JP3087953U - 高さ調節可能な補助脚付き椅子 - Google Patents

高さ調節可能な補助脚付き椅子

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JP3087953U JP2002000656U JP2002000656U JP3087953U JP 3087953 U JP3087953 U JP 3087953U JP 2002000656 U JP2002000656 U JP 2002000656U JP 2002000656 U JP2002000656 U JP 2002000656U JP 3087953 U JP3087953 U JP 3087953U
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豊 澤田
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株式会社澤田木工所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補助脚を取り付ける際、適切な高さを自由に選
択することができ、固定具の脱離に対しても安全かつ安
定である高さ調節可能な補助脚付き椅子を提供する。 【解決手段】背凭れ12、座部4、該座部4を夫々支持する
一対の前脚部材2及び一対の後脚部材3を具えた腰掛部1
と、該腰掛部1に脱着可能に取り付けた補助脚7,8とから
構成した高さ調整可能な補助脚付き椅子において、補助
脚7,8は、夫々一対の縦脚杆71,81を具えた前脚体7及び
後脚体8によって構成され、脚部材2,3の接地側には側方
へ外向きに突出した係止片22,32を具えると共に、各縦
脚杆71,81は、内側に前記係止片22,32が嵌まる係止溝7
2,82を複数段に凹設する。さらに、各脚部材2,3、及び
各縦脚杆71,81の一方には単一の固定用孔23,33、他方に
は複数の調節用孔73,83を開設し、固定用孔23,33及び対
応している調節用孔73,83に固定具51,52を貫通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、高さ調節可能な椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
幼児は、短脚な椅子を平生は使用しているが、家族と食事をするときはテーブ ル高さに合わせた長脚の食事用椅子を必要とする。特開平6−21781公報に は、短脚な椅子に補助脚を脱着可能に連結することによって、1台の椅子が幼児 の平生の着座用と食事テーブル用の両方に使用できるものを開示している。また 、実開平5−13248公報には、座部の高さ調節が出来る椅子が開示されてい る。この椅子は、腰掛部の各前、後脚部材の下端と補助脚の各縦脚杆とを、1本 のボルトを挿通して固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記特開平6−21781公報に開示された椅子は、補助脚の高さだけ上昇す るだけであって、テーブル高さに合わせて補助脚の高さを変更することはできな い。通常、幼児用の食事用椅子にはトレイが具わっているものの、テーブル高さ に対して椅子の高さが適切でないと、親等が幼児に食事を与える際に苦労する。
【0004】 また、前記実開平5−13248公報に開示された椅子のように、ボルト又は ネジ等の固定具のみを用いて補助脚を脚部材に固定すると、固定具又は脚杆、脚 部材に重量が集中して摩耗し易い。椅子の高さ調整は頻繁に行われるから、固定 具が適切に装着されていない状況で椅子が使用されることがある。ゆえに、固定 具の1つが脱離した場合には、残りの固定具又は脚杆等に加えられる重量が増し て、これらの破損又は変形等が生じ、また、座部が傾いて幼児が椅子から転げ落 ちる危険性もある。 さらに、実開平5−13248公報に開示された椅子は、座部と足載板が独立 しているために、座部の高さ変更の都度、足載板の高さを変更しなければならな い不都合がある。
【0005】 本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、補助脚を取 り付ける際、適切な高さを自由に選択することができ、固定具の脱離に対しても 安全かつ安定である高さ調節可能な補助脚付き椅子を明らかにする。さらに、足 載板の位置が、高さ調節しても変わらない高さ調節可能な補助脚付き椅子を明ら かにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の高さ調節可能な補助脚付き椅子は、背凭れ(12)、座部(4)、該座部(4) を夫々支持する一対の前脚部材(2)及び一対の後脚部材(3)を具えた腰掛部(1)と 、該腰掛部(1)に脱着可能に取り付けた補助脚(7)(8)とから構成した高さ調整可 能な補助脚付き椅子において、補助脚(7)(8)は、夫々一対の縦脚杆(71)(81)を具 えた前脚体(7)及び後脚体(8)によって構成され、腰掛部(1)の前脚部材(2)及び後 脚部材(3)の接地側には夫々側方へ外向きに突出した係止片(22)(32)を具えると 共に、前脚体(7)及び後脚体(8)の各縦脚杆(71)(81)は、夫々内側に前記係止片(2 2)(32)が嵌まる略水平な係止溝(72)(82)を複数段に凹設して、腰掛部(1)の前記 係止片(22)(32)を前脚体(7)及び後脚体(8)の1つの係止溝(72)(82)に係合せしめ 、腰掛部(1)の前脚部材(2)と後脚部材(3)、及び前、後脚体(7)(8)の各縦脚杆(71 )(81)の一方には単一の固定用孔(23)(33)を、他方には複数の調節用孔(73)(83) を開設し、固定用孔(23)(33)及び対応している調節用孔(73)(83)に固定具(51)(5 2)を貫通し、前脚部材(2)を前脚体(7)へ、後脚部材(3)を後脚体(8)へ固定してい る。
【0007】 さらに、本考案の高さ調節可能な補助脚付き椅子は、上記構成において、腰掛 部(1)の前脚部材(2)及び後脚部材(3)は、夫々下端において接地板(21)(31)によ って連結され、接地板(21)(31)の両端は、脚部材(2)(3)の外側方へ突出して係止 片(22)(32)を構成している。 また、本考案の高さ調節可能な補助脚付き椅子は、上記構成において、腰掛部 (1)の後脚部材(3)は前脚部材(2)の側面に枢止されており、座部(4)は後部を後脚 部材(3)へ枢止されると共に、座部(4)前部は前脚部材(2)へ上向き移動可能に支 持されて、椅子は折り畳み可能に構成されている。
【0008】
【作用及び効果】
腰掛部(1)の前脚部材(2)及び後脚部材(3)の接地側に側方へ外向きに突出した 係止片(22)(32)は、前脚体(7)及び後脚体(8)の各縦脚杆(71)(81)の内側に凹設さ れた係止溝(72)(82)に係合して、前脚体(7)及び後脚体(8)によって腰掛部(1)は 支持される。係止溝(72)(82)は複数段設けられているので、椅子の使用者は、所 望の椅子の高さに合う係止溝(72)(82)を選択して係止片(22)(32)を係合せしめる ことにより、椅子の高さを自由に設定することができる。 また、腰掛部(1)の前脚部材(2)と後脚部材(3)、及び前、後脚体(7)(8)の各縦 脚杆(71)(81)の一方には単一の固定用孔(23)(33)を、他方には複数の調節用孔(7 3)(83)を開設しており、使用者は、固定用孔(23)(33)及び対応している調節用孔 (73)(83)に固定具(51)(52)を貫通することで、所望の椅子の高さの状態において 、前脚部材(2)を前脚体(7)へ、後脚部材(3)を後脚体(8)へ固定することができる 。
【0009】 また、固定具(51)(52)の脱離が生じても、係止片(22)(32)を係止溝(72)(82)で 支持しているので、椅子の構造上の変化は極めて微小である。ゆえに、固定具(5 1)(52)の脱離が、挿入されている固定具(51)(52)や脚部材(2)(3)等の変形及び破 損等を引き起こすことはなく、幼児が椅子から転げ落ちる事態も生じない。
【0010】 さらに、腰掛部(1)の前脚部材(2)及び後脚部材(3)を、夫々下端において接地 板(21)(31)によって連結し、接地板(21)(31)の両端を、脚部材(2)(3)の外側方へ 突出して係止片(22)(32)を構成しているので、前脚部材(2)を連結する接地板(21 )は足載板の機能を果たすことができる。そして、座部(4)と接地板(21)は一緒に 移動するので、該接地板(21)の高さ、すなわち足載板の高さを座部(4)の高さと 別個に調節する必要はない。また、これら接地板(21)(31)は左右両側において係 止溝(72)(82)で支持されるので、係止片(22)(32)は負荷に対して構造的に安定に なる。加えて、接地板(21)(31)は、補助脚(7)(8)を外した状態で椅子を使用する 際に、すなわち腰掛部(1)単独で使用する際に接地するので、椅子(又は腰掛け 部(1))を安定に設置することができる。
【0011】 さらに、補助脚(7)(8)は、夫々一対の縦脚杆(71)(81)を具えた前脚体(7)及び 後脚体(8)によって構成されていることから、本考案の高さ調節可能な補助脚付 き椅子を、折り畳み椅子に適用すれば、補助脚(7)(8)を装着した状態で椅子を折 り畳むことができ、椅子の持ち運びが容易であり、さらに椅子を持ち運んだ先で も高さ調整が行える。また、上記のように固定具(51)(52)の脱離が生じても、椅 子の構造上の変化は極めて微小であるから、座部(4)や脚部材(2)(3)の枢支機構 等の椅子の折り畳み機構の変形又は破損が生じることはない。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図を用いて詳述する。 幼児用折り畳み式椅子(以下、椅子と称す)は、家庭内で又は家庭ごとに使用 される状況(テーブルの高さ等)は異なり、さらに使用場所の移動(部屋間の移 動等)が頻繁に行われる。従って、高さ調整及び移動が頻繁に行われることから 、幼児用折り畳み式椅子は、本考案の適用に最も適したものの一つである。図1 は、本考案を幼児用折り畳み椅子に適用した実施例の分解斜視図である。図2は 該椅子の使用時における側面図、図3は、同正面図である。
【0013】 椅子は、腰掛部(1)と、これに脱着自在に構成された補助脚(7)(8)とを具えて いる。椅子は、リンク式の折り畳み機構を採用しており、腰掛部(1)は、左右一 対の前脚部材(2)と、各前脚部材(2)の外側面にピン(11)等で枢支された、左右一 対の後脚部材(3)とを具えている。椅子の使用時には、前脚部材(2)と後脚部材(3 )はおよそ30度の角度で交差する。腰掛部(1)は、単独でも椅子として使用可能 である。
【0014】 前脚部材(2)の間には、板状の座部(4)が設けられている。該座部(4)は、その 後部において、両後脚部材(3)の内側面に端部が固着された軸体(41)(図7参照 )に枢支されており、椅子の使用時には、前脚部材(2)を連結する座部支持杆(24 )が、座板(4)下面の先端付近と当接して該座部(4)を略水平に支持する。使用時 には、座部(4)は、止め金手段等のロック手段(43)により座部支持杆(24)に固定 される。
【0015】 両前脚部材(2)の上部は、背凭れ(12)で連結されている。背凭れ(12)の位置を 座部(4)後端の位置に対して適切にするために、これら前脚部材(2)の略中央部に はゆるやかな段差が形成され、前脚部材(2)の上部は、(段差がない場合と比較し て)より後方へ配置されている。
【0016】 左右一対のアーム部材(61)は、それらの端部においてピン(62)等により各前脚 部材(2)の外側面にそれぞれ枢支されている。該アーム部材(61)の先端側には、 幼児の食事等を載せるためのトレイ(6)が固定されており、該トレイ(6)及びアー ム部材(61)を、該ピン(62)を支点として回動させることができる。椅子の使用時 には、後脚部材(3)の上端面は略水平となってアーム部材(61)を支持し、トレイ( 6)が略水平となるように構成されている。
【0017】 幼児が椅子から滑り落ちることを防止する股ベルト(13)が、トレイ(6)の下面 と座部支持杆(24)の前面との間に繋がれている。該股ベルト(13)は、分割結合自 在なバックル(14)と、該バックル(14)に繋がれた2本の帯体から構成されており 、股ベルト(13)の分割及び結合を自在にすることができる。図3は、股ベルト(1 3)が分割された状態を示している。
【0018】 両前脚部材(2)の下端には、椅子の使用時において略水平となるように、足載 板の機能も果たす第1接地板(21)が固定されている。第1接地板(21)の両端は、 各前脚部材(2)の外側面から外向きにそれぞれ突出して左右の両係止片(22)を構 成している。また、各前脚部材(2)には、これら両係止片(22)から所定の距離だ け上方へ離れた位置に、前脚部材(2)を内外に貫通する固定用孔(23)が開設され ている。
【0019】 両後脚部材(3)の下端にも、椅子の使用時において略水平となるように第1接 地板(31)が固定されている。上記と同様に、第1接地板(31)の左右の両係止片は 、各後脚部材(3)の外側面からそれぞれ突出している。さらに、また、各後脚部 材(3)には、係止片(32)から所定の距離だけ上方へ離れた位置に、後脚部材(3)を 内外まで貫通する固定用孔(33)が開設されている。
【0020】 各補助脚(7)(8)は、左右一対の縦脚杆(71)(81)と、両縦脚杆(71)(81)の下端に 固定された第2接地板(74)(84)とを具えている。前脚用の縦脚杆(71)は、前脚部 材(2)の傾斜角度と同じ角度だけ後方へ傾斜して第2接地板(74)に固定されてい る。後脚用の縦脚杆(81)は、後脚部材(3)の傾斜角度と同じ角度だけ前方へ傾斜 して第2接地板(84)に固定されている。前脚用の縦脚杆(71)の内側面間の距離は 、前脚部材(2)の外側面間の距離と略等しくされ、後脚用の縦脚杆(81)の内側面 間の距離は、後脚部材(3)の外側面間の距離と略等しくされる。両縦脚杆(71)(81 )は、第2接地板(74)(84)及びその上方に配置される補強部材(75)(85)によって 連結されている。
【0021】 両縦脚杆(71)(81)の内側面には、所定の間隔で複数の(本実施例では3つの) 係止溝(72)(82)が前後方向に形成されている。さらに、縦脚杆(71)(81)には、各 係止溝(72)(82)に対応して、これらから上方へ離れた位置に、各脚部材(2)(3)を 内外に貫通する複数の調節用孔(73)(83)が開設されている。係止溝(72)に対する 調節用孔(73)の相対位置は、係止片(22)対する固定用孔(23)の相対位置とほぼ同 じであり、前脚体(7)が前脚部材(2)に装着された場合に、固定用孔(23)はいずれ かの調節用孔(73)と必ず整合する。後側の固定用孔(33)と調節用孔(83)について も同様である。
【0022】 図4は、補助脚(7)(8)が腰掛部(1)に装着された状態における、第1接地板(21 )(31)の周辺を拡大した斜視図である。図5は、前脚部材(2)に沿った平面で破断 した、同状態における第1接地板(21)の係止片(22)周辺の断面図である。 使用者は、補助脚(7)(8)を腰掛部(1)に装着する際に、所望の高さを実現する 係止溝(72)(82)を選択し、選択した係止溝(72)(82)に、係止片(22)(32)を挿入し 嵌合させる。本実施例では、前脚部材(2)に取り付けられる両縦脚杆(71)、及び 後脚部材(2)に取り付けられる両縦脚杆(81)は、それぞれ第2接地板(74)(84)及 び補強部材(75)(85)で連結されているから、両縦脚杆(71)(81)の位置関係は容易 に変化しない。従って、係止片(22)(32)を係止溝(72)(82)に嵌合させるだけで、 後述する固定具(51)(52)を使用せずとも、図2に示すように仮組み状態で椅子を 設置することができる。従来の固定具のみで腰掛部と補助脚を固定するような高 さ調節可能な椅子では、使用者は椅子を床上に横にして高さ調整作業を行ってい た。本考案では、このように腰掛部(1)と補助脚(7)(8)を仮組みした状態で固定 具(51)(52)の装着作業を行えるから、従来の椅子よりも高さ調節作業を容易に行 うことができる。
【0023】 係止溝(72)(82)は、係止片(22)(32)をスライド挿入可能なように前後方向に開 放されている。係止片(22)(32)(又は第1接地板(21)(31))の前後方向の長さは 、係止溝(72)(82)の前後方向の長さよりも若干長くされ、係止片(22)(32)は、隅 部が丸く又は斜めに形成されている。これらの隅部は、係止溝(72)(82)に挿入す る際にガイド面として機能する。
【0024】 係止片(22)(32)が係止溝(72)(82)に対して(前後方向に)所定の位置に配置さ れると、すなわち、腰掛部(1)に対して補助脚(7)(8)が所定の位置に配置される と、固定用孔(23)(33)とある調節用孔(73)(83)が整合する。使用者は、整合した 固定用孔(23)(33)と調節用孔(73)(83)に固定具を挿入して、縦脚杆(71)(81)を脚 部材(2)(3)に固定する。固定具は、雌ネジ部材(51)と雄ネジ部材(52)とからなり 、雄ネジ部材(52)は調節用孔(73)(83)に挿入され、雄ネジ部材(52)のネジ山が形 成された部分は、固定用孔(23)(33)を通過して、雌ネジ部材(51)に形成されたネ ジ孔と螺合する。調節用孔(73)(83)の外側開口部には窪み部が形成されており、 雌ネジ部材(51)の端部に形成されたフランジ部が該窪み部に嵌められる。雄ネジ 部材(52)を締めると、脚部材(2)(3)の内側面が雄ネジ部材(52)のヘッド部に、縦 脚杆(71)(81)の外側面が雌ネジ部材(51)のフランジ部に押圧されて、縦脚杆(71) (81)が脚部材(2)(3)に固定される。
【0025】 なお、固定具(51)(52)は、上記のようなネジ止め手段である必要はなくボルト 止め手段等であってよい。埋込みナットを使用するならば、固定用孔(23)(33)の 内側面側、又は調節用孔(73)(83)の外側面側は閉じてもよい。 また、実施例と は反対に、図6に示すように、縦脚杆(71)に固定用孔(23)(33)を開設し、脚部材 (2)(3)に調節用孔(73)(83)を開設することも可能である。
【0026】 図7は、実施例の椅子を折り畳んだ状態の斜視図である。本考案に係る補助脚 (7)(8)は、前脚体(7)と後脚体(8)とで構成されているので、本図のように腰掛部 (1)の補助脚(7)(8)を装着した状態で折り畳むことができる。椅子の折り畳み作 業は、次の通りである。まず、図2及び図3に示す使用状態において、股ベルト (13)を分割し、座部(4)を座部支持杆(24)に固定しているロック手段(43)を解除 する。次に、トレイ(6)を後方へ回転させて後脚部材(3)と当接させる。座部(4) と前脚部材(2)は、リンク部材(45)によって繋がっており、該リンク部材(45)の 一端は座部(4)下面に、他端は前脚部材(2)の側面に固着されている。該リンク部 材(45)は、座部(4)をその前端が上方へ行くように回転させると、前脚部材(2)と 後脚部材(3)のなす角度が小さくなるように構成されている。従って、座部(4)の 前端を引き上げることにより、又は前脚部材(2)と後脚部材(3)とを近接させるこ とにより、図7に示すような折り畳み状態が得られる。なお、図2では、破線の 矢印により、前脚部材(2)、後脚部材(3)、座部(4)、及びトレイ(6)の移動方向を 示している。
【0027】 図8に、本考案の他の実施例を示す。図7(a)は、係止片(22)(32)を構成する 板材(25)(35)を、各脚部材(2)(3)ごとに設けた腰掛部(1)の斜視図である。前脚 側の両板材(25)を適当な連結部材で連結してもよい。後脚側の板材(35)も同様で ある。図7(b)は、接地板(21)(31)の代わりに、各脚部材(2)(3)の外側面に凸状 の係止片(22)(32)を設けた腰掛部(1)の斜視図である。削り出し等によって係止 片(22)(32)を脚部材(2)(3)と一体的に設けてもよい。この実施例では、係止片(2 2)(32)の下方に固定用孔(23)(33)配置しており、係止溝(72)(82)と調節用孔(73) (83)の配置は、図1に示した配置とは異なる(図示せず)。これらの実施例は、 第1接地板(21)(31)を具えた実施例と比べて、腰掛部(1)の軽量化、ひいては椅 子全体の軽量化が図れるという利点がある。
【0028】 上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案請求の 範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。特に、 本考案は、実施例で示した幼児用折り畳み椅子以外にも、種々の高さ調節可能な 補助脚付き椅子に適用することができる。又、本考案の各部構成は上記実施例に 限らず、実用新案請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であるこ とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る折り畳み椅子の分解斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る椅子の使用時における側面図であ
る。
【図3】本考案に係る椅子の使用時における正面図であ
る。
【図4】補助脚が装着された状態における第1接地板の
周辺を拡大した斜視図である。
【図5】補助脚が装着された状態における第1接地板の
係止片周辺の断面図である。
【図6】縦脚杆に固定用孔を、脚部材に調節用孔を設け
た本考案の実施例の斜視図である。
【図7】本考案に係る椅子を折り畳んだ状態の斜視図で
ある。
【図8】本考案に係る椅子の腰掛部の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 腰掛部 (2) 前脚部材 (3) 後脚部材 (4) 座部 (7) 前脚体 (8) 後脚体 (12) 背凭れ (21)(31) 第1接地板 (22)(32) 係止片 (23)(33) 固定用孔 (51) 雌ネジ部材 (52) 雄ネジ部材 (71)(81) 縦脚杆 (72)(82) 係止溝 (73)(83) 調整用孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背凭れ(12)、座部(4)、該座部(4)を夫々
    支持する一対の前脚部材(2)及び一対の後脚部材(3)を具
    えた腰掛部(1)と、該腰掛部(1)に脱着可能に取り付けた
    補助脚(7)(8)とから構成した高さ調整可能な補助脚付き
    椅子において、 補助脚(7)(8)は、夫々一対の縦脚杆(71)(81)を具えた前
    脚体(7)及び後脚体(8)によって構成され、 腰掛部(1)の前脚部材(2)及び後脚部材(3)の接地側には
    夫々側方へ外向きに突出した係止片(22)(32)を具えると
    共に、前脚体(7)及び後脚体(8)の各縦脚杆(71)(81)は、
    夫々内側に前記係止片(22)(32)が嵌まる略水平な係止溝
    (72)(82)を複数段に凹設して、腰掛部(1)の前記係止片
    (22)(32)を前脚体(7)及び後脚体(8)の1つの係止溝(72)
    (82)に係合せしめ、 腰掛部(1)の前脚部材(2)と後脚部材(3)、及び前、後脚
    体(7)(8)の各縦脚杆(71)(81)の一方には単一の固定用孔
    (23)(33)を、他方には複数の調節用孔(73)(83)を開設
    し、固定用孔(23)(33)及び対応している調節用孔(73)(8
    3)に固定具(51)(52)を貫通し、前脚部材(2)を前脚体(7)
    へ、後脚部材(3)を後脚体(8)へ固定している高さ調整可
    能な補助脚付き椅子。
  2. 【請求項2】 腰掛部(1)の前脚部材(2)及び後脚部材
    (3)は、夫々下端において接地板(21)(31)によって連結
    され、接地板(21)(31)の両端は、脚部材(2)(3)の外側方
    へ突出して係止片(22)(32)を構成している請求項1に記
    載の高さ調整可能な補助脚付き椅子。
  3. 【請求項3】 腰掛部(1)の後脚部材(3)は前脚部材(2)
    の側面に枢止されており、座部(4)は後部を後脚部材(3)
    へ枢止されると共に、座部(4)前部は前脚部材(2)へ上向
    き移動可能に支持されて、椅子は折り畳み可能に構成さ
    れている請求項1又は請求項2に記載の高さ調整可能な
    補助脚付き椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014110850A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 People Co Ltd 幼児用ハイチェア

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