JP3092522U - 熱成型靴用インソール - Google Patents

熱成型靴用インソール

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JP3092522U JP2002005557U JP2002005557U JP3092522U JP 3092522 U JP3092522 U JP 3092522U JP 2002005557 U JP2002005557 U JP 2002005557U JP 2002005557 U JP2002005557 U JP 2002005557U JP 3092522 U JP3092522 U JP 3092522U
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秀二 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱成型靴用インソールにおいて、長時間に亘
る着用による熱変形を抑制し、足のバランスをニュート
ラルに保つ。 【解決手段】 熱成型時の温度では軟化しない特性を持
つ樹脂から成る基盤層部材2の上面に、熱成型時の温度
で軟化する特性を持つ樹脂から成る熱変形層部材3を積
層してインソール1を作成する。基盤層部材2は、予め
標準的な足型に合わせて形成される。熱成型時には、熱
変形層部材3のみが熱変形しユーザの足型に沿って成型
される。長時間に亘る着用によって、ユーザの体温によ
りインソール1が加熱されても、熱変形するのは熱変形
層部材3のみである。このため、インソール1の上面の
足型が、標準的な足型から大きく外れることはなくな
り、長期間の使用でも足のバランスはニュートラルに保
たれる。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、ユーザの足型に沿う形状に熱成型される熱成型靴用インソールに関 するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来より、熱可塑性を有する樹脂素材から成り、加熱によって軟化された状態 でユーザの足を押圧して成型される熱成型靴用インソールが知られている(例え ば、特許文献1乃至特許文献5参照)。この種の熱成型靴用インソールは、各ユ ーザの足型に沿った形状に成型され、その形状を記憶することができるので、足 のバランスをニュートラルに保つことができる。 【0003】 【特許文献1】 特開平5−42005号公報 【特許文献2】 特開平5−199906号公報 【特許文献3】 特開平8−289805号公報 【特許文献4】 特開2000−33002号公報 【特許文献5】 特開2000−312603号公報 【0004】 【考案が解決しようとする課題】 上記特許文献1乃至特許文献5に示された熱成型靴用インソールは、足型を形 成する部材が全て一様な熱可塑性樹脂(サーモ素材)から成るので、熱成型によ ってユーザの足型を記憶することができるが、長時間に亘って着用された場合、 ユーザの体温によって加熱された状態で体重がかけられるためにさらなる熱変形 が進み、足のバランスをニュートラルに保つことが困難となる。 【0005】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、長時間に亘 る着用による熱変形を抑制することができる熱成型靴用インソールを提供するこ とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために請求項1の考案は、熱可塑性を有する樹脂素材から 成り、靴中に装着された状態で、外部から加熱することによって軟化され、その 状態で靴中にユーザの足を入れて体重をかけることによりユーザの足型に沿う形 状に熱成型される熱成型靴用インソールにおいて、熱成型時の温度では軟化しな い特性を持つ樹脂から成り、予め標準的な足型に合わせて成型されている基盤層 部材と、熱成型時の温度で軟化する特性を持つ樹脂から成り、基盤層部材の上面 に積層された熱変形層部材とから構成されるものである。 【0007】 この構成においては、熱変形層部材が熱成型されることにより、各ユーザの足 型に沿ったインソールが作成される。ここで、基盤層部材は予め標準的な足型に 成型されているので、熱変形層部材の肉厚は、インソールの上面を上記標準的な 足型から各ユーザの足型に合わせて微調整できる程度で足りる。上記熱成型は靴 中で成され、そのとき基盤層部材には熱変形が生じず、上記標準的な足型形状が 維持され、一方、熱変形層部材には熱変形が生じ、その表面はユーザの足型と一 致した形状になる。また、長時間に亘って着用されるインソールは、ユーザの体 温によって加熱される。この場合、ユーザの体重のかかり方(荷重分布)に応じ て、熱変形層部材には若干の熱変形が生ずるが、基盤層部材には熱変形が生じな い。従って、ユーザの体温によって熱変形が生ずるのは熱変形層部材のみとなり 、インソール上面には大きな熱変形が生じない。 【0008】 【考案の実施の形態】 以下、本考案の一実施形態による熱成型靴用インソールについて図面を参照し て説明する。図1及び図2において、インソール1は、スキー靴及びスポーツシ ューズ等に装着され、ユーザの足型に沿う形状に熱成型される中敷であって、基 盤層部材2と、その上面に積層された熱変形層部材3とによって構成されている 。この基盤層部材2及び熱変形層部材3は、運動中の足裏にかかる衝撃を吸収で きるように、発泡系の樹脂によって構成されている。図示のインソール1は、右 足用を示している。このインソール1は、靴中に装着された状態で、外部から加 熱することによって熱変形層部材3を軟化させ、その状態で靴中にユーザが足を 入れて体重をかけることによってユーザの足型に沿う形状に熱成型される。熱成 型時の温度は、ユーザが成型中に火傷を負わない程度の温度、例えば、50゜〜 70゜とされる。 【0009】 基盤層部材2は、熱成型時の温度では軟化しない特性を持つ熱可塑性樹脂から 成り、予め標準的な足型に合わせて成型される。基盤層部材2の素材としては、 例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)が挙げられる。このEVAの軟 化温度は、酢酸ビニルの含有量に依存し、酢酸ビニルの含有量が減少すると、軟 化温度が上昇する傾向がある。従って、酢酸ビニルの含有量を調整することによ り、基盤層部材2の軟化点を上記熱成型時の温度より高くすることができる。ま た、標準的な足型は、例えば図1及び図2に示されるような、つま先部20が踵 部22に対して薄肉な形状であって、隆起した土踏まず部21、及びフラットな 踵部22によって構成される。また、ユーザの足型を健康的な足型に矯正するた めに設けられるアーチ形状、例えば、足裏の前後方向に中央部が隆起した縦アー チ、足裏の内外方向に中央部が隆起した横アーチもこれに含まれる。このような 標準的な足型によって、ユーザの足型は健康的な足型に矯正され、足のバランス はニュートラルに保たれる。 【0010】 熱変形層部材3は、熱成型時の温度で軟化する特性を持つ熱可塑性樹脂(サー モ素材)から成るシート状の部材であり、例えば、酢酸ビニルを増量することに より、軟化温度を低下させたEVAを用いてもよく、基盤層部材2の上面に矢印 方向に積層接着される。基盤層部材2の上面は、熱変形層部材3の形状に沿った ものとなり、従って、熱成型前のインソール1の上面は標準的な足型となってい る。 【0011】 上記構成を有するインソール1の熱成型の手順について、図3を参照して説明 する。まず、インソール1はユーザの靴5のサイズ及び形状に合わせてカットさ れ、靴5の中に挿入される。そして、洗髪後のヘア乾燥用のドライヤ6を用いて 靴5内に温風が送り込まれ(例えば、1000Wの電力で3〜5分間)、インソ ール1は、上述したユーザが火傷を負わない程度の温度に加熱される。インソー ル1が加熱された後、速やかに靴6にユーザの足が挿入され体重がかけられると 、インソール1はユーザの足型に熱成型される。 【0012】 ここで、基盤層部材2は、熱成型時の温度では軟化しない特性を持つ樹脂から 成るので、熱変形が生じず、標準的な足型形状が維持される。一方、熱変形層部 材3は、熱成型時の温度で軟化する特性を持つ樹脂から成るので、熱変形層部材 3には熱変形が生じ、その表面には、図4に示されるように、ユーザの足型31 が成型される。 【0013】 ところで、このように成型されたインソール1を長時間に亘って着用すると、 ユーザの体温により、インソール1が上記熱成型時の温度と略同等の温度まで加 熱されることがある。この場合、ユーザの体重のかかり方(荷重分布)に応じて 、熱変形層部材3には若干の熱変形が生ずるが、足のバランスを保つ形状の基盤 層部材2には熱変形が生じない。従って、ユーザの体温によって熱変形が生ずる のは薄肉の熱変形層部材3のみとなり、インソール1上面には大きな熱変形が生 じない。その結果、インソール1上面の足型31は標準的な足型から大きく外れ て熱変形されない。従って、インソール1によれば、ユーザの足型が記憶される だけでなく、長期間の使用でも、ユーザの足型はインソール1上面の標準的な足 型によって矯正され、足のバランスをニュートラルに保つことができる。 【0014】 なお、本考案は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であ り、例えば、基盤層部材2の素材は、EVAに限られることなく他の樹脂を適用 してもよい。また、インソール1の加熱には、ドライヤ6以外の加熱手段、例え ば、ストーブ等の暖房器具を用いるようにしてもよい。また、インソール1の上 面及び下面には、必要に応じて、薄手の布地又は皮革等を積層する構成としても 構わない。 【0015】 【考案の効果】 以上のように請求項1の考案に係るインソールによれば、熱成型時に軟化する 樹脂から成る熱成型層部材が、熱成型時の温度では軟化しない樹脂から成り、予 め標準的な足型に合わせて成型されている基盤層部材の上面に積層されているの で、長時間に亘る着用にあっても体温によって大きな熱変形が生じない。従って 、ユーザの足型が記憶されるだけでなく、長期間の使用でもインソール上面の足 型は標準的な足型から大きく外れることがなくなり、ユーザは足のバランスをニ ュートラルに保つことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案の一実施形態による熱成型靴用インソ
ールの構造を示した組立て斜視図。 【図2】 同インソールの側面図。 【図3】 同インソールを加熱する様子を示した斜視
図。 【図4】 ユーザの足型に沿うように成型された同イン
ソールの平面図。 【符号の説明】 1 熱成型靴用インソール 2 基盤層部材 3 熱変形層部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 熱可塑性を有する樹脂素材から成り、靴
    中に装着された状態で、外部から加熱することによって
    軟化され、その状態で靴中にユーザの足を入れて体重を
    かけることによりユーザの足型に沿う形状に熱成型され
    る熱成型靴用インソールにおいて、 前記熱成型時の温度では軟化しない特性を持つ樹脂から
    成り、予め標準的な足型に合わせて成型されている基盤
    層部材と、 前記熱成型時の温度で軟化する特性を持つ樹脂から成
    り、前記基盤層部材の上面に積層された熱変形層部材と
    から構成されることを特徴とする熱成型靴用インソー
    ル。
JP2002005557U 2002-09-02 2002-09-02 熱成型靴用インソール Expired - Lifetime JP3092522U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101230631B1 (ko) * 2010-12-06 2013-02-06 주식회사위너테크 족적 성형 슬리퍼

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