JP3092905U - ウインチ装置 - Google Patents

ウインチ装置

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JP3092905U
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JP2002005957U
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直司 安松谷
Original Assignee
株式会社安松谷組
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各部材ごとの持ち運びを可能にしてこの持ち運
びに要する作業負担の軽減を図るとともに、組立て分解
を容易に行うことのできるウインチ装置を提供する。 【解決手段】ウインチ装置1は、駆動装置3、変速装置
4、減速機6がこの順番で基台2上に着脱自在に搭載さ
れるとともに、ドラム5が減速機6に着脱自在に設けら
れている。駆動装置3が基台2のネジ部材22により位
置決めされながらナット3aにより固設され、続いて変
速装置4を基台2上において駆動装置3側にスライドさ
せることにより駆動軸31と入力軸41とが連結され、
次に減速機6を基台2上において変速装置4側にスライ
ドさせることにより出力軸45と入力軸61とが連結さ
れるように構成され、変速装置4及び減速機6は、基台
2に設けられたストッパ23、24によりそのスライド
連結位置がそれぞれ位置決めされ、この状態でボルト締
めにより基台2にそれぞれ固設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ウインチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば重量物の吊り上げや移送にはウインチ装置が用いられ、重量物に 連結したロープをドラムに巻き取ることで行っている。
【0003】 ところで、このようなウインチ装置は車輌などによって作業現場などに運んで 、当該作業現場において機材などを例えば高所へ吊り上げるのに用いられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、作業現場が山間部などのウインチ装置を車輌で運ぶことができ ない場所である場合には、このウインチ装置を作業者によって人力で運ばざるを 得ない。このように作業者によって重いウインチ装置を長時間に亘って運ぶ作業 は、多大な労力を要して負担が大きく過酷なものとなっていた。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ウ インチ装置を構成する各部材を着脱自在に構成することによって、各部材ごとの 持ち運びを可能にしてこの持ち運びに要する作業負担の軽減を図るとともに、組 立て分解を容易に行うことのできるウインチ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案のウインチ装置は、基台上に、駆動装置、変速装置、及び ドラムを有する減速機が搭載され、駆動装置の駆動によりドラムに巻回したロー プが巻取り自在に構成されたウインチ装置において、前記駆動装置、変速装置、 減速機がこの順番で基台上に着脱自在に搭載されるとともに、ドラムが減速機に 着脱自在に設けられたものである。
【0007】 請求項2に係る考案のウインチ装置は、前記基台上に駆動装置が当該基台に立 設されたネジ部材により位置決めされながらナットにより固設され、続いて変速 装置を基台上において駆動装置側にスライドさせることにより駆動装置の駆動軸 と変速装置の入力軸とが連結され、次に減速機を基台上において変速装置側にス ライドさせることにより変速装置の出力軸と減速機の入力軸とが連結されるよう に構成され、上記変速装置及び減速機は、基台に設けられたストッパによりその スライド連結位置がそれぞれ位置決めされ、この状態でボルト締めにより基台に それぞれ固設されたものである。
【0008】 請求項3に係る考案のウインチ装置は、前記変速装置は、変速レバーが着脱自 在、もしくは軸方向途中部で少なくとも2つに分離可能に構成されたものである 。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】 図1及び図2は、本考案のウインチ装置の構成を示している。
【0011】 ウインチ装置1は、矩形状の基台2上にエンジン(駆動装置)3及び変速装置 4、並びにドラム5を有する減速機6が搭載されて構成されている。
【0012】 エンジン3は、図1及び図2において左側となる基台2の一端部に搭載されて おり、その駆動軸31が他端部側に隣接された変速装置4の入力軸41に連結さ れている。
【0013】 変速装置4は、変速レバー42の操作により例えば3段階に変速可能に構成さ れており、この変速によってドラム5による図示しないロープの巻き取り速度な どを3段階に変更することができる。
【0014】 また、変速レバー42は、その軸方向途中部で基端部側43と先端部側44と の2つに分離可能に構成されている。具体的には、図示はしないが基端部側43 の上端部に凹部が形成されるとともに、先端部側44の下端部に上記凹部に嵌入 自在な凸部が形成されている。従って、凸部を凹部に嵌入することで基端部側4 3に先端部側44が連結されて変速レバー42を構成するとともに、先端部側4 4を基端部側43から引き抜くことで変速レバー42を2つに分離することがで きる。
【0015】 減速機6は、前記変速装置4の他端部側に隣接されており、その入力軸61が 変速装置4の出力軸45に連結されている。この減速機6の出力軸62にはドラ ム5が連結されている。
【0016】 また、前記基台2の四隅には、当該基台2の持ち運びなどに使用される把持部 21が設けられている。
【0017】 このように基台2上にエンジン(駆動装置)3及び変速装置4、並びにドラム 5を有する減速機6を取付けることにより、エンジン3を駆動させることで駆動 軸31の回転が変速装置4を通じて減速機6の出力軸62に伝達されてドラム5 を回転駆動させることができる。
【0018】 従って、上記ドラム5の回転駆動により当該ドラム5に巻回されたロープを巻 き取ることで、機材等の重量物の高所への吊り上げやケーブルなどの架線を行う ことができる。
【0019】 ここで、上述したエンジン3、変速装置4及び減速機6は基台2上に着脱自在 に設けられるとともに、ドラム5が減速機6の出力軸62に着脱自在に設けられ ている。
【0020】 具体的には、エンジン3は、図3に示すように基台2に立設されたネジ部材2 2にその底部に形成された挿入孔(図示省略)を挿入させて配置した後、ネジ部 材22にナット3aで締め付けることで基台2上に固定されている。
【0021】 また、変速装置4及び減速機6は、基台2上に配置した後、ボルト4a、6a を底部に挿通させて基台2に締め付けることで、それぞれ基台2上に固定されて いる。
【0022】 ドラム5は、その中心部を減速機6の出力軸62に挿入配置した後、ボルト5 aによって出力軸62と一体に固定されている。
【0023】 従って、ナット3a、各ボルト4a、6aを取外すことで、エンジン3、変速 装置4及び減速機6を基台2上から取外すことができ、ボルト5aを取外すこと でドラム5を減速機6から取外すことができる。
【0024】 なお、変速装置4及び減速機6を配置する基台2上の各箇所には、ストッパ2 3、24がそれぞれ設けられている。これらストッパ23、24は、変速装置4 及び減速機6を基台2上の上述した位置に位置決めするためのもので、変速装置 4及び減速機6の底部の幅方向長さに対応する間隔を隔ててそれぞれ幅方向に一 対設けられている。つまり、変速装置4及び減速機6をストッパ23、24の幅 に合わせて基台2上に乗せた後、図1及び図2における左側にスライドさせて各 ストッパ23、24の当接23a(図2参照、ストッパ24の当接部は図示しな い。)に当接させることで、これら変速装置4及び減速機6を所定の連結位置( スライド連結位置)に配置させることができる。
【0025】 次に、このように構成されたウインチ装置1の組立て手順について説明する。
【0026】 まず、基台2上にエンジン3をネジ部材22により位置決めさせながら配置し た後、ネジ部材22の上端部をナット3aで締め付けることで、エンジン3を固 定する。
【0027】 次に、変速装置4をストッパ23の幅に合わせて基台2上に乗せた後、エンジ ン側にスライドさせて当接部23aに当接させる。これにより変速装置4は基台 2上においてその入力軸41が駆動装置3の駆動軸31と連結される正規の位置 に配置され、この位置でボルト4aによって基台2に固定する。
【0028】 なお、入力軸41と駆動軸31との間には駆動軸31の回転駆動を入力軸41 に伝達するための弾性体などからなる環状の伝達部材7(図3参照)を介装して いる。つまり、この伝達部材7を介装しながら両軸を上述したように連結させる ようにしている。
【0029】 続いて、減速機6をストッパ24の幅に合わせて基台2上に乗せた後、変速装 置4側にスライドさせて当接部に当接させる。これにより減速機6は基台2上に おいてその入力軸61が変速装置4の出力軸45と連結される正規の位置に配置 され、この位置でボルト6aによって基台2に固定する。
【0030】 なお、入力軸61と出力軸45との間には出力軸45の回転を入力軸61に伝 達するための前記伝達部材7と同様な弾性体などからなる環状の伝達部材8(図 3参照)を介装している。つまり、この伝達部材8を介装しながら両軸を上述し たように連結させるようにしている。
【0031】 そして、最後にドラム5を減速機6に取付ける。つまり、ドラム5の中心部を 減速機6の出力軸62に挿入配置した後、ボルト5aによって出力軸62と一体 に固定する。これとともに、変速レバー42の先端部側44の凸部44aを基端 部側43の凹部43aに嵌入して変速レバー42を形成することによって、ウイ ンチ装置1の組立てが完了する。
【0032】 このようにストッパ23、24などによって各部材を位置決めしながらウイン チ装置1を組立てることで、作業者がウインチ装置1を簡単に組み立てることが できる。
【0033】 そして、組立てたウインチ装置1は、エンジン3を駆動させることで、変速装 置4、減速機6を通じてドラム5を回転駆動させ、このドラム5に巻回されたロ ープの巻き取りにより、機材等の重量物を高所へ吊り上げたり、ケーブルなどの 架線を行う。この際、作業状況によって変速レバー42を操作してロープの巻き 取り速度などを調整すればよい。
【0034】 また、ウインチ装置1の分解も上述と逆の手順によって簡単に行うことができ る。
【0035】 上述したようにウインチ装置1の組立て・分解が簡単に行えることから、作業 現場が山間部などのウインチ装置1を車輌で運ぶことができない場所である場合 でも、このウインチ装置1を各部材に分解することによって当該各部材ごとに作 業者によって運ぶことができる。
【0036】 これによりウインチ装置1の持ち運びに要する作業負担の軽減を図ることがで き、ウインチ装置1を用いた山間部などでの作業に円滑に移行することができる 。また、変速装置4から突起した変速レバー42の先端部側44を基端部側43 から分離させて突起を無くすことで、この変速装置4を他の減速機6などの各部 材と同様に安全な状態で運ぶことができる。
【0037】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のウインチ装置によれば、ウインチ装置の組立て・ 分解が簡単に行え、これにより作業現場が山間部などのウインチ装置を車輌で運 ぶことができない場所である場合でも、このウインチ装置を各部材に分解するこ とによって当該各部材ごとに作業者によって運ぶことができ、ウインチ装置の持 ち運びに要する作業負担の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のウインチ装置を示す側面図である。
【図2】同じくウインチ装置を示す平面図である。
【図3】同じくウインチ装置の各構成部材を示す分解側
面図である。
【符号の説明】
1 ウインチ装置 2 基台 22 ネジ部材 23、24 ストッパ 3 エンジン(駆動装置) 3a ナット 31 駆動軸 4 変速装置 4a ボルト 41 入力軸 42 変速レバー 43 基端部側 44 先端部側 45 出力軸 5 ドラム 5a ボルト 6 減速機 6a ボルト 61 入力軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に、駆動装置、変速装置、及びド
    ラムを有する減速機が搭載され、駆動装置の駆動により
    ドラムに巻回したロープが巻取り自在に構成されたウイ
    ンチ装置において、 前記駆動装置、変速装置、減速機がこの順番で基台上に
    着脱自在に搭載されるとともに、ドラムが減速機に着脱
    自在に設けられたことを特徴とするウインチ装置。
  2. 【請求項2】 前記基台上に駆動装置が当該基台に立設
    されたネジ部材により位置決めされながらナットにより
    固設され、続いて変速装置を基台上において駆動装置側
    にスライドさせることにより駆動装置の駆動軸と変速装
    置の入力軸とが連結され、次に減速機を基台上において
    変速装置側にスライドさせることにより変速装置の出力
    軸と減速機の入力軸とが連結されるように構成され、上
    記変速装置及び減速機は、基台に設けられたストッパに
    よりそのスライド連結位置がそれぞれ位置決めされ、こ
    の状態でボルト締めにより基台にそれぞれ固設されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のウインチ装置。
  3. 【請求項3】 前記変速装置は、変速レバーが着脱自
    在、もしくは軸方向途中部で少なくとも2つに分離可能
    に構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のウ
    インチ装置。
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