JP3090897B2 - リフター - Google Patents

リフター

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JP3090897B2
JP3090897B2 JP09243775A JP24377597A JP3090897B2 JP 3090897 B2 JP3090897 B2 JP 3090897B2 JP 09243775 A JP09243775 A JP 09243775A JP 24377597 A JP24377597 A JP 24377597A JP 3090897 B2 JP3090897 B2 JP 3090897B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人介護等用のリ
フターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】老人や身障者を介護し或は病人や怪我人
等をリハビリするに際し、必要に応じて温水浴させるこ
とがあるが、このような場合には被介護者を座らせたま
ま移動させるリフターが使用される。この種のリフター
は、例えば座らせた被介護者をリフトアップすると共
に、水平回転させて所定の位置まで移動し、被介護者を
リフトダウンして温水槽内に降ろし、温水浴させた後は
被介護者を再びリフトアップして温水槽から出し、水平
回転させて移動した後、リフトダウンして所定の場所に
降ろすようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のリフター
は、座部の取り付けられた主軸を昇降運動及び回転運動
させるが、これらの運動は電動式又は油圧式の駆動装置
によって行われるのが通常である。しかしながら、電動
式であると温水浴時に漏電による感電事故が発生する危
険性があり、又油圧式であると油漏れによる汚染が生じ
るおそれがあり、更に何れも構造が複雑であって高価に
なるといった問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされ、水を駆動源とすることで漏電の心配は
全く無く、油漏れによる汚染も無く、しかも構造が簡単
で安価な老人介護等用のリフターを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の具体的手段として、本発明は、基台に立設された支持
筒に、座部を取り付けた主軸が装着され、前記支持筒内
に水を供給して作動するピストンを介して前記主軸を昇
降させる昇降駆動機構を設けると共に、水を供給して作
動するシリンダ内のピストンを介して前記主軸を軸回転
させる回転駆動機構を設け、この回転駆動機構と前記昇
降駆動機構とは水供給回路に並列に接続され、この水供
給回路の給水側管路は第1のバルブを介して分岐され、
一方の分岐管は第2のバルブを介して更に分岐され、こ
れらの分岐管は昇降駆動機構の支持筒にそのピストンを
挟んで両端部に設けられた給排水口にそれぞれ接続さ
れ、他方の分岐管は第3のバルブを介して更に分岐さ
れ、これらの分岐管は回転駆動機構のシリンダにそのピ
ストンを挟んで両端部に設けられた給排水口にそれぞれ
接続され、前記水供給回路の排水側管路は第4のバルブ
を介して分岐され、一方の分岐管は第5のバルブを介し
て更に分岐され、これらの分岐管は前記支持筒にそのピ
ストンを挟んで前記給排水口と反対側に設けられた給排
水口にそれぞれ接続され、他方の分岐管は第6のバルブ
を介して更に分岐され、これらの分岐管は前記シリンダ
にそのピストンを挟んで前記給排水口と反対側に設けら
れた給排水口にそれぞれ接続されてなり、前記複数のバ
ルブを切り換えることで前記昇降駆動機構と回転駆動機
構とを駆動制御するようにしたリフターを要旨とする。
又、このリフターにおいて、前記昇降駆動機構は、支持
筒と主軸との間に隙間を設け、主軸にはピストンを取り
付けて支持筒内をその軸線方向に沿って摺動可能に形成
し、前記隙間に水を供給しピストンを移動させることで
主軸を昇降させること、前記回転駆動機構は、基台にガ
イドバーを軸回転可能に取り付けて支持筒の中心軸に位
置させ、このガイドバーに主軸のピストンを嵌装して主
軸がガイドバーと共に回転するように形成し、更にガイ
ドバーの下端部に駆動用歯車を取り付け、この駆動用歯
車に噛合する伝達用歯車を配設し、前記基台の下部に設
けた水作動式シリンダにより前記伝達用歯車を回転させ
ることで主軸を軸回転させること、を要旨とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面に基づいて詳説する。図1において、1は
リフターであり、床下の基台2上に支持筒3が立設され
ると共に主軸4が昇降可能に装着され、この主軸4の上
端部にはステー5を介して座部6が取り付けられてい
る。
【0007】前記支持筒3は、図3に示すように側壁上
部に第1の給排水口3aが設けられ、この第1の給排水
口3aより上部にはストッパー用のスリーブ7が内側に
嵌着固定され、更に上端部にはカバー8が嵌着されてい
る。又、前記基台2には第2の給排水口3bを設けて支
持筒3内に連通させてある。
【0008】前記主軸4は、円筒形を呈しその下端部に
支持筒3の内壁に沿って摺動可能なピストン9が取り付
けられ、このピストン9の中央部には通孔9aが形成さ
れ、前記基台2に支持されたガイドバー10に嵌合して
いる。主軸4の上端部は、前記カバー8の中央部に開け
られた通孔8aから上方に突出し、その突出部に前記ス
テー5の基端部が固定されている。
【0009】この主軸4は、支持筒3内に水を供給して
ピストン9を移動させることにより昇降させる。即ち、
図3は第1の給排水口3aから水が供給され、ピストン
9が下向きに押されて主軸4が最下位に至った状態を示
しているが、この状態で前記第2の給排水口3bから支
持筒3内に水を供給すると、ピストン9が上向きに押さ
れて主軸4が上昇し、前記ストッパー用のスリーブ7に
当接する最上位に至るまで移動することができる。この
際、ピストン9の上昇に伴い第1の給排水口3aからは
水が排出される。これにより、主軸4を昇降させるため
のシリンダ方式の昇降駆動機構Pが構成されている。
【0010】前記ガイドバー10は、図3のように軸受
11を介して前記基台2に回転可能に支持され、支持筒
3の中心軸に位置して前記第1の給排水口3a近辺まで
延びており、軸受11の上端部に接する部分には前記ピ
ストン9を受止するストッパー板12が取り付けられ、
このストッパー板12は軸受11のシール材を兼ねてい
る。ストッパー板12より上方部は、図4のように角筒
状に形成され、ピストン9の通孔9aの内周面に取り付
けられた4つの廻り止め片9bに当接している。従っ
て、ガイドバー10が軸回転するとピストン9を介して
主軸4も一緒に軸回転する。
【0011】13は基台2の下部に配設された水作動式
のシリンダであり、図5に示すように両端部に第1の給
排水口13aと第2の給排水口13bとが設けられ、第
1の給排水口13aからシリンダ13内に水を供給する
と、ピストン13cが左方に移動してロッド13dが前
進し、逆に第2の給排水口13bから水を供給すると、
ピストン13cが右方に移動してロッド13dが後退す
る。
【0012】14は基台2の下に配設された伝達用歯車
であり、前記ガイドバー10の下端部に取り付けられた
駆動用歯車15に噛合しており、図5のように伝達用歯
車14の取付軸14aにはアーム16が固定されてい
る。このアーム16の突出端部には長孔16aが形成さ
れ、前記シリンダ13のロッド13dの先端部に取り付
けられたローラ17が係合している。
【0013】このシリンダ13に水を供給して作動させ
ると、前記主軸4を軸回転させることができる。即ち、
図5に仮想線で示すようにロッド13dを前進させる
と、前記アーム16が取付軸14aを中心として所定角
度回転させられ、この回転に伴い伝達用歯車14が回転
してガイドバー10の駆動用歯車15を従動回転させ
る。すると、ガイドバー10が軸回転し、前記のように
このガイドバー10に廻り止め係合しているピストン9
を介して主軸4が一緒に軸回転する。つまり、主軸4を
軸回転させる回転駆動機構Qが構成されている。
【0014】前記駆動用歯車15は、伝達用歯車14よ
りも歯数の少ないものを使用し、回転角度を増大するよ
うにしてあり、少なくとも主軸4を180度回転できる
ように設定してある。尚、シリンダ13のロッド13d
を後退させれば、主軸4を反対方向に軸回転することが
できる。
【0015】図6は、前記昇降駆動機構P及び回転駆動
機構Qに関連する水供給回路図であり、図示を省略した
制御装置により第1のバルブV1〜第6のバルブV6を
切り換えて昇降駆動機構P及び回転駆動機構Qを適正に
駆動制御する。
【0016】本発明に係るリフターは上記のように構成
され、図1に示すように座部6に被介護者Rを座らせて
安定良く保持し、主軸4を上昇させてリフトアップする
と共に、図2のように主軸4を180度水平回転させて
温水槽Sに位置付けた後、主軸4をゆっくり降ろして温
水浴させる。
【0017】温水浴後は、図2の状態から主軸4を上昇
させて被介護者Rを温水槽Sから出し、主軸4を180
度水平回転させて図1に示す位置に戻し、更に主軸4を
ゆっくり降ろして着床させ、介護人の補助によって座部
6から外す。図7(イ) 〜(ホ)はこれら一連の動作を順に
示したものである。
【0018】このリフター1は、老人ホームやリハビリ
診療所或は病院等に設置して被介護者を温水浴させるの
に好適であり、座部6を取り付けた主軸4の操作は、水
を駆動源とした昇降駆動機構P及び回転駆動機構Qによ
り行うため、感電事故や油漏れ汚染等を未然に防止する
ことができ、きわめて安全であり安心して使用すること
ができる。尚、水に接触する構成部材は、防水処理を施
し又は防錆性の材料で形成することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
老人介護等用のリフターの主軸操作を水を駆動源とする
昇降駆動機構及び回転駆動機構で構成したので、電動式
のように漏電による感電事故の心配は全く無く、又油圧
式のように油漏れによる汚染の心配も無く、しかも昇降
駆動機構及び回転駆動機構は完全自動式であり、1系統
の水供給回路によりその回路中のバルブを切り換えるこ
とで駆動制御できるようにしたので、操作が楽であり必
要経費も安い等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリフターを示す温水浴前の状態図
である。
【図2】同、温水浴時の状態図である。
【図3】主軸操作機構の要部縦断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】回転駆動機構の概略平面図である。
【図6】昇降駆動機構及び回転駆動機構に関連する水供
給回路図である。
【図7】(イ) 〜(ホ) は使用時における一連の動作を順に
示す説明図である。
【符号の説明】
1…リフター 2…基台 3…支持筒 4…主軸 5…ステー 6…座部 7…スリーブ 8…カバー 9…ピストン 10…ガイドバー 11…軸受 12…ストッパー板 13…シリンダ 14…伝達用歯車 15…駆動用歯車 16…アーム 17…ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に立設された支持筒に、座部を取り付
    けた主軸が装着され、前記支持筒内に水を供給して作動
    するピストンを介して前記主軸を昇降させる昇降駆動機
    構を設けると共に、水を供給して作動するシリンダ内の
    ピストンを介して前記主軸を軸回転させる回転駆動機構
    を設け、この回転駆動機構と前記昇降駆動機構とは水供
    給回路に並列に接続され、この水供給回路の給水側管路
    は第1のバルブを介して分岐され、一方の分岐管は第2
    のバルブを介して更に分岐され、これらの分岐管は昇降
    駆動機構の支持筒にそのピストンを挟んで両端部に設け
    られた給排水口にそれぞれ接続され、他方の分岐管は第
    3のバルブを介して更に分岐され、これらの分岐管は回
    転駆動機構のシリンダにそのピストンを挟んで両端部に
    設けられた給排水口にそれぞれ接続され、前記水供給回
    路の排水側管路は第4のバルブを介して分岐され、一方
    の分岐管は第5のバルブを介して更に分岐され、これら
    の分岐管は前記支持筒にそのピストンを挟んで前記給排
    水口と反対側に設けられた給排水口にそれぞれ接続さ
    れ、他方の分岐管は第6のバルブを介して更に分岐さ
    れ、これらの分岐管は前記シリンダにそのピストンを挟
    んで前記給排水口と反対側に設けられた給排水口にそれ
    ぞれ接続されてなり、前記複数のバルブを切り換えるこ
    とで前記昇降駆動機構と回転駆動機構とを駆動制御する
    ことを特徴とするリフター。
  2. 【請求項2】昇降駆動機構は、支持筒と主軸との間に隙
    間を設け、主軸にはピストンを取り付けて支持筒内をそ
    の軸線方向に沿って摺動可能に形成し、前記隙間に水を
    供給しピストンを移動させることで主軸を昇降させる請
    求項1記載のリフター。
  3. 【請求項3】回転駆動機構は、基台にガイドバーを軸回
    転可能に取り付けて支持筒の中心軸に位置させ、このガ
    イドバーに主軸のピストンを嵌装して主軸がガイドバー
    と共に回転するように形成し、更にガイドバーの下端部
    に駆動用歯車を取り付け、この駆動用歯車に噛合する伝
    達用歯車を配設し、前記基台の下部に設けた水作動式シ
    リンダにより前記伝達用歯車を回転させることで主軸を
    軸回転させる請求項1又は2記載のリフター。
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