JP3089779U - メンコ玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】新しいタイプのメンコ玩具の攻撃力と防御力を
向上させることができるメンコ玩具の提供。 【解決手段】略方形で、略扁平な形状を有し、表面には
キャラクターやゲーム進行用のデータ等が記載されたシ
ール等の表示手段が貼付され、裏面部には複数の凹部９
が構成され、該凹部９には適宜の重錘部材２を係合可能
とするとともに、上記方形をなすメンコ本体１ａの各辺
の中央部に付加部材ａを着脱自在に設けた。また、付加
部材ａはブロック状なので、変形しにくい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はメンコ玩具に関する。

【０００２】

【従来技術】

最近、メンコ玩具として、実用新案登録第３０８１２０７号に係る登録実用新 案公報に示されるように、略方形で、平べったい形状を有し、表面にはキャラク ターやゲーム進行用のデータ等が記載されたシール等の表示手段が貼付され、裏 面部には、複数の凹部が構成され、該凹部に適宜の重錘部材を係合可能なものが 提案されている。

【０００３】 これらのメンコ玩具は従来のものとは異なり、本体が合成樹脂製で頑丈であり 、厚く、重く構成されているので、相手に対する衝撃力や相手からの防御力も大 幅に向上している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のものに比べて相対的に攻撃力や防御力がアップしても、 新しいメンコ玩具同士では攻撃力や防御力が拮抗することになるので、さらに攻 撃力や防御力を向上させたいという要望があった。

【０００５】 本考案は上記問題点を解消し、新しいタイプのメンコ玩具の攻撃力と防御力を 向上させることができるメンコ玩具を提供することをその課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案に係るメンコ玩具は、略方形で、略扁平な形 状を有し、表面にはキャラクターやゲーム進行用のデータ等が記載されたシール 等の表示手段が貼付され、裏面部には複数の凹部が構成され、該凹部には適宜の 重錘部材を係合可能とするとともに、上記方形をなす各辺の中央部に付加部材を 着脱自在に設けたことを特徴とする。

【０００７】 なお、前記付加部材はブロック状に形成するのが好ましい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１において符号１はメンコ玩具を示す。このメンコ玩具１は図２に示される ように、メンコ本体１ａと錘部材２と表裏のカバー材３ａ、３ｂ、３ｃとから構 成されている。

【０００９】 メンコ本体１ａは合成樹脂からなる一辺が７０ｍｍ程度の正方形の板状体で、 図２及び図３に示されるように、表側の四隅には表側のカバー材３ａ、３ｂの係 止溝５が形成されている。この係止溝５はメンコ本体１ａの面に沿って開口して いる。

【００１０】 また、メンコ本体１ａには４個の錘部用取付用の凹部９が形成されている。各 凹部９は錘部材２を着脱できるように構成されている。すなわち、凹部９は裏側 には対向する側に１対の張り出し部１０を有し、表側には上記張り出し部１０を 含む大きさの円形の開口部を形成し、この開口部を表側に形成されたブリッジ部 １１で閉じた形状となっている。

【００１１】 裏側の各辺の中央部には凸部６が形成されている。凸部６は表裏両側に形成さ れている。

【００１２】 錘部材２は、合成樹脂、木、金属等から構成され、上記凹部９の裏側の形状と ほぼ同じ外形を有し、上記凹部９に裏側から嵌まり合う程度の大きさであり、そ の両側には上記凹部９の張り出し部１０に対応する耳片１２を備えている。また 、中央部にはＴ字形のスリット１３が貫通形成されている。

【００１３】 表側のカバー材３ａ、３ｂはキャラクターや適宜の図柄が印刷表示された紙製 のラベルカバーと透明なプラスチックカバー材とから構成されている。各カバー 材３ａ、３ｂはほぼ正方形に形成されている。

【００１４】 なお、表側のカバー材３ｂの表面にはキャラクターやゲーム進行用のデータ等 が記載されたシール等の表示手段が表示されている。

【００１５】 次に、上記各部材からメンコ玩具を組み立てるときは、まずメンコ本体１ａの 裏側の凹部９に図２のように錘部材２を嵌めこむ。そして、図２に示すように錘 部材２のスリット１３にコイン等を係合した後に回転させると、図３のように耳 片１２は２個の張り出し部１０の間に移動するから、裏側から脱落することはな い。また、表側にはブリッジ部１１が形成されているから、表側からも脱落する ことがない。したがって、錘部材２は凹部９に保持される。次に、メンコ本体１ ａの表側にラベルカバー３ｂとカバー材３ａとを重合させて当て、ラベルカバー ３ｂの隅部を図1に示すようにメンコ本体１ａの係止溝５に係止させる。なお、 裏側にも、表側のカバー材と同様にして裏側カバーを装着するようにしてもよい 。

【００１６】 次に、各辺の中央部の凸部６に付加部材を装着する。付加部材ａは図２に示さ れるように、金属又は合成樹脂からブロック状に形成され、Ｃ字形の断面を有す る係合溝１４を有するとともに、外面には適宜の凹凸１５が形成されている。係 合溝１４の一端は閉じている。また、係合溝１４の開口幅はメンコ本体１ａの辺 の厚さとほぼ同じとする。付加部材ａをメンコ本体１ａの凸部６に装着するとき は、付加部材ａの係合溝１４内にメンコ本体１ａの辺を噛ませるように挿入させ た後に、付加部材ａを辺に沿ってスライドさせ、凸部６に係合溝１４を係合させ ればよい。係合溝１４の端部は閉じているので、付加部材ａは閉じ部分に当たれ ばそれ以上はスライドしない。これにより、図1又は図４に示すメンコ玩具１の 組み立てが完成する。

【００１７】 メンコ玩具１を分解するときは、表裏のカバー材３ａ、３ｂを外し、錘部材２ を逆側に回して取り外せばよい。付加部材ａも上述と逆に動かせば外れる。

【００１８】 ところで、上記メンコ玩具１は図５に示すような専用の競技板１６の上で遊ぶ のが好ましい。この場合、競技板１６は弾性を有する材質のものを選択し、その 大きさは各辺がメンコ玩具１の各辺の長さの約１２倍程度にするのが好ましい。 弾性を有する競技板１６上に打ちつけることにより、メンコ玩具１自体は破損し にくくなり、また競技板１６の弾性を利用することにより相手方のメンコ玩具１ をひっくり返したり、競技板１６の外に飛ばしたりすることが比較的容易にでき る。

【００１９】 次に、前記メンコ玩具を用いて競技するにあたっては、先攻の競技者は競技板 １６上に置かれたメンコ玩具１に自分の手持ちの任意のメンコ玩具１を選び、従 来のメンコと同じように打ちつける。相手のメンコ玩具１を裏返したり、弾き飛 ばしたりすることによりポイントを取得でき、加えて表面に示されたデータを利 用してゲームを面白く進行させるというような、一定のルールの下で行なうのが 好ましい。

【００２０】 上記構成のメンコ玩具によれば、付加部材ａを付加したことにより、全体の重 量が重くなり、メンコ本体１ａの辺から外方に少し突出するから、裏返しにされ にくい。したがって、安定性が増し、防御力がアップする。

【００２１】 逆に、上記メンコ玩具で攻撃するときは、付加部材ａが各辺の中央にあるので 、この付加部材ａを利用して相手のメンコ玩具にぶつけることができるので、衝 撃力が増大する。したがって、相手のメンコ玩具を裏返しにしやすいから、攻撃 力もアップする。

【００２２】

【考案の効果】

請求項１に係る考案によれば、付加部材を付加したことにより、全体の重量が 重くなり、メンコ本体の辺から外方に少し突出するから、裏返しにされにくい。 したがって、安定性が増し、防御力がアップする。また、上記メンコ玩具で攻撃 するときは、付加部材が各辺の中央にあるので、この付加部材を利用して相手の メンコ玩具にぶつけることができるので、衝撃力が増大する。したがって、相手 のメンコ玩具を裏返しにしやすいから、攻撃力もアップする。

【００２３】 さらに、付加部材は着脱できるので、付加部材を付加できる数や位置などにつ いていろいろなルールを設定できるから、遊びの面白さも深まる。

【００２４】 請求項２に係る考案によれば、付加部材はブロック状なので、変形しにくく、 取り扱いも容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るメンコ玩具の斜視図

【図２】上記メンコ玩具の一部の分解斜視図

【図３】メンコ本体の平面図

【図４】メンコ本体の斜視図

【図５】メンコ玩具と競技板を示す斜視図

【符号の説明】

１ メンコ玩具 １ａ メンコ本体 ａ 付加部材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略方形で、略扁平な形状を有し、表面に
   はキャラクターやゲーム進行用のデータ等が記載された
   シール等の表示手段が貼付され、裏面部には複数の凹部
   が構成され、該凹部には適宜の重錘部材を係合可能とす
   るとともに、上記方形をなす各辺の中央部に付加部材を
   着脱自在に設けたことを特徴とするメンコ玩具。
2. 【請求項２】 前記付加部材をブロック状に形成した、
   請求項１記載のメンコ玩具。