JP3093520U - カイトの翼本体の迎え角を操縦棒の位置で変更できるようにしたことを特徴とするカイト。 - Google Patents
カイトの翼本体の迎え角を操縦棒の位置で変更できるようにしたことを特徴とするカイト。Info
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- JP3093520U JP3093520U JP2002005192U JP2002005192U JP3093520U JP 3093520 U JP3093520 U JP 3093520U JP 2002005192 U JP2002005192 U JP 2002005192U JP 2002005192 U JP2002005192 U JP 2002005192U JP 3093520 U JP3093520 U JP 3093520U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】カイトを離陸させる場合、従来、充分な風力が
必要であり、且つしっかりした足場が必要であり、風力
が弱い場合の離陸は難しかった。特に水上での離陸は操
縦者が水上で引っ張られて風の力を相殺し、特に難しか
った。また、風力が強すぎる場合は、操縦者が引きずら
れて危険な状態になった。これらの問題を解決するため
に、操縦棒の位置でカイトの翼本体の迎え角を調整でき
るようにしたカイトの提供。 【解決手段】カイトの翼本体を空中で保持する索の間
に、短い迎え角調整棒を配し、索の一部をすべりのよい
O形状のリングあるいは滑車を通らせて、操縦棒の位置
を変えることおよび滑車あるいはすべりの良いリングあ
るいはローラーを配し、カイトの操縦棒の位置を変える
ことにより容易に翼本体の迎え角を変更できるようにし
た。
必要であり、且つしっかりした足場が必要であり、風力
が弱い場合の離陸は難しかった。特に水上での離陸は操
縦者が水上で引っ張られて風の力を相殺し、特に難しか
った。また、風力が強すぎる場合は、操縦者が引きずら
れて危険な状態になった。これらの問題を解決するため
に、操縦棒の位置でカイトの翼本体の迎え角を調整でき
るようにしたカイトの提供。 【解決手段】カイトの翼本体を空中で保持する索の間
に、短い迎え角調整棒を配し、索の一部をすべりのよい
O形状のリングあるいは滑車を通らせて、操縦棒の位置
を変えることおよび滑車あるいはすべりの良いリングあ
るいはローラーを配し、カイトの操縦棒の位置を変える
ことにより容易に翼本体の迎え角を変更できるようにし
た。
Description
【0001】
カイトを空中に飛行させて揚力を発生させ、その力で操縦者がボード等に乗っ
て、水上、雪上あるいは陸上を走行するいわゆるカイトサーフィンあるいはカイ
トボーデイングと呼ばれるスポーツにおいて、カイトを離陸させるためには、従
来、風の力を利用し、操縦者が踏ん張れるように足場がしっかりしていなければ
ならなかった。
【0002】
また、カイト本体の迎え角が固定されているために、地面あるいは水面から離
陸するときのカイトの迎え角は、風向に対してほとんど垂直で、風力分布上、も
っとも風の強い場所から離陸させなければならず、大きな力がかかることが多く
、操縦者が引きずられて危険な状態であった。
【0003】
特に、水上から離陸させる場合は、足場が固定できずに、操縦者自身が風下に
流されて離陸に必要な風の力を相殺してしまい、風の力を期待できない弱風時に
は、離陸を困難にさせていた。
【0004】
これらの問題を解決するために、請求項1にあるいように、カイトの翼本体1
の前部を支持する左右対の本策3を、カイト進行方向に対して平行になるように
設置された左右対の短い迎え角調整棒4の上に接続し、棒の先端には操縦者に向
かって長さを固定した左右対のV字索6を接続してV字形になるように中央で中
央索9に接続し、操縦棒11にあるスルーホール10を通して、操縦者に固定す
る。
【0005】
操縦棒11の左右両端には、それぞれ左右の索13が敷設されており、左右そ
れぞれカイト本体に向かって伸びているが、途中で2つに枝分かれしており、一
方の索8はカイトの翼本体後縁に接続されており、もう一方の索7は、迎え角調
整棒の下にぶら下がっているすべりのよいOリングあるいは滑車5を通して前述
のV字索6が中央で結ばれた部分に同様に接続されている。
【0006】
操縦者が操縦棒11を前に押し出すと、操縦棒11の両端に接続された索13
は翼本体の後縁部分を押し上げると同時に、枝分かれしてすべりのよいOリング
あるいは滑車5を通る索7は、相対的にすべりのよりOリングあるいは滑車5の
位置を押し上げる。
【0007】
迎え角調整棒4は、前の部分がV字索6により固定されているので、迎え角調
整棒4は前傾姿勢になり、従ってカイトの翼本体1は迎え角を下げた姿勢をとる
ことができる。
【0008】
逆に、操縦者が操縦棒11を引き込むと、上記と反対に迎え角を上げることも
できる。
【0009】
または、請求項2にあるように、迎え角調整棒4の代わりに、追加の滑車ある
いはすべりの良いOリング14を索16に敷設し、索15は操縦棒11により長
さに変更がないように敷設する。
【0010】
索16は操縦棒11の位置が変わると、操縦棒11に接続されている索13と
それに接続されている索8は操縦棒と一緒に動き、索8が接続されているカイト
の翼本体1の翼後縁部を押し上げる。
【0011】
索7は操縦棒11が押し上げられると、滑車あるいはすべりの良いOリング5
の位置が上に押しあがるように働き、その移動量は操縦棒11の移動量の半分で
ある。
【0012】
滑車あるいはすべりの良いOリング5の上には、索18を介して滑車あるいは
すべりの良いOリング14が敷設されており、その上には索16が接続されカイ
トの翼本体1に接続されている。
【0013】
索18は滑車あるいはすべりの良いOリング14をその下にある滑車あるいは
すべりの良いOリング5の移動量の半分だけ上に押し上げるように働く。
【0014】
索17は滑車あるいはすべりの良いOリング5とカイトの翼本体1に直接接続
されており、操縦棒11の移動量の半分だけ移動する。
【0015】
従って、操縦棒11が押し上げられると、索15が接続されているカイトの翼
本体1の前縁部はその位置を変えず、索8が接続されているカイトの翼本体1後
縁部を操縦棒11の移動量だけ移動させる。
【0016】
索17はカイトの翼本体1後縁部の移動量の半分だけ移動し、また索16は索
17の移動量の半分だけ移動する。
【0017】
これにより、カイトの翼本体1はその形状を崩さずに迎え角を調整することが
できる。
【0018】
【請求項1】と
【請求項2】の本考案により、従来のカイトでは、離陸時にあ
る一定以上の強さの向え風が必要であったが、本考案によりカイトの翼本体1の
迎え角を下げることができるので、風が弱い場合や水上からの離陸が容易になっ
た。
【0010】
また、在来のカイトは迎え角が固定されているため、強風時に離陸させるため
には、操縦者に大きな力がかかり、引きずられたりして危険であったが、本考案
により、迎え角を下げることができるので、その力を和らげることができ、特に
初心者にはリスクを回避できるようになった。
【0010】
特に、水上からカイトを離陸させねばならない場合に、水上では足場が固定せ
ず、踏ん張りが利かないためにカイトの離陸が困難であったが、本考案により、
容易に離陸させることが可能になった。
【0011】
副次的に、操縦者が操縦棒を引き込むと迎え角が上がり、パワーを増す効果も
得られた。
【0012】
さらに、翼の後縁部分だけを下げることもでき、速度を落としかつ揚力を増大
させるフラップ効果も得ることができた。
【図1】請求項1の操縦棒11を定位置に保持したとこ
ろを側面から見た図である。
ろを側面から見た図である。
【図2】請求項1の操縦棒11を押し出し、滑車あるい
はすべりの良いOリング5が押し上げられ迎え角調整棒
4が下に傾いて翼本体の迎え角が下がったところを側面
から見た図である。
はすべりの良いOリング5が押し上げられ迎え角調整棒
4が下に傾いて翼本体の迎え角が下がったところを側面
から見た図である。
【図3】請求項1の操縦棒11を定位置に保持したとこ
ろを正面から見た図である。
ろを正面から見た図である。
【図4】請求項1の操縦棒11を押し出し、滑車あるい
はすべりの良いOリング5が押し上げられ迎え角調整棒
4が下に傾いてカイトの翼本体1の迎え角が下がったと
ころを正面から見た図である。
はすべりの良いOリング5が押し上げられ迎え角調整棒
4が下に傾いてカイトの翼本体1の迎え角が下がったと
ころを正面から見た図である。
【図5】請求項2の操縦棒11を定位置に保持したとこ
ろを側面から見た図である。
ろを側面から見た図である。
【図6】請求項2の操縦棒11を押し出し、滑車あるい
はすべりの良いOリング5と14が押し上げられカイト
の翼本体1の迎え角が下がったところを側面から見た図
である。
はすべりの良いOリング5と14が押し上げられカイト
の翼本体1の迎え角が下がったところを側面から見た図
である。
【図7】請求項2の操縦棒11を定位置に保持したとこ
ろを正面から見た図である。
ろを正面から見た図である。
【図8】請求項2の操縦棒11を押し出し、滑車あるい
はすべりの良いOリング5と14が押し上げられカイト
の翼本体1の迎え角が下がったところを正面から見た図
である。
はすべりの良いOリング5と14が押し上げられカイト
の翼本体1の迎え角が下がったところを正面から見た図
である。
1 カイトの翼本体
3 カイトの翼本体を支える本索群
4 迎え角調整棒
5 すべりのよいOリングあるいは滑車
6 V字索
7 リングあるいは滑車を通る枝分かれした索
8 枝分かれして翼本体後縁に接続される索
9 操縦棒のスルーホールを通して操縦者に固定
される中央索 10 操縦棒に穿ったスルーホール 11 操縦棒 12 中央索9を操縦者に固定するフック 13 操縦棒の両端に接続されている左右の索 14 滑車あるいはすべりの良いOリング 15 カイトの翼本体の前縁に接続された索 16 滑車あるいはすべりの良いOリング14から
カイトの翼本体中央部前よりに接続される索 17 滑車あるいはすべりの良いOリング5からカ
イトの翼本体中央部後ろよりに接続される索 18 滑車あるいはすべりの良いOリング5から滑
車あるいはすべりの良いOリング14を通して、V字索
6に接続される索
される中央索 10 操縦棒に穿ったスルーホール 11 操縦棒 12 中央索9を操縦者に固定するフック 13 操縦棒の両端に接続されている左右の索 14 滑車あるいはすべりの良いOリング 15 カイトの翼本体の前縁に接続された索 16 滑車あるいはすべりの良いOリング14から
カイトの翼本体中央部前よりに接続される索 17 滑車あるいはすべりの良いOリング5からカ
イトの翼本体中央部後ろよりに接続される索 18 滑車あるいはすべりの良いOリング5から滑
車あるいはすべりの良いOリング14を通して、V字索
6に接続される索
Claims (2)
- 【請求項1】カイトの翼本体を空中で保持する索の間
に、短い迎え角調整棒を配し、索の一部をすべりのよい
O形状のリングあるいは滑車を通らせて、操縦棒の位置
を変えることにより、容易に翼本体の迎え角を変更でき
るようにしたことを特徴とするカイト。 - 【請求項2】カイトの翼本体を空中で保持する索群の間
に、滑車あるいはすべりの良いリングあるいはローラー
を配し、カイトの操縦棒の位置を変えることにより容易
に翼本体の迎え角を変更できるようにしたことを特徴と
するカイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005192U JP3093520U (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | カイトの翼本体の迎え角を操縦棒の位置で変更できるようにしたことを特徴とするカイト。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005192U JP3093520U (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | カイトの翼本体の迎え角を操縦棒の位置で変更できるようにしたことを特徴とするカイト。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3093520U true JP3093520U (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=43247543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005192U Expired - Fee Related JP3093520U (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | カイトの翼本体の迎え角を操縦棒の位置で変更できるようにしたことを特徴とするカイト。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093520U (ja) |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002005192U patent/JP3093520U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |