JP3093213U - 散髪用具 - Google Patents

散髪用具

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JP3093213U JP2002006292U JP2002006292U JP3093213U JP 3093213 U JP3093213 U JP 3093213U JP 2002006292 U JP2002006292 U JP 2002006292U JP 2002006292 U JP2002006292 U JP 2002006292U JP 3093213 U JP3093213 U JP 3093213U
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正義 山野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】散髪に際し、散髪を受ける者に触れる部分を、
常時清潔な状態にすること、髪の毛の質や量等に応じた
種別やサイズの櫛や、新しい櫛に交換することができ、
散髪した髪が散髪を受ける者、散髪する者、及び周囲に
散乱することを防止でき、交換時における櫛の脱着を、
簡単且つ迅速に行うことができる散髪用具を提供する。 【解決手段】空気吸引口が形成された筒状の集髪部1
と、一端が集髪部1に連通され、他端に空気吸引手段4
との接続口を有する変形可能なホース2と、集髪部1に
対して着脱自在な櫛3とを有する。櫛3を、集髪部1に
装着した状態において空気吸引口よりも前方に突出する
平板状の毛髪受け板部3a2を有する基部3aと、該平
板状の毛髪受け板部3a2から折れ曲がって空気吸引口
に対向して起立する多数の歯部3bとを一体形成して構
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、散髪用具に関し、特に、集塵機や電気掃除機等の空気吸引手段を介 して、散髪しながら鋏でカットされた髪の毛を周囲に飛散させずに捕集できるよ うにした散髪用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、理・美容院等、あるいは個人的に、鋏とくしを用いて髪を散髪する場合 、鋏によってカットされた毛髪は、散髪を受けている者が首から下に着用してい るエプロンや床の上にそのまま落下させ、散髪終了後にカットされた毛髪を床上 に全て落としてから、ほうき等で集めて掃除していた。
【0003】 しかし、カットされた細かい毛髪を集める作業は、非常に面倒であった。また 、カットされた毛髪が散髪を受けている者の着衣内に浸入し、又は、散髪をする 者の手に付着して、不快感を与えることがあった。 特に、介護美容の重要性が大きくなりつつある近年においては、理・美容院に 出向くことができない状態、例えば、寝たきりの人に対し、介護の一つとして散 髪をする機会が多くなっている。そのような人に対して散髪を行う場合には、特 に周囲及び身体にカットされた毛髪を散乱させないようにすることが強く望まれ る。 また、介護ケアに出向いていって散髪を行う場合、衛生上の問題がある。すな わち、病人等や外部の病原菌に対して抵抗力のない人を散髪する場合、特に散髪 器具を清潔な状態にしておく必要がある。
【0004】 そのような問題を解決するために、空気吸引手段の吸引作用を利用して自動捕 集しながら散髪することができるように構成した散髪用具が提案されている(例 えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】 実公平7−25122号公報
【0006】 この特許文献1に記載されている散髪用具は、一端が空気吸引口とされ、他端 が空気吸引手段に接続可能とされた筒状部材と、前記空気吸引口よりも前方に突 出し、一表面が該空気吸引口内に延びるように筒状部材に固定された毛髪受け板 と、この毛髪受け板に対して、歯先側が前記一表面から突出する向きに起立し、 かつ歯の根元が前記一表面よりも歯先側に位置する状態で、前記空気吸引口から 離して固定された櫛と、この櫛から前記空気吸引口側に離れ、かつ前記一表面か ら離れて、櫛の長さ方向に延びる毛髪支持部分を有する毛髪支持部材とによって 構成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この散髪用具は、筒状部材に固定された毛髪受け板の先端部に対して 、櫛を起立させた状態に固定しているため、櫛を交換することができない。この ため、散髪に際して、櫛及び毛髪受け板など、散髪の際に異なる者の毛髪が接触 する部分が散髪を受ける者に接触してしまうことになり衛生上好ましくない。ま た、この散髪用具には、散髪をする者にとっては、髪の毛の質や量等に応じたサ イズや種別の櫛に変えることができず散髪し難いという問題があった。さらに、 この散髪用具には、櫛及び毛髪受け板の破損や汚れ等が原因で、散髪用具自身の 製品寿命を短くしてしまうという問題もあった。
【0008】 また、従来この種の散髪用具は、介護や理・美容に関し、出張、個室対応で用 いられることが多く、特に個室において使用する場合に、散髪した髪を掃除機等 の空気吸引手段で吸引する際に生じる音が、散髪を受ける者や散髪する者その他 の同じ室内にいる者に対して騒音となるという問題もあった。
【0009】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、散髪に際し、散髪を受ける 者に触れる部分を、常時清潔な状態にすることができ、散髪する髪の毛の質や量 等に応じた種別やサイズの櫛に変更することや、新しい櫛に交換することができ 、かつ、散髪した髪が散髪を受ける者、散髪する者、及び周囲に散乱することの ない散髪用具を提供することを目的とする。 また、本考案は、交換時における櫛の脱着を、簡単且つ迅速に行うことができ る散髪用具を提供することを目的とする。 さらに、本考案は、カットした髪を掃除機等の空気吸引手段で吸引する際に生 じる音を、散髪を受ける者や散髪する者その他の同じ室内にいる者に対して騒音 とならない程度の音にすることが可能な散髪用具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による散髪用具は、一端が櫛を覆うことが可 能な大きさの空気吸引口として形成された筒状の集髪部と、一端が前記集髪部の 他端に連通され、他端に空気吸引手段と接続するための接続口を有する変形可能 なホースと、前記集髪部に対して着脱自在な櫛とを有し、前記櫛を、前記集髪部 に装着した状態において前記空気吸引口よりも前方に突出する平板状の毛髪受け 板部を有する基部と、該平板状の毛髪受け板部から折れ曲がって該空気吸引口に 対向して起立する多数の歯部とを一体形成して構成したことを特徴としている。
【0011】 また、本考案による散髪用具は、前記集髪部における空気吸引通路の外側下部 に、嵌合部を一体形成するとともに、前記櫛の前記基部に、前記嵌合部に嵌め込 み可能な嵌込部を一体形成し、前記集髪部における空気吸引通路の外側下部に対 して前記櫛が着脱自在となるようにするのが好ましい。
【0012】 さらに、本考案による散髪用具は、前記嵌合部が、前記嵌込部を狭圧状態に嵌 め込ませることができるように構成され、前記嵌込部が、その先端に前記嵌合部 の一部と弾性的に係合する抜け止め爪を有する板バネを備えて構成されているの が好ましい。
【0013】 さらにまた、本考案による散髪用具は、歯数又は歯の形状が異なる複数種類の 前記櫛を有し、前記集髪部に前記複数種類の櫛を交換して装着できるようにする のが好ましい。
【0014】 またさらに、本考案による散髪用具は、前記ホースが、該ホースの内部に連通 する空気孔が形成された溝と、前記溝に回動可能に取りつけられていて回動によ り空気孔の遮蔽量を調整自在に形成された空気孔遮蔽リングとを備えているのが 好ましい。
【0015】
【考案の実施の形態】
実施例の説明に先立ち、本考案の作用効果について説明する。 本考案のように、櫛を、毛髪受け板部と複数の歯部とを一体的に形成し、これ を集髪部における空気吸引通路の外側下部において着脱自在に構成すれば、この 櫛を使い捨て可能に製品として製造するか、あるいは、櫛のみを別途単独で滅菌 処理することができ、散髪に際し、散髪を受ける者に触れる部分を、常時清潔な 状態にすることができる。また、散髪する髪の毛の質や量等に応じた種別やサイ ズの櫛や、新しい櫛に簡単に交換することができる。
【0016】 また、本考案のように、櫛の嵌込部を狭圧状態に嵌め込ませることができる嵌 合部を集髪部に設けるとともに、嵌込部が、その先端に前記嵌合部の一部と弾性 的に係合する抜け止め爪を有する板バネを備えて構成すれば、交換時における櫛 の脱着を、簡単且つ迅速に行うことができる。櫛を装着した場合、抜け止め爪が 嵌合部の内部で弾性的に係合するので、ガタつくことがなく、安定した状態で櫛 を使用することができる。
【0017】 また、本考案のように、ホースが、該ホースの内部に連通する空気孔が形成さ れた溝と、溝に回動可能に取りつけられていて回動により空気孔の遮蔽量を調整 自在に形成された空気孔遮蔽リングとを備えるようにすれば、空気孔遮蔽リング を回動させることにより、ホースの内部を通る空気を外部に逃がす量が調整でき 、吸引音を調整することができる。このため、個室等において使用する場合であ っても、カットした髪を掃除機等の空気吸引手段で吸引する際に生じる音が、散 髪を受ける者や散髪する者その他の同じ室内にいる者に対して騒音とならないよ うにすることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。 図1は本考案の散髪用具の一実施例を示す図であり、(a)は吸引手段に取り付 ける状態を示す説明図、(b)は全体外観図である。図2は本実施例の散髪用具に おける集髪部を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図で ある。図3は本実施例の散髪用具における櫛を示す説明図であり、(a)は正面図 、(b)は側面図である。図4は本実施例の散髪用具において集髪部に櫛を装着し た状態を示す側面図である。図5は本実施例の散髪用具における吸引手段との取 り付け部を示す説明図である。
【0019】 本実施例の散髪用具は、図1に示すように、集髪部1と、フレキシブルホース 2と、櫛3とを有して構成されている。 集髪部1は、図1,図2に示すように、筒状部材で構成されており、その一端 1aが櫛3を覆うことが可能な大きさの空気吸引口として大きく口を広げて形成 されている。集髪部1の他端1bは、図1,図4に示すように、化粧リング2a を介してフレキシブルホース2の一端2bに接続されている。 集髪部1における空気吸引通路の外側下部には、図2(a),(c)に示すように、 櫛3を着脱可能な嵌合部1cが集髪部1に対して一体的に形成されている。
【0020】 フレキシブルホース2は、図1(a),図5に示すように、他端2cに、一般家 庭掃除機などの空気吸引装置4の吸引口4aに接続するための接続口を化粧リン グ2dを介して有している。なお、空気吸引装置4としては、フレキシブルホー ス2の接続口を接続して、空気吸引作用を及ぼすことができるものであれば、小 型集塵器等でもよく、図示の装置に限定されるものではない。
【0021】 櫛3は、合成樹脂を材料として、図1,図3に示すように、基部3aと複数の 歯部3bとを一体的に形成して構成されている。また、櫛3は、未使用段階にお いて、図示省略した滅菌処理場において滅菌処理が施されている。 基部3aは、集髪部1の嵌合部1cに嵌め込み可能な嵌入部3a1と、毛髪受 け板部3a2とを有している。毛髪受け板部3a2は、平板状に形成され、図4に 示すように、集髪部1に基部3aが装着された状態において空気吸引口よりも前 方に突出するようになっている。 複数の歯部3bは、図3(b)に示すように、平板状の毛髪受け板部3a2の先端 からほぼ垂直に折れ曲がり、図4に示すように、集髪部1に装着した状態におい て空気吸引口に対向して起立するようになっている。
【0022】 また、本実施例の散髪用具は、一つのユニットとしてみた場合、櫛3として、 櫛歯の歯数又は歯の形状が異なる複数種類の櫛が用意されており、散髪する髪の 毛の質や量等に合せて、所望の櫛を選択して、集髪部1に装着し、或いは必要に 応じて別の櫛に交換できるようになっている。
【0023】 また、本実施例の散髪用具における集髪部と櫛との着脱部の詳細な構成は、次 の図6〜図8の実施例に示すようになっている。 図6は本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細な着脱構成の一実施例を 示す図であり、(a)は櫛の斜視図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合部側か らみた斜視図、(d)は櫛を集髪部に装着した状態を示す(c)のA−A断面図である 。 図6の実施例では、櫛3は、嵌入部3a1が、凹状に切り欠かれた溝3a11を 有して構成されている。溝3a11の底面部は幅が長く切り欠かれている。 一方、集髪部1は、嵌合部1cが溝3a11に嵌合する凸部1c1を有する溝と して構成されている。また、この溝は、嵌入部3a1を挿入すると、嵌入部3a1 を狭圧するほどの狭さになっている。また、この溝の上面1c2は弾性変形可能 な板バネ状に形成されている。
【0024】 図6の実施例において、集髪部1に櫛3を嵌合させるには、まず、嵌合部1c の溝に櫛3を嵌入部3a1から差し込み、溝3a11の両側の凸片3a12で嵌合部 1cの溝の上面1c2を押す。すると、上面1c2が弾性変形し、嵌入部3a1の 先端が、嵌合部1cの溝の底部に到達し、嵌入部3a1の溝3a11が、嵌合部1 cの凸部1c1と嵌合する。これにより、溝3a11の両側の凸片3a12での嵌合 部1cの溝の上面1c2を上側に押す力が弱くなる。すると、上面1c2がもとの 位置に戻る。こうして、櫛3が集髪部1へ固定した状態で装着される。
【0025】 図7は本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細な着脱構成の他の実施例 を示す図であり、(a)は櫛の斜視図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合部側 からみた斜視図、(d)は櫛を集髪部に装着した状態を示す(c)のA−A断面図であ る。 図7の実施例では、櫛3は、嵌入部3a1が、図6の溝3a11と同様の形状を した凸部3’a11を有して構成されている。 一方、集髪部1は、嵌合部1cが凸部3’a11に嵌合する凹部1’c1を有す る溝として構成されている。その他の構成は、図6の実施例とほぼ同様である。
【0026】 図7の実施例において、集髪部1に櫛3を嵌合させるには、まず、嵌合部1c の溝に櫛3を嵌入部3a1から差し込み、溝3a11の凸部3’a11で嵌合部1c の溝の上面1c2を押す。すると、上面1c2が弾性変形し、嵌入部3a1の先端 が、嵌合部1cの溝の底部に到達し、嵌入部3a1の凸部3’a11が、嵌合部1 cの凹部1’c1と嵌合する。嵌合することにより、溝3a11の凸部3’a11で の嵌合部1cの溝の上面1c2を上側に押す力が弱くなる。すると、上面1c2が もとの位置に戻る。こうして、櫛3が集髪部1へ固定した状態で装着される。
【0027】 図8は本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細な着脱構成の更に他の実 施例を示す図であり、(a)は櫛の斜視図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合 部側からみた斜視図である。 図8の実施例では、櫛3は、嵌入部3a1の両側近傍にスリット3”a11を形 成することにより、スリット3”a11の外側に板バネ3”a12を備えて構成され ている。板バネ3”a12の先端には、嵌合部1cの一部と弾性的に係合するため の抜け止め爪3”a121が形成されている。抜け止め爪3”a121は着脱操作の際 に他の部材に引っかかることがないように丸みを帯びた形状に形成されている。 一方、集髪部1は、嵌合部1cが板バネ3”a12に嵌合する凹部1”c1を有 する溝として構成されている。その他の構成は、図7の実施例とほぼ同様である 。
【0028】 図8の実施例において、集髪部1に櫛3を嵌合させるには、まず、嵌合部1c の溝に櫛3を嵌入部3a1から差し込み、板バネ3”a12を弾性変形させながら 嵌合部1cの溝の中に押し込んで行く。このとき、抜け止め爪3”a121は丸み を帯びているので嵌合部1cの溝の側面に引っかかることはない。嵌入部3a1 の先端が、嵌合部1cの溝の底部に到達すると、板バネ3”a12を介してもとの 位置にもどる方向に力が与えられながら、抜け止め爪3”a121が凹部1”c1と 嵌合する。こうして、櫛3が集髪部1へ固定した状態で装着される。 図8の実施例では、板バネ3”a12を弾性変形させることにより、嵌合部1c の溝の上面1c2を弾性変形させることなく、櫛3を集髪部1に対して挿入方向 にのみスライドさせることで、櫛3を集髪部1への着脱が簡単かつ迅速に行うこ とができる。
【0029】 なお、集髪部1の嵌合部、櫛3の嵌入部の構成は図に示したものに限定される ものではなく、着脱可能な構成であれば当業者の設計の範囲内におけるいかなる 構成でも適用可能である。 例えば、集髪部の嵌合部を複数の穴で構成するとともに、嵌入部を嵌合部の穴 に狭圧状態に嵌込むことができる複数の嵌込片で構成してもよい。
【0030】 図9は上記各実施例の散髪用具に共通に適用可能な構成を示す説明図であり、 (a)はフレキシブルホースの部分拡大図、(b)はフレキシブルホースに取りつけら れる空気孔遮蔽リングの側面図、(c)は(b)の上面図である。 図9(a)に示すように、図1(b)に示したフレキシブルホース2の他端2cには 、図1(b)で示した化粧リング2dの代わりに溝2c1が形成されている。溝2c 1 には、所定部位にフレキシブルホース2の内部に連通する空気孔2c11が形成 されている。なお、図9(a)の例では、空気吸引装置4の吸引口4aに接続する ための接続口部分には、テーパが設けられており、径の大きさが所定の範囲で異 なる吸引口4aに対しても接続することができるようになっている。 そして、溝2c1には、図9(b)に示すような空気孔遮蔽リング2eが回動可能 に取りつけられている。 空気孔遮蔽リング2eは、開口部2e1を有してCの字状に形成されており、 開口部2e1近傍を変形させながらホースの溝2c1に対して着脱することができ るようになっている。また、空気孔遮蔽リング2eは、ホースの溝2c1に取り つけられた状態において、ホース2の溝2c1に対して回動することにより、空 気孔2c11を開口部2e1以外の部分で遮蔽でき、かつその遮蔽量を調整するこ とができるようになっている。
【0031】 このように構成された本実施例の散髪用具で散髪を行う場合には、まず、散髪 する髪の毛の質や量等に合せて、櫛の種別やサイズ等を選択し、選択した櫛3を 集髪部1に装着する。このとき、櫛3は滅菌処理され或いは未使用状態に保たれ たものを用いる。また、フレキシブルホース2の接続口2cを空気吸引装置4に 接続する。その後、空気吸引装置4を駆動しながら、集髪部1を櫛3が上向き又 は下向きになるように状態で手に持って、髪の毛を梳かしながら、鋏(図示省略 )で髪の毛をカットする。カットされた髪の毛は2つに分割された空気吸引口か らの空気吸引作用によって、集髪部1よりフレキシブルホース2を経て小型集塵 装置や家庭用電気掃除機等のような各種の空気吸引手段4に吸引されて、捕集さ れる。なお、このとき、櫛3の歯部3b及び毛髪受け板部3cは散髪の際に髪の 毛が触れている。 次いで、別の人を散髪する場合は、散髪する髪の毛の質や量等に合せて、櫛の 種別やサイズ等を選択し、選択した櫛3に取り替えて集髪部1に装着する。この とき、櫛3は滅菌処理され或いは未使用状態に保たれたものを用いる。そして、 交換された前の櫛3は、別途容器に密封して滅菌処理をするか、或いは焼却等廃 棄処分する。 したがって、本実施例の散髪用具によれば、散髪の際に、他人の散髪によるよ ごれや埃、病原菌等を遮断することができる。
【0032】 また、本実施例の散髪用具を用いてカットされた髪の毛を空気吸引手段4で吸 引する際には、空気孔遮蔽リング2eをフレキシブルホース2の溝2c1の周り を回動することで、空気孔2c11から外部へ逃げて行く空気量を調整する。空気 孔2c11に対する遮蔽量を小さくすれば、空気孔2c11から外部へ逃げて行く空 気量が大きくなり、空気吸引手段4の吸引音及び吸引力が小さくなる。一方、空 気孔2c11に対する遮蔽量が大きくすれば、空気孔2c11から外部へ逃げて行く 空気量が小さくなり、空気吸引手段4の吸引音及び吸引力が大きくなる。したが って、本実施例の散髪用具によれば、用途に応じて空気吸引手段の吸引音及び吸 引力を調整することができる。このため、本実施例の散発装置によれば、個室等 において使用するような場合において、カットした髪を掃除機等の空気吸引手段 で吸引する際に生じる音が、散髪を受ける者や散髪する者その他の同じ室内にい る者に対して騒音とならないようにすることができる。
【0033】
【考案の効果】
本考案の散髪用具によれば、櫛を、毛髪受け板部と複数の歯部とを一体的に形 成し、これを集髪部における空気吸引通路の外側下部において着脱自在に構成し たので、この櫛を使い捨て可能に製品として製造するか、あるいは、櫛のみを別 途単独で滅菌処理することができ、散髪に際し、散髪を受ける者に触れる部分を 、常時清潔な状態にすることができる。 また、散髪する髪の毛の質や量等に合せて、櫛の種別やサイズ等を簡単に変更 することや、新しい櫛に簡単に交換することができる。
【0034】 また、本考案の散髪用具によれば、櫛の嵌込部を狭圧状態に嵌め込ませること ができる嵌合部を集髪部に設けるとともに、嵌込部が、その先端に前記嵌合部の 一部と弾性的に係合する抜け止め爪を有する板バネを備えて構成したので、交換 時における櫛の脱着を、簡単且つ迅速に行うことができる。また、櫛を装着した 場合、抜け止め爪が嵌合部の内部で弾性的に係合するので、ガタつくことがなく 、安定した状態で櫛を使用することができる。
【0035】 また、本考案の散発用具によれば、空気孔遮蔽リングを回動させることにより 、ホースの内部を通る空気を外部に逃がす量が調整でき、吸引音を調整すること ができる。このため、個室等において使用するような場合において、カットした 髪を掃除機等の空気吸引手段で吸引する際に生じる音が、散髪を受ける者や散髪 する者その他の同じ室内にいる者に対して騒音とならないようにすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の散髪用具の一実施例を示す図であり、
(a)は吸引手段に取り付ける状態を示す説明図、(b)は全
体外観図である。
【図2】本実施例の散髪用具における集髪部を示す説明
図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図で
ある。
【図3】本実施例の散髪用具における櫛を示す説明図で
あり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】本実施例の散髪用具において集髪部に櫛を装着
した状態を示す側面図である。
【図5】本実施例の散髪用具における吸引手段との取り
付け部を示す説明図である。
【図6】本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細
な着脱構成の一実施例を示す図であり、(a)は櫛の斜視
図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合部側からみた
斜視図、(d)は櫛を集髪部に装着した状態を示す(c)のA
−A断面図である。
【図7】本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細
な着脱構成の他の実施例を示す図であり、(a)は櫛の斜
視図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合部側からみ
た斜視図、(d)は櫛を集髪部に装着した状態を示す(c)の
A−A断面図である。
【図8】本考案の散髪用具における集髪部と櫛との詳細
な着脱構成の更に他の実施例を示す図であり、(a)は櫛
の斜視図、(b)は櫛の平面図、(c)は集髪部の嵌合部側か
らみた斜視図である。
【図9】図9は上記各実施例の散髪用具に共通に適用可
能な構成を示す説明図であり、(a)はフレキシブルホー
スの部分拡大図、(b)はフレキシブルホースに取りつけ
られる空気孔遮蔽リングの側面図、(c)は(b)の上面図で
ある。
【符号の説明】
1 集髪部 1a 一端部 1b 他端部 1c 嵌合部 1c1 凸部 1’c1,1”c1 凹部 1c2 溝の上面 2 フレキシブルホース 2a,2d 化粧リング 2b 一端部 2c 他端部 2c1 溝 2c11 空気孔 2e 空気孔遮蔽リング 2e1 開口部 3 櫛 3a 基部 3a1 嵌入部 3a11 溝 3’a11 凸部 3”a11 スリット 3”a12 板バネ 3”a121 抜け止め爪 3a12 凸片 3a2 毛髪受け板部 3b 複数の歯部 4 空気吸引装置 4a 吸引口

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が櫛を覆うことが可能な大きさの空
    気吸引口として形成された筒状の集髪部と、 一端が前記集髪部の他端に連通され、他端に空気吸引手
    段と接続するための接続口を有する変形可能なホース
    と、 前記集髪部に対して着脱自在な櫛とを有し、 前記櫛を、前記集髪部に装着した状態において前記空気
    吸引口よりも前方に突出する平板状の毛髪受け板部を有
    する基部と、該平板状の毛髪受け板部から折れ曲がって
    該空気吸引口に対向して起立する多数の歯部とを一体形
    成して構成したことを特徴とする散髪用具。
  2. 【請求項2】 前記集髪部における空気吸引通路の外側
    下部に、嵌合部を一体形成するとともに、前記櫛の前記
    基部に、前記嵌合部に嵌め込み可能な嵌込部を一体形成
    し、 前記集髪部における空気吸引通路の外側下部に対して前
    記櫛が着脱自在となるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の散髪用具。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部が、前記嵌込部を狭圧状態に
    嵌め込ませることができるように構成され、前記嵌込部
    が、その先端に前記嵌合部の一部と弾性的に係合する抜
    け止め爪を有する板バネを備えて構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の散髪用具。
  4. 【請求項4】 歯数又は歯の形状が異なる複数種類の前
    記櫛を有し、前記集髪部に前記複数種類の櫛を交換して
    装着できるようにしたことを特徴とする請求項1〜3に
    記載の散髪用具。
  5. 【請求項5】 前記ホースが、該ホースの内部に連通す
    る空気孔が形成された溝と、前記溝に回動可能に取りつ
    けられていて回動により空気孔の遮蔽量を調整自在に形
    成された空気孔遮蔽リングとを備えていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の散髪用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200493576Y1 (ko) * 2020-01-08 2021-04-26 공미진 빗을 포함하는 헤드

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