JP3093114U - 蓋持上具 - Google Patents

蓋持上具

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JP3093114U
JP3093114U JP2002006149U JP2002006149U JP3093114U JP 3093114 U JP3093114 U JP 3093114U JP 2002006149 U JP2002006149 U JP 2002006149U JP 2002006149 U JP2002006149 U JP 2002006149U JP 3093114 U JP3093114 U JP 3093114U
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誠志 高橋
貴浩 白石
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吉村工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受枠と固着状態にあるマンホール等の蓋を、
確実に開けることができる蓋持上具を提供する。 【解決手段】 持上具10は、支持体12とその両端の
可動脚20,前記支持体12の略中央部の持ち上げ機構
40により構成されている。鉄蓋72を受枠62から外
すときには、可動脚20を受枠62上に乗せ、ボルト4
0の先端のフック46を鉄蓋72の鍵穴76に差し込
む。そして、90度回転させて鉄蓋72と係合させた状
態で、軸受50を介してナット48を締る。ナット48
を締めるに従って、ボルト42が上昇し、鉄蓋72が持
ち上げられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マンホール等の蓋の持上具に関するものであり、更に具体的には、 設置面の受枠と固着状態にある蓋の取り外しに好適な蓋持上具に関するものであ る。
【0002】
【背景技術】
水道管や電話線,電力線,ガス管などの生活ラインは、交通の妨げとならない よう一般に地下道に敷設されており、その出入口となるマンホールが地表面から 地下道に設けられている。このようなマンホールは、通常、鋳鉄製の蓋で塞がれ ている。上述した生活ラインの保守点検を行う際には、前記蓋を開ける必要があ るが、マンホール蓋は重量があるため、簡単に持ち上げることはできないことが 多々ある。そこで、マンホール蓋の鍵穴と係合するT字型の係止部を下端に備え るとともに、上端側にハンドルなどを設けた棒状の開閉補助具が使用されている 。該補助具は、前記係止部を鍵穴に差し込んだ後、90度回転して蓋と係合させ た状態で引っ張り上げることにより、蓋を持ち上げるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したマンホールの鉄蓋と設置面の受枠とはテーパ面によって接しており、 該テーパ面によって受枠に鉄蓋が支持された構造となっている。テーパは、適切 な角度に設計されている。ところが、工事用車両など、通行時に衝撃が加えられ るような車両が通行すると、蓋が受枠に押し込まれて固着した状態となる場合が あり、上述した補助具を使用して引っ張り上げるだけでは蓋を開けることができ なくなってしまうことがある。また、蓋と受枠との隙間に土や砂埃などが入り込 んだり、錆び付いたりして固着状態となってしまう場合もある。
【0004】 本考案は、以上の点に着目したもので、受枠と固着状態にあるマンホールなど の蓋を、簡便な道具で、作業者が容易にかつ確実に持ち上げることができる作業 性の良好な蓋持上具を提供することを、その目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、蓋を受枠から持ち上げるための蓋持上具 であって、前記蓋の上方で該蓋を跨るように配置される支持体,該支持体の両側 に設けられており、前記受枠位置で、前記支持体を支持する一組の脚,前記支持 体の略中央部を、該支持体の長手方向に略直交する方向に移動可能に貫通すると ともに、一端に、前記支持体の蓋側において前記蓋に形成された引掛部と係合す るフックを備えたボルト,前記支持体の蓋と反対の側において、前記ボルトの他 端側のネジ部と螺合するナット,前記支持体と前記ナットの間に設けられており 、前記支持体に対する前記ナットの回転を可能とする軸受,を備えたことを特徴 とする。主要な形態の一つは、前記脚の取り付け位置を、前記支持体の長手方向 に沿って調整可能とする調整機構を備えたことを特徴とする。本考案の前記及び 他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。図1には、本考案の一実 施形態の全体構成が示されており、図2(A)〜(C)には、その使用状態が示 されている。これらの図に示すように、本実施形態の持上具10は、道路60な どに設けられたマンホール70の鉄蓋72を、地面側の受枠62から取り外すた めのものであって、支持体12とその両端に設けられた一組の可動脚20,支持 体12の略中央部に設けられた鉄蓋72の持ち上げ機構40により構成されてい る。前記鉄蓋72は、その側面に形成されたテーパ74と前記受枠62の内側に 形成されたテーパ64との係合により、受枠62に支持されている。
【0007】 前記支持体12は、上面12A,下面12B,正面12C,背面12D,側面 12Eからなる直方体であって、背面12Dには2箇所の開口14が形成されて おり、その内部は中空状態となっている。また、該支持体12の上面12A及び 下面12Bの略中央には、後述する持ち上げ機構40のボルト42を挿通するた めの貫通孔16が形成されている。更に、下面12Bの両端側には、後述する可 動脚20のボルト22を、支持体12の長手方向に沿ってスライドさせるための 長穴18が形成されている。このような支持体12は、所定の厚みのある鉄板な どであって、好ましくは強度の高い材料により形成される。
【0008】 前記可動脚20は、前記支持体12を、鉄蓋72の上方において該鉄蓋72に 跨って支持するものであり、前記支持体12の下面12Bの長穴18に挿通され るボルト22と、脚28により構成されている。前記ボルト22は、ネジ部24 が前記長穴18内で支持体12の長手方向にスライド可能となっており、その頭 部又はフランジ部26により下面12Bに対して固定可能となっている。また、 前記脚28は、全体が直方体形状に形成されており、略中央には、前記ネジ部2 4と螺合するネジ穴30が形成されている。このような、ボルト22と脚28を 、支持体下面12Bを挟んで螺合することにより、長穴18が形成された範囲内 で、脚28の取り付け位置を調整することが可能となっている。
【0009】 次に、前記持ち上げ機構40は、前記支持体12の略中央において、支持体1 2の長手方向に略直交する方向に形成された貫通孔16を貫通するボルト42と 、該ボルト42のネジ部44と螺合するナット48,該ナット48と支持体上面 12Aの間に設けられた軸受50により構成されている。前記ボルト42の下端 には、鉄蓋72と係合するためのフック46が設けられている。該フック46は 、鉄蓋72に形成された鍵穴76に差し込み可能であるとともに、差し込み後に 回転させることによって鍵穴76に引っ掛かるものであれば、どのような形状の ものであってもよいが、本実施形態では、図1の矢印F1方向から見たときに、 略逆T字状の形状となっている。すなわち、上述した従来技術の開閉補助具の先 端と同様もしくは近似した形状となっている。
【0010】 また、前記軸受50は、ボルト42のネジ部44に対して上下にスライド可能 であるとともに、支持体12に対してナット48を回転可能とするため、ないし は、ナット48を締め付けたときに、該ナット48と支持体上面12Aとの摩擦 を低減するために設けられており、例えば、内部に複数の玉を組み込んだスラス ト玉軸受などが使用される。
【0011】 次に、図2を参照して、本実施形態の作用を説明する。同図(A)は、本実施 形態の持上具10を鉄蓋72にセットした状態を示す斜視図であり、同図(B) は、前記図(A)を#A−#A線に沿って切断して矢印方向に見た断面図,同図 (C)は、前記(A)を#B−#B線に沿って切断して矢印方向に見た断面図で ある。
【0012】 まず、持ち上げ機構40のボルト42の位置が、鉄蓋72の鍵穴76と一致す るように、支持体12の位置決めを行うとともに、脚28の位置が鉄蓋72の受 枠62上となるように、上述した方法により可動脚20の取り付け位置調整を行 う。調整が済んだら、図2(A)に示すように、脚28を受枠62の縁に乗せ、 ボルト42先端のT型のフック46を、鉄蓋72の鍵穴76に差し込む。そして 、ネジ部44を90度回転させ、ボルト42を引き上げたときにフック46が鉄 蓋72の裏側と係合する状態とする。このとき、鉄蓋72は、フック46と支持 体下面12Bに挟まれた状態である。
【0013】 この状態を維持しながら、図2(B)に示すように、例えば、モンキーレンチ などの工具52を使用してナット48を締める。ボルト42の先端のフック46 と、支持体下面12Bとの間に鉄蓋72が挟まれており、かつ、軸受50が設け られているため、フック46,鉄蓋72,支持体下面12Bが密着した状態とな る。この状態で更にナット48を締めると、ボルト42は回転することなく、上 方に移動しようとする。一方、支持体12自体は、脚28によって受枠62上, すなわち、鉄蓋72の外側で突っ張った状態で固定されている。従って、ボルト 42の上昇に伴ってその先端のフック46も上昇し、鉄蓋72も上昇しようとす る。このようにして、受枠62と鉄蓋72の固着状態が緩み、鉄蓋72が受枠6 2から徐々に持ち上がるようになる。通常、鉄蓋72の鍵穴76は、反対側の位 置にも設けられているので、同様の動作を繰り返し行うようにする。
【0014】 このように、本実施形態によれば、支持体12の両端側の可動脚20を受枠6 2上に乗せ、前記支持体12を貫通するボルト42の先端のフック46を鉄蓋7 2の鍵穴76に係合させた状態で、軸受50を介してナット48を締めることと した。これにより、ナット48を締めるに従って、ボルト42とそれに係合した 鉄蓋72が持ち上がり、確実に受枠62から鉄蓋72を持ち上げることが可能と なる。
【0015】 本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変するこ とができる。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態で示した各部の形状や大きさは一例であり、同様の作用を奏する ように適宜変更可能である。例えば、前記形態では、鉄蓋72に、表裏を貫通す る鍵穴76が形成されている場合について説明したが、例えば、図2(D)に示 すように、鉄蓋80に、表裏を貫通しない凹部82が形成されている場合にも、 本考案は適用可能である。この場合、同図に示すように、持ち上げ機構のボルト 90の先端のフック92を、図示のように略L字状として前記凹部82に引掛け て鉄蓋80と係合させるようにすれば、上述した実施形態と同様の効果が得られ る。 (2)前記形態における脚28の位置調節機構も一例であり、同様の効果を奏す るように適宜設計変更してよい。 (3)前記形態では、マンホールを閉鎖するための鉄蓋について本考案を適用し たが、この他にも、排水桝などの各種蓋の開閉に適用可能である。 (4)本考案の蓋持上具を2つ用意するとともに、これらを、間隔を変更可能な 枠状に保持し、2つの持ち上げ機構で蓋側の2つの鍵穴76を利用して持ち上げ るようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、支持体の一組の脚を蓋の外側に固定し 、前記支持体の略中央部を貫通するボルトの先端と前記蓋を係合した状態で、前 記ボルトと螺合するナットを軸受を介して締めることとした。これにより、受枠 と固着状態にある蓋を、確実に持ち上げることができ、作業性が改善されるとい う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の持上具の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
10…持上具 12…支持体 12A…上面 12B…下面 12C…正面 12D…背面 12E…側面 14…開口 16…貫通孔 18…長穴 20…可動脚 22…ボルト 24…ネジ部 26…フランジ部 28…脚 30…ネジ穴 40…持ち上げ機構 42…ボルト 44…ネジ部 46…フック 48…ナット 50…軸受 52…工具 60…道路 62…受枠 64…テーパ 70…マンホール 72…鉄蓋 74…テーパ 76…鍵穴 80…鉄蓋 82…凹部 90…ボルト 92…フック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を受枠から持ち上げるための蓋持上具
    であって、 前記蓋の上方で該蓋を跨るように配置される支持体,該
    支持体の両側に設けられており、前記受枠位置で、前記
    支持体を支持する一組の脚,前記支持体の略中央部を、
    該支持体の長手方向に略直交する方向に移動可能に貫通
    するとともに、一端に、前記支持体の蓋側において前記
    蓋に形成された引掛部と係合するフックを備えたボル
    ト,前記支持体の蓋と反対の側において、前記ボルトの
    他端側のネジ部と螺合するナット,前記支持体と前記ナ
    ットの間に設けられており、前記支持体に対する前記ナ
    ットの回転を可能とする軸受,を備えたことを特徴とす
    る蓋持上具。
  2. 【請求項2】 前記脚の取り付け位置を、前記支持体の
    長手方向に沿って調整可能とする調整機構を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の蓋持上具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010261271A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Commuture Corp マンホール蓋の縁切り装置
JP2011137292A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Seibu Gas Co Ltd 開蓋工具及び開蓋方法

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