JP3088418B2 - 張力作動式ガス放出防止装置 - Google Patents

張力作動式ガス放出防止装置

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JP3088418B2
JP3088418B2 JP11150842A JP15084299A JP3088418B2 JP 3088418 B2 JP3088418 B2 JP 3088418B2 JP 11150842 A JP11150842 A JP 11150842A JP 15084299 A JP15084299 A JP 15084299A JP 3088418 B2 JP3088418 B2 JP 3088418B2
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nipple
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英明 坂田
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KATSURA COMPANY, LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、容器の転倒や家
屋の倒壊、落雪荷重などによって容器に接続したホース
に対して一定以上の張力が作用したとき、自動的に作動
してガスの放出を阻止する張力作動式ガス放出防止装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の転倒式放出防止器や過流式防止
弁を使用する場合は、防止器本体や防止弁本体が容器に
取り付けられ、その先に高圧ホースや調整器が取り付け
られる構造であるため、容器交換に不便であり製品単価
も高くなる。
【0003】また、転倒式放出防止器では、防止器本体
に鎖やワイヤーの一端が取り付けられ、鎖やワイヤーの
他端が家屋などの固定構造物に取り付けられ、容器転倒
の際に鎖やワイヤーが引っ張られる構造であるため、鎖
やワイヤーが邪魔となって容器交換がやり難い。さら
に、鎖やワイヤーを固定構造物に取り付けるフックが外
れたりして、防止器が作動しないこともある。
【0004】過流式防止弁を容器弁の内部に組み込むこ
とも提案されているが、現に使用している容器だけでな
く、ガス充填のために回収中の容器や保存中の容器な
ど、総ての容器に組み込む必要があるためコスト高とな
るとともに、容器交換の都度その置き方で容器が傾いた
り、また容器交換後に容器弁を開く際の瞬間的なガスの
流れによって誤作動するケースが非常に多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、放出防止のための投下コストが低減し、異常張
力が作用していない通常状態では、ガス取り出し通路を
開放状態に確保して、容器からのガス供給を支障なく行
えるとともに、異常張力が作用したときには直ちにガス
取り出し通路を閉塞するため、誤作動がなくて信頼性が
高いとともに、容器の交換作業も簡便かつ能率良く行な
える張力作動式ガス放出防止装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると本発明は、容器20側に接続
されるニップル本体1の先端部側にガス導入口2を設
け、ニップル本体1の中空部6に防止器本体7を先端側
あるいは基端側へとスライド可能に嵌合し、防止器本体
7の中空部9と連通するホース16を防止器本体7の基
端部側に接続し、ニップル本体1の内周面と防止器本体
7の外周面間の気密を保持するシール部材14を設け、
ニップル本体1の前記ガス導入口2と防止器本体7の前
記中空部9とを連絡するガス取り出し通路に弁手段13
を設けてあり、ホース16に異常張力が作用していない
状態においては、防止器本体7が先端側にスライドして
いて前記弁手段13による前記ガス取り出し通路の閉塞
が不成立である一方、ホース16に異常張力が作用して
防止器本体7が基端側にスライドした状態においては、
前記弁手段13による前記ガス取り出し通路の閉塞が成
立するようにした張力作動式ガス放出防止装置におい
て、ニップル本体1の内周面と防止器本体7の外周面の
一方にストッパー受入れ溝5を設け、該ニップル本体1
の内周面と防止器本体7の外周面の他方にストッパー係
脱溝11を設けてあり、防止器本体7が先端側にスライ
ドしているときには、C−リング状のスットパー15
は、円周方向の中心軸線に対して直角な断面について見
るとき、該断面の一部分がストッパー受入れ溝5内にあ
り、該断面の残りの部分がストッパー係脱溝11側にあ
ることによって、防止器本体7を基端側にスライドしな
いように拘束する一方、ホース16に異常張力が作用し
て防止器本体7が基端側に牽引されるとき、防止器本体
7のスライド方向に対して傾斜したテーパー面に形成さ
れているストッパー係脱溝11の溝壁面11aでストッ
パー15が押されることによって、ストッパー15が拡
径方向または縮径方向に弾性変形してストッパー係脱溝
11から脱出し、前記断面の全部がストッパー受入れ溝
5内に入り込むことによって防止器本体7の前記スライ
ド拘束を解除するものである。
【0007】このように構成した本発明の張力作動式ガ
ス放出防止装置では、図1に示したように地震等による
容器20の転倒や落雪荷重のためにホース16に所定以
上の異常張力が作用したとき、ホース16に牽引された
防止器本体7はニップル本体1内を基端側にスライド
し、弁手段13が前記ガス取出し通路を閉塞することに
よって、ガス放出による爆発や火災事故を未然に防止す
る。地震の終息や雪塊の除去後、容器20を起こしてか
ら防止器本体7を元の位置、すなわち先端側にスライド
復帰させると、前記ガス取出し通路の閉塞が不成立とな
り、ガスは供給可能となる。容器20の交換作業は、ニ
ップル本体1を容器20から脱着することによって行わ
れ、その際、防止器本体7には何等の作業も加えられな
い。
【0008】上記作動を詳細に述べると、図2と図4に
示したように作動前の状態においては、容器20側から
のガスはニップル本体1のガス導入口2から防止器本体
7の中空部9を通ってホース16に流れている。すなわ
ち、容器20側からホース16へのガス取出し通路は、
ガス導入口2と中空部9によって構成されている。スト
ッパー15は防止器本体7のストッパー係脱溝11とニ
ップル本体1のストッパー受入れ溝5に跨がって係合し
ており、防止器本体7の先端側あるいは基端側へのスラ
イドは制止されている。
【0009】この状態では弁手段3は開弁状態にあり、
ガス供給が可能になっている。シール部材14は、ニッ
プル本体1の内周面と防止器本体7の外周面との間の遊
隙を閉塞し、ガス漏洩を阻止している。地震等によって
容器20が一定以上傾斜ないし転倒したり、落雪荷重が
ホース16に加わることによってホース16に作用する
張力が、ストッパー15と防止器本体7の間に働く摩擦
力に打ち勝つと、防止器本体7はホース16に牽引され
てニップル本体1に対して基端側へとスライドする。こ
のスライド動作時に、ストッパー係脱溝11の溝壁面1
1aによって側面を押圧されたストッパー15は、拡径
方向に弾性変形してストッパー係脱溝11から押し出さ
れ、ストッパー受入れ溝5へと押し込まれる。このスト
ッパー15の押し出し動作は、前記溝壁面を防止器本体
7のスライド方向に対して傾斜させて形成することによ
って、より円滑になされる。
【0010】図3に示したように防止器本体7が所定距
離基端側へスライドすることによって、前記した容器2
0からホース16へのガス取出し通路が弁手段13によ
って閉塞され、ガスの放出が防止される。地震等が終息
し、容器20が起こされてガス配管の点検修理が完了し
た後、防止器本体7をストッパー15と防止器本体7間
の摩擦力に抗してニップル本体1の先端側に所定距離ス
ライドさせると、図4に示したようにストッパー受入れ
溝5がストッパー係脱溝11に対面するため、ストッパ
ー15は縮径方向に瞬時に弾性復帰し、ストッパー受入
れ溝5とストッパー係脱溝11に跨がって係合し、再び
作動前の状態となる。
【0011】図7と図8、および図9と図10にそれぞ
れ示したように、ストッパー受入れ溝5を防止器本体7
の外周面に形成し、ストッパー係脱溝11をニップル本
体1の内周面に形成した場合には、異常張力が作用して
ホース16と防止器本体7が基端側に牽引されたとき、
ストッパー係脱溝11の溝壁面11aに側面を押圧され
たストッパー15は、縮径方向に弾性変形してストッパ
ー係脱溝11から押し出され、ストッパー受入れ溝5へ
と押し込まれる。
【0012】図8に示したように防止器本体7の先端部
分がニップル本体1の中空部6内に一定距離入り込むこ
とによって、前記した容器20からホース16へのガス
取出し通路が閉塞される。地震等の終息後、容器20を
起こしてから、防止器本体7をニップル本体1の先端側
にストッパー15とニップル本体1間の摩擦力に抗して
スライドさせると、図7に示したようにストッパー受入
れ溝5がストッパー係脱溝11に対面するため、ストッ
パー受入れ溝5内のストッパー15は拡径方向に瞬時に
弾性復帰し、ストッパー受入れ溝5とストッパー係脱溝
11に跨がって係合し、再び作動前の状態となる。
【0013】
【発明の実施の形態】 図1から図6に示した実施例で
は、容器20側に接続される円筒状ニップル本体1の先
端部側の内周面には、ガス導入口2に連通した弁孔部3
をニップル本体1の中空部6より拡大して設けてあり、
ニップル本体1の中空部6に円筒状の防止器本体7を嵌
合してある。シール部材14はニップル本体1の中間部
分の内周面側に設けてある。ニップル本体1の基端部側
の内周面にはストッパー受入れ溝5をシール部材14の
下流側において環状に設けてあり、防止器本体7の基端
側へのスライド時にガス取出し通路を閉塞する弁体13
を防止器本体7の先端部に設けてある。防止器本体7に
は、中空部9に連通するガス流入孔10を弁体13の基
端側に隣接させて設け、防止器本体7の中間部分の外周
面にストッパー係脱溝11と付加ストッパー係脱溝12
を所定間隔を置いて環状に設けてある。ガス取り出し通
路は、ガス導入口2と弁孔部3とガス流入孔10と中空
部9によって構成されている。
【0014】先端寄りに設けた付加ストッパー係脱溝1
2は、異常張力によって防止器本体7が基端側にスライ
ドしたときに、ストッパー15が係合するものである。
図4に示したように付加ストッパー係脱溝12の先端側
溝壁面12aは、スライド方向に対して直角に形成さ
れ、基端側の溝壁面12bはスライド方向に対して傾斜
したテーパー面に形成されている。基端寄りの本来のス
トッパー係脱溝11の先端側の溝壁面11aはスライド
方向に対して前記溝壁面12bとは逆向きに傾斜したテ
ーパー面に形成され、ストッパー係脱溝11の基端側の
溝壁面11bはスライド方向に対して直角に形成されて
いる。
【0015】図2および図4に示したように異常張力が
作用していない作動前においては、防止器本体7の前記
弁体13がニップル本体1の弁孔部3内に突出し、防止
器本体7のストッパー係脱溝11がニップル本体1のス
トッパー受入れ溝5に対面している。このように防止器
本体7が先端側にスライドしているときには、C−リン
グ状のスットパー15は、円周方向の中心軸線に対して
直角な断面について見るとき、該断面の一部分、すなわ
ち本実施形態では、該断面の半分未満の部分がストッパ
ー受入れ溝5内にあり、該断面の残りの部分、すなわち
本実施形態では、該断面の半分を超える部分がストッパ
ー係脱溝11内にあってストッパー係脱溝11 の底面に
突き当たっていることによって、防止器本体7を基端側
にスライドしないように拘束している。ホース16に異
常張力が作用して防止器本体7が基端側に牽引されると
き、防止器本体7のスライド方向に対して傾斜したテー
パー面に形成されているストッパー係脱溝11の溝壁面
11aでストッパー15が押されることによって、スト
ッパー15が拡径方向に弾性変形してストッパー係脱溝
11から脱出し、前記断面の全部がストッパー受入れ溝
5内に入り込むことによって防止器本体7の基端側への
スライド拘束を解く。図3に示したように防止器本体7
が基端側にスライドして、防止器本体7の先端部の弁体
13とガス流入孔10がニップル本体1の中空部6内に
一定距離入り込み、ニップル本体1の中空部6の内周面
に弁体13が圧接することによって、前記した容器20
からホース16へのガス取出し通路が閉塞されたときに
は、ストッパー受入れ溝5は付加ストッパー係脱溝12
に対面する。そのため、ストッパー受入れ溝5内のスト
ッパー15は縮径方向に瞬時に弾性復帰し、図6に示し
たようにストッパー受入れ溝5と付加ストッパー係脱溝
12に跨がって係合する。このとき、スットパー15
は、円周方向の中心軸線に対して直角な断面について見
るとき、該断面の一部分、すなわち該断面の半分未満の
部分がストッパー受入れ溝5内にあり、該断面の残りの
部分、すなわち該断面の半分を超える部分が付加ストッ
パー係脱溝12内にあって付加ストッパー係脱溝12の
底面に突き当たり、ストッパー受入れ溝5の直角な角部
がストッパー15の側面に当接し、付加ストッパー係脱
溝12の直角な溝壁面12aがストッパー15の側面に
当接し、ストッパー受入れ溝5の直角な角部が前記溝壁
面12aとは反対側においてストッパー15の側面に当
接するため、防止器本体7の基端方向へのそれ以上のス
ライドは制止される。
【0016】地震等が終息し、容器20が起こされてガ
ス配管の点検修理が完了した後、防止器本体7をストッ
パー15と防止器本体7間の摩擦力に抗してニップル本
体1の先端側にスライドさせると、付加ストッパー係脱
溝12のテーパー状の溝壁面12bに側面を押圧された
ストッパー15は、拡径方向に弾性変形して付加ストッ
パー係脱溝12から押し出され、ストッパー受入れ溝5
へと押し込まれる。そのため、先端側への防止器本体7
のスライドは、図2と図4に示したようにホース16の
締着金具17の先端面17aがニップル本体1の基端面
1aに当接するまで実行される。
【0017】この位置まで防止器本体7が押し込まれた
とき、図4に示したようにストッパー受入れ溝5がスト
ッパー係脱溝11に対面するため、ストッパー受入れ溝
5内のストッパー15は縮径方向に瞬時に弾性復帰し、
ストッパー受入れ溝5とストッパー係脱溝11の双方に
跨がって係合し、再び作動前の状態となる。
【0018】図5に示したようにストッパー15は、円
周の一部が切り離されて半径方向に弾性変形するもので
あり、横断面円形の金属線材で構成されている。ストッ
パー15は無負荷状態でストッパー係脱溝11または付
加ストッパー係脱溝12とストッパー受入れ溝5の双方
に跨がって係合するように設計される。なお、摩擦力を
大きくするために、ストッパー15を拡径方向に弾性変
形して防止器本体7のストッパー受入れ溝5に嵌め込
み、縮径方向に弾性復元したストッパー15を防止器本
体7に圧接させることもできる。
【0019】図7と図8に示した実施例では、防止器本
体7の中間部分の外周面にストッパー受入れ溝5をシー
ル部材14の下流側において環状に設け、ニップル本体
1の基端部側の内周面にストッパー係脱溝11と付加ス
トッパー係脱溝12を所定間隔を置いて環状に設けてあ
る。先端寄りのストッパー係脱溝11の先端側の溝壁面
11bはスライド方向に対して直角に形成され、基端側
溝壁面11aはスライド方向に対して傾斜したテーパ
ー面に形成されている。付加ストッパー係脱溝12の先
端側の溝壁面12aはスライド方向に対して前記溝壁面
11aとは逆向きに傾斜したテーパー面に形成され、基
端側の溝壁面12bはスライド方向に対して直角に形成
されている。
【0020】図7に示したように、異常張力が作用して
いない作動前においては、防止器本体7の前記弁体13
はニップル本体1の弁孔部3内に突出し、ニップル本体
1のストッパー係脱溝11には防止器本体7のストッパ
ー受入れ溝5が対面している。図8に示したように異常
張力が作用した作動後においては、防止器本体7の弁体
13がニップル本体1の中空部6の内周面に圧接し、ニ
ップル本体1の付加ストッパー係脱溝12に防止器本体
7のストッパー受入れ溝5が対面している。このように
防止器本体7が先端側にスライドしているときには、C
−リング状のスットパー15は、円周方向の中心軸線に
対して直角な断面について見るとき、該断面の半分未満
の部分がストッパー受入れ溝5内にあり、該断面の半分
を超える部分がストッパー係脱溝11内にあってストッ
パー係脱溝11の底面に突き当たっていることによっ
て、防止器本体7を基端側にスライドしないように拘束
している。ホース16に異常張力が作用して防止器本体
7が基端側に牽引されるとき、防止器本体7のスライド
方向に対して傾斜したテーパー面に形成されているスト
ッパー係脱溝11の溝壁面11aでストッパー15が押
されることによって、ストッパー15が縮径方向に弾性
変形してストッパー係脱溝11から脱出し、前記断面の
全部がストッパー受入れ溝5内に入り込むことによって
防止器本体7の基端側へのスライド拘束を解く。図8に
示したように防止器本体7が基端側にスライドして、
止器本体7の防止器本体7の弁体13とガス流入孔10
がニップル本体1の中空部6内に一定距離入り込み、ニ
ップル本体1の中空部6の内周面に弁体13が圧接する
ことによって、前記した容器20からホース16へのガ
ス取出し通路が閉塞されたときには、ストッパー受入れ
溝5は付加ストッパー係脱溝12に対面する。そのた
め、ストッパー受入れ溝5内のストッパー15は拡径方
向に瞬時に弾性復帰し、ストッパー受入れ溝5と付加ス
トッパー係脱溝12に跨がって係合する。このとき、
ットパー15は、円周方向の中心軸線に対して直角な断
面について見るとき、該断面の半分未満の部分がストッ
パー受入れ溝5内にあり、該断面の半分を超える部分が
付加ストッパー係脱溝12内にあって付加ストッパー係
脱溝12の底面に突き当たり、ストッパー受入れ溝5の
直角な角部がストッパー15の側面に当接し、付加スト
ッパー係脱溝12の直角な溝壁面12bがストッパー1
5の側面に当接し、ストッパー受入れ溝5の直角な角部
が前記溝壁面12bとは反対側においてストッパー15
の側面に当接するため、防止器本体7の基端方向へのそ
れ以上のスライドは制止される。
【0021】容器20を起こした後、防止器本体7をニ
ップル本体1の先端方向にストッパー15とニップル本
体1間の摩擦力に抗してスライドさせると、付加ストッ
パー係脱溝12のテーパー状の溝壁面12aに側面を押
圧されたストッパー15は、縮径方向に弾性変形して付
加ストッパー係脱溝12から押し出され、ストッパー受
入れ溝5へと押し込まれる。そのため、先端側への防止
器本体7のスライドは、図7に示したようにホース16
の締着金具17の先端面17aがニップル本体1の基端
面1aに当接するまで実行される。
【0022】この位置まで防止器本体7が押し込まれた
とき、図7に示したようにストッパー受入れ溝5がスト
ッパー係脱溝11に対面するため、ストッパー受入れ溝
5内のストッパー15は拡径方向に瞬時に弾性復帰し、
ストッパー受入れ溝5とストッパー係脱溝11に跨がっ
て係合し、再び作動前の状態となる。ストッパー15
は、円周の一部が切り離されて拡径方向または縮径方向
に弾性変形するものであり、横断面円形の金属線材で構
成されている。ストッパー15は無負荷状態でストッパ
ー係脱溝11または付加ストッパー係脱溝12とストッ
パー受入れ溝5の双方に跨がって係合するように設計さ
れている。なお、摩擦力を大きくするために、ストッパ
ー15を縮径方向に弾性変形して防止器本体7のストッ
パー受入れ溝5に嵌め込み、拡径方向に弾性復元したス
トッパー15をニップル本体1に圧接させることもでき
る。その他の構成は前記実施例と同様である。
【0023】図9と図10に示した実施例では、ニップ
ル本体1の中間小径部分の内周面にシール部材14が設
けられ、防止器本体7の中間大径部分の外周面にストッ
パー受入れ溝5がシール部材14の下流側において環状
に設けられている。ニップル本体1の基端部側の内周面
にストッパー係脱溝11と付加ストッパー係脱溝12を
環状に設けてある。ストッパー係脱溝11の先端側の溝
壁面11bはスライド方向に対して直角に形成され、基
端側の溝壁面11aはスライド方向に対して傾斜したテ
ーパー面に形成されている。付加ストッパー係脱溝12
の先端側の溝壁面12aはスライド方向に対して前記溝
壁面11aとは逆向きに傾斜したテーパー面に形成さ
れ、基端側の溝壁面12bはスライド方向に対して直角
に形成されている。
【0024】図9に示したように、異常張力が作用して
いない作動前においては、防止器本体7の前記弁体13
はニップル本体1の弁孔部3内に突出し、ニップル本体
1のストッパー係脱溝11には防止器本体7のストッパ
ー受入れ溝5が対面している。図10に示したように異
常張力が作用した作動後においては、防止器本体7の弁
体13がニップル本体1の中空部6の内周面に圧接し、
ニップル本体1の付加ストッパー係脱溝12に防止器本
体7のストッパー受入れ溝5が対面している。ストッパ
ー15は、円周の一部が切り離されて拡径方向または縮
径方向に弾性変形するものであり、横断面円形の金属線
材で構成されている。ストッパー15は無負荷状態でス
トッパー係脱溝11または付加ストッパー係脱溝12と
ストッパー受入れ溝5の双方に跨がって係合するように
設計されている。図9に示したように防止器本体7が先
端側にスライドしているときには、C−リング状のスッ
トパー15は、円周方向の中心軸線に対して直角な断面
について見るとき、該断面の一部分、すなわち本実施形
態では、該断面の半分未満の部分がストッパー受入れ溝
5内にあり、該断面の残りの部分、すなわち本実施形態
では、該断面の半分を超える部分がストッパー係脱溝1
1内にあってストッパー係脱溝11の底面に突き当たっ
ていることによって、防止器本体7を基端側にスライド
しないように拘束している。ホース16に異常張力が作
用して防止器本体7が基端側に牽引されるとき、防止器
本体7のスライド方向に対して傾斜したテーパー面に形
成されているストッパー係脱溝11の溝壁面11aでス
トッパー15が押されることによって、ストッパー15
が縮径方向に弾性変形してストッパー係脱溝11から脱
出し、前記断面の全部がストッパー受入れ溝5内に入り
込むことによって防止器本体7の基端 側へのスライド拘
束を解く。図10に示したように防止器本体7が基端側
にスライドして、容器20からホース16へのガス取出
し通路が閉塞されたときには、ストッパー受入れ溝5は
付加ストッパー係脱溝12に対面する。そのため、スト
ッパー受入れ溝5内のストッパー15は拡径方向に瞬時
に弾性復帰し、ストッパー受入れ溝5と付加ストッパー
係脱溝12に跨がって係合する。このとき、スットパー
15は、円周方向の中心軸線に対して直角な断面につい
て見るとき、該断面の半分未満の部分がストッパー受入
れ溝5内にあり、該断面の半分を超える部分が付加スト
ッパー係脱溝12内にあって付加ストッパー係脱溝12
の底面に突き当たり、ストッパー受入れ溝5の直角な角
部がストッパー15の側面に当接し、付加ストッパー係
脱溝12の直角な溝壁面12bがストッパー15の側面
に当接し、ストッパー受入れ溝5の直角な角部が前記溝
壁面12bとは反対側においてストッパー15の側面に
当接するため、防止器本体7の基端方向へのそれ以上の
スライドは制止される。なお、摩擦力を大きくするため
に、ストッパー15を縮径方向に弾性変形して防止器本
体7のストッパー受入れ溝5に嵌め込み、拡径方向に弾
性復元したストッパー15をニップル本体1に圧接させ
ることもできる。その他の構成は前記実施例と同様であ
る。
【0025】上記各実施例において、ニップル本体1の
先端部外周面に接続用雄螺子部25を設け、容器弁21
のガス出口部の内周面には接続用雌螺子部を設けてあ
る。ニップル本体1には操作ハンドル19を嵌め込み固
定してあり、ニップル本体1は操作ハンドル19を回転
操作することによって容器弁21にねじ込み接続され
る。ニップル本体1の先端部には気密保持用のパッキン
グ26を設けてある。
【0026】防止器本体7の基端部分の外周面には凹凸
面18が形成され、これに嵌め合わされたホース16は
高圧用ホースであり、締着金具17によって防止器本体
7に接続されている。ホース16の下流側端部は減圧器
30の入口側に接続され、減圧器30の出口側はガス配
管28に接続されている。ガス配管28は家屋壁面等の
固定構造物27に固着され、ガス配管の途中にはガスメ
ータ29が挿入されている。弁孔部3の基端部内周面3
aはテーパー面に形成してあり、防止器本体7のスライ
ド作動時に弁体13のガイド面となる。容器20からホ
ース16へのガス取出し通路を閉塞する弁体13はO−
リングで構成され、弁体13は防止器本体7の先端部側
外周面に設けた環状の弁体受溝8に嵌め込まれている。
なお、弁体13の防止器本体7への取付は焼き付けによ
って行うこともできる。ニップル本体1の内周面と防止
器本体7の外周面間を気密に保持するシール部材14は
Oーリングで構成されている。
【0027】
【発明の効果】 以上のように本発明の張力作動式ガス
放出防止装置では、防止器本体7の主体部分が容器弁2
1に接続されるニップル本体1に完全に組み込まれてお
り、ニップル本体1より突出した防止器本体7の基端部
分にホース16が接続される構造であるため、転倒式防
止器や過流式防止弁を容器弁に直接取付した場合と比較
して、容器20の交換作業が簡便かつ能率良く行なえ
る。このようにニップル本体1に防止器本体7が組み込
まれ、容器弁21には一切防止機構を内蔵させない構造
であるため、従来の過流式防止弁を総ての容器弁に組み
込む場合と比較して、放出防止のための所要コストが大
幅に低下する。
【0028】また、異常張力が作用していない通常状態
では、C−リング状のスットパー15は、円周方向の中
心軸線に対して直角な断面について見るとき、該断面の
一部分がストッパー受入れ溝5内にあり、該断面の残り
の部分がストッパー係脱溝11側にあることによって、
防止器本体7が基端側へのスライド不能に拘束されるた
め、ガス取り出し通路は開放状態に的確に維持され、容
器からのガス供給を支障なく行えるとともに、異常張力
が作用したときには、防止器本体7のスライド方向に対
して傾斜したテーパー面に形成されているストッパー係
脱溝11の溝壁面11aでストッパー15が押されるこ
とによって、ストッパー15が拡径方向または縮径方向
に弾性変形してストッパー係脱溝11から脱出し、前記
断面の全部がストッパー受入れ溝5に入り込むことによ
って、防止器本体7のスライド拘束が解除されて、直ち
にガス取り出し通路が閉塞されるため、誤作動や不作動
がなく信頼性に優れている。
【0029】また、作動状態ではホース16に牽引され
て防止器本体7の基端部がニップル本体1から突出して
いるため、作動の成否の確認が簡単に目視確認できる。
さらにまた、ストッパー係脱溝11の溝壁面11aの傾
斜角度の変更、ストッパー15の材質や寸法形状の変
更、ニップル本体1の内周面や防止器本体7の外周面の
仕上げ度の変更などによって、作動張力を任意にかつ簡
単に設定調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の張力作動式ガス放出防止装置の適用
例を示す正面図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る張力作動式ガス放出
防止装置の作動前の縦断面図である。
【図3】 図2のガス放出防止装置の作動後の縦断面図
である。
【図4】 図2のガス放出防止装置の作動前におけるス
トッパーとストッパー受溝の関係位置を示す要部拡大縦
断図である。
【図5】 図2のガス放出防止装置に用いたストッパー
の拡大正面図である。
【図6】 図2のガス放出防止装置の作動後におけるス
トッパーとストッパー受溝の関係位置を示す要部拡大縦
断図である。
【図7】 本発明の別の実施例に係る張力作動式ガス放
出防止装置の作動前の縦断面図である。
【図8】 図7のガス放出防止装置の作動後の要部拡大
縦断面図である。
【図9】 本発明の更に別の実施例に係る張力作動式ガ
ス放出防止装置の作動前の縦断面図である。
【図10】 図9のガス放出防止装置の作動後の要部拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
1 ニップル本体 2 ガス導入口 3 弁孔部 3a 弁孔部の基端部内周面 4 リング受溝 5 ストッパー受入れ溝 6 ニップル本体の中空部 7 防止器本体 8 弁体受溝 9 防止器本体の中空部 10 ガス流入孔 11 ストッパー係脱溝 12 付加ストッパー係脱溝 13 弁手段 14 シール部材 15 ストッパー 16 ホース 17 締着金具 18 防止器本体の基端部凹凸面 19 操作ハンドル 20 容器 21 容器弁 25 容器用弁への接続用雄螺子部 26 パッキング 27 家屋壁面等の固定構造物 28 ガス配管 29 ガスメータ 30 減圧器 31 配管固定金具
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−124218(JP,U) 実開 昭48−13813(JP,U) 実開 平3−6184(JP,U) 実開 昭53−87919(JP,U) 登録実用新案3000711(JP,U) 実公 昭54−9240(JP,Y2) 実公 昭4−11937(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器20側に接続されるニップル本体1
    の先端部側にガス導入口2を設け、ニップル本体1の中
    空部6に防止器本体7を先端側あるいは基端側へとスラ
    イド可能に嵌合し、防止器本体7の中空部9と連通する
    ホース16を防止器本体7の基端部側に接続し、ニップ
    ル本体1の内周面と防止器本体7の外周面間の気密を保
    持するシール部材14を設け、ニップル本体1の前記ガ
    ス導入口2と防止器本体7の前記中空部9とを連絡する
    ガス取り出し通路に弁手段13を設けてあり、ホース1
    6に異常張力が作用していない状態においては、防止器
    本体7が先端側にスライドしていて前記弁手段13によ
    る前記ガス取り出し通路の閉塞が不成立である一方、ホ
    ース16に異常張力が作用して防止器本体7が基端側に
    スライドした状態においては、前記弁手段13による前
    記ガス取り出し通路の閉塞が成立するようにした張力作
    動式ガス放出防止装置において、 ニップル本体1の内周面と防止器本体7の外周面の一方
    にストッパー受入れ溝5を設け、該ニップル本体1の内
    周面と防止器本体7の外周面の他方にストッパー係脱溝
    11を設けてあり、防止器本体7が先端側にスライドし
    ているときには、C−リング状のスットパー15は、円
    周方向の中心軸線に対して直角な断面について見ると
    き、該断面の一部分がストッパー受入れ溝5内にあり、
    該断面の残りの部分がストッパー係脱溝11側にあるこ
    とによって、防止器本体7を基端側にスライドしないよ
    うに拘束する一方、ホース16に異常張力が作用して防
    止器本体7が基端側に牽引されるとき、防止器本体7の
    スライド方向に対して傾斜したテーパー面に形成されて
    いるストッパー係脱溝11の溝壁面11aでストッパー
    15が押されることによって、ストッパー15が拡径方
    向または縮径方向に弾性変形してストッパー係脱溝11
    から脱出し、前記断面の全部がストッパー受入れ溝5内
    に入り込むことによって防止器本体7の前記スライド拘
    束を解除することを特徴とする張力作動式ガス放出防止
    装置。
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