JP3091154U - ピンバッチ送付用封筒 - Google Patents

ピンバッチ送付用封筒

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JP3091154U
JP3091154U JP2002004038U JP2002004038U JP3091154U JP 3091154 U JP3091154 U JP 3091154U JP 2002004038 U JP2002004038 U JP 2002004038U JP 2002004038 U JP2002004038 U JP 2002004038U JP 3091154 U JP3091154 U JP 3091154U
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雄一 大久保
寧男 西井
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株式会社デザインアンドデベロップメント
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンバッチを台紙に止着して郵送するための
封筒であって、郵送コストを低減させ、ピンバッチを損
傷させず、送付用封筒を破損させずに、需用者に送付で
きるピンバッチ送付用封筒を提供する。 【解決手段】 横幅と縦幅と厚みとが定形郵便の寸法内
で、表面に図柄やメッセージが描かれた軽量な材質によ
る緩衝用台紙30が一つの面に貼付されたピンバッチ送付
用封筒10であり、該緩衝用台板30の適宜位置にピンバッ
チ1の針部2を刺してバッチ主体1aを止着する。クリッ
プ3をクリップ収容穴31に嵌入し固定する。緩衝用台板
30を包み込むように、フラップ板部24、25を折曲し、副
蓋板部23をこれらに重ねて折曲し、主蓋板部22を副蓋板
部23に重ね、主蓋板部22のフラップ片26を副蓋板部23の
スリット27に差し込んで、封筒を完成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案に属する技術分野】
本考案は、ピンバッチを郵送する場合に用いられるピンバッチ送付用封筒に関 する。
【0002】
【従来の技術】
ピンバッチは、図柄などが描かれたバッチ主体に針部が設けられ、該ピンバッ チを止着すべき布や紙などの被止着物にこの針部を刺し通し、該針部と係脱可能 なクリップで固定するものである。最近は、このピンバッチを各種イベントの記 念品として、メッセージカードと共に郵便で配送されることもある。
【0003】 ピンバッチを郵送する場合、通常、多くの需用者に対して大量に発送されるこ とになり、ピンバッチを発送する際の郵便物一部あたりの発送コストを削減する ことが要求され、しかも、ピンバッチが破損したり、封筒が破損したりせず、安 全に需用者に郵送できるような封筒でなくてはならない。
【0004】 ところで、従来、このピンバッチを郵送するには、メッセージカードと共に、 ピンバッチをビニール袋などに収容させてから、封筒に入れて需用者に郵送して いた。ピンバッチは封筒の内部で傾いた状態なので、封筒の厚みが大きくならず 、郵便料金は定形郵便物として扱われることができる。
【0005】 また、ピンバッチを専用の容器に収容させてから、メッセージカードと共に封 筒に入れて、郵送してもいた。ピンバッチが専用の容器に収容されているため、 他の郵便物の重量によって損傷したり、郵送用の封筒がピンバッチのクリップに よって破損したりするなく郵送できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ピンバッチをビニール袋に収容させてから封筒に入れて郵送した場合 、ピンバッチのクリップが膨出しているため、他の郵便物の重量によって損傷し たり、送付用封筒がピンバッチのクリップによって破損するおそれがある。また 、ピンバッチを保護するために、専用容器に収容させてから封筒に入れて郵送し た場合、小箱の厚みが大きくなってしまうため、定形外郵便物となり、郵便料金 が加算されてしまい、郵便料の節減が図ることが難しい。また、ピンバッチをビ ニール袋や専用容器に収容して、さらにメッセージカードを封入する作業も煩雑 となるおそれがある。
【0007】 そこで、この考案は、ピンバッチとメッセージカードとを共に郵送する場合に 、ピンバッチを損傷させず、また、送付用封筒を破損させずに、郵送コストを低 減させることができるようにしたピンバッチ送付用封筒を提供することを目的と している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための技術的手段として、この考案に係るピンバッチ送付 用封筒は、図柄などが描かれたバッチ主体に針部が設けられ、布や紙などの被止 着物にこの針部を刺し通し、該針部と係脱可能なクリップで固定されるピンバッ チを郵送するピンバッチ送付用封筒において、横幅と縦幅と厚みが定形郵便物の 寸法内に収まる封筒用台紙と、前記封筒用台紙により組み立てられた封筒に収容 可能な緩衝用台板とを備え、前記緩衝用台紙の適宜位置にピンバッチを止着し、 前記緩衝用台板を前記封筒用台紙の一つの面を構成する部分に貼付し、該封筒用 台紙を組み立ててなることを特徴としている。
【0009】 前記緩衝用台板の表面には、所望の図柄やメッセージなどが描かれた台紙が貼 付されており、この図柄の適宜位置にピンバッチの針部が刺し込まれて止着され る。他方、ピンバッチの前記クリップは、前記緩衝用台板の表面の適宜位置に形 成されたクリップ収容穴に装着される。この緩衝用台板は、ピンバッチを止着す る際に容易に脱落しないような材質とされている。また、緩衝用台板を含んだ封 筒の厚さは、定形郵便物の規定寸法内に収められることが好ましい。また、ピン バッチの針部が緩衝用台板を貫通しないように針部の長さを設定することが好ま しい。特に、定形郵便物として郵送するには、針部の長さを約5mmにすればよい 。
【0010】 請求項2の考案に係るピンバッチ送付用封筒は、ピンバッチを止着して郵送す るための緩衝用台板を、前記封筒用台紙の一つの面に貼付して形成した封筒であ り、横幅と縦幅とが定形郵便物の寸法に収まるほぼ矩形状の主面部と、この主面 部と折り線部を介して連設され、主面部に対して起立させることにより定形郵便 物の寸法に収まる厚みを形成する四つの主面部外縁と、前記主面部外縁のそれぞ れに折り線部を介して連接された片部とを有し、前記四つの片部を、前記主面部 外縁と前記折り線部を境に内折りした構造で袋状をなし、前記片部の一つをフラ ップ片を備えた主蓋板部とし、該主蓋板部と対向する副蓋板部には、該フラップ 片を挿入するスリットが形成されていることを特徴としている。
【0011】 前記封筒用台紙は、四つの片部を内折りにして、ピンバッチが止着された緩衝 用台板を包んだ状態にして封止する。ピンバッチの針部とクリップは、上方から 各片部によって封止されているので、ピンバッチの針部とクリップとが緩衝用台 板から脱落することなく郵送できる。このため、集配時や配送時にピンバッチが 損傷したり、クリップによって封筒を破損したりせずに郵送できる。
【0012】 請求項3の考案に係るピンバッチ送付用封筒は、ピンバッチを止着するための 緩衝用台板を、一つの面に貼付して形成した封筒用台紙であって、前記緩衝用台 板は、発泡スチロールで形成されることを特徴としている。
【0013】 定形郵便物として郵送するには、所定の重量以内に収まらなければならない。 そのため、緩衝用台板に発砲スチロールを使用することにより、この封筒の軽量 化を図ることができ、封筒の重量を定形郵便物の規定内に納めることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】 以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、具体的に説明する。
【0015】 図1は、この考案に係るピンバッチ送付用封筒の開放状態を示す斜視図である 。ピンバッチ送付用封筒10は、予め緩衝用台板30が貼付された封筒用台紙20を折 り線部28に沿って内折りする作業によって容易に送付用封筒10を組み立てること ができるものである。また、この送付用封筒10は、完成時において、横幅と縦幅 と厚みとが定形郵便物の寸法となるようにしてある。
【0016】 ピンバッチ1は、図3に示すように、適宜な図柄が描かれた適宜形状のバッチ 主体1aの裏面に突設された針部2に、クリップ3が係脱自在とされて構成されて いる。このピンバッチ1を衣服や帽子等の被止着物に止着する場合には、前記針 部2で被止着物を刺し通し、その先端にクリップ3を係合させることによる。
【0017】 前記送付用封筒10には、送付時にピンバッチ1を固定するための緩衝用台板30 が予め貼付されている。この緩衝用台板30の厚みは、ピンバッチ1を固定して送 付用封筒10に後述するように収容させた状態で、定形郵便物の規定内の寸法に収 まるものとしてある。また、ピンバッチ1の針部2の長さは、ピンバッチ1が緩 衝用台板30に固定された状態で、送付用封筒10に当接しないように設定されてい る。すなわち、ピンバッチ1の針部2の長さは、一般的には、約8mmに設定され ているが、この送付用封筒10で郵送する場合のものは約5mmに設定して、定形郵 便物の規定内に収まるようにしてある。また、緩衝用台板30の適宜位置には、図 3及び図4に示すように、前記クリップ3を容易に脱落させることなく収容する クリップ収容穴31が形成されている。
【0018】 図2は、封筒用台紙20の展開図である。封筒用台紙20は、定形郵便物の規定内 に収まる寸法で形成されたほぼ矩形の主面部21と、この主面部21の四辺にそれぞ れ連続して設けられた主面部外縁29と、該主面部外縁29の外側の折り線部28を挟 んで設けられた四つの片部、すなわち矩形の長辺に連続した主面部外縁29の外側 に主蓋板部22と副蓋板部23とがそれぞれ設けられ、短辺に連続した主面部外縁29 のそれぞれの外側にフラップ板部24、25とを備えている。主面部21の周縁と主面 部外縁29の外縁には前記折り線部28が形成されており、この折り線部28で折曲し て主面部外縁29を主面部21に対して立ち上げることにより、送付用封筒10の厚み が形成される。
【0019】 前記主蓋板部22は、図2に示すように、ホームベース形の先端部を切り取った 形状に形成され、切り取られた部分に前記主面部外縁29とほぼ等しい幅の接続部 26a を介してフラップ片26が設けられている。また、主蓋板部22の折り線部28と 直交する方向の長さ(縦方向長さ)は、前記主面部21の同方向の長さとほぼ等し くしてある。
【0020】 他方、前記主蓋板部21の適宜位置には、前記フラップ片26が挿入されるスリッ ト27が形成されている。そして、図1に示すように、折り線部28で折曲した状態 では、主蓋板部22の先端が副蓋板部23の折り線部28とほぼ一致し、前記接続部26 a が主面部外縁29に重畳し、前記フラップ片26が主面部21の外側面に沿った状態 となるようにしてある。このため、前記スリット27はこの状態にあるフラップ片 26を挿入できるようにしてある。
【0021】 また、折り線部28で折曲した状態では、前記副蓋板部23の先端が主面部21の中 央部よりも主蓋板部22側に寄った位置に位置するようにしてあり、緩衝用台板30 を適宜に覆った状態となるようにしてある。
【0022】 前記送付用封筒10の材質には、他の郵便物の重量や衝撃に堪えうる丈夫な材質 で、また、雨などに濡れても、封筒が損傷することのないような撥水加工や防水 加工がなされているものが好ましい。他方、前記緩衝用台板30は、発泡スチロー ル、ウレタンゴムなどの軽量で変形しにくい材質であることが好ましく、また、 接着その他の方法によって封筒用台紙20に容易に固定できるものが好ましい。
【0023】 以上により構成されたこの考案に係るピンバッチ送付用封筒10の作用を、以下 に説明する。
【0024】 封筒用台紙20の主面部21には、予め緩衝用台板30が接着剤等によって貼着され ている。この緩衝用台板30の所定の位置に、図3及び図4に示すように、ピンバ ッチ1の針部2を刺し込んで止着する。このとき、針部2の長さと緩衝用台紙30 の肉厚との関係から、該針部2の先端は、緩衝用台板30を貫通してしまうことが ない。また、緩衝用台板30の前記クリップ収容穴31にクリップ3を嵌め込み固定 する。
【0025】 ピンバッチ1とクリップ3とを緩衝用台板30装着した状態で、主面部21の外縁 の折り線部28で折曲して、主面部外縁29を緩衝用台板30の側面に沿って立ち上げ る。次いで、フラップ板部24、25を折り線部28で折曲して緩衝用台板30に重畳さ せる。これらフラップ板部24、25に重畳させるように、前記副蓋板部23を折曲し て、図1に示す状態とする。この状態で、前記主蓋板部22を折り線部28で折曲し 、前記接続部26a を主蓋板部22とは反対側の主面部外縁29と重畳させ、さらにフ ラップ片26を主面部21の外側面に沿うよう折曲する。そして、前記フラップ片26 を前記スリット27に挿入すれば、緩衝用台板30が収容されたピンバッチ1の送付 用封筒10が完成する。なお、フラップ片26がスリット27から容易に抜けないよう に、適宜個所を接着剤や接着テープなどを用いて接着等すれば、これら主蓋板部 22と副蓋板部23、フラップ板部24、25が不用意に開放することがなく、緩衝用台 板30に止着されたピンバッチ1のバッチ主体1aがこれら各板部22、23、24、25で 押さえられて、緩衝用台板30から抜けてしまうことがない。このようにして完成 した送付用封筒10は定形郵便物の規定内の寸法となるので、定形郵便物として郵 送することができる。
【0026】 そして、前記緩衝用台板30に適宜な図柄やメッセージ等を描いて、これに止着 されたバッチ主体1aの図柄等と相俟って統一性のある図柄等が形成されるように してあれば、意匠的効果を発揮させることができる。
【0027】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案のピンバッチ送付用封筒によれば、縦幅と横幅 と厚み、即ち大きさが定形郵便物の規定寸法に収まるようにしてあるので、重量 を規定内に収めることにより定形郵便物として発送でき、郵送コストが低減でき る。また、ピンバッチを直接緩衝用台板に止着するので、他の郵便物の重量によ って損傷したり、送付用封筒がピンバッチのクリップによって破損したりするな く郵送できる。さらに、緩衝用台板に図柄やメッセージが描かれた台紙を貼付す ることによって、図柄の統一性を備えることができて、別途、メッセージカード 等を封入する手間が省ける。
【0028】 また、請求項2の考案に係るピンバッチ送付用封筒によれば、専用の台紙から 容易に組み立てることができ、各片部でピンバッチを上方から押さえるので、ピ ンバッチの表面を傷つけることなく、また、ピンバッチの針部とクリップが脱落 せずに郵送できる。
【0029】 また、請求項3の考案に係るピンバッチ送付用封筒によれば、主面部に貼付し た緩衝用台板を極力軽量化することができ、ピンバッチ送付用封筒の重量を定形 郵便物の規格内に確実に納めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るピンバッチ送付用封筒を示す斜
視図である。
【図2】この考案に係るピンバッチ送付用封筒を組み立
てるための専用の台紙を示す展開図である。
【図3】この考案に係るピンバッチ送付用封筒の緩衝用
台板に、ピンバッチのバッチ主体とクリップとを止着す
る状態を示す斜視図である。
【図4】この考案に係るピンバッチ送付用封筒の緩衝用
台板の断面図で、ピンバッチのバッチ主体とクリップと
が止着され固定された状態を示している。
【符号の説明】
1 ピンバッチ 1a バッチ主体 2 針部 3 クリップ 10 送付用封筒 20 封筒用台紙 21 主面部 22 主蓋板部 23 副蓋板部 24、25 フラップ板部 26 フラップ片 26a 接続部 27 スリット 28 折り線部 29 主面部外縁 30 緩衝用台板 31 クリップ収容穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄などが描かれたバッチ主体に針部が
    設けられ、布や紙などの被止着物にこの針部を刺し通
    し、該針部と係脱可能なクリップで固定されるピンバッ
    チを郵送するピンバッチ送付用封筒において、 横幅と縦幅と厚みが定形郵便物の寸法内に収まる封筒用
    台紙と、 前記封筒用台紙により組み立てられた封筒に収容可能な
    緩衝用台板とを備え、 前記緩衝用台紙の適宜位置にピンバッチを止着し、 前記緩衝用台板を前記封筒用台紙の一つの面を構成する
    部分に貼付し、該封筒用台紙を組み立ててなることを特
    徴とするピンバッチ送付用封筒。
  2. 【請求項2】 ピンバッチを止着して郵送するための緩
    衝用台板を、前記封筒用台紙の一つの面に貼付して形成
    した封筒であり、 横幅と縦幅とが定形郵便物の寸法に収まるほぼ矩形状の
    主面部と、この主面部と折り線部を介して連設され、主
    面部に対して起立させることにより定形郵便物の寸法に
    収まる厚みを形成する四つの主面部外縁と、 前記主面部外縁のそれぞれに折り線部を介して連接され
    た片部とを有し、 前記四つの片部を、前記主面部外縁と前記折り線部を境
    に内折りした構造で袋状をなし、 前記片部の一つをフラップ片を備えた主蓋板部とし、該
    主蓋板部と対向する副蓋板部には、該フラップ片を挿入
    するスリットが形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のピンバッチ送付用封筒。
  3. 【請求項3】 ピンバッチを止着するための緩衝用台板
    を、一つの面に貼付して形成した封筒用台紙であって、
    前記緩衝用台板は、発泡スチロールで形成されることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のピンバッチ
    送付用封筒。
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