JP3089997B2 - 多気筒内燃エンジンの気筒識別装置 - Google Patents

多気筒内燃エンジンの気筒識別装置

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JP3089997B2
JP3089997B2 JP07206102A JP20610295A JP3089997B2 JP 3089997 B2 JP3089997 B2 JP 3089997B2 JP 07206102 A JP07206102 A JP 07206102A JP 20610295 A JP20610295 A JP 20610295A JP 3089997 B2 JP3089997 B2 JP 3089997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒内燃エンジ
ンの燃料噴射タイミングや点火タイミングを決定する際
に必要な気筒識別装置に関する。
【0002】
【関連する技術分野】内燃エンジンの各気筒への燃料噴
射や点火を電子的に制御する場合、電子制御装置は、当
然のこととして、どの気筒に燃料噴射を行い、どの気筒
を点火するか、気筒を正しく識別している必要がある。
特に、始動時における気筒の識別は始動性と関連して重
要である。
【0003】点火時期を電子的に制御する場合でも、デ
ィストリビュータを使用する所謂高圧配電方式では点火
順序が問題になることはなく、燃料噴射についても、気
筒を未だ識別していなくても取りあえず全気筒に燃料噴
射をしておけば始動は可能である。従って、クランク軸
が1回転ないし2回転する間に気筒を識別すれば、以後
は正しい気筒に順序よく燃料噴射を行うことができる。
【0004】しかしながら、気筒毎に、或いは気筒グル
ープ毎に点火コイルを配置し、点火すべき気筒或いは気
筒グループのコイルを付勢して点火させる、所謂低圧配
電方式では、点火すべき気筒が識別されていなければ点
火できないし、誤った気筒を点火するとエンジン作動不
良が生じる虞もある。従って、始動時に気筒の識別が遅
れると、その間点火を行わせることができず、始動が遅
れることになる。
【0005】又、冬季や冷寒地における大気条件に起因
して元々始動性が悪い場合には、気筒識別が多少遅れて
も運転者には始動の遅れが気筒識別遅れに起因している
ことに気付き難いものであるから特に問題とはならな
い。しかしながら、大気条件にも問題がなく、点火時期
や燃料噴射を電子的に正確に制御できる状況下では、気
筒識別遅れに起因して0.5秒や1秒の僅かな時間でも
始動が遅れると、運転者はエンジンの性能が劣るものと
して認識してしまう。
【0006】従来、気筒の識別は、例えば以下のように
して行われていた。例えば4気筒内燃エンジンの場合、
クランク軸にこれと一体に回転する回転体を取り付け、
この回転体の外周上の2箇所に等間隔で突起を形成さ
せ、この突起の通過をホール素子等を使用したクランク
角センサにより検出し、この検出信号の立ち上がり端
(リーディングエッジ)で各気筒の第1の基準クランク
角度位置を、立ち下がり端(トレーリングエッジ)で各
気筒の第2の基準クランク角度位置をそれぞれ検出して
いる。図1(A)は、そのようなクランク角センサから
出力される信号の時間変化を示し、この信号列から各気
筒(#1,#3等で表示)に対応して第1基準クランク
角度位置a1〜a4、第2基準クランク角度位置b1〜b4が検
出される。
【0007】一方、動弁機構のカムシャフトにはこれと
一体に回転する回転体(信号板と言う)が取り付けられ
ており、この信号板の外周上には上記各気筒の基準クラ
ンク角度位置に対応する位置に、各気筒に割り付けられ
た気筒識別パターン信号を出力可能に設けられた突起が
形成されており、この突起の通過をセンサ(カムセンサ
と言う)により検出し、これを気筒識別信号として出力
している。図1(B)は、そのようなカムセンサからの
出力信号の時間変化を示し、この信号列から第1気筒
(#1)の第1基準クランク角度位置a1においてハイレ
ベル(H)を、第2基準クランク角度位置b1においてハ
イレベル(H)をそれぞれ検出している。同様に、第3
気筒(#3)、第4気筒(#4)、第2気筒(#2)の
順でこれらの気筒に対応する気筒識別パターン信号を検
出することができる。
【0008】
【表1】
【0009】表1は、各気筒の第1及び第2基準クラン
ク角度位置にてカムセンサにより検出された気筒識別パ
ターンと識別される気筒との関係を示す。始動時に全気
筒に一斉に燃料噴射し、第1,4気筒グループと第2,
3気筒グループに分け、気筒グループ毎に点火を行う方
式の4気筒エンジンの場合、表1から明らかなように始
動直後に検出される第1の基準クランク角度位置におけ
る気筒識別パターン信号がハイレベル(H)かローレベ
ル(L)かにより気筒グループが識別でき、次に最初に
検出した第2の基準クランク角度位置において、正規の
点火制御を開始させることができる。また、各気筒に個
別に点火コイルを備えるタイプのエンジンでは、最初に
検出される第1及び第2の基準クランク角度位置により
当該気筒が識別することができるのでこの場合にも、第
2基準クランク角度位置を検出した時点から正規の点火
時期制御が可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方法によると気筒識別パターン信号としてハイ・
ローの2値信号を用いる場合には、理論上4気筒が限度
であり、6気筒エンジン、8気筒エンジンでは、最初に
検出した第1及び第2基準クランク角度位置における気
筒識別パターン信号だけでは、気筒を完全に識別するこ
とはできない。
【0011】これを具体例で説明すると、図2は、6気
筒エンジンの場合の従来の識別方法の一例を示してい
る。この場合、図2(B)に示すような信号列が得られ
る信号板が使用されている。このような信号板を使用し
て最初に検出した第1及び第2基準クランク角度位置に
おける気筒識別パターン信号だけ気筒識別に用いるとす
ると、表2に示すような、気筒識別パターン信号の組み
合わせが得られる。これらの信号に基づけば気筒グルー
プは識別できるが、各気筒を個別に識別することはでき
ないことが判る。
【0012】最初に現れる気筒が何れの気筒であるかを
識別するためには、理論上3つの基準クランク角度位置
における気筒識別パターン信号を検出しなければならな
い。
【0013】
【表2】
【0014】図3は、8気筒エンジンの場合の従来の識
別方法の一例を示している。この場合、図3(B)に示
すような信号列が得られる信号板が使用されている。こ
のような信号板を使用して最初に検出した第1及び第2
基準クランク角度位置における気筒識別パターン信号だ
けを気筒識別に用いると、表3に示すような気筒識別パ
ターン信号の組み合わせが得られる。これらの信号に基
づけば気筒グループは識別できるが、各気筒を個別に識
別することはできないことが判る。
【0015】最初に現れる気筒が何れの気筒であるかを
少なくとも第2基準クランク角度位置の検出時点で識別
できるようにするためには、例えば図4(C)に示すよ
うな気筒識別用の信号列を一つ追加することが考えられ
る。この信号列の追加によって表4に示すような気筒識
別パターン信号の組み合わせが得られ、最初の第1基準
クランク角度位置と、それに続く第2基準クランク角度
位置での気筒識別パターンの検出直後に各気筒毎の正規
点火制御を開始することができる。このような気筒識別
方法では、信号板の気筒識別パターンを読み取るための
センサが2個必要である他、追加信号列のために信号板
を1個追加すると、信号板やセンサを収容するハウジン
グも2つ必要になり、大きな取付スペースが必要になる
と共に、部品点数が増えてコスト高になる。
【0016】図4(B)に示す信号パターンが得られる
信号板に、図4(C)に示す信号パターンも得られるよ
うに、追加信号列のための識別マークを組み込むことも
考えられるが、そのような信号板は外径が大になり、ハ
ウジングの外径も大きくなって取付スペースを確保する
上で不利になる。
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】センサ及び信号板を追加せずに8気筒エン
ジンの気筒を識別するためには、例えば図5(B)の信
号列が得られる信号板を使用するとすると、2値信号を
用いて8気筒を識別するのであるから、理論的には3つ
の基準クランク角度位置における気筒識別パターン信号
を検出しなければならない。表5は、3個の気筒識別パ
ターン信号の組み合わせと、これらの組み合わせ信号に
よって識別される気筒の関係を示すもので、気筒を特定
するためには、一つ前の気筒に対応する2つの基準クラ
ンク角度位置で検出した気筒識別パターン信号を記憶し
ておき、この記憶しておいた信号と、今回気筒に対応す
る第1の基準クランク角度位置で検出する気筒識別パタ
ーン信号とが必要になる。図5に示す方法により気筒を
特定するには前回気筒に対応する気筒識別パターン信号
を記憶する必要があり、この方法では気筒特定に時間が
掛かり過ぎると言う不都合がある。
【0020】
【表5】
【0021】又、従来、回転体に(気筒数/2)+1個
の突起を基準位置間隔で設けると共に、2個の電磁ピッ
クアップを相互に基準位置間隔の2倍の間隔をおいて配
置し、電磁ピックアップの2つの出力信号列の理論状態
を2つの基準位置にわたって比較し、当該基準位置がど
の気筒のものかを識別する気筒識別装置が、特開平6−
200815号公報に提案されている。しかし、この従
来提案の気筒識別装置は、気筒の識別に回転体が(36
0度/気筒数)×2度(2気筒分)を回転する必要があ
り、図5を参照して説明した気筒識別方法と同様に気筒
識別に時間が掛かり過ぎると言う問題がある。
【0022】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、始動時早い時期に気筒識別を完了さ
せ、個別点火を可能にしたり、順次燃料噴射を可能にす
る多気筒内燃エンジンの気筒識別装置を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に依れば、内燃エンジンと共に回転する回転部
材に形成され、各気筒の基準クランク角度位置に対応す
る位置に設けられた複数の基準マーカと、前記回転部材
又はこの回転部材と同期して回転する別の回転部材に形
成され、各気筒の前記基準クランク角度位置に対応する
位置に、各気筒に割付られた気筒識別パターン信号を出
力可能に設けられた複数の気筒識別マーカと、前記基準
マーカを検出する基準位置検出手段と、該基準位置検出
手段が基準マーカを検出した時点における気筒識別マー
カを検出して該当する気筒に割付られた気筒識別パター
ン信号を出力する第1気筒検出手段と、前記回転部材又
は前記別の回転部材に対して前記第1気筒検出手段と所
定の角度だけ離間して配設され、前記基準位置検出手段
が前記基準マーカを検出した時点における、前記第1気
筒検出手段が検出した気筒識別マーカとは別の気筒識別
マーカを検出して該当する気筒に割付られた気筒識別パ
ターン信号を出力する第2気筒検出手段と、前記第1気
筒検出手段及び第2気筒検出手段が出力した2つの気筒
識別パターン信号に基づき、前記基準位置検出手段が検
出した基準マーカに対応する気筒を識別する気筒識別手
段とを備えてなることを特徴とする多気筒内燃エンジン
の気筒識別装置が提供される。
【0024】内燃エンジンが始動されて最初に基準位置
検出手段が基準マーカを検出したとき、第1及び第2の
気筒検出手段が基準マーカ検出時点における気筒識別マ
ーカを検出してそれぞれが該当する気筒の気筒識別パタ
ーン信号を出力する。2つの気筒検出手段は、特定の位
置関係を持って配設されているので、出力される2つの
気筒識別パターン信号に所定の論理関係を割り付けるよ
うにすることにより、基準位置検出手段が検出した基準
マーカに対応する気筒を、その時点で識別できることに
なる。
【0025】請求項2の発明の各基準マーカは、各気筒
の第1の基準クランク角度位置に対応する第1基準マー
カと、第2の基準クランク角度位置に対応する第2基準
マーカとを備え、前記第1気筒検出手段及び第2気筒検
出手段は、前記基準位置検出手段が第1基準マーカ及び
第2基準マーカを検出したそれぞれの時点における気筒
識別マーカを検出して該当する気筒に割り付けられた気
筒識別パターン信号を出力することを特徴とする。
【0026】第1及び第2気筒検出手段が気筒識別マー
カを検出するサンプリング回数を、エンジンの気筒数に
応じて設定することにより、始動後最初に検出した基準
マーカに対応する気筒の識別を基準マーカ検出時点で可
能にする。基準マーカに第1及び第2基準マーカが備わ
っている場合には、理論上16気筒エンジンの気筒識別
が、始動後最初に検出した基準マーカの検出時点で可能
になる。
【0027】基準マーカと気筒識別マーカは、同じ回転
部材に形成することもできるが、請求項3の発明のよう
に、前記複数の基準マーカを、クランク軸と共に回転す
る第1の回転部材に形成し、前記気筒識別マーカを、前
記動弁機構のカム軸と共に回転する第2の回転部材に形
成するようにしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、本
発明が8気筒内燃エンジンに適用されたものを実施例と
して説明する。図6は、本発明に係る実施例装置の概略
構成を示し、図示しない内燃エンジンのクランク軸10
に第1の回転部材である信号板(以下、クラセン板とい
う)12が取り付けられており、これも図示しない吸気
弁や排気弁を開閉駆動する動弁機構のカム軸14に、第
2の回転部材である信号板(以下、カムセン板という)
16が取り付けられ、それぞれの軸10,14の回転と
共に、図示矢印方向に回転する。尚、クランク軸10
は、一周期2回転し、この間カム軸14は1回転し、れ
らの軸10,14は、図示しないタイミングベルトで連
結され、同期して回転している。
【0029】クラセン板12は円盤状に形成され、その
外周縁に沿って周方向4箇所均等位置に突起121〜1
24が形成されている。これらの突起は、それぞれの気
筒に対応して形成されており、例えば、突起121は、
第1気筒(#1)及び第4気筒(#4)が、突起122
は、第2気筒(#2)及び第5気筒(#5)がそれぞれ
対応している。各突起には、第1基準マーカとなるリー
ディングエッジ(121a,122a)と、第2基準マ
ーカとなるトレーリングエッジ(121b,122b)
とがステップ状に形成されている。
【0030】各突起のリーディングエッジ(121a,
122a)は、対応する気筒の第1の基準クランク角度
位置に対応した位置(例えば、対応する気筒の上死点を
基準にしてBTDC75°)に、トレーリングエッジ(121
b,122b)は、対応する気筒の第2の基準クランク
角度位置に対応した位置(例えば、BTDC5°)に形成さ
れている。
【0031】クラセン板12の各突起は、ホール素子等
から構成されるクランク角センサ(基準位置検出手段)
20によって検出され、第1の基準クランク角度位置
は、上述のリーディングエッジ(121a,122a)
に対応する立ち上がり信号により、第2の基準クランク
角度位置は、上述のトレーリングエッジ(121b,1
22b)に対応する立ち下がり信号によりそれぞれ検出
される。クランク角センサ20は、後述する電子制御装
置(ECU)40に電気的に接続されており、図7
(A)に示すように、検出した基準クランク角度位置信
号列をECU40に供給している。尚、第1の基準クラ
ンク角度位置における立ち上がり信号は、燃料噴射量や
点火時期の演算の開始信号として使用され、第2の基準
クランク角度位置における立ち下がり信号は、例えば点
火の基準タイミング信号として使用される。
【0032】カムセン板16も円盤状に形成され、その
外周縁に沿う所定位置に5個の突起161〜165が間
隔を存して形成されている。これらの突起161〜16
5は、それぞれ所定の周方向幅を有して形成されてお
り、基準クランク角度位置に対応する位置における突起
の有無によって気筒識別パターン信号列を発生させるも
のである。
【0033】より具体的には、カムセン板16の各突起
は、これもホール素子等から構成される2つのカムセン
サ(第1及び第2気筒検出手段)22,24により検出
される。2つのカムセンサ22,24は、互いに所定の
角度だけ離間して突起に近接して配設されている。2つ
のセンサ22,24の離間角度は、カムセン板16に形
成される突起の形状によって、即ち、各気筒に割り付け
る気筒識別パターン(ハイ・ロー信号列パターン)によ
っても異なるが、本実施例では(360°/気筒数)分
だけ、即ち45°だけ離間させている。各カムセンサ2
2,24は、各突起161〜165の通過に感応して図
7(B),(C)に示す気筒識別パターン信号列を出力
して、これをECU40に供給している。
【0034】ECU40は、入力信号を処理したり、外
部装置に制御信号や駆動信号を出力するI/Oインター
フエイス、本発明に係る気筒識別プログラムを実行した
り、燃料噴射制御、点火制御等の各種制御プログラムを
実行する中央演算装置、各種プログラムや制御変数等を
記憶する記憶装置等(何れも図示せず)により構成され
ている。ECU40の入力側には上述したクランク角セ
ンサ20、カムセンサ22,24が接続される他に、燃
料噴射制御や点火時期制御等の各種制御に必要なエンジ
ン運転情報を供給する各種センサが電気的に接続されて
いる。一方、ECU40の出力側には各気筒毎に配設さ
れる燃料噴射弁INJ1,INJ2,..INJ8、及び点火コイルIGN
1,IGN2,..IGN8がそれぞれ電気的に接続されており、各
燃料噴射弁は、ECU40からの駆動信号により、所定
量の燃料を各気筒に噴射供給し、各点火コイルは、EC
U40からの低圧配電により、対応する気筒内の混合ガ
スを火花点火させる高電圧を発生させる。
【0035】次に、ECU40による気筒識別手順を図
8ないし図10に示すフローチャートを参照して説明す
る。図8ないし図10のフローチャートで示す制御プロ
グラムは、エンジン始動時、イグニッションキースイッ
チがオンにされるとECU40により直ちに実行され
る。ECU40は、先ずステップS10において、クラ
ンク角センサ20からの、第1基準クランク角度位置に
対応する立ち上がり信号aiが入力したか否かを判別
し、該信号aiが入力するまで待機している。この場合
の基準クランク角度位置は何れの気筒に対応するもので
あってもよく、ECU40は、始動時に最初に検出され
る基準クランク角度位置の立ち上がり信号aiを待つこ
とになる。
【0036】立ち上がり信号aiが入力すると(ステッ
プS10の判別結果が肯定(Yes)の場合)、次にス
テップS11に進み、信号aiが入力した時点のカムセ
ンサ22,24の信号レベルを検出し、検出した信号レ
ベルを制御変数QAi,RAiにそれぞれ記憶する。具
体的には、図7(A)において、#1気筒の立ち上がり
信号a1が入力した場合には、ECU40は、第1のカ
ムセンサ22の出力信号をサンプリングして図7(B)
の図示例ではQAiにH(ハイレベル)を記憶する。同
様に、第2のカムセンサ24の出力信号をサンプリング
して図7(C)の図示例ではRAiにL(ローレベル)
を記憶することになる。
【0037】次に、ステップS12において、クランク
角センサ20からの、第2基準クランク角度位置に対応
する立ち下がり信号biが入力したか否かを判別し、該
信号biが入力するまで待機する。そして、立ち下がり
信号biが入力すると(ステップS12の判別結果が肯
定の場合)、次にステップS13に進み、信号biが入
力した時点のカムセンサ22,24の信号レベルを検出
し、検出した信号レベルを制御変数QBi,RBiにそ
れぞれ記憶する。具体的には、図7(A)において、例
えば#1気筒の立ち下がり信号b1が入力した場合に
は、ECU40は、第1のカムセンサ22の出力信号を
サンプリングして図7(B)の図示例ではQBiにH
(ハイレベル)を記憶する。同様に、第2のカムセンサ
24の出力信号をサンプリングして図7(C)の図示例
ではRBiにH(ハイレベル)を記憶することになる。
【0038】ECU40は、上述のようにして検出した
気筒識別パターン信号に基づいて図9及び図10に示す
手順により気筒を識別する。先ず、制御変数QAiに記
憶された信号レベルがHレベルであるか否かを判別し、
判別結果が肯定であれば、ステップS16に進み、今度
は制御変数RAiに記憶された信号レベルがHレベルで
あるか否かを判別する。上述の#1気筒に対する信号例
では、ステップS16の判別結果は否定(No)にな
り、ステップS18に進むことになる。
【0039】ステップS18では、第1のカムセンサ2
2の2つの制御変数QAi,QBiに記憶された信号レベ
ルが同じレベルであるか否かを判別する。上述の#1気
筒の信号例では2つの信号レベルが等しいので、結局ス
テップS19に進み、当該基準クランク角度位置に対応
する気筒は#1気筒であることが識別されることにな
る。一方、ステップS18における判別結果が否定の場
合には、ステップS20に進み、当該基準クランク角度
位置に対応する気筒は#4気筒であることが判る。
【0040】前述のステップS16における判別結果が
肯定の場合には、ステップS22に進み、やはりこのス
テップでも2つの制御変数QAi,QBiに記憶された信
号レベルが同じレベルであるか否かを判別する。同じレ
ベルでなければ、ステップS23に進んで#5気筒であ
ると識別し、同じレベルであれば、ステップS24に進
み、#2気筒であると識別する。
【0041】同様にして、ステップS15における判別
結果が否定の場合には、図10のステップS30に進
み、制御変数RAiに記憶された信号レベルがHレベル
であるか否かを判別する。この判別結果が否定の場合に
は、ステップS32に進み、第1のカムセンサ22の2
つの制御変数QAi,QBiに記憶された信号レベルが同
じレベルであるか否かを判別する。2つの信号レベルが
等しい場合には、結局ステップS33に進み、当該基準
クランク角度位置に対応する気筒は#8気筒であると識
別される。一方、ステップS32における判別結果が否
定の場合には、ステップS34に進み、当該基準クラン
ク角度位置に対応する気筒は#6気筒であると判定す
る。
【0042】前述のステップS30における判別結果が
肯定の場合には、ステップS36に進み、やはりこのス
テップでも2つの制御変数QAi,QBiに記憶された信
号レベルが同じレベルであるか否かを判別する。同じレ
ベルでなければ、ステップS38に進んで#3気筒であ
ると識別し、同じレベルであれば、ステップS39に進
み、#7気筒であると識別する。
【0043】いま、上述のステップS11,13で検出
された、第1カムセンサ22の2つの信号レベルがH,
Hである場合、これを"A"と表記し、L,Lの場合に
は"B"と、H,Lの場合、これを"C"と、L,Hの場
合、これを"D"とそれぞれ表記することにし、第2カム
センサ24の2つの信号レベルについても上述と同様に
表記することにすると、上述した図9及び図10での気
筒識別の論理関係は表6に示すように纏めることができ
る。表6から明らかなように、例えば#1気筒は、「A
D」の組み合わせから識別でき、#2気筒は、「AA」
の組み合わせから識別できることが判る。そして、表6
に示す気筒識別パターンの組み合わせは、重複がなく一
義的論理関係にあることが判る。
【0044】
【表6】
【0045】以上の通り、本発明に依れば、クランク角
センサ20によって始動開始直後に検出された基準クラ
ンク角度位置において、その基準クランク角度位置に対
応する気筒が確実に検出することができる。従って、E
CU40は、第2の基準クランク角度位置を検出した時
点で、当該気筒の点火コイルに駆動信号を出力すること
ができ、きわめて始動性のよいエンジン特性を得ること
ができる。
【0046】尚、上述した気筒に割り付けられた気筒識
別パターンと気筒との論理関係を表7のようにマップに
してECU40に記憶しておけば、上述した図9及び図
10に示す手順で気筒識別する必要もなく、記憶装置に
記憶されるマップから気筒を識別することもできる。こ
の場合、上述の図9及び図10のフローチャートに代え
て図11のフローチャートを実行すればよく、図8のス
テップS11,13において、カムセンサ22,24の
出力レベルを検出した後、図11のステップS40に進
み、制御変数QAi,QBi,RAi,RBiに記憶された信
号レベルに応じて該当する気筒(マップ値)を読み出
す。尚、表7においても信号QAi,QBiに記憶された
信号レベルがH,Hの場合には”A”と表記され、以下
上述したと同様にL,Lの場合には、”B”、H,Lの
場合には、”C”、L,Hの場合には、”D”と表記さ
れている。RAi,RBiの信号レベルの組み合わせの場
合にも同様に表記してある。例えば、第1カムセンサ2
2の信号レベルの組み合わせが”A”で、第2カムセン
サ24の信号レベルの組み合わせが”A”である場合、
#2気筒を識別し、マップ値として#2を読み出す。
【0047】そして、ステップS42に進み、読み出し
たマップ値が”NUL”であるか否かが判別される。読
み出したマップ値が”NUL”である場合、即ち、制御
変数QAi,QBi,RAi,RBiに記憶された信号レベル
関係からは、該当する気筒が見つからなかった場合に
は、ノイズ等に起因する誤検出やセンサ故障等が考えら
れ、この場合(ステップS42の判別結果が肯定の場
合)、再度スタートに戻って気筒識別をやり直す。
【0048】このように、論理関係を割り付けたマップ
を用いることによって、極めて簡便な気筒識別を行うこ
とができる。
【0049】
【表7】
【0050】上述の実施例では、2つのカムセンサ2
2,24を45°だけ離間させた位置に配設したが、カ
ムセン板として図6に示す形状のものを使用し、気筒識
別パターン信号列として図7(B)に示すようなパター
ンであれば、2つのセンサの位置関係は、上述した関係
のものに限定されず、(360°/気筒数)の奇数倍に
なる位置関係に配設すれば、上述した実施例と同じよう
に気筒の識別が可能である。例えば、2つのカムセンサ
22,24を135°(45°の3倍)離間してカムセ
ン板16に配置したとすると、その気筒識別パターン信
号列は、表6と同じように表すと表8のように表すこと
ができる。
【0051】
【表8】
【0052】上表8には何れの気筒に対しても異なる気
筒識別パターン信号が組み合わされており、このような
カムセンサの位置関係でも気筒識別が可能であることが
判る。一方、2つのセンサ22,24を45°の偶数倍
の角度、例えば90°だけ離間して配置すると、2つの
センサにより検出される気筒識別パターン信号列と識別
されるべき気筒との関係は、表9のようになる。
【0053】
【表9】
【0054】上表9から明らかなように、複数の気筒に
対して同じ気筒識別パターン信号の組み合わせが割り付
けられており、このようなセンサの配置では気筒識別を
行うことができない。しかしながら、カムセン板16に
形成させる気筒識別マーカに依っては、カムセンサ2
2,24を45°の偶数倍の角度(例えば、90°)だ
け離間させて配置した場合には気筒識別が可能である
が、奇数倍の角度(例えば、45°)だけ離間させて配
置した場合には気筒識別ができないこともある。表1
0,表11は、そのような例を示しており、表10では
2つのセンサが90°だけ離間して配置されている例を
示し、この場合には何れの気筒に対しても異なる気筒識
別パターン信号が組み合わされていることが判る。一
方、表11では、2つのセンサを45°だけ離間させた
場合を示し、複数の気筒に対して同じ気筒識別パターン
信号が割り付けられており、気筒識別ができないことが
判る。従って、2つのカムセンサの配置は、カムセン板
に形成される気筒識別マーカに応じて適宜決定され、
又、センサを配置する空間的な制限等を考慮して適宜位
置に配設すればよい。
【0055】
【表10】
【0056】
【表11】
【0057】又、上述の実施例では8気筒内燃エンジン
に本発明装置が適用されたが、本発明は8気筒エンジン
に限定されず、種々の気筒数のエンジン、例えば6気筒
や12気筒エンジン等にも適用できる。更に、実施例で
はクランク角センサやカムセンサとしてホール式のセン
サを使用したが、本発明装置はこれに限定されず、電磁
ピックアップ式のものでも光電式のものでも良い。又、
信号板としては、採用するセンサに対応して適宜選択さ
れ、光電式のものでは円盤にスリットを設けたものがよ
く、その場合、気筒識別パターン信号は、スリット幅を
適宜設定し、光の透過が可能か否かで2値信号が得られ
る。
【0058】更に又、上述の実施例ではクラセン板とカ
ムセン板とを別体に設けたが、クラセン板に設けた基準
マーカをカムセン板に設けるようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
依れば、内燃エンジンと共に回転する回転部材に形成さ
れ、各気筒の基準クランク角度位置に対応する位置に設
けられた複数の基準マーカと、前記回転部材又はこの回
転部材と同期して回転する別の回転部材に形成され、各
気筒の基準クランク角度位置に対応する位置に、各気筒
に割付られた気筒識別パターン信号を出力可能に設けら
れた複数の気筒識別マーカと、基準マーカを検出する基
準位置検出手段と、該基準位置検出手段が基準マーカを
検出した時点における気筒識別マーカを検出して該当す
る気筒に割付られた気筒識別パターン信号を出力する第
1気筒検出手段と、前記回転部材又は前記別の回転部材
に対して前記第1気筒検出手段と所定の角度だけ離間し
て配設され、基準位置検出手段が基準マーカを検出した
時点における、第1気筒検出手段が検出した気筒識別マ
ーカとは別の気筒識別マーカを検出して該当する気筒に
割付られた気筒識別パターン信号を出力する第2気筒検
出手段と、第1気筒検出手段及び第2気筒検出手段が出
力した2つの気筒識別パターン信号に基づき、基準位置
検出手段が検出した基準マーカに対応する気筒を識別す
る気筒識別手段とを備えて構成したので、基準位置検出
手段が始動直後に最初に基準マーカを検出した時点で、
検出した基準マーカに対応する気筒を識別することがで
き、気筒を識別した時点で各気筒毎の正規の点火時期制
御や燃料噴射制御を開始させることができる。
【0060】請求項2の発明の各基準マーカは、各気筒
の第1の基準クランク角度位置に対応する第1基準マー
カと、第2の基準クランク角度位置に対応する第2基準
マーカとを備え、前記第1気筒検出手段及び第2気筒検
出手段は、前記基準位置検出手段が第1基準マーカ及び
第2基準マーカを検出したそれぞれの時点における気筒
識別マーカを検出して該当する気筒に割り付けられた気
筒識別パターン信号を出力することを特徴とするので、
理論上16気筒までのエンジンの気筒識別を、始動後最
初に検出した基準マーカの検出時点で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の4気筒内燃エンジンの気筒識別方法を説
明するための、基準クランク角度位置信号列と、カムセ
ンサからの気筒識別パターン信号列の関係を示す、信号
波形図である。
【図2】従来の6気筒内燃エンジンの気筒識別方法を説
明するための、基準クランク角度位置信号列と、カムセ
ンサからの気筒識別パターン信号列の関係を示す、信号
波形図である。
【図3】従来の8気筒内燃エンジンの気筒識別方法を説
明するための、基準クランク角度位置信号列と、カムセ
ンサからの気筒識別パターン信号列の関係を示す、信号
波形図である。
【図4】従来の8気筒内燃エンジンの別の気筒識別方法
を説明するための、基準クランク角度位置信号列と、2
つのカムセンサからの気筒識別パターン信号列の関係を
示す、信号波形図である。
【図5】従来の8気筒内燃エンジンの又別の気筒識別方
法を説明するための、基準クランク角度位置信号列と、
カムセンサからの気筒識別パターン信号列の関係を示
す、信号波形図である。
【図6】本発明に係る多気筒内燃エンジンの気筒識別装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明装置による気筒識別方法を説明するため
の、基準クランク角度位置信号列と、2つのカムセンサ
からの気筒識別パターン信号列の関係を示す、信号波形
図である。
【図8】本発明装置による気筒識別手順を説明するため
のフローチャートの一部である。
【図9】図8に続く、気筒識別手順を説明するためのフ
ローチャートの一部である。
【図10】図9に続く、気筒識別手順を説明するための
フローチャートの残部である。
【図11】本発明に係る気筒識別手順の別の態様を示
し、図8に続き、図9及び図10のフローチャートに代
えて実行されるフローチャートである。
【符号の説明】
10 クランク軸 12 クラセン板(回転部材) 121〜124 突起(基準マーカ) 14 カム軸 16 カムセン板(回転部材) 161〜165 突起(気筒識別マーカ) 20 クランク角センサ(基準位置検出手
段) 22,24 カムセンサ(第1及び第2の気筒検出
手段) 40 電子制御装置(ECU、気筒識別手
段) INJ1〜INJ8 燃料噴射弁 IGN1〜IGN8 点火コイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃エンジンと共に回転する回転部材に
    形成され、各気筒の基準クランク角度位置に対応する位
    置に設けられた複数の基準マーカと、 前記回転部材又はこの回転部材と同期して回転する別の
    回転部材に形成され、各気筒の前記基準クランク角度位
    置に対応する位置に、各気筒に割付られた気筒識別パタ
    ーン信号を出力可能に設けられた複数の気筒識別マーカ
    と、 前記基準マーカを検出する基準位置検出手段と、 該基準位置検出手段が基準マーカを検出した時点におけ
    る気筒識別マーカを検出して該当する気筒に割付られた
    気筒識別パターン信号を出力する第1気筒検出手段と、 前記回転部材又は前記別の回転部材に対して前記第1気
    筒検出手段と所定の角度だけ離間して配設され、前記基
    準位置検出手段が前記基準マーカを検出した時点におけ
    る、前記第1気筒検出手段が検出した気筒識別マーカと
    は別の気筒識別マーカを検出して該当する気筒に割付ら
    れた気筒識別パターン信号を出力する第2気筒検出手段
    と、 前記第1気筒検出手段及び第2気筒検出手段が出力した
    2つの気筒識別パターン信号に基づき、前記基準位置検
    出手段が検出した基準マーカに対応する気筒を識別する
    気筒識別手段とを備えてなることを特徴とする多気筒内
    燃エンジンの気筒識別装置。
  2. 【請求項2】 前記各基準マーカは、各気筒の第1の基
    準クランク角度位置に対応する第1基準マーカと、第2
    の基準クランク角度位置に対応する第2基準マーカとを
    備え、前記第1気筒検出手段及び第2気筒検出手段は、
    前記基準位置検出手段が第1基準マーカ及び第2基準マ
    ーカを検出したそれぞれの時点における気筒識別マーカ
    を検出して該当する気筒に割り付けられた気筒識別パタ
    ーン信号を出力することを特徴とする、請求項1記載の
    多気筒内燃エンジンの気筒識別装置。
  3. 【請求項3】 前記内燃エンジンは、クランク軸と、カ
    ム軸を有する動弁機構とを備え、前記複数の基準マーカ
    は、クランク軸と共に回転する第1の回転部材に形成さ
    れ、前記複数の気筒識別マーカは、前記カム軸と共に回
    転する第2の回転部材に形成されていることを特徴とす
    る、請求項1又は2記載の多気筒内燃エンジンの気筒識
    別装置。
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