JP3092473B2 - 配管滞油管理装置 - Google Patents

配管滞油管理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油備蓄基地のように大
量の油が配管内に滞油する設備に用いて好適な配管滞油
管理装置に掛り、特に配管内の滞油情報を正確に管理す
る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】石油備蓄基地では、ドバイ・アラビア・
インドネシア等から原油をタンカーで運送して、備蓄タ
ンクに蓄えている。産地によって原油の組成や価格が異
なるから、軽質油か重質油か、硫黄の含有率は高いか等
が、石油精製をする際の関心事になる。そこで、本出願
人の提案にかかる特開平2−217700号公報や特開
平4−302800号公報に開示されているような配管
滞油管理技術が用いられている。
【0003】図6は石油備蓄基地の石油払出し・受入れ
作業を説明する構成図で、(A)は石油備蓄基地内の設
備構成図、(B)はメイン配管の区間管理図である。図
において、港湾内部の停泊位置に停泊しているタンカー
3に荷役施設2を接続して、6基のタンクTK1〜6に
石油を送る。石油の陸揚げルートには、荷役施設2と流
量計F1,F2との間を接続するメイン配管1bと、並列
接続された4台のポンプP1〜P4と6基のタンクTK1
〜6との間を接続するメイン配管1aが用いられる。分
岐配管4a,4bはメイン配管1aから分岐された配管
である。
【0004】メイン配管の区間A〜Fは、各タンクTK
1〜6からの分岐管路の接続点、分岐配管4a,4bの
接続点、ポンプP1〜P4の挿入点を各区間の境界として
6区分されたものである。区間Aは荷役施設2からポン
プに至るメイン配管1b全体で滞油油量は800kl、
区間Bはメイン配管1aのポンプから分岐配管4bまで
で滞油油量は400kl、区間Cはメイン配管1aの分
岐配管4bから分岐配管4aまでで滞油油量は200k
l、区間Dはメイン配管1aの分岐配管4aからタンク
TK5,6の分岐管路までで滞油油量は300kl、区
間Eはメイン配管1aのタンクTK5,6並びにタンク
TK3,4の分岐管路間で滞油油量は250kl、区間
Fはメイン配管1aのタンクTK3,4並びにタンクT
K1,2の分岐管路間で滞油油量は260klとなって
いる。
【0005】図7は一方のタンクから配管をへて他方の
タンクへ油を移す場合の各区間毎の滞油状態の説明図
で,(A)は作業開始前の滞油状態、(B)は移動対象
となる油の物質収支の説明図、(C)は作業終了後の滞
油状態を示している。各区間A〜Fは油の流れ方向に対
して下流側からこの順序で並んでいる。作業開始前の滞
油状態は、区間Aは滞油油量が100klで滞油油種が
a、区間Bは滞油油量が300klで滞油油種がb、区
間Cは滞油油量が200klで滞油油種がc、区間Dは
滞油油量が500klで滞油油種がd、区間Eは滞油油
量が600klで滞油油種がe、区間Fは滞油油量が3
00klで滞油油種がfとする。
【0006】いま受入れ作業として、油種gで油量が1
000kl分の油が、この配管の区間Fから区間A方向
に送られたとする。すると、配管内部の油量の連続性と
物質収支から、受入れ作業終了後の滞油状態は次のよう
になっている。まず区間Aから受入れタンクに送られた
油は、油種aが油量100kl、油種bが油量300k
l、油種cが油量200kl、油種dが油量400kl
となっている。そして、区間Aは滞油油量が100kl
で滞油油種がd、区間Bは滞油油量が300klで滞油
油種がe、区間Cは滞油油量が200klで滞油油種が
e、区間Dは滞油油量が500klで滞油油種比率は
e:f:gが100:300:100となっている。区間Eは滞油
油量が600klで滞油油種がg、区間Fは滞油油量が
300klで滞油油種がgとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7の区間D
のように複数の油種の油が一区間に滞油している場合、
油種比率で管理すると配管内部の石油の種類が不明確に
なるという課題があった。従前は国家備蓄のように大型
タンカでアラビアンライトのような少数の油種の原油を
備蓄し、タンクに備蓄された原油の払出し・受入れの頻
度は稀だったから、油種比率で管理すれば十分であっ
た。しかし民間備蓄のように中小タンカで多くの油種の
原油を取り扱い、しかも原油の払出し・受入れが価格変
動などにより頻繁に行われる場合には数百kl程度で
も、油種を正確に知りたいという要請があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決したもの
で、民間備蓄のように中小タンカを用いて多くの油種の
原油を頻繁に払出し・受入れする場合にも、少量の滞油
についても油種が正確にわかる配管滞油管理装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、払出し貯油部(10)から受入れ貯油部(2
0)に石油を輸送する経路となるルート配管部(30)
の滞油状態を表す配管滞油管理装置において、払出し・
受入れ作業における輸送総量と、前記ルート配管部の総
容量とを比較して、多量輸送か少量輸送かを判断する輸
送油量比較部(50)と、この輸送油量比較部で多量輸
送と判断されたときは、前記受入れ貯油部に送られる油
量を演算すると共に、輸送終了時のルート配管部の滞油
を前記払出し貯油部からの払出油種とする多量輸送滞油
演算部(60)と、この輸送油量比較部で少量輸送と判
断されたときは、前記受入れ貯油部に送られる油量を演
算すると共に、輸送終了時のルート配管部の滞油油種を
演算する少量輸送滞油演算部(70)と、この少量輸送
滞油演算部で、前記ルート配管部の各区間に複数の油種
が存在するときは各油種の流れ方向の位置に対応して子
区間の創設を行う子区間創設管理部(80)とを具備す
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の構成によれば、輸送油量比較部50に
より払出し・受入れ作業における輸送総量がルート配管
部の総容量より多ければ多量輸送、少なければ少量輸送
と判断する。多量輸送では、配管滞油は全て輸送終了時
払出し作業で払出し貯油部10から送られる油種とな
るので、多量輸送滞油演算部60を用いる。少量輸送で
は、配管滞油は輸送開始時の滞油のうち上流側に位置す
る油種と輸送終了時の払出し作業で払出し貯油部10か
ら送られる油種とが併存するので、少量輸送滞油演算部
70を用いる。配管滞油管理は、ルート配管部を複数の
区間に分割して油量と油種を管理しているが、この区間
の中途で油種が切り替わるときは、子区間創設管理部8
0が当該区間に油種に応じた個数の子区間を創設して、
油種、油量並びに流れの方向に対する配置順序を管理す
る。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて、本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示す石油備蓄基地の設備と配管滞
油管理装置の構成ブロック図である。図において、石油
備蓄基地の設備として、タンカーやタンク等の払出し貯
油部10から受入れ貯油部20に石油を輸送する経路と
なるルート配管部30が存在する。ルート配管部30は
基地内に設置された管路網のうち、今回の石油輸送に用
いられる主要な配管をいう。
【0012】配管滞油管理装置として、ここではルート
配管区間管理部40、輸送油量比較部50、多量輸送滞
油演算部60、少量輸送滞油演算部70並びに子区間創
設管理部8を有している。ルート配管区間管理部40
は、前記ルート配管部の各タンクからの分岐管路の接続
点、前記ルート配管部から分岐する配管の接続点、ポン
プの挿入点等の施設から明認できる境界として定められ
た各区間N1〜Nnの容量V1〜Vnを記憶する。輸送油量
比較部50は、今回の払出し・受入れ作業における輸送
総量Voと、当該ルート配管部の総容量ΣViとを比較し
て、多量輸送か少量輸送かを判断する。
【0013】多量輸送滞油演算部60は、この輸送油量
比較部50で多量輸送と判断されたときは、前回のルー
ト配管部の滞油全体ΣViと、払出し貯油部10の払出
油種成分Coについては今回の輸送総量Voからルート配
管部の総容量ΣViを控除した油量が受入れ貯油部20
に送られると共に、今回のルート配管部の滞油を払出し
貯油部10から払いだされる油種とする。少量輸送滞油
演算部70は、この輸送油量比較部50で少量輸送と判
断されたときは、前回のルート配管部30の滞油のうち
下流側の区間に位置する滞油が受入れ貯油部20に送ら
れると共に、今回のルート配管部の滞油は前回からの滞
油のうちルート配管部30の下流側に移動して残存する
ものと、払出し貯油部10から新規に払いだされた油と
する。子区間創設管理部80は、この少量輸送滞油演算
部70で、各区間に複数の油種が存在するときは各油種
の流れ方向の位置に対応して子区間の創設を行う。そし
て、今回の石油輸送が終了すると、配管滞油管理装置に
よりルート配管部30の各区間における滞油油量と油種
並びに1区間について複数の油種が併存するときは子区
間により更に詳細な情報が記述されるので、タンク履歴
フィイルや配管滞油ファイルの内容を更新するとよい。
【0014】次に、石油輸送のモデル図を用いて演算内
容を具体的に説明する。図2は払出し貯油部10から受
入れ貯油部20に石油を輸送する経路となるルート配管
部30の説明図である。払出し貯油部10の液位は今回
の輸送開始時にはL1であったが、輸送終了時にはL2
に低下している。このとき、輸送総量は確定数量Voと
なり、油種は払出し貯油部10に貯蔵されている払出油
種Coである。受入れ貯油部20の液位は今回の輸送開
始時にはL3であったが、輸送終了時にはL4に上昇し
ている。ルート配管部30は、ルート配管区間管理部4
0によりn個の区間に分割されており、各区間は上流側
から区間番号Ni(1≦i≦n)が付与されており、各
区間Niには滞油容量Vi(1≦i≦n)と、滞油油種C
i(1≦i≦n)が管理されている。
【0015】図3は配管滞油管理装置の演算過程の流れ
図である。先ず、輸送油量比較部50は、今回の払出し
・受入れ作業における輸送総量Voと、ルート配管部3
0の総容量ΣViとを比較して、大小関係により場合分
けし、多量輸送か少量輸送かを判断する。多量輸送であ
れば多量輸送滞油演算部60が担当し、少量輸送であれ
ば少量輸送滞油演算部70が担当する。特別な場合とし
て、輸送総量Voとルート配管部30の総容量ΣViが一
致するときは、ここでは多量輸送滞油演算部60の機能
を一部用いている。
【0016】先ず、多量輸送(Vo>ΣVi)の場合に
は、ルート配管区間管理部40の全区間N1〜Nnの油種
を全て払出し貯油部10に貯蔵されている払出油種Co
とする(S11)。そして、今回の輸送開始時の全区間
N1〜Nnの油種が受入れ貯油部20に入ったとする(S
12)。更に、払出し貯油部10の払出油種Coについ
ては今回の輸送総量からルート配管部の総容量を控除し
た油量(Vo−ΣVi)が受入れ貯油部20に貯油された
とする(S13)。尚、輸送総量Voとルート配管部3
0の総容量ΣViが一致するときは、実質的にS11,
S12と同一の演算をすれば良い(S21,S22)。
【0017】次に、少量輸送(Vo<ΣVi)の場合に
は、今回の払出し・受入れ作業における輸送総量Voに
より、ルート配管部30の払出油種Coで充満された区
間Nk(1≦k≦n−1)、並びにこれに隣接する下流
側区間Nk+1内で払出油種Coが停止した位置に対応する
余り油量Vrを演算する(S31)。そして、ルート配
管区間管理部40の区間N1〜Nkの油種を払出油種Co
とする(S32)。区間Nk+1内は払出油種Coと従前の
区間N1にあった油種C1が併存するので、子区間創設管
理部80により子区間を創設し、区間Nk+1の上流側の
子区間Nk+1,1は油量Vrで油種は払出油種Coとする
(S33)。
【0018】また、ルート配管部30の区間Nk+1から
区間Nnは、上流側から従前の区間N1〜Nmに存在し
た油量(ΣVi−Vo)で油種C1〜Cm(1≦m≦n−k
+1)が滞油することになる。そこで、区間Nk+1の下流
側の子区間Nk+1,2並びにこれより下流の区間Nk+2〜N
nについて、従前の区間N1〜Nmに存在した油量(ΣV
i−Vo)で油種C1〜Cmを配置する(S34)。このと
き、ある区間に複数の油種が併存する状態となるとき
は、子区間創設管理部80により子区間を創設して滞油
油種と油量の管理をする。
【0019】最後に、受入れ貯油部20に入った油種と
油量を検討する。物質収支より、上流側から従前の区間
Nm+1〜Nnに存在した油量で油種Cm+1〜Cn、並びに
区間Nmに存在した油種のうちS34で配管滞油になら
ない部分が、受入れ貯油部20に入る。この油量は定義
よりVoとなる(S35)。そして、この演算結果によ
りタンク履歴フィイルや配管滞油ファイルの内容を更新
する。
【0020】図4は多量輸送の説明図で、(A)は今回
の輸送開始時、(B)は今回の輸送終了時の滞油状態を
表している。ここでは油種としてALはアラビアンライ
ト、KFはカフジ、DBはドバイを表している。今回の
輸送開始時、払出し貯油部10には油種ALが100000kl
貯油されており、受入れ貯油部20には油種ALが5000
0kl貯油されているとする。ルート配管区間管理部40
により、ルート配管部30は区間1〜3に区分されてい
る。区間1の滞油油量は3000klで、ここでは3個の子区
間に区分されている。子区間1−1は油種ALが1000kl
滞油し、子区間1−2は油種DBが1000kl滞油し、子区
間1−3は油種ALが1000kl滞油している。区間2の滞
油油量は2000klで、ここでは2個の子区間に区分されて
いる。子区間2−1は油種ALが1000kl滞油し、子区間
2−2は油種KFが1000kl滞油している。区間3の滞油
油量は1000klで油種ALになっている。
【0021】今回の輸送終了時に、払出し貯油部10に
は油種ALが90000kl貯油されており、受入れ貯油部2
0には総量60000kl貯油される。従って、輸送油量は100
00klで、ルート配管部30の総容量6000klに比較して多
く、多量輸送に該当する。そこで、ルート配管部30は
区間1は油種ALが3000kl滞油し、区間2は油種ALが
2000kl滞油し、区間3は油種ALが1000kl滞油してい
る。また、受入れ貯油部20の油種別の貯油量は油種A
Lが58000kl、油種KFが1000kl、油種DBが1000klに
なっている。
【0022】図5は少量輸送の説明図で、(A)は今回
の輸送開始時、(B)は今回の輸送終了時の滞油状態を
表している。ここでは、今回の輸送開始時は図4(A)
と同一になっている。今回の輸送終了時に、払出し貯油
部10には油種ALが95500kl貯油されており、受入れ
貯油部20には総量54500kl貯油される。従って、輸送
油量は4500klで、ルート配管部30の総容量6000klに比
較して少なく、少量輸送に該当する。この輸送油量は45
00klは区間2の一部まで油種ALが到達することを意味
する(S31)。区間2については、子区間2−1が払
出し貯油部10よりの油、子区間2−2が開始時の区間
1−1の油になっている(S33)。しかし、子区間2
−1,2−2では油種がALと同一なので、子区間を統
合して区間2として取り扱う。その結果、ルート配管部
30は区間1は油種ALが3000kl滞油し、区間2は油種
ALが2000kl滞油し、区間3は油種ALが500kl滞油し
た子区間3−1と、油種DBが500kl滞油した子区間3
−2に区分されている(S34)。また、受入れ貯油部
20の油種別の貯油量は油種ALが53000kl、油種KF
が1000kl、油種DBが500klになっている(S35)。
【0023】なお上記実施例によれば、子区間の創設を
油種が一区間内で複数存在する場合を用いて説明した
が、輸送に付随して異種の油で混和が生じたような油に
ついても子区間を用いて管理することができるし、また
同一の油種でも所有者が異なる場合には、その所有者毎
に子区間を設けてもよい。さらに、子区間を創設する条
件が整っていても、隣接する子区間で油種が同一であっ
たり、あるいは当該子区間の油量が僅少のときは子区間
の統合処理をしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば輸
送油量比較部50により払出し・受入れ作業における輸
送総量がルート配管部の総容量より多ければ多量輸送、
少なければ少量輸送と判断し、多量輸送滞油演算部60
と少量輸送滞油演算部70に分担させて配管滞油演算を
しているので、演算作業が簡便に行われるという効果が
ある。また、区間の中途で油種が切り替わるときは、子
区間創設管理部80が当該区間に油種に応じた個数の子
区間を創設して、油種、油量並びに流れの方向に対する
配置順序が識別できるようにしているので、少量の油種
でも確実に区別でき、小口輸送に適するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す石油備蓄基地の設備と
配管滞油管理装置の構成ブロック図である。
【図2】払出し貯油部10から受入れ貯油部20に石油
を輸送する経路となるルート配管部30の説明図であ
る。
【図3】配管滞油管理装置の演算過程の流れ図である。
【図4】多量輸送の説明図である。
【図5】少量輸送の説明図である。
【図6】石油備蓄基地の石油払出し・受入れ作業を説明
する構成図である。
【図7】一方のタンクから配管をへて他方のタンクへ油
を移す場合の各区間毎の滞油状態の説明図である。
【符号の説明】
10 払出し貯油部 20 受入れ貯油部 30 ルート配管部 40 ルート配管区間管理部 50 輸送油量比較部 60 多量輸送滞油演算部 70 少量輸送滞油演算部 80 子区間創設管理部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】払出し貯油部(10)から受入れ貯油部
    (20)に石油を輸送する経路となるルート配管部(3
    0)の滞油状態を表す配管滞油管理装置において、 払出し・受入れ作業における輸送総量と、前記ルート配
    管部の総容量とを比較して、多量輸送か少量輸送かを判
    断する輸送油量比較部(50)と、 この輸送油量比較部で多量輸送と判断されたときは、
    記受入れ貯油部に送られる油量を演算すると共に、輸送
    終了時のルート配管部の滞油を前記払出し貯油部からの
    払出油種とする多量輸送滞油演算部(60)と、 この輸送油量比較部で少量輸送と判断されたときは、
    記受入れ貯油部に送られる油量を演算すると共に、輸送
    終了時のルート配管部の滞油油種を演算する少量輸送滞
    油演算部(70)と、 この少量輸送滞油演算部で、前記ルート配管部の各区間
    に複数の油種が存在するときは各油種の流れ方向の位置
    に対応して子区間の創設を行う子区間創設管理部(8
    0)とを具備することを特徴とする配管滞油管理装置。
  2. 【請求項2】前記多量輸送滞油演算部は、輸送開始時の
    ルート配管部の滞油全体と、前記払出し貯油部の払出油
    種(Co)について輸送終了時の輸送総量からルート配
    管部の総容量を控除した油量とを加算して、前記受入れ
    貯油部に送られる油量とすることを特徴とする請求項1
    に記載の配管滞油管理装置。
  3. 【請求項3】前記少量輸送滞油演算部は、輸送開始時の
    ルート配管部滞油のうち下流側区間に位置する前記輸送
    総量に相当する油量の滞油が、前記受入れ貯油部に送ら
    れる油量とすることを特徴とする請求項1に記載の配管
    滞油管理装置。
  4. 【請求項4】前記少量輸送滞油演算部は、輸送終了時の
    ルート配管部の滞油は輸送開始時からの滞油のうちルー
    ト配管部下流側に移動して残存するものと、前記払出し
    貯油部から新規に払いだされた油とを組み合わせて、
    送終了時のルート配管部滞油の油種を演算することを特
    徴とする請求項1に記載の配管滞油管理装置。
  5. 【請求項5】前記ルート配管部の各区間は、前記払出し
    貯油部からの分岐管路の接続点、前記ルート配管部から
    分岐する配管の接続点、又はポンプの挿入点を境界とし
    て定められることを特徴とする請求項1に記載の配管滞
    油管理装置。
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