JP3089186U - 手指部機能訓練用具 - Google Patents

手指部機能訓練用具

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雄文 渡邊
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株式会社オフィス・インテグラル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】介助人の助けを借りることなく、患者自身が容
易に取り扱うことができて、手指部の機能回復訓練を容
易に行うことのできる手指部機能訓練用具を実現する。 【解決手段】柔軟なシートに、日常手作業を模擬するこ
とのできる疑似具を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は手指部が不自由になった人あるいは幼児などのための手指部機能訓練 用の用具に関するものである。 なお、以下では手指部が不自由になった人を対象とした手指部機能訓練を例に とって説明してある。
【0002】
【従来の技術】
脳梗塞などを患った場合、手指部が不自由になることがある。不自由になった 手指部の機能を回復させるための機能訓練は、通常看護婦や介護人あるいは機能 回復訓練の専門家などの助けを借りているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、常時患者に付き添って機能回復訓練を行うことには無理があり 、十分な訓練がなされていないのが実状である。 在宅療養中の場合は家族の者が不在となることが多く、また病院などの施設に おいても人手不足で患者を個別に十分に訓練することは難しい。 また、他人の介助を待って行う機能回復訓練では患者の希望する時刻と必ずし も一致しないとか、介助に難色を示すとかの問題もあった。
【0004】 本考案の目的は、このような課題を解決するもので、介助人の助けを借りるこ となく、機能訓練を行う患者自身にも取り扱いが簡単であって、手指部の機能訓 練を容易に行うことのできる手指部機能訓練用具を実現しようとするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の考案は、 柔軟なシートに、日常手作業を模擬することのできる疑似具を設けてなること を特徴とする。
【0006】 日常手作業を模擬することのできる疑似具をシート上に設けてあるため、手指 部が不自由な患者はこの疑似具を使って、居ながらにして容易に手指部の機能回 復訓練を行うことができる。
【0007】 この場合、シートは請求項2のように布あるいは革などの素材で形成された柔 らかいシートであり、また疑似具としては、請求項3のように、上着のチャック の開け閉めや、シャツのボタンの止め外し、靴紐の縛りとほどき、ホックの止め 外しなどを行うことができる疑似具である。
【0008】 また、請求項4のように、シートを複数枚横一列あるいは上下左右に連結して もよい。また、請求項5のように、シートを複数枚積み重ね、本のように一辺を 共通に連結してもよい。 さらに、請求項6のように、疑似具は適宜の部位をシートに固定しておいても よい。このように固定しておくと、訓練作業中や持ち運びの際に疑似具がシート から外れ、散逸したり、紛失したりするのを防止することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案に係る手指部機能訓練用具の一実施例を示す要部構成図である。 図において、1は布または革あるいは樹脂などの素材で形成された比較的柔軟な シート、2は上着やシャツのボタンやファスナーの掛け締めなどのような日常手 作業を模擬した疑似具である。図では、疑似具として半袖上着を例にとって示し てある。
【0010】 なお、シート1の大きさは手指の不自由な患者にも取り扱いが簡単で訓練も容 易に出来る程度の大きさ、例えば膝の上に広げて行える程度の大きさであるのが 望ましい。また、シート1の形状は正方形あるいは長方形などの四角形が望まし い。
【0011】 疑似具2は、ファスナー3により中央が左右に開閉する前開きの半袖上着であ る。この上着の左右の胸ポケット部にはポケットの蓋4があり、蓋4の中央部は ホック5により上着2にホック止めできるようになっている。
【0012】 なお、この半袖上着は表側だけであり背側はない。そして上着2はシート1か ら離れないように、例えば上着の脇・袖の脇部6がシート1に縫い付けてある。 したがって、ファスナー3を開いても上着2がシート1から離れることはない。 また、蓋4もホックを外したときに上着2から離れないように蓋4の例えば上 辺部は上着2に縫い付けてある。 なお、この半袖上着はミニチュアサイズであるが、ファスナーやホックは実寸 大の実物が用いられている。
【0013】 このように形成された疑似具を用いれば、患者はあたかも実際の上着のファス ナーやホックの取り外しを行っている感覚で手指部の機能回復訓練ができる。 また、シート1、上着2、蓋4は柔らかい布または皮などで形成されているた め、患者は手指部を損傷する恐れもなく安心して使用することができる。
【0014】 図2はボタン止めのシャツの例である。この場合も、シャツ11はその袖や脇 の部分の脇部14がシート1に縫い付けられ、剥がれ落ちないようになっている 。また、シャツ11はミニチュアサイズのものであるが、ボタン12とボタン穴 13は実寸大のものである。
【0015】 なお、疑似具としては、実施例のような上着やシャツの疑似具とは限らない。 例えば、図3に示すような袋であってもよい。これは、袋30の蓋31に取り付 けられたループ状の紐32をボタン33に掛けたり外したりする訓練用の疑似具 である。
【0016】 また、図4に示すものはビーズ移動の疑似具である。これは、両端が固定部4 1に固定された紐42に複数個のビーズ43を通したもので、指先でビーズ43 を左右に移動させる疑似具である。
【0017】 また、図5に示すものは、ホック止めにより樹木50に花51を貼り付ける遊 具的訓練具である。また、図6に示すものは四角、三角、円、ハート型、長方形 などの形状でなる各種アップリケ61,62,…65に同形の貼付片61a,6 2a,…65aをホック止めする型合わせ遊具的用具である。
【0018】 図7はボタン掛けの訓練具の一例を示す図である。71はボタン穴72が形成 された舌状の係止片であり、上着2に取り付けられたボタン73をこの係止片7 1のボタン穴72に掛け外しする訓練具である。なお、係止片71の左端部は上 着2に縫い付けられ、外れないようになっている。
【0019】 図8は紐結びの訓練具の一例を示す図である。上着2に取り付けられた左右の 固定部81にそれぞれが取り付けられた一対の紐82の結び外しを行う訓練具で ある。
【0020】 さらに図9に示すものは、番号付きのポケット91に番号札92を出し入れす る訓練具である。これは、ポケット91と番号札92の番号を合わせる数字合わ せの訓練も兼ねている。
【0021】 その他の疑似具としては、福笑い風の遊具的用具もある。顔の輪郭を持つベー スに、マジックテープが取り付けられた眉、目、鼻、口、耳、頭髪の各模擬部品 を貼り付けて遊ぶ訓練用疑似具である。
【0022】 また、靴紐掛けの練習ができる紐掛け靴の疑似具、布または革で形成された長 針と短針を指先で回して時刻合わせができる時計の疑似具などがある。
【0023】 また、疑似具2がシート1から外れないようにするために上記実施例では縫い 付けにより止めているが、縫い付けに限らずマジックテープあるいは接着剤によ り固着してもよい。
【0024】 また、疑似具の付いたシートは一枚一枚別々ではなく二枚を裏表に貼り合わせ た形にしてもよい。さらに、図10に示すように、シート1を複数枚積み重ねて 本のように綴じて連結してもよい。 あるいはまた、一次元的に横一列にシートを繋いだもの、または二次元状に広 がるように繋いだものでもよい。
【0025】 このようにシートを連結しておくと、シートの散逸や紛失を防止することがで き、手指部の不自由な患者にとっても取り扱いが容易な訓練用具となる。 また、疑似具には、精神的にも好ましく、楽しく意欲的に訓練ができるような 色合いを採用しておくのが望ましい。
【0026】 なお、以上の説明では手指部の不自由な患者を対象とした訓練具として説明し たが、本考案は手指部の不自由な患者のみに限らず、例えば幼児なども対象とし た訓練具である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、手の不自由な人や幼児などが、介助人な どの助けを借りることなく簡単に取り扱うことができると共に独りで手指部の機 能訓練を容易に行い得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る手指部機能回復訓練用具の一実施
例を示す要部構成図である。
【図2】本考案の他の一実施例を示す要部構成図であ
る。
【図3】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図4】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図5】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図6】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図7】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図8】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図9】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成図
である。
【図10】本考案のさらに他の一実施例を示す要部構成
図である。
【符号の説明】
1 シート 2 疑似具 3 ファスナー 4 蓋 5 ホック 6 脇部 12 シャツ 13 ボタン 14 ボタン穴 15 脇部 30 袋 31 蓋 32 紐 33 ボタン 41 固定部 42 紐 43 ビーズ 50 樹木 51 花 61,62,...65 アップリケ 61a,62a,...65a 貼付片 71 係止片 72 ボタン穴 73 ボタン 81 固定部 82 紐 91 ポケット 92 番号札

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟なシートに、日常手作業を模擬するこ
    とのできる疑似具を設けてなることを特徴とする手指機
    能訓練用具。
  2. 【請求項2】前記シートは、布あるいは革などの素材で
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の手指機能訓
    練用具。
  3. 【請求項3】前記疑似具としては、上着のチャックの開
    け閉めや、シャツのボタンの止め外し、靴紐の縛りとほ
    どき、ホックの止め外しなどを行うことができる疑似具
    であることを特徴とする請求項1または2記載の手指機
    能訓練用具。
  4. 【請求項4】前記シートの複数枚を、横一列あるいは上
    下左右に連結したことを特徴とする請求項1ないし3記
    載の手指機能訓練用具。
  5. 【請求項5】前記シートの複数枚を積み重ね、各シート
    の一辺を共通に連結してなることを特徴とする請求項1
    ないし3記載の手指機能訓練用具。
  6. 【請求項6】前記疑似具はシートに固定されていること
    を特徴とする請求項1ないし5記載の手指機能訓練用
    具。
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JP6144389B1 (ja) * 2016-06-14 2017-06-07 株式会社瑠光 ムートンシーツの補修方法の説明用キット

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