JP3091641U - 収納キャビネット - Google Patents

収納キャビネット

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JP3091641U JP2002004595U JP2002004595U JP3091641U JP 3091641 U JP3091641 U JP 3091641U JP 2002004595 U JP2002004595 U JP 2002004595U JP 2002004595 U JP2002004595 U JP 2002004595U JP 3091641 U JP3091641 U JP 3091641U
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尚男 綾野
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株式会社綾野製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の収納キャビネットにおいて、物置空所
の底板上にスライドテーブルを取付けたものでは、該ス
ライドテーブルと底板とに段差ができて使い勝手が悪く
且つ見栄えも悪くなるとともに、スライドテーブル設置
部分が専用の電気機器(例えば電気炊飯器)の置き場所
になってしまう。 【解決手段】 キャビネット本体1の一部に前面が開口
する広幅の物置空所2を形成した収納キャビネットにお
いて、物置空所2の底部に、左右に複数枚に分割した各
スライド天板3,3を、同一高さで且つ隣接する側辺3
2,32同士が近接する状態で、それぞれ前後にスライ
ド自在に設置しており、それによって上記課題を解決し
得るようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、主としてキッチンルームに設置される収納キャビネットに関し、 さらに詳しくは、例えば電子レンジ(オーブンレンジも含む)、電気炊飯器、電 気ポット等の電気機器を収納し得る物置空所を形成した収納キャビネットに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のキッチンルーム用の収納キャビネットには、例えば図7及び図8に示 すように、戸棚式収納部7や引出し式収納部8等のほかに、例えば電子レンジ( 又はオーブンレンジ)11や電気炊飯器12等の台所用電気機器を設置するため の物置空所2が形成されているものが多い。尚、物置空所2は、前面が開口して おり、且つ左右にかなりの幅(各種サイズがあるが図7のものでは1200mm程 度の幅)を有している。
【0003】 ところで、この種の物置空所2は、左右の側板、後板、天井板、底板によって 前面を除く各面が閉塞されており、例えばオーブンレンジ11のように高温加熱 によってその周囲に熱気を放出するものや、電気炊飯器12や電気ポットのよう に多量の蒸気を放出するものを物置空所2の内部に設置した場合には、それらの 電気機器の使用時に物置空所2内に熱気や蒸気が留まって好ましくない。又、電 気炊飯器12のように蓋を上方に開放するものでは、物置空所2内の高さが低い と、物置空所2内に収納したままでは使い勝手が悪い。
【0004】 そこで、従来のこの種の収納キャビネットには、図7及び図8に示すように、 物置空所2の底板20上にスライドテーブルセット21を設置したものがある。 このスライドテーブルセット21は、台板22上にスライド天板23を前後にス ライド自在に取付けたもので、該スライド天板23を図8に示す奥側位置(実線 図示位置)と手前側位置(鎖線23′の位置)との間で出し入れし得るようにな っている。そして、スライド天板23上に例えば電気炊飯器12を載せた状態で 該スライド天板23を手前側に引出すことにより、炊飯時に発生する蒸気が物置 空所2内に留まるという問題を解消できるとともに、電気炊飯器12の蓋の開放 がし易くなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図7及び図8に示すように、物置空所2にスライドテーブルセット 21を取付けた収納キャビネットでは、スライドテーブルセット21が物置空所 2の底板20上に設置されているので、スライド天板23と底板20とに段差が でき、使い勝手が悪くなるとともに、見栄えも悪くなるという問題がある。又、 スライドテーブルセット21を物置空所2の底板20上に取付けてしまうと、そ こが専用の電気機器(例えば電気炊飯器12)の置き場所になってしまい、例え ば図7において、電子レンジ(オーブンレンジ)11と電気炊飯器12を左右逆 位置に置くことが難しくなるという問題もある。
【0006】 そこで、本願考案は、上記した従来の収納キャビネットの問題点に鑑み、物置 空所を使い勝手がよく且つ見栄えのよい状態で使用できるようにした収納キャビ ネットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
【0008】 本願考案は、キャビネット本体の一部に前面が開口する広幅の物置空所を形成 した収納キャビネットを対象にしている。尚、本願考案の収納キャビネットは、 主としてキッチンルームに設置されるものであり、物置空所には例えば電子レン ジ(オーブンレンジ)や電気炊飯器や電気ポットやトースター等の電気機器を収 納し得るようになっている。尚、この物置空所は、上記電気機器類のほかに、他 の適宜の物品も置くことができるのは勿論である。又、該物置空所は、キャビネ ット本体の中段部に設けられていて、左右にかなりの幅(各種サイズのものがあ るが、例えば1200mm程度の幅)を有している。
【0009】 そして、本願考案の収納キャビネットは、上記物置空所の底部に、左右に複数 枚に分割した各スライド天板をそれぞれ前後にスライド自在に設置している。各 スライド天板は、物置空所の左右幅によって2〜4枚程度に分割されるが、物置 空所の幅が1200mm程度以下の場合は2枚のスライド天板を使用し、物置空所 の幅1800mm程度を超える場合は3〜4枚のスライド天板を使用することがで きる。尚、各スライド天板を最奥位置に格納した状態では、各スライド天板で物 置空所の底地板面を完全に被覆している。そして、各スライド天板は、物置空所 の底地板上にそれぞれ2本のスライドレールで支持し、それぞれ個別に前後にス ライドさせ得るようにしている。
【0010】 又、各スライド天板は、相互に同一高さで且つ隣接する側辺同士が近接する状 態で設置されている。従って、各スライド天板は、それぞれ完全格納時及び完全 引出し時には、相互に段差のない状態で1枚もののように連続している。
【0011】 そして、各スライド天板は、例えば電子レンジ(オーブンレンジ)や電気炊飯 器や電気ポットやトースター等の電気機器等を載せて、個別に前後にスライドさ せることができる。尚、スライド天板上に何も載せない状態では、該スライド天 板を引出して作業台として使用することもできる。
【0012】 又、各スライド天板の前縁の下面には、目隠し兼取手部材となる縁桟を取付け ることができる。この縁桟は、各スライド天板の前縁の全域に亘って設けること が好ましい。尚、各スライド天板の下面側をスライドレールで支持するようにし たものでは、該スライド天板の下面と底地板の上面との間にスライドレールの高 さ分の隙間ができて、スライド天板が単に板状のままでは、スライド天板の奥側 格納状態において、キャビネットの前面側から上記隙間が見える(見栄えが悪い )が、スライド天板の前縁下面に縁桟を取付ると、該縁桟で上記隙間を見えなく することができる。又、スライド天板を手前側に引出すときに、該スライド天板 の前縁が板状のままでは摘まみにくいが、該前縁下面に縁桟を取付けておくと、 該縁桟に指を掛けてスライド天板を引出すことができる。
【0013】
【考案の効果】
本願考案の収納キャビネットは、次のような効果がある。
【0014】 (1) 物置空所の底部に左右に分割した複数枚のスライド天板をそれぞれ前後に スライドさせ得るように設置しているので、物置空所内の全域において電気機器 等を前後にスライドさせ得る状態(スライド天板上に載せた状態)で設置するこ とができ、使い勝手が良好となる。
【0015】 (2) 各スライド天板は、相互に同一高さで左右に連続する状態で設置されてい るので、それぞれ完全格納時及び完全引出し時には、各スライド天板を1枚もの のように連続させる(段差のない大面積状態となる)ことができ、各スライド天 板が個別に前後スライドし得るものであっても、単一の利用可能面積を拡大でき る。
【0016】 (3) 各スライド天板は、それぞれ完全格納時及び完全引出し時には、各スライ ド天板が1枚もののように連続しているので、見栄えがよくなる。
【0017】 (4) 各スライド天板の前縁の下面に目隠し兼取手部材となる縁桟を取付けると 、スライド天板の奥側格納時において、該縁桟でスライド天板と底地板の間の隙 間を見えなくすることができて見栄えを良好にし得る(ボロ隠しができる)とと もに、スライド天板を手前側に引出すときに、縁桟を取手部材として利用できる という効果がある。
【0018】
【考案の実施の形態】
図1〜図6を参照して本願実施形態の収納キャビネットを説明すると、この実 施形態の収納キャビネットは、キャビネット本体1の上部側に左右3つの戸棚式 収納部7と、キャビネット本体1の中段部に前面が開口する広幅の物置空所2と 、キャビネット本体1の下部側に複数個の引出し式収納部8及び電気炊飯器12 設置用のスペース9とを形成している。尚、上部側の各戸棚式収納部7や下部側 の各引出し式収納部8及び電気炊飯器設置用スペース9等は、本願の要旨ではな く、且つ各種のレイアウトが可能である。又、キャビネット本体1の大きさ・形 状等は、適宜に設計変更できるが、図示例のものは幅が1200mm程度のものを 採用している。
【0019】 キャビネット本体1の中段部に形成している物置空所2は、左右の側板、後板 、天井板、底板によって前面を除く各面が閉塞されている。この物置空所2の底 部には、図1、図3及び図4に示すように、左右2枚のスライド天板3,3を設 けている。この各スライド天板3,3は、この実施形態では、左右幅が600mm 、一方(物置空所2の幅中央部側)の側辺32の奥行き長さが515mm、他方( 物置空所2の端部側)の側辺33の奥行き長さが465mm、厚さが21mmの平板 を使用している。各スライド天板3,3の前縁31は、緩やかな円弧状になって おり、且つ各スライド天板3,3を奥行き方向の同位置で左右に近接配置させた 状態では、各天板前縁31,31が1つの円弧線状に連続するように設計してい る。又、各スライド天板3,3は、図5に示すように物置空所2の最奥部まで押 込んだ状態では、天板前縁31部分が物置空所2の底地板5の前縁5aより約1 00mm程度前方に突出するようになっている。尚、スライド天板3における端部 側の側辺33(物置空所2の端部側に位置する側辺)の前縁寄りには、物置空所 2の側板厚さと同じ幅だけ外方に突出する突出部33a(図3、図6参照)を形 成している。
【0020】 各スライド天板3,3は、物置空所2の底地板5上において、それぞれ2本の スライドレール6,6で前後にスライド自在に取付けられている。又、この各ス ライド天板3,3は、スライドレール6とは別に底地板5の前縁寄り位置に設け た左右2つの受けローラ51,51(図5参照)で支持されている。そして、各 スライド天板3,3の取付け状態では、各天板上面が同一高さで且つ各スライド 天板3,3の隣接側の側辺32,32同士が近接する(ほぼ接触する)状態で配 置されている。
【0021】 各スライドレール6,6は、図4及び図5に示すように、底地板5の上面とス ライド天板3の下面との間に設置されている。ところで、このようにスライドレ ール6,6を底地板5の上面とスライド天板3の下面との間に設置すると、該底 地板上面と天板下面との間に若干高さの隙間S(図4、図5)ができ、このまま では、該隙間Sがキャビネットの前面側から見えるようになる。
【0022】 そこで、本願では、各スライド天板3,3の前縁31,31の下面に、目隠し 兼取手部材となる縁桟4を取付けている。この縁桟4は、図3及び図6に示すよ うに、厚さが18mm程度で、スライド天板3の前縁31の全域に対応する前面部 41と端部側側辺33の突出部33aに対応する側面部42とを有する鉤形に形 成されている。又、縁桟4の前面部41の下面には、指掛け用の凹溝43が形成 されている。尚、この縁桟4は、スライド天板3の前縁下面にビス40,40・ ・(図6)で固定している。
【0023】 尚、キャビネット本体1の下部側の電気炊飯器収納用のスペース9には、その 底部に前後にスライド可能なスライド天板9aを設けている。そして、該スライ ド天板9a上に電気炊飯器12を載せて炊飯する場合には、該スライド天板9a を図2に鎖線図示(符号9a′)するように手前側に引出して使用できる。
【0024】 この実施形態の収納キャビネットは、次のように機能する。図1の例示では、 物置空所2の各スライド天板3,3上に電子レンジ(又はオーブンレンジ)11 や電気ポット13やトースター14等の電気機器を載せているが、各スライド天 板3,3を個別に前後スライドさせ得るので、物置空所2内の全域において各電 気機器をスライド天板3ごと個別に前後にスライドさせ得る。又、各スライド天 板3,3は、相互に同一高さで左右に連続する状態で設置されているので、図3 に示すように、それぞれ完全格納時及び完全引出し時(符号3′,3′の状態) には、各スライド天板を1枚もののように連続させる(段差のない大面積状態と なる)ことができる。さらに、各スライド天板3,3の前縁下面に、目隠し兼取 手部材となる縁桟4,4を取付けているので、スライド天板3の奥側格納時にお いて、該縁桟4でスライド天板3の下面と底地板5の上面との間の隙間S(図4 、図5)を見えなくすることができるとともに、スライド天板3を手前側に引出 すときには、縁桟4に指を掛けて引出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の収納キャビネットの正面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図1の収納キャビネットのスライド天板と縁桟
の斜視図である。
【図7】従来の収納キャビネットの正面図である。
【図8】図7の右側面図である。
【符号の説明】
1はキャビネット本体、2は物置空所、3はスライド天
板、4は縁桟、5は底地板、6はスライドレール、31
はスライド天板の前縁、32はスライド天板の側辺であ
る。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット本体(1)の一部に前面が
    開口する広幅の物置空所(2)を形成した収納キャビネ
    ットにおいて、前記物置空所(2)の底部に、左右に複
    数枚に分割した各スライド天板(3,3)を、同一高さ
    で且つ隣接する側辺(32,32)同士が近接する状態
    で、それぞれ前後にスライド自在に設置していることを
    特徴とする収納キャビネット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各スライド天板
    (3,3)の前縁(31,31)の下面に目隠し兼取手
    部材となる縁桟(4,4)を取付けたことを特徴とする
    収納キャビネット。
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