座上に取り付けられ、内部にプリズムが取り付けら れ、且つ万華鏡の底端が底座上の透明容器に向けられた、上記万華鏡と、 を具えたことを特徴とする、万華鏡ランプとしている。 請求項２の考案は、請求項１に記載の万華鏡ランプにおいて、透明容器内に二 種類の異なる比重の液体が封入されたことを特徴とする、万華鏡ランプとしてい る。 請求項３の考案は、請求項１に記載の万華鏡ランプにおいて、透明容器の底部 にネジ式回転機構が設けられ、該ネジ式回転機構により透明容器が駆動され回転 することを特徴とする、万華鏡ランプとしている。 請求項４の考案は、請求項３に記載の万華鏡ランプにおいて、ネジ式回転機構 が音楽回転軸機構を同期に駆動してそれに音楽を発生させることを特徴とする、 万華鏡ランプとしている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の万華鏡ランプは、底座と万華鏡で組成され、底座はケース体とされ、 その上面に透明容器が設けられ、該透明容器内に液体と懸浮物が封入され、並び に透明容器の底部に対応する底座内にバルブが取り付けられている。万華鏡内に はプリズムが取り付けられ、且つ万華鏡の底端が底座上の透明容器に向けられて いる。以上の構造により、底座上の透明容器が底部のバルブにより加熱されて、 透明容器内の液体に対流が発生し、透明容器内の懸浮物が液体に伴い流動し、こ れにより万華鏡を覗く時、透明容器内の流動懸浮物が発生しプリズムが反射する 変化に富んだ画像を見ることができる。

【０００８】

【実施例】

図１、２に示されるように、本考案は、底座１と万華鏡２で組成されている。

【０００９】 該底座１は、ケース体とされ、その上面に透明容器１１が設けられ、該透明容 器１１内に液体１１ａと懸浮物１１ｂが封入され、並びに透明容器１１の底部に 対応する底座１内にバルブ１２が取り付けられている。

【００１０】 万華鏡２は、ホルダ２１により底座１上に取り付けられ、該万華鏡２内にプリ ズム２２が取り付けられ、且つ万華鏡２の底端が底座１上の透明容器１１に向け られている。

【００１１】 以上の構造により、底座１内のバルブ１２が点灯して該バルブ１２により底座 １上の透明容器１１が加熱され、透明容器１１内の液体１１ａが加熱されて対流 を発生し、懸浮物１１ｂが液体１１ａの対流に伴い上下に漂流する。

【００１２】 さらに、万華鏡２が底座１上方の透明容器１１に向けられ、万華鏡２の上端の 覗き口より内部を見る時、該透明容器１１内の懸浮物１１ｂが液体１１ａの対流 に伴い上下に漂流して流動する懸浮物１１ｂの画像が万華鏡２内のプリズム２２ に映し出され、並びにプリズム２２により相互に交錯する画像を発生し、これに より変化に富む画像を見ることができる。

【００１３】 底座１内のバルブ１２により、底座１上方の透明容器１１内の懸浮物１１ｂが 液体１１ａの対流により上下に対流する動態効果を発生し、これにより手で万華 鏡２を回す面倒と不便がない。

【００１４】 また、光線が底座１内のバルブ１２により提供されるため、周知の万華鏡の、 光源を探さねばならない面倒と不便が免除される。

【００１５】 図３は、透明容器１１内の二種類の異なる比重及び色の液体１１ｃ、１１ｄを 入れた実施例である。該透明容器１１は熱を受けない情況にあって、比重の重い 液体１１ｄが比重の軽い液体１１ｃの下に沈み、透明容器１１が加熱された後に 、その内部の二種類の液体１１ｃ、１１ｄが加熱されて対流を発生し、液体１１ ｃ、１１ｄが並びに均一に加熱されないため、比較的重い液体１１ｄが上向きに 対流する時に液体が混流する現象が発生し、並びに液体１１ｃ、１１ｄが異なる 色とされるため、万華鏡２を覗く時、液体の混流する変化に富んだ画像を見るこ とができる。これは本考案の別の実施例であり、参考までに提示した。

【００１６】 図４では、透明容器１１の底部にさらにネジ式回転機構１３が設けられ、この ネジ式回転機構１３で透明容器１１を回転させて、透明容器１１回転時にその内 部の懸浮物１１ｂに回転流動を発生させるか、或いは異なる二種類の比重及び液 体１１ｃ、１１ｄに渦流を発生させ、同様に上述の効果を達成する。これもまた 本考案の実施例であり、参考までに提示した。

【００１７】 別にこのネジ式回転機構１３が同期に音楽回転軸機構１３ａを駆動して音楽を 発生するようにした形態も可能であり、これもまた本考案の別の実施例である。

【００１８】

【考案の効果】

総合すると、本考案に記載の構造はこれまでになく、且つ確実に上述の効果を 達成し、実用新案登録の要件を具備している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の組立断面図である。

【図３】本考案の別の実施例の組立断面図である。

【図４】本考案のさらに別の実施例の組立断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 底座 １１ 透明容器 １１ａ 液体 １１ｃ 液体 １１ｄ 液体 １１ｂ 懸浮物 １２ バルブ １３ ネジ式回転装置 １３ａ 音楽回転軸機構 ２ 万華鏡 ２１ ホルダ ２２ プリズム

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底座とされ、ケース体であり、その上に
   透明容器が設けられ、該透明容器内に液体と懸浮物が封
   入され、並びに透明容器の底部に対応する底座内にバル
   ブが取り付けられた、上記底座と、 万華鏡とされ、ホルダで底座上に取り付けられ、内部に
   プリズムが取り付けられ、且つ万華鏡の底端が底座上の
   透明容器に向けられた、上記万華鏡と、 を具えたことを特徴とする、万華鏡ランプ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の万華鏡ランプにおい
   て、透明容器内に二種類の異なる比重の液体が封入され
   たことを特徴とする、万華鏡ランプ。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の万華鏡ランプにおい
   て、透明容器の底部にネジ式回転機構が設けられ、該ネ
   ジ式回転機構により透明容器が駆動され回転することを
   特徴とする、万華鏡ランプ。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の万華鏡ランプにおい
   て、ネジ式回転機構が音楽回転軸機構を同期に駆動して
   それに音楽を発生させることを特徴とする、万華鏡ラン
   プ。