JP3091700U - 電熱線及び当該電熱線を使用する装置 - Google Patents

電熱線及び当該電熱線を使用する装置

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JP3091700U JP2002004668U JP2002004668U JP3091700U JP 3091700 U JP3091700 U JP 3091700U JP 2002004668 U JP2002004668 U JP 2002004668U JP 2002004668 U JP2002004668 U JP 2002004668U JP 3091700 U JP3091700 U JP 3091700U
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徐名勇
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唐鋒實業股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案の目的は、発熱時、温度差の高低に従
って疲労を生じがたく、十分な抗圧力性と抗引張性とを
有し、断裂しにくく、当該電熱線を電気毛布や暖めシー
トに利用する場合に理想的な安全性と耐用性を有し、且
つ加工しやすい電熱線構造を提供することである。 【解決手段】 内部に往復して少なくとも一本の電熱線
10が巻回配置される電気毛布であって、前記電熱線1
0は複数のグラファイト繊維を中心芯体11とすると共
に、当該芯体11の外周縁部に少なくとも1層の絶縁被
覆層12が覆われ、且つ最外層の絶縁被覆層12の両側
にそれぞれ毛布に対する位置決め用の翼部13が設けら
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電熱線構造に係わり、特に発熱時、温度差の高低に従って疲労を生 じがたく、十分な抗圧力性と抗引張性とを有し、断裂しにくく、当該電熱線を電 気毛布や暖めシートに利用する場合に理想的な安全性と耐用性を有し、且つ加工 しやすい電熱線構造に関する考案である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来の電熱線は図1に示すように、主にガラス繊維材からなる中心芯体1を有 し、当該芯体1の外周縁部に銅ニッケルワイヤ(または銅クロムワイヤ)2を螺 旋巻回し、それからナイロン層3を覆い、当該ナイロン層3の外周縁部にニッケ ルワイヤ4を纏い、それからプラスチック材からなる絶縁層5を包み、且つ銅ニ ッケルワイヤ(または銅クロムワイヤ)2の両端に直接的に電源を接続して熱エ ネルギーを生成できる電熱線を形成する。銅ニッケルワイヤ(または銅クロムワ イヤ)2が導電後に温度が上昇し、しかしながら、銅ニッケルワイヤや銅クロム ワイヤなどを利用する電熱線が発熱して高温になる場合に容易に長く伸びるよう になり、相対的にその抗引張性を弱めさせるようになり、温度が低下する場合に また元の状態に復元し、このような高低温度差が容易に銅ニッケルワイヤまたは 銅クロムワイヤ2の疲労を招き、容易に断裂してしまい、従来の電熱線が可塑性 材料の疲労によって故障を生じるようなことをよく招き、また、引っ張りや圧着 することなどによって断裂損害してしまうことを容易に生じられる。
【0003】 他に、従来の円径の電熱線が電気毛布に固着しにくく、使用時、容易に一体に 詰め込まれ、且つ体を円径長条形の電熱線を含有する毛布に圧着させる場合に硬 直感を容易に感じられ、不快適になってしなう結果を招くことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電熱線芯体外周扁平の絶縁被覆層の両翼同士の設計によって電気 毛布や暖めシート内部の毛布に縫い固着でき、電熱線を快速的に毛布に固着でき る手段を提供することをその主要な目的とする。
【0005】 また、本考案は、その構造の考案によって導電発熱時、温度差の高低に従って 疲労を生じさせ、またはその抗引張性や抗圧着性を低減させて断裂させてしまう ことをなくし、理想的な安全性と耐用性を付与させることができる構造を有する 電熱線を提供することをその次の目的とする。
【0006】 また、本考案は、前記電熱線を利用する電気毛布を提供し、電熱線の中心の非 金属製のグラファイト繊維の芯体によって快速的な伝熱効果と速やかな温度上昇 特性を獲得することにより電力節約効果を図れることを特徴とする装置を提供す ることをその他の目的とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0008】 図2と図3に示すように、本考案における電熱線10の構造には複数のグラフ ァイト繊維を一本の非金属芯体11になるように結合するものを有し、当該芯体 11の軸方向外周に均一的な厚さにて扁平的で熱可塑性ポリウレタン材料からな る絶縁被覆層12が纏われている。且つ当該絶縁被覆層12の左右側辺部にそれ ぞれ縫い位置決め用の翼部13が設けられ、グラファイト繊維からなる芯体11 を絶縁被覆層12によって環状になるように包み、且つ扁平状の外形にて電熱線 10を形成する。
【0009】 もちろん、本考案の電熱線10を円条形(図4参照)の電熱線10Aの形状に 製造してもよく、そのうち、芯体11Aが複数のグラファイト繊維を円束状にな るように結合し、且つ絶縁被覆層12Aによって被覆し、且つ絶縁被覆層12Aの 左右両側にそれぞれ翼部13Aが設けられ、柔軟効果を拘らない製品に利用する 。
【0010】 前記の電熱線10の構造によって、通電時、グラファイト繊維材料からなる芯 体11が発熱し、グラファイト繊維は炭素材料を惰性環境において高温グラファ イト化して得られるものであり、その結晶体は均一的に配列されるため、その抵 抗値がかなり安定であり、加熱時、温度が高低差を有しても伸縮しにくく、疲労 による断裂を効果的に防止できるので、十分な安全性と長い使用寿命を有し、ま た、グラファイト繊維材料からなる芯体11の熱伝導と温度上昇性質とがかなり 速いので、電気エネルギーを節約できる効果を達成できる。
【0011】 他に、本考案の電熱線10の内部の芯体11は非金属のグラファイト繊維であ ると共に、複数のグラファイト繊維を一本になるように結合するものであるので 、芯体11自身が導熱線であると共に、温度が上昇する時にはその長さが伸びな く、それに対して温度が下がるときに疲労を生じることもなく、理想的な抗圧着 、抗引張の特性を有し、そのため、従来の電熱線が一本の銅ニッケルワイヤ(ま たは銅クロムワイヤ)2を導熱線として採用すると共に、ガラスファイバーの芯 体1の外周縁部に螺旋巻回する場合の温度差の高低差による疲労を生じるように なることをなくすことができ、且つ銅ニッケルワイヤ(または銅クロムワイヤ) 2の螺旋分布密度が不均一による電熱線に発熱不均一現象を生じることをなくす こともできる。
【0012】 また、電熱線10の絶縁被覆層12の左右側に予めかなりの幅を有する翼部1 3を保留し、それらの翼部13がミシンによって電熱線10を柔軟な毛布に縫い 固着できるので、快速的結合加工性能を有し、且つポリウレタン材料を採用する ので、その絶縁被覆層12が強く、擦り傷を生じにくく、且つ成形後に変形しに くく、絶縁性がつよく、且つ耐熱性が高く、電熱線10の使用寿命を十分に延長 できる。
【0013】 本考案の電熱線10の応用一について、図5と図6に示すように、電気毛布構 造20を提供し、それには上下両層の不織布層21を有し、それらの両不織布層 21の内面にそれぞれ強化糸22が貼り付けられ、それらによって不織布層21 の抗引張性と緊密的結合効果を増強し、それらの強化糸22の間にS形になるよ うに電熱線10を配置し、且つミシンによって強化糸22を結合している不織布 層21にその一枚を結合し、また、他の一枚の強化糸22を結合している不織布 層21を電熱線10に貼り付けてそれらを挟んで電気毛布構造20を形成する。 不織布材料の繊維が一般の布材より膨らむようになるため、且つ強化糸22の網 の固着作用をプラスするため、かなり柔らかで触感が快適である電気毛布20を 形成する。
【0014】 本考案の電熱線10の応用二について、図7と図8に示すように、電熱線10 を快速的にS字形になるように毛布31に往復織り込み、その構造が加工が速く て固着力が良好的である加工特性を提供でき、最後に電熱線10の分布している 毛布31の外周部に保温カバー32を包み、且つ水分子ホットシート層33によ って被覆してホットシート30を形成する。
【0015】 本考案の電熱線10の応用三は図9に示すように、暖めシート40として利用 でき、主に、シート本体41を有し、当該シート本体41に適当な間隔によって 間隔空間42を形成し、毛布本体41に複数のグラファイト繊維からなる、絶縁 被覆層12を包まない電熱線10Bを巻回し、且つS字形になるように往復に毛布 本体41に縫い固着し、また、その外周部にカバー43をカバーして暖めシート 40を形成する。前記間隔空間42がカバー43の毛布本体41の外側部をカバ ーしてからカバー43の毛布本体41に対応する間隔空間42部位に高周波を利 用して一体になるように粘着結合できるようにするものであり、毛布本体41が カバー43内で任意に移動するのを防止する。
【0016】 本考案の電熱線10の芯体11は非金属材のグラファイト繊維からなるため、 その柔軟性がかなりうまく、使用者が電気毛布20をベッドに敷いて使用する場 合、膝にて電気毛布20に跪く時、電気毛布20がベッドのへこみに従って膝に 圧着されるようになり、電気毛布20が十分な抗圧着性と抗引張性を有するので 、断裂してしまうことを防止でき、且つ本考案は芯体11の外周縁部にポリウレ タン材製の絶縁被覆層12が巻回被覆しているので、その強度と耐熱性を強化で きるほか、電熱線10の使用寿命と安全性をも向上でき、他方では、扁平性設計 を採用するので、ユーザーに快適感を付与でき、且つグラファイト繊維材の熱伝 導性がかなり速いので、電気エネルギーを節約できる目的を達成でき、従来の電 熱線の銅ニッケルワイヤまたは銅クロムワイヤを採用する場合の発熱不均一にな る課題を効果的に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の電熱線を示す斜視図である。
【図2】図2は本考案の一実施の形態の電熱線を示す斜
視図である。
【図3】図3は図2の電熱線を示す断面図である。
【図4】図4は本考案の電熱線の他の実施の形態を示す
斜視図である。
【図5】図5は本考案の電熱線を電気毛布に利用する場
合を示す斜視図である。
【図6】図6は図5の電気毛布を示す平面図である。
【図7】図7は本考案の電熱線を暖めシートに利用する
場合を示す斜視図である。
【図8】図8は図7中の切断線A-Aに沿った断面図であ
る。
【図9】図9は本考案の電熱線を暖めシートに縫い固着
する場合を示す斜視図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のグラファイト繊維を中心芯体
    (11)とすると共に、当該芯体(11)の外周縁部に
    少なくとも1層の絶縁被覆層(12)が覆われ、且つ最
    外層の絶縁被覆層(12)の両側にそれぞれ毛布に対す
    る位置決め用の翼部(13)が設けられることを特徴と
    する電熱線。
  2. 【請求項2】 前記絶縁被覆層(12)として熱可塑性
    ポリウレタン材料を採用することを特徴とする請求項1
    に記載の電熱線。
  3. 【請求項3】 内部に往復して少なくとも一本の電熱線
    (10)が巻回配置される電気毛布(20)であって、
    前記電熱線(10)は複数のグラファイト繊維を中心芯
    体(11)とすると共に、当該芯体(11)の外周縁部
    に少なくとも1層の絶縁被覆層(12)が覆われ、且つ
    最外層の絶縁被覆層(12)の両側にそれぞれ毛布に対
    する位置決め用の翼部(13)が設けられることを特徴
    とする電熱線を使用する装置。
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