JP3091876U

JP3091876U - 外国製手術用顕微鏡のテレビカメラ用高機能アダプター

Info

Publication number: JP3091876U
Application number: JP2002003159U
Authority: JP
Inventors: 公也長井
Original assignee: 株式会社コーヤル
Priority date: 2002-04-22
Filing date: 2002-04-22
Publication date: 2003-02-21
Anticipated expiration: 2008-04-22

Abstract

(57)【要約】【目的】外国製手術用顕微鏡のテレビカメラアダプター
にフォーカス調整・テレビ画像の位置調整・自動絞り・
フィルターのワンタッチ脱着等の機能を付加した高機能
アダプターの提供。【構成】テレヒカメラの出力信号に拠る自動絞り装置。
変心カムによるフォーカス調整装置。ミラーの角度調整
に拠るテレビ画像の位置調整機構。フィルターのワンタ
ッチ切替装置を一体化した外国製手術用顕微鏡のテレビ
カメラ用高機能アダプター。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は手術装置の一環（脳外科及び眼科医用）として用いられるライカ・ツアイス・メイラー・ハーグ等の外国製の手術顕微鏡にテレビカメラを取り付けるためのアダプター装置に関する物である。

【０００２】

【従来の技術】

従来顕微鏡側の取付けはメーカー各社独自のマウント金物が用意されておりアダプターレンズとミラー又はプリズムの組合せに拠るアダプターの出力側テレビカメラ用ネジマウントによって構成され、アダプターの付帯装置としては手動の絞り装置が附いている程度であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術においては、手動に拠る絞り調節以外はフォーカス調整・画像の位置移動・フィルターの脱着等は不可能であった。又絞りの自動化もしたい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

絞りの自動化には、外形は少し大きくなるが従来から行われている方法で、モーター・位置決めポット（ポテンショメーター）・操作基板を組み込み電源及び信号はテレビカメラから供給する。

【０００５】フォーカス調整はピストン状鏡筒をシリンダー状外筒に保持させ前方にスプリングを入れ後方を変心カムで受け止め此の変心カムを回す事によってフォーカス調整を行うようにする。或は鏡筒側面に環状溝を設け此れを変心ピンで受け止め此の変心ピンを回す事でもフォーカス調整が出来る。

【０００６】画像の位置合わせはミラー又はプリズムの取付け角度を調整することで画像のパン・チルを行う。

【０００７】ミラー又はプリズムとテレビカメラマウントの間に、フィルターと、フィルターと屈折率の等しい透しガラスを、交差する長短２個のレバーで保持し、長い方のレバーを動かす事でフィルターと透しガラスが入れ替わる様にする。

【０００８】

【考案の実施の形態】

前記０００４〜０００７の各装置を２種以上又は全種を１つの筐体に組み込んだ形態となる。

【０００９】

【実施例１】図１は本考案の０００４〜０００６の装置を組み込んだ実施例の概念説明図で、（１）がアダプターレンズ鏡筒（２）はフォーカス調整用スプリング（３）はフォーカス調整溝と（４）フォーカス調整変心ヒンで此れを回すことでフォーカス微調整が簡単にできる。（５）はミラーで此の取付け角度を微調整することでテレビカメラの画像のパン・チルを行う事が出来る。（６）変心ピンによるミラーの上下煽り機構（７）がミラー支点（８）はミラーの取付け角度調整レバーで（９）の調整装置により角度調整レバーを左右に移動微調整することで画像の左右移動が出来る。（１１）は自動絞り用モーター（１２）は自動絞り操作基板（１３）は絞り位置決めポットで（１４）はテレビカメラとの接続コードで絞り操作信号及び電源がテレビカメラから供給される。（１５）が絞り（１６）が絞り駆動ギヤである。（２９）はアダプターフレーム（３０）アダプター外筐、（１８）は顕微鏡マウントリング（１９）が顕微鏡マウント本体（２０）がテレビカメラマウントネジである。

【００１０】

【実施例２】図２は本考案の０００５・０００６の機構を組み込んだ実施例で絞りは絞り調整リング（１７）により手動で行う。アダプターレンズ鏡筒（１）はフォーカス調整スプリング（２）に拠ってフォーカス調整用変心カム（１０）に圧接されていてフォーカス調整変心カム（１０）を回す事でフォーカス調整を行う事が出来る。画像の位置移動は、実施例１と同じにミラー（５）の取付け角度を調整することで画像センターのパン・チルを行う。（７）はミラー支点（６）はミラーの煽り調整（９）はミラーの左右角度調整（８）はミラーの取付け角度調整レバーである。

【００１１】

【実施例３】図３は本考案の実施例２に本考案の０００７の機構を組み込んだ実施例で０００７の機構以外は構造・効果共に実施例２と同じである。０００７の機構はフィルター（２１）とフィルターと同じ屈折率を持つ透しガラス（２２）の２枚を交叉する長短２個のレバー（２３）（２４）で保持し短レバー（２４）はその中程を回動自在にアダプターフレーム（２９）に軸ねじ（２７）に拠って取り付けられレバー端末にはドライブピン用スリット（２４｀）が設けられている。一方長レバー（２３）は端末が回転軸（２５）に保持され、短レバー（２４）の端末スリット（２４’）と重なる所にドライブピン孔（２３’）が明いている。回転軸（２５）にはドライブアーム（２５’）が固定されアーム先端二はドライブピン（２８）が設けられ、外部つまみ（２６）によってフィルター用長レバー（２３）を作動すると、フィルター用短レバー（２４）は長レバー（２３）と反方向に作動するのでフィルター（２１）と透しガラス（２２）の交換がワンタッチで行える。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は外国製手術顕微鏡にテレビカメラを取り付ける為のアダプターでフォーカス調整、テレビカメラの画像の位置移動、絞りの自動調整、フィルターのワンタッチ交換の出来る高性能アダプターが提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１の断面図である。

【図２】本考案の実施例２の断面図である。

【図３】本考案の実施例３の断面図である。

【図４】フィルター交換装置の説明図である

【符号の説明】

１……アダプターレンズ鏡筒２……フォーカス調整用スプリング３……フォーカス調整溝４……フォーカス調整変心ピン５……ミラー６……ミラー上下煽り変心ピン７……ミラー支点８……ミラー取付け角度調整レバー９……左右調整装置１０……フォーカス調整変心カム１１……自動絞り用モーター１２……自動絞り操作基板１３……自動絞り位置決めポット１４……テレビカメラ接続コード１５……絞り１６……絞り駆動ギヤ１７……絞り調整リング１８……顕微鏡マウントリング１９……顕微鏡マウント本体２０……テレビカメラマウントネジ２１……フィルター２２……透しガラス２３……フィルター用長レバー２３’…ドライブピン孔２４……フィルター用短レバー２４’…短レバー端末スリット２５……回転軸２５’…ドライブアーム２６……摘み２７……軸ねじ２８……ドライブピン２９……アダプタフレーム３０……アダプター外筐

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年７月４日（２００２．７．４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項４】請求項１〜３の内２項目以上全項目の機構
を組み込んだ外国製手術用顕微鏡のテレビカメラ用高機
能アダプター。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１４年９月１２日（２００２．９．１
２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項４

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】テレビカメラの信号出力をフィードバック
してアダプターに組み込んだ絞り機構を自動制御する機
構を組み込んで自動化した外国製手術用顕微鏡のテレビ
カメラ用高機能アダプター。
【請求項２】テレビカメラの画像の位置を調整するため
のパン・チル機構を組み込み、それによって生じる光路
長の変化に対応するためのバックフォーカスの微調整機
構を内蔵した外国製手術用顕微鏡のテレビカメラ用高機
能アダプター。
【請求項３】フィルターを内蔵しワンタッチで切替・脱
着する機構を組み込んだ外国製手術用顕微鏡のテレビカ
メラ用高機能アダプター。
【請求項４】請求項１〜３の内２項目以上全項目の機構
を組み込んだ外国製手術用顕微鏡のテレビカメラ用高機
能アダプター。