JP3090221U - 工事現場等に設置される表示板 - Google Patents

工事現場等に設置される表示板

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JP3090221U JP2002003031U JP2002003031U JP3090221U JP 3090221 U JP3090221 U JP 3090221U JP 2002003031 U JP2002003031 U JP 2002003031U JP 2002003031 U JP2002003031 U JP 2002003031U JP 3090221 U JP3090221 U JP 3090221U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源として発光ダイオードを使用することの
利点はそのまま発揮でき、しかも鮮明な表示部を得るこ
とのできる表示板を提供する。 【解決手段】 透光性のカバー23の内部に複数個の発
光ダイオード25が内装された構造の面状光源22を有
する表示板本体2と、表示部が透光性であって上記表示
板本体の前面に取り付けられる遮光板3、とを備えてい
る。表示部の周辺がダイオードの光で照らされることが
ないので、ぼやけたりせず表示部が鮮明に表示される。
また、蛍光灯を使用する場合のような大型化や消費電力
の増大がなく、商用電源のない場所でも容易に使用でき
て長寿命の表示板が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、人や車の誘導と通行規制、あるいは注意喚起などのために、工事 現場や道路などに必要に応じて設置される内照式表示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工事現場や道路、工事車両などに設置される内照式表示板としては、光源とし て蛍光灯を内部に備え、光源の前面に設置された表示板を背面から照射する構造 のものが広く用いられている。この種の表示板は、夜間と昼間のいずれにおいて も良好な視認性が得られることが必要であるが、特に夜間の視認性低下をなくす ためにはできるだけ明るい光源を使用することが望まれている。従って、消費電 力が大きくなると共に発熱量も大きくなり、また蛍光灯の動作用として一般には 商用電源が必要である等の問題点があった。
【0003】 また上記の表示板では、表示部が透光性になっているものと、逆にこの表示部 以外の部分を透光性にしたものの両方があるが、透光性の表示部の代わりに文字 や記号の形状に発光ダイオードを並べて表示部を構成し、発光した発光ダイオー ドによって文字や図形等を描くようにしたものが近年多く見られるようになって きた。この構造であると蛍光灯を使用した場合よりも消費電力が小さくなり、ま た乾電池で動作させることができるため商用電源を得られない場所でも容易に設 置できる。しかしながら、このように発光ダイオードで直接表示部を構成したも のでは、ダイオードが発光した時にその周辺もダイオードで直接照らされて明る く光るため、離れた位置から見ると表示部がぼやけた状態となって見にくくなり 、判読困難となることが少なくなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこの点に着目し、光源として発光ダイオードを使用することの利点 はそのまま発揮でき、しかも鮮明な表示部を得ることのできる表示板を提供する ことを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この考案の工事現場等に設置される表示板は、 透光性のカバーの内部に複数個の発光ダイオードが内装された構造の面状光源を 有する表示板本体と、文字、記号、図形等の表示部が透光性であって上記表示板 本体の前面に取り付けられるように構成された遮光板、とを備えている。このよ うな構成により、透光性の表示部の周辺がダイオードの光で照らされることはな く、表示部のみが発光して鮮明に表示されるのである。
【0006】 上記の面状光源としては、例えば複数個の発光ダイオードを細長い形状に並べ た棒状のものが使用され、表示板本体にはこのような面状光源が複数個設けられ る。
【0007】 また、面状光源の発光ダイオードは、発光動作などに必要な所定の配線が施さ れているプリント基板に装着される。
【0008】 また遮光板は、例えば透光性の板材の表面の表示部以外の部分に遮光性のフィ ルムを貼って構成される。ここで使用される遮光性のフィルムは、表面の光反射 率が低いものが望ましい。そうでないと、夜間に車のヘッドライトの光が反射し て表示部が見えなくなる可能性がある。この遮光板は、表示板本体に対して着脱 可能とされる。
【0009】 表示部の色は発光ダイオードの発光色、面状光源の透光性カバーの色、遮光板 の表示部の色を適宜選択し、あるいはこれらの色を組合せることにより、所望の 色に設定することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図示した実施の形態の一例について説明する。図1はこの考案に係る表 示板の要部の断面図、図2は同動作説明図、図3は遮光板の着脱要領を示した正 面図、図4は全体の斜視図である。図において、1は表示板、2は表示板本体、 3は遮光板、4は立て看板として自立させるための枠体である。また、21は表 示板本体2の主板、22は面状光源、23は透光性のカバー、24はプリント基 板、25は発光ダイオード、31は遮光板3の透光性の表示部、32は遮光部、 33は遮光板保持部である。
【0011】 主板21は表示板本体2の基板となるもので、例えば矩形状の鉄板が使用され ており、これに角パイプ等を用いた枠体4を取り付けてある。面状光源22は、 複数個の発光ダイオード25を一列に並べた細長いプリント基板24に、透光性 のカバー23を装着したものであり、このカバー23は例えばアクリル樹脂製と なっている。面状光源22は全体としては細長い棒状となっているのでユニット として扱いやすく、その個数を加減して必要な光量を得ることが容易である。図 示の例では図3のように4個の面状光源22が主板21に並べて取り付けられ、 その前面に遮光板3が配置されている。遮光板保持部33は主板21の前面の左 右両側と下辺に断面コ字状に設けられると共に、上辺に挿入口33aを形成した ものであり、遮光板3は図3に矢印で示すように挿入口33aから抜き差しする ことにより表示板本体2に装着され、また取り外される。従って、枠体4を備え た表示板本体2を共通に使用して遮光板3を交換することにより、各種の表示を 行うことができる。
【0012】 プリント基板24には発光動作などに必要な所定の配線が施されており、動作 に必要な電源部や簡単な制御部(図示せず)が表示板本体2の一部に適宜設けら れている。なお、発光ダイオード25の配列は一列でなくてもよく、全体として 細長い形状の配置であればよい。また、遮光板保持部33の構造や遮光板3を着 脱するための構造は、図示以外の適宜の構造を採用することができる。
【0013】 遮光板3は透光性の樹脂、例えばアクリル樹脂製の板材であり、その表面の表 示部31となる場所以外の部分に遮光性のフィルムを貼って遮光部32を形成す ることにより、遮光部32以外の部分が文字、記号、図形等の形状の表示部31 となっている。遮光部32を形成するフィルムは一般に用いられている遮光テー プなどを適宜用いればよいが、表面の光反射率が低いものが適している。
【0014】 この例の表示板1は上述のように構成されており、遮光板3を表示板本体2に 装着し、枠体4によって所定の箇所に立て看板として設置される。なお、昼間は 面状光源22を作動させないので表示部31は発光しないから、例えば表示部3 1は白、遮光部32は濃い青のように両者を明瞭に見分けられるような色彩が選 択される。また夜間は面状光源22を作動させて表示部31を発光させるが、カ バー23には例えば乳白色のアクリル樹脂が用いられており、発光ダイオード2 5から出た光はカバー23で乱反射する。従って、面状光源22は全体が白色に 発光し、図2に矢印で示すように一部の光が表示部31を経て前面に出射され、 表示部31のみが明るく光るので、暗い遮光部32とは明瞭に見分けることがで きて鮮明な表示が行われるのである。
【0015】 なお、表示部31の色は白色に限られるものではなく、発光ダイオード25の 発光色、カバー23の色または表示部31の色を適宜選択し、あるいはこれらの 色を組合せることによって所望の色に設定することができるから、表示の目的な どに応じて適した表示色を選定すればよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の表示板は、透光性のカバーの内部 に複数個の発光ダイオードが内装された構造の面状光源を有する表示板本体と、 文字、記号、図形等の表示部が透光性であって上記表示板本体の前面に取り付け られるように構成された遮光板、とを備えたものである。従って、透光性の表示 部の周辺がダイオードの光で照らされることがなく、離れた位置から見ても発光 している表示部のみがぼやけず鮮明に表示されるので、判読困難になることがな い。しかも発光ダイオードを用いているので、蛍光灯を使用する場合のような大 型化や消費電力の増大、商用電源の必要性等がなくなり、故障も少なく長寿命の 表示板を得ることができる。
【0017】 また、面状光源が複数個の発光ダイオードを細長い形状に並べたものであり、 この面状光源を表示板本体に複数個設けるようにしたものでは、面状光源をユニ ットとして扱いやすく、その個数を加減すれば必要な光量を得ることができて便 利であり、発光ダイオードを所要の配線を施したプリント基板に装着することに より、製造が容易になると共に取り扱いも一層容易となる。
【0018】 また、透光性板材からなる遮光板の表面に遮光性のフィルムを貼ってそれ以外 の部分を表示部としたものでは、コストが安く、製造も容易であり、遮光性のフ ィルムとして表面の光反射率が低いものを使用することによって、夜間に車のヘ ッドライトの光が反射して表示部が見えにくくなることが防止される。
【0019】 また、遮光板を表示板本体に対して着脱可能にしたものでは、表示板本体を共 通に使用して遮光板を交換することによって各種の表示板を得ることができて便 利である。
【0020】 また、発光ダイオードの発光色、面状光源の透光性カバーの色、遮光板の表示 部の色のいずれかにより、あるいはこれらの色の組合せによって、表示部の発光 色を設定するようにしたものでは、用途などに応じて所望の発光色を得ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る表示板の要部の断面図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の表示板における遮光板の着脱要領を示し
た正面図である。
【図4】同上の全体の斜視図である。
【符号の説明】
1 表示板 2 表示板本体 3 遮光板 4 枠体 22 面状光源 23 透光性カバー 24 プリント基板 25 発光ダイオード 31 表示部 32 遮光部 33 遮光板保持部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性のカバーの内部に複数個の発光ダ
    イオードが内装された構造の面状光源を有する表示板本
    体と、文字、記号、図形等の表示部が透光性であって上
    記表示板本体の前面に取り付けられるように構成された
    遮光板、とを備えたことを特徴とする工事現場等に設置
    される表示板。
  2. 【請求項2】 面状光源が複数個の発光ダイオードを細
    長い形状に並べたものであり、この面状光源を表示板本
    体に複数個設けてある請求項1記載の工事現場等に設置
    される表示板。
  3. 【請求項3】 面状光源の発光ダイオードが所要の配線
    を施したプリント基板に装着されている請求項1又は2
    に記載の工事現場等に設置される表示板。
  4. 【請求項4】 上記遮光板が透光性の板材の表面の表示
    部以外の部分に遮光性のフィルムを貼ったものである請
    求項1乃至3のいずれかに記載の工事現場等に設置され
    る表示板。
  5. 【請求項5】 遮光性のフィルムとして表面の光反射率
    が低いものを使用してある請求項4記載の工事現場等に
    設置される表示板。
  6. 【請求項6】 上記遮光板が表示板本体に対して着脱可
    能に構成された請求項1乃至5のいずれかに記載の工事
    現場等に設置される表示板。
  7. 【請求項7】 発光ダイオードの発光色、面状光源の透
    光性カバーの色、遮光板の表示部の色のいずれかによ
    り、あるいはこれらの色の組合せによって、表示部の発
    光色を所望の色に設定するようにした請求項1乃至6の
    いずれかに記載の工事現場等に設置される表示板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020086156A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 セフテック株式会社 電源装置、撮影装置、および、撮影システム

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