JP3093371U - 吸液体に取り付ける錘、吸液具および液体供給装置 - Google Patents

吸液体に取り付ける錘、吸液具および液体供給装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来の吸液体に、液中で安定して自立できる形
状と重量を付加することにより、容器内の薬液等を最後
まで吸入することができるようにする錘及び吸液具を提
供する。また、容器の液入口をふさいだ状態での吸液を
可能にして、農作業時及び移動する際に容器内の薬液等
がこぼれるのを防止する液体供給装置を提供する。 【解決手段】吸液具Aは、吸液体に外部からの吸液口を
形成した錘を取り付けたものであり、吸液口を安定して
容器底面に向けさせて容器41内の薬液等を最後まで吸
い上げることを可能とした。また容器41に動力散布装
置に繋がるホース9を挿入するための導入口43aを新
たに形成し、吸液具Aと組み合わせた液体供給装置4と
して使用することで、中身の薬液等をこぼさずに作業で
き、移動時の薬液等の損失を防止することが可能とな
る。これにより作業効率が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、吸液体に取り付ける錘、吸液具および液体供給装置に関する。 更に詳しくは、吸液口の位置を錘によって安定させて薬液等を最後まで吸入で きるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、図1で示すように、農作業で使用する液状の薬品・肥料液等(以下、「 薬液等」という。)を入れる容器としては、容器5に薬液等6を入れるための開 口部51(本明細書では「液入口」という。)、空気導入のための開口部52、 上記液入口と開口部を封鎖する蓋を備えるものがあった。 畑等で薬液等6を散布する作業の際には、上記液入口51から薬液等6を入れ 、液入口51に吸液体3を取着したホース9を差し込んで、ホース9の他方の一 端を動力散布装置(「散布」中に「噴霧」も含む。以下同じ。)に接続し、ホー ス9を通じて薬液等6を吸い上げて散布していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の吸液体及び容器には、次のような課題があった。 即ち、農作業で薬液等を散布する際には、容器5の液入口51から薬液等6を 入れ、ホース9に取着した吸液体3を開口部51から容器5内に入れて薬液等6 を吸引していたが、一般的に、吸液体3は濾過機能を有する中空構造のものが多 く使用されており、これらは概して軽量である。 そのため、使用中に、動力散布装置の振動等で容器5内の吸液体3が横倒しに なることが多く、容器5内部の液量が少なくなると、吸液口32が液面より上に 位置してしまい、最後まで薬液等6を吸入できなくなるという問題点があった。
【0004】 また、消毒液等を散布する作業の後、他の畑に移動する際には、作業開始以前 の状態に戻して(液入口からホースを抜き容器の蓋を閉める)移動するのである が、複数の畑を移動する度に毎回これを行うのは面倒であるため、図1のような 作業中の状態での移動が行われている。しかし、蓋を開けてホースを入れたまま で車両で移動すると、容器を載せた車の車体の揺れによって薬液等がこぼれ、薬 液等を失うとともに車の荷台が錆びるという問題点があった。
【0005】 本考案者は、容器内へ挿通したホース吸液側端部に取着した吸液体に、錘を取 り付けることにより、吸液口の位置が安定し、容器内の薬液等を最後まで吸入で きるのではないかとの着想を得た。また、容器の液入口と空気導入のための開口 部に加えて、新たにホースを挿入するのに適した口径の小さな開口部(以下、「 導入口」という。)を設け、該開口部に送液のためのホースを挿通して用いるこ とにより、液入口は蓋をしたままで容器内の薬液等をこぼさずに取り出すことが できるのはないかとの着想を得た。
【0006】 (考案の目的) 本考案の目的は、容器内の薬液等を最後まで吸入することができるようにする ことにある。 また、本考案の他の目的は、農作業時及び移動する際に容器内の薬液等がこぼ れるのを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本考案の手段は次のとおりである。 第1の考案にあっては、 送液のためのホースの吸液側端部に取り付けられた吸液体を、液中に位置させ た状態で安定して自立できる形状及び重量を有する錘であって、 底面を開口して形成されており、吸液体を収容するための収容部と、 外側に吸液口を有し、該吸液口通じて収容部に至る吸液路と、 上面に設けられており、収容部内に収容される吸液体のホース接続口を挿通さ せる挿通孔と、 を備えていることを特徴とする、 吸液体用錘である。
【0008】 第2の考案にあっては、 送液のためのホースの吸液側端部に取り付ける吸液具であって、吸液口を液中 に位置させた状態で安定して自立できる形状と重量を有し、 底面に形成された、吸液口を有する吸液空間部と、 吸液空間部へ通じるホース接続部と、 を備えていることを特徴とする、 吸液具である。
【0009】 第3の考案にあっては、 ホースを使用した液体供給装置であって、 貯液容器と、 第1の考案に係る錘と吸液体を組み合わせた吸液具と、 吸液具に接続されるホースと、 散布機から液体を戻すのに使用されるホースと、 を備えており、 貯液容器は、 吸液具が出し入れ可能で着脱可能な蓋を有する液入口と、 内径がホースの直径と同じかやや径大に設けられ、ホースが出し入れ可能で、 それぞれ着脱可能な蓋を有する複数の導入口と、 を有し、 吸液具は貯液容器の内底部に導入口から吸液可能に戴置されており、吸液具に 接続されたホースは所要の導入口から導出されていることを特徴とする、 液体供給装置である。
【0010】 第4の考案にあっては、 ホースを使用した液体供給装置であって、 貯液容器と、 第2の考案に係る吸液具と、 吸液具に接続されるホースと、 散布機から液体を戻すのに使用されるホースと、 を備えており、 貯液容器は、 吸液具が出し入れ可能で着脱可能な蓋を有する液入口と、 内径がホースの直径と同じかやや径大に設けられ、ホースが出し入れ可能で、 それぞれ着脱可能な蓋を有する複数の導入口と、 を有し、 吸液具は貯液容器の内底部に導入口から吸液可能に戴置されており、吸液具に 接続されたホースは所要の導入口から導出されていることを特徴とする、 液体供給装置である。
【0011】 第5の考案にあっては、 柔軟性または可曲性を有する吸液管を容器内に挿入して容器内の液体を吸引す るにあたり、 上記吸液管の吸液口を液体中に位置させ、または、液体に触れるようにするこ とを特徴とする、 吸液体用錘である。
【0012】 第6の考案にあっては、 柔軟性または可曲性を有する吸液管を容器内に挿入して容器内の液体を吸引す るにあたり、 上記吸液管の吸液口を液体中に位置させ、または、液体に触れるようにする手 段を吸液口の近傍に設けたことを特徴とする、 吸液管構造体である。
【0013】 第7の考案にあっては、 容器と、柔軟性または可曲性を有する吸液管と、請求項5記載の錘を組み合わ せた液体供給装置であって、 上記容器は、液入口と所要数の開口部を備え、液入口と開口部には、それぞれ 蓋を有しており、 上記錘が容器の内底部に戴置されることによって、吸液管の吸入口は容器の内 底部に向かって吸液可能に設けられ、 吸液管は開口部に挿入されていることを特徴とする、 液体供給装置である。
【0014】 第8の考案にあっては、 容器と、第6の考案に係る吸液管構造体と、柔軟性または可曲性を有する吸液 管を備えた液体供給装置であって、 上記容器は、液入口と所要数の開口部を備え、液入口と開口部には、それぞれ 蓋を有しており、 上記吸液管構造体が容器の内底部に戴置されることによって、吸液管構造体の 吸入口は容器の内底部に向かって吸液可能に設けられ、 吸液管は開口部に挿入されていることを特徴とする、 液体供給装置である。
【0015】 なお、本明細書で使用している、「液体」には、例えば消毒液・殺虫剤等の液 状の農薬、肥料液が挙げられるが、これらに限定するものではなく、農作業にお いて散布する液体、例えば水等も含まれる。
【0016】 また、「吸液管」は、例えば合成樹脂等の素材で形成されたホースを含むが、 これらに限定するものではなく、例えば柔軟性または可曲性を有する金属管のよ うなものであればよい。
【0017】 (作用・効果) 本考案に係る錘は、容器内の液中で安定して自立できる形状と重量を有してお り、既存の吸液体に取り付けることにより、吸液口を液中に位置させた状態で安 定して薬液等を最後まで吸入することが可能になる。
【0018】 本考案に係る吸液具は、送液に用いるホースの吸液側端部に取着するものであ り、吸液具自体が容器内の液中で安定して自立できる形状と重量及び濾過機能を 有しており、かつ、吸液口が底面に向いて液中から出ないので、薬液等を最後ま で吸入することが可能になる。
【0019】 本考案に係る液体供給装置は、液入口のほかに導入口を新たに設けた容器を使 用することで、従来ホースを挿入していた液入口に蓋をした状態で作業すること ができる。これにより、畑等間の移動時に、容器を積載した車体が揺れても、薬 液等をこぼさずに移動することが可能となる。
【0020】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。 図2は錘と吸液体を組み合わせてなる吸液具の一実施の形態を示す斜視図、 図3は図2に示す吸液具の縦断面説明図、 図4は図2に示す吸液具の底面図、 である。
【0021】 符号1は吸液体3に装着する錘を示している。錘1は、外観が、所要の高さを 有する大小2枚の金属製の円板を重ねた形状であり、上から見ると同心円状であ り、かつ、容器内部で液中に位置させた際に安定して自立できる形状及び重量に 形成されている。
【0022】 なお、本実施の形態で錘1は、容器内の液中で浮き上がらず、かつ、薬液等で 腐食しにくいようにステンレスで形成されているが、錘の素材を限定するもので はなく、例えば、鉄等の金属表面に耐食性の効果がある合成樹脂のコーティング をしたもの等一定の重さを有するものでもよい。
【0023】 錘1の内部は中空構造になっており、図2及び図3に示すように、錘下部に当 たる大きな円板の底面中心部に、収容部15が横断面円形状に形成されている。 収容部15の大きさは、該収容部15に吸液体3を嵌め込んだ後に、錘1の内 壁と吸液体3の間に薬液等が流入可能な程度の空間部13が形成される程度の大 きさである。
【0024】 錘1の上部にあたる小さな円板の上面板18には、吸液体の接続口34を挿通 させるための挿通孔16が形成されている。
【0025】 錘1の下部にあたる大きな円板の外周面には、吸液口11が複数箇所に設けら れており、図2に示すように各吸液口11から空間部13までを結ぶ各液体流入 路12が直線状に貫通して形成されている。
【0026】 吸液体3は、合成樹脂等で逆有底円筒状に形成された吸液体本体31と、吸液 体3底部に吸液口32が形成されている。
【0027】 吸液体3内部は中空構造であり、吸液口32は中央部が膨らんだ湾曲した面に 多数の微小な孔が開けられた構造であり、異物を吸い込まないためのフィルター の役割をするものであるが、構造を限定するものではなく、フィルター機能が無 いものであっても良い。
【0028】 吸液体本体31の側面下部には、内部の中空部分である空間部33に通じる複 数個の溝35が設けられ、薬液等が空間部33に流入可能となっている。
【0029】 吸液口32の薬液等の吸入を効果的に行うために、容器底面との間に空間部が 形成できるようにする空間部33が設けてある。
【0030】 吸液体本体31上部の中央にはホース9を取着するための接続口34が設けて ある。
【0031】 吸液体3は、錘1の収容部15に嵌め込み、吸液体3の接続口34を挿通孔1 6に挿通し、挿通した接続口34にホース9の吸液側端部を嵌め込んで接続する 。 錘1と吸液体3とを組み合わせることで吸液具Aを構成する。
【0032】 なお、本実施の形態において、錘1の外周から内部への薬液等の流入経路は、 外周下部の側面に形成された吸液口11から錘1内部を貫通して形成された液体 流入口12を経由するものであるが、該経路に流入手段を限定するものではなく 、例えば、図7に示すように底面に放射状に複数の液体流入溝を形成することに よる流入手段であっても良い。
【0033】 図5は、容器4の使用状態および吸液体と考案に係る錘を組み合わせた吸液体 の容器内部での使用状態を示している。 容器41の上面には、液入口42aが1カ所と、導入口が2カ所に設けられて いる。なお、吸液具Aは、後述の吸液具Bと置き換えても良い。
【0034】 3カ所の開口部である液入口42a,導入口43a,導入口44aは、それぞ れ円筒状に形成され、円筒の外周面には雄螺子が形成してある。 また、3カ所の開口部の蓋42b,43b,44bは、それぞれ開口部に被せ ることができる程度の内径を備えた有蓋円筒状に形成され、蓋の内側には、各開 口部である液入口42a,導入口43a,導入口44aの螺刻と螺合できる雌螺 子が形成してある。
【0035】 使用にあたっては、蓋42bを外した液入口42aから吸液具Aを容器41内 部に入れる。
【0036】 蓋43bを外した導入口43aにはホース9を挿入し、容器41内部で錘1の 上面板18から出ている接続口34にホース9の吸液側端部を接続する。
【0037】 蓋44bを外した導入口44aには戻しホース91を挿入する。
【0038】 なお、本実施の形態では、ホース9を導入口43aに、ホース91を導入口4 4aに挿入したが、ホースを挿入する導入口を限定するものではない。 また、各開口部の閉鎖手段は、螺合構造に限定するものではない。
【0039】 開口部である液入口42aから使用する分量の薬液等を入れ、蓋42bを被せ て螺合し、閉蓋し、ホース9及び91を動力散布装置7に接続する。
【0040】 図6は農作業時における容器等の使用状態を示している。 車両8の荷台に載せた容器41は、内部で錘1と吸液体3を組み合わせたもの を取着した送液用ホース9を導入口43aに挿通させており、ホース9を通じて 吸入した薬液等を、動力散布装置7によりホース92を通じて散布ノズル71か ら畑等に散布する。 その際、容器41の液入口42aは蓋をした状態で使用される。 なお、動力散布装置7と容器41を繋いでいる戻りホース91は、余った薬液 等を容器41に戻すためのものである。 また、図6では動力散布装置7は据置型であるが、携帯型の散布装置であって もよい。
【0041】 (作 用) 錘1の取り付けは、錘1の底面の空間に吸液体3を嵌め込み、吸液体3に係る 接続口34を錘1の上部の挿通孔16に入れ、錘1の上部からホース9の吸液側 端部を接続口34に嵌めこんで接続することにより行う。 上記錘1と吸液体3からなる吸液具Aを、容器41の液体内に入れ、ホース9 の他方の端部を液体散布機7に接続して吸引を開始すると、容器41内の薬液等 は錘外周面の吸液口11から吸入され、液体流入路12を経由して空間部13に 至る。 空間部13に至った薬液等は、さらに、吸液体3にかかるを溝35を通り、空 間部33に流入し、吸液口32から吸入され、ホース9を通じて動力散布装置7 に吸引された後、ホース92を通じて散布ノズル71から散布される。
【0042】 図7から図9は錘と吸液体が一体となったものを示している。 図7は本考案に係る吸液具の一実施の形態を示す斜視図、 図8は図7に示す吸液具の縦断面説明図、 図9は図7に示す吸液具の底面図である。
【0043】 吸液具Bは、吸液具Bの外周側面底部に形成された吸液口21から底面26に 形成された複数の液体流入溝22を通じて、内部に形成された空間部24に薬液 等が流入するものである。 液体流入溝22は、内部の中空部分から外側に向かって放射状に直線に、複数 本形成されている。
【0044】 吸液具B内部は中空構造であり、吸液空間部28が形成されている。 吸液空間部28に設けられた吸液口23は、中央部が膨らんだ湾曲面に形成さ れ、当該面には多数の小孔が設けてある。吸液口23は、フィルターとしての機 能を果たす。
【0045】 吸液口23は薬液等の吸入を効果的に行うために、容器底面との間に空間部が 形成できるようにする空間部24が設けてある。
【0046】 上面板27の中央部には接続口25が設けてある。
【0047】 本実施の形態では「錘」は、所定の高さを有する大小2枚の金属製の円板を重 ねた形状であり、上から見て同心円状に形成された形状であるが、該形状に限定 するものではなく、容器内で倒れにくい重心が低く安定した形状であればよい。 例えば、円錐形、三角錐、四角錐または截頭錐体等が挙げられる。
【0048】 また、実施の形態で「容器」として合成樹脂製のものを挙げているが、該素材 に限定するものではなく、薬液等を保管するのに適した素材であればよい。
【0049】 (作 用) 吸液具Bは、吸液具Bに係る接続口25をホース9の吸液側端部に嵌めこんで 接続して使用する。 吸液具Bを容器41の薬液等中に入れ、ホース9の他方の端部を液体散布機7 に接続して吸引を開始すると、容器内の薬液等は、吸液具Bの外周面底部の吸液 口21から吸入され、液体流入溝22を経由して空間部24に至る。 空間部24に至った薬液等は、吸液口23から吸入され、ホース9を通じて動 力散布装置7に吸引された後、ホース92を通じて散布ノズル71から散布され る。 その他の作用は大体において、吸液具Aの場合と同じである。
【0050】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)本考案にかかる錘を使用することにより、従来の吸液体の吸液口を安定し て底面を向けることが可能となる。 これにより、容器内の薬液等を最後まで吸入することが可能となる。 (b)本考案にかかる吸液具を使用することにより、薬液等の安定した吸入が可 能となり、これにより、容器内の薬液等を最後まで吸入することができる。 (c)本考案にかかる容器を使用することにより、薬液等の容器の開口部に送液 用のホースを差し込んだままで作業でき、薬液等を入れるための開口部は蓋を閉 じることができるので、農作業時及び移動する際に容器内の薬液等がこぼれるの を防止できる。 これにより、薬液等がこぼれて無駄にならず、また、こぼれた薬液等により発 生する車両荷台の錆びを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の容器の一部を切欠いて、従来の吸液体を
使用した場合の問題点を示す説明図。
【図2】外周面に吸液口を複数備えた錘を吸液体に装着
してホースを取着した吸液具の一実施の形態を示す斜視
図。
【図3】図2に示す吸液具の縦断面説明図。
【図4】図2に示す吸液具の底面図。
【図5】考案に係る容器の使用状態、及び、容器の一部
を切欠いて、考案に係る錘の容器内部での使用状態を示
す説明図。
【図6】農作業時における容器等の使用状態を示す説明
図。
【図7】底面に複数の液体流入溝を備えた吸液具にホー
スを取着した状態を示す本考案に係る吸液具の一実施の
形態を示す斜視図。
【図8】図7に示す吸液具の縦断面説明図。
【図9】図7に示す吸液具の底面図。
【符号の説明】
1 錘 11 吸液口 12 液体流入路 13 空間部 14 錘部分 15 吸液体の収容部 16 吸液体の接続口の挿通孔 17 底面 18 上面板 A 錘と吸液体を組み合わせた吸液具 B 吸液具 21 吸液口 22 液体流入溝 23 吸液口 24 空間部 25 接続口 26 底面 27 上面板 28 吸液空間部 3 吸液体 31 吸液体本体 32 吸液口 33 空間部 34 接続口 35 溝 4 液体供給装置 41 容器 42a 液入口 42b 液入口の蓋 43a 導入口 43b 導入口の蓋 44a 導入口 44b 導入口の蓋 5 従来の容器 51 従来の容器の液入口 52 従来の容器の空気孔 6 薬液等 7 動力散布装置 71 散布ノズル 8 荷台付き車両 9 送液用ホース 91 戻しホース 92 ホース

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液のためのホース(9)の吸液側端部に
    取り付けられた吸液体(3)を、液中に位置させた状態で
    安定して自立できる形状及び重量を有する錘(1)であっ
    て、 底面(17)を開口して形成されており、吸液体(3)を収容
    するための収容部(15)と、 外側に吸液口(11)を有し、該吸液口(11)通じて収容部(1
    5)に至る吸液路(12)と、 上面に設けられており、収容部(15)内に収容される吸液
    体(3)のホース接続口(34)を挿通させる挿通孔(16)と、
    を備えていることを特徴とする、吸液体用錘。
  2. 【請求項2】 送液のためのホース(9)の吸液側端部に
    取り付ける吸液具(B)であって、吸液口(23)を液中に位
    置させた状態で安定して自立できる形状と重量を有し、 底面(26)に形成された、吸液口(23)を有する吸液空間部
    (28)と、 吸液空間部(28)へ通じるホース接続部(25)と、を備えて
    いることを特徴とする、 吸液具。
  3. 【請求項3】 ホース(9、91)を使用した液体供給装置
    (4)であって、 貯液容器(41)と、 請求項1記載の錘(1)と吸液体(3)を組み合わせた吸液具
    (A)と、 吸液具(A)に接続されるホース(9)と、 散布機(7)から液体を戻すのに使用されるホース(91)
    と、を備えており、 貯液容器(41)は、 吸液具(A)が出し入れ可能で着脱可能な蓋(42b)を有す
    る液入口(42a)と、 内径がホース(9、91)の直径と同じかやや径大に設けら
    れ、ホース(9、91)が出し入れ可能で、それぞれ着脱可
    能な蓋(43b、44b)を有する複数の導入口(43a、44a)と、を
    有し、 吸液具(A)は貯液容器(41)の内底部に導入口(43a、44a)
    から吸液可能に戴置されており、吸液具(A)に接続され
    たホース(9)は所要の導入口(43a)から導出されているこ
    とを特徴とする、 液体供給装置。
  4. 【請求項4】 ホース(9、91)を使用した液体供給装置
    (4)であって、 貯液容器(41)と、 請求項2記載の吸液具(B)と、 吸液具(B)に接続されるホース(9)と、 散布機(7)から液体を戻すのに使用されるホース(91)
    と、を備えており、 貯液容器(41)は、 吸液具(B)が出し入れ可能で着脱可能な蓋(42b)を有す
    る液入口(42a)と、 内径がホース(9、91)の直径と同じかやや径大に設けら
    れ、ホース(9、91)が出し入れ可能で、それぞれ着脱可
    能な蓋(43b、44b)を有する複数の導入口(43a、44a)と、を
    有し、 吸液具(B)は貯液容器(41)の内底部に導入口(43a、44a)
    から吸液可能に戴置されており、吸液具(B)に接続され
    たホース(9)は所要の導入口(43a)から導出されているこ
    とを特徴とする、 液体供給装置。
  5. 【請求項5】 柔軟性または可曲性を有する吸液管を容
    器内に挿入して容器内の液体を吸引するにあたり、 上記吸液管の吸液口を液体中に位置させ、または、液体
    に触れるようにすることを特徴とする、 吸液体用錘。
  6. 【請求項6】 柔軟性または可曲性を有する吸液管を容
    器内に挿入して容器内の液体を吸引するにあたり、 上記吸液管の吸液口を液体中に位置させ、または、液体
    に触れるようにする手段を吸液口の近傍に設けたことを
    特徴とする、吸液管構造体。
  7. 【請求項7】 容器と、柔軟性または可曲性を有する吸
    液管と、請求項5記載の錘を組み合わせた液体供給装置
    であって、 上記容器は液入口と所要数の開口部を備え、液入口と開
    口部にはそれぞれ蓋を有しており、 上記錘が容器の内底部に戴置されることによって吸液管
    の吸入口は容器の内底部に向かって吸液可能に設けら
    れ、 吸液管は開口部に挿入されていることを特徴とする、 液体供給装置。
  8. 【請求項8】 容器と、請求項6記載の吸液管構造体
    と、柔軟性または可曲性を有する吸液管を備えた液体供
    給装置であって、 上記容器は液入口と所要数の開口部を備え、液入口と開
    口部にはそれぞれ蓋を有しており、 上記吸液管構造体が容器の内底部に戴置されることによ
    って吸液管構造体の吸入口は容器の内底部に向かって吸
    液可能に設けられ、 吸液管は開口部に挿入されていることを特徴とする、 液体供給装置。
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CN111831015A (zh) * 2020-07-24 2020-10-27 中国石油天然气集团有限公司 一种撬装式液体添加剂精确添加装置及方法
CN114380345A (zh) * 2022-01-12 2022-04-22 化南教育科技(深圳)有限公司 一种工业污水处理设备的自动配液箱

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