JP3090852U - ペットボトルキャップ外側に斜めの凹凸の溝を施したキャップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のペットボトルのキャップは、開閉がし
やすいように、キャップの外側、周囲に縦の凹凸の溝を
施したり、キャップに突起物を施す等の工夫がされてい
るが、力のない子供や老人には、まだ、キャッブの開閉
がしづらい。これは、キャップの開閉に必要とされる力
が、キャッブをまわす方向、即ち、横方向にしか働いて
いないことに原因がある。 【解決手段】 本考案は、キャップの外側、周囲に従来
の縦の凹凸の溝ではなく右下がり斜めの凹凸の溝を施
し、キャップの開閉のために必要な力を、キャップのね
じの開閉に必要な方向に変化させ、従来の力より小さい
力でキャップの開閉ができるようにした。キャップを開
けるときには、キャップをまわす力がねじを開ける斜め
右上の方向に、キャップを閉めるときには、キャップを
まわす力がねじを閉める斜め左下の方向に変化するた
め、キャップの開閉が、より小さな力で行えるようにな
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ペットボトルのキャップの開閉をしやすくするための工夫に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のペットボトルのキャップは、開閉をしやすくするために、キャップ外側 、周囲に縦の凹凸の溝が施されているか、又は、突起物がキャップに施されてい る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のキャップに施されている凹凸の溝は、摩擦を大きくして、キャップを開 けやすく、且つ、閉めやすくするために施されているが、力の弱い子供や老人等 は、まだキャップの開閉がしづらいのが現状である。それは、従来の凹凸では、 力学的にキャップの開閉に必要なキャップをまわす力が、まわす方向、すなわち 、横の方向にしか力が働いていないことに原因がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、キャップ開閉のためにキャップをまわす行為は同じでも、従来の横向 きの力ではなく、キャップの開閉に必要なねじの方向、すなわち、斜めの力に変 化させる事により、より、キャップが開けやすく、且つ、閉めやすくなることを 考案した。

【０００６】

【考案の実施の形態】

従来のキャップの開閉のときと同様の力を、より開閉しやすい斜めの方向に力 を変化させる方法が、ペットボトルのキャップの外側、周囲に従来の縦の凹凸の 溝ではなく、右下がりの凹凸の溝を施すことである。

【０００７】

【考案の効果】

ペットボトルのキャップの外側、周囲に右下がりの凹凸の溝を施すことにより 、キャップを開けるときには、ねじを開ける斜め右上への力、キャップを閉める ときには、ねじを閉める斜め左下への力が働き、従来のキャップより開けやすく 、且つ、閉めやすくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ペットボトルのキャップを開けるときに生じる
従来の力の方向と、本考案採用後の力の方向を示したも
のである。

【図２】ペットボトルのキャップを閉めるときに生じる
従来の力の方向と、本考案採用後の力の方向を示したも
のである。

【符号の説明】

１． ペットボトル ２． 本考案の右下がりに凹凸の溝をつけたキャップ。 ３． キャップの開閉に要するキャップをまわす力の方
向 ４． 従来のキャップ開閉の力の方向 ５． 本考案採用後のキャップ開閉の力の方向

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ペットボトル等に用いられているキャッ
   プの外側、周囲に右下がりの凹凸の溝を施し、従来のキ
   ャップより、開けやすく、且つ、閉めやすくする工夫を
   したキャップ