JP3089917U - 焼き調理及び揚げ調理両用鍋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼き機能（油なし調理）及び揚げ機能を有
し、一台の器具に２種類の使用性を有し、使用者の経済
的負担を軽減できると共に、占用する空間を節約でき、
収納に便利する、焼き調理及び揚げ調理の両用鍋を提供
する。 【解決手段】 上部が開口状を呈すると共に、上カバー
を有する本体と、前記本体の内部に配置される鍋体と、
前記鍋体の内部に配置される電熱管と、前記上カバーの
内側に配置されるファンとを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、焼き調理及び揚げ調理両用鍋に係わり、特に焼き機能と揚げ機能と を有し、一台の器具が２つの用途を使用できる焼き調理及び揚げ調理両用鍋に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

社会の進歩に従って、人間の生活のステップが快速的になってゆき、生活効率 を講じる現代では従来の単一性の用品は設計では既に現代のクライアントのニー ズに応じれなくなり、だんだんリタイヤされてしまい、そのため、各式の家庭用 品と付属器具が業者によって次々へと開発されてくる。

【０００３】 しかしながら、従来の鍋製品の中で依然として焼き機能と揚げ機能とを兼ねて 備える製品が見られなく、焼き調理と揚げ調理とが食品を料理する慣用のほうほ うであるので、使用者は同時に二種類のそれぞれ異なる用途の鍋（例えば焼きス トーブと揚げ用鍋）を購入する必要があり、それらをそれぞれ焼き調理と揚げ調 理の用途に使用する。こうする場合では使用者の経済的負担を増加すると共に、 二種類の異なる鍋が大きいほうの空間を占用するようになるため収納するには大 した不便をもたらす。

【０００４】 そのため、前記から分かるように、前記の従来の鍋が実際に使用の場合では明 らかにその不便さと欠点を有し、改善される必要がある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、焼き機能（油なし調理）及び揚げ機能を有し、一台の器具に２種類 の使用性を有し、使用者の経済的負担を軽減できると共に、占用する空間を節約 でき、収納に便利する、焼き調理及び揚げ調理の両用鍋を提供することをその主 要な目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は、上部が開口状を呈すると共に、上カバー を有する本体と、前記本体の内部に配置される鍋体と、前記鍋体の内部に配置さ れる電熱管と、前記上カバーの内側に配置されるファンとを具備することを特徴 とする、焼き調理及び揚げ調理の両用鍋を提供する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１と図２に示すように、本考案は焼き調理及び揚げ調理両用鍋を提供し、そ れには本体１０と鍋体２０と電熱管３０とモータ４０と羽根車５０とからなり、 そのうち、本体１０は上部が開口状を呈する中空状ケーシングであり、本体１０ の上部に上カバー１１が設けられ、上カバー１１の一側がヒンジ１２を介して本 体１０に蝶番され、上カバー１１を引き上げ及びカバーである動作を実行できる ようにならせる。上カバー１１の内側にカバープレート１３が固定され、カバー プレート１３と上カバー１１との間にモータを収納する収納空間１４が形成され る。本体１０の側壁に凹口１５が形成され、凹口１５の底部に第一下方コネクタ １６が配置され、また、本体１０の内部の底部にオーバーヒート保護温度制御装 置１７と温度コントローラ１８とが設けられ、第一下方コネクタ１６がオーバー ヒート温度制御装置１７と温度コントローラ１８と電気的に接続される。

【０００８】 鍋体２０は金属などの耐高温の材料によって製造されるものであり、それは上 部が開口状を呈する中空状鍋体であり、鍋体２０の上部の縁部にフランジ２１が 形成され、鍋体２０が本体１０の内部の適当な高さの箇所に位置決められる。

【０００９】 電熱管３０が鍋体２０の内部の底部近傍に設けられ、電熱管３０が予めパネル ６０に固定され（図５参照）、パネル６０の外形と本体１０の側壁の凹口１５と 対応しあい、パネル６０が凹口１５に嵌挿され、且つパネル６０の底部に第一上 方コネクタ６１が設けられ、第一上方コネクタ６１とパネル６０の内部のコント ロールサーキット（図示せず）と電気的に接続され、第一上方コネクタ６１と第 一下方コネクタ１６とが相互に嵌挿され、オーバーヒット保護温度制御装置１７ と温度コントローラ１８とコントロールサーキットとを電気的に接続し、オーバ ーヒート温度保護制御装置１７と温度コントローラ１８によって電熱管３０の加 熱温度を制御する。

【００１０】 パネル６０の上部に第二下方コネクタ６２が設けられ、第二下方コネクタ６２ とパネル６０の内部のコントロールサーキット（図示せず）と電気的に接続し、 また、上カバー１２には第二上方コネクタ１９（図４参照）が設けられ、第二上 方コネクタ１９とモータ４０と電気的に接続され、第二上方コネクタ１９と第二 下方コネクタ６２とが相互に嵌挿され、モータ４０とコントロールサーキットと を電気的に接続する。

【００１１】 モータ４０が上カバー１１の内側の収納空間１４に配置されると共に、ネジ螺 着などの方式によって適当に固定され、モータ４０の動力出力軸４１（図３参照 ）が下向いてカバープレート１３に予め形成される穿孔１３１を貫通し、鍋体２ ０の上方まで延びる。

【００１２】 羽根車５０の中心孔５１がモータ４０の動力出力軸４１に外嵌され、動力出力 軸４１が中心孔５１を貫通してから取り付けナット５２を螺着し、これによって ファンを形成する。羽根車５０が取り外し可能に動力出力軸４１に固定されると 共に、モータ４０によって羽根車５０を駆動して旋回させる。

【００１３】 鍋体２０の内部に揚げ用網７０が配置され、揚げ用網７０が金属などの耐高温 の材料によって製造され、それは上部が開口状を呈する中空状体であり、揚げ用 網７０には網孔７１が形成され、揚げ用網７０が電熱管３０の上方の適当な高さ の箇所に配置され、且つ揚げ用網７０の一側に取っ手７２が設けられ、取っ手７ ２がパネル６０における予め形成される凹槽６３に合わせられる。前記の構成に よって本考案の焼き調理及び揚げ調理両用鍋を形成する。

【００１４】 本考案によって焼き調理をする場合、ファン５０を取り付ける必要があり、鍋 体２０には油を入れる必要がなく、機能がオーブンのようであり、食品を鍋体２ ０の内部に置くと共に、上カバー１１を覆い、それから電熱管３０とモータ４０ と羽根車５０とを起動し、電熱管３０の生成する高温が直接的に食品に伝えられ ると共に、電熱管３０の生成する高温空気も羽根車５０の吹付けにより高温空気 を鍋体２０の内壁に沿って上向いて流動させ、循環流動する高温空気を形成し、 内部の食品に対し加熱焼き調理をし、料理が出来上がるまで調理する。

【００１５】 そして、本考案によって食品を揚げる場合、ファン５０を取り外し、且つ鍋体 ２０に適当な油を注入し、食品を鍋体２０の内部の揚げ用網７０に置き、それか ら電熱管３０によって高温を生成し、食品を揚げる操作を実行し、機能が一般の 揚げ調理用鍋と全く同じである。

【００１６】 焼き調理の場合では、ファンを取り付けているから、その調理する効果と時間 と味わいとが油揚げ調理の場合と全く同様であり、油によって揚げる必要がない ため、食品が脂っこくなく、人体健康に悪影響を及ぼさない。且つ本考案の場合 では食品を鍋の内部に密封し、且つ電熱管３０の生成する高温がファンによって 吹き付けられ、流動する循環を形成するので、食品を均一的且つ快速的に加熱で き、食品を調理する時間を大幅に短縮できる。

【００１７】 本考案は、焼き調理（油なし調理）と油揚げ調理の機能を有し、一台の器具に 二種類の用途を提供でき、そのため、使用者は同時に二種類の異なる用途の鍋を 購入する必要がなく、使用者の経済的負担を軽減できると共に、占用スペースを 節約でき、収納に便利で、現代人の要求を満たすことができる。

【００１８】 また、図６に示すように、本考案のファンの羽根車５０として取り外し可能な 設計を採用するほか、当該ファンも固定式のデザインを採用でき、即ち、羽根車 ５０を取り外し不能になるように動力出力軸４１に固定し、このような実施の形 態の場合では、食品を揚げようとする場合、羽根車５０を取り外す必要がなく、 単に当該羽根車５０の外部に金属カバー８０を付ければよく、金属カバー８０が 係合またはネジによる螺着などの取り外し可能な方式によって上カバー１１の内 側のカバープレート１３に固定し、食品を焼き調理しようとする場合、金属カバ ー８０を取り外す必要がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を示す分解斜視図である。

【図２】本考案を示す断面図である。

【図３】本考案の取り外し可能なファンを示す斜視図で
ある。

【図４】本考案の上カバーの他の角度より観察する斜視
図である。

【図５】本考案のパネルの他の角度より観察する斜視図
である。

【図６】本考案の他の実施例を示す断面図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ 上カバー １２ ヒンジ １３ カバープレート １４ 収納空間 １５ 凹口 １６ 第一下方コネクタ １７ オーバーヒート保護温度制御装置 １８ 温度コントローラ １９ 第二上方コネクタ ２０ 鍋体 ２１ フランジ ３０ 電熱管 ４０ モータ ４１ 動力出力軸 ５０ 羽根車 ５１ 中心孔 ５２ 取り付けナット ６０ パネル ６１ 第一上方コネクタ ６２ 第二下方コネクタ ６３ 凹槽 ７０ 揚げ用網 ７１ 網孔 ７２ 取っ手 ８０ 金属カバー

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部が開口状を呈すると共に、上カバー
   を有する本体と、 前記本体の内部に配置される鍋体と、 前記鍋体の内部に配置される電熱管と、 前記上カバーの内側に配置されるファンとを具備するこ
   とを特徴とする焼き調理及び揚げ調理両用鍋。
2. 【請求項２】 前記本体の側壁に凹口が形成され、当該
   凹口の底部に第一下方コネクタが設けられ、前記本体の
   内部の底部にオーバーヒート保護温度制御装置と温度コ
   ントローラが設けられ、前記電熱管がパネルに固着さ
   れ、当該パネルが前記凹口に嵌め込まれ、前記パネルの
   底部に第一上方コネクタが設けられ、前記第一上方コネ
   クタと前記第一下方コネクタとが相互に嵌挿されること
   を特徴とする請求項１に記載の焼き調理及び揚げ調理両
   用鍋。
3. 【請求項３】 前記パネルの上面部に第二下方コネクタ
   が配置されると共に、前記上カバーに第二上方コネクタ
   が配置され、前記第二上方コネクタと前記第二下方コネ
   クタとが相互に嵌挿されることを特徴する請求項１に記
   載の焼き調理及び揚げ調理両用鍋。
4. 【請求項４】 前記上カバーの一側がヒンジによって本
   体に蝶番されることを特徴とする請求項１に記載の焼き
   調理及び揚げ調理両用鍋。
5. 【請求項５】 前記鍋体の内部に揚げ用網が配置され、
   当該揚げ用網の上部が開口状を呈し、当該揚げ用網が前
   記電熱管の上方に配置され、当該揚げ用網の一側に取っ
   手が設けられることを特徴とする請求項１に記載の焼き
   調理及び揚げ調理両用鍋。
6. 【請求項６】 前記ファンとして取り外し可能なファン
   を採用し、当該ファンが取り外し可能に前記上カバーの
   内側に配置されることを特徴とする請求項１に記載の焼
   き調理及び揚げ調理両用鍋。
7. 【請求項７】 前記取り外し可能なファンにはモータと
   羽根車とを備え、前記上カバーの内側にカバープレート
   が配置され、カバープレートと上カバーの間に収納空間
   を有し、前記モータが前記収納空間内に固定され、前記
   モータの動力出力軸が前記カバープレートを貫通して鍋
   体の上方まで延伸し、前記羽根車が中心孔を前記モータ
   の動力出力軸に外嵌し、前記動力出力軸には取り付け用
   ナットが螺着され、前記羽根車が取り外し可能に前記動
   力出力軸に取り付けられることを特徴とする請求項１に
   記載の焼き調理及び揚げ調理両用鍋。
8. 【請求項８】 前記ファンの外部に金属カバーがカバー
   され、当該金属カバーが取り外し可能に前記上カバーの
   内側に固着されることを特徴とする請求項１に記載の焼
   き調理及び揚げ調理両用鍋。