JP3088700U

JP3088700U - 肌襦袢

Info

Publication number: JP3088700U
Application number: JP2002001484U
Authority: JP
Inventors: 暢夫犬飼
Original assignee: 野口浩之; 暢夫犬飼
Priority date: 2002-03-20
Filing date: 2002-03-20
Publication date: 2002-09-20
Anticipated expiration: 2008-03-20

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の肌襦袢は、打ち合わせを深くとると、
衣紋が詰まりやすく、逆に衣紋を十分にとると肌けやす
いという不満があった。そこで本考案は、美しく着こな
すために、多めに衣紋を抜くことと、打ち合わせを深く
とることを両立できる肌襦袢の提供を課題とする。【解決手段】幅が１０〜１３ｃｍ程度の広幅の衽２を
有するとともに、袖付けを付け違い仕立てにして、前側
の袖付け止まりの位置Ｘよりも後側の袖付け止まりの位
置Ｙを上方に１〜３ｃｍ程度ずらしたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、和装の下着である肌襦袢に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の肌襦袢は、打ち合わせを深くとると、衣紋が詰まりやすく、逆に衣紋を十分にとると肌けやすいという不満があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、美しく着こなすために、多めに衣紋を抜くことと、打ち合わせを深くとることを両立できる肌襦袢の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の肌襦袢は、幅が１０〜１３ｃｍ程度の広幅の衽２を有するとともに、袖付けを付け違い仕立てにして、前側の袖付け止まりの位置Ｘよりも後側の袖付け止まりの位置Ｙを上方に１〜３ｃｍ程度ずらしたことを特徴とする、という構成にしたものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。なお、図は本考案の一実施例を示したものであり、本考案はこの実施例に限定されるものではない。まず、本考案の肌襦袢は、図１に示すように、前身頃１に衽２を接続して設けている。

【０００６】そして、その衽２の幅（図１におけるＡの寸法）を従来品より広くして、１０〜１３ｃｍに設定入している。なお、好ましい値は、Ｆ寸の場合は１０．５ｃｍで、Ｌ寸の場合は１２．５ｃｍである。

【０００７】次に、袖付けは付け違い仕立てにしている。すなわち、図２に示すように、袖下には袖あき３を設けていて、後側の袖あき３の縁を斜めにカットして、前側の袖付け止まりの位置Ｘよりも後側の袖付け止まりの位置Ｙを上方に１〜３ｃｍ程度ずらしている。なお、このずらす距離のより好ましい値は２ｃｍである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の肌襦袢は上記の通りであり、衽２の幅を従来品より広くして、１０〜１３ｃｍに広くとったことにより、打ち合わせを深くしても衣紋を多めに抜くことができて、衣紋が詰まらない。換言すれば、衣紋をたっぷりとっても肌けないので、衣紋の調整が容易である。また、打ち合わせを深くするために抱き幅（図１におけるＢの寸法）を広くする必要がないので、皺がよらず布目を通しやすくなる。また、袖付けを付け違い仕立てとしたことにより、衣紋を多めにとっても脇がつれず、動きやすく、着崩れしにくいという利点がある。そして、従来品よりもくりこしをたっぷりとることができるので、身体にフィットして美しい着付けの土台を作ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】背面図である。

【符号の説明】

１前身頃２衽３袖あき

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】幅が１０〜１３ｃｍ程度の広幅の衽２を
有するとともに、袖付けを付け違い仕立てにして、前側
の袖付け止まりの位置Ｘよりも後側の袖付け止まりの位
置Ｙを上方に１〜３ｃｍ程度ずらしたことを特徴とする
肌襦袢。