JP3088598U - 自動車の引き出し式カップホルダーを支軸にした前席用トレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車の前席に座った人が使用でき簡単に取り
付け取り外しができる自動車用のトレー。 【問題解決】自動車のフロント部分Ｂの引き出し式カッ
プホルダー４を引き出し、トレー本体Ａを乗せる。固定
もしくは可動する差し込み部分３を引き出したときにで
きた上部隙間５に差し込み確実に固定する。トレー本体
Ａの穴２を引き出し式カップホルダーの穴６に合わせ、
従来の引き出し式カップホルダーも使用可能とする。使
用しないときはトレー本体を持って引きぬけばはずれ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は自動車の引き出し式カップホルダーを支軸にした前席用トレーに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車用のトレーとしては前部座席枕の支持杆を利用したものが知られ ている（例えば、実公平６−７１２７８号及び実公平６−６８９６８号）。又、 前席の人が利用できる物として後付用のドリンクホルダーがあり、取り付け方法 としては両面テープで貼り付けたり、エアコン吹き出し口を利用した物が一般的 である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、後部席に座った人しか利用で きず、後者においては接着する面積が小さい為、重くて大きめの面積を必要とす るトレーを支えるのは難しいという問題点を有していた。

【０００４】 また、前席の人が利用できるトレーもあるが、高価であり、取り付けに工事を 伴ったりして、不要の時には取り外しが困難という問題点を有していた。

【０００５】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点を解決する為になされたもので あり、その目的とするところは引き出し式カップホルダーを備えた車の前席の人 が利用できるトレーであり、簡単に取り外しができ、使用するときは外れにくく 確実に固定し、少々の重量のある物を乗せることもでき、かつ車に装備されてい るカップホルダーも利用できる自動車用のトレーを提供しようとする物である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記問題を解決するための本考案における前席用トレー本体は、トレー部分と 、トレー部分の一方にある固定もしくは可動する差し込み部分とで構成され、ト レー本体は差し込み側寄りにドリンクが通る穴を開けた形状としてなるものであ る。

【０００７】 そして固定もしくは可動する差し込み部分は自動車のカップホルダー上に固定 する為に車の引き出し式カップホルダーの上部隙間の幅にあうように固定もしく は可動して使用する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。

【図１】においてトレー本体Ａを車のフロント部分Ｂに装着する際、車のフロ ント部分に装着されている引き出し式カップホルダー４を引き出し、通常のドリ ンク使用可能な状態とする。この時、引き出したため、カップホルダー４の根本 に上部隙間５が現れる。

【０００９】 上記で出現した上部隙間５にトレー本体Ａの固定もしくは可動する差し込み部 分３を差し込み、トレー本体Ａを引き出し式カップホルダー４の上に乗せる。そ の時、引き出し式カップホルダー４のドリンクを入れる穴６とトレー本体Ａの穴 ２が重なる。

【００１０】

【図２】において装着したトレー本体Ａと使用例を表した。

【図１】の固定も しくは可動する差し込み部分３は上部隙間５に納まりともに見えなくなり、トレ ー本体Ａの穴２と引き出し式カップホルダーの穴６は重なり、ドリンクを置くこ とができトレー部分１の空間には携帯電話、たばこ、飲食物等を置くことができ る。

【００１１】

【図３】の平面図ではａはギアレバーが邪魔にならないもの、ｂはギアレバー がカップホルダーの近くにあり支障をきたす為、トレー部分１を助手席側にのば したもの、ｃはヒモ状もしくはクリップ状で固定して使用するものであるが形状 は図にこだわらない。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成されているので次に記載する効果を奏する。

【００１３】 運転席、又は助手席に座る双方の者が、視野に入り一番手の届く場所に位置す るので簡単に携帯電話、たばこ、飲食物等を置くことができる効果がある。

【００１４】 トレーは差し込み、引き抜くという簡単な動作で、取り付け取り外しができ、 使用時はガタつかず安定している。

【００１５】 固定もしくは可動する差し込み部分と、車のカップホルダーの上に乗せること で、トレーを安定した状態で使用できる。

【００１６】 トレーは取り外しが容易な為、家庭のお盆のように洗うことができ衛生的であ る。又、ポリ袋等に入れて使用しない時はドアポケット等に収納できる。

【００１７】 形状がシンプルなため簡単に製造でき、トレーは塗り物にも適している為すべ りにくい仕上げもしくは色々な色柄もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】トレー本体と自動車のフロント部分の立体図。

【図２】トレー本体を自動車のフロント部分に装着して
使用例を示した立体図。

【図３】トレー本体の平面図。

【図４】トレー本体の側面図。

【符号の説明】

Ａ トレー本体 Ｂ 車のフロント部分 １ トレー部分 ２ トレー部分の穴 ３ 差し込み部分 ４ 車の引き出し式カップホルダー ５ 上部隙間 ６ 引き出し式カップホルダーの穴

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年５月８日（２００２．５．８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 トレー本体Ａに、ドリンクが通る穴
   ２を設け、その一方向に差し込み部分３を有する自動車
   用のトレー。
2. 【請求項２】 差し込み部分３は固定もしくは可動と
   しトレー本体Ａと一体化して使用する自動車用のトレ
   ー。
3. 【請求項３】 ヒモ状もしくはクリップ状の物でトレー
   本体を引き出し式カップホルダーに固定して使用する自
   動車用のトレー。