JP3091036U - スキーポール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャフト２の上端に固定されるグリップ３に帯
状体によりなるストラップ４が環状に取り付けられ、こ
のストラップ４に手を通した状態でグリップ３を握るよ
うにしたスキーポール１において、グリップ３を握った
状態でストラップ４が違和感なく手にフィットし、使い
心地の良好なスキーポールを提供する。 【解決手段】グリップ３に取り付けられるストラップ４
の輪状部分４ｂにパッド６を装着し、グリップ３を握っ
たときにはこのパッド６が手の甲に広く当たるようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、スキーに用いられるスキーポールに関し、特にグリップに取り付け られたストラップに係る考案である。

【０００２】

【従来の技術】

通常、スキーに用いられるスキーポールは、ポール本体を構成するシャフトの 上端部にグリップが固定され、このグリップを手で握ってシャフトを持ち、シャ フトの先端部で雪面を突いて使用するものである。

【０００３】 このグリップには、帯状体によりなるストラップが環状に取り付けられており 、使用時にはこのストラップに手を通した状態でグリップを握るようにしている 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このようなストラップを有するスキーポールでは、ストラップが違和感なく手 にフィットし、使い心地の良いスキーポールが求められている。 本考案はこのようなスキーポールを実現することを課題としてなされたもので ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために本考案は、シャフトの上端に固定されるグリップ に帯状体によりなるストラップが環状に取り付けられ、このストラップに手を通 した状態でグリップを握るようにしたスキーポールにおいて、ストラップの輪状 部分に、手の甲に広く当たるパッドを装着してなるものである。 このパッドを装着したことにより、グリップを握った状態ではストラップが違 和感なく手にフィットし、スキーポールの使い心地が良好となる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案のスキーポールの実施例について詳細に説明する 。 図１に本考案によるスキーポールの要部を示す。 このスキーポール１は、ポール本体を構成するシャフト２の上端部にグリップ ３が固定され、このグリップ３を手で握ってシャフト２を持ち、シャフト２の先 端部で雪面を突いて使用するものである。

【０００７】 このグリップ３にはストラップ４が環状に取り付けられており、使用時にはこ のストラップ４に手を通した状態でグリップ３を握るようにしている。

【０００８】 このストラップ４は一本の帯状体によりなるもので、その一端側４ａにおいて グリップ３に取り付けられた止め具５に固定されている。そしてこのストラップ ４は、その自由端側を止め具５の通し穴に通すことにより環状部分４ｂを形成し 、この環状部分４ｂに手を通すことができるようにしている。

【０００９】 本考案によるスキーポール１では、このストラップ４の環状部分４ｂに、手の 甲に当たるパッド６を装着してある。このパッド６はストラップ４より幅広で、 かつ手の甲を充分に覆う長さに形成されており、その内部にストラップ４を通し た状態で移動可能に装着されている。またこのパッド６の内側には、滑り止め手 段として細かい突起７が設けられている。

【００１０】 このスキーポール１においてストラップ４を緩めるときには、図２に示す如く 、止め具５に通じるストラップ４の環状部分４ｂを手で持って上方（矢印ａ方向 ）に強く引き、環状部分４ｂの長さを長くするように調整する。

【００１１】 そしてこのストラップ４の環状部分４ｂに手を通してグリップ３を握ったとき には、図３に示す如く、ストラップ４の環状部分４ｂに装着されたパッド６が手 の甲に広く当たる状態となる。尚、このときパッド６はストラップ４に対し移動 可能となっているため、手の甲の最適な位置に当てることができる。

【００１２】 このようにパッド６が手の甲に広く当たった状態では、ストラップ４が違和感 なく手にフィットし、スキーポールの使い心地が良好となる。またこの状態では 、パッド６によって手の甲が外部の衝撃から保護される効果をも有する。

【００１３】 またこの状態でストラップ４を締めるときには、ストラップ４の自由端部４ｃ を下方（矢印ｂ方向）に強く引き、環状部分４ｂの長さを短くするように調整す る。

【００１４】 このようにパッド６が手の甲に当たった状態でストラップ４を締めることによ り、ストラップ４は一段と良好な状態で手にフィットする状態となり、スキーポ ールがさらに使い易くなる。

【００１５】 以上、本考案のスキーポールの実施例について説明したが、本考案はこの実施 例の構成に限ることなく、他にも種々の実施形態を採り得るものであることは言 うまでもない。

【００１６】

【考案の効果】

以上に説明した如く本考案のスキーポールでは、グリップに取り付けられるス トラップに手の甲に広く当たるパッドを装着したことにより、グリップを握った 状態ではストラップが違和感なく手にフィットし、スキーポールの使い心地が良 好となる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるスキーポールの要部を示す側面図
である。

【図２】同、ストラップの調整の説明図である。

【図３】同、グリップを握った状態の説明図である。

【符号の説明】

１・・・・スキーポール ２・・・・シャフト ３・・・・グリップ ４・・・・ストラップ ４ｂ・・・・環状部分 ６・・・・パッド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャフトの上端に固定されるグリップ
   に、帯状体によりなるストラップが環状に取り付けら
   れ、このストラップに手を通した状態で上記グリップを
   握るようにしたスキーポールにおいて、上記ストラップ
   の輪状部分に、手の甲に広く当たるパッドを装着したこ
   とを特徴とするスキーポール。
2. 【請求項２】 上記パッドを手の甲に当てた状態で、上
   記ストラップの環状部分の長さを調整可能としたことを
   特徴とする請求項１に記載のスキーポール。